JP2514362Y2 - コンクリ―ト型枠の固定具 - Google Patents

コンクリ―ト型枠の固定具

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JP2514362Y2
JP2514362Y2 JP1990105063U JP10506390U JP2514362Y2 JP 2514362 Y2 JP2514362 Y2 JP 2514362Y2 JP 1990105063 U JP1990105063 U JP 1990105063U JP 10506390 U JP10506390 U JP 10506390U JP 2514362 Y2 JP2514362 Y2 JP 2514362Y2
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捷也 鈴木
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株式会社エヌ・エス・ピー
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、コンクリート型枠の固定具に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、例えば、一対の型枠体を対向端部にて伸縮可能
に重合したコンクリート型枠においては、その両型枠体
の重合部に固定具を装着して、両型枠体を所定の伸縮状
態に結合固定するようになっている。そして、この種の
コンクリート型枠の固定具としては、例えば、第10図に
示すような構成のものが知られている。
すなわち、この従来の固定具21は、側面形ほぼ横U字
状の支持体22と、その支持体22の一方の支持板部22aに
回転可能に螺合された蝶ネジ23とから構成され、支持体
22の他方の支持板部22bを型枠体1,2の重合部1a,2aの上
面に接合させた状態で、蝶ネジ23を回転させて、その先
端部を型枠体1,2の重合部1a,2aの下面に圧接させること
により、支持体22の他方の支持板部22bと蝶ネジ23との
間で両重合部1a,2aが挟圧保持されるようになってい
る。
[考案が解決しようとする課題] ところが、この従来構成のコンクリート型枠の固定具
においては、蝶ネジ23を何回も回転させて、その先端を
型枠体1,2の重合部1a,2aの下面に圧接させなければなら
ないため、その作業が非常に面倒で時間がかかるという
問題点があった。
この考案は、このような従来の技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、型枠体をワンタッチ操作で容易かつ短時間に、し
かも強固に緩むことなく結合固定することができるコン
クリート型枠の固定具を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成させるために、この考案は型枠体を
重合させ、型枠体の重合部の一方に接合可能な接合板部
を有する支持部材と、その支持部材に第1ピンにより回
動可能に支持され、前記型枠体の重合部の他方に圧接し
て前記接合板部との間で重合部を挟圧保持する作用位置
と、重合部の他方から離間する不作用位置とに回動配置
可能な押圧部材と、その押圧部材を作用位置と不作用位
置とに回動配置させるために、前記支持部材に第2ピン
により回動可能に支持された支持レバーと、その操作レ
バーと前記押圧部材との間に設けられ、作用位置に配置
された押圧部材に対して前記重合部側から押圧部材に対
して不作用位置の方向への力が加えられても同方向への
回動を阻止する倍力・ロック機構とを備え、前記押圧部
材は前記第1ピンにより回動可能に支持された回動レバ
ーと、該レバーに位置調節可能に支持された押圧ボルト
とにより構成され、前記倍力・ロック機構は一端を前記
回動レバーに第3ピンにより連結し、他端を前記操作レ
バーに第4ピンにより連結した連結レバーを備え、該連
結レバーは前記回動レバーに当接して押圧ボルトを重合
部へ押圧する係合部を備え、前記操作レバーを操作する
ことにより前記第3ピンは前記第2ピンと第4ピンとを
結ぶデットポイントの前後に配置可能に構成している。
[作用] 上記のように構成されたこの考案のコンクリート型枠
の固定具において、支持部材の接合板部を型枠体の重合
部の一方に接合させた後、操作レバーを回動させると、
押圧部材が不作用位置から作用位置に回動配置されて、
型枠体の重合部の他方に圧接され、その押圧部材と接合
板部との間で両重合部が挟圧保持される。この場合、押
圧部材に対してコンクリートから圧力等により不作用位
置方向への力が加えられても押圧部材は倍力・ロック機
構により挟圧状態を保持する。
又、この考案において、作用位置側へ操作レバーを回
動させる際には、倍力・ロック機構の作用により軽い操
作力であっても重合部を確実に挟圧保持できる。
又、この考案では、コンクリート型枠の重合部の厚さ
が変化しても回動レバーに対する押圧ボルトの位置調整
により重合部を強固に締付固定することができる。
[実施例] 以下、この考案を具体化したコンクリート型枠の固定
具の第1実施例を、第1図〜第4図に基づいて詳細に説
明する。
第1図に示すように、一対の型枠体1,2は平板状に形
成され、それらの対向端部において互いに伸縮可能に重
合組み付けされている。固定具3は両型枠体1,2を任意
に伸縮させて所定長さに調節した状態で、その型枠体1,
2の上方重合部1a,2aに装着され、この固定具3によって
両型枠体1,2が所定長さの調節状態に結合固定される。
そこで、前記固定具3の構成について詳述すると、第
2図〜第4図に示すように、支持部材4は鉄板等により
形成され、その上部には型枠体1,2の重合部1a,2aの上面
に接合する水平な接合板部4aが設けられると共に、下部
には支持板部4bが設けられ、その支持板部4bには軸受け
部4cが設けられている。接合板部4aと軸受け部4cとの間
には開口4dが形成されている。押圧部材5は第1ピン6
により前記軸受け部4cに回動可能に支持された回動レバ
ー7と、その回動レバー7の先端に一対のナット8によ
り位置調節可能に取着された押圧ボルト9とから構成さ
れ、第2図に示すように、型枠体1,2の重合部1a,2aの下
面に圧接して接合板部4aとの間で両重合部1a,2aを挟圧
保持する作用位置と、第4図に示すように、重合部1a,2
aの下面から離間する不作用位置とに回動配置される。
操作レバー10の基端部において第2ピン11により前記
支持部材4の軸受け部4cに回動可能に支持され、その先
端部には把持部10aが設けられている。連結レバー12は
一端部において第3ピン13により押圧部材5の回動レバ
ー7に回動可能に取着され、その他端部が第4ピン14に
より操作レバー10に回動可能に連結されている。係合部
12aは連結レバー12の中間部に設けられ、回動レバー7
の下側部に係脱可能に対向している。
又、前記操作レバー10及び連結レバー12により倍力機
構が構成されている。すなわち、第4図に示すように、
押圧部材5の押圧ボルト9が型枠体1,2の重合部1a,2aの
下面から離間した不作用位置において、操作レバー10が
時計方向に回動操作されたとき、連結レバー12を介して
回動レバー7が同方向に回動される。そして、押圧部材
5の押圧ボルト9が型枠体1,2の重合部1a,2aの下面に接
合され、第2図に示すように、連結レバー12の一端部側
のピン13の軸心が、他端部側のピン14の軸心と操作レバ
ー10の支持ピン11の軸心とを結ぶデッドポイントX−X
を越えて移動される際、操作レバー10の運動量に比して
押圧部材5の運動量が減少して圧接トルクが増大し、押
圧部材5が重合部1a,2aの下面を強固に押圧する作用位
置に固定される。
又、操作レバー10及び連結レバー12はロック機構をも
構成している。すなわち、重合部1a,2aに対する挟圧状
態においては、押圧ボルト9に加えられる不作用位置方
向への力(挟圧に抗する力)は連結レバー12の係合部12
aに達するが、第2図に示すように、回動レバー7と連
結レバー12との間のピン13がデッドポイントを越えた状
態においては、係合部12aに加えられる力は、操作レバ
ー10の作用位置方向への力となる。従って、押圧ボルト
9が不作用位置側へ回動されることはなく、挟圧状態が
維持される。
次に、前記のように構成されたコンクリート型枠の固
定具について作用を説明する。
さて、一対の型枠体1,2を任意に伸縮して所定の長さ
に調節した後、固定具3により両型枠体1,2の重合部1a,
2aを結合固定する場合には、第4図に示すように、支持
部材4をその開口4d側から重合体1a、2aにセットして、
接合板部4aを重合部1a,2aの上面に接合させる。従っ
て、この実施例の固定具は、回動レバー7等の軸がコン
クリート成形面と直角となる向きに使用すると都合がよ
い。
そして、この状態で、操作レバー10を時計方向に回動
操作すると、押圧部材5が同図の不作用位置から第2図
の作用位置に回動されて、押圧部材5の押圧ボルト9が
倍力・ロック機構の作用により型枠体1,2の重合部1a,2a
の下面に強く圧接され、その押圧ボルト9と接合板部4a
との間で両重合部1a,2aが挟圧保持される。従って、一
対の型枠体1,2を所定長さの調節状態において、操作レ
バー10のワンタッチ操作により、容易かつ短時間に結合
固定することができる。そして、この状態では、倍力・
ロック機構の作用により、強圧保持状態が維持されるの
で、型枠体1、2内にコンクリートが打設されて、その
圧力が型枠体の重合部に対して開放方向への力として作
用しても、重合状態がくずれることはない。
又、操作レバー10を第2図の作用位置から反時計方向
に回動操作すると、前記と逆順に連結レバー12を介して
押圧部材5の回動レバー7が反時計方向に回動され、押
圧ボルト9が重合部1a,2aの下面から離間されて、重合
部1a,2aの結合固定が解放される。従って、この型枠体
1,2の固定状態からの解放も、操作レバー10のワンタッ
チ操作にて容易に行うことができる。
[別の実施例] 次に、この考案の第2実施例を、第5図及び第6図に
基づいて説明する。
この実施例においては、支持部材4として単なる平板
状のものが使用され、軸受け部4cは支持部材4の裏面に
固定されている。
従って、第5図に示すように、この実施例の固定具
は、回動レバー7等の軸がコンクリート成形面と平行と
なる向きに使用される場合に都合がよい。
操作レバー10のワンタッチ操作により、一対の型枠体
1,2を容易かつ短時間に結合固定又は解放することがで
きることは、前記第1実施例と同様である。
なお、前記第1、第2実施例の固定具は各種の使用態
様があるので、そのいくつかを以下に説明する。
まず、第7図は、対向する型枠体24間に、換気口用の
型枠体27を設け、その換気口用型枠体27の上部には掛け
止め板27aが設けられ、掛け止め板27aが一方の型枠体24
の上端に掛け止められている。そして、型枠体24と掛け
止め板27aとの上部重合部とを固定具3より固定してい
る。
第8図は、通常の型枠体24間に当て板状型枠体25を介
在させて、その型枠体24と当て板25との上端の重合部を
固定具3で固定したものである。
第9図は、対向する型枠体24間に仕切り板状型枠体26
を設けて、その仕切り板状型枠体26の上端の固定部26a
と型枠体24とを固定具3で固定したものである。
なお、この考案は前記各実施例の構成に限定されるも
のではなく、例えば、押圧部材5や倍力機構の構成を適
宜に変更する等、この考案の趣旨から逸脱しない範囲
で、各部の構成を任意に変更して具体化することも可能
である。
[考案の効果] この考案は、以上説明したように構成されているた
め、操作レバーのワンタッチ操作により、容易かつ短時
間に、しかも強固に緩むことなく結合固定することがで
き、コンクリート型枠の重合部の厚さが変化しても回動
レバーに対する押圧ボルトの位置調整により重合部を強
固に締付固定することができるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の第1実施例の固定具をコンクリート
型枠に装着した状態を示す斜視図、第2図はその固定具
の装着部分を拡大して示す一部破断正面図、第3図は固
定具の構成部材を分解して示す斜視図、第4図は固定具
を第2図の作用位置から不作用位置に作動させた状態を
示す一部破断正面図、第5図はこの考案の第2実施例の
固定具をコンクリート型枠に装着した状態を示す斜視
図、第6図はその固定具の装着部分を拡大して示す側断
面図、第7図は固定具の他の使用例を示す断面図、第8
図は固定具の他の使用例を示す斜視図、第9図は固定具
の他の使用例を示す断面図、第10図は従来の固定具をコ
ンクリート型枠に装着した状態を示す部分側断面図であ
る。 1,2…型枠体、1a,2a…重合部、3…固定具、4…支持部
材、4a…接合板部、5…押圧部材、10…倍力・ロック機
構を構成する操作レバー、12…倍力ロック機構を構成す
る連結レバー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】型枠体を重合させ、その型枠体の重合部に
    装着して、両型枠体を結合固定するコンクリート型枠の
    固定具において、 前記型枠体の重合部の一方に接合可能な接合板部(4a)
    を有する支持部材(4)と、 その支持部材(4)に第1ピン(6)により回動可能に
    支持され、前記型枠体の重合部の他方に圧接して前記接
    合板部(4a)との間で両重合部を挟圧保持する作用位置
    と、重合部の他方から離間する不作用位置とに回動配置
    可能な押圧部材(5)と、 その押圧部材(5)を作用位置と不作用位置とに回動配
    置させるために、前記支持部材(4)に第2ピン(11)
    により回動可能に支持された操作レバー(10)と、 その操作レバー(10)と前記押圧部材(5)との間に設
    けられ、作用位置に配置された押圧部材(5)に対して
    前記重合部側から不作用位置の方向への力が加えられて
    も同方向への回動を阻止する倍力・ロック機構(10,1
    2)と を備え、 前記押圧部材(5)は前記第1ピン(6)により回動可
    能に支持された回動レバー(7)と、該レバー(7)に
    位置調節可能に支持された押圧ボルト(9)とにより構
    成され、 前記倍力・ロック機構(10,12)は一端を前記回動レバ
    ー(7)に第3ピン(13)により連結し、他端を前記操
    作レバー(10)に第4ピン(14)により連結した連結レ
    バー(12)を備え、該連結レバー(12)は前記回動レバ
    ー(7)に当接して押圧ボルト(9)を重合部へ押圧す
    る係合部(12a)を備え、前記操作レバー(10)を操作
    することにより前記第3ピン(13)は前記第2ピン(1
    1)と第4ピン(14)とを結ぶデットポイント(X−
    X)の前後に配置可能に構成したことを特徴とするコン
    クリート型枠の固定具。
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