JP2669190B2 - パッチデータ転送制御方式 - Google Patents

パッチデータ転送制御方式

Info

Publication number
JP2669190B2
JP2669190B2 JP3151228A JP15122891A JP2669190B2 JP 2669190 B2 JP2669190 B2 JP 2669190B2 JP 3151228 A JP3151228 A JP 3151228A JP 15122891 A JP15122891 A JP 15122891A JP 2669190 B2 JP2669190 B2 JP 2669190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patch data
patch
svp
user
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3151228A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04373037A (ja
Inventor
憲一 表
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3151228A priority Critical patent/JP2669190B2/ja
Publication of JPH04373037A publication Critical patent/JPH04373037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2669190B2 publication Critical patent/JP2669190B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パッチデータの転送制
御方式に関する。近年のコンピュータシステムは、あら
ゆる分野で使用されており、該コンピユータシステムに
障害が発生すると社会に与える影響力が大きく、パッチ
データの信頼性および早急な適用が要求されている。
【0002】このため、ユーザへのパッチデータの適用
方法として回線を使用したパッチデータの転送を行う必
要がある。この場合、転送効率,パッチデータの品質,
システムの信頼度を低下させないパッチデータ転送制御
方式が要求される。
【0003】
【従来の技術】図7は、従来のパッチデータ転送制御方
式を説明する図である。本図から明らかなように、従来
方式においては、遠隔保守センタ 1において、パッチデ
ータが登録され、各ユーザ (SVP) 2 からパッチデー
タの転送要求があると、該登録されているパッチデータ
を全て、該転送要求のあったユーザ (SVP) 2 に転送
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】1) 従来のパッチデー
タの転送では、ユーザ (SVP) 2 側に、既に、そのパ
ッチデータが存在していても、遠隔保守センタ 1が所有
しているパッチデータを全て転送していたため、転送効
率が悪いという問題点があった。
【0005】2) 又、従来の緊急パッチデータの運用で
は、すべての緊急パッチデータが、要求をしてきたユー
ザ (SVP) 2 に転送され、現地(ユーザ)のCEによ
る判断で適用されていた為、誤った緊急パッチデータが
有効になる危険性があった。
【0006】3) 又、従来のパッチデータの運用では、
パッチデータを登録した時点から、各ユーザ (SVP)
2 に転送が可能になり、パッチデータの誤り, 又は、登
録ミスなどにより、品質に問題のあるパッチデータを、
各ユーザ (SVP) 2 に転送してしまうという問題があ
った。
【0007】4) 又、ユーザ個別に対応しなければなら
ないパッチデータの運用も、従来は人手により判断して
ユーザ先に、例えば、フロッピーなどに該パッチデータ
を入れて運んでいたため、判断の誤りの危険性, 及び、
コスト高となる問題があった。
【0008】本発明は上記従来の欠点に鑑み、転送効
率,パッチデータの品質,システムの信頼度を向上させ
ることができるパッチデータ転送制御方式を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1〜図3は、本発明の
原理を示す流れ図であって、図1は遠隔保守センタから
ユーザ(SVP)にパッチ番号一覧〜を転送する例を
示し、図2は、ユーザ(SVP)側の転送レベル分けを
行い、遠隔保守センタから、該ユーザ(SVP)の転送
