JP2635859B2 - カラー電子写真装置 - Google Patents

カラー電子写真装置

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JP2635859B2 JP3179423A JP17942391A JP2635859B2 JP 2635859 B2 JP2635859 B2 JP 2635859B2 JP 3179423 A JP3179423 A JP 3179423A JP 17942391 A JP17942391 A JP 17942391A JP 2635859 B2 JP2635859 B2 JP 2635859B2
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数色の単色トナー
像を重ね合わせて中間転写体に転写した後、そのフルカ
ラートナー像をさらに記録媒体に転写するようにしたカ
ラー電子写真装置に関する。
【0002】トナーによってカラー画像を表現するに
は、例えば黄、マゼンタ、シアンの三原色と黒の合計4
色のトナー像を、重ね合わせて記録媒体に転写すればよ
いが、そのような重ね合わせ転写を感光体から記録媒体
に直接行うのは、混色や位置ずれが起り易いため容易で
はない。そこで、中間転写体を介してフルカラートナー
像を転写するようにしたものがある。
【0003】
【従来の技術】そのような従来のカラー電子写真装置に
おいては、まず画像をドットに分割して、各ドット毎
に、表現しようとする色を黄、マゼンタ、シアン及び黒
の4色に色分解する。そして、4つの感光ドラムの表面
に、黄、マゼンタ、シアン及び黒の単色トナー像を形成
して、各色を重ね合わせて中間転写体に転写(一次転
写)し、次いで、中間転写体上に形成されたフルカラー
トナー像を記録媒体に転写(二次転写)している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、中間転写体か
ら記録媒体へ二次転写を行う際に、中間転写体に直接接
触している最下層のトナー層は、そのトナーの一部が中
間転写体に付着してしまって中間転写体上に残る。その
ため、記録媒体上のフルカラートナー像では、最下層
(記録媒体上では最上層)の色成分が弱くなって、正確
な色が再現されなくなってしまう。
【0005】そこで例えば、単色トナー像を形成する際
に、中間転写体上で最下層になる色だけ露光量を増やし
て、その層のトナー量を増やすような手段も考えられ
る。しかし、フルカラートナー像が形成される際にどの
色が最下層になるかは定まっていないので、これを行う
ためには、色分解の後にさらに最下層となる部分を読み
出して、画像情報としてメモリに記録する必要がある。
そのため、画像メモリーが膨大になり、制御が困難とな
るほか、装置の価格が高くなり、プロセス速度も遅くな
るなどの多くの欠点が生ずる。
【0006】そこで本発明は、記録媒体にフルカラート
ナー像を転写する際に中間転写体に最下層のトナーの一
部が残っても、簡単な構成によって、記録媒体上に色再
現性の良い高品質のカラー画像を得ることができるカラ
ー電子写真装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のカラー電子写真装置は、図1に示されるよ
うに、互いに異なる色のトナーによって各々単色のトナ
ー像を形成する複数の単色トナー像形成手段1と、上記
各単色トナー像形成手段1から各々の単色トナー像が重
ね合わせて転写され、その重ね合わされたトナー像をさ
らに記録媒体100に転写する中間転写体2と、上記各
単色トナー像形成手段1から上記中間転写体2に各々の
単色トナー像を転写させるために上記中間転写体2に転
写電圧を印加するための転写電圧印加手段3とを設けた
カラー電子写真装置において、上記単色トナー像形成手
段1に形成されたトナー像のトナー量に対する上記中間
転写体2に転写されるトナー像のトナー量の比率を「転
写効率」としたとき、上記中間転写体2に直接付着する
最下層の単色トナー層の転写効率が、上記最下層上に形
成される上記最下層以外の単色トナー層の転写効率より
大きくなるように上記転写電圧印加手段3による印加電
圧を設定したことを特徴とする。
【0008】なお、上記中間転写体2の表面部分を体積
抵抗率が108〜1012Ω・cmの導電性と弾力性のある
部材によって形成して、上記転写電圧として600〜1
200ボルトの電圧を印加してもよく、上記転写電圧印
加手段3による上記転写電圧が800〜1000ボルト
