JP2516681Y2 - バスの車体構造 - Google Patents

バスの車体構造

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JP2516681Y2
JP2516681Y2 JP1989121472U JP12147289U JP2516681Y2 JP 2516681 Y2 JP2516681 Y2 JP 2516681Y2 JP 1989121472 U JP1989121472 U JP 1989121472U JP 12147289 U JP12147289 U JP 12147289U JP 2516681 Y2 JP2516681 Y2 JP 2516681Y2
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JP
Japan
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floor
passenger
vehicle body
bus
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JP1989121472U
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JPH0360172U (ja
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武雄 白川
芳明 高坂
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、バスの車体構造に関するものである。
従来の技術 客席の床面を高くして2階式とし、乗客のアイポイン
トを高くした大型バスは従来より種々開発され、例えば
実開昭63−129680号公報や実公昭37−1001号公報等にて
公開されている。又、上記のように客席床を高くしたバ
スにおいて、客席床の後部にサービスカウンタを設け
て、乗客に飲食等のサービスを行うようにしたものも実
開昭63−52674号公報にて公開されている。
考案が解決しようとする課題 上記従来技術のうち、第6図に示すように、車体のリ
ヤオーバハング部にエンジンcを搭載したバスでは、2
階式の客席床dから1階床に通じる階段bを車体前後方
向のほぼ中央部に設けざるを得ない(実開昭63−129680
号公報参照)が、該階段bの設置のために例えば左側の
前後方向中央部付近の客席を前後3座席分程度減らさな
ければならず、1座席が2人掛けの座席とすると乗客定
員が約6人分減少するという課題を有している。又、1
階部にトイレットルームaを設けた場合には、該トイレ
ットルールaを利用する人にとって階段bより後方の座
席に座っている人々の視線が気になるという課題があ
り、更に階段bを上がり下りする人が後方座席に座って
いる人々の前方視界の妨げになるという課題もある。
車体のフロントオーバハング部或は前後輪のホイール
ベース間にエンジンを搭載したバスにおいては、2階式
の客席床から1階床に通じる階段を車体のリヤオーバハ
ング部に設けることができる(実公昭37−1001号公報参
照)が、該リヤオーバハング部の車体側面部に昇降口を
設けて、乗客が該昇降口から1階床および階段を通って
出入りするようにすると、第7図乃至第9図に示すよう
に、階段f下の1階床位置に設けられる昇降口gのため
に、客席床の両側部にほぼ沿って車体側面部に前後方向
に設けられる下方強度部材iを車体後面板e部まで真直
ぐに通すことができず、該下方強度部材iがリヤオーバ
ハング部においてi′のように上方へオフセットせざる
を得ず、車体後面板e部は左右車体側板間にかけ渡され
た後部床構造部材hにて所定の強度が得られるとはい
え、上記下部強度部材のi′のようなオフセットにより
車体後部の強度を充分には確保し難い、という課題を有
している。
又、上記実開昭63−52674号公報に開示されているよ
うに、サービスカウンタを客席床の後部に設けたもの
は、該サービスカウンタにて客席数が大幅に減少し、乗
客定員が少なくなってしまうという課題を有している。
本考案は、客席床を2階式としたバスにおける上記の
ような従来の諸課題をすべて解決することを目的とする
ものである。
課題を解決するための手段 本考案は、車体のフロントオーバハング部に昇降口と
運転席部とを備え、車幅方向のほぼ中央部に設けた通路
部と該通路部の左右の客席床部とからなる客席床を2階
式とし、該2階式客席床の両側部にほぼ沿って車体側面
