JP2643600B2 - 磁気カード式スイッチ - Google Patents

磁気カード式スイッチ

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JP2643600B2 JP51123690A JP51123690A JP2643600B2 JP 2643600 B2 JP2643600 B2 JP 2643600B2 JP 51123690 A JP51123690 A JP 51123690A JP 51123690 A JP51123690 A JP 51123690A JP 2643600 B2 JP2643600 B2 JP 2643600B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、磁気カードによりスイッチのオン又はその
オン状態の保持、オフ、更にはスイッチケーシングのオ
ープンを行い得る磁気カード式スイッチに関する。
背景技術 従来、磁気カードを使用して例えば錠をロック又はア
ンロックする装置は公知であり、これは例えば特公昭58
−41391号公報に「錠構造」として開示されている。そ
の構成は、磁気的にコード化された磁気カードを挿入す
ることによりロック位置からアンロック位置まで移動可
能なスライダと、スライダ内にあって該スライダのスラ
イド方向とは直交する方向にスライド可能な磁石製ロッ
クピンと、スライダに沿って設けられスライダがロック
位置にあるときロックがスライダから突出して収容され
る孔を有するスライダをロックするためのロックプレー
トとを含んでいる。
しかるに、上記従来例によれば、錠ケーシング(この
場合ドアのノブ)内の機構に故障を生じて内部の点検が
必要になったたり、又は磁石ロックピンの磁気的コード
を変更したりしたいときでも、ケーシングを開ける、即
ち分解することが困難であり、それらの作業を行うのが
大変面倒であるという欠点があった。
他の従来例としては、上記従来例の欠点を解消するも
のとして、特開平2−28658号公報による「カード錠の
ケーシング」がある。これによれば、建物の壁等に取付
けられる下部ケーシングと、該下部ケーシングに取外し
可能に取付けられる上部ケーシングと、上部ケーシング
を下部ケーシングに連結係合する連結係合手段とを含
み、両ケーシング間に限定される空間に収容されたスラ
イダが、磁気的にコード化された正規の磁気カードを該
ケーシング内に挿入することによりスライドされて、錠
のロック及びアンロックを行なわせるスイッチをオンと
せしめ、同時にスライダの移動に連動して上記連結係合
手段による係合を解除して、ケーシングを容易に分解可
能としたものがある。
しかるに、この従来例によれば、スイッチのオン状態
を保持するには、磁気カードを挿入したままの状態を保
持しておかなければならない。つまり、カードを抜き取
ると自動的にスイッチはオフになってしまう。従って、
このスイッチ装置を、錠のオン・オフ操作でなく、例え
ば証明のオン・オフ操作に適用する場合には、証明のオ
ン状態を保持するのが操作上面倒であり、実際には適用
不可能であるという欠点があった。又、ケーシングを分
解するといには、必ず同時にスイッチをオンにしなけれ
ばならないという余分な作業を伴うため、例えばスイッ
チのオン操作のために第三者に磁気カードを貸したとし
ても、そのオン操作以外にケーシングを分解されて、内
部機構をいたずらされたり、磁気コードを変更されたり
するおそれがあるという欠点があった。
発明の開示 本発明は、上記従来例の技術的課題を解決したり磁気
カード式スイッチを提供することを目的とするものであ
る。
そのための本発明の第1の構成は、 建物の壁等に取付けられたケーシング手段と、 該ケーシング手段内に収納され、所定方向へスライド
可能なスライダ(9−2)と、 該スライダに設けた所定のコードの複数の孔に収納さ
れた複数の磁石ロックピン(21a1〜21a3、21c2)と、 該スライダを前方向へ付勢するばね手段(13)と、 該ケーシング内に該スライダ(9−2)に沿って固定
的に配され、前記磁石ロックピンの一端を適宜受け入れ
る所定のコードの複数の孔(8a1・・・8e4)を有する、
該スライダを前方スライド位置又は後方スライド位置に
適宜ロックするためのスライダロック手段(7)と、 該スライダロック手段(7)に沿って、前記スライダ
(9−2)とは反対側に配され、該スライダロック手段
(7)との間に磁気カードの挿入を許容すると共に前記
磁石ロックピンを吸引する磁性部材(5)と、 前記スライダに対応して配されたスイッチ(24)とを
具備してなり、 通常は前記スライダは、前方スライド位置において、
その所定のロックピン(21a2)がロック方向へ移動して
該ロックピンの一端がロック手段(7)に受け入れられ
てスライド不可能のロック状態にあり、 第1の磁気カード(31)をケーシング手段内に導入し
たとき、該カードの磁気コードに対応して前記スライダ
(9−2)のロックピン(21a2)がロック解除方向へ移
動してそのロックが解除されることにより、該スライダ
(9−2)が後方スライド位置までスライド移動して前
記スイッチ(24)をオフからオン又はオンからオフに切
り換えると共に、 該スライダ(9−2)の後方スライド位置において、
該スライダのロックピン(21a3)がロック方向へ移動し
て前記磁性部材(5)によりロック解除方向へ移動しな
いよう吸引保持されることにより、該スライダ(9−
2)を再び該スライダロック手段(7)に対してロック
した後方スライド位置に安定的に保持し、これにより該
第1の磁気カード(31)を抜き取った後も前記スイッチ