レベルに合わせて、パッチデータを転送する例を示し、
図3はパッチデータにユーザ情報を付加し、ユーザ固有
のパッチデータを転送する例を示している。
【0010】上記の問題点は下記の如くに構成したパッ
チデータ転送制御方式によって解決される。 (1) 遠隔保守センタ 1から各地のユーザ (SVP) 2へ
回線を使用してパッチデータを転送する場合において、
各ユーザ (SVP) 2 から動作版数を付加して遠隔保守
センタ 1に転送要求を行い、遠隔保守センタ 1では、該
ユーザ (SVP) 2が要求する動作版数と、適用可能版
数との比較を行い、適用可能のパッチデータについて、
転送要求のあったユーザ (SVP) 2 に対してパッチ番
号一覧を転送し、ユーザ (SVP) 2 側においては、
該転送されてきたパッチ番号一覧に基づいて、必要と
するパッチを選択し、該選択したパッチデータのみの転
送を遠隔保守センタ 1に依頼するように構成する。
【0011】(2) 遠隔保守センタ 1から各地のユーザ
(SVP) 2 へ回線を使用して、緊急に修正を行う緊急
パッチデータを転送する場合において、該遠隔保守セン
タ 1において、その緊急パッチデータが適用できるユー
ザ (SVP) の適用版数をパッチデータ自身に有し、転
送要求がきたユーザ (SVP)2 の動作版数と比較し、
適用可能な緊急パッチデータについて、該転送要求のあ
ったユーザ (SVP) 2 に対して緊急パッチ番号一覧
を転送し、ユーザ (SVP) 2 側においては、該転送さ
れてきた緊急パッチ番号一覧に基づいて、必要とする
パッチデータを選択し、該選択した緊急パッチデータの
みの転送を遠隔保守センタ 1に依頼するように構成す
る。
【0012】(3) 遠隔保守センタ 1から各地のユーザ
(SVP) 2 へ回線を使用して、パッチデータを転送す
る場合において、個々のパッチデータについて、転送レ
ベルを備えると共に、各ユーザ (SVP) 2 も、上記転
送レベルに対応して転送レベル分けを行い、各ユーザ
(SVP) 2 からパッチデータの転送要求があったと
き、遠隔保守センタ 1において、各転送要求のあったユ
ーザ (SVP)2 の転送レベルと、パッチデータの転送
レベルとの比較を行い、転送可能なパッチデータについ
て、該転送要求のあったユーザ (SVP) 2 に対してパ
ッチ番号一覧を転送し、ユーザ (SVP) 2 側におい
ては、該転送されてきたパッチ番号一覧に基づいて、
必要とするパッチを選択し、該選択したパッチデータの
みの転送を遠隔保守センタ 1に依頼するように構成す
る。
【0013】(4) 上記 (3)項に記載のパッチデータ転送
制御方式において、転送レベル分けをした特定のユーザ
(SVP) 2 において、転送されてきたパッチデータに
ついて正常性の確認を行い、正常なパッチデータについ
て、パッチ番号一覧を作成して、遠隔保守センタ 1に
通知し、該通知を受けた遠隔保守センタ 1においては、
該通知されたパッチデータのパッチ番号一覧に基づい
て、転送レベルを変更するように構成する。
【0014】(5) 遠隔保守センタ 1から各地のユーザ
(SVP) 2 へ回線を使用して、ユーザ個別に修正を行
う個別パッチデータを転送する場合において、個々のパ
ッチデータにユーザ情報を備えると共に、各ユーザ
(SVP) 2 からユーザ情報を付加して遠隔保守センタ
1にパッチデータの転送要求を行い、各ユーザ (SVP)
2 からパッチデータの転送要求があったとき、遠隔保
守センタ 1において、各転送要求のあったユーザ (SV
P) 2 のユーザ情報と、パッチデータのユーザ情報と
の比較を行い、転送可能なパッチデータについて、該転
送要求のあったユーザ (SVP) 2 に対してパッチ番号
一覧を転送し、ユーザ (SVP) 2 側においては、該
転送されてきたパッチ番号一覧に基づいて、必要とす
るパッチデータを選択し、該選択したパッチデータのみ
の転送を遠隔保守センタ 1に依頼するように構成する。
【0015】
【作用】即ち、本発明においては、(1) ユーザ (以下、
SVPという) において、新たにパッチデータが必要に
なった時に、該SVPの動作版数も遠隔保守センタに通
知するように構成する。
【0016】遠隔保守センタでは、その動作版数を元に
SVPに転送すべきパッチ番号を検索 (即ち、SVPの
動作版数と遠隔保守センタ側のパッチデータの適用版数
との比較を行い、動作版数≧適用版数のパッチデータを
検索)し、SVPに新たにパッチ番号一覧として通知
する。
【0017】SVPでは、上記パッチ番号一覧を元
