JP2716170B2 - 自動二輪車のシート構造 - Google Patents

自動二輪車のシート構造

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JP2716170B2 JP63300942A JP30094288A JP2716170B2 JP 2716170 B2 JP2716170 B2 JP 2716170B2 JP 63300942 A JP63300942 A JP 63300942A JP 30094288 A JP30094288 A JP 30094288A JP 2716170 B2 JP2716170 B2 JP 2716170B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、メインシートの後方にタンデムシートを配
して成る自動二輪車のシート構造に関する。
(従来の技術) この種の自動二輪車のシート構造の従来例を第5図に
示すが、同図に示すように、メインシート110の下部、
タンデムシート111の下部の各前・後部にはフック120,1
21,122,123が取り付けられており、これらのメインシー
ト110とタンデムシート111はその前後から突出するフッ
ク120〜123を車体フレームに差し込んで固定することに
よって各々独立に取り付けられていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のシート構造にあっては、メ
インシート110とタンデムシート111とを車体フレームに
対して各々独立に取り付けるために固定部が計4箇所と
なり、その取り付けが面倒となるばかりか、フック120
〜123の数が増えて部品点数の増大を招くという問題が
あった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、シートの取付作業の簡略化及び部品点数の
削減を図ることができる自動二輪車のシート構造を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、メインシートの
後方の該メインシートよりも高い位置にタンデムシート
を配して成る自動二輪車のシート構造において、 メインシートボトムとタンデムシートボトムとを上方
に起立する連結プレートにて連結して合成樹脂にて一体
成形される共通のボトムプレート上の前後にクッション
材をそれぞれ配し、各クッション材をレザーにてそれぞ
れ覆って前記メインシートとタンデムシートとを構成
し、メインシートのクッション材を覆うレザーの前縁を
前記メインシートボトムの裏面に巻き込み、同レザーの
後縁を前記連結プレートの表面に衝合せしめ、タンデム
シートのクッション材を覆うレザーの後縁を前記タンデ
ムシートボトムの裏面に巻き込み、同レザーの前縁を前
記連結プレートの表面に衝合せしめるとともに、前記ボ
トムプレートのメインシートとタンデムシート間の前記
連結プレートの表面を、この表面に衝合されるレザーと
共にカバーで覆い、前記ボトムプレートの下側前後にフ
ックを一体に突設し、前端部のフックを車体フレームに
差し込み、後部のフックに車体側に設けられた回動自在
なロックレバーを係合させてメインシートとタンデムシ
ートとを同時に車体に取り付けるようにしたことを特徴
とする。
(作用) 本発明によれば、メインシートとタンデムシートは合
成樹脂にて一体成形された共通のボトムプレート上の前
後にそれぞれ配されたクッション材をレザーにて覆って
構成され、且つ、ボトムプレートの下側前後に一体に突
設された2つのフックでメインシートとタンデムシート
を同時に車体に取り付けることができるため、従来は別
個に設けられていたボトムプレートが1つで足り、部品
点数が削減されるとともに、両シートの固定部も2箇所
となって取付作業が簡略化する。
又、ボトムプレートのメインシートとタンデムシート
間の連結プレートの表面を、この表面上に衝合されたレ
ザーと共にカバーで覆うため、両シート間で外部に露出
するレザーの縁部やレザーをボトムプレートに固定する
ための金具等が見えなくなり、外観性に優れたシート構
造が得られる。
更に、メインシートとタンデムシートは、前端部のフ
ックを車体フレームに差し込み、車体側に設けられた回
動自在なロックレバーを後部のフックに係合させること
によって車体にワンタッチ式に取り付けることができる
ため、シート下方の車体空間を箱状に形成して両シート
を単に蓋として機能させれば、この空間を物入れや部品
の収納空間として有効に利用できる。そして、この場