がオン又はオフ状態に保持される、 ことを特徴とする磁気カード式スイッチに係る。
次に本発明の磁気カード式スイッチの第2の構成は、 建物の壁等に取付けられた取付ケーシング(22)と該
取付ケーシングに取付けられたカバーケーシング(1)
とよりなるケーシング手段と、 該ケーシング手段内に夫々収納され、所定方向へ夫々
独立にスライド可能な第1及び第2のスライダ(9−
1、9−2)であって、該第2のスライダ(9−2)が
各種磁気カード(31〜35)に当接される当接部(9f)を
有している、前記第1及び第2のスライダ(9−1、9
−2)と、 該第1及び第2のスライダに設けた所定のコードの複
数の孔に収納された複数の磁石ロックピン(21a1〜21a
3、21c2)と、 該第1及び第2のスライダを前方向へ付勢するばね手
段(13)と、 該ケーシング内に該第1及び第2のスライダに沿って
固定的に配され、前記磁石ロックピンの一端を適宜受け
入れる所定のコードの複数の孔(8a1・・・8e4)を有す
る、該スライダを前方スライド位置又は後方スライド位
置に適宜ロックするためのスライダロック手段(7)
と、 前記第1のスライダに対応して配され、前記取付ケー
シング及びカバーケーシングを係合連係する手段(11、
22a)と、 前記第2のスライダ(9−2)に対応して配されたス
イッチ(24)とを具備してなり、 通常は前記第1及び第2のスライダ共に、前方スライ
ド位置において、その所定のロックピン(21a1、21a2)
がロック解除方向へ移動して該ロックピンの一端がロッ
ク手段(7)に受け入れられてスライド不可能のロック
状態にあり、 第1の磁気カード(31)をケーシング手段内を挿入し
たとき、該カードの磁気コードに対応して前記第2スラ
イダのロックピン(21a2)がロック除去方向へ移動して
そのロックが解除されることにより、前記第2のスライ
ダ(9−2)がスライド移動して前記スイッチをオンか
らオフ又はオフからオンに切り換え、 第5の磁気カード(34)をケーシング手段内に挿入し
たとき、該カードの磁気コードに対応して前記第1及び
第2の各スライダのロックピン(21a1〜21a3)がロック
解除方向へ移動して夫々前記ロック手段(7)に対する
ロックが解除されると同時に所定のロックピン(21c2)
の移動により該スライダどうしが互にロックされること
により、前記第1及び第2のスライダが一体にスライド
移動して前記取付ケーシング及びカバーケーシングの係
合連結手段(11、22a)による係合を解除して、該カバ
ーケーシングの取外しを可能とする、 ことを特徴とする磁気カード式スイッチに係る。
上記第1構成中、スイッチのオン(又はオフ)保持状
態において、第2の磁気カード(オフキーカード)(又
はオンキーカード)をケーシングに挿入することによ
り、スイッチをオフ(又はオン)にすることができる。
上記第2の構成中、第1の磁気カード(オンキーカー
ド)(又はオフキーカード)を挿入した際に、第2のス
ライダを後方スライド位置にロックして、上記第1の構
成の場合と同様に、スイッチオン(又はオフ)状態を保
持することができ、又このスイッチのオン(又はオフ)
保持状態において、第2の磁気カード(オフキーカー
ド)(又はオンキーカード)をケーシングに挿入するこ
とにより、スイッチをオフ(又はオン)にすることがで
きる。
更に、上記第1及び第2の構成中、上記第1及び第2
の磁気カードの代わりに、両カードの機能を有する一枚
の第3の磁気カード(オン・オフ兼用キーカード)を使
用することもできる。
更に、上記第1及び第2の構成中、上記スライダにス
イッチのオン及びオフを切換表示する表示部を持たせる
こともできる。
更に、上記第1及び第2の構成中、第4の磁気カード
(モーメンタリーキーカード)を使用して、該カードを
挿入状態で保持しているときのみ、スイッチオン(又は
オフ)状態として、該カードを抜き取ると直ちにスイッ
チオフ(又はオン)にすることもできる。
発明の効果 本発明の上記第1の構成によれば、次に示す利点があ
る。
第1の磁気カードをケーシングに挿入することによ
り、たとえ該カードを抜き取った後も、スイッチをオン
(又はオフ)状態に保持することができる。従って、こ
の磁気カード式スイッチは錠のオン・オフ操作以外に、
例えば照明のオン・オフ等スイッチのオン(又はオフ)
保持状態が必要なあらゆるスイッチ機構に適用でき応用
性が大となる。
スイッチオン(又はオフ)状態が保持されるので、
当然ながら、磁気カードを挿入した状態で保持して(押
さえて)おく必要がなくなり、作業上便利となる。
第1の磁気カードによればスイッチをオン(又はオ
フ)にし得るのみであって、更にオフ(又はオン)に切
換復帰させるには他の磁気カードを必要とするので、第
三者にこの第1の磁気カードを貸したとしても、第三者
は単にスイッチのオン(又はオフ)操作ができるのみ
で、再びオフ(又はオン)にするという余分な操作をし
得ず、安全であるという利点がある。
磁気カード即ちスライダの後方スライド位置におい
て、ロック方向へ移動したロックピンがロック解除方向
へ戻り移動しないよう磁性部材により吸引保持されるの
で、該スライダは後方スライド位置に安定的に保持され
て外部からの振動等により不慮にスイッチ切換え状態が
解除される等のおそれなく、その切換え状態を安定に保
持し得る。
本発明の第2の構成によれば、上記〜の利点以外
に、次に示す利点がある。
第1の磁気カードによるスイッチのオン(又はオ
フ)操作と第5の磁気カードによるケーシングのオープ
ン(分解)許容操作とを、別個の磁気カードにより行う
ことができるので、例えば第1の磁気カードを第三者に
