JP2700574B2 - コーンカップ成形用組成物、コーンカップ類及びその製造法 - Google Patents
コーンカップ成形用組成物、コーンカップ類及びその製造法Info
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- JP2700574B2 JP2700574B2 JP1082471A JP8247189A JP2700574B2 JP 2700574 B2 JP2700574 B2 JP 2700574B2 JP 1082471 A JP1082471 A JP 1082471A JP 8247189 A JP8247189 A JP 8247189A JP 2700574 B2 JP2700574 B2 JP 2700574B2
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- corn
- tapioca starch
- cups
- cup
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- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は原料粉中にタピオカ澱粉を含むことを特徴
としたコーンカップ成形用組成物、コーンカップ類及び
その製造法に関する。
としたコーンカップ成形用組成物、コーンカップ類及び
その製造法に関する。
(従来の技術) 従来、アイスクリーム用コーンカップ成形用組成物
は、小麦粉中にコーンスターチ、膨脹剤、砂糖、塩、色
染、香料などを混入したものであり、これを焼成すれ
ば、アイスクリーム用コーンカップが出来た(特開昭61
-37046号)。
は、小麦粉中にコーンスターチ、膨脹剤、砂糖、塩、色
染、香料などを混入したものであり、これを焼成すれ
ば、アイスクリーム用コーンカップが出来た(特開昭61
-37046号)。
(発明により解決しようとする課題) 澱粉を添加しないで製造したコーンカップ類は、バッ
ターの伸展性悪く、焼型に均一に充填されないことによ
り一部欠損した製品となる場合があり、又、できた製品
の食感も固く、ソフトさの欠けるものとなることが知ら
れていたので、一般には小麦粉に澱粉としてコーンスタ
ーチを5%〜20%配合していた。
ターの伸展性悪く、焼型に均一に充填されないことによ
り一部欠損した製品となる場合があり、又、できた製品
の食感も固く、ソフトさの欠けるものとなることが知ら
れていたので、一般には小麦粉に澱粉としてコーンスタ
ーチを5%〜20%配合していた。
このようにしてコーンスターチを配合すれば、バッタ
ーの伸展性は改良されるが、その反面次の問題点があ
る。
ーの伸展性は改良されるが、その反面次の問題点があ
る。
焼成時の火通りが悪く。
製品の形状の品質が低下する。
食感(ソフト感、パリパリ感)が悪化し。
製品の強度(もろさ、破損しやすさ)等の品質が低
下する。
下する。
(課題を解決する為の手段) 然るにこの発明は、小麦粉に配合する澱粉としてタピ
オカ澱粉を用いたことにより、前記従来の問題点を解決
したのである。
オカ澱粉を用いたことにより、前記従来の問題点を解決
したのである。
即ち、タピオカ澱粉を適量配合することにより、バッ
ターは伸展性良好となり、火通りも良く、製造したコー
ンカップ類は表面に状態がよくなり、孔あきなく、荒れ
のない滑かで均一の艶のあるものとなると共に、適度の
強度を有して破損しにくく、しかも食感も良好であるこ
とが確認された。
ターは伸展性良好となり、火通りも良く、製造したコー
ンカップ類は表面に状態がよくなり、孔あきなく、荒れ
のない滑かで均一の艶のあるものとなると共に、適度の
強度を有して破損しにくく、しかも食感も良好であるこ
とが確認された。
即ちこの発明は、小麦粉にタピオカ澱粉を混合し、こ
れに着色料、調味料及び膨脹剤を混合してなるコーンカ
ップ成形用組成物である。また、この発明の物は、タピ
オカ澱粉を含む原料を用いて焼成したコーンカップ類で
ある。更にこの発明の製造法は、小麦粉を主材料とし、
これにタピオカ澱粉、油脂、砂糖、食塩、重曹及び適量
の水を加えて混練し、この混練物を型に入れて焼成する
ことを特徴としたコーンカップ類の製造法である。
れに着色料、調味料及び膨脹剤を混合してなるコーンカ
ップ成形用組成物である。また、この発明の物は、タピ
オカ澱粉を含む原料を用いて焼成したコーンカップ類で
ある。更にこの発明の製造法は、小麦粉を主材料とし、
これにタピオカ澱粉、油脂、砂糖、食塩、重曹及び適量
の水を加えて混練し、この混練物を型に入れて焼成する
ことを特徴としたコーンカップ類の製造法である。
前記におけるタピオカ澱粉の添加量は、小麦粉とタピ
オカ澱粉の混合物100部に対し、タピオカ澱粉を5%〜4
5%としたものである。この発明において、コーンカッ
プ類とは、コーンカップ、ウェハース又はアイスクリー
ム用最中である。
オカ澱粉の混合物100部に対し、タピオカ澱粉を5%〜4
5%としたものである。この発明において、コーンカッ
プ類とは、コーンカップ、ウェハース又はアイスクリー
ム用最中である。
前記において、タピオカ澱粉の添加量を5%以下とす
るとタピオカ澱粉を添加する為に期待できるバッター特
性、外観及び食感等の特性が失われる。一方、タピオカ
澱粉の添加量を45%以上にすると、製品がポーラスにな
り、もろくなり、外観、食感などの品質低下が著しくな
ることが確認された。
るとタピオカ澱粉を添加する為に期待できるバッター特
性、外観及び食感等の特性が失われる。一方、タピオカ
澱粉の添加量を45%以上にすると、製品がポーラスにな
り、もろくなり、外観、食感などの品質低下が著しくな
ることが確認された。
(作用) この発明のタピオカ澱粉を含むコーンカップ成形用組
成物は、バッターの伸展性良好で、火通りも良好であ
り、これを用いて焼成したコーンカップ類は外観、食感
共に良好である。
成物は、バッターの伸展性良好で、火通りも良好であ
り、これを用いて焼成したコーンカップ類は外観、食感
共に良好である。
また、コーンカップ類の製造に際して割れ、変形など
の失敗が少なく、概ね優良の製品を多量生産できる。
の失敗が少なく、概ね優良の製品を多量生産できる。
(実施例1) この発明の実施例について説明する。
薄力小麦粉80kg、タピオカ澱粉20kg、油脂2kg、砂糖3
kg、食塩0.2kg、重曹0.5kgを混合して、コーンカップ成
形用組成物ができた。
kg、食塩0.2kg、重曹0.5kgを混合して、コーンカップ成
形用組成物ができた。
(実施例2) 前記実施例1により得たコーンカップ成形用組成物
に、水125kgを混合し、全体を均一に混練した後、混合
物を20g宛型に入れて190℃で2分間焼成した所、8.0gの
コーンカップを得た。
に、水125kgを混合し、全体を均一に混練した後、混合
物を20g宛型に入れて190℃で2分間焼成した所、8.0gの
コーンカップを得た。
(発明の効果) この発明は、小麦粉にタピオカ澱粉を配合したコーン
カップ成形用組成物を用いてコーンカップを製造すれ
ば、生地の流動性、焼成時の火通り、製品重量、製品外
観、製品食感、焼色共に著しく優れている効果がある。
また、コーンカップ類の製造に際して作業性よく、不良
品の発生率が小さいなどの効果もある。次に、コーンカ
ップ類の製造における比較実験の結果、第1表乃至第3
表に示すように効果が顕著であった。
カップ成形用組成物を用いてコーンカップを製造すれ
ば、生地の流動性、焼成時の火通り、製品重量、製品外
観、製品食感、焼色共に著しく優れている効果がある。
また、コーンカップ類の製造に際して作業性よく、不良
品の発生率が小さいなどの効果もある。次に、コーンカ
ップ類の製造における比較実験の結果、第1表乃至第3
表に示すように効果が顕著であった。
また、ウェハースの製造においても次の第2表に示す
ような効果が確認された。
ような効果が確認された。
Claims (5)
- 【請求項1】小麦粉にタピオカ澱粉を混合し、これに着
色料、調味料及び膨脹剤を混合してなるコーンカップ成
形用組成物 - 【請求項2】タピオカ澱粉を含む原料を用いて焼成した
コーンカップ類 - 【請求項3】小麦粉を主材料とし、これにタピオカ澱
粉、油脂、砂糖、食塩、重曹及び適量の水を加えて混練
し、この混練物を型に入れて焼成することを特徴とした
コーンカップ類の製造法 - 【請求項4】タピオカ澱粉の添加量は、小麦粉とタピオ
カ澱粉の混合物100部に対し、タピオカ澱粉を5%〜45
%とした請求項2記載のコーンカップ類 - 【請求項5】タピオカ澱粉の添加量は、小麦粉とタピオ
カ澱粉の混合物を100とした場合に、タピオカ澱粉を5
%〜45%とした請求項3記載のコーンカップ類の製造法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1082471A JP2700574B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | コーンカップ成形用組成物、コーンカップ類及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1082471A JP2700574B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | コーンカップ成形用組成物、コーンカップ類及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02261335A JPH02261335A (ja) | 1990-10-24 |
JP2700574B2 true JP2700574B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=13775423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1082471A Expired - Lifetime JP2700574B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | コーンカップ成形用組成物、コーンカップ類及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2700574B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190046683A (ko) * | 2017-10-25 | 2019-05-07 | 주식회사 빙그레 | 몰디드 콘과자용 믹스 조성물 및 이를 이용한 몰디드 콘과자 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5836179B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-12-24 | 森永乳業株式会社 | アイスクリーム用可食容器の製造方法 |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP1082471A patent/JP2700574B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190046683A (ko) * | 2017-10-25 | 2019-05-07 | 주식회사 빙그레 | 몰디드 콘과자용 믹스 조성물 및 이를 이용한 몰디드 콘과자 |
KR102324948B1 (ko) * | 2017-10-25 | 2021-11-12 | 주식회사 빙그레 | 몰디드 콘과자용 믹스 조성물 및 이를 이용한 몰디드 콘과자 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02261335A (ja) | 1990-10-24 |
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