JP2599970B2 - 車輌の運転記録方法及びその装置 - Google Patents

車輌の運転記録方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は自動車等車輌の運転データをデジタル方式で
記録する方法及びその装置に係り、特に走行距離データ
を出力可能に記録するための運転記録方法及びその装置
に関する。
<従来の技術> この種運転データの記録としては、従来円板状の記録
紙に、トランスミッションの車速測定用出力軸の回転を
記録針を介して機械的に連動させて記録するアナログ方
式のいわゆるタコグラフがよく知られているが、近時、
半導体メモリの大容量化に伴って運転データをデジタル
方式で記録するようにしたものが提案されている。
これは、例えば、トランスミッションの出力軸とスピ
ードメータのケーブルとの間に、上記出力軸の回転数に
比例したパルス信号を出力するようにした車速センサを
設け、このセンサの出力を一定のサンプリング周期でカ
ウントした車速データと、時計手段からの時分秒データ
とから走行速度毎の走行時間データをメモリに出力可能
に記録させ、走行距離データは、上記車速データと走行
時間データとから走行速度毎の走行距離データを演算処
理して例えば一日の運転における走行距離データを算出
集計し、出力するようにしている。
<発明が解決しようとする課題> しかし乍ら、このデジタル方式の記録においては、単
純に一定のサンプリング周期でカウントした車速データ
を走行時間データとともにメモリに記録するようにして
いるので、瞬間的な車速データを得るためにサンプリン
グ周期を短くすれば膨大なメモリ容量が必要であるとい
う問題を有している。
しかも、運転データの記録にあっては、一般道路走行
と高速道路走行とを判別することが不可能であった。従
って、出力表示された走行速度毎の走行時間データを分
析しても、運転状況を的確に把握することができないと
いう問題を有している。
一方、近時多発する交通死亡事故の原因の多くは、
「スピードの出し過ぎ」による無暴運転であり、運転デ
ータにより多くの車輌の安全運転管理を行う安全運転管
理者にとって、運転者に対する交通事故防止のためのき
め細かな安全運転指導ができる運転データの記録が必要
である。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、そ
の目的とするところは、運転時の走行速度に対する走行
距離データをメモリ容量を増大させることなく、かつ安
全運転指導の指針となるデータを的確に把握することが
できる記録方法及びその装置を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本発明は、瞬間的なサンプ
リング周期で車速データを収集し、これをあらかじめ設
定した複数の速度帯域毎に加算し、この加算した速度帯
域毎の車速データから該帯域毎の走行距離データを出力
可能に記録するようにしたことを特徴とする。
また、一般道路走行と高速道路走行との切換手段を設
けて、この切換えにより上記速度帯域毎に加算する車速
データを一般道路走行と高速道路走行とを区分してそれ
ぞれ加算するようにしたことを特徴とする。
<作用> 車輌の走行速度に比例して瞬間的なサンプリング周期
毎に収集した車速データは、複数の速度帯域毎に、かつ
一般道路走行と高速道路走行とに区分してそれぞれ加算
されて記録され、演算処理により、走行距離データが速
度帯域毎に、一般道路走行と高速道路走行とを区分して
出力される。
<実施例> 以下、本発明の実施例を図によって説明する。第2図
の車輌の走行速度(km/h)と走行距離(km)との関係で
例示した走行曲線図である。
同図を多くの車輌を保有して安全運転を管理する立場
からみると、交通事故防止のための運転データとしての
走行距離は、走行速度毎(例えば50,60,65km/h)にそれ
ぞれ何km走ったかというデータよりも、例えば一般道路
走行において60km/h以上で何km走ったかというデータの
方がより重要となる。