貸したとしても、第三者は単にスイッチのオン(又はオ
フ)操作ができるのみゆえ、従来例の如くケーシングを
分解していたずらしたり磁気コードを変更したり等の作
業を行えず、安全であるという利点がある。
本発明の各種具体例によれば、例えば一枚の第3の磁
気カードでスイッチのオン・オフの両方の操作を行え、
便利である。
又、スイッチのオン・オフの切換状態を表示するよう
にしているので、外部から容易にこれを視覚的に確認で
きて便利である。
又、第4の磁気カードによれば、該カードを挿入して
いる間のみ、スイッチオン(又はオフ)とすることもで
きる。
上述の各種のカードによれば、一枚のカードの操作機
能が限定されることになる。従って、該一枚のカードに
よっては、余分な作業をすることが不可能で、特にこの
カードを第三者に貸したりする場合に余計な操作をされ
ることが無くなり便利である。
図面の簡単な説明 第1図は本発明になる磁気カード式スイッチの一実施
例の分解斜視図、 第2図は上記スイッチを構成するロックプレートの平
面図、 第3図は同じくスイッチィを構成する第1及び第2ス
ライダの下方から見た分解斜視図、 第4図及び第5図は夫々上記スイッチのオフ状態の取
付ケーシングを取り除いた状態の平面図、及び第4図中
5a−5a線(ロックプレート及びスライダは第2図中5b−
5b線)に沿う縦断矢視図、 第6図は第5図の機構において、オンキーカードを途
中まで挿入した状態(該カードは第15図中6−6線に沿
う状態)を示す縦断図、 第7図及び第8図は夫々オンキーカードを後方まで押
し込んだスイッチのオン保持状態を示す平面図及び縦断
図、 第9図は上記スイッチオン保持状態において、オフキ
ーカードを後方まで押し込んだ状態を示す縦断図、 第10図及び第11図は夫々モーメンタリーキーカードを
途中まで挿入じた状態及び後方まで押し込んだ状態を示
す縦断図、 第12図はオープンキーカードを途中まで挿入した状態
を示す縦断図、 第13図及び第14図夫々はオープンキーカードを後方ま
で押し込んだ状態を示す平面図及び縦断図、 第15図乃至第19図は夫々オンキーカード、オフキーカ
ード、モーメンタリーキーカード、オープンキーカード
及びオン・オフ兼用キーカードの平面図である。
発明を実施するための最良の形態 第1図は、本発明になる磁気カード式スイッチの一実
施例の分解斜視図、第2図は上記スイッチを構成するロ
ックプレートの平面図、第3図は同じくスイッチを構成
する第1及び第2スライダの下方から見た分解斜視図、
第4図及び第5図は夫々上記スイッチのオフ状態の取付
ケーシングを取り除いた状態の平面図、及び第4図中5a
−5a線(ロックプレート及びスライダは第2図中5b−5b
線)に沿う縦断矢視図である。
各図中。1は図中上面開放箱形状のカバーケーシング
で、カード挿入孔1a(第5図参照)、円弧形壁部1B、一
対のねじ孔付き凸部1c(第1図中1個のみ図示)、他の
一対のねじ孔付き凸部1d(同じく1個のみ図示),板ば
ね係止部1e(第5図参照)、一対の係止凹部1f、表示窓
1g、取付ケーシング係止用係合凸条1h、ねじ孔1i等を有
する。
2はコイルバネ保持プレートで、コイルバネ保持部2a
を有し、上記一対の凸部1dに体し一対のねじ3により取
付け固定される。
4はくの字形板ばねで、第5図の如くカバーケーシン
グ1内で板ばね係止部1e間に配置される。
5は後述する全ての磁石ロックピンを基本的に第1図
及び第5図中下方へ引き付けておくための磁性(例えば
鉄)プレートで、円弧形壁部1b内において、その両側凸
部5aを各係止凹部1fに係合するよう配置される。
6は上記下方へ引き付けられている磁石ロックピンの
落下を阻止するための非磁性(例えばステンレス)プレ
ートで、円弧形壁部1b内において、その両側凹部6aを各
凸部1cに係合するよう配置される。
7は非磁性(例えば黄銅)ロックプレートで、第2図
の如く一つの例として4列5行の合計20個の位置「a1
a4、b1〜b4、c1〜c4、d1〜d4、e1〜e4」が定められてい
る。しかるに、本実施例の如く磁石ロックピンを例えば
「a行及びc行」に対応させて使用したい場合には、上
記20位置のうちの該a行及びc行の4つの位置「a3
c2、c3、c4」には何等孔が設けられず、かつそれ以外の
16個の位置に夫々貫通孔「8a1、8a2、8a4」、「8b1〜8b
4」、「8c1」、「8d1〜8d4」、「8e1〜8e4」が設けられ
ている。しかるに後述する如く、本実施例の場合、実際
には「b、d、e」の各行の貫通孔は使用されない。こ
のロックプレート7を、第2図中の「a及びc行」を通
る折れ曲がり切断線5b−5bに沿って切断して示したのが
第5図中のロックプレート7である。第5図中に第2図
と対応する位置の符号「a1、c2、a2、a3、a4」を示す。
このロックプレート7は、円弧形壁部1b内において、両
側の凹部7aを各凸部1cに係合するよう配置される。
尚、第2図中、第1スライダ対応領域Iとは、次に述
べる第1スライダ9−1がそのスイッチオフ位置(前方
スライド位置)にてロックプレート7上に重畳されてカ
バーする領域である。又第2スライダ対応領域IIとは同
じく第2スライダ9−2がそのスイッチオフ位置(前方
スライド位置)にて重畳されてカバーする領域を意味す
る。
9−1は樹脂製平板状の第1スライダで、第3図(上
方が下面側)に示す如く、第2図中のロックプレート7
の第1スライダ対応領域Iの各位置「a1〜e1」に対応す
る位置に1列5行合計5個の磁石ロックピン21の収納孔
10a1〜10e1(何れもロックプレート7側が開口する所定
深さの盲孔である)を有し、更に断面コ字形ガイド部9
