JP2743065B2 - ラッチ機構 - Google Patents

ラッチ機構

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JP2743065B2
JP2743065B2 JP14830096A JP14830096A JP2743065B2 JP 2743065 B2 JP2743065 B2 JP 2743065B2 JP 14830096 A JP14830096 A JP 14830096A JP 14830096 A JP14830096 A JP 14830096A JP 2743065 B2 JP2743065 B2 JP 2743065B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種本体物に対し
て、その付属物を係脱自在に係止するためのラッチ機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、本体物の典型である照明器具本
体に対して、その付属物であるランプセードを係止する
ような場合に、従来では図34、35から示唆される通
り、照明器具本体(1)のセード支持アーム(2)に、
スタッドボルト(3)を植立一体化させる一方、ランプ
セード(4)の係止爪(5)に上記支持アーム(2)を
レールとして進退作用するスライドカバー(6)を取付
け固定している。
【0003】そして、そのスライドカバー(6)に開口
形成されたスタッドボルト受け入れ用の進退ガイド長孔
(7)に沿って、上記係止爪(5)を進退操作すると共
に、上記スタッドボルト(3)にキャップナット(8)
を締付け固定するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これでは上
記キャップナット(8)を締付けたり、逆に緩めたりす
る必要があり、その際セード支持アーム(2)から係止
爪(5)の抜け出すおそれもあるため、ランプセード
(4)の係脱作業上非常に煩わしい。
【0005】又、上記キャップナット(8)を強固に締
め上げなかったり、使用中の振動や衝撃などを受けたり
すると、上記係止爪(5)が位置ズレ遊動して、ランプ
セード(4)の落下する危険性があり、それだからと言
って上記スタッドボルト(3)とキャップナット(8)
の設置個数を増すと、ランプセード(4)の係脱作業が
ますます煩雑化する結果となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の抜本的な解決を企図しており、そのための汎用性に富
むラッチ機構として、本体物の一部をなす断面倒立U字
型に造形された付属物支持レールと、その支持レールの
内部に基端部が取付けられることにより、残る自由先端
部からの常時押し上げ付勢状態に保たれた板バネと、同
じく支持レールの先端部へ本体物の付属物を係脱自在に
係止する可動爪とを備え、
【0007】上記可動爪を付属物支持レールへの挟持可
能な二叉フオーク型に造形して、その中途部には連結ブ
ロックを一体的に介在させ、同じく基端部には枢支ピン
を貫通横断させる一方、上記付属物支持レールの先端部
にはその可動爪の連結ブロックを受け止める爪受け止め
切欠と、同じく先端部付近には上記可動爪の枢支ピンを
前後方向へ進退させる向かい合う一対の進退ガイド長孔
並びに上記板バネの自由先端部を上方へ導出させるバネ
導出孔とを対応形成すると共に、そのバネ導出孔から導
出された板バネの自由先端部を押し下げ用操作レバーと
し、同じく板バネの中途部から上記可動爪の枢支ピンを
遮断する向かい合う一対のカム片を垂立させて、
【0008】上記可動爪を付属物支持レールの進退ガイ
ド長孔に沿って後方へ押し込み操作した時には、その板
バネのカム片を押し下げ通過した枢支ピンと、上記支持
レールの爪受け止め切欠内に受け止められた連結ブロッ
クとの2個所において回動不能に保持された可動爪によ
り、上記支持レールの先端部へ本体物の付属物を係止状
態に施錠でき、その状態から上記板バネの操作レバーを
押し下げて、同じく可動爪を上記支持レールの進退ガイ
ド長孔に沿い前方へ引き出し操作した時には、その支持
レールの爪受け止め切欠から上記連結ブロックが離脱し
て、その枢支ピンの廻りに回動作用する可動爪により、
上記支持レールに対する付属物の係止状態を解除できる
ように関係設定したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の具体
的構成を詳述すると、その図1〜28は従来技術との比
較説明上、照明器具に適用した本発明のラッチ機構
