JP2525820Y2 - 電動草刈機 - Google Patents

電動草刈機

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JP2525820Y2
JP2525820Y2 JP4848791U JP4848791U JP2525820Y2 JP 2525820 Y2 JP2525820 Y2 JP 2525820Y2 JP 4848791 U JP4848791 U JP 4848791U JP 4848791 U JP4848791 U JP 4848791U JP 2525820 Y2 JP2525820 Y2 JP 2525820Y2
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JP
Japan
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battery pack
battery
case
capacity
electric
Prior art date
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JP4848791U
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JPH052621U (ja
Inventor
健史 山越
満男 大野
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島芝浦機械株式会社 filed Critical 石川島芝浦機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、連結杆の一端に刈刃を
駆動する電動モータを収納したモータケースを取付ける
とともに連結杆の他端にバッテリパックを収納するバッ
テリケースを取付けた電動草刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動草刈機においては、機種ごと
に使用するバッテリパックの容量が決定されており、容
量の異なるバッテリパックを選択的に使用するというこ
とはできない。
【0003】なお、電動工具においては、特開平1−1
71782号公報に開示されたように、容量や外形サイ
ズの異なるバッテリパックを選択的に使用するものがあ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】電動草刈機のコストに
おけるバッテリパックの占める割合は大きく、しかも、
バッテリパックはその容量が大きくなるにつれて高価に
なるため、電動草刈機のコストはバッテリパックの容量
によって決定されるといえる。また、各電動草刈機に使
用されているバッテリパックは、重負荷作業にも充分耐
えることができるようにするため、重量や外形サイズの
点において可能な限り大容量のバッテリパックが用いら
れている。
【0005】このため、電動草刈機を専ら軽負荷作業に
しか使用せず、小容量のバッテリパックで充分な場合で
あっても、大容量のバッテリパックを用いた電動草刈機
を購入しなければならず、割高となっている。
【0006】また、特開平1−171782号公報に開
示された電動工具によると、選択的にバッテリパックの
容量を変えることができるが、外形寸法や重量バランス
が変化するために取扱性が悪化する可能性がある。ま
た、デザインを考慮した最適設計が難しくなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】連結杆の一端に刈刃を駆
動する電動モータを収納したモータケースを取付けると
ともに前記連結杆の他端に前記電動モータに電力を供給
するバッテリパックを収納するバッテリケースを取付け
た電動草刈機において、容量の異なるバッテリパックを
前記バッテリケース内に選択的に収納自在とするととも
に、小容量のバッテリパックの前記バッテリケースへの
収納状態の重心位置を前記バッテリケースに収納可能な
最大容量のバッテリパックの収納状態の重心位置に対し
て前記モータケース取付側から逆方向へオフセットさせ
て収納した。
【0008】
【作用】バッテリケース内へは必要に応じて大容量のバ
ッテリパックや小容量のバッテリパックを選択的に収納
することができ、容量の異なるバッテリパックを収納し
た場合でも外形寸法は常に一定となる。また、小容量の
バッテリパックの前記バッテリケースへの収納状態の
心位置を前記バッテリケースに収納可能な最大容量のバ
ッテリパックの収納状態の重心位置に対して前記モータ
ケース取付側から逆方向へオフセットされているため、
バッテリケース内へ容量の異なるバッテリパックを収納
した場合でも重量バランスが略一定となる。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。連結杆1の一端には刈刃2を駆動する電動モータ
(図示せず)を収納したモータケース3が取付けられて
おり、前記連結杆1の他端には前記電動モータに電力を
供給するためのバッテリパック4,5を収納するバッテ
リケース6が取付けられている。なお、本実施例におい
ては、前記バッテリケース6内に収納されるバッテリパ
ック4,5として容量の異なるものを二個挙げたが、前
記バッテリケース6内に収納されるバッテリパックとし
てはこれらのバッテリパック4,5に限られたものでは
なく、容量の異なる複数のバッテリパックが取付け可能
な構造となっている。また、前記バッテリパック4は使
用可能なバッテリパックとしては最大容量のもので、こ
のバッテリパック4に対してバッテリパック5は容量及
び重量が小さい。そして、これらのバッテリパック4,
5と前記電動モータとが電気回路(図示せず)を介して
接続されている。
【0010】つぎに、前記連結杆1にはバンド取付金具
7とハンドル取付金具8とが取付けられており、前記バ
ンド取付金具7には作業時に肩に掛けるバンド9が取付
けられ、前記ハンドル取付金具8には作業時における操
作用のハンドル10が取付けられている。また、前記ハ
ンドル10には、前記電動モータを駆動させるための電
源スイッチ11と、電源スイッチ11の作動を可能にす
るためのトリガーボタン12とが設けられている。
【0011】ここで、バンド取付金具7は、このバンド
取付金具7を挾んだ前記モータケース3側の重量モーメ
ントと前記バッテリケース6側の重量モーメントとが略
等しくなる位置、即ち、L1×G1≒L2×G2+L3×G3
となるような位置に取付けられている。尚、 “L1”は、バンド取付金具7よりもモータケース3側
の重心位置“G1”とバンド取付金具7との距離であ
り、 “L2”は、バンド取付金具7よりもバッテリケース6
側の重心位置“G2”(但し、バッテリパック4を含ま
ない)とバンド取付金具7との距離であり、 “L3”は、最大容量のバッテリパック4の重心位置
“G3”とバンド取付金具7との距離である。
