JP2532725B2 - ユニット式屋根 - Google Patents

ユニット式屋根

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JP2532725B2 JP2186785A JP18678590A JP2532725B2 JP 2532725 B2 JP2532725 B2 JP 2532725B2 JP 2186785 A JP2186785 A JP 2186785A JP 18678590 A JP18678590 A JP 18678590A JP 2532725 B2 JP2532725 B2 JP 2532725B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ユニット式屋根に係り、特にユニット住宅
の屋根に利用できる。
〔背景の技術〕
従来より、在来工法や木造、鉄骨等の軸組構造の住宅
の屋根構造は、束、梁、母屋等を建設現場で組立てて小
屋組を構成し、この小屋組上に屋根パネルを張り渡すこ
とで構成されていた。
一方、近年、建設現場割合を低下できて工期の短縮や
溶接工等の特殊技術者を少なくできる等の利点を有する
ユニット住宅が広く利用されるようになった。このユニ
ット住宅の屋根は、第6図に示すように屋根材61が取付
けられている複数の屋根ユニット62を住宅ユニット63の
上に設置することで構成されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第6図に示すような屋根ユニット62を
用いた場合には、小屋組の組立作業等が不要となる利点
があるが、輸送上の寸法制限等で屋根を複数の屋根ユニ
ット62で構成しなければならず、このため各ユニット62
間の接続、防水処理を現場で行わなければならなかっ
た。特に屋根の勾配方向に直交するユニット接続部64
は、屋根の勾配面の途中にあるためその防水が難しく、
建設現場での防水作業が煩雑であるという問題があっ
た。
本発明の目的は、建設現場作業を減少できるととも
に、屋根の防水作業も容易に行えるようにするユニット
式屋根を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のユニット式屋根は、所定の勾配で形成された
屋根パネル受部を有し、屋根の棟部を除く屋根周縁部に
配置された屋根パネル支持ユニットと、屋根の傾斜方向
に沿った長さが前記屋根パネル受部より長くされ、その
下端部側が前記屋根パネル受部に載置されかつ屋根パネ
ル受部から突出された上端部が棟部において互いに接続
される屋根パネルとで構成されるとともに、前記屋根パ
ネル支持ユニットは、前記屋根パネル受部における屋根
の傾斜方向に直交する幅方向の長さが複数枚の前記屋根
パネルを支持可能な長さとされていることを特徴とす
る。
〔作用〕
このような本発明では、住宅の屋根部分に設置された
屋根パネル支持ユニットの屋根パネル受部上に屋根パネ
ルを載置し、これら屋根パネルの上端部を棟部において
互いに接続することでユニット式屋根が構成される。
このため、束、母屋等から小屋組を組立てる場合に比
べて現場作業が減少され、工期も短縮される。また、各
屋根パネルは棟部で他の屋根パネルと接続されるので、
つまり各屋根パネルは桁から棟まで連続した一体のもの
であるので、少なくとも勾配屋根の途中で勾配に直交す
る方向の接続部分が無くなる。従って、屋根の接続部分
は隣接する各屋根パネルとの勾配方向の接続部のみにな
るので、従来の屋根ユニットを用いた場合に比べて接続
・防水作業が容易になり、これらにより前記目的が達成
される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図には、本発明に係る一実施例のユ
ニット住宅1が示されている。ユニット住宅1は、桁行
方向に2列に梁間方向に3列並べられた計6個の1階用
住宅ユニット2と、これらの上部に配置された2階用住
宅ユニット3とを備えて構成される。
2階用住宅ユニット3のうち、両桁側に配置された住
宅ユニット3上には断面形状が略直角三角形とされた屋
根パネル支持ユニット5がそれぞれ載置されている。こ
の屋根パネル支持ユニット5の所定の勾配が付けられた
屋根パネル受部6には、屋根パネル7が載置固定され
る。屋根パネル7は、勾配方向の長さが屋根パネル受部
6よりも長く形成されており、よって屋根パネル7の上
端部7Aは屋根パネル支持ユニット5よりも突出されて対
向配置された屋根パネル7の上端部7Aに接続される。こ
れにより、第2図に示すように各屋根パネル7はその上
端部7Aが棟部8Aで互いに接続され、ユニット式屋根8形
成される。また、屋根8の中央部分に形成される開口に
は、五角形の妻パネル9が適宜取付けられ、その内部空
間が小屋裏居室等として利用される。
屋根パネル支持ユニット5は、第3図に示すように、
4本の梁10で長方形に形成されたベース11と、このベー
ス11の一辺の梁10上に立設された束12と、この束12の上
端に固定された母屋13とを備えている。母屋13とベース
11の一辺の梁10との間には登り梁14が架け渡され、これ
ら登り梁14、母屋13および梁10により所定の勾配を有す
る屋根パネル受部6が構成される。また、屋根パネル支
持ユニット5の妻側に面する側面には屋根パネル7と同
じ材質の側面パネル16が取付けられている。