(A)を例示しており、(10)は本体物としての照明
器具本体、(11)はその付属物としてのランプセード
であって、これを照明器具本体(10)へ係脱自在に係
止するために、そのラッチ機構(A)が使われている。
【0010】上記照明器具本体(10)は図1、2のよ
うに、直径が大小相違する金属製の円形受皿板(12)
(13)から複数の小ネジ(14)を介して、同芯積層
状態に固着一体化されている。(15)はその中心部へ
やはり小ネジ(16)により取付け固定されたローゼッ
ト用取付板、(17)はその周辺部に点在分布する3個
づつの1組として、上記照明器具本体(10)の下面に
取付けられたランプホルダーであり、その3個づつの1
組によってリング状の蛍光ランプ(18)を受け止め係
留している。(19)はその安定器、(20)は端子
台、(21)はグローランプを示している。
【0011】他方、上記ランプセード(11)は乳白色
などのアクリル樹脂から図2、3のように、照明器具本
体(10)よりも径大な円錐受皿型に弯曲形成されてお
り、これによって上記蛍光ランプ(18)を下方から全
体的に被包する。(22)はそのランプセード(11)
の開口上縁部へ被着された合成樹脂製の保護モールであ
り、断面コ字型を呈している。(23)は同じくランプ
セード(11)の円錐胴面に嵌め付けられた化粧モール
であるが、これは合成樹脂からOリング型に造形されて
いる。
【0012】その場合、図4、5の変形例から明白なよ
うに、上記ランプセード(11)と同じアクリル樹脂か
ら平板形態に作成した補強リング(24)を、そのラン
プセード(11)の開口上縁部へ上方から接着又は溶着
一体化して、その両者に上記保護モール(22)を被着
させることにより、上記ランプセード(11)が歪みや
撓みなどの不正変形を生じない状態に保つことが、好適
である。
【0013】(25)(26)は上記照明器具本体(1
0)の一部をなす第1、2セード支持レールの隣り合う
2個一対づつであって、その2種は図6〜8と図9〜1
1との対比から明白なように、何れも金属板から同じ断
面倒立U字型に作成されており、照明器具本体(10)
の下面へ各々複数の小ネジ(27)によって、全体的な
放射対称配置型に取付け固定されている。しかも、その
第1、2セード支持レール(25)(26)は何れも図
1、2のように、上記照明器具本体(10)の周縁部か
ら一定長さだけ横方向へ水平に派出している。
【0014】但し、照明器具本体(10)と予じめ別個
独立する第1、2セード支持レール(25)(26)
を、その照明器具本体(10)へ小ネジ(27)によっ
て取付け固定する代りに、上記照明器具本体(10)の
それ自身をランプセード(11)と対応する大きさに径
大化して、その板面を断面倒立U字型に塑性変形させる
ことにより、第1、2セード支持レール(25)(2
6)として連続一体に設置しても良い。
【0015】(28)(29)はその第1、2セード支
持レール(25)(26)の派出先端部に付属して、上
記ランプセード(11)の周縁部を係止する固定爪と可
動爪との2種であるが、その互いに同一の金属製品とし
て、何れも図12〜15に抽出するような側面視のほぼ
フ字型に連続する鉤片(30)及び取付片(31)の左
右一対と、その取付片(31)の中間部に介在する連結
ブロック(32)とから、上記第1、2セード支持レー
ル(25)(26)へ挟持可能な平面視の二叉フオーク
型に造形されている。(33)はその各鉤片(30)と
取付片(31)との境界部に付与された上記保護モール
用逃し切欠、(34)は各取付片(31)の基端部に開
口分布された前後一対のピン受け入れ孔であり、円形を
呈していることは言うまでもない。
【0016】そして、固定爪(28)の2個一対は何れ
も図16、17のように、上記第1セード支持レール
(25)を左右方向から挟む状態において、そのピン受
け入れ孔(34)から第1セード支持レール(25)の
先端部付近に対応開口するピン受け入れ孔(35)へ、
水平に差込み貫通された前後一対の固定ピン(36)に
より、その第1セード支持レール(25)へ各々取付け
固定されている。
【0017】これに対し、上記可動爪(29)は本発明
のラッチ機構(A)を形作るものとして、その2個一対
が上記第2セード支持レール(26)へ次の通り枢着さ
れており、その回動操作によって上記ランプセード(1
1)の周縁部を照明器具本体(10)側へ、係脱自在に
係止することができるようになっている。
【0018】つまり、図示の使用例では上記固定爪(2
8)と可動爪(29)との合計4個について、その隣り
