JP2749597B2 - 成形金型及び工具用高強度アルミニウム合金 - Google Patents

成形金型及び工具用高強度アルミニウム合金

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチック、ゴム等の成形金型及び工具
用材料として、好適な高強度アルミニウム合金に関す
る。
〔従来の技術〕
プラスチック、ゴム等の成形金型用材料として、従来
は、鋼製のものが中心であったが、鋼製の金型は、重
く、加工に手間がかかるうえに錆びやすい等の欠点があ
った。そのため、最近アルミニウム合金(特に7000系合
金、例えば7075、7N01合金等)製の金型が使用されるよ
うになってきた。
アルミニウム合金製金型は、次のような特徴を有す
る。
熱伝導が良く、ショットサイクルが早くなり、生産性
が良い。
加工し易く、型彫り時間が短縮できる。
鋼製に比べ、重量が約1/3と軽く、着脱、保守が容易
で、超大型の製造が可能である。
型発泡成形、中空成形、真空成形、回転成形等におい
ては、鋼製同様の寿命がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のアルミニウム合金(7000系合
金、例えば7075、7N01合金等)では、射出成形における
金型の寿命は、製品形状や樹脂材料にもよるが、2万個
〜5万個が限度で、鋼製の1/10〜1/20の寿命であった。
特に7N01合金の場合は強度が比較的低いため、金型寿命
が劣った。又、従来のアルミニウム合金は、150℃程度
で強度、硬さが極端に低下するため高温における使用は
不適で、用途が限定されていた。しかし、7075合金等を
使用した場合、切削性が良いので鋼に比べて1/3程度の
加工時間ですみ、納期が短縮できた。これらの特性か
ら、射出成形においては、従来のアルミニウム合金製金
型は、少量生産品とか、試作品においてのみしか使用さ
れず、大量生産品の成形金型は鋼製に限られていた。
又、従来のアルミニウム合金(例えば7075等)は、溶接
した際、割れが発生し易いため、成形金型の補修溶液は
非常に難しいものであった。
本発明の目的は、プラスチック、ゴム等の型発泡成
形、中空成形、真空成形、回転成形等においては勿論、
射出成形用金型においても鋼製に匹敵する寿命を有し、
しかも、耐熱性、切削性、溶接性が優れた、金型用材料
として好適な高強度アルミニウム合金を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明者らは、上記したような従来のアルミニウム合
金(特に7000系合金、例えば7075、7N01合金等)製金型
の欠点を改善すべく鋭意研究を重ねた結果、Al−Zn−Mg
−Cu系合金に、各種の微量添加元素をコントロールして
添加することによって、射出成形用金型においても寿命
が、鋼製と同等で、しかも、耐熱性、切削性、溶接性等
の諸性質が従来のAl合金以上の、高強度アルミニウム合
金を見出した。本発明は、この知見に基づいてなされた
ものである。
すなわち、請求項1の発明は、Zn5.0〜8.0%、Mg2.0
〜3.5%、Cu0.50〜2.5%、Ni0.05〜1.2%、希土類元素
またはミッシュメタル0.05〜1.0%、Fe0.20〜0.45%、S
i0.05〜0.15%で且つFe+Si>0.25%、Fe/Si>3(以上
重量%)を必須成分として含有し、残部がAlと不可避不
純物からなることを特徴とする成形金型及び工具用アル
ミニウム合金であり、請求項2の発明は、Zn5.0〜8.0
%、Mg2.0〜3.5%、Cu0.50〜2.5%、Ni0.05〜1.2%、希
土類元素またはミッシュメタル0.05〜1.0%、Fe0.20〜
0.45%、Si0.05〜0.15%で且つFe+Si>0.25%、Fe/Si
>3を必須成分として含有し、さらに、Ti0.001〜0.1
%、B0.0001〜0.01%、Zr0.05〜0.25%、V0.03〜0.15%
(以上重量%)のうち1種以上を含有し、残部がAlと不
可避不純物からなることを特徴とする成形金型及び工具
用高強度アルミニウム合金であり、請求項3の発明は、
Zn5.0〜8.0%、Mg2.0〜3.5%、Cu0.50〜2.5%、Ni0.05
〜1.2%、希土類元素またはミッシュメタル0.05〜1.0
%、Fe0.20〜0.45%、Si0.05〜0.15%で且つFe+Si>0.
