JP2605593Y2 - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP2605593Y2
JP2605593Y2 JP1991045911U JP4591191U JP2605593Y2 JP 2605593 Y2 JP2605593 Y2 JP 2605593Y2 JP 1991045911 U JP1991045911 U JP 1991045911U JP 4591191 U JP4591191 U JP 4591191U JP 2605593 Y2 JP2605593 Y2 JP 2605593Y2
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敦司 笠尾
亨 勅使川原
武夫 柿沼
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンピュータから入力
される画像データに応じて、ドットマトリクス方式で画
像を出力するデイスプレイ、プリンタ等の画像出力装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の画像出力装置はかなり高機能にな
ったので、これらを利用して電子出版システム等への応
用が考えられている。ところで、画像出力装置を大別す
ると画素密度の低いデイスプレイや、画素密度は高いが
比較的階調の乏しいプリンタ等がある。そして、前記デ
イスプレイにはCRTや液晶、プラズマ等を用いたもの
などがあり、また、プリンタにはレーザプリンタ、イメ
ージプリンタ(LED、液晶、VFD)、ドットインパ
クトプリンタ、熱転写プリンタ等多種存在している。そ
して、プリンタヘッドの種類によらず最近では電子出版
の普及にともない1ページ毎に記述されたコマンドまた
はキャラクタコードを解釈して1ページ毎の印刷データ
をドットマトリクス状に展開して出力するページ記述型
のプリンタ(画像出力装置)が増えてきている。この種
のプリンタは、ホストから送られてくる同じ描画コマン
ドを解釈し、ページメモリ上にドットパターンとして展
開し、それを順次読取ながらプリンタヘッドで印字(出
力)していくため、機種が異なっていてもそれぞれの出
力装置で正しく出力できるようになっている。しかし、
プリンタ(画像出力装置)のエンジン毎に印字の太り、
細り等の現象が異なるため、機種が異なればそれぞれ別
のフォントを使わねばならなかった。同じフォントを使
った場合でもプリンタヘッドの特性の違いのため異なっ
たフォントの文字に見えてしまうので、ページメモリ上
にドットパターンとして展開する際にイメージや文字の
加工をする必要があった。これらの処理を行うために機
種毎に独自のフォントやイメージと文字の加工処理部を
含むイメージ展開処理部を使用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】最近、電子出版に対す
る需要はますます大きくなり、多くの種類の電子出版シ
ステムが開発されるようになったが、どのような電子出
版システムでもデイスプレイを見ながら原稿をつくりそ
れをプリンタで出力する構成になっている。しかしデイ
スプレイとプリンタとは別々の文字フォントを持ってお
り、デイスプレイで原稿を見た場合と、プリンタでその
原稿を出力したものを見た場合とでは、随分印象が異な
ってしまっていた。また、カラーのシステムにおいて
は、デイスプレイで見たときのイメージ通りの色が出力
されることが少なかった。これらのシステムの中にはネ
ットワークを利用したものも現れてきたため複数の異な
る種類のプリンタから同じ原稿を出力したり、長い原稿
の一部分のページのみを別のプリンタで出力するという
こともできるようになったが、このような場合、プリン
タの違いによるフォントの不整合や色合いの違い等があ
り、出来上がった文章はまとまりの無い見苦しいものと
なっていた。これは、画像出力装置には、先に述べたよ
うに多くの種類があり、それぞれ異なった特性を持って
いるのでそれに合ったフォントや画像展開処理部が必要
であったためである。すなわち、それぞれの画像出力装
置毎にその装置の特性に合わせたフォントや画像展開処
理部を用意しなければならないという問題点があり、不