合う2個一対の可動爪(29)を回動させれば、上記ラ
ンプセード(11)をその照明器具本体(10)側の第
2セード支持レール(26)に対して、取付け又は取り
はずすことができ、上記蛍光ランプ(18)の交換作業
などを便利良く行なえるようになっているわけである。
【0019】先に一言したラッチ機構(A)の詳細を説
明すると、これの明らかな図18〜25において、(3
7)は上記可動爪(29)の連結ブロック(32)を受
け止めるべく、その第2セード支持レール(26)に付
与された先端方向が拡開するほぼコ字型の爪受け止め切
欠の左右一対、(38)は同じく第2セード支持レール
(26)の先端部付近に、前後方向への細長く開口形成
された平行な左右一対の進退ガイド長孔、(39)はや
はり先端部付近の上面に開口されたバネ導出孔であり、
後述する板バネの先端部を上方へ導出させる。
【0020】そして、可動爪(29)の2個一対は何れ
も第2セード支持レール(26)を左右方向から挟む状
態において、その上記ピン受け入れ孔(34)から進退
ガイド長孔(38)へ水平に差込み貫通された1本の枢
支ピン(40)により、その第2セード支持レール(2
6)へ各々回動自在に取付けられている。上記可動爪
(29)の取付片(31)に開口分布された前後一対の
ピン受け入れ孔(34)のうち、その基端部側(後側)
の1個に上記枢支ピン(40)が貫通横断されるように
なっているのである。
【0021】その場合、第2セード支持レール(26)
の進退ガイド長孔(38)に沿って、可動爪(29)を
前方へ引き出し操作すると、その可動爪(29)の連結
ブロック(32)が第2セード支持レール(26)の爪
受け止め切欠(37)から離脱するため、可動爪(2
9)は上記枢支ピン(40)を中心として自由に回動作
用する。
【0022】又、同じく第2セード支持レール(26)
の進退ガイド長孔(38)に沿って、逆に可動爪(2
9)を後方へ押し込み操作すると、その可動爪(29)
の連結ブロック(32)が第2セード支持レール(2
6)の爪受け止め切欠(37)内に受け止め拘束される
ため、可動爪(29)はその連結ブロック(32)と上
記枢支ピン(40)との2個所において、第2セード支
持レール(26)へ回動不能に保持される結果となる。
【0023】(41)は上記第2セード支持レール(2
6)の内部に沿って部分的に延在す一定の長さ(L)と
帯幅(W)を備えた板バネであり、上記可動爪(29)
の不慮な進退作用と回動作用を防止するために、次の通
り造形されている。
【0024】即ち、これを示した図26〜28におい
て、(42)はその板バネ(41)の基端部をなす水平
な取付ベースであり、上記第2セード支持レール(2
6)へ下方から接合され、且つ前後一対のビス(43)
によって取付け一体化されることとなる。
【0025】(44)は同じく板バネ(41)の自由先
端部をなす押し下げ用操作レバーであり、上記第2セー
ド支持レール(26)の上面に対応形成されたバネ導出
孔(39)を経て、常時上方へ張り出し露呈する弾圧付
勢状態に垂立していると共に、その上端部がストッパー
(45)としてほぼ水平に折曲げられることにより、第
2セード支持レール(26)の上面から沈没しないよう
になっている。ここに操作手の指先を当てがって、その
板バネ(41)を押し下げることができるのである。
【0026】そして、上記板バネ(41)の中途部はそ
の操作レバー(44)の下端から水平底面(46)と、
後上がり傾斜面(47)とを介して上記取付ベース(4
2)に連続しており、その水平底面(46)が自然には
第2セード支持レール(26)から下方へ張り出し露呈
しないように、被覆化粧された状態にある。
【0027】(48)は上記板バネ(41)の水平底面
(46)から可動爪(29)の枢支ピン(40)を遮断
し得る一定高さ(H)だけ、ほぼ直角に曲げ起された左
右一対のカム片であり、その前縁部が上記可動爪(2
9)の押し込み操作を許す後上がり傾斜状態の枢支ピン
用後退誘導面(48f)として、又同じく後縁部が可動
爪(29)の引き出し操作を防止する垂直な枢支ピン用
前進規制面(48r)として、各々加工形成されてい
る。
【0028】但し、上記板バネ(41)はその第2セー
ド支持レール(26)に対する基端部の取付ベース(4
2)を支点として、残る自由先端部の操作レバー(4
4)が常時上昇する弾圧付勢状態にあり、そのためその
付勢力に抗しつつ操作レバー(44)を押し下げること
によって、上記カム面(48)と枢支ピン(40)との
係止状態を人為的に解き、その可動爪(29)を第2セ
ード支持レール(26)から前方へ引き出すこともでき
