JP2593023B2 - 電子写真感光体、それを用いた電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ - Google Patents

電子写真感光体、それを用いた電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリ

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JP2593023B2
JP2593023B2 JP4071277A JP7127792A JP2593023B2 JP 2593023 B2 JP2593023 B2 JP 2593023B2 JP 4071277 A JP4071277 A JP 4071277A JP 7127792 A JP7127792 A JP 7127792A JP 2593023 B2 JP2593023 B2 JP 2593023B2
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体に関
し、詳しくは、特定の樹脂を含有する部材を有する電子
写真感光体に関する。また、本発明は、上記電子写真感
光体を有する電子写真装置、装置ユニット及びファクシ
ミリに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真感光体は、円筒状支持
体上に感光層を形成した感光ドラムの両端または片端
に、感光ドラムを回転させるためのドラムフランジ及び
/またはドラムギヤを接着剤により接着することにより
製造されている。電子写真感光体の使用時には、ドラム
フランジ及びドラムギヤに高回転トルクがかかるため、
従来ドラムフランジ及びドラムギヤの材料としては、感
光ドラム支持体として通常用いられるアルミニウムとの
接着性が良好なポリカーボネート樹脂が用いられてい
る。
【0003】一方、ポリアセタール樹脂は、耐疲労性、
耐摩耗性、成形性及び寸法安定性などの点で優れている
ため、ギヤ、ローラー、ベアリング及びネジなどの機構
部品に用いられており、また、ポリカーボネートに比較
して安価で、成形温度も低い樹脂である。
【0004】しかしながら、ポリアセタール樹脂は耐溶
剤性が高く、接着剤による接着では高い接着力が得られ
ないので、ポリアセタール樹脂成形品と他の部材とを接
合する方法としては、ネジ止め、超音波溶着、熱接着及
びかしめなどの方法が用いられていた。しかしこれらの
接合方法は、接着剤による接着に比較して、ラインの簡
略化、コストダウン或いは大量生産の容易性などの点で
劣るものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ドラ
ムフランジやドラムギヤと支持体が高い接着力で接着さ
れており、安価で、高回転トルクがかかっても接着破壊
を起こさない電子写真感光体を提供することにある。
【0006】また、本発明の目的は、上記電子写真感光
体を有する電子写真装置、装置ユニット及びファクシミ
リを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、アルミ
ニウム支持体を有する感光ドラム、及びドラムフランジ
またはドラムギヤを有する電子写真感光体において、該
ドラムフランジまたはドラムギヤが熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂及びポリアセタール樹脂を含有し、該ポリウレタ
ン樹脂の含有量が、樹脂全重量に対し10〜25重量%
であり、該ドラムフランジまたはドラムギヤが該アルミ
ニウム支持体に瞬間接着剤で接着されていることを特徴
とする電子写真感光体である。
【0008】また、本発明は、上記電子写真感光体を有
する電子写真装置、装置ユニット及びファクシミリであ
る。
【0009】前述したように、ポリアセタール樹脂を、
瞬間接着剤、嫌気性接着剤及びエポキシ樹脂接着剤など
の接着剤により、他の部材に強力に接着することは難し
い。本発明者らは、鋭意検討の結果熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂とポリアセタール樹脂を混合して用いることによ
り、優れた機械的特性ばかりでなく感光ドラムとドラム
フランジまたはドラムギヤに要求されるような強い接着
力が得られることを見い出し、本発明に至った。
【0010】本発明に用いられるポリアセタール樹脂は
下記式に示される構造の成分を有する。
【0011】
【外2】 (式中、R1及びR2はアルキレン基を示し、n1は正の
整数を示し、n2は0または正の整数を示す。)