に、そのパッチ番号が必要か確認し、必要なパッチ番号
のみ遠隔保守センタに要求する。遠隔保守センタでは、
要求されたパッチデータのみを転送する。これによっ
て、すでに適用(転送)済のパッチデータの転送が抑止
できる。
【0018】(2) 緊急パッチデータ内部にも、適用版数
を持つようにして、SVPからの緊急パッチデータの転
送要求時に、SVPの動作版数を通知してもらう。SV
Pの動作版数と緊急パッチデータの新たに設けた適用版
数を比較し、転送しても良い緊急パッチデータの緊急パ
ッチ番号一覧を作成して、要求のあったSVPに転送
する。
【0019】SVPでは、上記緊急パッチ番号一覧を
元に、そのパッチ番号の緊急パッチデータが必要か確認
し、必要な緊急パッチ番号のみ遠隔保守センタに要求す
る。遠隔保守センタでは、要求された緊急パッチデータ
のみを転送する。これによって,緊急パッチデータが有
効であるSVPへのみ、該緊急パッチデータの転送を行
うこうができる。
【0020】(3) パッチデータ個々に転送レベルを付加
する。又、SVP個々にも転送レベルを定める。即ち、
各SVPの転送レベル分け(社内検査部門/一般ユー
ザ)を行う。
【0021】SVPからパッチデータの転送要求があっ
たら、上記レベル分けされたSVPの転送レベルを参照
する。そして、パッチデータの転送レベルとSVPの転
送レベルを比較して転送して良いパッチデータのみのパ
ッチ番号一覧を生成して、要求のあったSVPに転送
する。
【0022】SVPでは、上記パッチ番号一覧を元
に、そのパッチ番号のパッチデータがパッチデータファ
イルに存在するかを確認し、存在しないパッチ番号のみ
遠隔保守センタに要求する。
【0023】遠隔保守センタでは、要求されたパッチデ
ータのみを転送する。パッチデータ個々の転送レベル
は、遠隔保守センタ内のユーティリティを使用して人手
で変更する。これによって、パッチデータを登録した時
点では、パッチデータの正当性を検査するSVP(転送
レベルA)にのみ転送可能にしておき、該検査をするS
VPでのパッチデータの正当性が確認できた時点で、ユ
ーティリティを使用して、各パッチデータの転送レベル
の自動変更(転送レベルA→転送レベルB)を行い、他
のSVP(一般ユーザ)に転送可能にすることによっ
て、パッチデータの信頼性が向上する。{次の (4)項参
照}(4) (3) と同様に、パッチデータの転送レベル(転
送レベルA)とSVPの転送レベル(転送レベルA)を
比較して、転送して良いパッチデータ (転送レベルAの
未検査のパッチデータ)のみを転送する。
【0024】SVPでは、転送されたパッチデータを適
用し、正常に適用されたパッチ番号のみ、パッチ番号一
覧を生成して、遠隔保守センタに通知する。遠隔保守
センタでは、SVPより通知されたパッチ番号一覧が
指示するパッチ番号のパッチデータの転送レベル(転送
レベルA)を、例えば、一般ユーザ用の転送レベルBに
変更する。これによって、各パッチデータの転送レベル
が自動的に変更できる。
【0025】(5) 遠隔保守センタで管理しているパッチ
データにユーザ情報を付加する。SVPより、ユーザ
情報と共に、パッチデータの転送要求がきた時に、該遠
隔保守センタに予め登録しておいたユーザ情報を参照
する。
【0026】即ち、パッチデータを検索する時に、パッ
チデータに付加されているユーザ情報と, SVPが通
知してきたユーザ情報を比較し、一致した時のみ、その
パッチデータのパッチ番号一覧を生成して、要求のあ
ったSVPに転送する。
【0027】SVPでは、上記パッチ番号一覧を元
に、そのパッチ番号のパッチデータがパッチデータファ
イルに存在するかを確認し、存在しないパッチ番号のみ
遠隔保守センタに要求する。
【0028】遠隔保守センタでは、要求されたパッチデ
ータのみを転送する。これによって、ユーザ個別にパッ
チデータの転送が可能である。上記 (1),(2)項の作用に
より、各SVPでは、既に、適用済みで、転送不要なパ
ッチデータ(又は、緊急パッチデータ)の転送を抑止す
ることができ、転送効率を良くすることができる効果が
ある。又、適用不可な緊急パッチデータの適用を回避で
き、システムの信頼度を向上させることができる。
【0029】上記 (3)〜(5) 項に示した作用により、パ
ッチデータの転送が、ユーザのシステムに応じて実施で
き、パッチデータの転送ミス(例えば、未検査のパッチ
データの一般ユーザへの転送等)などの防止ができる
他、従来のパッチデータ転送方式では対応できなかった
ユーザ個別対応に転送できる効果が得られる。