合、ボトムプレートが1枚の板状となっているため、車
体フレーム側をボトムプレートの下側の形状に一致する
よう容易に形成することができ、この空間の密封性を高
めることができる。
更に又、メインシートとタンデムシートとに作用する
荷重によるボトムプレートの変形をカバーによって吸収
することができるため、シート部の外観性を高めること
ができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図、第2図は本発明に係るシート構造を示す側断
面図、第3図はカバーの側面図、第4図は自動二輪車の
全体側面図である。
先ず、第4図に基づいて自動二輪車1の概略構成を説
明する。
第4図において、2は車体前方上部に位置するヘッド
パイプであり、該ヘッドパイプ2からはメインフレーム
3が斜め後下方に延出しており、該メインフレーム3と
ダウンチューブ4にて囲まれる空間には水冷エンジン5
が搭載されている。そして、このエンジン5の吸気系に
はエアクリーナ6及びキャブレタ7が接続されており、
同エンジン5の排気系からは排気管8が導出している。
又、上記エンジン5の上方には不図示の燃料タンク及
び前記エアクリーナ6の一部を被うタンクキャップ9が
配され、該タンクキャップ9の後方にはメインシート10
が配され、更にこのメインシート10の後方には該メイン
シート10よりも一段高い位置にタンデムシート11が配さ
れている。尚、第4図中、12は前輪、13は後輪、14はラ
ジエータである。
ところで、上記メインシート10とタンデムシート11
は、第1図に示すように、メインシートボトム15aとタ
ンデムシートボトム15bとを上方に起立する連結プレー
ト15cにて連結して合成樹脂にて一体成形された共通の
ボトムプレート15上の前後にクッション材16,17をそれ
ぞれ配し、各クッション材16,17をレザー18,19にて覆っ
て構成されている。
そして、メインシート10のクッション材16を覆う前記
レザー18の前縁は前記メインシートボトム15aの裏面に
巻き込まれ、同レザー18の後縁は前記連結プレート15c
の表面に衝合されている。同様に、タンデムシート11の
クッション材17を覆う前記レザー19の後縁は前記タンデ
ムシートボトム15bの裏面に巻き込まれ、同レザー19の
前縁は前記連結プレート15cの表面に衝合されている。
又、前記ボトムプレート15の下側前端部(メインシー
トボトム15aの前端部)と下側後部(タンデムシートボ
トム15bの略中央部)にはフック20,21が一体に突設され
ている。
又、ボトムプレート15のメインシート10とタンデムシ
ート11との間の前記連結プレート15cに表面は、この表
面に衝合された前記レザー18の後縁及びレザー19の前縁
と共にカバー22で覆われている。尚、このカバー22はボ
ルト23…及びナット24…にてボトムプレート15に締着さ
れている。
而して、メインシート10とタンデムシート10,11の車
体への取り付けは次のようになされる。
即ち、先ず、前端部のフック20を車体フレームに差し
込んで該シート10,11の前端部を固定し、次の後部のフ
ック21に車体側に設けられた回動自在なロックレバー25
を係合せしめれば、メインシート10とタンデムシート11
とが同時に車体に取り付けられる。
以上のように、本実施例にれば、メインシート10とタ
ンデムシート11は合成樹脂にて一体成形された共通のボ
トムプレート15上の前後にそれぞれ配されたクッション
材16,17をレザー18,19にて覆って構成され、且つ、ボト
ムプレート15の下側前後に一体に突設された2つのフッ
ク20,21でメインシート10とタンデムシート11を同時に
車体に取り付けることができるため、従来は別個に設け
られていたボトムプレート15が1つで足り、部品点数が
削減されるとともに、両シート10,11の固定部も2箇所
となって取付作業が簡略化する。
又、ボトムプレート15のメインシート10とタンデムシ
ート11間の連結プレート15cの表面を、この表面上に衝
合されたレザー18,19と共にカバー22で覆うため、両シ
ート10,11間で外部に露出するレザー18,19の縁部やレザ
ー18,19をボトムプレート15に固定するための金具等が
見えなくなり、外観性に優れたシート構造が得られる。
更に、メインシート10とタンデムシート11は、前端部
のフック20を車体フレームに差し込み、車体側に設けら
れた回動自在なロックレバー25を後部のフック21に係合
させることによって車体にワンタッチ式に取り付けるこ