【0012】上記式中、アルキレン基としては、メチレ
ン基、エチレン基及びプロピレン基などが挙げられる
が、中でもメチレン基及びエチレン基が好ましい。本発
明に用いられるポリアセタール樹脂としては、以下の式
で示される構造の成分を有することが特に好ましい。
【0013】
【外3】 (式中、n3及びn4は正の整数を示す。)
【0014】また、本発明においては、本発明の効果が
得られる範囲内であれば、更に他の樹脂や各種添加剤な
どを混合して用いることもできる。
【0015】本発明に用いられる熱可塑性ポリウレタン
樹脂は、イソシアネート化合物とポリオールの反応生成
物である。イソシアネート化合物としては、4,4−メ
チレンビス(フェニルイソシアネート)、1,6−ヘキ
サメチレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソ
シアネート及びイソホロンジイソシアネートなどが挙げ
られ、ポリオールとしては、ポリアジピン酸エステルの
ジオール、ポリアルキレンエーテルのジオール、ポリラ
クトンのジオール及びポリ炭酸エステルのジオールなど
の高分子ポリオール、及びエチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,2−エタンジオール、1,4−ブ
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール及びグリセリ
ンなどの低分子量ポリオールが挙げられる。
【0016】本発明のポリアセタール樹脂と熱可塑性ポ
リウレタン樹脂の混合樹脂は、他の樹脂や他の混合樹脂
に比較して、機械的強度、接着性もしくはそれらのバラ
ンスといった点で、ドラムフランジやドラムギヤの材料
として好ましい。
【0017】本発明におけるポリアセタール樹脂と熱可
塑性ポリウレタン樹脂の混合比は、全樹脂中の熱可塑性
ポリウレタン樹脂の含有量で10重量%〜25重量%で
ある。含有量が10重量%に満たないと十分な接着力が
得られないことがあり、25重量%を越えると、成形加
工中、例えば射出成形、押出成形及び圧縮成形の際に熱
可塑性ポリウレタン樹脂が熱分解し、変色し易くなる。
【0018】本発明において感光ドラムとドラムフラン
ジ及びドラムギヤの接着に用いる接着剤は、感光ドラム
の支持体であるアルミニウムとの接着性が良好で、かつ
プライマーを必要とせず生産性が高い瞬間接着剤であ
る。瞬間接着剤は、接着強度の点からα−シアノアクリ
レートを主成分とするものが好ましい。
【0019】感光ドラムとドラムフランジ及びドラムギ
ヤの接着は図1に示すように、感光ドラム1の内面の接
着部に接着剤2をスプレーやデイスペンサーなどの手段
により全周にわたって均一に塗布した後、ドラムフラン
ジ及び/またはドラムギヤ3を接着するか、ドラムフラ
ンジ及び/またはドラムギヤの接着部に全周にわたって
均一に接着剤を塗布した後、感光ドラムと接着すること
により行なわれる。
【0020】本発明の電子写真感光体は電子写真複写機
に利用するのみならず、レーザービームプリンター、C
RTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター、
ファクシミリ及びレーザー製版など電子写真応用分野に
も広く用いることができる。
【0021】図3に本発明の電子写真感光体を用いた転
写式電子写真装置の概略構成例を示す。
【0022】図において、101は像担持体としてのド
ラム型感光体であり軸101aを中心に矢印方向に所定
の周速度で回転駆動される。該感光体101はその回転
過程で帯電手段102によりその周面に正または負の所
定の電位の均一帯電を受け、次いで露光部103にて不
図示の像露光手段により光像露光L(スリット露光・レ
ーザービーム操作露光など)を受ける。これにより感光
体周面に露光像に対応した静電潜像が順次形成されてい
く。
【0023】形成された静電潜像はついで現像手段10
4でトナー現像され、そのトナー現像像が転写手段10
5により不図示の給紙部から感光体101と転写手段1
05との間に感光体101の回転と同期取りされて給送
された転写材Pの面に順次転写されていく。
【0024】像転写を受けた転写材Pは感光体面から分
離されて像定着手段108へ導入されて像定着を受けて
複写物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
【0025】像転写後の感光体101の表面はクリーニ
ング手段106にて転写残りトナーの除去を受けて清浄
面化され、更に前露光手段107により除電処理された
後繰り返して像形成に使用される。