【0030】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1〜図3は、本発明の原理を示す流れ図で
あり、図4〜図6は、本発明の一実施例を示す流れ図で
あり、図4は緊急パッチデータを転送する場合を示し、
図5は転送レベルにより、転送先のSVPを選択する場
合を示し、図6はパッチデータの正当性を検査するSV
Pでの動作を示している。
【0031】本発明においては、遠隔保守センタ 1から
各地のユーザ(SVP) 2 へ回線を使用してパッチデータを
転送するのに、個々のパッチデータについて、転送レベ
ル,動作版数, ユーザ情報等を備え、各地のユーザ(SV
P) 2 からの転送要求に対して、遠隔保守センタにおい
て、該転送レベルの比較, 動作版数と適用版数の比較,
ユーザ情報の比較を行い、該遠隔保守センタから転送の
可能なパッチ転送一覧表〜,を対応するユーザ(S
VP) に転送し、各ユーザ(SVP) 2 では、必要とするパッ
チを選択して、遠隔保守センタ 1に要求し、該遠隔保守
センタ 1は各ユーザ(SVP) から要求されたパッチデータ
のみを転送する手段が、本発明を実施するのに必要な手
段である。尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物を示
している。
【0032】以下、図1〜図3と共に、図4〜図6を用
いて、本発明によるパッチデータ転送方式を説明する。
図1は、遠隔保守センタからユーザ(SVP)にパッチ
番号一覧〜を転送する例を示している。
【0033】先ず、SVP 2よりパッチデータ転送要求
時に動作版数を通知する。 (図1の処理ステップ 20 参
照)遠隔保守センタ 1では、SVP 2の動作版数と、パ
ッチデータファイル 10aより読み出したパッチデータに
付加されている適用版数とを比較し、転送してよいパッ
チデータについて、パッチ番号一覧を作成し、該作成
したパッチ番号一覧をSVP 2に通知する。 (図1の
処理ステップ 10 〜14参照)SVP 2では、遠隔保守セ
ンタ 1より通知されたパッチ番号一覧により、パッチ
データファイル 2a を検索する。検索した結果、SVP
2に存在しないパッチ番号のみ、遠隔保守センタ 1に対
して転送要求する。 (図1の処理ステップ 21,22参照)
遠隔保守センタ 1では、SVP 2より要求されたパッチ
データのみ転送を行う。これにより、パッチデータの差
分転送が可能である。(図1の処理ステップ 15 参照)
図4は、図1に示した原理に基づいて、緊急パッチデー
タを転送する場合を示している。先ず、SVP 2より緊
急パッチデータの転送要求時に動作版数を通知する。
{各処理ステップの動作は、図1の場合と類似であるの
で、本説明では、処理ステップ番号の記述を同じとし
た。}遠隔保守センタ 1では、緊急パッチデータファイ
ル 10bより緊急パッチデータを検索する。検索した緊急
パッチデータの適用版数とSVPの動作版数を比較し、
同一または動作版数のほうが大きい場合には、緊急パッ
チ番号一覧の作成を行う。その他は,緊急パッチ番号
一覧の作成は行わない。上記の動作を緊急パッチデータ
がなくなるまで繰り返す。全て検索が終了すると、該緊
急パッチ番号一覧を、要求のあったSVP 2に通知す
る。(処理ステップ 10 〜14参照)SVP 2は、遠隔保
守センタ 1から通知された緊急パッチ番号一覧によ
り、SVP 2の緊急パッチデータファイル 2b を検索す
る。検索した結果、該SVP2内に存在しない緊急パッ
チ番号のみ、遠隔保守センタ 1に転送要求する。 (処理
ステップ 21,22参照)遠隔保守センタ 1では、SVP 2
より要求された緊急パッチデータのみ転送を行う。 (処
理ステップ 15 参照)これにより、適用してはいけない
緊急パッチデータの転送を抑止することができ、誤った
緊急パッチデータが有効になることを防止することが可
能である。
【0034】図2はユーザ(SVP)2 側の転送レベル
分けを行い、遠隔保守センタ 1から、該ユーザ(SV
P)2 の転送レベルに合わせて、パッチデータを転送す
る例を示している。又、図5は、転送レベルにより、転
送先のSVPを選択する場合の処理の流れ図を示してい
る。
【0035】先ず、図2に示したように、遠隔保守セン
タ 1において、パッチデータ個々に転送レベル (図示の
転送レベルA,転送レベルB)を付加し、グループ分け
を行う。(10c,10d参照)SVP2の個々にも、転送レベル
のグループ分けを行う。例えば、図示されている如く
に、転送レベルAのグループと,転送レベルBのグルー