本発明はこの点に着目し、第2図に示すように、走行
速度S1,S2・・・Snから複数の速度帯域A0,A1・・・An
あらかじめ設定し、この速度帯域A0,A1・・・An毎の走
行距離データが出力できるよう車速データを速度帯域毎
に収集記録する。
第1図は基本構成を示したブロック図である。車速デ
ータ検出手段100はトランスミッションとスピードメー
タとの間に介挿して走行速度に比例したパルス信号を出
力するセンサ部と、これのパルス信号を、動作信号発生
手段101から出力するタイミング信号により瞬間的なサ
ンプリング周期毎にカウントし、この値を車速データと
して出力するカウント部とを備えて、上記車速データ
を、瞬間的なサンプリング周期(例えば0.2秒周期)毎
に速度帯域判別手段102とデータ収集処理手段104に出力
する。
上記速度帯域判別手段102は入力した車速データを、
あらかじめ設定した複数の速度帯域(第2図A0,A1・・
・An)に対応して設けた比較部により帯域基準値とそれ
ぞれ比較して該当帯域の比較部から判別信号をデータ収
集処理手段104に出力する。一方、運転者のスイッチオ
ン操作により高速走行信号を出力するようにした高速走
行信号発生手段103から一般道路走行(以下一般走行と
いう)と高速道路走行(以下高速走行という)とを区分
する信号がデータ収集処理手段104に出力される。
上記データ収集処理手段104は,上記複数の速度帯域
と同数で、かつ一般走行用と高速走行用とに区分して設
けた加算部を、上記判別信号と高速走行信号とにより選
択して該当加算部に上記入力した車速データを瞬間的な
サンプリング周期毎に繰り返して加算させる。従って、
運転終了時には上記複数の加算部に、速度帯域別,一般
・高速走行別に車速データが加算累計される。この加算
累計した車速データは、マイクロ・プロセッサ等からな
るデータ収集制御手段106の出力信号により、上記デー
タ収集処理手段104と図示しないコネクタを介して挿脱
可能に接続したRAMカード等のメモリからなるデータ記
録手段105に速度帯域別,一般・高速走行別に走行距離
データとして出力可能に記録される。そして上記記録
後、データ収集処理手段104の各加算部はデータ収集制
御手段106の出力信号によりリセットされる。
こうして車速データが収集記録されたデータ記録手段
105を上記データ収集処理手段104から抜取って、図示し
ないコネクタを介して、マイクロコンピュータ等からな
る外部電算処理手段107に接続する。上記車速データ
は、外部電算処理手段107により読出され、演算処理さ
れて、速度帯域別,一般・高速走行別に区分した走行距
離データがプリンタあるいはCRTにより出力表示され
る。
これを第3図とともに説明する。今、あらかじめ設定
する複数の速度帯域を、第2図に示すように、A0,A1
・・Anとし、これら帯域と走行速度S1,S2・・・Snとの
関係をそれぞれA0<S1,S1≦A1<S2,・・・An≧Snとし、
瞬間的なサンプリング周期毎の車速データをDsとして説
明する。先ず図示しないエンジンキースイッチのオンに
より、走行開始として、その走行が一般走行か高速走行
かを高速走行信号発生手段103の出力信号により判断す
る(111)。高速走行でなければ、走行速度に比例した
パルス信号を瞬間的なサンプリング周期毎にカウントし
た車速データDsが車速データ検出手段100から出力さ
れ、これをうけた速度帯域判別手段102は入力した車速
データDSが帯域基準値S1とDs<S1の関係にあれば(11
2)、速度帯域A0に対応して比較部から判別信号が出力
され、これと高速走行信号発生手段103の出力信号とを
うけたデータ収集処理手段104は速度帯域A0の一般走行
用加算部を選択し、これに上記車速データDsを入力させ
て加算させる(113)。DsがS1≦Ds<S2の関係にあれば
(114)、上述同様に動作して速度帯域A1の一般走行用
加算部にDsを入力させて加算し(115)、・・・、DsがS
n-1<Ds<Snの関係にあれば(116)、An-1の一般走行用