経済であった。
【0004】本考案は前述の事情に鑑み、特性の異なる
画像出力部を有する種々の画像出力装置であっても共通
の画像展開処理部を使用できるようにすることを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案の画像出力装置は、図1(クレーム対応図)
に示す構成を備えている。図1において、本考案の画像
出力装置は、接続されているコンピュータから入力され
る画像データに応じた画像を画像出力部Eから出力する
画像出力装置において、入力された画像データを一時的
に記録するローカルメモリ1、このローカルメモリ1に
記録された画像データをビットマップデータに展開する
データ展開手段2、および前記ビットマップデータが記
録されるページメモリ3を有し特性の異なる種々の前記
画像出力部で共通に使用可能な画像データ展開処理部A
と、前記ページメモリに展開されたビットマップデータ
種々の特性の異なる前記画像出力部Eの出力特性に応
じた出力用画像データに変換するデータ変換手段4およ
び前記出力用画像データを一時的に記録する出力用画像
データメモリ5を有する画像データ出力処理部Fと、前
記出力用画像データに応じた出力用画像信号を前記画像
出力部Eに出力する画像出力部駆動回路6とを有し且つ
前記画像データ展開処理部とは別構成の画像信号出力手
段Dと、を備え、前記画像出力部Eは前記出力用画像信
号に応じた画像を出力するように構成されていることを
特徴とする。前記画像データ展開処理部Aは、入力され
るキャラクタコードまたは描画コマンド等の画像データ
をビットマップデータに変換するため、キャラクタデー
タや入力される描画コマンドを解釈してビットマップデ
ータに変換するデータ等を記憶した変換用データメモリ
を有している。また、前記画像データ出力処理部Fに
は、色補正機能や、反転処理機能を持たせたり、画像出
力装置がプリンタである場合、画像出力部E(プリンタ
ヘッド)および画像出力部駆動回路6(プリンタドライ
バ)等の特性によっては必要となるエッジ強調処理機能
を持たせたりすることができる。前記本考案の画像出力
装置においては、前記ページメモリ3と前記出力用画像
データメモリ5とが別々に設けられているので、前記ペ
ージメモリ3に記憶され たデータのドット密度と前記出
力用画像データメモリ5に記憶されたデータのドット密
度とが異なるように構成することが可能である。このた
め、ドット密度の異なる画像形成装置であっても、各画
像出力装置毎に共通の構成を有する画像データ展開処理
部Aを使用することが可能である。
【0006】
【作用】前述の構成を備えた本考案の画像出力装置は、
ホストシステムなどからローカルメモリ1に入力される
画像データをビットマップデータに変換してページメモ
リ3に展開するまでの画像データ展開処理部(特性の異
なる種々の前記画像出力部で共通に使用可能な画像デー
タ展開処理部)Aと、前記ページメモリ3に展開された
前記ビットマップデータを画像出力部E(ディスプレイ
の表示部またはプリンタの印字部等)の出力特性に応じ
た出力用画像データに変換して記憶する出力用画像デー
タメモリ5を有する画像データ出力処理部(特性の異な
る種々の前記画像出力部E毎に異なる構成を有する画像
データ出力処理部)Fとが別々に構成されている。した
がって、特性の異なる画像出力部Eを有する種々の画像
出力装置であっても共通の画像展開処理部Aを使用する
ことができる。たとえば、解像力と階調表現数の近い画
像出力装置には同一構成の画像データ展開処理部Aが用
いられる。この場合、画像出力装置に入力される画像デ
ータが同じであれば、各画像出力装置のページメモリ3
には同一のビットマップデータが展開される。そのペー
ジメモリ3に展開されたビットマップデータは、前記画
像データ出力処理部Fによって各画像出力部E(プリン
タヘッドまたはディスプレイの表示面)の出力特性(例
えば、画素密度または階調表現数)に合うように変換さ
れる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の画像出力装置の実
施例を説明する。
【0008】図2〜6は本考案の画像出力装置の第1実
施例の説図である。図2は本考案の画像出力装置の第1
