JP2758047B2 - 建築用水切り材 - Google Patents

建築用水切り材

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JP2758047B2 JP1304179A JP30417989A JP2758047B2 JP 2758047 B2 JP2758047 B2 JP 2758047B2 JP 1304179 A JP1304179 A JP 1304179A JP 30417989 A JP30417989 A JP 30417989A JP 2758047 B2 JP2758047 B2 JP 2758047B2
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明博 西山
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、建築産業の分野において防水材料として
利用される水切り材に関するものである。
[従来の技術] 建物には高度の防水性が要求されるため、いろいろな
部位に種々の防水構造が組み込まれている。例えば、特
開昭63−51547号公報には一階部屋ユニットの一階外壁
パネルと二階部屋ユニットの二階外壁パネルとの接続部
における防水構造が開示されている。ここでは柔軟な樹
脂製の防水シートが使用されている。防水シートはその
上端を二階部屋ユニットの構造体の下部と二階外壁パネ
ルの下部との間に挟み込んで固定されており、防水シー
トの下部は二階外壁パネルの下端と一階外壁パネルの上
端との間を通って一階外壁パネルの表側に引き出され、
一階外壁パネルの上部に接合されている。この防水シー
トによって、降りかかる雨や二階外壁パネルの表面を伝
わってきた雨水等が二階外壁パネルあるいは一階外壁パ
ネルの内側に侵入するのを防止している。
[発明が解決しようとする課題] 上記先行技術の例のように、防水シート下部に対する
接合相手が外壁パネルのような場合には、外壁パネルに
おける防水シートに対する被接合面が平面であるので、
施工が極めて容易にでき、何等問題を生ずることはなか
った。
しかしながら、防水シートの使用場所によっては施工
上具合の悪い場合があった。例えば、防水シート下部の
接合相手が床近傍に設けられた部材(以下、被接合部材
という。)であって、しかも、この被接合部材の近傍
に、床から何らかの他の部材(以下、障害物という。)
が突出している場合である。このような場合、上記障害
物の近傍では防水シートの下部を上記被接合部材に接合
することができなかった。かといって、防水シートの下
部を障害物に接合しようとしても、凹凸のある障害物の
上に防水シートを被覆するには無理があった。したがっ
て、この部分の防水性に若干不安を残すこととなった。
この発明は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、複雑な形状の部
分において使用しても充分な防水性を発揮し得る建築用
水切り材を提供しようとするところにある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するためになされたもの
で、その要旨は、(ア)樹脂で形成され柔軟性と自己保
形性を併有し、端部がその長手方向には直線上に沿わな
いように変形されている本体部と、(ロ)樹脂で形成さ
れ上記本体部よりも更に柔軟性に富み、上記本体部の端
部に沿って接合されており、本体部から離間する側の縁
部にファスナーの一部を構成する雌雄いずれか一方の嵌
合部が形成されている接続片、とを具備することを特徴
とする建築用水切り材にある。
[作用] 水切り材の本体部の形状は使用する場所や障害物を回
避するに即した形状に変形され、端部はその長手方向に
は直線上に沿わないように変形されている。本体部は柔
軟性と自己保形性を併有するので、外力を加えて本体部
を自由に変形せしめることができるとともに、その外力
を取り除いて原形に復元せしめることもできる。したが
って、水切り材の接続片の嵌合部をその嵌合相手に嵌合
する場合には、本体部の端部を直線状に変形させれば、
嵌合作業を容易に行うことができる。嵌合後に外力を取
り去れば本体部は原形に戻り、外観もきれいに仕上が
る。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図から第8図までの
図面に基づいて説明する。
第5図はユニット住宅の平面配置図であり、二階部屋
ユニット10,20からバルコニーユニット30が外側に張り
出して設けられている。この実施例において、水切り材
は部屋ユニット10,20とバルコニーユニット30が集合す
る部位(第5図においてA部)で用いられている。
第1図に示すように、部屋ユニット10においてA部に
位置する隅部下方には水切り材40がバルコニー側に面し
て取り付けられている。
水切り材40は本体部41と接続片42とからなっている。
本体部41は塩化ビニル樹脂で形成されており、平板部41
aとその下方隅部に位置しバルコニー側に角形に突出す
る突出部41bとを有している。突出部41bは、前記A部に
おいてバルコニーユニット30の床から上方に出っ張る障
害物(図示せず。)を覆い隠すに必要な形状、大きさに
なっている。本体部41は柔軟性と自己保形性を併有して
いる。つまり、本体部41は外力を加えない限り上記形状
(原形)を保持するが、必要に応じて外力を加えると本
体部41を自由に変形させることができる。そして変形さ
せた後、その外力を取り去ると本体部41は再び原形に復
元する。接続片42も柔軟な塩化ビニル樹脂で形成されて
いるが、その柔軟性は上記本体部41のそれよりも富んで
いる。接続片42は長手方向に延びる一端部を、本体部41
の突出部41bの縁部とこれに連なる平板部41aの縁部に溶
着されている。又、第2図に示すように、接続片42の長
手方向に延びる他縁側の縁部にはその全長に亙って雄形
の嵌合部42aが形成されている。
上記水切り材40は、その平板部41を部屋ユニット10の
構造体11を構成する隅部柱部材12、下部梁部材13、コー
ナースタッド14のバルコニー側を向く面に、両面接着テ
ープを介して接合され固定されている。その取り付け状
態において、水切り材40の下縁は下部梁部材13の下縁よ
りも上方に位置し、接続片42及びこれに連なる本体部41
の端部は柱部材12よりも部屋ユニット20に接近する方向
