JP2581948Y2 - 電子回路の誤動作防止装置 - Google Patents

電子回路の誤動作防止装置

Info

Publication number
JP2581948Y2
JP2581948Y2 JP1994007505U JP750594U JP2581948Y2 JP 2581948 Y2 JP2581948 Y2 JP 2581948Y2 JP 1994007505 U JP1994007505 U JP 1994007505U JP 750594 U JP750594 U JP 750594U JP 2581948 Y2 JP2581948 Y2 JP 2581948Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
output
input
electronic circuit
microcomputer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994007505U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0720635U (ja
Inventor
昭 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP1994007505U priority Critical patent/JP2581948Y2/ja
Publication of JPH0720635U publication Critical patent/JPH0720635U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2581948Y2 publication Critical patent/JP2581948Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microcomputers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、マイクロコンピュータ
等の電子回路の誤動作防止装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】マイクロコンピュータ等の電子回路にお
いて、機械的スイッチの状態を入力して情報を得るよう
に構成されているものがある。このような場合、マイク
ロコンピュータの入力端子に直接、機械的スイッチを接
続するか、該入力端子と該機械的スイッチとの間に入出
力拡張用の電子回路を付加して、機械的スイッチの状態
を読み取っている。 【0003】例えば、従来例を図4に示す。図4におい
て、機械的スイッチSwを電子回路5のポートINで読
み取る場合には、スイッチSwの情報が不安定となるの
を防止する為に、電源VccとスイッチSwと間にプルア
ップ抵抗Rを設けている。出版物にも従来の技術が記載
されており、オーム社で出版した「入出力制御とシステ
ム構成」(昭和57年3月20日発行)の第9頁図1・
11には、プロセッサまたは入出力装置と、3ステート
ドライバを備えたドライバ/レシバー回路とが描かれて
いる。上記ドライバ/レシバー回路(図1・11参照)
は、外部からの制御信号に応じて、ポートを入力状態ま
たは出力状態にできるものである。また、CQ出版株式
会社で出版した「トランジスタ技術」(1987年6月
号1の第387頁図6には、ICとICとのインターフ
ェースの図が描かれている。その説明には、一般に、I
Cの出力は低インピーダンスであり、入力は高インピー
ダンスであることが記載されている。また、高インピー
ダンスでは誘導ノイズを受けやすいことも記載されてい
る。 【0004】 【考案の解決しようとする問題点】このスイッチSwの
入力端子に静電気などの不測の外乱が加わると、電子回
路(以下、マイクロコンピュータと呼ぶ)の回路がラッ
チアップを起こし、正常な入力ができなくなる可能性が
ある。これを避ける為に、図5に示すようにさらにスイ
ッチと入力端子との間に適当な保護抵抗を入れたり、保
護ダイオードを端子とグランドあるいは電源との間に入
れるなどの処理をしている。しかし、これには部品数や
実装面の増加を必要とし、コストアップにもなる問題点
があった。 【0005】上記「入出力制御とシステム構成」では、
制御信号がデータの出力時に出力ポート状態にし、入力
時に入力ポート状態になるように制御しているに過ぎな
い。すなわち、データを出力させる為に入力ポート状態
から出力ポート状態に切り換えるだけで、マイクロコン
ピュータをノイズからも守る様にポートの状態を切り換
える様に構成されていないのである。 また、上記「トラ
ンジスタ技術」では、ノイズから電子回路の誤動作を防
止する為に入力ポート状態から出力ポート状態に切り換
えることが記載されていないのである。本考案は、マイ
クロコンピュータに付加部品を必要とせず、入力端子を
外乱によるラッチアップから保護することを目的とす
る。 【0006】 【問題点を解決するための手段】外部装置との間で情報
の授受を行う入出力可能なポートを備えた電子回路の誤
動作防止装置において、前記ポートを入力ポート状態と
出力ポート状態との間で切り換える制御手段を設け、前
記制御手段は、所定の期間中に外部装置が発生するノイ
ズから前記電子回路の誤操作を防止するため、前記入力
ポート状態から前記出力ポート状態へ切り換えられるよ
うに構成した。 【0007】 【作用】本考案では、マイクロコンピュータあるいは入
出力拡張用の電子回路の端子機能を、入出力切り換え可
能な端子に構成したので、その入力端子から外乱による
影響を除去する為の付加部数を必要とせずに簡単な構成
で外乱の影響を除去できる。 【0008】 【実施例】図1〜図5は、本考案の実施例であり、図1
はマイクロコンピュータの入出力切り換え可能なポート
の回路図を示している。DフリップフロップL1は、ポ
ート1の入出力を制御するものであり、例えば、ポート
1を入力ポートとして機能させる場合には、Dフリップ
フロップL1の端子Dに内部データバス2から入力され
たLレベルを、クロック端子Cにクロックパルスを入れ