プにグループ分けする。ここで、転送レベルAのグルー
プは、例えば、社内の検査部門とし、転送レベルBのグ
ループは、一般のユーザとすると共に、遠隔保守センタ
1では、最初に登録されたパッチデータの転送レベル
を、転送レベルAとすることにより、上記社内の検査部
門で検査を受けていないパッチデータを一般のユーザに
転送することを抑止することができる。
【0036】ここで、SVP 2よりパッチデータ転送要
求(図5の処理ステップ 200参照)がきたら、遠隔保守
センタ 1ではユーザ情報ファイル 11aより, 該転送要求
のあったSVP 2のユーザ情報を参照する。{図5の処
理ステップ 100参照}次に、パッチデータファイル 10
c,10dより、パッチデータを検索する。検索したパッチ
データの転送レベルとユーザ情報より取得したSVPの
転送レベルを比較する。該比較により、SVPの転送レ
ベルが同一または大きい場合には、パッチ番号一覧を
作成する。その他の場合には、パッチ番号一覧作成ば行
わない。
【0037】(図5の処理ステップ 101〜103 参照)例え
ば、転送レベルAは転送レベルBよりレベルが高いとす
ると、転送レベルAグループのSVP 2に対しては、転
送レベルAと転送レベルBのバッチ番号一覧,転送レベ
ルBグループのSVP 2に対しては、転送レベルBのパ
ッチ番号一覧を作成する。
【0038】全てパッチデータの検索が終了したなら
ば、SVPにパッチ番号一覧を通知する。{図5の処
理ステップ 104,105参照}SVP 2では、上記遠隔保守
センタ 1から転送されてきたパッチ番号一覧よりパッ
チデータファイル 2c を検索し、該パッチデータファイ
ル2c に存在しないパッチ番号のみ転送要求を行う。
{図5の処理ステップ201,202参照}遠隔保守センタ 1
では、要求されたパッチデータを転送する。{図5の処
理ステップ 106参照}該パッチデータの転送レベルは、
例えば、操作者が転送レベル変更ユーティリティを使用
して、変更を行う。
【0039】これによって、パッチデータの転送の振り
分けが行え、パッチデータを登録した時点では、パッチ
データの正当性を検査するSVP 2のみ転送可能にして
おき、パッチデータの正当性が確認できた時点で転送レ
ベルを変更する (具体的には、グループA→グループB
に変更する)ことによってパッチデータの信頼性が向上
する。
【0040】図6は、パッチデータの正当性を検査する
SVPでの動作を示している。要求されたパッチデータ
の転送までは、図5の処理ステップ 200,100〜105,201,
202,106 と同じである。
【0041】SVP 2は、転送されたパッチデータをパ
ッチデータファイル 2e に格納し、格納したパッチを適
用する。{図6の処理ステップ 220,221参照}適用した
結果、正常ならパッチ番号一覧を作成し、異常ならパ
ッチ番号一覧作成は行わない。全てのパッチの適用が終
わったなら、パッチ番号一覧を遠隔保守センタ 1へ通
知する。{図6の処理ステップ 222〜225 参照}遠隔保
守センタ 1では、通知されたパッチ番号の転送レベル
を、前述の転送レベル変更ユーティリティを使用して変
更する。これによって、パッチデータ個々の転送レベル
を自動的に変更 (転送レベルA→転送レベルB) でき
る。{図6の処理ステップ 107参照}次に、図3によっ
て、ユーザ固有のパッチデータを転送する場合の動作に
つきいて説明する。
【0042】SVP 2よりパッチデータの転送要求 (図
3の処理ステップ 210参照) がきた時、パッチデータフ
ァイル 10eよりパッチデータを検索し、パッチデータに
付加しているユーザ情報と, SVP 2が通知してきた
ユーザ情報を比較し、同一であれば、パッチ番号一覧
を作成する。若し、同一でなければ、パッチ番号一覧
の作成は行わない。全てのパッチデータの検索が終了し
たならば、パッチ番号一覧をSVP2へ通知する。
{図3の処理ステップ 111〜115 参照}SVP 2では、
通知されたパッチ番号一覧よりパッチデータファイル
2d を検索し、存在しないパッチ番号のみ転送要求を行
う。{図3の処理ステップ 211,212参照}遠隔保守セン
タ 1では、転送要求のあったパッチデータのみ転送を行
う。これによって,ユーザ個別にパッチデータの転送が
可能である。{図3の処理ステップ 116参照}このよう
に、本発明によるパッチデータ転送制御方式は、遠隔保
守センタ 1から各地のユーザ(SVP) 2 へ回線を使用して
パッチデータを転送するのに、個々のパッチデータにつ
いて、転送レベル,動作版数, ユーザ情報等を備え、各