a、上面ストッパ9b、前側面に植設した金属係合ピン11
を有する。尚、ガイド部9aは第3図及び第5図に示す如
く、その前方スライド位置にて上記位置「c2」に対応す
る位置に盲孔9c2を有する。
9−2は同じく樹脂製平板状の第2スライダで、同じ
く第3図に示す如く、第2図中のロックプレート7の第
2スライダ対応領域IIの各位置「a2、a3;b2、b3;c2
c3;d2、d3;e2、e3」に対応する位置に2列5行合計10個
の磁石ロックピン収納孔10a2、10a3;10b2、10b3;10c2
10c3;10d2、10d3;10e2、10e3(上記位置「c2」に対応す
る位置の孔10c2のみ第5図に示す如く上下方向貫通孔で
その他の孔は全てロックプレート7側が開口する所定深
さの盲孔である)を有し、一対の上面ガイド溝9d、後面
コイルバネ収納孔9e、下面カード当接部9f(夫々第5図
参照)を有し、スイッチ切換兼表示プレート12をねじ止
めされている。このプレート12は、第1図中スイッチ切
換部12aと、切換表示部としての赤色部(スイッチオフ
表示)12b及び緑色部(スイッチオン表示)12cとを有す
る。
第1及び第2のスライダ9−1、9−2は、前者のガ
イド部9aを後者のガイド溝9dに挿入して前後方向独立に
スライド自在に組付けられ、円弧形壁部1b内でロックプ
レート7上面に載置される。このとき第2スライダ9−
2は第5図に示す如く、ストッパ板2のコイルバネ保持
部2aとの間に配したコイルバネ13(このバネは更に円筒
体14によりガイドされる)により、前方向(第5図中左
方向)に付勢されて第1スライダ9−1に当接し、両ス
ライダ9−1、9−2は更に同方向へ付勢される。
15は樹脂製円弧形ホルダープレートで、その係合凸部
15aが円弧形壁部1bのスリット1j上部に係合するよう該
壁部1b内に嵌合され、一対の凸部1cに対しねじ16により
取付け固着される。
従って、上記前方向に付勢された両スライダ9−1,9
−2は例えば第1スライダ9−1のストッパ部9bがホル
ダープレート15の所定部に当接して第5図に示すスイッ
チオフ位置(前方スライド位置)に至っており、このと
き両スライダ9−1、9−2の各孔「10a1〜10a3、10b1
〜10b3、・・・」はロックプレート7の符号の対応する
各位置「a1〜a3、b1〜b3、・・・」に対応し、従ってロ
ックプレート7の各貫通孔「8a1、8a2;8b1〜8b3、8c1;8
d1〜8d3、8e1〜8e3」にも符号を対応させて対向する。
またこのとき係合ピン11が円弧形壁部1bのスリット1j下
部を前方へ貫通して後述する取付ケーシング22の係合孔
22aに係合することにより、カバーケーシング1及び取
付ケーシング22を互に固着させる。尚、以後、両スライ
ダ9−1、9−2の前後方向スライド方向はホルダープ
レート15のガイド部(図示せず)により正確にガイドさ
れる。
更に磁気カードを何等挿入していないときは、磁性プ
レート5は板ばね4により上方へ付勢されて非磁性プレ
ート6に当接しており、磁気カードを両プレート5、6
間に挿入される都度磁性プレート5は板ばね4に抗して
押し下げられる 更に第5図のスイッチオフ位置では、プレート12のス
イッチ切換部12aはカバーケーシング1内に取付けたス
イッチ24をオフ状態とせしめており、かつプレート12の
赤色部12bが窓部1gを介して外部から観察されてスイッ
チオフ状態が表示されている。
21(21a1、21a2、21a3、21c2)は4個の磁石ロックピ
ンで、第2図及び第5図に示す如く、第1及び第2のス
ライダ9−1、9−2の相互に符号の対応する孔10a1
10a2、10a3、10c2内に挿入されているが、これらの磁石
ロックピン位置を解り易くするため第2図中では△印を
付して示す。尚、第5図からわかる通り、ロックピン21
a1、21a3はその下部がS極の磁石でこのタイプを「なし
地模様」で示し、また残りのロックピン21a2、21c2はそ
の下部が逆のN極の磁石でこのタイプを「黒塗り模様」
で示す。
何れにせよ、第5図のスイッチオフ状態、即ち何等カ
ードを挿入されない状態にあっては4個のロックピンは
全て磁性プレート5により第5図中下方へ引き付けられ
ている。従って、2個のロックピン21a1、21a2は夫々ロ
ックプレート7の符号の対応する8a1、8a2に非磁性プレ
ート6に当接するまで落ち込んでいる。従って、第1及
び第2スライダ9−1、9−2は夫々該ロックピン21
a1、21a2を介してロックプレート7に対する相対スライ
ド位置をロックされて上記スイッチオフ位置に固定され
る。更にこのとき他の2個のロックピン21c2、21a3はロ
ックプレート7の貫通孔の設けられていない位置「c2
a3」に単に当接するのみである。
22は取付ケーシングで、前側面の係合孔22a、一対の
ねじ孔22b、上面取付孔22c、後面係合凹条22d等を有
し、取付孔22cdを利用して予じめ建物の壁面等に対し、
例えば第1図中取付ケーシング22の左方部を下方として
取付けられている。この取付ケーシング22に対し、上記
組込み完了したカバーケーシング1が、その係合凸条1h
を係合凹条22dに対し係合させ回動されつつかぶせら
れ、更に一対のねじ23が孔1iを介してねじ孔22bにねじ
込まれて取付固定される。このとき、第1スライダー9
−1の係合ピン11は、一旦そのスライダ9−1と共に若
干後方向へスライド移動され、その状態で上記カバーケ
ーシング1の取付ケーシング22への取付けが行われ、し
かる後前方向へスライド復帰されて上述の如く係合孔22
aに係合する。
この係合ピン11及び係合孔22aの係合により、悪意の
