JP2688890B2 - 商品の配送方法 - Google Patents

商品の配送方法

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JP2688890B2
JP2688890B2 JP25192195A JP25192195A JP2688890B2 JP 2688890 B2 JP2688890 B2 JP 2688890B2 JP 25192195 A JP25192195 A JP 25192195A JP 25192195 A JP25192195 A JP 25192195A JP 2688890 B2 JP2688890 B2 JP 2688890B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種の商品を、
複数の店舗等の配送箇所に能率よく分配する方法に関す
る。とくに、本発明の方法は、多数の店舗を有するチェ
ーン店等に複数種の商品を分配するのに最適な商品の配
送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集中配送基地から、商品を多数のチェー
ン店に配送するシステムは、商品コストを低減して、品
質管理を改善できる。このことを実現するには、集中配
送基地において、多品種の商品を、各店舗等の配送箇所
に分配して店舗配送台車に積載し、店舗配送台車をトラ
ック等で各店舗に配送する必要がある。
【0003】このことを実現するために、従来は、下記
のようにして商品を店舗配送台車に分配して配送してい
る。 加工室で、パック詰めした商品をコンテナに入れ
て、コンテナに配送箇所を表示する。配送箇所は、店舗
を名称で表示し、あるいは数字、記号、バーコード等の
符号で表示する。配送箇所の表示に加えて、値付けもす
る。
【0004】 配送箇所の表示されたコンテナを、順
番にベルトコンベヤに載せ、ベルトコンベヤで、加工室
から出荷仕分室に移送する。
【0005】 出荷仕分室において、ベルトコンベヤ
で次々と移送されてくるコンテナを、ベルトコンベヤか
ら、店舗別の店舗配送台車に載せ替える。 店舗配送台車をトラック等に搭載して、各店舗に移
送する。
【0006】この方法は、たとえば、100g入りの好
き焼き肉を200個パック詰めし、パック詰めした全て
の商品に、値段のプリントされたラベルを貼り、これを
コンテナに入れてコンテナに配送箇所を表示し、コンテ
ナをベルトコンベヤに載せて、加工室から出荷仕分室に
移送する。
【0007】出荷仕分室では、ベルトコンベヤで送られ
てくるコンテナの配送箇所の表示を見て、各店舗に配送
される店舗配送台車に載せ替える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この配送方法は、パッ
ク詰めして配送箇所を表示した商品をコンテナに入れ
て、ベルトコンベヤで加工室から出荷仕分室に移送す
る。この方法は、加工室で同じ種類の商品を連続してパ
ック詰めし、これをコンテナに入れて配送箇所を表示し
て、ベルトコンベヤで加工室から出荷仕分室に移送でき
る。たとえば、A、B、Cの店舗に配送する、100g
入りの好き焼き肉を200個、ベルトコンベヤに供給し
た後、別の商品である200g入りの焼肉を300個、
コンテナに入れてベルトコンベヤに供給し、さらに、そ
の後に150g入りの鶏肉を400個、パック詰めして
コンテナに入れて、ベルトコンベヤに供給できる。この
ため、加工室では同じ商品を出荷できるので、能率よく
作業できる。
【0009】しかしながら、この方法は、出荷仕分室に
送られてきた、配送箇所の表示されているコンテナを、
ベルトコンベヤから店舗配送台車に移し替える作業に多
くの人手を要する。それは、ベルトコンベヤで次々と送
られてくるコンテナを、配送箇所を見て配送する店舗用
の店舗配送台車に載せ替える必要があるからである。ベ
ルトコンベヤは、コンテナを1列に並べて出荷仕分室に
移送するので、ベルトコンベヤに載せた状態では、出荷
仕分室で多数の商品入りコンテナを蓄えることができな
い。このため、ベルトコンベヤで送られてきた商品入り
のコンテナは、出荷仕分室で速やかに店舗配送台車に積
載する必要がある。このため、出荷仕分室では、ベルト
コンベヤに商品入りのコンテナがストックされないよう
