JP2703201B2 - まき餌収容機能付き沈みうき - Google Patents

まき餌収容機能付き沈みうき

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JP2703201B2
JP2703201B2 JP18876695A JP18876695A JP2703201B2 JP 2703201 B2 JP2703201 B2 JP 2703201B2 JP 18876695 A JP18876695 A JP 18876695A JP 18876695 A JP18876695 A JP 18876695A JP 2703201 B2 JP2703201 B2 JP 2703201B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沈みうきとコマセ機能
(まき餌収容機能)、及び餌付けつり針を隠すことがで
きるまき餌収容機能付き沈みうき(分離うき)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】先ず、第一に、うきに付いてみると、例
えば、フカセつりに使用するうきは様々な種類のうきが
あるが、どれも浮力体で、そのうきの下の糸には錘はほ
とんど付けず先端に餌の付いたつり針がくる。この場合
うきの水没を見て釣るわけである。具体的には、まき餌
投入後、うきの付いた仕掛けを投入しつりを開始する。
そして、うき下が長ければ長い程、うき下の糸が伸びき
る前にうきの水没の確認が無い状態で餌を取られること
が多いこと、又は魚が餌を食べてくる水深を探るのに時
間がかかること、更には浮力に関しては、浮力が大きい
ほど魚は餌の付いたつり針を一度くわえるがその後離し
やすいこと、等の問題があった。
【0003】以上の改善策として、うき下に錘を付ける
方法がある。この方法の特徴は、錘を付けることで餌の
付いたつり針は早く沈むようになり、つりたい魚以外の
魚などに餌を取られる確立は減り、かつハリスは早く延
びきる特徴を有する反面、例えば、あまり重い錘を付け
ると餌の動きは潮の流れと同調しにくいため餌の付いた
つり針を食べる確立は低下する。うきを中性浮力に近づ
けるという点については、餌の付いたつり針を魚が一度
くわえた後に離す確立は低くなる。前述の対策として、
錘を鉛の錘ではなく、潮の流れに乗り易い比重や形の水
中のうきにすることで、餌取り対策、並びに浮力対策で
の有利性、及び潮の流れに同調すること、等の特徴があ
る。一方コマセと餌の付いたつり針は水の中で同調する
時間は短い特徴を有する。また一方水深が深い程餌の付
いたつり針はコマセと同調しにくい問題があり、また魚
の釣れる水深を探す手間に関しては改善されていない。
【0004】一方沈みうきを使ってのつりでは、水面の
うきの水没を見る所作によるつり方法だけではなく、他
にうきをゆっくりと沈ませて潮の流れに乗せる所作によ
り、無段階にうきを沈ませて目視と竿先と手の感触によ
るつり方法である。したがって、餌の付いたつり針はコ
マセと同調し易く、かつうきはゆっくりと沈み潮の流れ
に同調する特徴があって、必ず魚の釣れる水深を通過す
るため有利である。またうきと餌の付いたつり針の距離
は短くすることが可能なため、うきの下の糸の弛みが少
なく、かつ糸が潮の流れに馴染み易いこと、並びに当り
が取り易いこと、等の特徴がある。しかし、魚の釣れる
水深が深くなればなる程、海上からのコマセは餌の付い
たつり針の周辺に拡散される確立は極めて低い。また、
水面からゆっくりと沈むため、餌取りの魚が多いとき
は、当然餌を取られることが多く、つりたい魚が釣れる
水深まで餌の付いたつり針を沈ませることは困難であ
る。
【0005】そして、この種のコマセ籠及びコマセ機能
を有するうきとして、(1)実開平4−117579号
公報記載のコマセ釣用仕掛がある。この考案は、ハリス
糸が設けられるコマセ篭よりバネを備えたガイド杆を立
設し、このガイド杆に導糸を接続するとともに、このガ
イド杆に浮力を有するキャップを進退可能に設ける構成
であり、コマセ釣において、投げ込む際の飛距離の延び
を確保すること、また着水後の上記器具への糸の絡まり
の原因になるのを防止すること、等を目的とする。
(2)実開平6−19468号公報記載の撒餌具があ
る。この考案は、支柱に撒餌具本体及び蓋体・キャップ
体を摺動自在に設け、当該蓋体及びキャップ体に設けた
孔より流入する海水で蓋体及びキャップ体を分離し、当
該撒餌具本体のまき餌を拡散する構成であり、空中を推
進する際に空気の流れを整流することのできることを特
徴とする。(3)実開平4−110477号公報記載の
遠投こませ篭がある。この考案は可撓性の中通し管に底
部材を固止し、この底部材に接離可能で、かつ前記中通
し管にまき餌収容用の篭体を摺動自在に設け、前記篭体
を底部材との合体で遠くに投げ込みできるとともに、こ
の篭体の海水による上昇と底部材との離間でまき餌を拡
散することを目的とする。(4)特開平5−49374
号公報記載の釣用こませの餌まき方法並びに釣用こませ
籠並びにこませ包装体がある。この発明は、こませを餌
袋本体に充填して、こませ包装体として用意する。そし
てこのこませ包装体を釣用こませ籠における籠本体に充
填し、釣場において希望の水深まで下ろし、そこで籠本
体に設けられている破開具で餌袋本体を破り、その周囲
に有効にこませをまき放すようにする構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、フカセつ
り用のうきでは、魚の釣れる水深を探す手間が改善され
ていないこと、又は沈みうきでは、つりたい魚が釣れる
水深まで餌の付いたつり針を沈ませることが困難である
こと、等の課題がある。一方、コマセカゴを使用しての
つりでは、陸地からのつりではうきが必要となること、
またコマセカゴを使用するつりでは餌の付いたつり針の
周辺におけるコマセ効果は得られる反面、例えば、浮力
のあるうきを使用した場合と同じ課題がある。
【0007】尚、前記した先行技術の中で(1)〜
(4)は、まき餌の拡散防止には役立つているが、あく
まで、撒餌具又は撒餌収容体等であり、換言すれば、ま
き餌の改善にとどまっている。即ち、うきとしての機能
を備えていない。したがって、本発明が目的とするまき
餌収容機能付き沈みうきとき異なる。但し、キャップ、
撒餌具等が浮上しうきとしての機能も備えているように
考えられるが、単に浮上するのみであり、うきとしての
機能を備えない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明は、
どの水深でも確実に餌の付いたつり針の周辺にコマセが
できること、地上からのまき餌を少なくするか又は無く
すことができること、又は浮力調節が可能なため、例え
ば、海中の適宜水深でコマセを撒くことにより、警戒心
の強い魚も釣ることが可能となり釣果向上が期待できる
こと、等を意図して、下記の構成を採用した。
【0009】即ち、本発明のまき餌収容機能付き沈みう
きは、まき餌及びつり針を収容できかつ孔を備えたうき
を兼ねる蓋体と、この蓋体に接離される挿入口部を備え
た本体と、前記蓋体と本体を接離する接合手段と、前記
蓋体及び前記本体を貫通し先端に前記つり針を有する道
糸と、で構成され、海中に投入するときに前記接合手段
の連繋により前記蓋体及び本体が合体するとともに、前
記道糸に設けた中間止め片で前記蓋体及び本体を吊下
し、また海中に投入されかつ道糸を上方に引上げたとき
に前記接合手段を係脱するとともに、分割した前記蓋体
を前記道糸に設けた上の止め片で、かつ前記本体を前記
道糸に設けた下の止め片で受け止めできる構成、又は前
記道糸に設けた中間止め片で前記蓋体及び本体を吊下
し、また海中に投入されかつ道糸を上方に引上げたとき
に前記接合手段を係脱するとともに、分割した前記本体
を前記道糸に設けた下の止め片で受け止めできる構成で
ある。
【0010】また蓋体を浮力うきの一種として利用し、
一層の拡充及び多様なつり方を提供 とすることを目的と
して、下記の構成を採用した。
【0011】即ち、本発明のまき餌収容機能付き沈みう
きは、まき餌及びつり針を収容できかつ孔を備えたうき
を兼ねる蓋体と、この蓋体に接離される挿入口部を備え
た本体と、前記蓋体と本体を接離する接合手段と、前記
蓋体及び前記本体を貫通し先端に前記つり針を有する道
糸と、で構成され、海中に投入するときに前記接合手段
の連繋により前記蓋体及び本体が合体するとともに、前
記道糸に設けた止め片で前記蓋体及び本体を吊下し、ま