第三者が単に外部からねじ23を取外すのみでは、カバー
ケーシング1を取付ケーシング22から取外すことは出来
ず、ケーシング内部のスイッチ操作を行うことが未然に
防止される。
第15図乃至第19図は夫々上記スイッチ組立体に挿入し
て使用する各種磁気カードを示し、第15図はオンキーカ
ード31、第16図はオフキーカード32、第17図はモーメン
タリーキーカード33、第18図はオープンキーカード34で
ある。各カードは夫々、第15図中の折れ曲がり切断線6
−6(第2図のロックプレート7の切断線5b−5bと同
じ)に沿って、つまり上記ロックプレート7の各位置
「a1、c2、a2、a3」に対応する位置に、適宜「なし地模
様」で示すS極磁石、または「黒塗り模様」で示すN極
磁石が埋設されており(これらの極性はカード挿入時に
各カード埋設磁石の上記磁石ロックピン21に近い側が示
す極性とする)が埋設されており、又第19図はオン・オ
フ兼用キーカード35であってオンキーカード31及びオフ
キーカード32を結合した形状である。
次に、上記磁気カード式スイッチの操作につき説明す
る。
まずスイッチ24をオン保持状態にするには、第15図の
オンキーカード31(各位置「a1、c2、a2、a3」に夫々
N、S、N、N極の埋設磁石を配されている)を第6図
中左方のカード挿入孔1aから組立体内部に第2スライダ
9−2の当接部9fに当接するまで挿入する。このとき、
第6図中のカード断面は上記第15図中の切断線6−6に
沿うものであり、これは以下の図面についても同様であ
る。
すると、第6図に示す如く、両スライダ9−1、9−
2内の図中左方からの順次磁石ロックピン21a1、21c2
21a2、21a3が夫々オンキーカード31の対応位置の各埋設
磁石に対応する。従って、ロックピン21a1、21c2、21a3
は夫々異極の埋設磁石と対応するので一層第6図中下方
へ引き付けられて第5図と同様の位置を保つが、ロック
ピン21a2のみは同極の埋設磁石と対応するので反発され
て上動し、これにより第2スライダ9−2はロックプレ
ート7によるロックを解除される、即ちスライド可能状
態となる。
従って更にオンキーカード31をコイルバネ13に抗して
押し込むと、第2スライダ9−2がオンキーカード31と
一体に後方向へスライドして第7図及び第8図に示す位
置に至る。従って、ロックピン21c2、21a2、21a3は夫
々、第5図中のロックプレート7に対する各位置「c2
a2、a3」から各位置「c3、a3、a4」へ移動する。しかる
に、ロックプレート7の位置「c3、a3」は貫通孔が設け
られていないので、ロックピン21c2、21a2の落ち込み移
動はあり得ない。しかし、最右方のロックピン21a3の対
応位置「a4」には貫通孔8a4が設けられているので、該
ロックピン21a3はカード31の異極の埋設磁石に引き付け
られて該孔8a4に落ち込み移動し、これによ第2スライ
ダ9−2はロックピン21a3を介して後方向スライド位置
にロック(保持)される。
このとき、第7図及び第8図に示す如く、スイッチ切
換部12aがスイッチ24を押圧してスイッチオン状態に切
り換える。同時に、窓部1gからはプレート12の緑色部12
cが切換表示されてスイッチオン状態が表示される。
続いて、カード31を抜き取っても、全てのロックピン
21a1、21c2、21a2、21a3は引き続き磁性プレート5に引
き付けられて、結局第8図と同様の状態が保たれる。従
って、上記スイッチオン状態が保持される。
次に、第8図のスイッチオン保持状態を解除してスイ
ッチオフ状態にする。それにはまず、第16図に示すオフ
キーカード32(各位置「a1、c2、a2、a3」に夫々N、
S、S、S極の埋設磁石を配されている)を第9図に示
す如く後方向スライド位置の当接部9fに当接するまで挿
入する。すると、最右方のロックピン21a3のみがカード
32の同極の埋設磁石と対応するので反発してロックプレ
ート7の孔8a4から抜け出し、これにより第2スライダ
9−2はロック状態を解除されてスライド可能状態とな
る。
従って、第9図の状態よりカード32を抜き取ると、第
2スライダ9−2もコイルバネ13のばね力により左方へ
スライド復帰して第5図の状態に戻る。このとき第5図
に示す如く、ロックピン21a2は再び貫通孔8a2に落ち込
み第2スライダ9−2は当初の位置で再びロックされ
る。従って、スイッチ24はオフとなり、かつ窓部1gにス
イッチオフ状態を示す赤色部12bが復帰表示される。
次に、スイッチ24をカードを挿入している時点だけオ
ン(即ちオン保持ではない)にする。これには、第17図
に示すモーメンタリーキーカード33(各位置「a1、c2
a2、a3」に夫々N、S、S、S極の埋設磁石を配されて
いる)を第10図に示す如く当接部9fに当接するまで挿入
する。すると、右方の2個のロックピン21a2、21a3がカ
ード33の同極の埋設磁石と対応して反発して上動する。
従って、ロックピン21a2はロックプレート7の孔8a2
ら抜け出し、これにより第2スライダ9−2はロック状
態を解除されてスライド可能状態となる。
従って更に、モーメンタリーキーカード33を押し込ん
で第2スライダ9−2と一体に後方向へスライドさせる
と、第8図の場合と略同様の第11図に示す位置に至る。
従って、第8図の場合と同様にスイッチ24をオンに切り
換わり、かつ窓部1gには緑色部12cが表示される。
しかしながら、第11図の場合は、最右方のロックピン
21a3は位置「a3」から「a4」へ移動したときに、上記の
如くカード33の同極の埋設磁石により反発されたままで
孔8a4に落ち込み移動しない。従って、第11図の状態よ