屋根パネル7は、第4図にも示すように、幅方向の長
さが屋根パネル支持ユニット5の幅方向の長さの半分
に、つまり2本の母屋13間の長さに形成され、かつ勾配
方向の長さが屋根パネル支持ユニット5の登り梁14より
も長く形成されている。この屋根パネル7は、その表面
に屋根材17が取付けられて仕上げられた状態とされてい
る。
このような本実施例においては、まず各住宅ユニット
2,3を載置固定してユニット住宅1の居室部を構成す
る。次に、屋根パネル支持ユニット5を桁側の住宅ユニ
ット3上に載置し、つまり屋根の棟部を除く屋根周縁部
に配置し、この屋根パネル支持ユニット5の屋根パネル
受部6上に屋根パネル7の下端部を載置固定し、対向配
置された屋根パネル7の屋根パネル受部6から突出され
た上端部7A同士を接続してユニット式屋根8を形成す
る。
その後、必要に応じて屋根パネル7の上端部7Aの接続
部分に耐水シートや棟包等を取付けて防水処理を行うと
ともに、隣接する屋根パネル7の勾配方向の接続部分の
防水処理を行い、ユニット式屋根8を仕上げる。
このような本実施例によれば、屋根パネル7を工場で
製造された屋根パネル支持ユニット5で支持して屋根8
を形成しており、屋根パネル7を支持する束、母屋等を
建設現場で組み立てる必要がないので、建設現場作業が
減少され、簡単な作業で屋根8を形成することができ
る。
また、屋根パネル7はその上端部7Aが棟部8Aまで延長
されているので、屋根8の勾配面には隣接する屋根パネ
ル7同士の勾配方向の接続部分しか形成されず、防水処
理等が難しい勾配方向に直交する接続部分が無いので、
防水作業が容易となってより現場作業を軽減でき、工期
を短縮できる。
さらに、屋根パネル支持ユニット5は両桁側にのみ設
けられ、中央部分つまり屋根8の棟部8Aとなる部分には
設ける必要がないので、第6図に示すように従来の断面
五角形および三角形の2種類の屋根ユニット62で屋根を
構成する場合に比べてユニットの数および種類を少なく
できる。このため、ユニットの種類が少なくなって生産
性が良くなり、さらに1つのユニット住宅1を構成する
ユニットの数が減少するのでユニット住宅1の価格を低
くできる。
また、適宜妻パネル9を取付ければ、屋根8の中央部
分の空間を小屋裏居室等として容易に利用することがで
きる。
なお、本発明は前述の実施例に限定されるものではな
く、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は
本発明に含まれるものである。
例えば、本発明は前記実施例のように切り妻形状の屋
根に限らず、例えば第5図に示すように、寄せ棟形状の
屋根50を形成する場合にも利用できる。この場合には、
前記実施例の屋根パネル支持ユニット5の他に下り棟51
下端部分を支持する略四角錐状の屋根パネル支持ユニッ
ト52をユニット住宅のコーナ部分に配置し、さらに長方
形の屋根パネル7だけでなく三角形状の屋根パネル53や
台形状の屋根パネル54を用いればよい。このような変形
例でも、各屋根パネル7,53,54は棟や下り棟51部分で互
いに接続され、前記実施例と同様の効果が得られる。
さらに、本発明は切り妻屋根や寄せ棟屋根に限らず、
片流れ屋根等の他の形状の屋根を形成する場合にも適宜
な形状の屋根パネル支持ユニットおよび屋根パネルを使
用することで広範に利用できる。
また、屋根パネル7の下端部を建物の側面から突出す
るように延長し、その延長部分を庇として利用してもよ
い。
さらに、屋根パネル支持ユニットは前記実施例のよう
に断面略直角三角形の屋根パネル支持ユニット5や略四
角錐状の屋根パネル支持ユニット52に限らず、他の形状
のものでもよく、要するに少なくとも所定勾配の屋根パ
ネル受部6が形成されていればよい。
〔発明の効果〕
このような本発明のユニット式屋根によれば、建設現
場作業を減少できるとともに、屋根の防水作業も容易に
行えるようにできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は屋
根パネル支持ユニットの取付状態を示す斜視図、第2図
は屋根パネルの取付状態を示す斜視図、第3図は屋根パ
ネル支持ユニットを示す斜視図、第4図は屋根パネルを
示す斜視図、第5図は本発明の変形例を示す斜視図、第
6図は従来例を示す斜視図である。 1……ユニット住宅、5,52……屋根パネル支持ユニッ
ト、6……屋根パネル受部、7,53,54……屋根パネル、7
A……上端部、8……ユニット式屋根。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の勾配で形成された屋根パネル受部を
    有し、屋根の棟部を除く屋根周縁部に配置された屋根パ
    ネル支持ユニットと、 屋根の傾斜方向に沿った長さが前記屋根パネル受部より
    長くされ、その下端部側が前記屋根パネル受部に載置さ
    れかつ屋根パネル受部から突出された上端部が棟部にお
    いて互いに接続される屋根パネルと、で構成されるとと
    もに、 前記屋根パネル支持ユニットは、前記屋根パネル受部に
    おける屋根の傾斜方向に直交する幅方向の長さが複数枚
    の前記屋根パネルを支持可能な長さとされていることを
    特徴とするユニット式屋根。
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