た海中に投入されかつ道糸を上方に引上げたときに前記
接合手段を係脱するとともに、分割した前記本体を前記
道糸に設けた下の止め片で受け止めできる構成である。
【0012】
【作用】本発明は、孔を有する浮力を備えた蓋体と、沈
み速度調節可能な本体とで構成され、当該蓋体と本体と
の間にはコマセを入れることができる隙間(空間)が形
成される。この蓋体の上部には中心に道糸用の小孔と、
この小孔の周辺に海水の通る一個又は数個の孔を設ける
とともに、その下部には餌の付いたつり針の通る一個又
は数個の孔を設ける。そして、前記空間にはまき餌及び
餌の付いたつり針が挿入される。この際、蓋体と本体と
は磁石と鋼材とにより接合され、海中で自然に分離しな
い構造となっている。また、例えば、前記磁石は蓋体が
海中でバランスよく立つこと、又はこの磁石に、空洞に
挿入したつり針が着くことなく、スムーズに海中に飛び
出すこと、等に役立つ。尚、前記空間に気泡が溜ること
を回避する目的で、蓋体の上部の中心周辺に孔を、また
下部には端面に達する孔を有している。したがって、魚
が餌の付いたつり針を引っ張っていったときに、蓋体の
抵抗を緩和させる特徴を備える。また本体の貫通孔には
摺動自在にパイプが設けられており、当該パイプとさや
管との間にボールベアリングを介在し、このボールベア
リングを利用して、さや管内をパイプが上下摺動する構
成となっている。尚、当該パイプの上端部には脱抜防止
用の突片が設けられている。前記さや管には係止凸部と
凹部とに区画されており、この係止凸部と凹部はパイプ
に設けたボールベアリングからの中間止め片の係止又は
脱抜を図る。またパイプの突片は、さや管からの当該パ
イプの脱抜防止のために設けられている。
【0013】以上のように構成した蓋体及び本体に道糸
を通すが、その際、道糸には中間及び下の止め片、並び
に上の止め片(通常うき止めとされているものを使用す
る。)を設けるが、具体的には、中間止め片は蓋体の小
孔を脱抜しない寸法を確保し、かつ下の止め片は前記中
間止め片より大きくしかも本体に設けたパイプ又は錘の
道糸孔より大きくする。また上の止め片は下の止め片と
ほぼ同じ大きさにする。そして、この例では、中間止め
片が本体のさや管とパイプとの間に設けられたボールベ
アリング間に係止され(図7)、道糸に本発明の沈みう
き(原則として道糸を備えた蓋体及び本体を総称する場
合である。)を吊下するとともに、この状態で海中に投
入・沈下していく。一方、上の止め片は蓋体の移動寸法
並びに道糸からの脱外防止に役立ち、また下の止め片は
本体が海中を沈んでいく際の脱外防止に役立つ構成とな
っている。前述のようにして、海中に投入された沈みう
きが海中の所定位置に達した段階で、道糸を少し緩めと
本体の下部に組み込まれている錘の付いたパイプが本体
より先に沈むことによって、パイプの中でボールベアリ
ングに塞がれていた中間止め片はいつでも、抜け出すこ
とができる状態になるので、前述の如く、分離させたい
水深になったら、竿を上に上げることによってうき止め
の付いた道糸も上に上がり、本体の中のパイプを抜け出
し蓋体の小孔に引っ掛かり本体と蓋体を分離させること
ができる。
【0014】その後、沈みうきが、餌とつり針及び各止
め片等の重さ(本体の重さとする。)により海中に順次
沈んでいく過程において、竿を引上げなどの操作により
道糸を引上げると、この引上げ動作により、磁石と鋼材
との磁着解除を図るとともに、この際に蓋体は解放され
るので、当該蓋体に収容されていたまき餌が海中に拡散
されるとともに、餌の付いたつり針が本体より垂下され
る。このような操作により、まき餌は所望する水深で拡
散され、かつ餌の付いたつり針を隠蔽して魚を効率的に
導き得る状況を生成でき、餌の付いたつり針に最適な状
態となる。また前記分離された蓋体は、その浮力により
海中を浮上していき、うきとして水面又は海中に浮遊す
る状況となる。また前記本体の沈み加減、中性浮力状
態、浮き加減等は本体に設ける錘により調節する。
【0015】尚、蓋体の浮力がつりの際に問題が生ずる
場合には、上の止め片を無くすか、又は上の止め片をず
らして、本体に設けられる錘の重さを適宜調整して、例
えば、沈みうきの状態で魚がつり針に掛かった後、うき
の抵抗が発生しない、所謂するするつりに変更する等の