実施例としての2台の白黒プリンタP1およびP2の説明
図である。前記2台のプリンタP1およびP2は性能の似
通った異なる種類のプリンタであり、それぞれ異なる特
性を備えている。図2から分かるように、プリンタP1
は解像度240spiであり、階調特性は入力階調信号に
対して出力濃度が不足する傾向を有している。また、そ
の他の特性は1ビットで構成する横線が縦線よりも細く
なってところどころ切れる傾向を有している。これに対
し、プリンタP2は解像度300spiであり、階調特性は
入力階調信号に対して出力濃度が正確に比例する傾向を
有している。また、その他の特性は特にない。
【0009】図3は前記プリンタP1およびP2の構成を
示すブロック図である。図3において、前記プリンタP
1およびP2は、画像データ展開処理部A、画像信号出力
手段D、およびプリンタヘッド(画像出力部)Eを備え
ている。
【0010】前記画像データ展開処理部Aは、ホストシ
ステムHから伝送されてきた画像データH1を一時的に
記録するローカルメモリ1を備えている。前記画像デー
タH1としては、キャラクタコードや描画コマンド等が
ある。また、プリンタP1,P2は、前記画像データH1
を1つづつ解釈してビットマップデータに展開するデー
タ展開手段としてのデータ展開用システムコントローラ
2、および前記ビットマップデータA1を1ページ分記
憶するページメモリ3を備えている。前記データ展開用
システムコントローラ2は、インタープレスのようなペ
ージ記述言語のインタープリタから構成されている。前
記符号1〜3で示された構成要素から画像データ展開処
理部Aが構成されており、その構成は前記プリンタP1
およびP2で共通である。
【0011】前記画像信号出力手段Dは、前記ビットマ
ップデータA1から前記プリンタヘッド(画像出力部)
Eの出力特性に応じた出力用画像データF1に変換する
データ変換手段4を備えている。前記データ変換手段4
は、解像度変更手段41、階調特性変更手段42、およ
びその他の特性補正手段43を備えている。また、前記
画像信号出力手段Dは、前記出力用画像データF1を一
時的に記録する出力用画像データメモリ5を有してお
り、この出力用画像データメモリ5お前記データ変換手
段4により画像データ出力処理部材Fが構成されてい
る。また、前記画像信号出力手段Dは、前記出力用画像
データF1から印字信号(すなわち、出力用画像信号)
D1を出力するプリンタヘッドドライバ(すなわち、画
像出力部駆動回路)6を備えており、さらに、前記デー
タ変換手段4、出力用画像データメモリ5、およびプリ
ンタヘッドドライバ6の各作動タイミングを制御するコ
ントローラ7を備えている。前記プリンタP1およびP2
はいずれも、前記符号4〜7で示された構成要素を有す
る画像信号出力手段Dを備えているが、それらの構成要
素4〜6の具体的構成は異なっている。
【0012】本実施例では前述のように、画像データ展
開処理部Aと画像データ出力処理部Fとを別々に構成
し、画像データ展開処理部Aは、前記性能が似通ったプ
リンタP1,P2で共通に使用できる構成ものが用いられ
ている。したがって、前記画像データ展開処理部Aで展
開されてページメモリ3に記憶されたビットマップデー
タA1は、前記プリンタヘッドEの出力特性(画素密
度、再現階調数、または、他の特性)と整合しない場合
がある。そこで、前記画像信号出力手段Dの前記データ
変換手段4は、前記ページメモリ3のビットマップデー
タA1とプリンタヘッドEで再現する画素密度や階調数
が異なっている場合、または他の特性を有する場合に整
合をとるための処理を行うように構成されている。
【0013】すなわち例えば、前記プリンタP1および
プリンタP2に300spiのデータが入力された場合、プ
リンタP1およびP2のそれぞれの前記画像展開処理部A
は同一のビットマープデータA1に展開する。図2から
分かるように、前記300spiのプリンタP2の前記画像
信号出力手段Dは特別なデータ加工をせずに画像信号を
出力することができる。しかしながら、前記240spi
のプリンタP1は、300spiの前記ビットマップデータ
A1を240spiに変更する必要がある。その変更を行う
ために、前記解像度変更手段41が使用される。