地のユーザ(SVP) 2 からの転送要求に対して、遠隔保守
センタにおいて、該転送レベルの比較, 動作版数と適用
版数の比較,ユーザ情報の比較を行い、該遠隔保守セン
タから転送の可能なパッチ転送一覧表〜, を対応
するユーザ(SVP) に転送し、各ユーザ(SVP) 2 では、必
要とするパッチを選択して、遠隔保守センタ 1に要求
し、該遠隔保守センタ 1は各ユーザ(SVP) から要求され
たパッチデータのみを転送するようにしたところに特徴
がある。
【0043】
【発明の効果】本発明によるパッチデータ転送方式を適
用することにより、既に、適用済で転送不要なパッチデ
ータ(又は、緊急パッチデータ)の転送を抑止すること
ができ、転送効率を良くすることができる効果がある。
又、適用不可な緊急パッチデータの適用を回避でき、シ
ステムの信頼性を向上することができる。又、パッチデ
ータ転送がユーザのシステムに応じて実施でき、未検査
のパッチデータ等を転送してしまうといった転送ミスな
どを防止でき、又、今までパッチデータ転送方式では行
えなかったユーザ個別対応などを行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す流れ図(その1)
【図2】本発明の原理を示す流れ図(その2)
【図3】本発明の原理を示す流れ図(その3)
【図4】本発明の一実施例を示す流れ図(その1)
【図5】本発明の一実施例を示す流れ図(その2)
【図6】本発明の一実施例を示す流れ図(その3)
【図7】従来のパッチデータ転送制御方式を説明する図
【符号の説明】
1 遠隔保守センタ 10a 〜10d パッチデータ, 又は、パッチデータファ
イル 11a ユーザファイル 10〜15,100〜106,107,110 〜116 処理ステップ 2 ユーザ(SVP) 2a,2c 〜2e パッチデータ 2b 緊急パッ
チデータ 20〜22,200〜202,210 〜212,220 〜225 処理ステ
ップ 〜 パッチ番号一覧 ユーザ情報

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠隔保守センタ(1) から各地のユーザ (S
    VP)(2)へ回線を使用してパッチデータを転送する場合
    において、各ユーザ (SVP)(2)から動作版数を付加し
    て遠隔保守センタ(1) に転送要求を行い、遠隔保守セン
    タ(1) では、該ユーザ (SVP)(2)が要求する動作版数
    と、適用可能版数との比較を行い、適用可能のパッチデ
    ータについて、転送要求のあったユーザ (SVP)(2)に
    対してパッチ番号一覧 () を転送し、ユーザ (SV
    P)(2)側においては、該転送されてきたパッチ番号一覧
    () に基づいて、必要とするパッチを選択し、該選択
    したパッチデータのみの転送を遠隔保守センタ(1) に依
    頼することを特徴とするパッチデータ転送制御方式。
  2. 【請求項2】遠隔保守センタ(1) から各地のユーザ (S
    VP)(2)へ回線を使用して、緊急に修正を行う緊急パッ
    チデータを転送する場合において、該遠隔保守センタ
    (1) において、その緊急パッチデータが適用できるユー
    ザ (SVP) の適用版数をパッチデータ自身に有し、転
    送要求がきたユーザ (SVP)(2)の動作版数と比較し、
    適用可能な緊急パッチデータについて、該転送要求のあ
    ったユーザ (SVP)(2)に対して緊急パッチ番号一覧
    () を転送し、ユーザ (SVP)(2)側においては、該
    転送されてきた緊急パッチ番号一覧 () に基づいて、
    必要とするパッチを選択し、該選択した緊急パッチデー
    タのみの転送を遠隔保守センタ(1) に依頼することを特
    徴とするパッチデータ転送制御方式。
  3. 【請求項3】遠隔保守センタ(1) から各地のユーザ (S
    VP)(2)へ回線を使用して、パッチデータを転送する場
    合において、個々のパッチデータについて、転送レベル
    を備えると共に、各ユーザ (SVP)(2)も、上記転送レ
    ベルに対応して転送レベル分けを行い、各ユーザ (SV
    P)(2)からパッチデータの転送要求があったとき、遠隔
    保守センタ(1) において、各転送要求のあったユーザ
    (SVP)(2)の転送レベルと、パッチデータの転送レベ
    ルとの比較を行い、転送可能なパッチデータについて、
    該転送要求のあったユーザ (SVP)(2)に対してパッチ
