JP2554679B2 - 固相分析装置用試料集束部材 - Google Patents

固相分析装置用試料集束部材

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JP2554679B2 JP62295918A JP29591887A JP2554679B2 JP 2554679 B2 JP2554679 B2 JP 2554679B2 JP 62295918 A JP62295918 A JP 62295918A JP 29591887 A JP29591887 A JP 29591887A JP 2554679 B2 JP2554679 B2 JP 2554679B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、生物学的液体中に存在する分析物を正確に
検出するための改良型固相分析装置を提供することを目
的とする。一般に、分析物を検出することは、十分な量
の試料を入手し難いこと、あるいは試料中に存在する分
析物が低濃度であることから困難となっている。従っ
て、最少量の試料で正確に試験でき、更に低濃度の分析
物を検出できる装置を設計することが嘱望されている。
結合検定を行うことで分析物を同定するために使用す
ることのできる一つの装置として、アボット・ラボラト
リーズ(Abboatt Laboratories、アボットパーク、イリ
ノイ)から製造されているテストパックTM(TESTPAC
KTM)が挙げられ、これは米国出願番号第784,416号(19
85年10月4日出願)および同第831,013号(1986年2月1
8日出願)に開示されている。この開示されている装置
は、一般に酵素免疫検定法を利用するものであって、フ
ァイバーの多孔性マトリックス内に固定された多数の特
異的固体粒子を有するものである。この粒子は一般に、
試料中に存在する分析物と反応することのできる分質に
よってその表面が被覆されている。試料は、多孔性マト
リックスを通過し、そこで試料中の分析物が微粒子の表
面に結合し、それを比色分析により検出する。
上記で引用した米国出願に開示されている装置および
方法は、試料材料中に存在する各種の抗原、抗体または
他の物質を同定するために極めて有用である。しかしな
がら、低濃度の抗原、抗体を同定するため、あるいは少
量の試料を分析するためには、更なる改良が必要であ
る。本発明は、これらの問題を提起し、それらを解決す
ることを主要な目的とするものである。
発明の要旨 本発明は、固相分析装置として使用する上で好適な試
料集束装置(sample focuser device)を提供するもの
である。この集束装置は、試料材料を入れるための側壁
および基底部から構成され、固相分析装置に於ける分析
物反応部位に試料を導くための通過手段を備えている。
この通過手段は、分析物反応部位の一部分のみ、分析物
反応部位の全てまたは全反応マトリックスの様々な領域
を暴露するように配置される。
この集束部材には、取り替えたり、取り除いたりする
ことを容易に行えるようなタブ(突部)を備え付けるこ
とができる。更に、この集束部材には、固相装置に結合
させるための移動止めのような位置調節手段または他の
手段を装備させることができ、それによって通過手段が
分析物反応部位(群)と正確に連通することになる。
他の態様として、集束部材は直接成型して固相分析装
置の一部とすることができる。更に他の態様では、集束
部材には、固相分析装置に備え付けられた噛み合わせ手
段と噛み合う下方に垂れたフランジを備え付けることが
できる。このフランジおよび固相分析装置に備え付けら
れた噛み合わせ手段を組み合わせることにより、集束部
材の自己位置付けができる。噛み合わせ手段は、固相分
析装置の側面に位置する周囲溝とすることができる。
本発明に係る集束装置は、低濃度の分析物を正確に検
出するための、または少量の試料を分析物に関して分析
するための効果的な手段を提供する。更に、本集束装置
は試料を処理するための挿入若しくは取り外しが容易に
行えることから、固相分析装置に極めて多様に利用する
ことができる。
発明の構成および効果 本発明は、試料中の低濃度の分析物を同定するため
の、および/または少量の試料中の分析物の存在を確認
するための改良装置を提供することを目的とする。詳細
には、試料集束の対象としては、アボット・ラボラトリ
ーズから市販されている診断装置、いわゆるテストパッ
TM(TESTPACKTM)に適用される。しかし、この集束部
材は、試料材料の濃度を求めたい場合の他の分析用また
は診断用装置にも好適に使用される。
一般に、この改良装置は、生物学的液体の比色分析若
しくは他の酵素免疫分析を行うための固相免疫検定法を