る。
【0029】図示の使用例では、本体物である照明器具
本体(10)側の第1、2セード支持レール(25)
(26)に、その付属物としてのランプセード(11)
が固定爪(28)と可動爪(29)との2種・合計4個
を介して係止されているが、そのランプセード(11)
を取りはずすに当っては、上記ラッチ機構(A)の各個
を次の通り操作すれば良い。
【0030】即ち、そのラッチ機構(A)を形作る板バ
ネ(41)の操作レバー(44)を、図22のように片
手の指先により押し下げるのであり、そうすればその板
バネ(41)のカム片(48)も下降して、その垂直な
枢支ピン用前進規制面(48r)と可動爪(29)の枢
支ピン(40)との係止状態が解除されるため、その可
動爪(29)を残る片手の指先により、上記第2セード
支持レール(26)の進退ガイド長孔(38)に沿っ
て、図23のように前方へ引き出し操作することができ
る。
【0031】その引き出された可動爪(29)は上記枢
支ピン(40)を中心として回動作用し、図24のよう
にランプセード(11)からの退避状態に開くため、そ
のランプセード(11)を上記固定爪(28)から引き
抜くようにして、照明器具本体(10)側の第1、2セ
ード支持レール(25)(26)からすばやく確実に取
りはずすことができ、上記蛍光ランプ(18)の交換作
業などを便利良く行なえるのである。
【0032】他方、上記ランプセード(11)を再度照
明器具本体(10)側の第1、2セード支持レール(2
5)(26)へ係止するに当っては、これを固定爪(2
8)への差し込み状態に係止させた上、上記可動爪(2
9)をやはり片手の指先で把持しつつ、その第2セード
支持レール(26)の進退ガイド長孔(38)に沿っ
て、図25のように後方へ押し込み操作すれば良い。
【0033】そうすれば、その可動爪(29)の枢支ピ
ン(40)が後退する過程において、上記板バネ(4
1)から垂立するカム片(48)の枢支ピン用後退誘導
面(48f)へ自づと円滑に乗り上げて、その板バネ
(41)を押し下げる一方、同じく可動爪(29)の連
結ブロック(32)は第2セード支持レール(26)の
爪受け止め切欠(37)内へ進入する。
【0034】そして、その連結ブロック(32)が爪受
け止め切欠(37)に受け止められると共に、上記枢支
ピン(40)がカム片(48)を通過して、自づと上昇
復元したカム片(48)の前進規制面(48r)によ
り、その前進の防止された図21の最終時点では、上記
可動爪(29)がランプセード(11)を係止した状態
として、その回動不能に施錠される結果となる。
【0035】上記した図1〜28の使用例では、本体物
である照明器具本体(10)側の第1、2セード支持レ
ール(25)(26)へ、その付属物としての別個独立
するランプセード(11)が、ラッチ機構(A)を形作
る可動爪(29)の隣り合う2個一対と、固定爪(2
8)の隣り合う2個一対との2種・合計4個によって係
止されるようになっているが、照明器具本体(10)側
に予じめ枢支された開閉可能なランプセード(11)の
周縁部を、その照明器具本体(10)側への閉合状態に
係止させる場合にも、本発明の上記ラッチ機構(A)を
そのまま使用することができる。
【0036】つまり、その別な使用例を示した図29〜
31から明白なように、固定爪(28a)の1個におけ
る鉤片(30a)をランプセード(11)の周縁部へ、
複数のビス(49)により取付け固定する一方、同じく
固定爪(28a)の取付片(31a)と第1セード支持
レール(25)の先端部へ、1本の枢支ピン(50)を
貫通横断させて、その枢支ピン(50)の廻りに上記ラ
ンプセード(11)を開閉できるように吊持する。
【0037】そして、図1〜28に基き説明した構成の
可動爪(29)を合計3個として、その各ラッチ機構
(A)の適用により、上記ランプセード(11)の周縁
部を係止し、照明器具本体(10)側の第2セード支持
レール(26)へ閉合状態に固定維持するのである。そ
の他の構成と作用は図1〜28の上記実施形態と実質的
に同一であるため、その図29〜31に図1〜28との
対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略
する。
【0038】更に、図1〜31は天井直付け型照明器具
に適用した本発明の実施形態として、そのラッチ機構
(A)を水平な設置状態にあるセード支持レール(2
6)の先端部へ付属させることにより、可動爪(29)
がランプセード(11)を下方から受け持つ如く係止す
るようになっているが、図32、33の各種使用例から