加算部に(117)、またDs≧Snの関係にあればAnの一般
走行用加算部に(118)、車速データDsが入力して加算
される。この加算動作は運転が終了するまで、瞬間的な
サンプリング周期毎に繰り返し行われる。
この際、運転時において、停車や駐車等により上記エ
ンジンキースイッチがオフされて一旦中断することがあ
るが、エンジンキースイッチのオンにより再び上記加算
動作を例えば一日の運転が終了するまで継続する。
そして、例えば一日の運転が終了し、データ収集制御
手段106からデータ収集終了の信号が出力されると(11
9)、今まで瞬間的なサンプリング周期毎に繰り返し動
作して速度帯域A0〜Anの該当帯域にそれぞれ加算累計さ
れた一般走行の車速データは、速度帯域毎の走行距離デ
ータとして、データ記録手段105に転送され、RAMカード
等のメモリに速度帯域A0〜Anに対応してそれぞれアドレ
スが指定されて記録される。
上記サンプリング周期毎の車速データの繰り返し加算
動作中において、運転者のスイッチオン操作により、高
速走行信号が高速走行信号発生手段103から出力される
と、これをチェックし(111)、瞬間的なサンプリング
周期毎の車速データDsを、高速走行としての速度帯域A0
〜Anのいずれに該当するかを上述同様に判別し(121〜1
25)、該当帯域の高速走行用加算部に入力させて加算さ
せる(122〜127)。これは高速走行が継続している間、
繰り返し行われて、高速走行用の各加算部に車速データ
Dsが加算累計される。
そして、運転者のスイッチオフ操作により上記高速走
行信号が停止すると、高速走行から一般走行に切替った
として(128)、データ収集終了か(即ち、運転終了
か)をチェックし(119)、運転が継続していれば、以
降、上述した一般走行における速度帯域毎の車速データ
の加算動作が繰り返され、運転の終了によって(11
9)、速度帯域別に、一般走行と高速走行とを区分して
加算累計された車速データが走行距離データとしてデー
タ記録手段105のメモリにそれぞれ記録される。
上記動作を第2図によってさらに説明すれば、メモリ
には、速度帯域A0に該当する走行距離D0〜D1とD8〜D9
対応して加算累計された車速データDsが、同様に、A1
該当するD1〜D2,D3〜D4,D7〜D8に対応して加算累計され
た車速データDsが、またAnに該当するD5〜D6に対応して
加算累計された車速データDsが、走行距離データとし
て、それぞれ一般走行と高速走行別に記録されることに
なる。
このようにして収集・記録された車速データは、外部
電算処理手段107の指令により、速度帯域別、かつ一般
・高速走行別に区分して読出され、演算処理されて速度
帯域毎の走行距離データが一般・高速走行別にプリンタ
あるいはCRTを介して出力表示される。
このように、本発明の記録方法によれば、瞬間的なサ
ンプリング周期毎に検出した車速データをあらかじめ設
定した複数の速度帯域毎に、一般走行と高速走行とを区
分して加算累計し、この加算累計した車速データをメモ
リにそれぞれ記録するから、例えば一日の運転データの
走行距離が速度帯域別、かつ一般・高速走行別に区分し
て記録する場合にあってもメモリ容量を増大させること
なく効率的に記録させることが可能となる。
しかも、上記複数の速度帯域は安全運転管理にもつと
も適した帯域に設定することができ、かつ車速データを
瞬間的なサンプリング周期で検出するようにしてあるか
ら、異なる速度帯域への頻繁な速度変化を検出すること
が可能となって、多く車輌を有して管理する安全運転管
理者にとって走行速度毎の走行時間を出力表示するもの
に比して、より有効な、より的確な運転データの記録が
可能となる。
第4図は、第1図を具体化したブロック図である。同
図において、1は走行速度に比例したパルス信号を出力
する車速センサである。これは、例えば、トランスミッ
ション内の車速測定用出力軸とスピードメータに連結し
たフレキシブルワイヤとの間に介挿されて共動する回転
体の外周に、走行速度検出用の着磁リングを取付け、こ
れにホール素子毎の磁気センサを近接させて、上記着磁