【0014】また、前記240spiのプリンタP1は、図
2に示す階調特性関数を有しているので、その逆関数よ
り求められる補正係数を用いて前記ビットマップデータ
A1を補正する必要がある。その補正を行うために、前
記階調特性変更手段42が使用されいる。さらに、前記
240spiのプリンタP1は、図2に示すその他の特性を
有しているので、前記図2に示すその他の特性を補正す
る必要がある。その補正はをおこなうために、前記その
他の特性補正手段43が使用される。
【0015】次に前述の構成を備えた本考案の実施例の
作用を説明する。前記ホストシステムHから順次入力さ
れる画像データH1は、前記画像データ展開処理部Aの
前記ローカルメモリ1に一時的に記録される。前記デー
タ展開用のシステムコントローラ2は、前記ローカルメ
モリ1の前記画像データH1を1つづつ解釈してビット
マップデータに展開する。この展開されたビットマップ
データは、図3(A)に示すページメモリ3に記憶され
る。
【0016】前記画像信号出力手段Dの画像データ出力
処理部Fは、前記各ビットマップデータA1から前記プ
リンタヘッド(画像出力部)Eの出力特性に応じた出力
用画像データF1に変換する。その場合、前記解像度変
更手段41は、300spiのビットマップデータA1を2
40spiのデータに変換するのに次のようなデータ処理
を行う。
【0017】300と240との最大公約数は60であ
るから300spiの画像データを240spi画像データに
変更するには次のようにすればよい。すなわち、300
spiの5×5(5=300÷60)の画像データのかた
まりを4×4(4=240÷60)の画像データの固ま
りに変更すればよい(図5(A)参照)。この画像デー
タの変更は、図4(A)に示す5×5の画像データの固
まりを図4(B)に示す4×4の画像データの固まりに
変更することであが、実際には図4(A)のように2.
5×2.5の画像データの固まりに分割してそれぞれを
図4(B)に示す2×2の画像データの固まりに変更す
る。この画像データの変更は、図6(A)〜(D)に示
すように、ビットマップデータA1の3×3の画像デー
タの固まりを用いて2×2の画像データの固まりに変更
する。すなわち、図5(B)に示す画像データ,,
,,,,,,を用いて画像データa,
b,c,dに変更する。その変更を行うには、例えば次
の式を用いる。 a=(+/4+/4+/16)×16/25 b=(×3/4+/2+×3/16+/8)×
16/25 c=(×3/4+×3/16+/2+/8)×
16/25 d=(×9/16+×3/8+×3/8+/
4)×16/25
【0018】なお、前記プリンタP1は図2に示すその
他の特性、すなわち、1ビットで表す横線が途切れる傾
向を有しているので、前記その他の特性補正手段43
は、前記解像度の補正を行う前に、図7(A)の5×5
の参考データと前記ビットマップデータA1とを比較
し、合致した場合は図7(B)に示すような2ビットの
ラインに変更しておく。
【0019】また、前記プリンタP1の階調特性変更手
段42は、図2に示す階調特性関数を補正するため、そ
の逆関数より求められる補正係数を前記画像データa〜
cに掛ける。そして各画素の階調を表す画像データa′
〜c′を得る。
【0020】前述のようにして補正された画像データ
は、出力用画像データメモリ5に書込まれる。この画像
データは、プリンタヘッドEの画素密度および再現階調
数に整合しているので、前記画像出力部駆動回路6は、
前記出力用画像データメモリ5のデータをそのまま駆動
信号に増幅してプリンタヘッドEに出力する。そして、
プリンタヘッドEは、前記駆動信号を図4(C)に示す
記録媒体(印字用紙)8に出力する。
【0021】図8は本考案の画像出力装置の第2実施例
としてのカラープリンタの構成を示すブロック図であ
る。図8において、画像出力装置としてのプリンタP
は、画像データ展開処理部A、画像信号出力手段D、お
よびプリンタヘッド(画像出力部)Eを備えている。前
記画像データ展開処理部Aは、ホストシステムHから伝
送されてきた画像データH1を一時的に記録するローカ
ルメモリ1を備えている。前記画像データH1として
は、キャラクタコードや描画コマンド等がある。また、
