JP2537039Y2 - クレーン等の脱輪防止装置 - Google Patents

クレーン等の脱輪防止装置

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JP2537039Y2
JP2537039Y2 JP3770091U JP3770091U JP2537039Y2 JP 2537039 Y2 JP2537039 Y2 JP 2537039Y2 JP 3770091 U JP3770091 U JP 3770091U JP 3770091 U JP3770091 U JP 3770091U JP 2537039 Y2 JP2537039 Y2 JP 2537039Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、クレーンの横行装置
等に用いる脱輪防止装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクレーンには、図6に例示する如
き天井クレーンがある。これは、クラブ1の上に図示し
ない巻上げ装置を設置したものである。クラブ1は、そ
の横行装置の車輪2によって、H形鋼材のクレーンガー
タ3上を走行するようになっている。
【0003】また、上述の如きクレーンを原子力施設等
で使用する場合には、地震によって落下するのを防止す
るため脱輪防止装置4を取り付けるのが普通である。こ
の脱輪防止装置4は、図6に例示するように、クラブ1
の前又は後端部にボルト5で取り付けたものである。脱
輪防止装置4は、矩形板材の下側両端角部を棒状に横に
突出し、引掛支持部6を形成して成る。この引掛支持部
6は、クレーンガータ3の上板部3aの下方に位置し、
クラブ1がクレーンガータ3から上に上がると、上板部
3aに引掛り、車輪2がクレーンガータ3から外れるの
を防止するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述の如き従来のクレ
ーン等の脱輪防止装置では、クレーンのメンテナンス作
業をする場合、脱輪防止装置4を解除してからメンテナ
ンス作業を行わなければならない。しかしながら、クレ
ーンは高所に設置されることが多く、また脱輪防止装置
4もかなりの重量になるため、脱輪防止装置4をクラブ
1から解除するために取り外し、又はセットするため取
り付ける作業は、高所における危険な作業になる。しか
も、この脱輪防止装置4の解除又はセットの作業のため
に、クレーンの上部に脱輪防止装置4吊上げ用のクレー
ン、又はチェーンブロック等を設置せねばならなくな
る。従って、クレーンの脱輪防止装置4の解除、又はセ
ット作業には、手間がかかり、作業時間も長くかかり作
業性が悪いという問題があった。
【0005】また、従来の脱輪装置を設置したクレーン
を原子力施設等に設置した場合、遠隔操作によってクラ
ブ1に対し脱輪防止装置4を解除、又はセットする作業
が困難であるという問題があった。
【0006】本考案は上述の点に鑑み、クレーンの脱輪
防止装置の解除、又はセットの作業を容易かつ迅速に行
えるようにして作業性を良好にし、しかも原子力施設等
に設置した場合等でも遠隔操作により、脱輪防止装置の
解除、又はセットの作業を容易にできるようにしたクレ
ーン等の脱輪防止装置を新たに提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のクレーン等の脱
輪防止装置は、ハウジング内にシャフトを回動自在に装
着し、シャフトのハウジング端部から延出させた自由端
部に操作頭部を形成し、シャフトの軸部にねじ対偶によ
って脱輪防止金具の台部ねじ穴を嵌合し、この台部から
突設した係止突片をハウジングの係止突片を所要角旋回
するための旋回用の開口部から突出し、この開口の一
方の横側部から上に連通し、係止突片を人出可能にした
セット位置用の小開口を形成し、開口の他方の横側部
から下に連通し、係止突片を人出可能にする解除位置用
小開口を形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上述のように構成することにより、シャフトを
回動操作するだけで、係止突片に一方の小開口から外れ
開口部内を旋回し、他方の小開口に入る動作、又はその
逆の動作を実行させることができるので、係止突片を一
方の小開口内にあってクレーンガータに係止可能に対応
するセット状態と、他方の小開口内に移動してクレーン
ガータから外れた状態とに切換え可能とするものであ
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案のクレーン等の脱輪防止装置の
一実施例を図1ないし図5によって説明する。なお、こ
の図1ないし図5において、前述した図6に示す従来例
に対応する部分には同一符号を付すこととし、その詳細
な説明を省略する。
【0010】図1の要部縦断面図、及び図2の要部正面
図で、1はクラブ、3はクレーンガータ、7は脱輪防止
装置本体である。この脱輪防止装置本体7は、主にハウ
ジング8と、シャフト9と、脱輪防止金具10とより成
る。
【0011】ハウジング8は有底筒体状に構成したもの
で、その内空底部と上開口部とにそれぞれベアリング1
1,12を配置する。シャフト9は、円柱状の棒材の中
間部分にねじ溝13を穿設するとともに、その上部を断
面六角形状の操作頭部14とし、この操作頭部14の自
由端部を円錐形の案内部15に形成する。シャフト9
は、その下端部をベアリング11に支受されるととも
に、その上端近くの部分をベアリング12に支受され、
ハウジング8の中空内部に回動自在に装着される。
【0012】脱輪防止金具10は、円形台部16の側部
から係止突片17を突設したものである。この円形台部
16にはねじ穴18を穿設し、このねじ穴18をシャフ
ト9のねじ溝13に螺合させる。これとともに、係止突
片17を、ハウジング8に穿設した開口19から外部に
延出させるようにする。この係止突片17は、正面は矩