各種のつり方法に利用できる。更に蓋体は浮力うきとし
て利用する構成では、蓋体及び本体を止め片で吊下し、
海中で分離した後は、下の止め片で本体を受け止める。
一方、蓋体は道糸に沿って順次海面に向かって浮上す
る。前記するするつりの一種としてのつり方法に利用で
きる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0017】1は上部1aに道糸H挿通用の小孔111
及び海水の進入を許す一個又は数個の孔112(図示の
例では3方向に設けられている)を有する空洞2を設け
たほぼロケット形状を呈する蓋体であり、当該蓋体1の
下部1bにはつり針N及び海水の進入を許す一個又は数
個の孔113を有する。尚、前記孔112は前記空洞2
内に気泡又はまき餌が残留しないように蓋体1の収れん
形状の上部1aにこの収れん形状に沿うように形成され
ており、全体的な形成はほぼ楕円状を呈する。また孔1
13の垂直端面113aは蓋体1の長手方向(A矢印)
に向かって垂下状に形成されている。当該蓋体1は木製
とするが限定されない。さらに蓋体1の下部1bには磁
石3又はその他接合手段の一方が設けられている。前記
小孔111の内径は1mm程度とする。
【0018】5は前記蓋体1に合体される本体で、この
本体5の上部5aには前記蓋体1のの下部1bに挿入さ
れる小径の挿入口部511に形成されるととに、当該挿
入口部511には鋼材6(接合手段の他方の一例であ
り、他の磁着部材でも可能である。)又はその他接合手
段が設けられており、前記蓋体1と当該本体5とは挿入
口部511の蓋体1の下部1bへの挿入と、磁石3と鋼
材6との磁着(接合手段の連繋)で合体される。尚、本
体5には貫通孔512が形成されており、当該貫通孔5
12には上方より山形状の口金7、さや管8、ボールベ
アリング9が設けられており、具体的には、貫通孔51
2の上方開口512aには山形状の口金7が、またその
中央部から下方開口512bに到るさや管8が設けられ
ている。そして、このさや管8には、その下方にかけて
凹部811が、またこの凹部811に連設して係止凸部
812がそれぞれ設けられている。このさや管8とパイ
プ10との間にはボールベアリング9が設けられてお
り、ボールベアリング9はさや管8の凹部811及び係
止凸部812内を上下動するとともに、さや管8内をパ
イプ10が上下動する構成である。またボールベアリン
グ9は係止凸部812でパイプ10内方向に押圧される
構造となっており、例えば、この押圧状態で、後述する
中間止め片が係止される(図7参照)。この本体5に
は、当該本体5の水圧抵抗を少なくする工夫、例えば、
挿入口部511の段付底部511aをテーパーにする構
造、又は後述する図8の例等の構成を採用する。また本
体5には、前記貫通孔512の下方開口512aに生成
される気泡を本体5外に排出する排気孔514が数個設
けられている。尚、パイプ10の上端部には突片101
1が設けられており、さや管8からのパイプ10の脱抜
防止を図っている。
【0019】図中1012はパイプ10に設けられる道
糸孔である。さらに前記貫通孔512の下方開口512
bには貫通孔拡開部513が設けられており、当該貫通
孔拡開部513には前記パイプ10の下端10aには錘
11が着脱自在に設けられている。この錘11は切条、
切溝及び係脱手段等を利用して自由に交替でき、その軽
重により沈みうき又は本体5の沈み加減等を自由に選択
できる。尚、この例では、錘11は切条又はボ−ルベア
リング12とシリコン樹脂13等の弾性充填材との係脱
手段等を利用してパイプ10の周面に圧着される構成と
なっている。この錘11の取付方法は一例であり、その
他バネ、ネジ止め、リング方式等の適宜取付方法が採用
される。尚、前記蓋体1の空洞は、当該蓋体1と本体5
とが合体したとき隙間15となり、この隙間15にまき
餌及び餌の付いたつり針Nが収容される。前記パイプ1
0の内径は2mm程度とする。またさや管8の上部及び下
部には空気抜き孔が設けられている。
【0020】図中H1は道糸Hの一方に設けた蓋体1の
小孔111に係止される小さい中間止め片、H2は道糸
Hの他方に設けた本体5のパイプ10の道糸孔1012
に係止され、かつ前記中間止め片H1より大きい下の止