示唆されるように、上記ラッチ機構(A)における使用
上の設置姿勢やその可動爪(29)の係止する方向性は
自由に選定することができる。
【0039】例えば、図32のように本体物を建物の壁
面に取付け固定されるブラケット(10a)とし、その
下端部の固定爪(28)と対応するラッチ機構(A)を
上記ブラケット(10a)の上端部に組付けて、その可
動爪(29)により付属物であるランプセード(11
a)の周縁部を、上方から係止するように使うこともで
きる。
【0040】又、上記照明器具のみならず、例えば図3
3のような建物の壁面に取付け固定された基台(10
b)を本体物として、これに組付けられたラッチ機構
(A)の可動爪(29)により、額や黒板、看板などの
付属物(11b)を係止させたり、更には図示省略して
あるが、本体物を建物の屋根下地材などとして、これに
組付けられたラッチ機構(A)の可動爪(29)によ
り、付属物としての採光窓などを上方から係止したりす
ることにも、本発明を広く使用することができ、その際
固定爪(29)の形状としても付属物の各種に応じて、
適当に改変すれば良い。
【0041】
【発明の効果】以上を要するに、本発明のラッチ機構
(A)ではその構成上本体物(10)の一部をなす断面
倒立U字型に造形された付属物支持レール(26)と、
その支持レール(26)の内部に基端部が取付けられる
ことにより、残る自由先端部からの常時押し上げ付勢状
態に保たれた板バネ(41)と、同じく支持レール(2
6)の先端部へ本体物(10)の付属物(11)を係脱
自在に係止する可動爪(29)とを備え、
【0042】上記可動爪(29)を付属物支持レール
(26)への挟持可能な二叉フオーク型に造形して、そ
の中途部には連結ブロック(32)を一体的に介在さ
せ、同じく基端部には枢支ピン(40)を貫通横断させ
る一方、上記付属物支持レール(26)の先端部にはそ
の可動爪(29)の連結ブロック(32)を受け止める
爪受け止め切欠(37)と、同じく先端部付近には上記
可動爪(29)の枢支ピン(40)を前後方向へ進退さ
せる向かい合う一対の進退ガイド長孔(38)並びに上
記板バネ(41)の自由先端部を上方へ導出させるバネ
導出孔(39)とを対応形成すると共に、そのバネ導出
孔(39)から導出された板バネ(41)の自由先端部
を押し下げ用操作レバー(44)とし、同じく板バネ
(41)の中途部から上記可動爪(29)の枢支ピン
(40)を遮断する向かい合う一対のカム片(48)を
垂立させて、
【0043】上記可動爪(29)を付属物支持レール
(26)の進退ガイド長孔(38)に沿って後方へ押し
込み操作した時には、その板バネ(41)のカム片(4
8)を押し下げ通過した枢支ピン(40)と、上記支持
レール(26)の爪受け止め切欠(37)内に受け止め
られた連結ブロック(32)との2個所において回動不
能に保持された可動爪(29)により、上記支持レール
(26)の先端部へ本体物(10)の付属物(11)を
係止状態に施錠でき、その状態から上記板バネ(41)
の操作レバー(44)を押し下げて、同じく可動爪(2
9)を上記支持レール(26)の進退ガイド長孔(3
8)に沿い前方へ引き出し操作した時には、その支持レ
ール(26)の爪受け止め切欠(37)から上記連結ブ
ロック(32)が離脱して、その枢支ピン(40)の廻
りに回動作用する可動爪(29)により、上記支持レー
ル(26)に対する付属物(11)の係止状態を解除で
きるように関係設定してあるため、冒頭に述べた従来技
術の課題を確実に解決することができ、その本体物(1
0)に対する付属物(11)の係脱作業をすばやく簡便
に行なえるにも拘らず、上記付属物(11)を本体物
(10)へ安定・確固な係止状態に施錠維持し得る効果
があり、汎用性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラッチ機構を適用した照明器具の平面
図である。
【図2】図1の半欠截断面図である。
【図3】ランプセードを抽出して示す半欠截断面図であ
る。
【図4】そのランプセードの変形例を示す分解斜面図で
ある。
【図5】図4の一部を抽出して示す組立断面図である。
【図6】第1セード支持レールを抽出して示す側面図で
ある。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】第2セード支持レールを抽出して示す側面図で
ある。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図10の11−11線断面図である。
【図12】ラッチ機構の可動爪を抽出して示す側面図で