て出力端子Qにラッチする。出力端子QがLレベルとな
って、バッファ3を禁止してDフリップフロップL2の
出力を禁止する(すなわち、バッファ3が禁止される為
に、ポート1はハイインピーダンス状態となり、Dフリ
ップフロップL2の出力端子Qからの出力信号は出力さ
れない)。そして、このときアナログスイッチS1がオ
フとなり、アナログスイッチS2がオンとなるので、ポ
ート1からの入力信号はアナログスイッチS3を介して
内部データバスから読み込まれる。この読み込みタイミ
ングは、アナログスイッチS3を制御している端子RE
ADからの信号により決まってくる。尚、リセット端子
Rは電源投入時のポート1の状態を入力ポートとするた
めに設けられている。 【0009】また、ポート1を出力ポートとして機能さ
せる場合には、DフリップフロップL1の端子Dに内部
データバス2から入力されたHレベルを、クロック端子
Cにクロックパルスを入れて出力端子Qにラッチする。
出力端子QがHレベルとなるので、バッファ3を許可し
てDフリップフロップL2の出力を許可する。そして、
内部データバス2からの送られたデータをDフリップフ
ロップL2を介してポート1から外部に出力する(すな
わち、バッファ3が許可される為に、Dフリップフロッ
プL2の出力端子からの出力信号はポート1から出力さ
れる)。 【0010】その際に、DフリップフロップL2からの
出力データをモニターしたい場合には、Dフリップフロ
ップL2の出力端子Qとバッファ3との間からその出力
データを読み出す。この理由は、DフリップフロップL
2の出力信号をモニターする場合に、ポート1からモニ
ターするとポート1に非常に低い抵抗など重い負荷があ
ると、その電位が変動し、これを直接読むと出力信号と
食い違う場合もある為に、ポート1を出力ポートとした
場合にはDフリップフロップL2の出力を読みだす構成
としている。そして、アナログスイッチS1はオンし、
アナログスイッチS2はオフしているので、その出力デ
ータはアナログスイッチS3を介して内部データバスに
出力する。この出力タイミングは、アナログスイッチS
3を制御している端子READからの信号により決まっ
てくる。 【0011】また、このDフリップフロップL2は、ポ
ート1が出力ポート状態である時に出力するデータを保
持している。内部データバス2からの出力データをDフ
リップフロップL2にセットするのは、Dフリップフロ
ップL1と同様である。上述したように、Dフリップフ
ロップL1の出力端子Qの状態を制御することにより、
ポート1の入出力状態を切り換えることができるので、
前述した問題点すなわちマイクロコンピュータのラッチ
アップの発生を防止する為に、このポート1が入力ポー
トとして作用していない期間中は出力ポートに切り換え
るように、DフリップフロップL1を制御すればよい。 【0012】次に、前述したマイクロコンピュータの入
出力切り換え可能なポートを、カメラのフィルム感度読
み取り装置に適用した例について図2及び図3に基づき
説明する。図3に示すようにフィルムFのフィルムパト
ローネには、そのISO感度等のデータがコード化され
たコードパターン(DXコードと呼ぶ)C1〜C5が設
けられている。このようなフィルムFに対応したカメラ
ボディCAでは、図2に示すようにカメラボディのパト
ローネ室10内にフィルムFのDXコードC1〜C5に
当接する接点a〜e、及び共通グランド接点fが設けら
れている。この接点a〜fは、ボディ内のマイクロコン
ピュータμCに接続され、マイクロコンピュータμC内
にフィルムFのデータを読み込むものである。 【0013】接点a〜fは、フィルムのISO感度等の
情報に応じて形成された接点位置のDXコードC1〜C
5の情報(すなわち導通、不導通)を読み取る。通常、
接点a〜fに外乱が加わることはないが、フィルムの巻
戻し中においてフィルムパトローネとフィルムとの間が
擦れる為に静電気が発生し両方とも帯電するので、これ
により接点a〜fに接続されたマイクロコンピュータμ
Cのポート1がラッチアップする危険がある。 【0014】出願人が実施したところ、図3のようにマ
イクロコンピュータμCによりDXコードC1〜C5を
直接読み取る場合には、DXコードC1〜C5を有する
フィルムFでは上述したようなラッチアップ等の誤動作
を起こすことはないが、DXコードを有しないフィルム
ではフィルム巻戻しに伴う静電気の為にラッチアップ等
の誤動作を発生したことがある。これは、DXコード対
応のフィルムでは、図4の接点fがカメラのボディにア
ースされている為に、パトローネ自身がグランド電位と
なって誤動作の発生が防止されているのに対し、DXコ
ード対応でないフィルムでは、パトローネの表面は塗装
され電気的には絶縁されているため電位が不安定で静電
気によるラッチアップが発生すると考えられる。ここ
で、観測されたラッチアップとは、マイクロコンピュー
タμCの入力ポートのラッチアップのみならず、自身が
暴走に至る場合もありうる。 【0015】この為に、フィルムの巻戻し期間中に、マ
イクロコンピュータμCのDXコードC1〜C5の読み
取り用の入力ポートを出力ポートに設定する。具体的に
は、図1に示すポート1の回路を図2の読み取り端子a
〜fにすべて適用すればよい。そして、フィルム巻戻し
の為の信号に応じて、フィルムの巻戻し期間中には、マ
イクロコンピュータμCのDフリップフロップL1の出
力端子QをHレベルにラッチしておけば、ポート1が出
力ポートに切り替わるので、たとえ静電気が帯電したと
してもマイクロコンピュータμCではポートの出力段ト
ランジスタを通して電荷が避けるのでラッチアップが発
生することがない。また、フィルム巻上げ期間中にも同
様のラッチアップが発生する危険性もあるので、この期
間中もポート1を入力ポートから出力ポートに切り換え
ておけば更に確実にマイクロコンピュータμCの誤動作
を防止することができる。 【0016】尚、前述した実施例は、フィルム巻取りに
よりフィルムパトローネに帯電した静電気等の外乱によ
り、フィルムパトローネのDXコードを読み取る際にマ
イクロコンピュータが誤動作を起こすことを防止したも
のであるが、本考案はこの実施例に限られることなく、