リングの磁化数をカウントさせることによって上記出力
軸の回転数に比例したパルス信号(例えば1回転で30パ
ルス)を発生させて走行速度を検出するようになってい
る。2は入力の立上りでカウントし、その値を例えば8
ビットのデジタル信号で車速データとして出力するよう
にした車速カウンタである。これは、入力端CKに上記車
速センサ1の出力端を、アンド回路AND1を介して接続
し、アンド回路AND1には動作信号発生回路3から瞬間速
度検出可能な一定のサンプリング周期Cs(例えば0.2秒
周期)で出力するタイミング信号t1を入力させて、瞬間
的なサンプリング周期Cs毎に上記車速センサ1のパルス
信号をカウントして出力するようになっている。また、
この車速カウンタ2は、入力端CLに、動作信号発生回路
3の制御信号t4をノット回路N1を介して入力させて、入
力の立下りでカウント値をクリアするようになってい
る。そして、上記動作信号発生回路3は、クロック信号
tso,tcoをそれぞれ出力するクロック信号発生部3aと、
上記クロック信号tsoをうけてタイミング信号t1を出力
するタイミング信号発生部3bと、上記クロック信号tco
をうけて制御信号t2,t4を出力する制御信号発生部3cと
からなっている。各信号発生部3a,3b,3cについてさらに
説明すると、クロック信号発生部3aは、水晶発振器,分
周器等により形成され、基準クロックを基にして、上記
クロック信号tso,tcoをそれぞれ出力するようになって
いる。タイミング信号発生部3bは、上記クロック信号t
so(サンプリング周期Csと同じ周期のクロック信号)を
一方は直接に、他方は入力の立上りでワンショットのパ
ルス信号を出力するマルチバイブレータMB1を介して、
アンド回路AND2に入力させ、このアンド回路AND2の出力
端にノット回路N2を接続し、これの出力端からタイミン
グ信号t1を出力するようになっている。そして、上記マ
ルチバイブレータMB1の出力するパルス信号のパルス幅C
oは、上記サンプリング周期Cs(例えば0.2秒周期)に比
して極めて狭幅(Co≪Cs)に設定されており、かつ上記
車速センサ1が例えば走行速度200km/hに対応したパル
ス信号を出力した場合の上記パルス信号のパルス幅より
狭幅(例えば0.2ミリ秒)となるよう設定して、車速カ
ウンタ2が入力パルスを的確にカウントできるようにな
っている。また、制御信号発生部3cは、上記マルチバイ
ブレータMB1の出力端を、ノット回路N3を介して複数のJ
Kフリップフロップ等により形成されたリングカウンタR
C1のプリセット入力端に接続し、このリングカウンタRC
1の入力端CPに上記クロック信号tcoを入力させ、上記ノ
ット回路N3の出力信号の立上りでプリセットされたリン
グカウンタRC1は、第6図に示すように、クロック信号t
coの立下り毎に出力端O1〜O4から順次制御信号を出力す
るようになっており、本例においては、出力端O1,O3
ら制御信号t2,t4をそれぞれ出力するようになってい
る。したがって、上記クロック信号tcoはタイミング信
号t1のサンプリング周期Csの直前で立下る極めて狭幅の
パルス幅Coにおいて(微小時間において)、制御信号
t2,t4が順次出力できる周期のクロック信号に設定され
ている。4a,4b・・・4n-1は、上記車速カウンタ2の車
速データを、あらかじめ設定した複数の速度帯域A0〜An
の帯域基準値とそれぞれ比較するコンパレータである。
このコンパレータ4a,4b・・・4n-1の入力端Aに車速カ
ウンタ2の車速データを、入力端Bには基準信号発生回
路5a,5b・・・5n-1の帯域基準値をそれぞれ入力させ、
両入力がA≧Bの関係にあるとき、出力端A>B,A=B
から図示しないオア−回路を介して(以下出力端A≧B
という)、“H"レベルの出力信号を送出するようになっ
ている。そして、上記基準信号発生回路5a,5b・・・5
n-1は図示しない制御電圧回路の定電圧電源Vcc側及び接
地間に、抵抗を挿入して電源抵抗側は“1"、接地抵抗側
は“0"よりなる8ビットのデータを形成したり、あるい