とができるため、シート10,11下方の車体空間を箱状に
形成して両シート10,11を単に蓋として機能させれば、
この空間を物入れや部品の収納空間として有効に利用で
きる。そして、この場合、ボトムプレート15が1枚の板
状となっているため、車体フレーム側をボトムプレート
15の下側の形状に一致するよう容易に形成することがで
き、この空間の密封性を高めることができる。
又、メインシート10とタンデムシート11とに作用する
荷重によるボトムプレート15の変形をカバー22によって
吸収することができるため、両シート10,11部分の外観
性を高めることができる 尚、第2図に示すようにメインシート10とタンデムシ
ート11を1枚のレザー28で覆うようにしても良く、この
場合、カバー32の両端に第3図に示すような突起32a,32
bを一体に突設してこれらの突起32a,32bでレザー28のメ
インシート10とタンデムシート11の間を押えるようにす
れば良い。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、メイ
ンシートの後方の該メインシートよりも高い位置にタン
デムシートを配して成る自動二輪車のシート構造におい
て、メインシートボトムとタンデムシートボトムとを上
方に起立する連結プレートにて連結して合成樹脂にて一
体成形される共通のボトムプレート上の前後にクッショ
ン材をそれぞれ配し、各クッション材をレザーにてそれ
ぞれ覆って前記メインシートとタンデムシートとを構成
し、メインシートのクッション材を覆うレザーの前縁を
前記メインシートボトムの裏面に巻き込み、同レザーの
後縁を前記連結プレートの表面に衝合せしめ、タンデム
シートのクッション材を覆うレザーの後縁を前記タンデ
ムシートボトムの裏面に巻き込み、同レザーの前縁を前
記連結プレートの表面に衝合せしめるとともに、前記ボ
トムプレートのメインシートとタンデムシート間の前記
連結プレートの表面を、この表面に衝合されるレザーと
共にカバーで覆い、前記ボトムプレートの下側前後にフ
ックを一体に突設し、前端部のフックを車体フレームに
差し込み、後部のフックに車体側に設けられた回動自在
なロックレバーを係合させてメインシートとタンデムシ
ートとを同時に車体に取り付けるようにしたため、シー
トの取付作業の簡略化及び部品点数の削減を図ることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明に係るシート構造を示す側断面
図、第3図はカバーの側面図、第4図は自動二輪車の全
体側面図、第5図は従来のシート構造を示す自動二輪車
後部の側面図である。 10…メインシート、11…タンデムシート、15…ボトムプ
レート、15a…メインシートボトム、15b…タンデムシー
トボトム、15c…連結プレート、16,17…クッション材、
18,19,28…レザー、20,21…フック、22,32…カバー、25
…ロックレバー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインシートの後方の該メインシートより
    も高い位置にタンデムシートを配して成る自動二輪車の
    シート構造において、 メインシートボトムとタンデムシートボトムとを上方に
    起立する連結プレートにて連結して合成樹脂にて一体成
    形される共通のボトムプレート上の前後にクッション材
    をそれぞれ配し、各クッション材をレザーにてそれぞれ
    覆って前記メインシートとタンデムシートとを構成し、
    メインシートのクッション材を覆うレザーの前縁を前記
    メインシートボトムの裏面に巻き込み、同レザーの後縁
    を前記連結プレートの表面に衝合せしめ、タンデムシー
    トのクッション材を覆うレザーの後縁を前記タンデムシ
    ートボトムの裏面に巻き込み、同レザーの前縁を前記連
    結プレートの表面に衝合せしめるとともに、前記ボトム
    プレートのメインシートとタンデムシート間の前記連結
    プレートの表面を、この表面に衝合されるレザーと共に
    カバーで覆い、前記ボトムプレートの下側前後にフック
    を一体に突設し、前端部のフックを車体フレームに差し
    込み、後部のフックに車体側に設けられた回動自在なロ
    ックレバーを係合させてメインシートとタンデムシート
    とを同時に車体に取り付けるようにしたことを特徴とす
    る自動二輪車のシート構造。
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