JP2559507Y2 - フィルム引き出し装置 - Google Patents

フィルム引き出し装置

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JP2559507Y2
JP2559507Y2 JP10440391U JP10440391U JP2559507Y2 JP 2559507 Y2 JP2559507 Y2 JP 2559507Y2 JP 10440391 U JP10440391 U JP 10440391U JP 10440391 U JP10440391 U JP 10440391U JP 2559507 Y2 JP2559507 Y2 JP 2559507Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、フィルムを巻き取っ
た撮影済みのパトローネから、フィルム先端を引き出す
フィルム引き出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムの巻き取られた撮影済みのパト
ローネからフィルム先端を引き出す引き出し装置として
図9に示すものがある。
【0003】この引き出し装置は、ケースC一側の切欠
部にパトローネ固定板1と挾持板2とからなるパトロー
ネホルダー3を設け、このホルダー3に撮影済みのフィ
ルムの巻き取られたパトローネを装着し、そのパトロー
ネの挿入口へ、レバー4の揺動により進退するベロ出し
板5を挿入する。そして前記パトローネ固定板1を貫通
するスプール回転軸6をモータ7により回転し、その回
転によりフィルム先端を回転させて前記ベロ出し板5に
当接し、その当接したベロ出し板5でフィルム先端を把
持してパトローネから引き出すようになっている。
【0004】このようにしてフィルム先端が引き出され
たパトローネは、例えば周知の自動現像機にセットされ
現像処理がなされる。
【0005】ところで、写真フィルムには白黒のネガ/
ポジとカラーのネガ/ポジおよびスライドやX線フィル
ム等多数の種類があり、現像の際は、そのフィルムの種
類に合わせて異なった現像処理液を用いる必要がある。
もし間違ってフィルムと異なった種別の現像液を用いて
現像を行なった場合は、フィルムをダメにするのみなら
ず現像液も使用不能になる。
【0006】このため、従来フィルム引き出し装置でフ
ィルムを引き出す際は、作業者がパトローネ外周面に記
された記号から、フィルムの種別(メーカー名、品名、
形式)等を読み取り、フィルムの種別が自動現像機の現
像処理液の種類と合致しているかどうかを判断して選別
し、現像できるパトローネのみをフィルム引き出し装置
に装着して、フィルムを引き出していた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような作業者によるフィルムの読み取り選別では、上記
のようにフィルムの種類が多いと読み取り作業も煩雑で
厄介である。そのため、選別ミスを完全に防ぐことは難
しく、しばしば選別ミスを犯し、その度ごとにフィルム
に写された貴重な映像と現像処理液とをダメにすること
がある。
【0008】そこで、この考案の課題は、煩雑なフィル
ム選別作業を自動化し、フィルムの選別ミスを防ぐこと
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、従来のフィルム引き出し装置において、上記ホルダ
ーに支持されたパトローネのマガジンバーコードを読み
取るバーコード検出部と、前記検出部の検出データとあ
らかじめ登録されたデータとを比較し、その比較結果か
ら上記モータを作動させる判定回路とからなるバーコー
ド読み取り装置を備えた構成としたのである。
【0010】またこの際、上記判定回路の比較結果を報
知する報知部を備えることもできる。
【0011】なお、上記マガジンバーコードは、図8に
示すように、フィルム製造メーカーでパトローネ外周に
印刷されたPOS(ポイントオブセールス)用のバーコ
ードBで製造者番号と商品番号とを各6桁の算用数字で
表示する。この製造者番号は、各企業ごとに割当てられ
ており重複することはない。また同様に、商品番号も各
企業で任意に決めてはいるが、1商品1番号というルー
ルがあるため、こちらも同一企業では同じ番号が重複さ
れて商品に付けられることはない。
【0012】
【作用】このように構成されるフィルム引き出し装置で
は、パトローネをパトローネホルダーに装着すると、バ
ーコード検出器がパトローネのマガジンバーコードをス
キャンし、バーコードデータを読み込む。このデータか