25%、Fe/Si>3を必須成分として含有し、さらに、Pb
とBi、PbとSn、または、PbとBiとSnを合計で0.5〜2.5%
(以上重量%)含有してなり、残部がAlと不可避不純物
からなることを特徴とする成形金型及び工具用アルミニ
ウム合金であり、請求項4の発明は、Zn5.0〜8.0%、Mg
2.0〜3.5%、Cu0.50〜2.5%、Ni0.05〜1.2%、希土類元
素またはミッシュメタル0.05〜1.0%、Fe0.20〜0.45
%、Si0.05〜0.15%で且つFe+Si>0.25%、Fe/Si>3
を必須成分として含有し、さらに、Ti0.001〜0.1%、B
0.0001〜0.01%、Zr0.05〜0.25%、V0.03〜0.15%のう
ち1種以上、及びPbとBi、PbとSn、または、PbとBiとSn
を合計で0.5〜2.5%(以上重量%)を含有し、残部がAl
と不可避不純物からなることを特徴とする成形金型及び
工具用高強度アルミニウム合金である。
本発明の成形金型用アルミニウム合金に含有させる各
成分の作用と含有量の限定理由は、次のごとくである。
請求項1の発明において、Znの含有量は5.0〜8.0%
(%は重量%,以下同じ)とする。Znは強度強化要素と
して作用し、5.0%未満では充分な強度が得られず、8.0
%を越えると、靱性が低下し、応力腐食割れ、溶接割れ
が起こり易くなる。
Mgの含有量は2.0〜3.5%とする。Mgは強度強化要素と
して作用し、2.0%未満では充分な強度が得られず、3.5
%を越えると応力腐食割れが起こり易くなると共に、熱
間加工性が低下し、加工割れが生じやすくなる。
Cuの含有量は0.50〜2.5%とする。CuもZn、Mgと同様
に強度強化要素として作用し、0.50%未満では強度が得
られず、2.5%を越えると切削仕上げ面や靱性が低下す
る。
Niの含有量は0.05〜1.2%とする。Niは高温強度強化
要素として作用し、耐熱性を向上させ、0.05%未満では
効果がなく、1.2%を越えると切削性が低下する。
希土類元素またはミッシュメタルは0.05〜1.0%とす
る。希土類元素またはミッシュメタルは合金の切削性を
大幅に改善するもので、0.05%未満では効果が小さく、
1.0%を越えると前記効果が飽和し、逆に切削時の工具
摩耗を増大させる。尚、希土類元素としては、La、Ce、
Pr、Nd、Sm等、又、ミッシュメタルとしては、Ce、Laを
主成分とする合金で、通常Ce45〜50%、La20〜40%、残
部その他の希土類元素(Nd、Sm、Pr等)からなり、希土
類元素、ミッシュメタル何れも同等の効果を示すも、希
土類元素は高価であり、ミッシュメタルとして添加した
方が経済的に有利である。
Feは0.20〜0.45%、Siは0.05〜0.15%で且つFe+Si>
0.25%、Fe/Si>3とする。Fe及びSiは、強度と切削性
を向上させるも、下限未満では効果が少なく、上限を越
えると工具寿命が短くなり、切削仕上げ面も低下する。
又、Fe、Siは溶接割れを改善する効果があるが、Fe+Si
<0.25%、Fe/Si<3では効果がない。
請求項2の発明は、請求項1の発明合金にさらに、T
i、B、Zr、Vから選ばれた1種以上を含有させるもの
であるが、これにより、上記合金の溶接性をさらに改善
させたり、強度やその他の性能をさらに向上させること
ができる。
この場合、Tiは0.001〜0.1%とする。Tiは結晶粒微細
化効果要素で溶接割れを改善し、0.001%未満では効果
が無く、0.1%を越えるとAlと化合物を作って切削仕上
げ面や靱性を低下させる。
Bの含有量は0.0001〜0.01%とする。BはTiと共に結
晶粒微細化に作用し、溶接割れを防止する。0.0001%未
満では効果が無く、0.01を越えると切削仕上げ面や靱性
を低下させる。
Zrの含有量は0.05〜0.25%とする。Zrは溶接割れ改善