は8ビットのデジタルスイッチによったりして、帯域基
準値をセットして送出するようになっている。また、上
記帯域基準値は、あらかじめ設定した複数の速度帯域
A0,A1・・・Anが例えば、A0=30km/h未満、A1=30km/h
以上40km/h未満、・・・An=120km/h以上に区分されて
いたとすると、走行速度30km/h,40km/h・・・120km/h時
に出力する車速カウンタ2の車速データに対応した8ビ
ットのデジタル信号に設定されている。6は、高速走行
開始時に、運転者がスイッチオン操作することにより、
高速走行信号を出力する高速走行信号発生回路である。
これは上記定電圧電源Vccと回路接地間にスイッチSW1
抵抗R1を直列に挿入し、スイッチSW1と抵抗R1との接続
点から上記スイッチSW1の閉路により、“H"レベルの出
力信号を高速走行信号として出力するようになってい
る。7a,7b・・・7n及び8a,8b・・・8nは上記複数の速度
帯域A0,A1・・・Anと同数配設された一般走行用及び高
速走行用の加算回路である。これは同様に形成され、そ
の一つを第5図によって説明すると、アンド回路A1〜A8
の入力端の一方に(以下、入力端Aという)、上記車速
カウンタ2の8ビットの出力信号(車速データ)をそれ
ぞれ入力させ、入力端の他方には(以下、入力端Bとい
う)、上記コンパレータ(例えば4a)の出力信号と高速
走行信号発生回路6の出力信号とにより、該当速度帯域
と一般・高速走行を判別した信号を入力させ、上記アン
ド回路A1〜A8の出力端を加算器AD1の入力端X1〜X8にそ
れぞれ接続し、この加算器AD1の出力端Z1〜Z8をラッチ
回路LA1を介して、該加算器AD1の入力端Y1〜Y8にそれぞ
れ接続し、加算器AD1の出力端CAをアンド回路A9を介し
て出力端Cから出力するよう形成し、上記アンド回路A9
の入力端に上記制御信号t2を入力させ、この制御信号t2
を上記ラッチ回路LA1にラッチ信号として入力させて、
加算器AD1は入力端X1〜X8とY1〜Y8の両入力信号を加算
し、この加算結果を出力端Z1〜Z8からラッチ回路LA1
出力し、ラッチ回路LA1は入力信号を制御信号t2により
ラッチして加算器AD1の入力端Y1〜Y8に出力して、サン
プリング周期毎に入力する車速データを順次加算し、こ
の加算結果によるキャリ信号を出力端Cから出力するよ
うになっている。
そして、上記加算回路7aと8aの入力端Bには、上記コ
ンパレータ4aの出力端A≧Bに接続されたノット回路N4
の出力信号を,それぞれアンド回路AND4a,AND5aを介し
て入力させ、加算回路7b,8bの入力端Bには、上記コン
パレータ4aの出力端A≧Bから接続されたアンド回路AN
D3bの入力端の他方に、コンパレータ4bの出力端A≧B
をノット回路N5bを介して接続して、上記アンド回路AND
3bの出力信号を、それぞれアンド回路AND4b,AND5bを介
して入力させ、加算回路7cと8c,・・・7n-2と8n-2(図
示省略)の入力端Bには、コンパレータ4b,4c・・・4
n-2の出力端A≧Bを、上述した加算回路7bと8bと同様
に接続し、加算回路7n-1と8n-1の入力端Bには、コンパ
レータ4n-2の出力端A≧Bから接続されたアンド回路AN
D3n-1の入力端の他方に、コンパレータ4n-1の出力端A
≧Bをノット回路N5n-1を介して接続し、上記アンド回
路AND3n-1の出力信号をそれぞれアンド回路AND4n-1,AND
5n-1を介して入力させ、加算回路7n,8nの入力端Bに
は、上記コンパレータ4n-1の出力端A≧Bをそれぞれア
ンド回路AND4n,AND5nを介して接続し、上記アンド回路A
ND4a,AND4b・・・AND4nの入力端の他方に高速走行信号
発生回路6の出力端をノット回路N6を介して接続し、ア
ンド回路AND5a,AND5b・・・AND5nの入力端の他方に上記
高速走行信号発生回路6の出力端を接続して、加算回路
7a,7b・・・7n及び8a,8b・・・8nはその入力端Bの入力