プリンタPは、前記画像データH1を1つづつ解釈して
ビットマップデータに展開するデータ展開手段としての
データ展開用システムコントローラ2、および前記ビッ
トマップデータを記憶するページメモリ3を備えてい
る。前記データ展開用システムコントローラ2は、イン
タープレスのようなページ記述言語のインタープリタか
ら構成されている。また、前記ページメモリ3は、R
(レッドすなわち赤),G(グリーン),B(ブルー)
の3色に対してそれぞれ1ページづつのメモリを有して
いる。 前記符号1〜3で示された構成要素から画像デ
ータ展開処理部Aが構成されている。
【0022】前記画像信号出力手段Dは、前記R,G,
Bの各ビットマップデータA1から前記プリンタヘッド
(画像出力部)Eの出力特性に応じた出力用画像データ
F1に変換するデータ変換手段4、および前記出力用画
像データF1を一時的に記録する出力用画像データメモ
リ5を有する画像データ出力処理部Fと、前記出力用画
像データF1から印字信号(すなわち、出力用画像信
号)D1を出力するプリンタヘッドドライバ(すなわ
ち、画像出力部駆動回路)6とを備えている。また、前
記画像信号出力手段Dは、前記データ変換手段4、出力
用画像データメモリ5、およびプリンタヘッドドライバ
6の各作動タイミングを制御するコントローラ7を備え
ている。
【0023】本実施例では、画像データ展開処理部Aと
画像データ出力処理部Fとを別々に構成し、画像データ
展開処理部Aは、性能が似通ったプリンタで共通に使用
できるものを用いている。したがって、前記画像データ
展開処理部Aで展開されてページメモリ3に記憶された
ビットマップデータA1は、前記プリンタヘッドEの出
力特性(画素密度または再現階調数)と整合していな
い。そこで、前記データ変換手段4は、前記ページメモ
リ3のビットマップデータA1とプリンタヘッドEで再
現する画素密度や階調数が異なっている場合に整合をと
るための処理を行うように構成されている。また、前記
データ変換手段4は、前記R,G,Bの各ビットマップ
データA1から前記プリンタヘッド(画像出力部)Eの
出力特性に応じた出力用画像データ(プリンタヘッドで
出力するY(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン),K(黒)の各データ)F1に変換する機能も備え
ている。なお、前記データ変換手段4には、前記プリン
タヘッドEの特性に応じて、例えば特開平1−2520
69号公報等に記載されているような輪郭強調処理また
は色補正処理等の機能を持たせることも可能である。
【0024】カラープリンタは、普通Y,M,C,Kの
4色を重ねて1つの画像を作るが、同時に4色重ねて書
き込むタイプと4色を1ページ分づつ重ねて書き込むタ
イプの2種類ある。前者のタイプは、前記出力用画像デ
ータメモリ5に4色分のメモリを用意する必要がある
が、後者のタイプは、1色分のメモリがあればよい。本
実施例は前記後者のタイプであり、前記出力用画像デー
タメモリ5は1色分のメモリから構成されている。
【0025】なお、プリンタPには、画像を1ライン分
づつ書き込むタイプ、複数ラインを同時に書き込むタイ
プ等種々のものがあるが、本実施例のように1ラインづ
つ書き込むタイプのプリンタが例えばマルチカラーの2
階調タイプのものであるとすると、前記出力用画像デー
タメモリ5は、バッファメモリとして機能する1ライン
分のメモリから構成することができる。なお、同時に2
ライン分の画像を書き込むプリンタであれば、前記出力
用画像データメモリ5を、バッファメモリとして機能す
る2ライン分のメモリから構成すればよい。
【0026】前記1色分のバッファメモリから構成され
る出力用画像データメモリ5には、プリンタヘッドEの
画素密度、再現階調数に適合した出力用画像データF1
が記録されるようになっている。そして、前記プリンタ
ヘッドドライバ6は、前記出力用画像データメモリ5の
データをそのままプリンタヘッドEに書き込むように構
成されている。
【0027】次に前述の構成を備えた本考案の実施例の
作用を説明する。前記ホストシステムHから順次入力さ
れるR,G,Bの各画像データH1は、前記画像データ