利用している。第1図に示す装置により、テストパック
の場合に於ける代表的固相装置の各構成部材の断面を表
わす。
装置10は、実質的に平坦な、全体的に円形の、ディス
ク型反応マトリックス12を備えている。
このマトリックス12には反応性微粒子、または検定を
行うために必要な他の反応手段が設けられており、更に
これは装置10内に配置され、結合検定を行うために必要
な可視若しくは計器により検出できる各種の化学反応お
よび変化がこの中で誘起され得るようになっている。
マトリックス12は、試料接触表面12aおよびそれと反
対の表面12bを有している。濾過性マトリックス12は、
液体が流れて容易に通過することのできる物質から構成
されていることを意味する「多孔性」の濾過性マトリッ
クスである。適当な物質には、ガラス・ファイバー、セ
ルロース、ナイロンまたは他の当業界周知の繊維性物質
等が挙げられる。好ましい物質は、公称厚さ寸法0.032
インチの「ワットマンGF/D(Whatman GF/D)」ガラス・
ファイバー濾過紙[ワットマン・レーブ・エンジェル社
(Whatman Reeve Angel,Inc.)クリフトン、ニュージャ
ージー]であるが、この厚さは重要な因子ではない。
一般に、装置10は、図に示しているように、分析装置
の使用時に液体を吸収するための、容器14中に配置され
ている吸収手段20を備えている。この装置10の吸収手段
20は、ひとつ若しくはそれ以上の物質層からなることが
でき、図に示しているように、バリヤ物質18と、あるい
は使用時には反応マトリックス12と物理的に接触してい
る。装置10を用いて検定を行うにあたり、この特に都合
のよい特徴により、検定時に反応マトリックス12から過
剰の液体が通過した後に、要すればこの過剰の液体を容
易に吸収させることができる。この吸収手段20は、どん
な水分または液体も実質的に保持する物質、例えばジェ
イムス・リバー(James River)から入手できる物質、
並びに「105ポイント」若しくは「50ポイント」と呼ば
れる物質からなり、特に好ましいものは、上記各物質の
ひとつ若しくはそれ以上の層の組み合わせからなる。
バリヤ手段は、固相分析用装置に於ける液体流動を制
限するために装備する。このものは、透過性反応表面即
ちマトリックスまたは濾過層、および液体を吸収するた
めの吸収層を備えた固相分析装置に使用する場合は特に
好都合であり、反応表面から吸収手段若しくは吸収層へ
液体を流動させる一方、吸収層から反応マトリックスへ
逆流することを防ぐものである。
第1図に示しているように、バリヤ手段は、マトリッ
クス12の下方に広がり、容器14内にあるバリヤ物質18の
層からなるものである。このバリヤ物質18はマトリック
ス12の表面12bと接触しており、これは、装置の使用時
に、マトリックス12を通過して表面12bを通り過ぎ、層1
8に達した液体が、再び表面12bに接触することを制限す
るように働いている。層18は、液体制限層として使用さ
れ、マトリックス12内での「バックグラウンド」干渉を
防護または排除することを補助するのに使用される。し
かし、この特色は、マトリックス12の基本機能若しくは
基本概念にとって必須、即ち重要なものではなく、所望
により、これを省くことができる。省いたとしても、本
装置は、検定に於いて満足のいくように機能するであろ
うが、感度は劣るかもしれない(検出可能な応答が減少
する)。
層18は、制限的な、即ち液体若しくは水分を実質的に
「一方向」に流動させることのできる適当な物質から構
成させることができる。この目的にかなう特に適当な物
質は、エチル・ビスクイーン社(Ethyl Visqueen Cor
p.、バトンルージュ、ルイジアナ州)から商品名「X−
6057」(1.0ミリ)および「X−6108」(1.25ミリ)と
して製造販売されているポリエチレン織物、並びに米国
特許第3,939,135号および第4,342,314号に開示されてい
るポリエチレン織物である。他の有効な物質としてはラ
イダル(Lydall)社のリデア・グレード254が挙げられ
る。
この装置10には更に、マトリックス12を入れる容器14
を装備させる。容器14はプラスチック、金属または他の
剛体若しくは半剛体などの適当な物質から作成すること
ができる。容器14の物質として特に好ましいものは、
「ABS」として広く知られ、モンサント・カンパニー(M
onsanto Company、セント・ルイス、ミズーリ州)から
市販されているプラスチックである。好ましい態様に示
しているように、容器14はマトリックス12を完全に囲ん
でおり、その支持体および保持体(holder)としての機
能を有している。この機能を果たすために容器14は一般
にマトリックス12を強固に支持および保持するための円