信号により車速データを該当する加算回路に入力させて
加算するようになっている。9a,9b・・・9n及び10a,10b
・・・10nは上記加算回路7a,7b・・・7n及び8a,8b・・
・8nと対抗して並設した一般走行用と高速走行用の走行
距離データ用カウンタである。これは、カウンタ9a,9b
・・・9nの入力端CKに上記加算回路7a,7b・・・7nの出
力端Cをアンド回路AND6a,AND6b・・・AND6nを介してそ
れぞれ接続し、カウンタ10a,10b・・・10nの入力端CK
に、上記加算回路8a,8b・・・8nの出力端Cをアンド回
路AND7a,AND7b・・・AND7nを介してそれぞれ接続し、上
記アンド回路AND6a,AND6b・・・AND6n及びAND7a,AND7b
・・・AND7nの入力端の他方に上記制御信号t2を入力さ
せて、キャリ信号の立上りでカウントした値を例えば16
ビットの出力信号で送出するようになっている。11a,11
b・・・11n及び12a,12b・・・12nは上記走行距離データ
用カウンタ9a,9b・・・9n及び10a,10b・・・10nと対応
して並設されて、上記走行距離データ用カウンタのデー
タ信号をそれぞれ入力させるようにしたマルチプレクサ
である。そして、マルチプレクサ11a,11b・・・11n及び
12a,12b・・・12nにそれぞれ入力したデータはプロセッ
サ等からなる演算処理装置15のセレクト信号をデコーダ
13を介してうけてメモリからなるデータ記録装置14に出
力しこれを記録するようになっている。
また、上記走行距離データ用カウンタ9a,9b・・・9n
及び10a,10b・・・10nは、上記演算処理装置15のリセッ
ト信号により一括してクリアされるようになっている。
次にその動作について説明する。エンジンキースイッ
チのオン操作により、動作信号発生回路3の制御信号t4
をノット回路N1を介してうけてクリアされた車速カウン
タ2は車速センサ1が走行速度に比例して発生するパル
ス信号を、アンド回路AND1を介して、タイミング信号t1
のサンプリング周期Cs毎にカウントし、そのカウント値
を車速データとしてコンパレータ4a,4b・・・4n-1に出
力すると共に、加算回路7a,7b・・・7n及び8a,8b・・・
8nに出力する。
上記車速データを入力端Aにうけたコンパレータ4a,4
b・・・4n-1は、入力端Bに基準信号発生回路5a,5b・・
・5n-1からそれぞれ帯域基準信号をうけているので、両
入力を比較し、両入力がA≧Bの関係となったコンパレ
ータ例えば4aの出力端A≧Bの出力信号が“H"レベルに
反転する。このとき、他のコンパレータ4b・・・4nの両
入力がA<Bの関係にあればその出力信号は“L"レベル
にあって、上記入力した車速データは速度帯域A1に該当
することになる。そして、今、高速走行信号発生回路6
のスイッチSW1がオフで高速走行信号が出力されていな
いとすると(“L"レベルの出力信号)、アンド回路AND
3b,AND4bの出力信号が“H"レベルに反転し、一般走行で
あると判断して、加算回路7bの加算器AD1に上記車速デ
ータが入力され、加算器AD1は両入力データX1〜X8とY1
〜Y8を加算し、その結果を出力端Z1〜Z8からラッチ回路
LA1に出力し、ラッチ回路LA1は、動作信号発生回路3の
制御信号発生部3cがタイミング信号t1の立下り後のクロ
ック信号tcoの立下りによってリングカウンタRC1から出
力する制御信号t2の立上りで、上記加算器AD1の出力端Z
1〜Z8からの入力をラッチして、加算した車速データを
加算器AD1の入力端Y1〜Y8に出力し、次の加算に備え
る。
この加算動作は、車速データがサンプリング周期Cs
に入力された該当する速度帯域の一般走行用の加算回路
の加算器によって行われ、車速データは速度帯域毎に加
算累計されることになる。
上記車速データを加算した加算回路7bは出力端Cから
キャリ信号をアンド回路AND6bを介して、上記制御信号t
2により走行距離データ用カウンタ9bに出力する。これ
をうけたカウンタ9bは入力の立上り毎にカウントし、カ