展開処理部Aの前記ローカルメモリ1に一時的に記録さ
れる。前記データ展開用のシステムコントローラ2は、
前記ローカルメモリ1の前記画像データH1を1つづつ
解釈してビットマップデータに展開する。この展開され
た各R,G,Bのビットマップデータは、図3(A)に
示すページメモリ3のR用メモリ、G用メモリ、および
B用メモリに記憶される。
【0028】前記画像信号出力手段Dの画像データ出力
処理部Fは、前記R,G,Bの各ビットマップデータA
1から前記プリンタヘッド(画像出力部)Eの出力特性
に応じた出力用画像データF1に変換する。その場合、
R,G,Bの各ビットマップデータA1から、順次Y,
M,C,Kの出力用画像データF1に変換する。すなわ
ち、x,y座標を有する出力画面上にまず最初にY(イ
エロ−)を出力する場合には、出力画面上のx,y座標
のY(イエロー)のデータを得るために、前記ページメ
モリ3のR用メモリ、G用メモリ、およびB用メモリの
前記x,y座標に対応する画素およびその周辺の画素の
データを取り込んでY(イエロー)のデータを算出す
る。なお、前記周辺の画素としてどの辺までを含めるか
はプリンタの種類によって適当に定めることができる
が、図9に示す例では、前記ページメモリ3のR用メモ
リ、G用メモリ、およびB用メモリの各9個のデータか
らY(イエロー)の1画素のデータを計算している。
【0029】このようにして、計算したY(イエロー)
のデータを、前記バッファメモリとして機能する前記出
力用画像データメモリ5に書込む。そして、x,y座標
を順次ずらしながら前述の計算を順次行って出力用画像
データメモリ5にY(イエロー)のデータを順次書込
む。出力用画像データメモリ5に書込まれたデータは、
プリンタヘッドEの画素密度および再現階調数に整合し
ているので、前記画像出力部駆動回路6は、前記出力用
画像データメモリ5のデータをそのまま駆動信号に増幅
してプリンタヘッドEに出力する。そして、プリンタヘ
ッドEは、Y(イエロー)の画像を図9(C)に示す記
録媒体8に出力する。このようにして、Y(イエロー)
の画像を記録媒体8に出力してから、順次、M(マゼン
タ)、C(シアン)、およびK(黒)の画像を前記記録
媒体8に重ねて出力する。
【0030】次に図10により本考案の第3実施例を説
明する。この第3実施例の説明において、前記第2実施
例に対応する構成要素には同一の符号を付して、重複す
る説明は省略する。。この第3実施例は、本考案をディ
スプレイUに適用したもので、画像出力部Eが前記プリ
ンタヘッドの代わりに、液晶表示パネルから構成されて
いる。そして、画像出力部駆動回路6は、プリンタドラ
イバの代わりに液晶ドライバから構成されている。
【0031】この第2実施例において、ローカルメモリ
1に書込まれた画像データH1はビットマップデータに
展開されてページメモリ3に書込まれる。そして、前記
ビットマップデータはデータ変換手段4によって、液晶
表示パネル(画像出力部)Eの画素密度および再現階調
数に整合するように変換され、R,G,Bについてそれ
ぞれ記憶容量1ページ分の表示メモリを有する出力用画
像データメモリ5に記録される。そして、この出力用画
像データメモリ5に記録されたデータはそのまま液晶ド
ライバ6に読出されて増幅され、前記液晶表示パネル
(画像出力部)Eに入力される。そして、液晶表示パネ
ルEは、入力されたデータに応じた表示を行う。
【0032】以上、本考案による画像出力装置の実施例
を詳述したが、本考案は、前記実施例に限定されるもの
ではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案
を逸脱することなく、種々の設計変更を行うことが可能
である。
【0033】たとえば、前記画像出力部としては、液晶
デイスプレイ以外の種々のデイスプレイを使用することも
可能である。また、前記画像データ出力処理部Fに、色
補正処理、輪郭強調、下色除去等の機能を持たせること
も可能である。
【0034】
【考案の効果】前述の本考案の画像出力装置は、ホスト
システムなどから入力される画像データをビットマップ
データに変換してページメモリに展開するまでの画像デ
ータ展開処理部と、前記ページメモリに展開された前記