ら判定回路は、製造者番号と商品番号とを読み取り、フ
ィルム種別を特定し、このフィルム種別が判定回路にあ
らかじめ登録されたデータ、例えば、自動現像機の現像
処理液のデータと比較し、その比較結果よりフィルムの
引き出しを行なってもよいかどうかを判定し、もし引き
出し可能であればモータを作動してフィルム先端をベロ
出し板へ当接させる。一方、引き出し不能であればモー
タを作動しない。
【0013】このとき、判定回路に報知部を設けたもの
ではフィルムの引き出し可能か不可能かの判定結果を作
業者に知らせることができる。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図1及び図2に示すこの考案に係るフィルム引
き出し装置は、従来例で述べたものと同様に、ケースC
の一側の切欠部にパトローネホルダー3が設けられ、そ
のパトローネホルダー3は、ケースCに設けられたパト
ローネ固定板1とこの固定板1と対向するパトローネ挾
持板2とからなっている。その前記固定板1には、スプ
ール回転軸6が貫通され、この回転軸6は、ベルト(図
示せず)と制御回路9により作動が制御されるモータ7
により回動される。一方、パトローネ挾持板2は、ケー
スCに開閉自在に支持されると共に、前スプール回転軸
6との対向面にパトローネ支持孔が設けられている。
【0015】また、前記パトローネホルダー3へ装着さ
れたパトローネの挿入孔へ挿入するベロ出し板5は、上
ベロ5a、下ベロ5b及び基準ベロ5cとからなり、レ
バー4の揺動により、各々進退自在となっている。
【0016】このような、従来と同様のパトローネホル
ダー3とベロ出し板5の下方には、バーコード読み取り
装置10が設けられている。
【0017】この読み取り装置10は、バーコード検出
部11と判定回路12とからなり、そのバーコード検出
部11は、発光ダイオードアレイ13と受光素子14及
びパトローネ検出センサ15とからなっている。前記、
発光ダイオードアレイ13は、ベロ出し板5下方に複数
の発光ダイオードを一例に配置したもので、その点燈光
は、図2の矢印に示すようにパトローネホルダー3に装
着されたパトローネのマガジンバーコードBを照射し、
その照射によるマガジンバーコードBの反射光はミラー
20を介してCCDラインセンサ等の受光素子14が受
光する。その受光検出信号は波形整形が施され、図4に
示すようにデイジタル値に変換されて判定回路12へ入
力される。
【0018】判定回路12は図3に示すようにCPU2
0とCPU20に設けられた例えば自動現像機の現像槽
の現像処理液データを記憶させるメモリ21と入出力ポ
ート22とからなり、その入出力ポート22には、前記
パトローネ検出センサ15、受光素子14、発光ダイオ
ードアレイ13と報知用のブザー23及びケースC上面
に設けられた赤色と青色の2個の報知用ランプ24とが
接続されている。またCPU20は、前記モータ7の制
御回路9とバス接続されている。この制御回路9は、同
図に示すように、判定回路12とバス接続されたCPU
20′とメモリ21′及び入出力ポート22′とからな
る前記判定回路16と同構成のプロセッサユニットを有
し、その入出力ポート22′の入力ポートには音センサ
としてマイクロホン25が接続され、また、出力ポート
に、モータ7の駆動回路26が接続されている。
【0019】なお、図中30はスプール回転軸6を手動
で進退及び回動させるスプール回転ツマミ、31は電源
スイッチ、32は電源表示ランプ、33はベロ出し板交
接部カバーである。
【0020】この実施例は、以上のように構成されてお
り、次にその作用を説明する。
【0021】まず電源スイッチ31をONにして装置を
作動し、図5に示すようにパトローネ挾持板2を開いて
スプール回転ツマミ30を矢印a方向に引っ張り、パト
ローネの挿入口へ、ベロ出し板5(上ベロ5aと基準ベ
ロ5c)を挿入しながらパトローネをパトローネ固定板
1へ嵌める。次に、スプール回転ツマミ30を元に戻し
てパトローネ挾持板2を閉め、図6に示すようにパトロ
ーネのパトローネホルダー3への装着を完了すると、バ
ーコード読み取り装置10のパトローネ検出センサ15
がパトローネを検出し、その検出信号を判定回路12の
入出力ポート22へ出力する。この出力は、CPU20
に読み込まれ、この出力からパトローネホルダー3への
パトローネの装着を検知したCPU20は、発光ダイオ
ードアレイ13を点燈し、その反射光を受光素子14か
ら読み込み、パトローネのマガジンバーコードBデータ
を読み取る。この読み取られたデータは、まずCPU2
