JP2538122Y2 - 自動車用リアシート - Google Patents

自動車用リアシート

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JP2538122Y2
JP2538122Y2 JP7424991U JP7424991U JP2538122Y2 JP 2538122 Y2 JP2538122 Y2 JP 2538122Y2 JP 7424991 U JP7424991 U JP 7424991U JP 7424991 U JP7424991 U JP 7424991U JP 2538122 Y2 JP2538122 Y2 JP 2538122Y2
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JP
Japan
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seat
leaf spring
seat back
seat cushion
automobile
Prior art date
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JP7424991U
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JPH0518957U (ja
Inventor
二郎 成田
Original Assignee
高島屋日発工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シートを前方へ移動し
た場合においても該シートとボディとの間の隙隠し用遮
蔽布に捩れ等が発生することを確実に防止して、優れた
意匠面の確保をすることができる自動車用リアシートに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では着座時における安楽姿勢を確保
する目的で、前後に移動可能なシートクッションの後部
に該シートクッションの前後動に連動して角度がかわる
シートバックが連結されたスライド移動式の自動車用リ
アシートが広く採用されている。
【0003】ところが、従来のこの種自動車用リアシー
トにおいては、例えば実開昭62−129331号公報
に見られるように、シートを前方へ移動させた場合の該
シートとボディとの間の隙間を隠す遮蔽部材が前記シー
トとボディとに固定される構造であるために、遮蔽部材
に捩れや不均一な引張力が生じて外観を著しく損うとい
う問題点があった。また、シートの移動量を大きくする
に従って捩れ等の発生も顕著になることからシートの移
動量に制限を加える要因となり、よりシートの移動量の
大きい自動車用リアシートの設計ができないという問題
点もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記のような
従来の問題点を解決して、シートを前方へ移動した場合
においても該シートとボディとの間の隙隠し用遮蔽布に
捩れや不均一な引張力等が発生することを確実に防止
し、優れた意匠面の確保をすることができるとともに、
シートの移動量をより大きくして一層快適な安楽姿勢の
確保をすることができる自動車用リアシートを提供する
ことを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本考案の自動車用リアシートは、前後に移
動可能なシートクッションの後部に該シートクッション
の前後動に連動して角度がかわるシートバックが連結さ
れた自動車用リアシートにおいて、前記シートバックの
下方側面部にはシートバックの前方向への移動に伴って
弾発力により後方へ扇状に拡開するく字状の板バネを取
り付けるとともに該板バネの拡開面には蛇腹式の隙隠し
用遮蔽布を装着したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように構成された本考案においては、シー
トバックを前方へ移動すると下方側面部に取り付けられ
たく字状の板バネが弾発力により自然に後方へ扇状に拡
開したうえ、該板バネの拡開面に装着された蛇腹式の隙
隠し用遮蔽布を捩れ等を発生させることなく均一に開い
て、シートとボディとの隙間を確実に隠すこととなる。
【0007】
【実施例】次に、本考案を図示の実施例について詳細に
説明する。図中1はレール2上を前後移動できるように
設置されているシートクッション、3はシートクッショ
ン1の後部に該シートクッション1の前後移動に連動し
て角度がかわるようにリンク機構等を有する連結金具を
もって連結されているシートバックであり、これらの機
構は周知のものとかわらないのでその説明は省略する。
【0008】前記シートバック3の下方側面部にあるロ
アフレーム4には、弾発力により扇状に拡開するく字状
の板バネ5の一片がボルト6により取り付けられてお
り、前記板バネ5の他片はボディ等に固定されることな
く弾発力により自由に拡開できるよう構成されている。
