JP2666949B2 - 防水絶縁コネクター - Google Patents
防水絶縁コネクターInfo
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- JP2666949B2 JP2666949B2 JP4670388A JP4670388A JP2666949B2 JP 2666949 B2 JP2666949 B2 JP 2666949B2 JP 4670388 A JP4670388 A JP 4670388A JP 4670388 A JP4670388 A JP 4670388A JP 2666949 B2 JP2666949 B2 JP 2666949B2
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- ring
- insulated wire
- insulating layer
- insulated
- compression sleeve
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電力ケーブル等の絶縁電線の接続に用いら
れる絶縁コネクターに関する。
れる絶縁コネクターに関する。
従来の技術 従来の絶縁コネクターは、第3図及び第4図に示すよ
うに、銅またはアルミニウムの導電物質からなる圧縮ス
リーブ3を可塑性の絶縁層2で覆つた構造を成してお
り、さらに防水密封処理として、これら絶縁電線5と絶
縁コネクターの接続部分を外側よりビニールテープ等6
で巻いて被覆していた。
うに、銅またはアルミニウムの導電物質からなる圧縮ス
リーブ3を可塑性の絶縁層2で覆つた構造を成してお
り、さらに防水密封処理として、これら絶縁電線5と絶
縁コネクターの接続部分を外側よりビニールテープ等6
で巻いて被覆していた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来技術において、防水用
のビニールテープ等による被覆では、耐久性及び密封性
に欠け、またその煩雑な巻き付け作業を伴うものであつ
た。
のビニールテープ等による被覆では、耐久性及び密封性
に欠け、またその煩雑な巻き付け作業を伴うものであつ
た。
本発明は、以上の課題を鑑みてなされたものであり、
接続が簡単であり、高い耐久性と密封性とを有する防水
絶縁コネクターを提供することを目的とする。
接続が簡単であり、高い耐久性と密封性とを有する防水
絶縁コネクターを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の防水絶縁コネク
ターにおいては、2本の絶縁電線5の被覆されていない
先端部をその両端部に互いに反対方向から挿入可能な導
電性の圧縮スリーブ3と、このスリーブより長い筒状の
絶縁部2と、弾性体のOリング1とを備えており、絶縁
層の内側のほぼ中央部に圧縮スリーブ3が挿入され、絶
縁層2の両端部内側に圧縮スリーブ3から離隔して、凹
部4が設けられ、この凹部にOリング1が挿入され、O
リング1の外径は絶縁層2の内径より大きく、さらにO
リング1の内径は絶縁電線5の外径より小さく、絶縁電
線5が挿入される際に前記Oリング1が前記凹部4から
脱し所定の距離だけ絶縁電線5の挿入方向に進むような
構成を特徴とする。
ターにおいては、2本の絶縁電線5の被覆されていない
先端部をその両端部に互いに反対方向から挿入可能な導
電性の圧縮スリーブ3と、このスリーブより長い筒状の
絶縁部2と、弾性体のOリング1とを備えており、絶縁
層の内側のほぼ中央部に圧縮スリーブ3が挿入され、絶
縁層2の両端部内側に圧縮スリーブ3から離隔して、凹
部4が設けられ、この凹部にOリング1が挿入され、O
リング1の外径は絶縁層2の内径より大きく、さらにO
リング1の内径は絶縁電線5の外径より小さく、絶縁電
線5が挿入される際に前記Oリング1が前記凹部4から
脱し所定の距離だけ絶縁電線5の挿入方向に進むような
構成を特徴とする。
作用 従つて、本発明の構成によれば、絶縁電線を本発明の
防水絶縁コネクターの絶縁層内に挿入すると、絶縁電線
は、既に絶縁層内に挿入されている弾性体のOリングの
内側縁部をコネクターの半径方向外側に押圧し、かつ絶
縁層の凹部内と係合するOリングの外側縁部を凹部に押
圧しながら挿入されることとなり、同時にOリングは絶
縁層の凹部から脱し、絶縁電線と絶縁層のと間にて弾性
圧縮されながら、所定の距離だけ絶縁電線5の挿入方向
に進むことになる。これによつて本発明のコネクターの
高い耐久性と防水密封性が得られる。