要素として作用し、0.05%未満では効果が少なく、0.25
%を越えると巨大晶出物が生成するので好ましくない。
Vの含有量は0.03〜0.15%とする。VはCuと共存して
サブグレイン組織の形成に寄与し応力腐食性改善要素及
び溶接割れ改善要素として作用する。0.03%未満では効
果が無く、0.15%を越えると巨大晶出物が生成し、靱性
を劣化させるので好ましくない。
請求項3の発明は、上記請求項1の発明合金にさら
に、PbとBi、PbとSn、または、PbとBiとSnを含有させる
ものであるが、これにより請求項1の発明合金の切削性
をさらに向上させることができる。
この場合、PbとBi、PbとSn、またはPbとBiとSnを合計
で0.5〜2.5%とする。0.5%未満では、前記の効果が少
なく、2.5%を越える粗大な化合物を作り、加工性を劣
化させる。
請求項4の発明は、前記請求項2の発明合金にさら
に、PbとBi、PbとSn、または、PbとBiとSnを含有させる
ものであるが、これにより請求項2の発明合金の切削性
をさらに向上させることができる。
この場合、PbとBi、PbとSn、または、PbとBiとSnを合
計で0.5〜2.5%とする。0.5%未満では、前記の効果が
少なく、2.5%を越える粗大な化合物を作り、加工性を
劣化させる。
本発明合金の製造方法としては、従来の金型等に用い
られるアルミニウム合金と同様の方法により製造できる
ものである。例えば通常の溶解法により棒状または板状
の鋳塊とし、これに均質化処理を施した後、熱間圧延も
しくは押出しにより、所望の形状、寸法にした後、通常
の温度、条件により溶体化処理、焼入処理、時効処理を
行なうものである。そしてこの材料に切削、溶接などの
必要な加工を施して金型等の製品とするものである。尚
本発明合金は鍛造加工、冷間加工など通常の加工は可能
である。
本発明は上記したようにAl−Zn−Mg−Cu系合金にNi、
希土類元素またはミッシュメタル、Fe、Siなどを添加し
て、常温強度および高温強度を向上せしめると共に切削
性を改善したものを請求項1の合金とし、これにTi、
B、Zr、Vなどのいずれか1種以上の元素を添加するこ
とにより、結晶粒の微細化を図り溶接割れを防止した他
耐食性、応力腐食性を改善して請求項2の合金とし、ま
た請求項1の合金にPb、Bi、Snなどを添加することによ
りさらに切削性を高めて請求項3の合金とし、さらに請
求項2の合金に上記のPbとBi、Snなどを添加して合金の
切削性をさらに向上せしめて請求項4の合金としたもの
である。したがって本発明合金は上記の常温強度、高温
強度、切削性、溶接性、耐食性などの諸特性が要求され
る金型や工具の他、溶接構造材料、その他の構造材とし
て適用できる。Tiは材料特性にあまり悪影響がなく結晶
粒微細化の効果があるため、JIS規格の不純物範囲であ
る0.05%程度までは含んでも良い。BはTiと共に添加さ
れることで結晶粒微細化に作用し、溶解割れを防止する
効果があるが、切削性を低下させるため通常その添加量
は0.01%程度までとされる。Zr、Cr、V等は共に溶解割
れ性を改善するために添加される元素であるが、Zrはこ
れらの元素のうちで最も結晶粒微細化効果が大きいた
め。0.25%程度までの添加が許容される。Cr、Vは0.15
%程度まで添加されることが多いが、この範囲の添加な
らば巨大晶出物が生成し靭性や切削性の低下に影響が少
ない。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例について説明する。
実施例1 第1表、第2表に示す成分組織の溶湯を調整し、通常
の溶解法により、それぞれ219φの棒状鋳塊に鋳造する
ことによって、本発明アルミニウム合金No.1〜14、17〜
22、54〜59、比較アルミニウム合金No.29〜31、37〜4