りカード33を抜き取ると、第2スライダ9−2はオン位
置に保持されることなく、コイルバネ13のばね力により
カード33の抜き取り移動と一体的に左方へスライド復帰
して第10図の状態に戻ってしまう。カード33が完全に抜
き取られると、ロックピン21a2は再びロックプレート7
の孔8a2に落ち込み移動して第2スライダ9−2をロッ
クする。同時に当然ながらスイッチ24はオフとなりかつ
窓部1gには赤色部12bが表示される。
即ち、モーメンタリーキーカード33によれば、カード
を挿入している期間のみスイッチ24をオンにすることが
出来る。
次に、組込体の内部が故障したり又はロックピンの組
合わせ(即ち磁気コード)を変更したりしたいときに、
取付ケーシング22はそのままでカバーケーシング1のみ
を取外す作業につき説明する。これには、まず第1図中
の一対のねじ23を取外した後に、第18図に示すオープン
キーカード34(各位置「a1、c2、a2、a3」に夫々S、
N、N、S極の埋設磁石を配されている)を第12図に示
す如く当接部9fに当接するまで挿入する。すると、全て
のロックピンがカード34の同極の埋設磁石と対応して反
発して上動する。従って、特にロックピン21a1、21a2
夫々ロックプレート7の孔8a1、8a2から抜け出し、これ
により第1及び第2スライダ9−1、9−2は夫々ロッ
ク状態を解除されてスライド可能状態となる。同時に、
ロックピン21c2が上動してその上端部が第1スライダ9
−1のガイド部9aのガイド孔9c2に係合するので、両2
スライダ9−1、9−2は該ロックピン21c2を介して一
体スライド可能状態になる。
従って更に、オープンキーカード34を押し込んで両ス
ライダ9−1、9−2と一体に後方向へスライドさせる
と、第13図及び第14図に示す位置に至る。これにより、
第1スライダ9−1の係合ピン11が係合孔22aから抜け
出す。従って、カバーケーシング1を把持して係合凸条
1h、係合凹部22dの係合部分を中心に回動させれば、容
易に該カバーケーシング1を取外すことが出来、上記故
障の修理又は磁気コードの変更を行うことが出来る。
尚第14図では全てのロックピンは上方へ反発されたま
まゆえ、ロックプレート7の貫通孔に落ち込むことはな
い。従って、第14図の状態は保持され得ないから、オー
プンキーカード34を押し込んだままカバーケーシング1
を取外し及び再度の取付け作業を行う必要がある。。
カバーケーシング1を取付け復帰したときに、オープ
ンキーカード34を抜き取る。すると、両スライダ9−
1、9−2もカード34と一体にスライド復帰して、係合
ピン11は再び係合孔22aに係合復帰し、かつ全てのロッ
クピン21も第5図の状態に戻る。その後、再度ねじ23を
取付ける。
第19図のオン・オフ兼用キーカード35は、同図中矢印
「ON」方向に組立体に挿入するときは、上記オンキーカ
ード31と同様にスイッチオンの保持状態を現出し得、又
逆に矢印「OFF」方向に組立体に挿入するときは、上記
オフキーカード32と同様にスイッチオフの保持状態を現
出し得る。つまり1枚のカードでオン・オフ両方の機能
を果たすことができるという利点がある。
尚、第2図中、ロックプレート7の貫通孔8の位置、
及びロックピン21の個数及びその挿入位置は適宜に変更
できることは明らかである。例えば、第2図のロックプ
レート7の貫通孔8の位置をを変更せずに使用する場合
においては、ロックピン21と磁気カード31〜35との極性
を上記実施例の場合と全て逆にしても良い。
更に他の例として、位置「c2、a2、a3」の各ロックピ
ン21はその位置を変更することはできないが、第1のス
ライダ9−1のロック用の位置「a1」のロックピン21は
該位置「a1」の代わりに位置「b1〜e1」の何れに変更し
ても良く又は位置「a1〜e1」の2個所以上に配置しても
よい。
更に、第2のスライダ9−2に対応する全ての位置の
うちすでにロックピン21が配置されている位置「c2
a2、a3」以外の貫通孔8のある位置「b2、b3、d2、d3
e2、e3」に追加のロックピンを配置してもよい。
従って、仮にロックプレート7が1種類と仮定して
も、膨大な数の磁気コードを設定することができ、同一
の装置で単にロックピンの個数、その配置及びそ
の磁石極性を変更することにより、多数の異なった顧客
に対し互に異なった磁気コードの磁気カード式スイッチ
を販売することが可能である。ロックプレート7の貫通
孔8の位置を変更すれば、一層多数の顧客に対し適用し
得る。
更に、上記実施例では、最初に磁気カード挿入前には
スイッチ24はオフ保持状態となっていたが、これに限る
ことは無く、用途によっては、逆にスイッチ24が最初に
カード挿入前にオン保持状態となっていても良いことは
勿論である。この場合は、最初に磁気カードを挿入する
ことにより、スイッチをオフ保持又は保持無しのオフ等
に切換えることができる。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の壁等に取付けられたケーシング手段
    と、 該ケーシング手段内に収納され、所定方向へスライド可
    能なスライダ(9−2)と、 該スライダに設けた所定のコードの複数の孔に収納され
    た複数の磁石ロックピン(21a1〜21a3、21c2)と、 該スライダを前方向へ付勢するばね手段(13)と、 該ケーシング内に該スライダ(9−2)に沿って固定的
    に配され、前記磁石ロックピンの一端を適宜受け入れる
    所定のコードの複数の孔(8a1・・・8e4)を有する、該
    スライダを前方スライド位置又は後方スライド位置に適