部に前後方向に設けられる下方強度部材を車体後端部ま
で真直ぐに通し、上記客席床のホイールベース間の床下
にエンジンを装備したバスにおいて、後輪より後方の車
体のリヤオーバハング部に、上記2階式の客席床より低
い位置に設けられ上記左右の客席床部のうちの何れか一
方の後部を切欠いて車体天井まで吹抜ける吹抜部を有す
る1階床と、上記客席床の通路部の後端から後方に向け
て連接され上記1階床に通じる階段とを設けると共に、
上記吹抜部側の車体側面部の上記下方強度部材より低い
位置に1階床に出入りするための開口部を設けたことを
特徴とするものである。
作用 上記のように、1階床を車体のリヤオーバハング部に
設け、該1階床に例えば映像装置、音響装置,冷蔵庫,
電話等の各種サービス機器およびトイレットルーム等を
設置できるようにし、2階式の客席床から1階床に通じ
る階段を、客席床の車幅方向のほぼ中央部に設けられて
いる通路部の後端部から後方に向けて真直ぐに連接した
構造としたことにより、上記階段によって左右の客席床
部上に設けられた客席が減少することはなく、階段を上
がり下りする際、他人の視線が気になるようなことがな
く、他人の前方視界を妨げるようなこともない。
又、左右何れか一方の客席床部の後端雛段部を切欠い
て1階床から車体天井まで吹抜ける吹抜部を構成したこ
とにより、片側の雛段部に設置されるべき1つの客席が
減るだけで、1階床にて各種サービス機器を利用する乗
客に対して空間が広くなったという心理的な開放感を与
えることができる。
更に又、1階床に設置されている各種サービス機器の
メンテナンスおよびトイレットの清掃等の作業用として
リヤオーバハング部の一側面部に設けられる開口部(出
入口)を、下方強度部材より低い位置に設定しているの
で、車体側面部に前後方向に設けられる下方強度部材は
車体後端まで真直ぐに通され、客席床部の後部を切欠い
て吹抜部を構成しても、車体後部の強度を充分に確保で
きる。
実施例 以下、本考案の実施例を第1図乃至第5図を参照して
説明する。
第1図乃至第3図において、1は客席2を設置した左
右の客席床部3,3とそのほぼ中央部に前後方向に通る通
路部4とからなる客席床であり、該客席床1は乗客のア
イポイントを高くするために運転席床よりかなり高い2
階式となっており、運転席Dの一側方に設けられた昇降
口5より乗車した乗客は運転席床から図示しない階段を
通って客席床1に上り、中央の通路部4を通って左右の
客席床部3,3に設置した客席2に着座するようになって
いる。6はホイールベース間の床下に搭載されたエンジ
ンである。
7は後輪より後方の車体のリヤオーバハング部におい
て上記客席床1より低い位置に設けられた1階床、8は
該1階床7の右側後端部近傍の台座7a上に側面および後
面が車体側面板および車体後面板に接するよう載置され
たトイレットルーム、9は客席床1の通路部4の後端か
ら後方へ向けて真直ぐに連接され上記1階床7に通じる
階段で、該階段9はその右端部を、右側の客席床部3後
端の雛段部の中央側縦壁3aにて支持され、1階床7の台
座7aと同じ高さの踊場9aを有し、該踊場9aより下段の踏
面9bは上記トイレットルーム8とは反対側設けられてい
る。8aはトイレットルームドア8であり、上記踊場9aよ
りトイレットルーム8に出入りできるようになってい
る。
車体のリヤオーバハング部に設た1階床7は、上記し
たように、その右側にはトイレットルーム8が設けら
れ、中央部分は階段9で占められ、左側部分だけが1階
床として利用できる場所となるが、階段9の下部に該1
階床7に面する空間部11を形成し、該空間部11に例えば
映像装置,音響装置,冷蔵庫或は電話等の各種サービス
機器を収納設置し、上記1階床7にて乗客が適宜これら
のサービス機器を利用してリラックスできるようになっ
ている。
10は1階床7の吹抜部であって、該吹抜部10は、左側
の客席床部3後端の雛段部に相当する部分を切欠いて形
成され、該雛段部に設置されるべき最後尾の1つの客席
を減らすだけで、上記のように1階床7にて飲み物を飲
んだり音楽を聴いてリラックスする乗客に、広々とした
開放感を与えることができるものである。
12は上記左側の客席床部3の下部から通路部4の下部
にかけて形成された乗務員の仮眠所であり、該仮眠所に
は1階床7から出入りするようになっている。
上記のようなバス車体において、車体側面部には、第
4図および第5図に示すように、客室床1の両側部にほ
ぼ沿って前後方向に下方強度部材13が設けられるが、上
記1階床7の空間部11に設けられている各種サービス機