【0026】感光体101の均一帯電手段102として
はコロナ帯電装置が一般に広く使用されているが帯電ロ
ーラーを用いて直接帯電することもできる。また転写装
置105もコロナ転写手段が一般に広く使用されてい
る。電子写真装置として、上述の感光体や現像手段、ク
リーニング手段などの構成要素のうち、複数のものを装
置ユニットとして一体に結合して構成し、このユニット
を装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。例え
ば、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なく
とも1つを感光体とともに一体に支持してユニットを形
成し、装置本体に着脱自在の単一ユニットとし、装置本
体のレールなどの案内手段を用いて着脱自在の構成にし
ても良い。このとき、上記の装置ユニットのほうに帯電
手段及び/または現像手段を伴って構成しても良い。
【0027】光像露光Lは、電子写真装置を複写機やプ
リンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や
透過光を感光体に照射すること、あるいは、センサーで
原稿を読取り信号化し、この信号に従ってレーザービー
ムの走査、LEDアレイの駆動、または液晶シャッター
アレイの駆動を行ない感光体に光を照射することなどに
より行なわれる。
【0028】ファクシミリのプリンターとして使用する
場合には、光像露光Lは受信データをプリントするため
の露光になる。図4はこの場合の一例をブロック図で示
したものである。
【0029】コントローラ111は画像読取部110と
プリンター119を制御する。コントローラ111の全
体はCPU117により制御されている。画像読取部か
らの読取データは、送信回路113を通して相手局に送
信される。相手局から受けたデータは受信回路112を
通してプリンター119に送られる。画像メモリには所
定の画像データが記憶される。プリンタコントローラ1
18はプリンター119を制御している。114は電話
である。
【0030】回線115から受信された画像(回線を介
して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信
回路112で復調された後、CPU117で画像情報の
複合処理を行ない順次画像メモリ116に格納される。
そして、少なくとも1ページの画像がメモリ116に格
納されると、そのページの画像記録を行なう。CPU1
17は、メモリ116より1ページの画像情報を読み出
し、プリンタコントローラ118に複合化された1ペー
ジの画像情報を送出する。プリンタコントローラ118
は、CPU117からの1ページの画像情報を受け取る
とそのページの画像情報記録を行なうべく、プリンター
119を制御する。
【0031】尚、CPU117は、プリンター119に
よる記録中に、次のページの受信を行なっている。
【0032】以上の様にして画像の受信と記録が行なわ
れる。
【0033】以下、本発明を実施例により説明する。
【0034】
【実施例】1.ポリアセタール樹脂(商品名「ジュラコ
ンM90−02」ポリプラスチックス(株)製)80重量
部に対し熱可塑性ポリウレタン樹脂(商品名「ミラクト
ランE−395」日本ミラクトラン(株)製)20重量
部を加え、タンブラーにてドライブレンドした後、単軸
押出機(FS40−22EX、池貝鉄工製)にて溶融混
練してペレット化した。押出し条件は、ダイス出口温度
190℃、シリンダー温度(前部190℃、中間部17
0℃、後部160℃)ダイス口径2mm、スクリュー回
転数60rpm、スクリュー径40mmとした。
【0035】以上のようにして得られた熱可塑性ポリウ
レタン樹脂の含有量が20重量%であるポリアセタール
樹脂との混合樹脂を用いて、ドラムフランジ(接着部外
径28.45mm)を射出成形により作製した。成形条
件は、ノズル温度は200℃、シリンダー温度は先端部
180℃、中間部170℃、後部160℃とし、射出圧
力は800kg/cm2、金型温度はキヤビ60℃、コ
ア60℃とした。このドラムフランジを感光ドラム(支
持部材:アルミニウム引き抜き管、内径28.5mm、
長さ260.5mm)と瞬間接着剤(商品名「アロンア
ルファ432FTW」東亜合成化学工業(株)製、接着
剤量0.08g)により接着し、温度25℃、相対湿度
60%中に48時間保存して瞬間接着剤を完全硬化させ
た。
【0036】得られた電子写真感光体を回転速度35r
pmで回転させ、感光体の回転方向と逆方向にドラムフ
ランジにトルクをかけてドラムフランジの接着破壊トル
クを測定したところ、190kg−cmで接着破壊が発