ウント値を16ビットの出力信号でマルチプレクサ11bに
出力する。
上述した動作は他のコンパレータ,加算回路,走行距
離データ用カウンタ及びマルチプレクサについても同様
に行われるので、各速度帯域毎の動作は省略する。
そして、上記動作中において、高速走行信号発生回路
6のスイッチSW1がオン操作されると該回路6から高速
走行信号が出力され、一般走行から高速走行に切替えら
れ、以後、サンプリング周期Cs毎の車速データは該当す
る速度帯域の高速走行用加算回路8a,8b・・・8nにそれ
ぞれ加算累計され、加算時に生ずるキャリ信号は走行距
離データ用カウンタ10a,10b・・・10nによってそれぞれ
カウントされ、そのカウント値は16ビットの出力信号と
して制御信号t2によりマルチプレクサ12a,12b・・・12n
にそれぞれ出力される。これら動作は上述同様に行われ
るので説明を省略する。
そして、上記車速カウンタ2はタイミング信号t1の立
下り期間(パルス幅Co)中に動作信号発生回路3の制御
信号発生部3cから出力される制御信号t4によってクリア
されて、次のサンプリング周期Csのタイミング信号t1
立上り期間中において車速センサ1のパルス信号をカウ
ントし、車速データとして出力することになる。
このように、瞬間的なサンプリング周期Cs毎に繰り返
して検出された車速データは例えば一日の運転データと
して、速度帯域毎に、かつ一般走行と高速走行とを区分
して加算累計され、この加算累計された車速データは加
算によって生ずるキャリ信号のカウンタ値により対応さ
せてマルチプレクサ11a,11b・・・11n及び12a,12b・・
・12nに入力させ、このマルチプレクサ11a,11b・・・11
n及び12a,12b・・・12nは演算処理装置15のセレクト信
号によりデコーダ13を介して、アドレス指定されて、RA
Mカード等のメモリからなるデータ記録装置14にそれぞ
れ記録され、記録後、演算処理装置15のリセット信号に
より走行距離データ用カウンタ9a,9b・・・9n及び10a,1
0b・・・10nを一括してクリアする。
記録されたデータは外部電算処理装置16により読出さ
れて演算処理により、速度帯域毎に、かつ一般・高速走
行別に加算累計した車速データに対応した走行距離デー
タとしてプリントアウトあるいはCRT画面上に出力表示
される。
本実施例によれば、瞬間的なサンプリング周期Csにお
ける制御処理期間としてのパルス幅Co(即ち、タイミン
グ信号t1の立下り期間)は走行速度が例えば200km/h時
に出力する車速センサ1のパルス信号のパルス幅より狭
幅に設定されているので、車速カウンタ2は誤差を生ず
ることなく走行速度に比例した車速データを的確に出力
することができる。
また、瞬間的なサンプリング周期Cs毎の車速データは
あらかじめ設定した速度帯域毎に、かつ一般走行と高速
走行とを区分して加算累計され、この加算累計された車
速データを、加算時に生ずるキャリ信号のカウント値で
対応させてメモリに記録するようにしているので、デー
タ量を軽減しメモリ容量を増大させることなく記録する
ことができる。
このことは、メモリをいわゆるRAMカードによって記
録させることができ、運転者が運転終了時RAMカードを
安全運転管理者に提出するだけですみ、データの読取
り、管理データの収集がきわめて容易となる利点を有す
る。
なお、上記実施例において、複数の速度帯域を画一的
に設定するよう説明したが、これに限定されるものでは
なく、例えば特定の速度帯域のみを狭域にし他を広域に
したりして、業種,業態に応じて可変設定してもよいこ
とは言うまでもない。
また、走行距離データは走行距離kmで出力表示するよ
うに説明したが、走行距離の百分比で出力表示させても
よい。
更に、車速データの速度帯域別,一般・高速走行別の
収集は、デジタル回路で説明したがマイクロコンピュー
タを用いてプログラム処理により行うこともできること
は勿論である。
<発明の効果> 本発明によれば、瞬間的なサンプリング周期毎に検出
した走行速度に比例する車速データは、あらかじめ設定