3、46〜48、60〜62、及び従来アルミニウム合金(JIS
7075合金、7N01合金相当)を製造した。尚、表に記す比
較アルミニウム合金は、いずれも組成成分のうちのいず
れかの成分(第1、2表中に※印を付して表示)が本発
明合金の範囲から外れた組成のものである。
次いで、この棒状鋳塊を450〜480℃で12時間均質化処
理した後、370〜420℃で22mmφの丸棒及び5mm厚さ×100
mm幅の平角板に押出し、次に470〜490℃で溶体化処理を
行なった後、約入処理を行なった。その後、7日間室温
に放置した後、120℃で24時間人工時効を行なった。
このようにして製造した材料について、常温における
引張試験、150℃における高温引張試験、切削試験、溶
接割れ試験等を行なった結果を第3表、第4表に記し
た。
〔試験方法〕
(1)常温における引張試験 (a)試験片 :JIS Z 2201の4号試験片 (b)試験方法 :アムスラー万能試験機 (c)測定値 :引張強さ、耐力、伸び (2)高温(150℃)における引張試験 (a)試験片 :JIS G 0567の高温引張試験片 (b)試験方法 :JIS G 0567高温引張試験に基
づく (c)測定値 :引張強さ、耐力、伸び (3)切削試験 (a)切削条件 試料寸法 :22mmφ丸棒 設備 :NC旋盤 切削工具 :スローアウェイチップ 三菱
HTi10DNPR431 周速 :100mm/min 送り :0.04mm/rev 切り込み量:1mm 潤滑油 :使用せず (b)切粉処理性 切粉100個当たりの重量(g/100個)を測定
し、次の基準で判定する。
◎…2g/100以下 ○…2以上4g/100個未満 △…4以上6g/100個未満 ×…6g/100以上 (c)切削仕上げ面 切削仕上げ面の粗大粗さRmax(μm)を測
定し、次の基準で判定する。
◎…10μm未満 ○…10μm以上15μm未満 △…15μm以上20μm未満 ×…20μm以上 (4)溶接割れ試験 (a)試験片 :第2図に示す、フィッシュボ
ーン形試験片 (b)溶接条件 溶接方法 :TIG 溶接電流 :140A 溶接速度 :25〜30cm/min アルゴン流量:10/min 電極 :純タングステン、3.2mmφ (c)割れ評価 割れ率(%)を求め、次の基準で判定す
る。
◎…5%未満 ○…5%以上10%未満 △…10%以上30%未満 ×…30%以上 第3表、第4表の結果から明らかなように本発明に係
わる成形金型用アルミニウム合金は比較材、従来材料に
比べて、常温における引張性能、高温における引張性
能、切削性、溶接性の何れかにおいても優れている。こ
れに対して比較材料は本発明の合金組成範囲を外れるた
め(※印)、切粉処理性、切削仕上および耐溶接割れ性
のいずれかまたはいずれも本発明合金より劣ることが認
められた。またNo.52、No.53の従来合金も上記の特性お
よび引張特性が悪いことが明らかである。
実施例2 次に、本発明合金と、従来多く使用されていた鋼(S5
5C)及び従来アルミニウム合金(7075)の成形金型の寿
命について試験した。その結果を第5表に示す。
〔試験方法〕
(1)金型材料 本発明合金:No.15の成分の材料(T651処理材) 鋼 :S55C 従来アルミニウム合金:7075−T6517N01−T6 (2)金型形状 :第2図および第3図の形状 (電気部品 射出成形用金型) (3)樹脂材 :PP樹脂 (4)射出条件 設備 :東芝IS70E(75ton)射出成形機 樹脂温度:280℃ 金型温度:60℃ 射出速度:10〜40% 射出圧力:20〜35kgf/cm2 (5)金型寿命 :使用不可能になるまでのショット回
第5表のごとく、本発明合金製の成形金型の寿命は、
従来のアルミニウム合金(7075、7N01合金)より遥かに
優れ、鋼(S55C)に匹敵する寿命を示した。