生した。接着破壊部を観察したところドラムフランジ表
面の破壊と接着剤の破壊が同時に起こる混合破壊であっ
た。
【0037】(比較例1) 実施例1で用いたポリアセタール樹脂と熱可塑性ポリウ
レタン樹脂の混合樹脂を用いて、ドラムフランジを実施
例1と同一成形条件の射出成形により成形した。このド
ラムフランジを実施例1と同様の感光ドラムに接着プラ
イマー(商品名「TB1390B」(株)スリーボンド
製)及び嫌気性接着剤(商品名「TB1375B」
(株)スリーボンド製、接着剤量0.08g)により接
着し、温度25℃、相対湿度60%中に48時間保存し
て嫌気性接着剤を完全硬化させた。
【0038】得られた感光体のドラムフランジの接着破
壊トルクを実施例1と同様の方法で測定したところ、1
60kg−cmであった。接着破壊部を観察したところ
混合破壊であった。
【0039】2.熱可塑性ポリウレタン樹脂の含有量が
10重量%であるポリアセタール樹脂との混合樹脂を用
い、ドラムフランジを実施例1と同一成形条件の射出成
形により作製した。このドラムフランジを実施例1と同
様の方法で感光ドラムと接着した。
【0040】得られた感光体のドラムフランジの接着破
壊トルクを実施例1と同様の方法で測定したところ、1
62kg−cmであった。接着破壊部を観察したところ
混合破壊であった。
【0041】(比較例2) 熱可塑性ポリウレタン樹脂の含有量が5重量%であるポ
リアセタール樹脂との混合樹脂を用い、ドラムフランジ
を実施例1と同一成形条件の射出成形により作製した。
このドラムフランジを実施例1と同様の方法で感光ドラ
ムと接着した。
【0042】得られた感光体のドラムフランジの接着破
壊トルクを実施例1と同様の方法で測定したところ、1
12kg−cmであった。接着破壊部を観察したところ
混合破壊であった。
【0043】(比較例3) 熱可塑性ポリウレタン樹脂の含有量が3重量%であるポ
リアセタール樹脂との混合樹脂を用い、ドラムフランジ
を実施例1と同一成形条件の射出成形により作製した。
このドラムフランジを実施例1と同様の方法で感光ドラ
ムと接着した。
【0044】得られた感光体のドラムフランジの接着破
壊トルクを実施例1と同様の方法で測定したところ、7
8kg−cmであった。接着破壊部を観察したところ混
合破壊であった。
【0045】(比較例4) ポリアセタール樹脂(商品名「ジュラコンM90−02
ポリプラスチックス(株)製、コポリマー)を用い、ド
ラムフランジを実施例1と同一成形条件の射出成形によ
り作製した。このドラムフランジを実施例1と同様の方
法で感光ドラムと接着した。
【0046】得られた感光体のドラムフランジの接着破
壊トルクを実施例1と同様の方法で測定したところ、5
5kg−cmで接着破壊が発生した。接着破壊部を観察
したところドラムフランジと接着剤の界面で接着破壊が
起こる界面破壊であった。
【0047】(比較例5) ポリアセタール樹脂(商品名「ジュラコンM90−02
ポリプラスチックス(株)製)を用い、ドラムフランジ
を実施例1と同一成形条件の射出成形により作製した。
このドラムフランジを実施例2と同様の方法で感光ドラ
ムと接着した。
【0048】得られた感光体のドラムフランジの接着破
壊トルクを実施例1と同様の方法で測定したところ、6
1kg−cmであった。接着破壊部を観察したところ界
面破壊であった。
【0049】(比較例6) ポリカーボネート樹脂(商品名「ユーピロンLS203
0」、三菱瓦斯化学(株)製、フッ素樹脂粉末15重量
%含有)を用い、ドラムフランジを射出成形により作製
した。成形条件は、ノズル温度300℃、シリンダー温
度:前部300℃、中間部290℃、後部260℃、射
出圧力1050kg/cm2、金型温度:キヤビ85
℃、コア85℃とした。このドラムフランジを実施例1
と同様の方法で感光ドラムと接着した。
【0050】得られた感光体のドラムフランジの接着破
壊トルクを実施例1と同様の方法で測定したところ、1
50kg−cmであった。接着破壊部を観察したところ
混合破壊であった。
【0051】(比較例7) 熱可塑性ポリウレタン樹脂(商品名「ミラクトランE−
395」日本ミラクトラン(株)製)を用い、実施例1
のものと同型のドラムフランジを射出成形により作製し
た。成形条件は、ノズル温度は190℃、シリンダー温
度は先端部185℃、中間部180℃、後部160℃と
し、射出圧力は500kg/cm2、金型温度はキヤビ
30℃、コア30℃とした。このドラムフランジを実施
例1と同様の方法で感光ドラムに接着した。
【0052】得られた感光体のドラムフランジの接着破
壊トルクを実施例1と同様の方法で測定したところ、5