形状で、その側面は段状に形成してある。また、開口1
9は、全体として、90度以上の角度に亘って矩形に切
欠した旋回用の開口部19aの一方の対角線方向に小さ
な矩形状のセット位置用の小開口19b,解除位置用の
小開口19cを一体に形成したものである。すなわち、
図1,図2で開口部19aの上角部に設けたセット位置
用の小開口19bは、図3にも示す如く係止突片17を
通すため、これより一回り大きな矩形に形成し、その図
で右側の側面を開口部19aの右側面に連続して一致さ
せるように形成する。開口部19aは、係止突片17を
横方向に90度旋回させるためのもので、図4にも示す
如く、大きめの開口に形成する。また、開口部19aの
下角部に設けた解除位置用の小開口19cは、図5にも
示す如く、係止突片17を通すため、これより一回り大
きな矩形に形成し、その図で左側に当る側面を開口部1
9aの左側面に連続して一致させるように形成する。
【0013】上述のように構成した脱輪防止装置本体7
は、螺子20によってクラブ1に固定する。
【0014】次に上述のように構成した本例装置の使用
法、及び作動を説明する。まず、図1、及び図2に示す
セット状態から解除状態に移行するには、図示しないレ
ンチ等を案内部15に案内させながら操作頭部に嵌め付
ける。そして、シャフト9を図の右方向に回動する。す
ると、回転するシャフト9にねじ機構で連動する脱輪防
止金具10は、それ自体の回動をセット位置用の小開口
19bの側壁で規制されているので、そのままシャフト
9の軸方向に引き下げられる。このようにして脱輪防止
金具10がセット位置用の小開口19bから離脱する
と、脱輪防止金具10はシャフト9と一体的に、開口部
19a内を90度旋回し、開口部19aの図の左側部に
当る。この状態では、脱輪防止金具10の係止突片17
が、クレーンガータ3の上板部3aの下部から外れ解除
された状態となる。この後、シャフト9をさらに回動す
ると、脱輪防止金具10は下降を続け、解除位置用の小
開口19c内に入って、その開口19cの側壁で回動
を規制され、解除状態に保持される。この状態では、係
止突片17が上板部3aに干渉することなく、クラブ1
を引き上げることが可能となるものである。
【0015】また、脱輪防止装置を、解除状態からセッ
ト状態に移行させるには、上述と逆の手順によればよ
い。さらに、以上説明した以外の構成、作用及び効果は
前述した図6の従来例と同等であるので、その説明を省
略する。
【0016】尚、本考案は上述の実施例に限定されるも
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において
その他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0017】
【考案の効果】以上詳述したように本考案のクレーン等
の脱輪防止装置によれば、ハウジング内にシャフトを回
動自在に装着し、シャフトのハウジング端部から延出さ
せた自由端部に操作頭部を形成し、シャフトの軸部にね
じ対偶によって脱輪防止金具の台部ねじ穴を嵌合し、こ
の台部から突設した係止突片をハウジングの係止突片を
所要角旋回するための旋回用の開口部から突出し、この
開口の一方の横側部から上に連通し、係止突片を人出可
能にするセット位置用の小開口を形成し、開口の他方
の横側部から下に連通し、係止突片を人出可能にする
除位置用の小開口を形成することにより、シャフトを回
動操作するだけで、係止突片に一方の小開口から外れ
回用の開口部内を旋回し、他方の小開口に入る動作、又
はその逆の動作を実行させることができるので、係止突
片を一方の小開口内にあってクレーンガータに係止可能
に対応するセット状態と、他方の小開口内に移動してク
レーンガータから外れた状態とに切換え可能とするとい
う効果がある。
【0018】さらに、シャフトを回動操作するだけで良
いので、作業が容易であり、電動化して遠隔操作により
実行可能とでき、しかも作業時間を大巾に短縮すること
ができるという効果がある。
【0019】また、クラブ等から脱輪防止装置本体を取
り外さなくても、解除、又はセットができるので、他に
クレーン等の設備が不用であり、脱輪防止装置本体等の
落下の危険を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のクレーン等の脱輪防止装置の一実施例
を示す要部縦断面図。
【図2】上記実施例要部の正面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】図2のC−C線断面図。
【図6】従来のクレーンの脱輪防止装置を例示する要部
概略正面図。
【符号の説明】
1…クラブ 2…車輪 3…クレーンガータ 7…脱輪防止装置本体 8…ハウジング 9…シャフト 10…脱輪防止金具 13…ねじ溝 14…操作頭部 15…案内部 16…円形台部 17…係止突片 18…ねじ穴 19…開口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、シャフトと、脱輪防止金
    具とを備えて成り、前記ハウジングは、中空筒体状の側
    部に全体として所定角度に亘って矩形状に切欠した旋回
    用の開口部と、その一方の対角方向に形成したセット位
    置用と解除位置用の小開口を有する開口を設けて成り、
    前記シャフトは、前記ハウジング内に回動自在に設けら
    れ、中間部にねじ溝をするとともに、ハウジングから一
    端を延出させて操作頭部を形成して成り、前記脱輪防止
    金具は、前記ハウジング内において前記シャフトのねじ
    溝と螺合する円形台部、この円形台部に突設され、前記
    小開口に出入り可能で、且つ前記ハウジング外に延設し
    てクレーンガータを係止可能とする係合突片を設けて成
    ことを特徴とするクレーン等の脱輪防止装置。
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