に突出する。
又、第3図に示すように、部屋ユニット20においてA
部に位置する隅部下方には水切り材50がバルコニー側に
面して取り付けられている。水切り材50は、上記水切り
材40と左右対称形をなし、水切り材40における接続片42
の雄形嵌合部42aに相当する部位が、嵌合部42aと嵌合す
る雌形の嵌合部52aとなっている点を除き、水切り材40
と同一構造をなしており、部屋ユニット20の構造体21へ
の取り付け状態も水切り材40の場合と左右対称をなす点
を除き同様になっている。そこで、第3図、第4図、及
び第6図における水切り材50については、水切り材40と
同一態様部分に一位の数字を同一にした50番台の符号を
付し、又、部屋ユニット20の構造体21については部屋ユ
ニット10の構造体11と同一態様部分に一位の数字を同一
にした20番台の符号を付して、これらの構成に関する説
明は省略する。
次に、前記A部を中心にその組み立て手順を簡単に説
明する。
初めに、予め水切り材40,50が取り付けられた各二階
部屋ユニット10,20の構造体11,21を所定位置に設置す
る。そして、水切り材40の雄形の嵌合部42aを水切り材5
0の雌形の嵌合部52aに嵌合させる。上記各嵌合部42a,52
aはその長手方向の途中において二回直角に屈曲してい
るが、前述したように水切り材40,50の本体部41,51は極
めて柔軟性に富んでいるので、上記屈曲部を真っすぐに
伸ばすことによって支障なく嵌合させることができる。
そして、嵌合後、本体部41,51はその自己保形性により
角形の原形に復元する。第6図はこの状態を示したもの
である。
次に、バルコニーユニット30を上記二階部屋ユニット
10,20の構造体11,21の側部下方から持ち上げていき、A
部においてバルコニーユニット30の床から突き出る障害
物(図示せず。)を上記水切り材40,50の突出部41b,51b
の内部に収容せしめ、バルコニーユニット30を所定位置
に固定する。
次に、上記二階部屋ユニット10,20の構造体11,21に、
水切り材40,50の平板部41a,51aの上から、それぞれ外壁
パネル60を取り付ける(第7図参照)。外壁パネル60の
下縁部の裏面には予め水切り板61と水切りシート62が取
り付けられている。水切り板61はその水切り部61aを外
壁パネル60の下方においてバルコニーユニット30に接近
するように突出させている。又、水切りシート62は水切
り板61の裏面側に配置されており、その下端62aを外壁
パネル60の底部より下方に所定寸法だけ延ばしている。
水切りシート62の側方端部62bは外壁パネル60の側縁よ
りも外側に延びており、側方端部62bの縁部にはファス
ナーの一部を構成する雄形あるいは雌形の嵌合部が形成
されている。この側方端部62bは外壁パネル60を取り付
ける際に隣の外壁パネル60との間に生ずる隙間からバル
コニーユニット30の側に引き出しておく。そして、上記
水切り材62の下端62aをバルコニーユニット30の外壁パ
ネル32の表面に両面接着テープ等の適宜手段により接合
するとともに、水切り材62の側方端部62bを水切り材40,
50の突出部41b,51bの上に広げる。更に、両側方端部62b
の嵌合部を互いに嵌合させて接続する。第7図はこの状
態を示すものである。
次に、両水切りシート62の側方端部62bの余分な部分
を両外壁パネル60,60の間の隙間に押し込む。そして、
第8図に示すように、水切り材40,50の突出部41b,51bに
相当する部位に樹脂製のカバー33を取り付け、各水切り
板61の水切り部61aに水切りカバー63を取り付け、両外
壁パネル60,60の間の隙間に樹脂製のシーリング材64を
挟装する。尚、第7図、第8図においては、二階部屋ユ
ニット10,20の構造体11,21を省略している。
このように、バルコニーユニット30の床部材31から上
方に突出する障害物には、その上から水切り材40,50が
被さっているので、この障害物に雨等が直接降りかかる
ことはない。更に、この水切り材40,50の上には水切り
シート61が被さり、更にその上にカバー33が被さってい
て、A部が二重、三重の防水構造となっているので、防
水性は極めて高くなる。
この発明は上述実施例に制約されず種々の態様が採用
可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、水切り材の
本体部の形状を防水したい部分の形状に対応して形成し
ても、本体部が柔軟性と自己保形性を併有しているの
で、接続片の嵌合部を嵌合相手に嵌合させることができ
る。したがって、複雑な形状をなす部分を防水する場合
に極めて都合がよいという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図までの図面はこの発明の一実施例を示
すものであり、第1図及び第3図はそれぞれ水切り材を
部屋ユニットの構造体に取り付けた状態を示す外観斜視
図、第2図及び第4図はそれぞれ水切り材の嵌合部を中
心とする拡大断面図、第5図はユニット住宅の平面配置
図、第6図は隣接する二つの水切り材の接続状態を示す
外観斜視図、第7図、第8図はその接続部の仕上げ途中
を示す外観斜視図である。 40,50……水切り材、 41,51……本体部、42,52……接続片、 42a,52a……嵌合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−40037 (JP,A) 実願 昭63−21879号(実開 平1− 126405号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭56−58477号(実開 昭57− 171008号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(ア)樹脂で形成され柔軟性と自己保形性
    を併有し、端部がその長手方向には直線上に沿わないよ
    うに変形されている本体部と、(ロ)樹脂で形成され上
    記本体部よりも更に柔軟性に富み、上記本体部の端部に
    沿って接合されており、本体部から離間する側の縁部に
    ファスナーの一部を構成する雌雄いずれか一方の嵌合部
    が形成されている接続片、とを具備することを特徴とす
    る建築用水切り材。
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