例えば、カメラと電子閃光装置との間で行われる情報の
授受の際に、マイクロコンピュータの入力ポートが機能
していない時にはこの入力ポートを出力ポートに切り換
えて置くようにすれば、例え外乱が発生したとしてもマ
イクロコンピュータが誤動作を起こすことがない。 【0017】 【考案の効果】以上のように本考案によれば、電子回路
のポートが、外部装置からのノイズの発生する期間にお
いては、入力ポート状態から前記出力ポート状態へ切り
換えられるようにしているので、外部装置からの外乱に
さらされた場合にも電子回路が誤動作することがなく、
システムの安全性を高めることができる。例えば、カメ
ラと電子閃光装置との間での情報授受の際に発生するノ
イズから誤動作を防止することができる。 さらに通常の
入力保護のための付加回路も不要であり、コスト的にも
有利である効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の実施例である電子回路のポートの回路
図を示す。 【図2】前記電子回路のポートを適用したカメラボディ
の外観図を示す。 【図3】前記カメラボディのDXコードを読みだし用の
端子とマイクロコンピュータの説明図を示している。 【図4】従来の電子回路の回路図を示す。 【図5】従来の電子回路の誤動作防止装置を示す。 【主要部分の符号の説明】 1 ポート L1、L2 Dフリップフロップ μC マイクロコンピュータ

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.外部装置との間で情報の授受を行う入出力可能なポ
    ートを備えた電子回路の誤動作防止装置において、 前記ポートを入力ポート状態と出力ポート状態との間で
    切り換える制御手段を設け、 前記制御手段は、所定の期間中に外部装置が発生するノ
    イズから前記電子回路の誤操作を防止するため、前記入
    力ポート状態から前記出力ポート状態へ切り換えられる
    ことを特徴とする電子回路の誤動作防止装置。 2.前記電子回路は、カメラに備えており、前記外部装置は、電子閃光装置であり、前記所定の期間
    とは、前記カメラと前記電子閃光装置との間で行われる
    情報の授受の期間であること を特徴とする請求項1記載
    の電子回路の誤動作防止装置。
JP1994007505U 1994-06-24 1994-06-24 電子回路の誤動作防止装置 Expired - Lifetime JP2581948Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994007505U JP2581948Y2 (ja) 1994-06-24 1994-06-24 電子回路の誤動作防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994007505U JP2581948Y2 (ja) 1994-06-24 1994-06-24 電子回路の誤動作防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0720635U JPH0720635U (ja) 1995-04-11
JP2581948Y2 true JP2581948Y2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=18528062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994007505U Expired - Lifetime JP2581948Y2 (ja) 1994-06-24 1994-06-24 電子回路の誤動作防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2581948Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0720635U (ja) 1995-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1990001189A1 (en) Apparatus for defined switching of a microcomputer to standby mode
JPS6327117A (ja) リセツト回路
JP2581948Y2 (ja) 電子回路の誤動作防止装置
JPH0534040Y2 (ja)
US5835706A (en) Method of controlling data writing into on-board microcomputer
JPS58130490A (ja) 不揮発性ランダム・アクセス・メモリのストア制御回路
JP3009236B2 (ja) デバイスの活性保守方式
JPH07221581A (ja) バス用ターミネータ
JPH0718187Y2 (ja) Cmos回路を含む電子装置
JPH038126B2 (ja)
KR19990032802A (ko) 마이크로프로세서의 리셋회로
JPS62260218A (ja) リセツト回路
JP2501666Y2 (ja) ユニット2重化装置
JPS63245120A (ja) 信号処理回路のデ−タ維持回路
JP2809752B2 (ja) メモリアクセス回路
JPS633171Y2 (ja)
JPH0644209B2 (ja) バス変換装置
JPH0640436B2 (ja) メモリパツクを備えた電子機器
JPH07160592A (ja) 半導体メモリ装置
JP2512993B2 (ja) リセット回路
JPS5850409Y2 (ja) 情報処理装置
JPH0118446B2 (ja)
EP0953910A2 (en) Method and apparatus for controlling write access to storage means for a digital data processing circuit
JPH07105333A (ja) Icカード
JPH0338913A (ja) 半導体集積回路における電源投入時の雑音防止回路