    宜ロックするためのスライダロック手段(7)と、 該スライダロック手段(7)に沿って、前記スライダ
    (9−2)とは反対側に配され、該スライダロック手段
    (7)との間に磁気カードの挿入を許容すると共に前記
    磁石ロックピンを吸引する磁性部材(5)と、 前記スライダに対応して配されたスイッチ(24)とを具
    備してなり、 通常は前記スライダは、前方スライド位置において、そ
    の所定のロックピン(21a2)がロック方向へ移動して該
    ロックピンの一端がロック手段(7)に受け入れられて
    スライド不可能のロック状態にあり、 第1の磁気カード(31)をケーシング手段内に導入した
    とき、該カードの磁気コードに対応して前記スライダ
    (9−2)のロックピン(21a2)がロック解除方向へ移
    動してそのロックが解除されることにより、該スライダ
    (9−2)が後方スライド位置までスライド移動して前
    記スイッチ(24)をオフからオン又はオンからオフに切
    り換えると共に、 該スライダ(9−2)の後方スライド位置において、該
    スライダのロックピン(21a3)がロック方向へ移動して
    前記磁性部材(5)によりロック解除方向へ移動しない
    よう吸引保持されることにより、該スライダ(9−2)
    を再び該スライダロック手段(7)に対してロックした
    後方スライド位置に安定的に保持し、これにより該第1
    の磁気カード(31)を抜き取った後も前記スイッチがオ
    ン又はオフ状態に保持される、 ことを特徴とする磁気カード式スイッチ。
  2. 【請求項2】前記スライダ(9−2)が後方スライド位
    置にある状態において、第2の磁気カード(33)を該ケ
    ーシング手段内に挿入したとき、該カードの磁気コード
    に対応して該スライダのロックピン(21a3)がロック解
    除方向へ移動してそのロック解除を行うことにより、該
    第2の磁気カード(33)の抜き取り動作に伴い該スライ
    ダが元の位置へスライド復帰し、これにより前記スイッ
    チがオン又はオン状態に切換復帰することを特徴とする
    請求項1記載の磁気カード式スイッチ。
  3. 【請求項3】第3の磁気カード(35)が、前記第1及び
    第2の磁気カード(31、33)の両方の機能を有し、該第
    3の磁気カードをその一端部から該ケーシング手段内に
    挿入するときは、前記第1の磁気カードと同様の機能を
    果たし、又該第3の磁気カードをその他端部から該ケー
    シング手段内に挿入するときは、前記第2の磁気カード
    と同様の機能を果たすことを特徴とする請求項2記載の
    磁気カード式スイッチ。
  4. 【請求項4】前記スライダ(9−2)は、スイッチのオ
    ン及びオフ状態を表示する表示部(12b、12c)を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1記載の
    磁気カード式スイッチ。
  5. 【請求項5】前記スライダ(9−2)が前方スライド位
    置にある場合に、第4の磁気カード(34)を前記ケーシ
    ング手段内に挿入したときに、該カードの磁気コードに
    対応して前記スライダのロックピン(21a2)がロック解
    除方向へ移動してそのロックが解除されることにより、
    該スライダが後方位置までスライド移動して前記スイッ
    チ(24)をオフからオン又はオンからオフに切り換える
    と共に、 該第4の磁気カード(34)が後方位置に至ったときに該
    スライダのロックが行われず、 該第4の磁気カード(34)の抜き取り動作に伴い、該ス
    ライダも元の位置へスライド復帰し、これにより前記ス
    イッチがオフ又はオン状態に切換復帰する、
  6. 【請求項6】前記スライダロック手段(7)は、前記磁
    性部材(5)との間に、前記孔(8a1・・・8e4)に適宜
    落ち込む前記磁石ロックピン(21a1〜21a3)を受け止め
    る非磁性部材(6)を更に具備し、磁気カードは該非磁
    性部材(6)と前記磁性部材(5)との間に挿入される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか1記載の
    磁気カード式スイッチ。
  7. 【請求項7】建物の壁等に取付けられた取付ケーシング
    (22)と該取付ケーシングに取付けられたカバーケーシ
    ング(1)とよりなるケーシング手段と、 該ケーシング手段内に夫々収納され、所定方向へ夫々独
    立にスライド可能な第1及び第2のスライダ(9−1、
    9−2)であって、該第2のスライダ(9−2)が各種
    磁気カード(31〜35)に当接される当接部(9f)を有し
    ている、前記第1及び第2のスライダ(9−1、9−
    2)と、 該第1及び第2のスライダに設けた所定のコードの複数
    の孔に収納された複数の磁石ロックピン(21a1〜21a3、
    21c2)と、 該第1及び第2のスライダを前方向へ付勢するばね手段
    (13)と、 該ケーシング内に該第1及び第2のスライダに沿って固
    定的に配され、前記磁石ロックピンの一端を適宜受け入
    れる所定のコードの複数の孔(8a1・・・8e4)を有す
    る、該スライダを前方スライド位置又は後方スライド位
    置に適宜ロックするためのスライダロック手段(7)
    と、 前記第1のスライダに対応して配され、前記取付ケーシ