8kg−cmで、接着破壊でなく、ドラムフランジ自体
が破壊してしまった。
【0053】上記実施例および比較例の結果を表1に示
す。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】以上本発明によれば、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂を含有するポリアセタール樹脂をドラムフラン
ジ及び/またはドラムギヤに使用することにより、感光
ドラムとの接着性が向上し、得られたドラム型電子写真
感光体は高回転トルクがかかる使用にも適用できる。
【0056】また、従来、ドラム型電子写真感光体のド
ラムフランジ及びドラムギヤには、ポリカーボネート樹
脂が用いられていたが、本発明により成形温度(ノズル
温度、シリンダー温度、金型温度)を低くでき、生産性
及び経済性に優れる電子写真感光体を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドラムフランジまたはドラムギヤ、及び接着剤
を有する感光ドラムの概略断面図を示す図である。
【図2】本発明の電子写真感光体の概略断面図を示す図
である。
【図3】本発明の電子写真感光体を有する電子写真装置
の概略構成の例を示す図である。
【図4】本発明の電子写真感光体を有するファクシミリ
のブロック図の例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/29 G03G 15/00 556 (56)参考文献 特開 昭59−155452(JP,A) 特開 昭63−196649(JP,A) 特開 昭61−19652(JP,A) 特開 平3−47859(JP,A) 特開 平2−225862(JP,A) 特開 平5−313546(JP,A) 特開 平4−298560(JP,A) 特開 平1−189671(JP,A) 特開 昭61−163366(JP,A) 特開 平3−281562(JP,A) 特開 平2−78523(JP,A) 特開 平2−294353(JP,A) 特開 昭49−88936(JP,A) 特開 平4−145153(JP,A) 特開 昭59−155453(JP,A) 特開 昭59−217752(JP,A) 特開 昭59−196257(JP,A) 特開 平4−110342(JP,A) 実開 平1−173765(JP,U) 実開 昭62−38650(JP,U) 実開 昭63−24574(JP,U) 実開 昭63−177872(JP,U) 実開 平1−177769(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム支持体を有する感光ドラ
    ム、及びドラムフランジまたはドラムギヤを有する電子
    写真感光体において、該ドラムフランジまたはドラムギ
    ヤが熱可塑性ポリウレタン樹脂及びポリアセタール樹脂
    を含有し、該ポリウレタン樹脂の含有量が、樹脂全重量
    に対し10〜25重量%であり、該ドラムフランジまた
    はドラムギヤが該アルミニウム支持体に瞬間接着剤で接
    着されていることを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 ポリアセタール樹脂が下記式 【外1】 (式中、R1及びR2はアルキレン基を示し、n1は正の
    整数を示し、n2は0または正の整数を示す。)で示さ
    れる構造の成分を有する請求項1記載の電子写真感光
    体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子写真感光体、静電
    潜像形成手段、形成した静電潜像を現像する手段及び現
    像した像を転写材に転写する手段を有することを特徴と
    する電子写真装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電子写真感光体、及び
    帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも
    ひとつの手段を一体に支持する装置ユニットであって、
    該ユニットが装置本体に着脱自在であることを特徴とす
    る装置ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の電子写真感光体を有す
    る電子写真装置、及びリモート端末からの画像情報を受
    信する手段を有することを特徴とするファクシミリ。
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