JP2530903Y2 - テープ印字装置 - Google Patents

テープ印字装置

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JP2530903Y2
JP2530903Y2 JP5715091U JP5715091U JP2530903Y2 JP 2530903 Y2 JP2530903 Y2 JP 2530903Y2 JP 5715091 U JP5715091 U JP 5715091U JP 5715091 U JP5715091 U JP 5715091U JP 2530903 Y2 JP2530903 Y2 JP 2530903Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本考案はテープ印字装置に関し、
特に互いに異なる色のインクが長さ方向と平行に塗り分
けられた少なくとも2つのインク領域を有する熱転写リ
ボンと、各インク領域に対向して各インク領域の色とは
異なる着色が長さ方向に施され少なくとも2つの印字領
域が設けられたフィルムテープとを使用し、サーマルヘ
ッドによる一度の印字により複数色の印字像を印字でき
るテープ印字装置に関する。
【従来の技術】従来、フィルムテープの片面にサーマル
ヘッドと熱転写リボンとにより文字等の反転印字を行
い、その印字面に離型紙付きの両面粘着テープを貼着し
てテープを作成するテープ印字装置が存在した。かかる
テープ印字装置では、通常透明なフィルムテープを使用
し、所望の色のインクが塗布された熱転写リボンにより
文字等を印字してテープを作成する。従って、かかる従
来のテープ印字装置により作成されるテープは一色のみ
の文字等を有するテープしか作成することができない。
また、たとえフィルムテープに着色が施されていたとし
ても、フィルムテープの色と熱転写リボンのインクの色
とを合成した一色の文字等しか有さないテープしか作成
できない点で変わりがない。近年、ビデオ録画再生装置
やカセット式録音再生装置の普及が著しく、これら装置
の使用者はビデオカセットやオーディオカセットの量が
すぐに増えてしまうため適切に整理を行わないと各カセ
ットの録画内容や録音内容が不明になってしまい、所望
のカセットを探すのに時間がかかりその作業は極めて煩
雑なものである。これを防止するためカセットやそのケ
ースの所定箇所に手書きで録画内容等を書いているのが
一般的である。
【考案が解決しようとする課題】しかし、手書きの文字
等は読みにくく、本人以外の者には理解できない場合が
多い。また、、本来録画内容等の内、異なる色で色分け
して表示した方が読み易く、又、理解も容易である場合
があり、かかる場合上記従来のテープ印字装置により作
成したテープでは一色のみの文字等しか印字できない。
かかる要請を従来のテープ印字装置により行うためには
複数色のフィルムテープと熱転写リボンを用意してこれ
らを相互に替えながら印字する必要があり、かかる作業
は極めて煩雑なものである。本考案は上記問題点を解決
するためになされたものであり、印字制御手段を介して
サーマルヘッドにより一度の印字を行うことにより互い
に異なる色の文字等を複数段にわたって同時に印字可能
とし、もってビデオカセット等の整理を容易になし得る
テープ印字装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本考案のテープ印字装置は、印字制御手段により複数
の発熱素子を縦列してなるサーマルヘッドの印字制御を
行い、熱転写リボンを介してフィルムテープ上に文字、
記号の印字を行うことによりテープを作成するテープ印
字装置において、前記熱転写リボン及びフィルムテープ
の一方はその長さ方向に平行な互いに異なる色の少なく
とも2つの領域を有し、前記印字制御手段は前記複数の
発熱素子を前記各領域に対応するグループに分割しつつ
印字制御を行うように構成されている。更に、本考案の
テープ印字装置の熱転写リボンは互いに異なる色のイン
クがリボンの長さ方向に塗り分けられた少なくとも2つ
のインク領域を有し、また、本考案のフィルムテープは
前記各インク領域に対向して各インク領域の色とは異な
る着色がフィルムテープの長さ方向と平行に施された少
なくとも2つの印字領域が設けられている。
【作用】上記の構成を有する本考案のテープ印字装置で
は、熱転写リボンの少なくとも2つのインク領域とフィ
ルムテープの少なくとも2つの印字領域とを対応させつ
つサーマルヘッドの発熱素子を各インク領域に対応する
グループに分割して印字制御する。この結果、サーマル
ヘッドの一度の印字により少なくとも上下2段に互いに
異なる色で文字等を印字したテープが作成される。
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1及び図2は本考案に係るテープ