    ング及びカバーケーシングを係合連結する手段(11、22
    a)と、 前記第2のスライダ(9−2)に対応して配されたスイ
    ッチ(24)とを具備してなり、 通常は前記第1及び第2スライダ共に、前方スライド位
    置において、その所定のロックピン(21a1、21a2)がロ
    ック解除方向へ移動して該ロックピンの一端がロック手
    段(7)に受け入れられてスライド不可能のロック状態
    にあり、 第1の磁気カード(31)をケーシング手段内を挿入した
    とき、該カードの磁気コードに対応して前記第2スライ
    ダのロックピン(21a2)がロック解除方向へ移動してそ
    のロックが解除されることにより、前記第2のスライダ
    (9−2)がスライド移動して前記スイッチをオンから
    オフ又はオフからオンに切り換え、 第5の磁気カード(34)をケーシング手段内に挿入した
    とき、該カードの磁気コードに対応して前記第1及び第
    2の各スライダのロックピン(21a1〜21a3)がロック解
    除方向へ移動して夫々前記ロック手段(7)に対するロ
    ックが解除されると同時に所定のロックピン(21c2)の
    移動により該スライダどうしが互にロックされることに
    より、前記第1及び第2のスライダが一体にスライド移
    動して前記取付ケーシング及びカバーケーシングの係合
    連結手段(11、22a)による係合を解除して、該カバー
    ケーシングの取外しを可能とする、 ことを特徴とする磁気カード式スイッチ。
  8. 【請求項8】該スライダロック手段(7)に沿って前記
    スライダ(9−2)とは反対側に配され、該スライダロ
    ック手段(7)との間に磁気カードの挿入を許容すると
    共に前記磁石ロックピンを吸引する磁性部材(5)を更
    に具備し、 前記第1の磁気カード(31)の挿入より該第2のスライ
    ダ(9−2)が後方スライド位置に至った際に、該第2
    のスライダのロックピン(21a3)がロック方向へ移動し
    て前記磁性部材(5)によりロック解除方向へ移動しな
    いよう吸引保持されることにより、該スライダ(9−
    2)を再び該スライダロック手段(7)に対してロック
    した後方スライド位置に安定的に保持し、これにより該
    第1の磁気カード(31)を抜き取った後も前記スイッチ
    がオン又はオフ状態に保持される、 ことを特徴とする請求項7記載の磁気カード式スイッ
    チ。
  9. 【請求項9】前記第2のスライダ(9−2)が後方スラ
    イド位置に保持されている状態において、第2の磁気カ
    ード(32)を該ケーシング手段内に挿入したとき、該カ
    ードの磁気コードに対応して該スライダのロックピン
    (21a3)がロック解除方向へ移動してそのロック解除を
    行うことにより、該第2の磁気カード(32)の抜き取り
    動作に伴い該第2のスライダ(9−2)が元の位置へス
    ライド復帰し、これにより前記スイッチがオフ又はオン
    状態に切換復帰することを特徴とする請求項8記載の磁
    気カード式スイッチ。
  10. 【請求項10】第3の磁気カード(35)が、前記第1及
    び第2の磁気カード(31、33)の両方の機能を有し、該
    第3の磁気カードをその一端部から該ケーシング手段内
    に挿入するときは、前記第1の磁気カードと同様の機能
    を果たし、又該第3の磁気カードをその他端部から該ケ
    ーシング手段内に挿入するときは、前記第2の磁気カー
    ドと同様の機能を果たすことを特徴とする請求項9記載
    の磁気カード式スイッチ。
  11. 【請求項11】前記第2のスライダ(9−2)は、前記
    スイッチ(24)のオン及びオフ状態を表示する表示部
    (12b、12c)を有することを特徴とする請求項7乃至10
    のうち何れか1記載の磁気カード式スイッチ。
  12. 【請求項12】前記第2のスライダ(9−2)が前方ス
    ライド位置にある場合に、第4の磁気カード(34)を前
    記ケーシング手段内に挿入したときに、該カードの磁気
    コードに対応して前記第2のスライダのロックピン(21
    a1、21a2)がロック解除方向へ移動してそのロックが解
    除されることにより、該第2のスライダが後方位置まで
    スライド移動して前記スイッチ(24)をオフからオン又
    はオンからオフに切り換えると共に、 該第4の磁気カード(34)が後方位置に至ったときに該
    第2のスライダ(9−2)のロックが行われず、 該第4の磁気カード(34)の抜き取り動作に伴い、該第
    2のスライダ(9−2)も元の位置へスライド復帰し、
    これにより前記スイッチがオフ又はオン状態に切換復帰
    する、 ことを特徴とする請求項7乃至11のうち何れか1記載の
    磁気カード式スイッチ。
  13. 【請求項13】前記スライダロック手段(7)は、前記
    磁性部材(5)との間に、前記孔(8a1・・・8e4)に適
    宜落ち込む前記磁石ロックピン(21a1〜21a3)を受け止
    める非磁性部材(6)を更に具備し、磁気カードは該非
    磁性部材(6)と前記磁性部材(5)との間に挿入され
    ることを特徴とする請求項7乃至12のうち何れか1記載
    の磁気カード式スイッチ。
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