ビットマップデータを画像出力部の出力特性に応じた出
力用画像データに変換して出力する画像データ出力処理
部とを別々に構成したので、特性の異なる画像出力部を
有する種々の画像出力装置であっても共通の画像展開処
理部を使用することができる。したがって、前記画像展
開処理部の共通のフォントを使用して画像を出力するこ
とができるので、機種の異なる画像出力装置であっても
似たようなイメージを出力することができる。また、フ
ォントメモリのコストや画像データ展開処理部の開発費
等を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の構成説明図(クレーム対応図)であ
る。
【図2】 本考案の画像出力装置の第1実施例としての
プリンタの説明図であり、性能が似ているが異なる特性
を有する2種のプリンタの特性説明図である。
【図3】 同第1実施例のプリンタの構成説明図であ
る。
【図4】 同第1実施例のプリンタの作用説明図であ
る。
【図5】 同第1実施例のプリンタの解像度変更手段の
作用説明図である。
【図6】 同第1実施例のプリンタの解像度変更手段の
作用説明図である。
【図7】 同第1実施例のプリンタのその他の特性補正
手段の作用説明図である。
【図8】 本考案の画像出力装置の第2実施例としての
カラープリンタの構成説明図である。
【図9】 同第2実施例のカラープリンタの作用説明図
である。本考案の第2実施例の説明図である。
【図10】 本考案の画像出力装置の第3実施例として
の液晶ディスプレイの構成説明図である。
【符号の説明】
A…画像データ展開処理部、D…画像信号出力手段、E
…画像出力部(プリンタヘッド、液晶デイスプレイ)、
F…画像データ出力処理部、1…ローカルメモリ、2…
データ展開手段(システムコントローラ)、3…ページ
メモリ、4…データ変換手段、5…出力用画像データメ
モリ、6…画像出力部駆動回路(プリンタドライバ、液
晶ドライバ)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−299862(JP,A) 特開 平3−7353(JP,A) 実開 昭63−179133(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/20 B41J 5/30 G06T 1/00 G09G 5/36

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続されているコンピュータから入力さ
    れる画像データに応じた画像を画像出力部から出力する
    画像出力装置において、 入力された画像データを一時的に記録するローカルメモ
    リ、このローカルメモリに記録された画像データをビッ
    トマップデータに展開するデータ展開手段、および前記
    ビットマップデータが記録されるページメモリを有し特
    性の異なる種々の前記画像出力部で共通に使用可能な
    像データ展開処理部と、 前記ページメモリに展開されたビットマップデータを
    々の特性の異なる前記画像出力部の出力特性に応じた出
    力用画像データに変換するデータ変換手段および前記出
    力用画像データを一時的に記録する出力用画像データメ
    モリを有する画像データ出力処理部と、前記出力用画像
    データに応じた出力用画像信号を前記画像出力部に出力
    する画像出力部駆動回路とを有し且つ前記画像データ展
    開処理部とは別構成の画像信号出力手段と、を備え、 前記画像出力部は前記出力用画像信号に応じた画像を出
    力するように構成されていることを特徴とする画像出力
    装置。
JP1991045911U 1991-05-23 1991-05-23 画像出力装置 Expired - Lifetime JP2605593Y2 (ja)

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JPS61224584A (ja) * 1985-03-29 1986-10-06 Toshiba Corp 画像処理装置

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