形フランジ16を備えている。液体チャンバー(液体室)
は一般にフランジ16の外壁表面16aによって形成された
側壁と、マトリックス12の試料接触表面12aによって形
成された底壁とによって形成されている。
液体チャンバーはまた、本発明の試料集束部材のため
の受容手段としても機能する。一般に、反応マトリック
ス12の反応部分は、限定されたサイズのプリントまたは
浸漬された領域である。例えば、反応マトリックス12即
ち試料接触表面12aの表面積は180mm2であるが、僅か15m
m2が分析物特異性の、いわゆる分析物と反応する微粒子
または他の物質が繊維性マトリックス上に位置する部位
とし得る。従って、この活性化領域と接触する試料部分
のみを検出することができる。反応マトリックスによる
分析物捕捉の機会を多くするために、被検試料集束部材
を使用する。
試料集束部材22は、反応マトリックス12の反応領域に
試料を効率的に集束(集中、focuse)させ、これにより
検定の感度を良好にしている。このことは、反応マトリ
ックス12に位置する反応領域のサイズおよび方向性に対
応した通過手段26を有するカップ若しくは他の容器手段
24を装備させることによって行われる。一般に、集束部
材は、透過性の低いプラスチック材から作られ、試料と
反応せず、被検試料の流出を妨げないものである。好ま
しいプラスチック材はポリプロピレンである。試料集束
部材は診断用装置の試料受容領域と、または第1図に例
示したフランジ16の外側壁表面16aによって形成された
液体チャンバーとかみ合って適合する。
第1、2および3図には、フランジ16によって形成さ
れた液体チャンバーにうまく納められ、更に取り外しを
補助するための突部(タブ)手段を有している試料集束
部材22の一態様が示されている。
上記のカップ若しくは容器手段24は、検定を行うのに
適当な量の試料を保持できるように組み立てる。一般
に、カップ若しくは容器手段24は試料約0.5mlから約1.0
mlを保持する。カップ若しくは容器手段24の内側30は下
方に傾斜しており、試料が完全に流出するようになって
いる。所望により、試料が閉じ込められることを防ぐた
めに、カップ若しくは容器手段24を処理して疎水性にす
ることができる。
第4、5および6図には、液体チャンバーに好適に納
められ、更に、装置10にある反対側の周囲溝34とかみ合
う下方に垂れたフランジ32を有する他の態様の試料集束
部材22が示されている。この後者の集束部材を設計する
ことにより、自己位置調節が可能となり、従って不適当
な配置の危険性が減弱し、通過手段26が反応マトリック
ス12の分析物に特異的な領域と完全に符合することを確
実にしている。
他の態様では、試料集束部材は、基底壁が反応マトリ
ックス表面12aと接触し、反応マトリックス12の反応領
域に対応して形成された通過手段を有している液体チャ
ンバーとして成型し、装置10とすることができる。更
に、上記の試料集束部材にはいずれも付加的に濾過手段
を備え付けることができる。濾過手段は、試料が反応マ
トリックス12と接触する前に試料を濾過する上で適当な
繊維性または多孔性物質から形成することができる。こ
のような濾過手段には、ガラス若しくはセルロース濾過
膜などの多孔性若しくは繊維性物質が挙げられるが、特
にライダル社(Lydall、マンチェスター、コネクチカッ
ト)から入手できるライディアーTM・グレード254、お
よびワットマン・リーブ・エンジェル社(Whatman Reev
e Angel社、クリフトン、ニュージャージー)から入手
できる「GF/F」または「GF/D」ガラスファイバー、濾過
紙)(これらのひとつ若しくは組み合わせ物)が好まし
いものである。一般に、試料が、反応マトリックスの表
面に接触する前に、第一に、濾過手段を通過するよう
に、濾過手段を集束部材の底表面と接触させる。
第1図および第2図には、十字型に形成された反応領
域を有する反応マトリックス12の上方に位置する試料集
束部材22の一態様を示している。更に、試料集束部材22
は、この試料集束部材22を取り替えるための突部手段28
を備えている。突部28の取り付けは任意であり、集束装
置を作動させる上では重要でない。試料集束部材22の通
過手段26も、他の形の反応領域例えば点穴状、円形、ダ
ッシュ(−)状などに成型することができる。
更には、試料集束部材22によって、反応マトリックス
12の分析物反応領域上に通過手段を適切に位置させる手
段を講ずることができる。これは、特に第1、2および
3図に示した集束部材にあてはまる。このような設置手
段は、分析装置に対応してかみ合う試料集束部材の移動
止めまたは他の特徴的形態から構成させることができ
る。第4、5および6図に示している集束部材の場合、
集束部材を装置10にかみ合って固定させているフランジ
32によって自己位置調節している。
上記のように装置10によれば肉眼により判読できる応
答性を得られるが、機器による測定、例えば検定時に起
こる化学的および生物学的反応並びに変化の結果とし
て、反応マトリックス12から認められる可視光の反射率
または蛍光などの強度によっても検出可能な応答性を得
ることができる。従って、装置10から得られる検出可能
な応答性は、反射率計によって測定することができる。
本発明の装置を用い、どのようにして直接固相酵素免
疫検定法を行うかの一般化した例を以下に説明する: 工程a) 検出するべき分析物を含有した被検試料を、
分析物反応物質が存在している反応マトリックスの上方
に位置した試料集束部材に通して注加するか、あるいは
適用し、 (試料集束部は、取り外しても、残りの工程の間、同じ
場所に残しておいてもよい) 工程b) 工程a)の反応マトリックスに酵素複合抗体
または抗原を適用し、 工程c) 洗浄して非結合物質を除去し、次いで 工程d) 工程b)の複合体の酵素部分が存在すると、
反応マトリックスに於いて検出可能な色調を呈すかまた
は他の反応を起こす支持薬を適用する。
本装置は、直接検定法に限られず、更に以下に挙げる
間接固相酵素免疫検定法に好適に利用することができ
る: 工程a) 検出するべき分析物を含有した被検試料を、
反応マトリックスの上方に位置した試料集束部材に通し
て注加するか、あるいは適用し、 工程b) 分析物に特異的な抗体または抗原を試料集束
部材に通して適用し、 工程c) 酵素複合抗体または抗原を試料集束部材に通
して適用し、 工程d) 試料集束部材を取り外し、 工程e) 洗浄して非結合物質を除去し、 工程f) 工程c)の複合体の酵素部分が存在すると、
反応マトリックスに於いて検出可能な色調を呈すかまた
は他の反応を起こす指示薬を加え、 工程g) 洗浄して応答性を読み取る。
一般に、固相分析用装置は、ポジティプ・コントロー
ル(被検試料中、注目されている分析物の存在のいかん
にかかわらず、妥当な検出結果を指示する検出可能な応
答性を示す)、およびネガティブ・コントロール(検出
結果が妥当でない場合にのみ、検出可能な応答性の変化
を示す)に対応する検出可能な応答性を同時に示す、
「搭載」コントロール領域が装備されている。本発明に
係るこの目的に於いては、被検試料および検出試薬の同
量を進行するコントロールおよび試験領域に接触させて
同時に位置させ、これにより、当業界にて通常行なわれ
ているような別個のコントロール試験の必要性を回避し
ている。本試料集束部材は、これらのコントロールを利
用でき、試料を反応感受性領域に集束させるための各被
検領域に連通した通路を備えるように容易に改良でき
る。
搭載されたネガティブおよびポジティブ・コントロー
ル領域は、各々の領域に開口した通路を備えた集束部材
を装備した分析用装置10の反応表面若しくはマトリック
ス12に備えさせることができる。分析物結合領域によ
り、使用者は陽性の試験結果を確認でき、これを設置さ
せることにより使用者が容易に認識できる結果が得られ
る。搭載コントロール領域に関するより詳細な情報は、
1986年2月18日出願の米国特許第831,013号から得るこ
とができ、これも本発明の一部を構成している。
本発明の試料集束部材を固相分析用装置に使用すれ
ば、改善された精度および感度が得られることが見いだ
された。以下の実施例により、本発明の集束部材によっ
て得られる改良点を示す。
実施例1 分析物の様々な濃度を使用して生物学的液体試料を2
群、調製した。これらの試料を、表面積約176mm2に直径
3mmの円形反応部位を有する標準的テストパック装置で
試験した。試料を集束部材のある場合およびない場合に
適用し、感度の相違を測定した。測定は、等量(400μ
)の試料に露光した時の反応部位の反射率を測定する
ことにより行った。反射率が低くなるにつれ、感度は増
大するものであり、即ち本実験の反応部位は露光時には
暗くなった。得られた結果を以下に示す: この資料は、集束部材が反応部位に於いて認められる
色調を暗く(低い反射率に)させていることから、分析
装置の感度を効率的に増強させていることを示してい
る。
実施例2 120個の尿試料を患者から採集し、ゴノロエエの検出
を標準的な培養手法によって行った。試料を、ゴノロエ
エに特異的なテストパックTM固相分析装置で試験した。
培養物30個は陽性であり、90個は陰性であった。各抽出
試料を、非集束分析装置および集束分析装置の両方に於
いて直接的に比較するために等分に分割した。上記装置
により微生物が陽性であると正確に同定された30個の試
料は、感度を示すために、また上記装置により陰性であ
ると正確に同定された90個の試料は、特異性を示すため
に用いる。実施例1に記載のように試験を行い、観察さ
れる反応部位の色調に変化がある時はポジティブと称
し、観察される反応部位に色調の変化がない時はネガテ
ィブと称した。得られた結果を以下に示す: この資料により、集束装置は非集束装置よりも感度が
10%改善されていることが分かる。特異性は改善されて
なく、これは、陰性の結果が露光ではなく反応物質の結
合性に基づくものであることから予想できる。しかし、
この試験により、集束部材が試料に対する反応物質の露
光度を増加しても、特異性を減少しないことが分かる。
結局、本集束部材が固相分析装置の機能を高めている
ことは明白である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る試料集束部材の具体例を描いた
固相分析用装置の部分断面側面図である。 第2図は、適切な位置にある試料集束部材を示している
第1図の装置の平面図である。 第3図は、固相分析用装置の本体から取り外された状態
の試料集束部材の組み立てを示している第1図の装置の
斜視図である。 第4図は、本発明に係る他の試料集束部材の具体例を描
いた固相分析用装置の部分断面側面図である。 第5図は、適切な位置にある試料集束部を示している第
4図の装置の平面図である。 第6図は、固相分析用装置の本体から取り外された状態
の試料集束部材の組み立てを示している第4図の装置の
斜視図である。 尚、図中の番号はそれぞれ以下のものを示している: 10……装置、12……反応マトリックス、12a……反応マ
トリックスの試料接触表面、12b……12aと反対の表面、
14……容器、16……フランジ、16a……フランジの外側
壁表面、18……バリヤ手段、20……吸収手段、22……試
料集束部材、24……カップまたは容器手段、26……通過
手段、28……突部手段、30……カップまたは容器手段の
内側、32……下方に垂れたフランジ、34……周囲溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−173160(JP,A) 国際公開85/5451(WO,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非反応領域と少なくとも1つの反応部位と
    を含む反応表面を有する固相分析装置に好適に使用でき
    る試料集束部材であって、試料材料を入れるための側壁
    および基底部からなり、さらに実質的に該反応部位との
    み整合するように設計して該基底部に設けた通過手段、
    並びに該通過手段を該反応表面上の該反応部位と整合さ
    せるための位置調節手段を有し、それによって該試料を
    該反応表面上に存在する該反応部位には導くが該非反応
    領域には実質的に導かないようにさせ、かつ該位置調節
    手段を該分析装置と取り外し自在に噛み合わせ、それに
    より該集束部材の自己位置調節を行うようにしたことを
    特徴とする試料集束部材。
  2. 【請求項2】該通過手段が固相分析装置に於ける分析物
    反応部位の特定部分にのみ暴露するために設置されてい
    る特許請求の範囲第1項に記載の試料集束部材。
  3. 【請求項3】該集束部材が、この部材を交換または設置
    するために利用できる突部を更に備えている特許請求の
    範囲第1項に記載の試料集束部材。
  4. 【請求項4】該位置調節手段が、該分析装置の対応部分
    と整合し噛み合う成形部分または止め部を有する側壁を
    包含する特許請求の範囲第1項に記載の試料集束部材。
  5. 【請求項5】該位置調節手段が、固相分析装置に備え付
    けられた噛み合わせ手段と噛み合うための下方に垂れた
    フランジ部を備えている特許請求の範囲第1項に記載の
    試料集束部材。
  6. 【請求項6】該フランジが、固相分析装置の噛み合わせ
    手段からこのフランジを外すための突部手段を更に備え
    ている特許請求の範囲第5項に記載の試料集束部材。
  7. 【請求項7】該噛み合わせ手段が、該固相分析装置の側
    面に位置している周囲溝である特許請求の範囲第5項に
    記載の試料集束部材。
JP62295918A 1986-11-24 1987-11-24 固相分析装置用試料集束部材 Expired - Lifetime JP2554679B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US93404386A 1986-11-24 1986-11-24
US934,043 1986-11-24

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