であればさらに好ましい。
【0009】
【作用】複数の単色トナー層のうちどのトナー層が中間
転写体2上で最下層になっても、最下層の単色トナー層
は他の層に比べて高い転写効率で単色トナー像形成手段
1からトナー像の転写を受ける。その結果、中間転写体
2上では、常に最下層のトナー層だけが他の層に比較し
て過剰のトナー量となる。
【0010】したがって、次に中間転写体2から記録媒
体100に転写される際には、最下層のトナーの一部が
中間転写体2上に残ることによって、記録媒体100上
において最下層のトナー量が、他の層と比較して適当な
量になる。
【0011】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は、
黄(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(B)
の4色のトナーを用いたカラー電子写真装置を示してい
る。
【0012】この装置は、4色のトナーによるトナー像
を形成するための4つの単色トナー像形成手段1(1
Y,1M,1C,1B)と、各単色トナー像形成手段1
に設けられた感光ドラム10(10Y,10M,10
C,10B)に同時に接触して回転駆動される中間転写
ドラム2とを有している。
【0013】そして、下層側から黄(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(B)の順になるように、各
感光ドラム10から各色のトナー像を中間転写ドラム2
の外周面上に重ね合わせて転写(一次転写)した後、そ
のカラートナー像(フルカラートナー像)を、中間転写
ドラム2上から記録用紙100上に転写(二次転写)す
るようになっている。したがって、記録用紙100上に
は、中間転写ドラム2上とは逆の順序で各色のトナー像
が形成される。
【0014】各感光ドラム10(10Y,10M,10
C,10B)の周囲には、感光ドラム10に帯電をさせ
るための前帯電器11、感光ドラム10に画像光を照射
して静電潜像を形成する露光器12、静電潜像をトナー
によって現像する現像器13が順次配列されていて、中
間転写ドラム2が感光ドラム10に接触することによっ
て、感光ドラム10表面のトナー像が中間転写ドラム2
に転写(一次転写)される。
【0015】この一次転写を行わせるために、中間転写
ドラム2に対して直流電源3から高電圧(一次転写電
圧)が印加されている。14は、感光ドラム10表面に
残ったトナーを除去するためのクリーナである。
【0016】なお、露光器12及び現像器13のうち、
12Y及び13Yは黄色トナー用、12M及び13Mは
マゼンタトナー用、12C及び13Cはシアントナー
用、12B及び13Bは黒色トナー用のものである。
【0017】中間転写ドラム2は、例えば弾力性のある
体積抵抗率が1010Ω・cmで厚さ1mmの導電性ゴム2a
がアルミニウム素管2bの外側にライニングされて形成
されて直流電源3によって例えば800〜1000ボル
トの転写電圧(一次転写電圧)が印加されており、図示
されていない駆動モータによって感光ドラム10と逆方
向に回転駆動される。
【0018】したがって、中間転写ドラム2の外周面と
感光ドラム10の外周面とは、接触部においては同方向
に移動して、そこで感光ドラム10から中間転写ドラム
2にトナー像が転写(一次転写)される。なお、中間転
写ドラム2の体積抵抗率は108 Ω・cm〜1012Ω・cm
程度の幅が許容される。
【0019】記録用紙100は、中間転写ドラム2と転
写ローラ17との間に挟まれて走行し、そこで、中間転
写ドラム2から記録用紙100にフルカラートナー像が
転写(二次転写)され、さらに定着器16によって、フ
ルカラートナー像が記録用紙100に定着される。な
お、二次転写電圧として2000ボルト程度の電圧が印
加される。
【0020】8は、記録用紙100へトナー像を転写し
た後に中間転写ドラム2の表面に残った残留トナーを除
去するために、記録用紙100への転写部Aと次に中間
転写ドラム2に新しいトナー像を転写する感光ドラム1
0との間に設けられた残留トナークリーナである。
【0021】このような実施例装置を用いて、一次転写
電圧を200〜2200ボルトの範囲で変化させて、転
写効率を測定した。「転写効率」とは感光ドラム10に
形成されたトナー像のトナー量(mg/cm2)に対する、
中間転写ドラム2に転写されるトナー像のトナー量(mg
/cm2)の比率、即ちトナー転写量(mg/cm2)/トナー
現像量(mg/cm2)である。