0により読み取りミスがないかチェックされる。このチ
ェックは、読み取りデータが6桁の数字であり、なおか
つ、その数字の最上位桁が0であるかどうかを検査し、
もし、読み取りデータがこれ以外のデータであると、再
度マガジンバーコードBの読み込みを行なう。このと
き、読み取りデータにエラーが無いと、そのデータとあ
らかじめメモリ21に登録された自動現像機の現像槽の
現像処理液のデータとを比較し、両データが一致してい
る場合、現像処理可能と判定し、処理可能を知らせる青
色ランプを点燈する。同時に、その旨のOK信号を制御
回路9のCPU20′へ送信する。制御回路9のCPU
20′は、上記OK信号によりモータ7を作動してスプ
ール回転軸6を回動し、フィルム先端が図7(a)に示
すように、基準ベロ5cに当接し、その当接音をマイク
ロホン25が検出するまで作動してその音を検出すると
モータ7を停止する。作業者は、前記モータ7の停止と
フィルムの当接音とを確認してレバー4を揺動し、図7
(b)、(c)に示すように、パトローネの挿入口へ下
ベロ5bを挿入してその下ベロ5bと上ベロ5aとの間
にフィルム端を把持し、両ベロ5a、5bと共にフィル
ム端をパトローネの挿入口より引き出す。
【0022】このようにして、フィルムの引き出された
パトローネは、装着時の逆の手順によりパトローネホル
ダー3から取り外し、取り外されたパトローネは現像処
理装置にセットされ、現像処理がなされる。
【0023】一方、マガジンバーコードBとメモリ21
内のデータとが不一致の場合は、判定回路16のCPU
20は、現像処理不能と判定して、処理不能を表示する
赤色ランプを点燈し、警報ブザー23を鳴らす。また同
時に、その旨のNG信号を制御回路9のCPU20′へ
送信する。この信号により制御回路9のCPU20はモ
ータ7の作動を行なわない。
【0024】このように、このフィルム引き出し装置で
は、フィルム種別をマガジンバーコードBから読み取
り、あらかじめメモリ21に登録しておいた例えば、自
動現像機の現像処理槽の処理液のデータと比較して適合
状態を自動的に判別するため、選別ミスを起こさない。
【0025】なお上記判定回路12は、制御回路9と同
じ構成のため制御回路9で判定回路12を兼ねてもよ
い。
【0026】また報知部の報知の際には音声を用いるよ
うにしてもよい。
【0027】
【効果】この考案は、以上のように構成したのでフィル
ムの種類の選別が自動的に行なえる。
【0028】このため、フィルム現像処理工程前に、フ
ィルムの種類判定ができ、フィルム現像処理のミスが防
止できる。またフィルム引き出し装置の操作がフィルム
の知識のない一般の人でもできるようになる。
【0029】さらに、マガジンバーコードを使用したこ
とで現状のフィルムに何も手を加えずに選別処理が行な
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】実施例のブロック図
【図4】実施例の作用図
【図5】実施例の作用図
【図6】実施例の作用図
【図7】(a)、(b)、(c)は、実施例の作用図
【図8】フィルムパトローネのマガジンバーコードを示
す斜視図
【図9】従来例の斜視図
【符号の説明】
1 パトローネ固定板 2 パトローネ挾持板 3 パトローネホルダー 6 スプール軸 10 バーコード読み取り装置 11 バーコード検出部 12 判定回路

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムが巻き取られた撮影済みの
    パトローネをパトローネホルダーに装着し、そのホルダ
    ーに装着されたパトローネのスプール軸をモータにより
    回転し、前記巻き取られた写真フィルムの先端をパトロ
    ーネから引き出すフィルムの引き出し装置において、 上記ホルダーに支持されたパトローネのマガジンバーコ
    ードを読み取るバーコード検出部と、 前記検出部の検出データとあらかじめ登録されたデータ
    とを比較し、その比較結果から上記モータを作動させる
    判定回路とからなるバーコード読み取り装置を備えたこ
    とを特徴とするフィルム引き出し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフィルムの引き出し装置
    において、上記判定回路の比較結果を報知する報知部を
    備えたことを特徴とするフィルム引き出し装置。
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