した複数の速度帯域毎に、かつ一般走行と高速走行とを
区分して加算累計してメモリに記録するようにしてある
ので、メモリ容量を増大させることなく記録することが
できる。
しかも、車速データは瞬間的なサンプリング周期で検
出するようにしてあるので、異なる速度帯域への頻繁な
速度変化を記録することができる。このことは急発進、
急加速、急制動等の運転状態を把握することができるこ
とになって、多くの車輛の安全運転を管理する立場にあ
る者にとって、個別指導に重要なデータを検出すること
ができるという大きな利点となる。また、加算累計され
た各車速データに対応した走行距離データを出力表示で
き、出力表示された速度帯域別,一般・高速走行別の走
行距離から走行時における「スピードの出し過ぎ」の有
無、「道路渋滞」等一目て解析することができる。ま
た、瞬間的なサンプリング周期で車速データを検出する
ため、急加速、急制動等の急峻な速度変化を検出して記
録させることができる。更に、定期路線を走行する車輛
のように、定められたコースを走行するような車輛の運
転記録にあっては、複数のデータ収集によって安全運転
のための運転基準を定めることができ、この運転基準に
基づき上記走行距離データにあらかじめ設定した評価基
準値を演算処理により併記して出力表示するようにすれ
ば、安全運転の適切な個別指導を行うことができ、安全
運転管理者にとって好適な方法及び装置を提供すること
ができ、交通死亡事故防止を標榜する行政側の要望に応
えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、第2図は
走行曲線図、第3図は記録方法を説明するフローチャー
ト図、第4図は本装置の実施例を示すブロック図、第5
図は第4図の加算回路のブロック図、第6図は第4図の
動作信号発生回路のタイムチャート図である。 1:車速センサ、2:車速カウンタ、 3:動作信号発生回路、 4a,4b・・・4n:コンパレータ、 6:高速走行信号発生回路、 7a,7b・・・7n,8a,8b・・・8n:加算回路、 9a,9b・・・9n,10a,10b・・・10n:走行距離データ用カ
ウンタ、 14:データ記録装置、15:演算処理装置、

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輛の走行速度に比例したパルス信号を瞬
    間的なサンプリング周期毎にカウントし、この値を車速
    データとして記録するようにした車輛の運転記録方法に
    おいて、上記車速データを、あらかじめ設定した複数の
    速度帯域の該当帯域毎に、かつ一般道路走行と高速道路
    走行とに区分して加算し、この加算した車速データを、
    メモリに速度帯域毎に、かつ一般道路走行と高速道路走
    行とに区分した走行距離データとして出力可能に記録す
    るようにしたことを特徴とする車輛の運転記録方法。
  2. 【請求項2】車輛の走行速度に比例したパルス信号を出
    力する車速センサと、これのパルス信号を瞬間的なサン
    プリング周期毎にカウントし車速データとして出力する
    車速カウントと、これの車速データをあらかじめ設定し
    た複数の速度帯域の帯域基準信号と比較判定する複数の
    比較回路と、これの判定信号により車速データを該当帯
    域毎にそれぞれ加算する上記複数の速度帯域と同数で、
    かつ一般道路走行用と高速道路走行用とに区分して配設
    した加算回路と、これのキャリ信号をそれぞれカウント
    し走行距離データとして出力するようにした上記加算回
    路と同数の走行距離データ用カウントと、スイッチのオ
    ンにより高速走行信号を出力するようにした高速走行信
    号発生回路とを備えて、高速道路走行時、上記車速デー
    タを高速走行信号により切替て加算するようにしたこと
    を特徴とする車輛の運転記録装置。
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