〔発明の効果〕
本発明の合金は、上述したところから既に理解しうる
ように、プラスチック、ゴム等の成形金型用材料として
は、従来のアルミニウム合金よりは、強度、高温特性、
切削性、及び溶接性が優れ、金型の寿命も飛躍的に改善
され、鋼に匹敵するものである。本発明合金は押出加工
によるばかりでなく、圧延、鍛造等によっても製造でき
る。尚、本発明合金は溶接構造用材料や、治工具類にも
使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフィッシュボーン形割れ試験片の平面図、第2
図および第3図はPP樹脂製電気部品の射出成形用金型を
示す斜視図である。 1a……固定側プラ型、1b……可動側プラ型、2……固定
板、3……ガイドピン、4……ガイド穴、5……リター
ンピン穴、6……リターンピン、7……モールドベー
ス、12……フィッシュボーン形割れ試験片、12a……溶
接ビード、12b溶接割れ、12c……割れ長さ、12d……溶
接方向。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Zn5.0〜8.0%、Mg2.0〜3.5%、Cu0.50〜2.
    5%、Ni0.05〜1.2%、希土類元素またはミッシュメタル
    0.05〜1.0%、Fe0.20〜0.45%、Si0.05〜0.15%で且つF
    e+Si>0.25%、Fe/Si>3(以上重量%)を必須成分と
    して含有し、残部がAlと不可避不純物からなることを特
    徴とする成形金型及び工具用高強度アルミニウム合金。
  2. 【請求項2】Zn5.0〜8.0%、Mg2.0〜3.5%、Cu0.50〜2.
    5%、Ni0.05〜1.2%、希土類元素またはミッシュメタル
    0.05〜1.0%、Fe0.20〜0.45%、Si0.05〜0.15%で且つF
    e+Si>0.25%、Fe/Si>3を必須成分として含有し、さ
    らに、Ti0.001〜0.1%、B0.0001〜0.01%、Zr0.05〜0.2
    5%、V0.03〜0.15%(以上重量%)のうち1種以上を含
    有し、残部がAlと不可避不純物からなることを特徴とす
    る成形金型及び工具用高強度アルミニウム合金。
  3. 【請求項3】Zn5.0〜8.0%、Mg2.0〜3.5%、Cu0.50〜2.
    5%、Ni0.05〜1.2%、希土類元素またはミッシュメタル
    0.05〜1.0%、Fe0.20〜0.45%、Si0.05〜0.15%で且つF
    e+Si>0.25%、Fe/Si>3を必須成分として含有し、さ
    らに、PbとBi、PbとSn、または、PbとBiとSnを合計で0.
    5〜2.5%(以上重量%)含有してなり、残部がAlと不可
    避不純物からなることを特徴とする成形金型及び工具用
    高強度アルミニウム合金。
  4. 【請求項4】Zn5.0〜8.0%、Mg2.0〜3.5%、Cu0.50〜2.
    5%、Ni0.05〜1.2%、希土類元素またはミッシュメタル
    0.05〜1.0%、Fe0.20〜0.45%、Si0.05〜0.15%で且つF
    e+Si>0.25%、Fe/Si>3を必須成分として含有し、さ
    らに、Ti0.001〜0.1%、B0.0001〜0.01%、Zr0.05〜0.2
    5%、V0.03〜0.15%(以上重量%)のうち1種以上、及
    びPbとBi、PbとSn、または、PbとBiとSnを合計で0.5〜
    2.5%(以上重量%)を含有し、残部がAlと不可避不純
    物からなることを特徴とする成形金型及び工具用高強度
    アルミニウム合金。
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