防水絶縁コネクターの絶縁層内に挿入すると、絶縁電線
は、既に絶縁層内に挿入されている弾性体のOリングの
内側縁部をコネクターの半径方向外側に押圧し、かつ絶
縁層の凹部内と係合するOリングの外側縁部を凹部に押
圧しながら挿入されることとなり、同時にOリングは絶
縁層の凹部から脱し、絶縁電線と絶縁層のと間にて弾性
圧縮されながら、所定の距離だけ絶縁電線5の挿入方向
に進むことになる。これによつて本発明のコネクターの
高い耐久性と防水密封性が得られる。
実施例 以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説
明する。第1図において、絶縁電線5は、その端部の絶
縁被膜を所定の長さだけ取り除いてあり、圧縮スリーブ
3は絶縁電線5の端部を両方から挿入可能な形状を成し
ている。絶縁層2は、圧縮スリーブ3より長い筒状をし
ており、その中央部に圧縮スリーブ3を密着させた状態
で挿入させている。圧縮スリーブ3の両端部には、Oリ
ング1を受けるための凹部が設けられている。このOリ
ング1はその外径が絶縁層2の内径より大きく、またそ
のリングの内径は絶縁電線5の外径より小さくなつてい
る。
明する。第1図において、絶縁電線5は、その端部の絶
縁被膜を所定の長さだけ取り除いてあり、圧縮スリーブ
3は絶縁電線5の端部を両方から挿入可能な形状を成し
ている。絶縁層2は、圧縮スリーブ3より長い筒状をし
ており、その中央部に圧縮スリーブ3を密着させた状態
で挿入させている。圧縮スリーブ3の両端部には、Oリ
ング1を受けるための凹部が設けられている。このOリ
ング1はその外径が絶縁層2の内径より大きく、またそ
のリングの内径は絶縁電線5の外径より小さくなつてい
る。
防水絶縁コネクター10に絶縁電線5の絶縁被膜を取り
除かれた端部を挿入すると、弾性体のOリング1は絶縁
電線5の挿入力によつて絶縁電線5と筒状の絶縁層2の
間にて圧縮されながら絶縁電線5の挿入方向に絶縁層の
凹部内及び筒状部分内を回転摺動しながら所定量コネク
ターの中心方向に移動する。
除かれた端部を挿入すると、弾性体のOリング1は絶縁
電線5の挿入力によつて絶縁電線5と筒状の絶縁層2の
間にて圧縮されながら絶縁電線5の挿入方向に絶縁層の
凹部内及び筒状部分内を回転摺動しながら所定量コネク
ターの中心方向に移動する。
この状態において、好ましくは圧縮スリーブが可塑性
を有し、第2図に示すごとく、絶縁層2の外側から圧縮
スリーブ3と絶縁電線5の絶縁被膜を取り除かれた端部
とを押圧し、圧縮スリーブ3を塑性変形させて、絶縁電
線5と防水絶縁コネクター10とを接続固定(圧着)す
る。
を有し、第2図に示すごとく、絶縁層2の外側から圧縮
スリーブ3と絶縁電線5の絶縁被膜を取り除かれた端部
とを押圧し、圧縮スリーブ3を塑性変形させて、絶縁電
線5と防水絶縁コネクター10とを接続固定(圧着)す
る。
尚、接続固定の方法は上記の方法に限定されるもので
はなく、圧縮スリーブに絶縁電線を機械的に接続するジ
ヨイント機構部を形成すること(プラグインタイプ)等
(図示せず)によつても達成することができる。
はなく、圧縮スリーブに絶縁電線を機械的に接続するジ
ヨイント機構部を形成すること(プラグインタイプ)等
(図示せず)によつても達成することができる。
接続固定の後、弾性体のOリング1は、本発明のコネ
クター10の絶縁層2の内側と絶縁電線5の絶縁部(絶縁
被膜)との間にて圧縮変形しており、本発明のコネクタ
ー10の内部を防水密封し、気体および液体等の侵入を防
止する。
クター10の絶縁層2の内側と絶縁電線5の絶縁部(絶縁
被膜)との間にて圧縮変形しており、本発明のコネクタ
ー10の内部を防水密封し、気体および液体等の侵入を防
止する。
発明の効果 本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。本発明の防水絶縁コネクターに絶
縁電線を接続すると、Oリングにより高い防水密封効果
を得ることがでる。また絶縁電線を接続後ビニールテー
プ等で防水処理する必要がなく作業性も優れている。
載する効果を奏する。本発明の防水絶縁コネクターに絶
縁電線を接続すると、Oリングにより高い防水密封効果
を得ることがでる。また絶縁電線を接続後ビニールテー
プ等で防水処理する必要がなく作業性も優れている。
第1図は防水絶縁コネクターの縦断面図、第2図は圧縮
スリーブが可塑性を有する際に絶縁電線を接続固定した
後の、防水絶縁コネクターの縦断面図、第3図は従来の
絶縁コネクターの縦断面図、第4図は絶縁電線を接続固
