JP2772199B2 - 含気密封包装体の含気量の測定方法及び測定装置 - Google Patents

含気密封包装体の含気量の測定方法及び測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、含気密封軟包装体の含
気量の測定方法及び測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、カレー、シチュー等の液状食品を
空気、不活性ガス等の気体と共にレトルトパウチに充填
密封し、次いで、該レトルトパウチを回転させながら、
加圧加熱殺菌処理する技術(以下、回転式レトルト殺菌
技術という)が注目されている。
【0003】本発明者等は回転式レトルト殺菌技術につ
いて研究を行った結果、該技術においては、レトルトパ
ウチの含気量を、所定範囲例えば2〜50容量%にする
ことが殺菌効率等の点で重要であり、また、多くのレト
ルトパウチを一度に処理する場合には、それぞれのレト
ルトパウチの含気量を上記所定範囲にするだけでなく、
レトルトパウチ相互間の含気率のバラツキをも一定の範
囲例えば設定含気量に対して−3〜+10%になるよう
にすることが、加熱殺菌ムラや過加熱に起因する品質劣
化を有効に防止する点及び加熱殺菌時間を短くする点で
極めて重要であることを知った。
【0004】ところが、レトルトパウチは、可撓性のフ
ィルムにより製造されたものであり、カップ、トレー等
の剛性或いは準剛性の容器と比較して含気量を調整する
ことが困難であるにもかかわらず、従来、レトルトパウ
チの含気量を測定する技術は見られなかったのである。
こうしたことが、上記した回転式レトルト殺菌技術が現
在に至るまであまり普及しないことの1つの大きな原因
であると思われる。本発明は、こうした現状に鑑みなさ
れたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、含気密封包
装体の含気量を測定する方法及び装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のものは、
充填物と気体とを有する含気密封包装体に冷却処理又は
加熱処理を施し、該処理と同時或いはその後に該含気密
封包装体表面の所定温度範囲の部分の面積を検知し、得
られた面積から含気密封包装体中の気体の容積を算出す
ることを特徴とする含気密封包装体の含気量の測定方法
にある。本発明の第2のものは、(a)充填物と気体と
を有する含気密封包装体に冷却処理又は加熱処理を施す
手段、(b)含気密封包装体表面の所定温度範囲の部分
の面積を検知する検知手段、(c)検知手段で得られた
面積から含気密封包装体中の気体の容積を算出する回
路、を有する含気密封包装体の含気量の測定装置にあ
る。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、充填物と気体とを有す
る含気密封包装体表面の所定温度範囲の部分の面積を検
知し、得られた面積から含気密封包装体中の気体の容積
を算出することができる。
【0008】以下、本発明の一実施例を図に基づいて詳
細に説明する。図1に示すように、含気密封包装体の含
気量の測定装置1は、例えばカレー、シチュー等の充填
物を空気、不活性ガス等の気体と共にレトルトパウチに
充填密封して得られた含気密封包装体を寝かせた状態で
搬送するコンベアー(搬送路)101を有する。コンベ
アー101は、含気密封包装体としてスタンディングパ
ウチのような上端部分と下端部分とで厚さの異なるもの
を搬送する場合には、寝かせた状態のスタンディングパ
ウチの上面がほぼ水平になるように、傾斜させることが
望ましい。また、スタンディングパウチ等が常に一定の
形状を保持させるようにすることが、各含気密封包装体
中の気体の位置をバラツキなく安定させ、含気密封包装
体中の気体の体積をより確実に測定し得る点で望まし
い。そうした手段としては、コンベアー101上に、理
想とするスタンディングパウチの底面の形状、側面の形
状を象った型枠(図示せず)を配置することが望まし
い。また、同様の理由から第1コンベアーの後述する検
出器までの任意の位置に、上方に加圧ローラ(図示せ
ず)を設けることもできる。該加圧ローラは回転軸が垂
直方向に移動可能に支持されていることが、加圧ローラ
の加圧によるレトルトパウチの破袋を有効に防止する上
で望ましい。また、上記加圧ローラに代えて、平板を上
下動させることにより寝かせた状態のレトルトパウチを
加圧する手段、あるいは凹状の加圧面を上下動させるこ
とにより寝かせた状態のレトルトパウチの外周部分を加
圧する手段を採用しても良いが、最後の手段がレトルト
パウチ中の気体を所定の位置に安定的に保持させる点で
最も望ましい。
【0009】上記コンベアー101の搬送路の途中に
は、冷風供給装置(冷却手段)103が配設されてい
る。これにより、含気密封包装体表面の該含気密封包装
体中の気体に接する部分(以下、含気密封包装体表面の
気体に接する部分という)と含気密封包装体表面の該含
気密封包装体中の充填物に接する部分(以下、含気密封
包装体表面の充填物に接する部分という)との温度差を
明瞭にすることができる。上記冷却手段の採用は、充填
物が炊き上げ直後のカレー、シチュー等の高温のもので
ある場合に、特に有効である。尚、冷却手段としては、
冷風供給装置の代わりに、冷水を含気密封包装体にシャ
ワー状又はスプレー状に振り注ぐ冷水供給装置、或い
は、含気密封包装体を冷水に浸漬する冷水槽等を採用す
ることもできる。また、冷却手段に代えて、加熱手段を
採用することもできる。加熱手段の採用は、充填物が低
温のものである場合に、特に有効である。該加熱手段と
しては、熱風を含気密封包装体に吹きつける熱風供給装
置、熱水を含気密封包装体にシャワー状又はスプレー状
に振り注ぐ熱水供給装置、或いは、含気密封包装体を熱
水に浸漬する熱水槽等がある。
【0010】上記コンベアー(搬送路)101の搬送路
途中の冷風供給装置103の近傍には、上方に、コンベ
アー101上の含気密封包装体Aから放射される赤外線
により含気密封包装体A表面の温度を検出する検出器2
11が配置されている。該検出器211は、得られた温
度情報を熱像データに変換する回路20、熱像データを
記憶する記憶部30、記憶部30の熱像データより含気
密封包装体表面の所定温度範囲の部分の面積を検知する
検知手段40、上記検知手段40により得た面積から含
気密封包装体内の気体の容積を算出する算出回路50及
び上記算出回路50により得られた値を表示する表示部
60に連接されている。
【0011】上述した構成の含気密封包装体の含気量の
測定装置1は、先ず、コンベアー101により含気密封
包装体Aを搬送する。該含気密封包装体Aが冷風供給装
置103の位置までくると、該含気密封包装体が冷風供
給装置103により冷却処理される。これにより、図2
に示す、含気密封包装体表面の気体aに接する部分Bと
含気密封包装体表面の充填物bに接する部分Cとの温度
差を明瞭にすることができる。上記冷風の条件として
は、−30〜30°Cが例示できる。上記冷却処理と同
時に又は直後に、上記検出器211がコンベアー101
上の含気密封包装体Aから放射される赤外線により含気
密封包装体A表面の温度を検出する。得られた温度情報
は、熱像データに変換する回路20により熱像データに
変換され、記憶部30に格納される。続いて、上記検知
手段40によって、上記熱像データを基に、上記含気密
封包装体表面の所定温度範囲の部分すなわち含気密封包
装体表面の気体に接する部分Bの面積が検知される
(尚、上記所定温度範囲は、具体的には、例えば充填物
の温度が70°Cの場合、30〜50°Cである)。続
いて、算出回路50により上記面積から含気密封包装体
中の気体の体積が算出される。含気密封包装体において
は、含気密封包装体表面の気体に接する部分の面積は、
含気密封包装体中の気体の体積と相関関係にある。従っ
て、上記相関関係を基づいて、上記含気密封包装体表面
の気体に接する部分の面積から上記含気密封包装体中の
気体の体積を算出することができる。尚、上記含気密封
包装体表面の気体に接する部分の面積と含気密封包装体
中の気体の体積とが具体的にどのような相関関係にある
かは、予め含気密封包装体中の気体の体積のみを種々変
化させ、含気密封包装体表面の気体に接する部分の面積
がどのように変化するかを調べることにより、容易に知
ることができる。次に、上記算出回路50により算出さ
れた値は、表示部60において表示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の含気密封包装体の含気量の測
定装置の説明図である。
【図2】含気密封包装体の断面図である。
【符号の説明】
1 含気密封包装体の含気量の測定装置 20 温度情報を熱像データに変換する回路 30 熱像データを記憶する記憶部 40 検知手段 50 算出回路 60 表示部 101 コンベアー 211 検出器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65B 55/04 B65B 55/04 E G01N 25/72 G01N 25/72 K (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 57/10 A23L 3/00 G01F 22/00 G01N 25/00,25/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充填物と気体とを有する含気密封包装体に
    冷却処理又は加熱処理を施し、該処理と同時或いはその
    後に該含気密封包装体表面の所定温度範囲の部分の面積
    を検知し、得られた面積から含気密封包装体中の気体の
    容積を算出することを特徴とする含気密封包装体の含気
    量の測定方法。
  2. 【請求項2】(a)充填物と気体とを有する含気密封包
    装体に冷却処理又は加熱処理を施す手段、 (b)含気密封包装体表面の所定温度範囲の部分の面積
    を検知する検知手段、 (c)検知手段で得られた面積から含気密封包装体の気
    体中の容積を算出する回路、を有する含気密封包装体の
    含気量の測定装置。
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