また、前記板バネ5の拡開面にはシート表面を被覆する
のと同様のファブリック生地等からなる隙隠し用の遮蔽
布7が装着されている。この遮蔽布7は図3に示される
ように、前記板バネ5が扇状に拡開した場合にその拡開
面を覆うに十分な長さを有するとともに、板バネ5の両
片が密着するよう閉じられた場合にはそれに追従してス
ムースかつ体裁よく閉じるよう蛇腹式のものに構成され
ている。
【0009】なお、板バネ5に設けられる取付孔8は、
前記ロアフレーム4との係合をより精度よく行えるよう
調整自在な長孔状のものとしておくことが好ましい。ま
た、図4に示されるようにロアフレーム4に取り付ける
板バネ5の一片の先端部に、例えば回転自在な蝶番9を
設けるとともに該蝶番9をシートクッション1の後端に
係合して、板バネ5をシートクッション1の前後移動に
確実に追従するようにしておくこともでき、この場合に
は、シートクッション1とシートバック3との隙間をも
確実に隠すこととなって、更に体裁のよいものとなる。
【0010】以上のように構成されたものにおいては、
車体内に常法により設置しておき、シートバック3とシ
ートクッション1との関係を安楽姿勢としたいときには
シートクッション1を前方に移動させればシートバック
3との傾き角度を変えられて使用できるものであること
は従来のこの種自動車用リアシートと同様であるが、本
考案においてはシートバック3の前方向への移動に伴っ
て下方側面部に取り付けられたく字状の板バネ5のロア
フレーム4に係合されない側の一片が弾発力により自然
に後方へ扇状に拡開することとなり、これに伴って該板
バネ5の拡開面に装着された蛇腹式の隙隠し用遮蔽布7
を捩れ等を発生させることなく均一に開いて、シートと
ボディとの隙間を確実に隠すこととなる。また、前記の
遮蔽布7はく字状の板バネ5により捩れ等を発生させる
ことなく均一に拡開されるものであるので、板バネ5の
拡開角度の調整により任意にシートクッション1の移動
量を変更できるものであり、従来に比べてより大きな移
動量を確保できることとなる。一方、シートバック3と
シートクッション1との関係を通常の位置にした場合に
は、前記板バネ5の拡開面が圧縮されて閉じられるとと
もに拡開面に装着された遮蔽布7も折り曲げ線に沿って
コンパクトに圧縮された状態となり、ボディの背面側に
収納されて外観を損なうものでないことは勿論である。
【0011】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように本考案
は、シートを前方へ移動した場合においても該シートと
ボディとの間の隙隠し用遮蔽布に捩れや不均一な引張力
等が発生することを確実に防止し、優れた意匠面の確保
をすることができるとともに、シートの移動量をより大
きくして一層快適な安楽姿勢の確保をすることができる
ものであり、更には、簡単な構造で容易に取り付けるこ
とができ大幅なコストダウンもできるという利点も有す
る。よって、本考案は従来の問題点を一掃した自動車用
リアシートとして、その実用的価値は極めて大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す概略の側面図である。
【図2】実施例における要部の分解斜視図である。
【図3】板バネと遮蔽布の組立状態を示す斜視図であ
る。
【図4】その他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シートクッション 3 シートバック 5 板バネ 7 遮蔽布

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に移動可能なシートクッション(1)
    の後部に該シートクッション(1) の前後動に連動して角
    度がかわるシートバック(3) が連結された自動車用リア
    シートにおいて、前記シートバック(3) の下方側面部に
    はシートバック(3) の前方向への移動に伴って弾発力に
    より後方へ扇状に拡開するく字状の板バネ(5) を取り付
    けるとともに該板バネ(5) の拡開面には蛇腹式の隙隠し
    用遮蔽布(7) を装着したことを特徴とする自動車用リア
    シート。
JP7424991U 1991-08-22 1991-08-22 自動車用リアシート Expired - Lifetime JP2538122Y2 (ja)

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JPH0518957U JPH0518957U (ja) 1993-03-09
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JP4125306B2 (ja) * 2005-06-06 2008-07-30 トヨタ自動車株式会社 シート構造

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Effective date: 19970131