    番号一覧 () を転送し、ユーザ (SVP)(2)側におい
    ては、該転送されてきたパッチ番号一覧 () に基づい
    て、必要とするパッチデータを選択し、該選択したパッ
    チデータのみの転送を遠隔保守センタ(1) に依頼するこ
    とを特徴とするパッチデータ転送制御方式。
  4. 【請求項4】上記請求項3に記載のパッチデータ転送制
    御方式において、転送レベル分けをした特定のユーザ
    (SVP)(2)において、転送されてきたパッチデータに
    ついて正常性の確認を行い、正常なパッチデータについ
    て、パッチ番号一覧 () を作成して、遠隔保守センタ
    (1) に通知し、該通知を受けた遠隔保守センタ(1) にお
    いては、該通知されたパッチデータのパッチ番号一覧
    ()に基づいて、転送レベルを変更することを特徴と
    するパッチデータ転送制御方式。
  5. 【請求項5】遠隔保守センタ(1) から各地のユーザ (S
    VP)(2)へ回線を使用して、ユーザ個別に修正を行う個
    別パッチデータを転送する場合において、個々のパッチ
    データにユーザ情報()を備えると共に、各ユーザ
    (SVP)(2)からユーザ情報を付加して遠隔保守センタ
    (1) にパッチデータの転送要求を行い、各ユーザ (SV
    P)(2)からパッチデータの転送要求があったとき、遠隔
    保守センタ(1) において、各転送要求のあったユーザ
    (SVP)(2)のユーザ情報と、パッチデータのユーザ情
    報()との比較を行い、転送可能なパッチデータにつ
    いて、該転送要求のあったユーザ (SVP)(2)に対して
    パッチ番号一覧 () を転送し、ユーザ (SVP)(2)側
    においては、該転送されてきたパッチ番号一覧 () に
    基づいて、必要とするパッチデータを選択し、該選択し
    たパッチデータのみの転送を遠隔保守センタ(1) に依頼
    することを特徴とするパッチデータ転送制御方式。
JP3151228A 1991-06-24 1991-06-24 パッチデータ転送制御方式 Expired - Fee Related JP2669190B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3151228A JP2669190B2 (ja) 1991-06-24 1991-06-24 パッチデータ転送制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3151228A JP2669190B2 (ja) 1991-06-24 1991-06-24 パッチデータ転送制御方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04373037A JPH04373037A (ja) 1992-12-25
JP2669190B2 true JP2669190B2 (ja) 1997-10-27

Family

ID=15514048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3151228A Expired - Fee Related JP2669190B2 (ja) 1991-06-24 1991-06-24 パッチデータ転送制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2669190B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6442433B1 (en) * 1999-10-26 2002-08-27 Medtronic, Inc. Apparatus and method for remote troubleshooting, maintenance and upgrade of implantable device systems
JP2005107803A (ja) 2003-09-30 2005-04-21 Hitachi Ltd システム更新方法、および、それを実行するための計算機システム