器のメンテナンス或はトイレットルーム8や階段9等の
清掃作業等のための出入り口として、車体リヤオーバハ
ング部の一側面部に設けられる開口部15を、上記下方強
度部材13より低い位置に設定した構成を採っており、こ
れにより上記下方強度部材13が車体後端まで真直ぐに通
り直接後面板14と結合されるので、バスの後部車体の強
度を充分に確保することができる。尚、図において、15
aは開口部15を有する開口部扉である。
考案の効果 上記のように本考案によれば、バス車体のリヤオーバ
ハング部に2階式の客席床より低い1階床を設け、客席
床のほぼ中央部の通路部後端から後方に真直ぐに1階床
に下りる階段を設けたことにより、1階床をトイレット
ルームや各種サービス機器の設置場所として利用するこ
とができ、客席数をほとんど減らさなくてすむと共に、
階段の上がり下りに他人の視線が気になったり或は他人
の前方視界を妨げたりすることはなくなる。
又、左右の客席床部のうちの片側の最後尾の客席を1
つ減らすだけで1階床に吹抜部を構成したことにより、
1階床にてサービス機器を利用する乗客に広々とした開
放感を与えることができる。
更に又、1階床への出入り口となる開口部を客席床の
両側部にほぼ沿って前後方向に設けられる下方強度部材
より低い位置に設けたことにより、該下方強度部材を、
車体のリヤオーバハング部にて上方にオフセットするこ
となく、真直ぐに車体後端まで通すことができ、客席床
部の後部を切欠いて吹抜部を構成しても、車体後部の強
度を充分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示すもので、第1
図はバスの車体後部を一部切欠いて示す斜視図、第2図
はバス車体の側面説明図、第3図はバスの車室内後部の
平面図、第4図はバスの車体骨格を示す側面図、第5図
はバスの車体後部骨格の斜視図である。第6図乃至第9
図は従来構造例を示すもので、第6図はエンジンをリヤ
オーバハング部の床下に搭載したバスの側面説明図、第
7図はリヤオーバハング部に昇降口を設けたバスの車体
骨格を示す側面図、第8図は第7図に示すバスの車室内
後部の平面図、第9図は第7図に示すバスの車体後部骨
格の斜視図である。 1……客席床、2……客席、3……客席床部、4……通
路部、5……昇降口、6……エンジン、7……1階床、
8……トイレットルーム、9……階段、10……吹抜部、
11……空間部、13……下方強度部材、14……後面板、15
……開口部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪より前方の車体のフロントオーバハン
    グ部に昇降口と運転席とを備え、車幅方向のほぼ中央部
    に設けた通路部と該通路部の左右の客席床部とからなる
    客席床を2階式とし、該2階式客席床の両側部にほぼ沿
    って車体側面部に前後方向に設けられる下方強度部材を
    車体後端部まで真直ぐに通し、上記客席床のホイールベ
    ース間の床下にエンジンを装備したバスにおいて、後輪
    より後方の車体のリヤオーバハング部に、上記2階式の
    客席床より低い位置に設けられ上記左右の客席床部のう
    ちの何れか一方の後部を切欠いて車体天井まで吹抜ける
    吹抜部を有する1階床と、上記客席床の通路部の後端か
    ら後方に向けて連接され上記1階床に通じる階段とを設
    けると共に、上記吹抜部側の車体側面部の上記下方強度
    部材より低い位置に1階床に出入りするための開口部を
    設けたことを特徴とするバスの車体構造。
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JPH0360172U JPH0360172U (ja) 1991-06-13
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JPS63129680U (ja) * 1987-02-18 1988-08-24
JPS63203482A (ja) * 1987-02-18 1988-08-23 I K Kooc Kk バスの車体構造
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JPH0634220Y2 (ja) * 1987-10-26 1994-09-07 日野自動車工業株式会社 ミッドシップエンジン搭載バス

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