定した際の従来の絶縁コネクターの縦断面図。 1……Oリング、2……絶縁層、 3……圧縮スリーブ、4……凹部、 5……絶縁電線、 10……防水絶縁コネクター
スリーブが可塑性を有する際に絶縁電線を接続固定した
後の、防水絶縁コネクターの縦断面図、第3図は従来の
絶縁コネクターの縦断面図、第4図は絶縁電線を接続固
定した際の従来の絶縁コネクターの縦断面図。 1……Oリング、2……絶縁層、 3……圧縮スリーブ、4……凹部、 5……絶縁電線、 10……防水絶縁コネクター
Claims (2)
- 【請求項1】絶縁電線(5)を接続するための絶縁電線
の絶縁コネクター(10)にして、2本の絶縁電線(5)
の被覆されていない先端部をその両端部に互いに反対方
向から挿入可能な導電性の圧縮スリーブ(3)と、該ス
リーブより長い筒状の絶縁層(2)と、弾性体のOリン
グ(1)とを備え、前記絶縁層(2)の内側ほぼ中央部
に前記圧縮スリーブ(3)が挿入され、前記絶縁層
(2)の両端部内側に前記圧縮スリーブ(3)から離隔
して凹部(4)が設けられ、該凹部(4)に前記Oリン
グ(1)が挿入され、前記Oリング(1)の外径が前記
絶縁層(2)の内径より大きく、かつ前記Oリング
(1)の内径が前記絶縁電線(5)の外径より小さく、
前記絶縁電線(5)が挿入される際に前記Oリング
(1)が前記凹部(4)から脱し所定の距離だけその挿
入方向に進むことを特徴とする防水絶縁コネクター。 - 【請求項2】請求項第1項に記載のコネクターにおい
て、前記圧縮スリーブ(3)が可塑性を有することを特
徴とする防水絶縁コネクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4670388A JP2666949B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 防水絶縁コネクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4670388A JP2666949B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 防水絶縁コネクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01221874A JPH01221874A (ja) | 1989-09-05 |
JP2666949B2 true JP2666949B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=12754728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4670388A Expired - Lifetime JP2666949B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 防水絶縁コネクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2666949B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101311380B1 (ko) * | 2011-06-30 | 2013-10-14 | 주식회사 유라테크 | 배기온도센서의 절연성 프로텍터를 형성하는 방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2379803C1 (ru) * | 2006-05-05 | 2010-01-20 | 3М Инновейтив Пропертиз Компани | Трубчатый контактный узел для кабеля |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP4670388A patent/JP2666949B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101311380B1 (ko) * | 2011-06-30 | 2013-10-14 | 주식회사 유라테크 | 배기온도센서의 절연성 프로텍터를 형성하는 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01221874A (ja) | 1989-09-05 |
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