め片をそれぞれ示す。また蓋体1の道糸Hの脱抜防止用
及び浮かせつり用、沈みつり用等として役立つ上の止め
片H3が設けられている。尚、道糸Hの擦れ、摩損、切
断防止等用の面取り加工が施されている。
【0021】尚、図9は本体5の他の一例を示してお
り、本体5の上面を円錐状に形成し、引上げ水圧抵抗を
少なくする構造となっている。また図10は、蓋体1に
対する規制をなくす方法であり、前記中間止め片H1に
替え止め片H4とする。したがって、蓋体1及び本体5
を止め片H4で吊下し、例えば、海中で分離した後は、
下の止め片H2で本体5を受け止める。また蓋体1は道
糸Hにフリー状態に設けられるので、例えば、前記の如
く、海中で分離した後は、沿って順次海面に向かって浮
上する。前記するするつりの一種としてのつり方法に利
用できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のまき餌収
容機能付きでかつ浮力調節可能な沈みうきは、どの水深
でも確実に餌の付いたつり針の周辺にコマセがきく特徴
がある。そして、浮力調節が可能なため、例えば、海中
の適宜水深でコマセを撒くことにより、警戒心の強い魚
も釣ることが可能となり釣果向上が期待できる。
【0023】また本発明は、餌の付いたつり針も容器の
中に入れられることにより、勢い良く遠投しても餌はつ
り針から外れることがなく、またまき餌の拡散防止に役
立つ。さらに分離させたい水深で分離させることによ
り、上層の狙っていない魚に餌を取られる確率が減少す
る。
【0024】更に本発明は、浮力、沈み具合をボ−ルベ
アリングを使用した錘により、道糸に傷を付けず、また
道糸を切らずに交換でき、釣る対象魚の幅が広がる。
【0025】また本発明は、蓋体は浮き、本体の沈みを
止め片で係止することにより、海中では道糸は張ってい
るので、釣れたとき、或いは餌を引っ張っていくときの
感触が伝わり易い。そして、うき止めの位置を変えるこ
とができるため、潮流の具合によって、うき止めの位置
を変更して、このうきを自由に好みの場所に沈ませるこ
とができること、蓋体を水面などに浮かせて、目視によ
るつりを楽しむこともできること、等の効果を有する。
また比重の重いコマセを入れることにより、海底に生殖
する魚も釣ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す斜視図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】図1の本体の拡大断面図である。
【図4】図1の蓋体と本体との合体した状態を示す正面
図である。
【図5】図1の蓋体と本体との分離した状態を示す正面
図である。
【図6】〜は、沈みうきの動きを示す図であり、
は海中に投入された状態の図、は順次海中に進入する
図、は蓋体と本体との分離初期の状態を示す図、は
蓋体と本体との分離完了の状態を示す図、蓋体と本体
との分離完了の沈降過程の状態を示す図、は魚をつり
上げる状態を示す図である。
【図7】中間止め片がボールベアリングに係止されてい
る状態の拡大断面図である。
【図8】中間止め片がいつでも抜き出せる状態の拡大断
面図である。
【図9】本体の更に他の一例を示す拡大斜視図である。
【図10】本発明の他の一例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 蓋体 1a 上部 1b 下部 111 小孔 112 孔 113 孔 113a 垂直端面 2 空洞 3 磁石 5 本体 5a 上部 5b 下部 511 挿入口部 511a 段付底部 512 貫通孔 512a 上方開口 512b 下方開口 513 貫通孔拡開部 514 排気孔 6 鋼材 7 口金 8 さや管 811 凹部 812 係止凸部 9 ボールベアリング 10 パイプ 10a 下端 1011 突片 1012 道糸孔 11 錘 12 ボールベアリング 13 シリコン樹脂 15 隙間 H 道糸 H1 中間止め片 H2 下の止め片 H3 上の止め片H4 止め片 N つり針

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 まき餌及びつり針を収容できかつ孔を備
    えたうきを兼ねる蓋体と、この蓋体に接離される挿入口
    部を備えた本体と、前記蓋体と本体を接離する接合手段
    と、前記蓋体及び前記本体を貫通し先端に前記つり針を
    有する道糸と、で構成され、海中に投入するときに前記
    接合手段の連繋により前記蓋体及び本体が合体するとと
    もに、前記道糸に設けた中間止め片で前記蓋体及び本体
    を吊下し、また海中に投入されかつ道糸を上方に引上げ
    たときに前記接合手段を係脱するとともに、分割した前
    記蓋体を前記道糸に設けた上の止め片で、かつ前記本体
    を前記道糸に設けた下の止め片で受け止めできる構成と
    したうきとして機能することを特徴とするまき餌収容機
    能付き沈みうき。
  2. 【請求項2】 まき餌及びつり針を収容できかつ孔を備
    えたうきを兼ねる蓋体と、この蓋体に接離される挿入口
    部を備えた本体と、前記蓋体と本体を接離する接合手段
    と、前記蓋体及び前記本体を貫通し先端に前記つり針を
    有する道糸と、で構成され、海中に投入するときに前記
    接合手段の連繋により前記蓋体及び本体が合体するとと
    もに、前記道糸に設けた止め片で前記蓋体及び本体を吊
    下し、また海中に投入されかつ道糸を上方に引上げたと
    きに前記接合手段を係脱するとともに、分割した前記本
    体を前記道糸に設けた下の止め片で受け止めできる構成
    としたうきとして機能することを特徴とするまき餌収容
    機能付き沈みうき。
  3. 【請求項3】 まき餌及びつり針を収容できかつ孔を備
    えたうきを兼ねる蓋体と、この蓋体に接離される挿入口
    部を備えた本体と、前記蓋体と本体を接離する接合手段
    と、前記蓋体及び前記本体を貫通し先端に前記つり針を
    有する道糸と、で構成され、海中に投入するときに前記
    接合手段の連繋により前記蓋体及び本体が合体するとと
    もに、前記道糸に設けた中間止め片で前記蓋体及び本体
    を吊下し、また海中に投入されかつ道糸を上方に引上げ
    たときに前記接合手段を係脱するとともに、分割した前
    記本体を前記道糸に設けた下の止め片で受け止めできる
    構成としたうきとして機能することを特徴とするまき餌
    収容機能付き沈みうき。
  4. 【請求項4】 上記中間止め片及び止め片を本体に係止
    又は脱抜する装置が、本体の貫通孔に設けた係止凸部と
    凹部を備えたさや管と、このさや管に挿設されたパイプ
    と、このパイプと前記さや管との間に設けたボールベア
    リングと、前記パイプに設けた錘と、で構成され、前記
    ボールベアリングが前記係止凸部に位置するとき、前記
    中間止め片を係止し、前記ボールベアリングが前記凹部
    に位置するとき、前記中間止め片を脱抜する構成とした
    請求項1、請求項2又は請求項3記載のまき餌収容機能
    付き沈みうき。
  5. 【請求項5】 上記接合手段が磁石と鋼材とで構成され
    ている請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載
    のまき餌収容機能付き沈みうき。
  6. 【請求項6】 上記蓋体には海水の通る孔が一個又は数
    個設けられている構成の請求項1、請求項2、請求項3
    又は請求項4記載のまき餌収容機能付き沈みうき。
  7. 【請求項7】 上記の錘は本体の挿設されたパイプに脱
    着自在に設けられた環状で切条を備えてなり、かつ前記
    パイプにボールベアリングと弾性充填材を利用して装着
    されている構成の請求項3記載のまき餌収容機能付き沈
    みうき。
  8. 【請求項8】 上記錘は、パイプに脱着自在に設けられ
    る構成となっていることから蓋体の浮力体を水面ぎりぎ
    りに浮かせ、かつ目視できるうきとして利用できるとと
    もに、沈ませて利用できる沈みうきとしても利用できる
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5又は請求項6記載のまき餌収容機能付き
    沈みうき。
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