ある。
【図13】図12の平面図である。
【図14】図12の14−14線断面図である。
【図15】図13の15−15線断面図である。
【図16】固定爪の取付状態を示す平面図である。
【図17】その固定爪によるランプセードの係止状態を
示す側断面図である。
【図18】可動爪によるランプセードの係止状態を示す
側面図である。
【図19】図18の平面図である。
【図20】図18の20−20線に沿う拡大断面図であ
る。
【図21】図19の21−21線断面図である。
【図22】板バネの押し下げ操作過程を示す側断面図で
ある。
【図23】可動爪の引き出し操作過程を示す側断面図で
ある。
【図24】可動爪の回動操作過程を示す側断面図であ
る。
【図25】可動爪の逆な押し込み操作過程を示す側断面
図である。
【図26】板バネを抽出して示す側面図である。
【図27】図26の平面図である。
【図28】図27の28−28線断面図である。
【図29】図1と対応する別な使用例を示す平面図であ
る。
【図30】図29の半欠截断面図である。
【図31】図29の31−31線に沿う部分拡大断面図
である。
【図32】別な照明器具に適用した本発明の概略斜面図
である。
【図33】看板や額などの取付けに適用した本発明の概
略斜面図である。
【図34】従来技術を示す分解斜面図である。
【図35】図34の組立状態を示す斜面図である。
【符号の説明】
(10)・本体物(照明器具本体) (11)・付属物(ランプセード) (25)・第1セード支持レール (26)・第2セード支持レール (28)・固定爪 (29)・可動爪 (32)・連結ブロック (37)・爪受け止め切欠 (38)・進退ガイド長孔 (39)・バネ導出孔 (40)・枢支ピン (41)・板バネ (44)・操作レバー (48)・カム片 (A)・ラッチ機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体物(10)の一部をなす断面倒立U字
    型に造形された付属物支持レール(26)と、 その支持レール(26)の内部に基端部が取付けられる
    ことにより、残る自由先端部からの常時押し上げ付勢状
    態に保たれた板バネ(41)と、 同じく支持レール(26)の先端部へ本体物(10)の
    付属物(11)を係脱自在に係止する可動爪(29)と
    を備え、 上記可動爪(29)を付属物支持レール(26)への挟
    持可能な二叉フオーク型に造形して、その中途部には連
    結ブロック(32)を一体的に介在させ、同じく基端部
    には枢支ピン(40)を貫通横断させる一方、 上記付属物支持レール(26)の先端部にはその可動爪
    (29)の連結ブロック(32)を受け止める爪受け止
    め切欠(37)と、同じく先端部付近には上記可動爪
    (29)の枢支ピン(40)を前後方向へ進退させる向
    かい合う一対の進退ガイド長孔(38)並びに上記板バ
    ネ(41)の自由先端部を上方へ導出させるバネ導出孔
    (39)とを対応形成すると共に、 そのバネ導出孔(39)から導出された板バネ(41)
    の自由先端部を押し下げ用操作レバー(44)とし、同
    じく板バネ(41)の中途部から上記可動爪(29)の
    枢支ピン(40)を遮断する向かい合う一対のカム片
    (48)を垂立させて、 上記可動爪(29)を付属物支持レール(26)の進退
    ガイド長孔(38)に沿って後方へ押し込み操作した時
    には、その板バネ(41)のカム片(48)を押し下げ
    通過した枢支ピン(40)と、上記支持レール(26)
    の爪受け止め切欠(37)内に受け止められた連結ブロ
    ック(32)との2個所において回動不能に保持された
    可動爪(29)により、上記支持レール(26)の先端
    部へ本体物(10)の付属物(11)を係止状態に施錠
    でき、 その状態から上記板バネ(41)の操作レバー(44)
    を押し下げて、同じく可動爪(29)を上記支持レール
    (26)の進退ガイド長孔(38)に沿い前方へ引き出
    し操作した時には、その支持レール(26)の爪受け止
    め切欠(37)から上記連結ブロック(32)が離脱し
    て、その枢支ピン(40)の廻りに回動作用する可動爪
    (29)により、上記支持レール(26)に対する付属
    物(11)の係止状態を解除できるように関係設定した
    ことを特徴とするラッチ機構。
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