に、次々と送られてくるコンテナを、店舗配送台車に載
せる必要があり、この作業に多くの人手を必要とする。
【0010】この弊害は、自動搬送装置を使用して、ベ
ルトコンベヤから店舗配送台車にコンテナを移送する方
法で解消できる。また、商品をコンテナに入れないで、
直接に店舗配送台車に、自動的に移送する方法で解消で
きる。しかしながら、このことを実現する自動搬送装置
は、極めて高価な移送プラントとなる。それは、コンテ
ナに付されている配送箇所を正確に読み取って、ベルト
コンベヤで送られてくるコンテナを、決められた店舗配
送台車の、決められた位置に移送する必要があるからで
ある。とくに、店舗配送台車は、多数のコンテナを収納
するために、多段の棚にコンテナを収納するものが多
い。多段の棚の間にコンテナを収納するためには、ロボ
ットのアームでコンテナを掴んで上から供給できず、供
給するロボットアームの機構と動きも著しく複雑にな
る。自動搬送装置が極めて高価であるために、この工程
を自動化することは、経済的に極めて難しい。このた
め、この工程はほとんど例外なく、人手で作業されてい
るのが実状である。
【0011】さらに、ベルトコンベヤで送られて来るコ
ンテナの配送箇所を見て、店舗配送台車に載せ替える方
法は、ベルトコンベヤに載って動いているコンテナを、
店舗配送台車に載せ替えるので、能率よく載せ替えする
のが難しい。さらに、ベルトコンベヤを店舗配送台車の
近くに移動させることはできない。店舗配送台車をベル
トコンベヤの近くに移動させる必要がある。このため、
ベルトコンベヤの近くに多数の店舗配送台車があって、
店舗配送台車とこれに載せるコンテナとの相対的な位置
を理想的な状態にすることができない。
【0012】本発明は、これ等の欠点を解決することを
目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、多数
の商品を能率よく店舗配送台車に分配できる商品の配送
方法を提供することにある。また、本発明の他の重要な
目的は、出荷仕分室において、商品を店舗配送台車に能
率よく載せ替えできる商品の配送方法を提供することに
ある。さらにまた、本発明の他の重要な目的は、商品を
積載する室内台車を、商品の移送とストック用の棚に併
用して、コンベヤを安価にできる商品の配送方法を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
される商品の配送方法は、前述の目的を達成するために
下記のようにして、商品を店舗配送台車1に分配する。
本発明の配送方法は、複数種の商品を加工室2からコン
ベヤ4で出荷仕分室3に移送し、出荷仕分室3に送られ
た商品を、出荷仕分室3において、配送箇所の異なる店
舗配送台車1に積み替えして店舗配送台車1を店舗等の
配送箇所に配送する方法を改良したものである。
【0014】本発明の商品の配送方法は、加工室2で商
品をコンテナ13に入れ、商品を入れたコンテナ13に
配送箇所を表示し、配送箇所の表示されたコンテナ13
を、車輪12を備える室内台車5に積載する。コンテナ
13を積載した室内台車5を、コンベヤ4で引っ張って
加工室2から出荷仕分室3に移送する。出荷仕分室3に
移送された室内台車5は、コンベヤ4から分離されて、
コンベヤ4から分離された室内台車5のコンテナ13
を、配送箇所の特定された店舗配送台車1に載せ替え
る。
【0015】本発明の請求項2に記載される商品の配送
方法は、コンベヤ4から分離された室内台車5のコンテ
ナ13を、配送箇所の特定された店舗配送台車1に載せ
替えし、商品入りのコンテナ13を積載する店舗配送台
車1を各配送箇所に配送して、配送箇所でコンテナ13
から商品を取り出し、配送箇所で空になったコンテナ1
3を再び店舗配送台車1に積載して回収する。回収した
店舗配送台車1は、再び商品入りのコンテナ13を積載
して各配送箇所に配送する。すなわち、店舗配送台車1
は、配送箇所と出荷仕分室3とに循環されて、コンテナ
13に入れた商品を配送箇所に移送する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための商品の配送方法を例示す
るものであって、本発明は、配送方法を下記の形態に特
定しない。
【0017】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
【0018】図1と図3は、本発明の実施例の方法で商
品を店舗配送台車1に分配する配送システムの平面図で
ある。この図の配送システムは、商品をパック詰めして
コンテナ13に入れてコンテナ13に配送箇所を表示す
る加工室2と、この加工室2から送られてくるコンテナ
13を店舗配送台車1に載せ替える出荷仕分室3と、仕
分けされた店舗配送台車1を配送先別に並べて配送自動
車18に積載する配送室16と、配送箇所で商品を取り
出して空になったコンテナ13を積載した店舗配送台車
1を回収する回収室14とを備える。
【0019】配送室16は、コンテナ13を積載した店
舗配送台車1を配送先別に並べて配置するフロアーと、
配送自動車18が発着するプラットホーム17を有す
る。回収室14は、配送箇所から店舗配送台車1を回収
するリターン室14Aと、リターン室14Aから送りこ
まれる店舗配送台車1のコンテナ13を綺麗に洗浄する
洗浄室14Bと、この洗浄室14Bで洗浄された空コン
テナ13を搭載し、あるいは、コンテナ13を除去して
いる店舗配送台車1のストック室14Cとからなる。
【0020】加工室2と出荷仕分室3には、室内台車5
を循環するように移送するコンベヤ4を配設しており、
回収室14と加工室2には、洗浄済みの空コンテナ13
を移送するベルトコンベヤ15を配設している。加工室
2は、出荷仕分室3と、回収室14とを断熱壁6で区画
している。
【0021】加工室2は、商品をトレイに盛りつけし、
パック詰めし、値付けするライン7を有する。ライン7
では、たとえば、好き焼き肉、焼肉、鶏肉等を、順番に
トレイに盛りつけし、その表面をプラスチックフィルム
で被覆してパック詰めし、プラスチックフィルムの表面
にラベルを付着する。ラベルには、値段、内容物名、重
量等をプリントしている。商品はコンテナ13に入れら
れて、コンテナに配送箇所を表示したラベルを付着す
る。配送箇所は、店舗の名称等であり、バーコード、数
字、英文字等の符号で表示されている。ライン7では、
好き焼き肉、焼肉、鶏肉等を順番にトレイに盛りつけす
るが、各商品の盛りつけが完了した後に、次の商品を盛
りつけしてパック詰めする。たとえば、好き焼き肉の盛
りつけが完了した後、焼肉の盛りつけをし、焼肉の盛り
つけが完了した後に、鶏肉の盛りつけをする。能率よく
商品を盛りつけしてパック詰めするためである。
【0022】コンベヤ4は、加工室2と出荷仕分室3の
断熱壁6に沿って配設されている。ライン7はこれと直
交する方向に配設されている。ライン7から送られてく
る商品をコンテナ13に入れて、コンテナ13を能率よ
くコンベヤ4で移送するためである。コンベヤ4は、室
内台車5を引っ張って、加工室2から出荷仕分室3に移
送する。室内台車5を加工室2から出荷仕分室3に移送
するために、断熱壁6に配送口8を開口している。配送
口8に連結される通路は、室内台車5がここを通過する
ときに、冷気が出荷仕分室3から加工室2に漏れないよ
うに、三重の遮断扉9を設けている。遮断扉9は、室内
台車5が通過するときに自由に開閉されて自動的に閉じ
られるアルミニウム製の扉である。
【0023】加工室2で扱う商品が、精肉や鮮魚等の生
鮮食料品の場合は、商品の鮮度を高く保持するために、
加工室2の温度を低温に保持する。たとえば、加工室2
の温度は、約15℃に設定し、出荷仕分室3の温度を0
℃に設定する。加工室2は、商品の処理時間が短いの
で、この温度に設定しても鮮度の低下は少ない。出荷仕
分室3は、商品を保管するので低温にして、生鮮食料品
の鮮度低下を防止する。出荷仕分室3で店舗配送台車1
に載せられた商品を入れているコンテナ13は、店舗配
送台車1を冷蔵車で搬送して、低温に保持されて店舗に
配送される。商品が生鮮食料品でない場合は、加工室2
と出荷仕分室3を低温に冷却する必要がない。
【0024】コンベヤ4は、ベルトコンベヤのように、
上に商品を載せて移送するのではない。室内台車5を脱
着自在に引っ張って移送できればよい。このため、コン
ベヤ4の構造は、極めて簡単である。図4はコンベヤ4
の斜視図、図5はその断面図である。これ等の図に示す
コンベヤ4は、上を開いた溝状のガイド4Aに、チェー
ン4Bを摺動できるように入れている。ガイド4Aは、
図4に示すように吊下ブラケット10に固定されてい
る。吊下ブラケット10は、建物の天井等に固定され
て、ガイド4Aを加工室2と出荷仕分室3に配設する。
チェーン4Bは、リンクに引掛アーム11を固定してい
る。引掛アーム11は、室内台車5を脱着自在に引っか
けて移送するアームである。引掛アーム11は、下方に
延長された下端をL字状に折曲している。下端の折曲部
は、前面に、室内台車5のロッド5Aを案内するV溝1
1Aを設けている。
【0025】室内台車5は、図5および図6に示すよう
に、アングルを長方形に枠組した底枠の4隅に4本の柱
を固定し、この柱にアングルで中間2段、全体で4段の
多段枠を設け、底枠と多段枠とで、コンテナ13を載せ
る棚枠5Bとしている。室内台車5は、図6に示すよう
に、最上段の棚を除いてコンテナを積層することも、ま
た、図示しないが、最上段の棚にもコンテナを積層し
て、効率よくコンテナを運ぶこともできる。室内台車5
は、底枠の四隅に車輪12を固定して自走できるように
している。全ての車輪12は、室内台車5を自由な方向
に移動できるように、首振りできるものである。コンテ
ナ13は、棚枠5Bの外形にほぼ等しく、横ずれなく積
層できる上方を開口した薄い箱形である。
【0026】本発明の配送方法は、加工室2から出荷仕
分室3にコンテナ13を送る室内台車5を、店舗配送台
車1にも使用できる。室内台車5を店舗配送台車1に使
用すると、商品を載せた店舗配送台車1を便利に車等に
搭載できる。また、店舗配送台車1を室内台車5に接近
させて、便利に商品を載せ替えできる特長がある。室内
台車5を店舗配送台車1として使用するとき、好ましく
は、店舗配送台車1の最上段の棚にもコンテナ13を積
層して、トラック等の配送自動車18の積載効率を高く
する。
【0027】以上の配送システムを使用して、下記のよ
うにして、種々の商品を店舗配送台車1に分配する。
【0028】[加工室の作業] 加工室2のライン7で、好き焼き肉、焼肉、鶏肉等
の商品を、発泡スチロール等のプラスチック製トレイに
盛りつけし、これをプラスチックフィルムで被覆してパ
ック詰めし、さらに、プラスチックフィルムやトレイの
上に、値段等のプリントされたラベルを貼る。
【0029】 商品は、ライン7の先端部でコンテナ
13に並べて入れる。コンテナ13にラベルを貼る等の
方法で、配送箇所を表示する。コンテナ13には配送箇
所が同じである商品を並べる。配送箇所の異なる商品
は、別々にコンテナ13に入れる。商品を入れたコンテ
ナ13を、室内台車5の棚枠5Bに載せる。棚枠5Bに
は、コンテナ13を複数に積み重ねて載せる。室内台車
5の棚枠5Bには、配送箇所の異なるコンテナ13が複
数段に積層される。ただ、ひとつのコンテナ13に入れ
られている商品は、同じ配送箇所である。
【0030】 室内台車5をコンベヤ4に引っかけ、
コンベヤ4で引っ張って移送する。コンベヤ4は、商品
をいれたコンテナ13を収納する室内台車5を、加工室
2から出荷仕分室3に移送する。
【0031】[出荷仕分室の作業] 出荷仕分室3に送られた室内台車5を、コンベヤ4
から外す。出荷仕分室3でコンベヤ4から外された室内
台車5は、ただちに、商品を入れたコンテナ13を、店
舗配送台車1に載せ替えする必要はない。室内台車5を
商品のストック棚として併用できるからである。出荷仕
分室3の作業者は、出荷仕分室3に送られたきた室内台
車5をコンベヤ4から外す作業と、室内台車5から店舗
配送台車1に商品のコンテナ13を載せ替える作業とを
能率よく行う。室内台車5は、かならずしも一定の時間
間隔で、出荷仕分室3に送られて来ない。加工室2の処
理状況によって、あるときは次々と室内台車5が送られ
てくるが、あるときは、長い時間室内台車5が送られて
こないこともある。次々と送られてくる室内台車5は、
コンベヤ4から外して、商品を載せ替えしないでストッ
クできる。
【0032】室内台車5からコンベヤ4にコンテナ13
を載せ替えしているとき、室内台車5をコンベヤ4から
外すことができないこともある。コンベヤ4から外され
ない室内台車5は、ループ状のコンベヤ4に牽引され
て、再び加工室2に送られ、加工室2から出荷仕分室3
にもどって来る。したがって、室内台車5を出荷仕分室
3で外すことができなくても、そのまま放置すると、ふ
たたび出荷仕分室3に移送される。
【0033】 コンベヤ4から外した室内台車5の棚
枠5Bから、店舗配送台車1の棚枠5Bにコンテナ13
を載せ替える。コンテナ13は、配送箇所を確認して、
配送箇所の特定された店舗配送台車1の棚枠5Bに載せ
替える。室内台車5から店舗配送台車1にコンテナ13
を載せ替えるとき、図1に示すように、配送箇所の異な
る店舗配送台車1を一例に並べる。店舗配送台車1に沿
って室内台車5を移動し、室内台車5の棚枠5Bからコ
ンテナ13を取り出して、配送箇所の異なる店舗配送台
車1の棚枠5Bに載せ替えする。全てのコンテナ13を
取り出した室内台車5は、コンベヤ4に引っかけて加工
室2に移送する。次々と、室内台車5を店舗配送台車1
に沿って移動し、コンテナの配送箇所を確認し、配送箇
所の特定された店舗配送台車1にコンテナ13を載せ替
える。
【0034】 コンテナ13を載せた店舗配送台車1
は、出荷仕分室3から配送室16へ運び出される。出荷
仕分室3の出口は、通常は扉で閉塞されて、冷気が外部
に漏れない構造となっている。
【0035】[配送室の作業] 出荷仕分室3から配送室16へ運び込まれた、コン
テナ13を載せた店舗配送台車1を、配送先の店舗に分
けて並べる。 配送箇所別に分けられ、並べられた店舗配送台車1
は、プラットホーム17で待機する冷蔵車等の配送自動
車18に積み込まれる。 配送自動車18は、店舗配送台車1を積載して各店
舗に配送する。
【0036】[配送箇所の作業] プラットホーム17から出発したトラック等の配送
自動車18は、コンテナ13を積載する店舗配送台車1
を、図2に示す配送箇所に配送する。 配送箇所では、店舗配送台車1のコンテナ13を小
出しして陳列什器19等に並べ、あるいは、図示しない
が、店舗配送台車を陳列什器の近くに移動させて、直接
に陳列什器に並べる。 空コンテナ13を店舗配送台車1に積載して、配送
自動車18で回収する。
【0037】[回収室の作業] 配送自動車18から回収された空コンテナ13を搭
載する店舗配送台車1は、リターン室14Aから洗浄室
14Bに送り込まれる。 洗浄室14Bで、空コンテナ13が店舗配送台車1
から外されて、綺麗に洗浄され、洗浄された空コンテナ
13をベルトコンベヤ15で加工室2に送る。 空コンテナ13を除いた店舗配送台車1は、出荷仕
分室3に移送され、あるいは、洗浄したコンテナ13を
搭載して、ストック室14Cへ移送される。 ストック室14Cに送られた店舗配送台車1は、こ
こに保管される。
【0038】
【発明の効果】本発明の商品の配送方法は、多数の商品
を能率よく店舗配送台車に分配して配送できる特長があ
る。とくに、本発明の配送方法は、商品を配送箇所の特
定された店舗配送台車に載せ替えるのを能率よくして、
この工程に要する人手を少なくできる特長がある。それ
は、本発明の商品の配送方法が、商品を配送箇所の表示
したコンテナに入れて、コンテナを室内台車に載せ、室
内台車をコンベヤで引っ張って出荷仕分室に移送し、出
荷仕分室でコンベヤから外して、出荷仕分室から配送箇
所の決まっている店舗配送台車に載せ替えするからであ
る。このようにして、商品を店舗配送台車に分配する方
法は、出荷仕分室において室内台車を商品をストックす
る棚に併用できる。室内台車に商品を入れたコンテナを
ストックできるために、加工室から出荷仕分室に次々と
送られてくる商品入りのコンテナを、ただちに店舗配送
台車に載せ替える必要がない。たくさん室内台車が送ら
れて来るときは、室内台車をコンベヤから外して、商品
入りコンテナをストックしておくことができる。室内台
車が少なくなったときに、ストックしている室内台車の
商品入りコンテナを店舗配送台車に載せ替えることがで
きる。このため、出荷仕分室で店舗配送台車にコンテナ
を載せ替えする人数を、従来のように、ベルトコンベヤ
で次々と送られるくるコンテナの最大供給量を処理でき
るようにする必要がない。出荷仕分室で連続的に処理し
て、室内台車から店舗配送台車に移し替えできる人数で
足りる。
【0039】さらに、本発明の商品の配送方法は、室内
台車を店舗配送台車に接近させるように移動させなが
ら、室内台車の商品入りコンテナを店舗配送台車に移し
替えできる。このため、配送箇所の異なる店舗配送台車
を並べ、この店舗配送台車に沿って室内台車を移動させ
ながら、配送箇所の異なる商品入りコンテナを店舗配送
台車に移し替えできる特長がある。このため、室内台車
から店舗配送台車に商品入りコンテナを移し替える作業
を能率よくできる特長がある。
【0040】さらにまた、本発明の配送方法は、加工室
から出荷仕分室に商品を移送するコンベヤを、極めて簡
単な構造として、安価にできる特長もある。それは、本
発明の配送方法が、ベルトコンベヤ等に商品を載せて移
送するのではなく、コンテナを移送する室内台車をコン
ベヤの一部に併用できるからである。走行できる室内台
車をコンベヤで引っかけて移送する構造は、商品を上に
載せて移送するベルトコンベヤ等に比較して、極めて簡
単な構造にできる。さらに、商品入りのコンテナを移送
する室内台車は、加工室と出荷仕分室の両方の室内で、
商品の載せ下ろしに便利な位置に移動して、能率よく作
業できる特長もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配送方法で商品を店舗配送台車に分配
するシステムを示す概略図
【図2】本発明の配送方法で商品を配送箇所に配送する
システムを示す概略図
【図3】本発明の配送方法で商品が配送される配送箇所
を示す概略図
【図4】図1に示すコンベヤの斜視図
【図5】図1に示すコンベヤの断面図
【図6】図1に示す室内台車の斜視図
【符号の説明】
1…店舗配送台車 2…加工室 3…出荷仕分室 4…コンベヤ 4A…ガイド 4B…チェ
ーン 5…室内台車 5A…ロッド 5B…棚枠 6…断熱壁 7…ライン 8…配送口 9…遮断扉 10…吊下ブラケット 11…引掛アーム 11A…V溝 12…車輪 13…コンテナ 14…回収室 14A…リターン室 14B…洗浄室 14C…ストック室 15…ベルトコンベヤ 16…配送室 17…プラットホーム 18…配送自動車 19…陳列什器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の商品を加工室(2)からコンベヤ
    (4)で出荷仕分室(3)に移送し、出荷仕分室(3)に送られ
    た商品を、出荷仕分室(3)において、配送箇所の異なる
    店舗配送台車(1)に積み替えして店舗配送台車(1)を店舗
    等の配送箇所に配送する商品の配送方法において、 加工室(2)で商品をコンテナ(13)に入れて、コンテナ(1
    3)に配送箇所を表示し、配送箇所の表示されたコンテナ
    (13)を、車輪(12)を備える室内台車(5)に積載し、コン
    テナ(13)を積載した室内台車(5)を、コンベヤ(4)で引っ
    張って加工室(2)から出荷仕分室(3)に移送し、出荷仕分
    室(3)に移送された室内台車(5)をコンベヤ(4)から分離
    し、コンベヤ(4)から分離された室内台車(5)のコンテナ
    (13)を、配送箇所の特定された店舗配送台車(1)に載せ
    替えすることを特徴とする商品の配送方法。
  2. 【請求項2】 複数種の商品を加工室(2)からコンベヤ
    (4)で出荷仕分室(3)に移送し、出荷仕分室(3)に送られ
    た商品を、出荷仕分室(3)において、配送箇所の異なる
    店舗配送台車(1)に積み替えして店舗配送台車(1)を店舗
    等の配送箇所に配送し、店舗で商品を取り出した店舗配
    送台車(1)を回収する商品の配送方法において、 加工室(2)で商品をコンテナ(13)に入れて、コンテナ(1
    3)に配送箇所を表示し、配送箇所の表示されたコンテナ
    (13)を、車輪(12)を備える室内台車(5)に積載し、コン
    テナ(13)を積載した室内台車(5)を、コンベヤ(4)で引っ
    張って加工室(2)から出荷仕分室(3)に移送し、出荷仕分
    室(3)に移送された室内台車(5)をコンベヤ(4)から分離
    し、コンベヤ(4)から分離された室内台車(5)のコンテナ
    (13)を、配送箇所の特定された店舗配送台車(1)に載せ
    替えし、コンテナ(13)を積載する店舗配送台車(1)を各
    配送箇所に配送し、配送箇所でコンテナから商品を取り
    出して、空になったコンテナ(13)を再び店舗配送台車
    (1)に積載して回収し、回収した店舗配送台車(1)に商品
    を入れたコンテナ(13)を積載して各配送箇所に配送する
    ことを特徴とする商品の配送方法。
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