印字装置を示し、図1はテープ印字装置の斜視図、図2
はテープ印字装置の上ケース及びテープ収納カセットの
上蓋を除いて示す主要部の平面図である。両図中におい
て、テープ印字装置1は上ケース2と下ケース3を有
し、上ケース2の上面にはキーボード4、文字・記号入
力用ダイアル5及び液晶ディスプレイ6が配置されてい
る。キーボード4には、電源のON/OFFを切り換え
るための電源スイッチキー6、通常の印字を実行させる
印字スイッチキー7、複数色の印字を実行させる複数色
印字スイッチキー8、印字方向スイッチキー9、テープ
カットスイッチキー10、その他各種のスイッチキーが
設けられている。ここに、印字スイッチキー7は一色の
印字を行うときに使用し、複数色印字スイッチキー8は
複数色、例えば2色印字を行うときに使用するものであ
る。また、印字方向スイッチキー9は印字装置により作
成されるテープの種類を指定するものであり、図3、図
4及び図5に示す3種類のテープの作成モードA(図3
に対応)、B(図4に対応)、C(図5に対応)を選択
指定する。更に、文字・記号入力用ダイアル5は所望の
文字、記号等を選択し入力するためのものであり、液晶
ディスプレイ6はダイアル5から入力された文字、記号
を表示するものである。尚、キーボード4及びダイアル
5は入力部を構成する。下ケース3内には、各種テー
プ、リボン等の供給スプール、巻取スプール等を回転可
能に支持するテープ収納カセット11が配設されてい
る。テープ収納カセット11はテープ印字装置1に設け
られた印字部に対し着脱自在に装着されるものであり、
フィルムテープ12が巻回されたフィルムテープスプー
ル13、熱転写リボン14がそのインク面を内側にして
巻回されたリボン供給スプール15、リボン供給スプー
ル15から引き出された熱転写リボン14を巻取るリボ
ン巻取スプール16、フィルムテープ12とほぼ同一幅
で片面に離型紙が貼着された両面粘着テープ17が離型
紙を外側にして巻回された両面粘着テープスプール1
8、及び両面粘着テープ17とフィルムテープ12とを
整合する整合ローラ19を内部に収納するものであり、
図示しない上蓋と支持部を介して上記各スプールを回転
可能に支持する。ここに、フィルムテープ12は図6に
示す通り、フィルムの長さ方向と平行に上下2段に互い
に異なる色、例えば上段はシアン、下段はマゼンタに着
色されている。これにより、上下2段に2つの印字領域
12A、12Bが設けられる。また、熱転写リボン14
は図7に示すように、長さ方向と平行に互いに異なる
色、例えば上段はマゼンタ、下段はイエローのインクが
フィルムと同様上下2段に塗り分けられて2つのインク
領域14A、14Bが形成される。そして、それぞれ相
互に対向する各印字領域とインク領域は互いに異なる色
を有している。これらの色の組合せにより印字を行う
と、フィルムテープ12上には上段に青で、下段に緑で
文字等が印字される。尚、フィルムテープ12として上
記と同様上段はシアン、下段はマゼンタに着色されたも
のを用い、熱転写リボン14として通常のイエロー1色
のものを用いた場合、及び、これとは逆にフィルムテー
プ12として通常のイエロー1色のものを用い、熱転写
リボン14として上段がシアン、下段がマゼンタのもの
を用いた場合、共に2色印字が可能であり、これらの場
合フィルムテープ12の上段に緑で、下段に紫で文字等
が印字される。更に、リボン巻取スプール16及び整合
ローラ19は図9に示すテープ・リボン送りモータ43
により適宜の動力伝達機構を介して回転駆動される。ま
た、テープ収納カセット11に設けられた凹部20に
は、下ケース3に固設されたサーマルヘッド21が配置
されており、更に、整合ローラ19及びサーマルヘッド
21の反対側には、下ケース3に対し回動可能に支持さ
れた支持体22上に配設された送りローラ23及びプラ
テンローラ24が対向配置されている。支持体22は図
示しない付勢部材により選択的に付勢されることによ
り、プラテンローラ24はサーマルヘッド21に対し、
また、送りローラ23は整合ローラ19に対し圧接され
ている。ここに、サーマルヘッド21は図8に示す通
り、48個の発熱素子21Aが縦列されてなり、複数色
印字の場合には1回の印字動作で上下2段の文字列を同
時に印字できるように、それぞれの文字列の文字サイズ
は上下文字間のスペースドットを含んで24ドットとさ
れている。次に、図9に基づいて本実施例のテープ印字
装置の制御系について説明する。入力部4、5はマイク
ロコンピュータ25の入力インターフェース26に接続
されている。入力インターフェース26はバスライン2
7により中央情報処理装置(以下、CPUと略称す
る。)28、リードオンリメモリ(以下、ROMと略称
する。)29、ランダムアクセスメモリ(以下、RAM
と略称する。)30、印字用及び表示用キャラクタジェ
ネレータ(以下、CGROMと略称する。)31、32
及び出力インターフェース33に接続されている。RO
M29は本テープ印字装置1の全体の作動を制御するプ
ログラムを記憶しているプログラムメモリ34、仮名・
漢字変換等に用いられる辞書メモリ35を備えている。
また、RAM30は入力バッファ36、印字バッファ3
7、シフトレジスタ38をはじめ必要なカウンタやレジ
スタを備えている。更に、CGROM31は入力された
文字等のコードデータに基づいて印字用のドットパター
ンを発生するものであり、CGROM32はディスプレ
イ6に表示すべき表示用のドットパターンを発生するも
のである。尚、ここで印字用CGROM31内には、4
8ドットマトリックス及び24ドットマトリックスで表
された2種類の印字用ドットパターンが記憶されてお
り、かかるドットパターンデータは一旦印字バッファ3
7に格納された後、CPU28を介してシフトレジスタ
38の上位24ビット及び下位24ビットに並列的に転
送される。出力インターフェース33には、ヘッド駆動
回路39、モータ駆動回路40、ディスプレイ駆動回路
41、及びモータ駆動回路42が接続され、各々にサー
マルヘッド21、テープリボン送りモータ43、ディス
プレイ6及びカッタ駆動モータ44が接続されている。
続いて、本実施例のテープ印字装置の動作を図10に示
すフローチャートに基づいて説明する。電源スイッチキ
ー6の操作により電源が投入されると、ステップ(以
下、単にS1で表す。他のステップについても同様とす
る。)でRAM30内の各バッファ・レジスタ等の初期
化、その他の初期設定が行われる。続いて、S2におい
てキーボード4及びダイアル5のスキャンが行われ、ど
のキースイッチが操作されたか及びどのような印字デー
タが入力されたかが判別される。S3でダイアル5から
文字・記号等の印字データが入力されたと判断される
と、S4でデータの入力処理が行われ、データが入力バ
ッファ36に格納されると共に、S5で印字データに対
応するキャラクタが表示用CGROM32を介してディ
スプレイ6に表示される。印字データが入力されない場
合、S6において印字スイッチキー7が操作されたかど
うかが判断され、操作されたと判断されるとS7で入力
データに対応して印字用CGROM31で発生されたド
ットパターンが印字バッファ37に展開される。この場
合、通常の印字モードであるので、48ドットのドット
マトリックスによってパターンが展開されることとな
る。続いてS8に移行し、印字バッファ37に展開され
たドットパターンが1ドット列毎にシフトレジスタ38
に転送され、そのドット列が印字される。そして全ての
データが印字されるまで上記動作が繰り返される(S
9)。この結果、発熱素子21Aの全長にわたる48ド
ットのドットマトリックスで表された印字結果が得られ
る。S10でテープカットスイッチキー10が操作され
たと判断されると、S11において図示しないテープカ
ッタによりテープ12及び両面粘着テープ17が切断さ
れ、所望の長さのテープが作成される。S12で複数色
印字スイッチキー8が押下されると、S13が実行され
る。S13では、印字方向スイッチキー9によりどのテ
ープ作成モードが選択されているかが検出される。ここ
で、作成モードAが検出された場合、S14に進む。作
成モードAは図3に示すようなテープTを作成するモー
ドであり、テープTの幅方向に関する中心線Oを境界と
してその両側に文字列が同じように印字される。続い
て、S14においては、入力データを印字バッファ37
に24ドットの文字パターンとして展開した後、印字バ
ッファ37の先頭ドット列から順にシフトレジスタ38
の上位24ビットと下位24ビットとにドットデータを
並列的に転送してS17に移行する。また、S13にお
いて作成モードBが検出されると、S15においてS1
4と同様に入力データを印字バッファ37に24ドット
の文字パターンとして展開した後に、印字バッファ37
の先頭ドット列から順にシフトレジスタ38の下位24
ビットにドットデータを転送すると共に、印字バッファ
37の最終ドット列から逆にシフトレジスタ38の上位
24ビットにドットデータを上下反転させて転送し、S
17に移行する。ここに、作成モードBは図4に示すよ
うなテープTを作成するモードであり、テープTの幅方
向に関する中心線Oを境界としてその両側に文字列がテ
ープTのいずれの側から見ても横書きの正像となるよう
に印字されるものである。即ち、テープTの上段には、
下段に印字される文字列に対し上下左右対称の虚像文字
列が印字されることとなる。更に、S13で作成モード
Cが検出されると、S16において入力データを印字バ
ッファ37に24ドットのドットパターンとして展開し
た後に、印字バッファ37の先頭ドット行から順にシフ
トレジスタ38の上位24ビットと下位24ビットとに
ドットデータを並列的に転送することによって、ドット
パターンの縦横変換を行いS17に移行する。ここに、
作成モードCは図5に示すようなテープTを作成するモ
ードであり、テープTの幅方向における中心線Oを境界
としてその両側に長さ方向から見て縦書きとなるように
印字するものである。更に、S17、S18において
は、シフトレジスタ38に転送されてくるドットデータ
について入力された文字列全てが印字されるまで印字動
作を行う。尚、S19において上記以外の他のキースイ
ッチが操作された場合には、S20において操作された
キースイッチに対応する処理が行われる。例えば、仮名
漢字変換等の処理が必要に応じて行われる。次に、本発
明の他の実施例について説明する。上記実施例では、通
常の印字(48ドットマトリックスによる一行印字)と
複数色印字(24ドットマトリックスによる上下2段の
2行印字)とを、印字スイッチキー7と8との使い分け
によりモード設定していたが、他の実施例ではこれを自
動的に行うようにせんとするものである。以下、他の実
施例を図11乃至図13に基づいて説明する。尚、上記
実施例と同一のものについては同一符号を付して説明
し、基本構成が同じものについては上記実施例の説明を
参照することとして詳細な説明は省略し、構成が異なる
部分のみを説明する。テープ印字装置50は、上記実施
例のテープ印字装置1と基本構成を同じくし、テープ収
納カセットの載置部51にマイクロスイッチ52が配設
されている点で構成を異にする。かかるカセット載置部
51には、図12及び図13に示す2種類のテープ収納
カセット53、54が載置される。図12に示すテープ
収納カセット53は、通常の一色印字の場合に使用され
るカセットであり、フィルムテープ55は一色のみの着
色が施されているものであり、また、熱転写リボン56
も同様に一色のみのインクが塗布されてなるものであ
る。この点、上記実施例に使用されるフィルムテープ1
2、熱転写リボン14とは異なる。かかるテープ収納カ
セット53がカセット載置部51に載置されると、収納
カセット53の底壁がマイクロスイッチ52を押下す
る。このマイクロスイッチ52の押下により、ONまた
はOFF信号からなるスイッチ信号が発生し、このスイ
ッチ信号をCPU28が入力インターフェース26を介
して検出する。これにより、CPU28は、通常の一色
印字モードであると判断し、これに基づいて印字制御を
行いテープTを作成する。また、図13に示すテープ収
納セット54は、複数色印字の場合に使用されるもので
あり、両面粘着テープスプール18に巻回されている両
面粘着テープ57は、一色のみ又は上下2段に相互に異
なる色で着色が施されたテープの一面に粘着剤を介して
離型紙を貼着してなるものである。また、熱転写リボン
59は、前記両面粘着テープと相対する領域の色とは各
々相互に異なる色のインクにより上下2段に塗り分けら
れてなるものである。また、テープ収納カセット54の
底壁には、カセット載置部51に配設されたマイクロス
イッチ52に対応して、透孔58が穿設されている。
尚、このテープ収納カセット54の他の部材は上記テー
プ収納カセット53と同一である。かかるテープ収納カ
セット54をカセット載置部51に載置した場合、マイ
クロスイッチ52は透孔58を介して透孔58内に挿通
されるので、テープ収納カセット54の底壁がマイクロ
スイッチ52を押下することはない。従って、テープ収
納カセット53の場合とは異なりスイッチ信号が発生さ
れない。この場合、CPU28は複数色印字モードと判
断し、両面粘着テープ57の離型紙が貼着された側とは
反対側の面に、熱転写リボン56により複数色印字を行
うように印字制御してテープTを作成する。このよう
に、他の実施例に係るテープ印字装置によれば、使用者
が特に一色印字モードか複数色印字モードかをスイッチ
により指定しなくても、カセット載置部51に配設され
たマイクロスイッチ52から発せられるスイッチ信号の
有無をCPU28が検出することにより、いずれの印字
モードで印字制御すべきかを自動的に判別し得る。以上
詳細に説明した通り本実施例のテープ印字装置によれ
ば、複数色印字スイッチキー8の一回の操作によりサー
マルヘッド21の複数個の発熱素子21Aが上下2段に
分割して印字駆動され、この結果、フィルムテープ12
の2つの印字領域12A、12Bと熱転写リボン14の
2つのインク領域14A、14Bとを介してフィルムテ
ープ12の上下2段に分けて文字等が印字されるので、
相互に異なる色の文字等が印字されたテープTを得るこ
とができる。このように作成されたテープTはビデオカ
セットやオーディオカセットの背部等に貼着されて使用
される。かかるテープTは上記のように録画内容や録音
内容が必要に応じてテープの幅方向において上下2段に
相互に異なった色で印字されており、カセット等の整理
を容易になし得るものである。また、他の実施例のテー
プ印字装置では、予め一色印字モードと複数色印字モー
ド用のテープ収納カセット53、54を用意しておき、
カセット載置部51に配設されたマイクロスイッチ52
によりカセットの種類を自動的に判別して印字モードを
判断できるようにしたので、使用者がスイッチにより印
字モードの指定を行う必要がなく、これより印字モード
の指定を誤ったまま印字する虞は全くない。尚、上記実
施例ではフィルムテープ12と熱転写リボン14の双方
を上下2段に各々相互に異なる色の領域に区分したが、
これに限定する必要はなく2段以上の複数段の領域に区
分しても良いことは勿論である。また、上記実施例で
は、いずれもテープTの幅方向において上下2段のそれ
ぞれに印字される文字等は同一の文字等が印字される場
合を例にとって説明したが、本出願人が平成3年3月2
8日付で出願した特願平3−91492号にて詳細に説
明したように、フィルムテープ12の印字領域を上下2
段の印字行に分割し、入力されるキャラクタコードデー
タを各印字行に対応させるとともに、各印字行のデータ
を再配列メモリに再配列しつつ印字制御を行えば、各印
字行において相互に異なる文字等をそれぞれ相異なる色
で印字できることは言うまでもない。
【考案の効果】以上の通り本考案に係るテープ印字装置
はサーマルヘッドによる一度の印字を行うことにより互
いに異なる色の文字等をテープの幅方向において複数段
にわたって印字することができ、もってビデオカセット
等の整理を容易になし得るテープを作成可能なテープ印
字装置を提供し得、産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープ印字装置の斜視図である。
【図2】テープ印字装置の上ケース及びテープ収納カセ
ットの上蓋を除いて示す主要部の平面図である。
【図3】作成モードAで作成したテープの印字例を示す
拡大平面図である。
【図4】作成モードBで作成したテープの印字例を示す
拡大平面図である。
【図5】作成モードCで作成したテープの印字例を示す
拡大平面図である。
【図6】フィルムテープの拡大平面図である。
【図7】熱転写リボンの拡大平面図である。
【図8】サーマルヘッドの拡大説明図である。
【図9】テープ印字装置の制御系を示すブロック図であ
る。
【図10】テープ印字装置の動作を示すフローチャート
である。
【図11】他の実施例に係るテープ印字装置を示す斜視
図である。
【図12】他の実施例に係るテープ印字装置において通
常印字モードで使用されるテープ収納カセットの上蓋を
除いて示す平面図である。
【図13】他の実施例に係るテープ印字装置において複
数色印字モードで使用されるテープ収納カセットの上蓋
を除いて示す平面図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 4 キーボード 5 文字・記号入力用ダイアル 7 印字スイッチキー 8 複数色印字スイッチキー 9 印字方向スイッチキー 12 フィルムテープ 12A、12B 印字領域 14 熱転写リボン 14A、14B インク領域 21 サーマルヘッド 21A 発熱素子 28 CPU 29 ROM 30 RAM

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字制御手段により複数の発熱素子を縦
    列してなるサーマルヘッドの印字制御を行い、熱転写リ
    ボンを介してフィルムテープ上に文字、記号の印字を行
    うことによりテープを作成するテープ印字装置におい
    て、 前記熱転写リボン及びフィルムテープの一方はその長さ
    方向に平行な互いに異なる色の少なくとも2つの領域を
    有し、 前記印字制御手段は前記複数の発熱素子を前記各領域に
    対応するグループに分割しつつ印字制御を行うことを特
    徴とするテープ印字装置。
  2. 【請求項2】 印字制御手段により複数の発熱素子を縦
    列してなるサーマルヘッドの印字制御を行い、熱転写リ
    ボンを介してフィルムテープ上に文字、記号の印字を行
    うことによりテープを作成するテープ印字装置におい
    て、 前記熱転写リボンは互いに異なる色のインクがリボンの
    長さ方向と平行に塗り分けられた少なくとも2つのイン
    ク領域を有するとともに、前記フィルムテープは前記各
    インク領域に対向して各インク領域の色とは異なる着色
    がフィルムテープの長さ方向に施された少なくとも2つ
    の印字領域が設けられ、 前記印字制御手段は前記複数の発熱素子を前記各インク
    領域に対応するグループに分割しつつ印字制御を行うこ
    とを特徴とするテープ印字装置。
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