【0022】図3はその実験結果を示しており、中間転
写ドラム2に直接転写される最下層の一次色目の転写効
率が二次色及び三次色目の転写効率を上回っているのは
1200V以下であることから、この範囲で一次転写を
行うこととし、二次転写電圧を1500〜2400ボル
トの範囲で行った。
【0023】二次転写においては、二次色及び三次色は
転写効率が100%であるために一次転写効率のみで規
定され、一次色の二次転写における転写効率が変化す
る。先に示した二次転写電圧では、一次色目の転写効率
は70〜90%の範囲となる。
【0024】これより最終的に記録用紙100上に転写
されるトナーの転写効率を求めると、一次転写電圧が1
000ボルトの時は一次色目が93%、二次色及び三次
色目が86%で、二次転写電圧が2400ボルトの時は
一次色目が90%、二次色及び三次色目が100%であ
ったことから、一次色目の総合転写効率は84%、二次
色及び三次色目が86%とほぼ同等の転写効率となって
いることが判る。
【0025】これらの条件より、中間転写ドラム2にお
ける一次転写電圧の範囲は1200ボルト以下(ただし
実用上600ボルト以上)で、転写効率より、望ましく
は800〜1000ボルトの範囲である。これにより、
二次転写後に定着したカラートナー画像は所望の色であ
ることが確認された。
【0026】
【発明の効果】本発明のカラー電子写真装置によれば、
特別な構成を必要とすることなく、転写電圧の設定によ
って中間転写体上に転写される最下層のトナー像のトナ
ー量だけを他の層に比べて多くすることができ、その結
果、記録媒体に対しては、他の層に比較して所定の適切
なトナー量で最下層のトナー像が転写され、良好なフル
カラー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】実施例の全体構成図である。
【図3】実施例の実験結果を示す線図である。
【符号の説明】
1 単色トナー像形成手段 2 中間転写ドラム(中間転写体) 3 直流電源(転写電圧印加手段) 100 記録用紙(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−57377(JP,A) 特開 平2−156277(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる色のトナーによって、各々が
    一方向に回転する感光ドラム上に単色のトナー像を形成
    する複数の単色トナー像形成手段と、 上記各単色トナー像形成手段の感光ドラムから順次転写
    される単色トナー像が重ね合わさるように転写され
    その重ね合わされたトナー像をさらに記録媒体に転写す
    る中間転写体と、 上記各単色トナー像形成手段の感光ドラムから上記中間
    転写体に各々の単色トナー像を転写させるために上記中
    間転写体に転写電圧を印加するための転写電圧印加手段
    とを設けたカラー電子写真装置において、 上記単色トナー像形成手段の感光ドラム上に形成された
    トナー像のトナー量に対する上記中間転写体に転写され
    るトナー像のトナー量の比率を「転写効率」としたと
    き、複数の単色トナー層が重ね合わされて上記中間転写
    体上に形成されるトナー像における、上記中間転写体上
    に直接付着する最下層の単色トナー層の転写効率が、上
    記最下層の単色トナー層上に形成される最下層以外の単
    色トナー層の転写効率より大きくなるように上記転写電
    圧印加手段による印加電圧を設定したことを特徴とする
    カラー電子写真装置。
  2. 【請求項2】上記中間転写体(2)の表面部分は体積抵
    抗率が108 〜10 12Ω・cmの導電性と弾力性のある部
    材によって形成されていて、上記転写電圧として600
    〜1200ボルトの電圧が印加されている請求項1記載
    のカラー電子写真装置。
  3. 【請求項3】上記転写電圧印加手段(3)による上記転
    写電圧が800〜1000ボルトである請求項2記載の
    カラー電子写真装置。
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DE69205865T DE69205865T2 (de) 1991-03-18 1992-03-18 Farbbilderzeugungsvorrichtungen.
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