【0012】また、前記バッテリパック5を前記バッテ
リケース6内に収納した場合の収納状態は図3に示した
ようになり、バッテリパック5の重心位置“G4”はバ
ッテリパック4の重心位置“G3”に対して前記モータ
ケース3取付側から逆方向へオフセットされる。従っ
て、バッテリパック5の重心位置“G4”とバンド取付
金具7との距離“L4”は前記“L3”に対して、“L4
>L3”となっている。
【0013】このような構成において、草刈作業時には
バンド9を肩に掛け、ハンドル10を操作して作業を行
う。なお、トリガーボタン12を押込んだ後に電源スイ
ッチ11を握ることにより電動モータが駆動され、刈刃
2が回転する。
【0014】ここで、バンド取付金具7を挾んだモータ
ケース3側の重量モーメントとバッテリケース6側の重
量モーメントとが略等しくなる位置にバンド取付金具7
が取付けられているため、このバンド取付金具7に取付
けたバンド9を肩に掛けた場合には前後の重量バランス
が取れ、ハンドル操作時にハンドル10に作用する荷重
も小さくなり、電動草刈機の取扱性及び作業性能が向上
する。
【0015】つぎに、バッテリケース6内に収納したバ
ッテリパックを、図2に示した最大容量のバッテリパッ
ク4から図3に示した小容量のバッテリパック5に変更
した場合には、バッテリパック5の重心位置“G4”が
バッテリパック4の重心位置に対してモータケース3取
付側から逆方向へオフセットされ、バンド取付金具7か
らバッテリパック4,5の重心位置までの距離“L3
と“L4”とが“L4>L3”となる。このため、これら
のバッテリパック4,5による重量モーメントを比較し
た場合、L3×G3≒L4×G4となる。従って、容量及び
重量の異なるバッテリパック4,5を用いた場合でもバ
ンド取付金具7の前後の重量バランスの変化がほとんど
なく、バンド取付金具7やハンドル取付金具8の位置を
移動させなくとも電動草刈機の取扱性や作業性能が良好
な状態に維持される。
【0016】
【考案の効果】本考案は、上述のようにバッテリケース
内に容量の異なるバッテリパックを選択的に収納自在と
したことにより、必要に応じてより小さく安価なバッテ
リパックを用いることによってコストの低減を図ること
ができ、また、容量の異なるバッテリパックを用いた場
合でも外形寸法が一定であるために最良の外観を保つこ
とができ、さらに、小容量のバッテリパックの前記バッ
テリケースへの収納状態の重心位置を前記バッテリケー
スに収納可能な最大容量のバッテリパックの収納状態の
重心位置に対して前記モータケース取付側から逆方向へ
オフセットさせたことにより、容量及び重量の異なるバ
ッテリパックを用いた場合であっても前後の重量バラン
スを略一定に維持することができ、従って、電動草刈機
の取扱性や作業性能を常に最良の状態に維持することが
できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】最大容量のバッテリパックの収納状態を示す縦
断正面図である。
【図3】小容量のバッテリパックの収納状態を示す縦断
正面図である。
【符号の説明】
1 連結杆 2 刈刃 3 モータケース 4,5 バッテリパック 6 バッテリケース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結杆の一端に刈刃を駆動する電動モー
    タを収納したモータケースを取付けるとともに前記連結
    杆の他端に前記電動モータに電力を供給するバッテリパ
    ックを収納するバッテリケースを取付けた電動草刈機に
    おいて、容量の異なるバッテリパックを前記バッテリケ
    ース内に選択的に収納自在とするとともに、小容量のバ
    ッテリパックの前記バッテリケースへの収納状態の重心
    位置を前記バッテリケースに収納可能な最大容量のバッ
    テリパックの収納状態の重心位置に対して前記モータケ
    ース取付側から逆方向へオフセットさせて収納したこと
    を特徴とする電動草刈機。
JP4848791U 1991-06-26 1991-06-26 電動草刈機 Expired - Lifetime JP2525820Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4848791U JP2525820Y2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 電動草刈機

Applications Claiming Priority (1)

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JP4848791U JP2525820Y2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 電動草刈機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH052621U JPH052621U (ja) 1993-01-19
JP2525820Y2 true JP2525820Y2 (ja) 1997-02-12

Family

ID=12804746

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JP4848791U Expired - Lifetime JP2525820Y2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 電動草刈機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1869965A2 (en) 2006-06-22 2007-12-26 Itoh Denki Co., Ltd. A motor-driven grass mover
WO2015060104A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 日立工機株式会社 打撃工具

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EP1869965A2 (en) 2006-06-22 2007-12-26 Itoh Denki Co., Ltd. A motor-driven grass mover
WO2015060104A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 日立工機株式会社 打撃工具

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Publication number Publication date
JPH052621U (ja) 1993-01-19

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Effective date: 19960924