JP2007249340A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Fujitsu Ltd ソフトウェアアップデート方法、アップデート管理プログラム、情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04373037A (ja) 1992-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7191198B2 (en) Storage operation management program and method and a storage management computer
US6895414B2 (en) Method and apparatus for authorizing and reporting changes to device configurations
US7263698B2 (en) Phased upgrade of a computing environment
US6434616B2 (en) Method for monitoring abnormal behavior in a computer system
CN102460398B (zh) 用于在备份操作中执行去重复的源分类
US7464097B2 (en) Managing data integrity using a filter condition
US7114094B2 (en) Information processing system for judging if backup at secondary site is necessary upon failover
US7171432B2 (en) Phased upgrade of a computing environment
US20040006578A1 (en) System and method for distributed concurrent version management
US7870248B2 (en) Exploiting service heartbeats to monitor file share
US20050210465A1 (en) Management system of difference data among servers and control method of information processing apparatus
US20020055921A1 (en) Multi-database system
JP2669190B2 (ja) パッチデータ転送制御方式
JP2008027022A (ja) 障害資料採取システム
US7246352B2 (en) System for generating a virtual map to a plurality of files necessary for installing software from multiple networked locations
JP3802977B2 (ja) 蓄積交換型電子会議システムにおける情報矛盾判定、修正装置及び方法並びに情報矛盾判定、修正プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体
US20070276782A1 (en) Information processing apparatus, database management system, control method and program for information processing apparatus
JP2005284520A (ja) ログ収集方法/プログラム/プログラム記録媒体/装置/システム
US20060238801A1 (en) System and method for transmitting data quickly between a client and a server
JPH08249279A (ja) オンラインシステム
JPH06290098A (ja) 分散データベース処理方法
US20220070263A1 (en) Data linkage system and control system
US20050108194A1 (en) System for verifying a state of an environment
JP4827024B2 (ja) サーバ監視システム及びその方法
KR20030092734A (ko) 데이터 처리 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970603

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees