JP2675372B2 - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置Info
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- JP2675372B2 JP2675372B2 JP30750688A JP30750688A JP2675372B2 JP 2675372 B2 JP2675372 B2 JP 2675372B2 JP 30750688 A JP30750688 A JP 30750688A JP 30750688 A JP30750688 A JP 30750688A JP 2675372 B2 JP2675372 B2 JP 2675372B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （イ） 産業上の利用分野 本発明は，燃料電池などの直流電源の電圧を、直流−
直流変換装置で昇圧または降圧し、インバータで交流に
変換する電力変換装置に関するものである。
直流変換装置で昇圧または降圧し、インバータで交流に
変換する電力変換装置に関するものである。
（ロ） 従来の技術 第２図は、良く知られた昇圧チョッパ回路にインバー
タを付加したものである。ここで、１は燃料電池などの
直流電源、２は直流リアクトル、３はトランジスタ、４
はダイオード、５は電解コンデンサ、６はインバータ、
７は負荷、８は電圧検出器、９は基準電圧発生器、10は
パルス幅制御装置である。電解コンデンサ５の電圧は、
電圧検出器８によって検出され、基準電圧発生器９の電
圧と比較される。その誤差信号によってパルス幅制御装
置10はトランジスタ３のオン、オフ比を調整することに
より、電解コンデンサ５の電圧は基準電圧発生器９であ
らかじめ設定された値になるように制御される。インバ
ータ６は昇圧チョッパ回路の出力電圧を交流に変換し、
負荷７に電力を供給する。
タを付加したものである。ここで、１は燃料電池などの
直流電源、２は直流リアクトル、３はトランジスタ、４
はダイオード、５は電解コンデンサ、６はインバータ、
７は負荷、８は電圧検出器、９は基準電圧発生器、10は
パルス幅制御装置である。電解コンデンサ５の電圧は、
電圧検出器８によって検出され、基準電圧発生器９の電
圧と比較される。その誤差信号によってパルス幅制御装
置10はトランジスタ３のオン、オフ比を調整することに
より、電解コンデンサ５の電圧は基準電圧発生器９であ
らかじめ設定された値になるように制御される。インバ
ータ６は昇圧チョッパ回路の出力電圧を交流に変換し、
負荷７に電力を供給する。
（ハ） 発明が解決しようとする課題 しかし、上記のような電力変換装置では、直流リアク
トル２、電解コンデンサ５の大きさ、または負荷７の大
きさによっては、電解コンデンサ５の電圧にリップル分
が重畳し、この電圧がパルス幅制御装置10にフィードバ
ックされるため、直流リアクトル２には交流電流の２倍
の周波数成分を持つリップル電流が流れ、トランジスタ
３の負担が大きくなり、このリップル電流を小さくする
ためには、直流リアクトル２、電解コンデンサ５を大き
くする必要があり、装置が大型になるという課題があっ
た。
トル２、電解コンデンサ５の大きさ、または負荷７の大
きさによっては、電解コンデンサ５の電圧にリップル分
が重畳し、この電圧がパルス幅制御装置10にフィードバ
ックされるため、直流リアクトル２には交流電流の２倍
の周波数成分を持つリップル電流が流れ、トランジスタ
３の負担が大きくなり、このリップル電流を小さくする
ためには、直流リアクトル２、電解コンデンサ５を大き
くする必要があり、装置が大型になるという課題があっ
た。
（ニ） 課題を解決するための手段 本発明による電力変換装置は、直流リアクトル２に流
れるリップル電流を検出して、これを抑制するような電
流フィードバックループを、電解コンデンサ５の電圧フ
ィードバックループに重畳してリップル電流を抑制する
手段を設けたものである。
れるリップル電流を検出して、これを抑制するような電
流フィードバックループを、電解コンデンサ５の電圧フ
ィードバックループに重畳してリップル電流を抑制する
手段を設けたものである。
（ホ） 作用 直流リアクトル２に流れるリップル電流を抑制するた
めに、直流リアクトル２、電解コンデンサ５を小型化で
き、トランジスタ３の負担を軽減することで、装置の高
効率化が図れる。
めに、直流リアクトル２、電解コンデンサ５を小型化で
き、トランジスタ３の負担を軽減することで、装置の高
効率化が図れる。
（ヘ） 実施例 第１図に、本発明の一実施例を示す。第２図と異なる
ところは直流リアクトル２に流れる電流を検出する電流
検出器11と、電流検出器11の出力を入力としリップル電
流の周期より十分長い時定数をもつ第１のフィルタ12
と、同じく電流検出器11の出力を入力とし、リップル電
流の周期に近い時定数をもつ第２のフィルタ13とを設け
た点である。次に、このような構成の電力変換装置の動
作について説明する。直流リアクトル２に流れる電流
は、電流検出器11によって検出され、第１のフィルタ12
に入力される。第１のフィルタ12は直流リアクトル２に
流れるリップル電流の周期より十分長い時定数をもつか
ら、第１のフィルタ12の出力には直流リアクトル２に流
れる電流の直流分に相当する信号が得られる。同様に、
電流検出器11の出力は、第２のフィルタ13に入力され
る。第２のフィルタ13はリップル電流の周期に近い時定
数をもつから第２のフィルタ13の出力には直流リアクト
ル２に流れる電流のリップル分を含んだ信号がえられ
る。加算点14では、第１のフィルタ12の出力と、第２の
フィルタ13の出力の差が形成される。したがって、加算
点14の出力には直流リアクトル２に流れる電流のリップ
ル分に相当する信号が得られる。加算点15では、加算点
14の出力と、基準電圧発生器９の出力が加算され、加算
点15の出力には基準電圧発生器９の出力に直流リアクト
ル２に流れる直流のリップル分に相当する信号が重畳し
た信号が現れる。加算点11では、加算点15の出力信号
と、電圧検出器８の出力の差が形成される。この加算電
圧が、パルス幅制御装置10に入力される。パルス幅制御
装置10の出力によってトランジスタ３のオン、オフ比を
調整する。このような構成において、直流リアクトル２
に流れる電流が増加しようとすると、加算点14の出力は
負方向に動き、この信号が加算点15に加算されて基準電
圧発生器９の出力電圧を減少させる。したがって、パル
ス幅制御装置10は電解コンデンサ５の電圧を減少させる
ようにトランジスタ３のオン、オフ比を調整するため
に、直流リアクトル２に流れる電流の増加が抑制され
る。また、直流リアクトル２に流れる電流が減少しよう
とすると、基準電圧発生器９の出力電圧が増加するから
直流リアクトル２に流れる電流の減少が抑制される。
ところは直流リアクトル２に流れる電流を検出する電流
検出器11と、電流検出器11の出力を入力としリップル電
流の周期より十分長い時定数をもつ第１のフィルタ12
と、同じく電流検出器11の出力を入力とし、リップル電
流の周期に近い時定数をもつ第２のフィルタ13とを設け
た点である。次に、このような構成の電力変換装置の動
作について説明する。直流リアクトル２に流れる電流
は、電流検出器11によって検出され、第１のフィルタ12
に入力される。第１のフィルタ12は直流リアクトル２に
流れるリップル電流の周期より十分長い時定数をもつか
ら、第１のフィルタ12の出力には直流リアクトル２に流
れる電流の直流分に相当する信号が得られる。同様に、
電流検出器11の出力は、第２のフィルタ13に入力され
る。第２のフィルタ13はリップル電流の周期に近い時定
数をもつから第２のフィルタ13の出力には直流リアクト
ル２に流れる電流のリップル分を含んだ信号がえられ
る。加算点14では、第１のフィルタ12の出力と、第２の
フィルタ13の出力の差が形成される。したがって、加算
点14の出力には直流リアクトル２に流れる電流のリップ
ル分に相当する信号が得られる。加算点15では、加算点
14の出力と、基準電圧発生器９の出力が加算され、加算
点15の出力には基準電圧発生器９の出力に直流リアクト
ル２に流れる直流のリップル分に相当する信号が重畳し
た信号が現れる。加算点11では、加算点15の出力信号
と、電圧検出器８の出力の差が形成される。この加算電
圧が、パルス幅制御装置10に入力される。パルス幅制御
装置10の出力によってトランジスタ３のオン、オフ比を
調整する。このような構成において、直流リアクトル２
に流れる電流が増加しようとすると、加算点14の出力は
負方向に動き、この信号が加算点15に加算されて基準電
圧発生器９の出力電圧を減少させる。したがって、パル
ス幅制御装置10は電解コンデンサ５の電圧を減少させる
ようにトランジスタ３のオン、オフ比を調整するため
に、直流リアクトル２に流れる電流の増加が抑制され
る。また、直流リアクトル２に流れる電流が減少しよう
とすると、基準電圧発生器９の出力電圧が増加するから
直流リアクトル２に流れる電流の減少が抑制される。
（ト） 発明の効果 以上のように、本発明の電力変換装置によれば、直流
リアクトル２に流れるリップル電流を抑制するために、
直流リアクトル２、電解コンデンサ５を小型化でき、ト
ランジスタ３の負担を軽減することで、装置の高効率化
が図れる。
リアクトル２に流れるリップル電流を抑制するために、
直流リアクトル２、電解コンデンサ５を小型化でき、ト
ランジスタ３の負担を軽減することで、装置の高効率化
が図れる。
第１図は本発明の電力変換装置の回路構成図、第２図は
従来の電力変換装置の回路図である。 ８……電圧検出器、９……電圧設定手段（基準電圧発生
器）、11……電流検出器、12……第１のフィルタ、13…
…第２のフィルタ。
従来の電力変換装置の回路図である。 ８……電圧検出器、９……電圧設定手段（基準電圧発生
器）、11……電流検出器、12……第１のフィルタ、13…
…第２のフィルタ。
Claims (2)
- 【請求項１】直流電源電圧を、直流−直流変換回路によ
って昇圧、あるいは降圧し、その出力を交流に変換する
電力変換装置において、前記直流−直流変換回路の出力
電圧を検出する手段と、前記直流−直流変換回路の出力
電圧の目標値を設定する電圧設定手段と、前記電力変換
装置の直流入力電流を検出する電流検出手段と、前記電
流検出手段によって検出された直流入力電流値を入力と
する第１、第２のフィルタ回路とを有し、前記第１およ
び第２のフィルタ回路の差の信号によって、前記電圧設
定手段の設定値を変更するようにした電力変換装置。 - 【請求項２】前記第１のフィルタは、直流入力電流に含
まれるリップル分の周期より十分長い時定数をもち、前
記第２のフィルタは、直流入力電流に含まれるリップル
分の周期に近い時定数をもつことを特徴とする請求項１
記載の電力変換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30750688A JP2675372B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30750688A JP2675372B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 電力変換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02155460A JPH02155460A (ja) | 1990-06-14 |
| JP2675372B2 true JP2675372B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17969900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30750688A Expired - Fee Related JP2675372B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2675372B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010187521A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-08-26 | Mitsubishi Electric Corp | モーター駆動制御装置、圧縮機、送風機、空気調和機及び冷蔵庫又は冷凍庫 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0648390U (ja) * | 1992-12-04 | 1994-06-28 | 株式会社ユアサコーポレーション | 昇圧チョッパ回路 |
| JP4229726B2 (ja) * | 2003-03-10 | 2009-02-25 | シャープ株式会社 | インバータ装置 |
| US8836296B2 (en) * | 2010-09-28 | 2014-09-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Power conversion apparatus |
-
1988
- 1988-12-05 JP JP30750688A patent/JP2675372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010187521A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-08-26 | Mitsubishi Electric Corp | モーター駆動制御装置、圧縮機、送風機、空気調和機及び冷蔵庫又は冷凍庫 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02155460A (ja) | 1990-06-14 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |