JP2502303Y2 - 道床砕石整理および締固め装置 - Google Patents

道床砕石整理および締固め装置

Info

Publication number
JP2502303Y2
JP2502303Y2 JP10384190U JP10384190U JP2502303Y2 JP 2502303 Y2 JP2502303 Y2 JP 2502303Y2 JP 10384190 U JP10384190 U JP 10384190U JP 10384190 U JP10384190 U JP 10384190U JP 2502303 Y2 JP2502303 Y2 JP 2502303Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roadbed
scraping
compacting
crushed stone
crushed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10384190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0461106U (ja
Inventor
勝 千葉
十三男 小田島
満 沢口
弘幸 林
豊 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP10384190U priority Critical patent/JP2502303Y2/ja
Publication of JPH0461106U publication Critical patent/JPH0461106U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2502303Y2 publication Critical patent/JP2502303Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はバラスト軌道の保守作業に使用する装置に関
し、特に1台の軌道用台車に砕石かき上げ装置、かき均
らし装置および締固め装置を設け、1台の軌道用台車で
砕石のかき上げから締固めまで行えるようにした道床砕
石整理および締固め装置に関するものである。
〔従来の技術〕
鉄道の多くの道床は砕石から構成され、車両の振動等
により徐々に崩れるため、砕石を道床に補給し、締固め
作業を行わなければならない。通常これらの仕事は作業
場所が狭いため、スコップにロープを結び、2人1組み
になって人手により砕石をかき上げた後、バイブレータ
等を使用して締固めを行っていた。
〔考案が解決すべき課題〕
しかしながら、人手による砕石のかき上げ、整理、締
固め作業は極めて重労働であるとともに、作業能率が悪
く、人手不足な現状からも機械力により効率よく行うこ
とが望まれている。
本考案は上記課題を解決するためのもで、1台の軌道
用台車に砕石かき上げ装置、かき均らし装置および締固
め装置を設け、砕石のかき上げ、かき均らし、締固めの
作業を1台の軌道用台車で効率よく行えるようにした道
床砕石整理および締固め装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本考案の道床砕石整理および締固め装置
は、回転駆動されるかき上げツメを有し、道床のり面の
砕石をかき上げるかき上げ手段と、かき上げられた砕石
をかき均らるかき均らし手段と、かき均らされた道床の
肩およびのり面の砕石を締固める締固め手段と、これら
の装置を制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
〔作用〕
本考案は、1台の軌道用台車に砕石かき上げ装置、か
き均らし装置および締固め装置を設け、1台の軌道用台
車で砕石のかき上げから締固めまで行えるようにしたも
のであり、道床の形状に符合するようにかき上げ装置等
の高さや角度等を油圧ユニットを調整して合わせ、ま
た、軌道用台車を前方に進めながら、道床のり面の砕石
かき上げ装置を駆動してかき上げ、台車の進行にともな
い、かき上げられた砕石をかき均らし装置で枕木とほぼ
水平にかき均らし、最後にかき均らされた道床の肩およ
びのり面の砕石に金属板を当接して締固め装置に振動を
与えて締固める。そして、作業が終了後はこれらの装置
をそれぞれ回動させて車両限界内に収納する。
〔実施例〕
以下、実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の実施例の斜視図で、図中、1は軌道
用台車、2は車体、3はレール、4は枕木、5は砕石、
7は発電機、8は操作盤、9は油圧ユニット、10はタワ
ー、11,12,13は電動チェーンブロック、14,15,16はチェ
ーン、17,18は油圧シリンダ、20はかき上げ装置、40は
かき均らし装置、50は締固め装置である。
本考案はレール上を走行可能な軌道用台車1に、前方
より順にかき上げ装置20、かき均らし装置40および締固
め装置50がそれぞれ左右に1対ずつ設けられている。軌
道用台車1の車体2上には発電機7が設けられており、
発電機7で発電した電力を動力源とし、操作盤8で制御
することができる油圧ユニット9により油圧を発生さ
せ、油圧シリンダ17,18を駆動してかき上げ装置の位置
を調節し、道床のり面から装置が外れて土砂等をかき上
げて混入させることがないようにしている。また、発電
機7により締固め装置50に搭載されたバイブレータを駆
動して締固め装置を振動させ、かき均し装置で均した道
床肩及び道床のり面を締固めるようにしている。また、
車体2にはタワー10が設けられ、タワー10に設けられた
電動チェーンブロック11,12,13を用いて各装置20,40,50
間にチェーン14,15,16を掛け、使用しない時には各装置
20,40,50の先端を吊り上げ、支点の周りに回動させて車
両限界内に収納するようにし、隣接する軌道上を走行す
る車両や電柱にぶつからないように構成されている。
第2図は本考案のかき上げ装置20を示す図で、同図
(a)は下面側から見た図、同図(b)は動作を説明す
る図、同図(c)は収納を説明するための図である。図
中、22,23はスプロケットギヤ、24はチェーン、26はか
き上げツメ、28は軸、29,30はかさ歯車、32はモータ、3
5は回動軸、36はターンバックル、37,38はピンである。
かき上げ装置20は、2つのスプロケットギヤ22,23に
掛けられたチェーン24に適宜間隔でかき上げツメ26が複
数個設けられている。この例では、かき上げツメ26はチ
ェーン24に対してT型に突出した鉄板からなり、同図
(b)に示すように操作盤8によりモータ32が駆動制御
され、かさ歯車30,29および軸28を介してスプロケット
ギヤ23が回転駆動されてチェーンがスプロケットギヤ2
2,23間で回動する。かき上げツメ26は道床のり面にほぼ
平行な面内で回動するが、帰りのツメが砕石をかき落と
してしまわないように、若干かき上げ装置を台車の進行
方向前側に傾斜させ、帰りのツメが砕石に触れないよう
にする。この傾斜角は固定あるいは可変のどちらでもよ
い。こうして、かき上げツメ26の下端は道床のり面に対
してほぼ直角に当たり、予め線路際に補給された砕石を
道床のり面および肩面にかき上げる。
なお、単線箇所では第1図に示すように、車台の両側
のかき上げ装置20を左右の道床の形状に合わせるように
油圧シリンダ17,18により位置調節してかき上げ作業を
行う。また、複線箇所では、第2図(c)に示すように
隣接線路側はかき上げ装置20を電動チェーンブロック11
により持ち上げて車両限界内に収納し、隣接線路側と反
対側のみ作業を行うようにする。かき上げ作業終了後は
かき上げ装置20は折り畳んで収納する。
第3図はかき均らし装置を示す図で、同図(a)は使
用時前方より見た図、同図(b)は使用しない時の図で
ある。図中、41は排石板、42はL字型アーム、43は支持
フレーム、44は高さ調節孔、45はピン、46は軸、47は車
体固定具である。
かき均らし装置40は特に動力を使用するものではな
く、第1図に示すように、排石板41が道床の肩に対して
斜め、例えば線路長手方向に対して45°の角度で設けら
れており、軌道用台車が前方に進むにつれて枕木より高
い砕石を道床のり面に排除するようになっている。ま
た、排石板41にはその下辺がほぼ枕木の高さで水平にな
るように高さを調節できる高さ調節孔44が複数設けら
れ、装置と道床の肩面の高さに合わせてL字型アーム42
に取りつけるボルト位置を変えられるようになってい
る。
使用しない時には、ピン45を外して電動チェックブロ
ック12とチェーン15により、第3図(b)に示すように
軸46を中心に排石板41を回動し、車体側固定具47に固定
しておく。
第4図は締固め装置を示す図で、同図(a)は使用時
の前方より見た図、同図(b)は使用しない時の図であ
る。図中、51,52は鉄板、53,54はバイブレータ、56は蝶
番、57は回動軸、61,63はパイプ、62、64は心棒、65は
バネ、66は心棒、67はパイプ、70は本体固定用金具、71
は吊り上げ用フック、72は回動軸、73は車体側固定部で
ある。
締固め装置50は軌道用台車1の進行方向に対して最も
後方に位置し、かき均らし装置40で道床の肩の砕石を均
した後、砕石に振動を与えて締固めるものである。すな
わち、パイプ61は心棒62を介して、またパイプ63は心棒
64を介して車体1に近い鉄板51を道床の肩に対応するよ
うに位置を調節する。このとき、鉄板52は回動軸57と蝶
番56により現場形状に対応できるように構成されてお
り、道床のり面に当接する。鉄板51,52の背面にはそれ
ぞれバイブレータ53,54が設けられ、発電機の電力を動
力源として振動して砕石を踏み固め、台車1の走行によ
り道床の肩とのり面を同時に締固めることができる。な
お、第1図に示すように鉄板51,52は進行方向に対して
前方エッジを立ち上がらせて装置の進行が円滑に行える
ようにすることが好ましい。
使用しない時には、第4図(b)に示すように、本体
固定用金具70を車体側固定部73に連結して鉄板51を固定
し、先端が吊り上げ用フック71に連結されたチェーン16
を電動チェーンブロック13により引上げて鉄板52も固定
し、締固め装置50を車両限界内に収納する。
第5図は操作盤8の正面図で、図中81はかき上げ装置
20の電動チェーンブロック11の上下動スイッチ、82はか
き上げ装置20の油圧シリンダ18を摺動するためのスイッ
チ、83はかき上げ装置20の油圧シリンダ17を摺動するた
めのスイッチ、84はかき上げ装置20のかき上げ作業ON/O
FFスイッチ、85は締固め装置50の締固め作業ON/OFFスイ
ッチ、86はかき均らし装置40の電動チェーンブロック12
の上下動スイッチ、87は締固め装置50のチェーンブロッ
ク13の上下動スイッチである。
操作盤8の各スイッチ81〜87を操作することにより、
かき上げ装置20、かき均らし装置40および締固め装置50
を道床の肩およびのり面に当接させて駆動し、3つの作
業を1台の軌道用台車1で順次行うことができる。
本実施例の軌道用台車1は、軌道モータカーやマルチ
プルタイタンパで牽引して作業を行うものであり、1時
間当たり約750mの作業能率があり、従来の人力の約200m
/Hの約4倍の能力を発揮することができる。なお、砕石
は予め、従来通り道床の脇に補充するようにすればよ
い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、1台の台車に砕石かき
上げ装置、かき均らし装置および締固め装置を備えるよ
うにしたので、人力によらず効率よく道床の肩およびの
り面を同時に締固めることができる。また、軌道上を移
動することができ、しかも作業時以外は車両限界内に収
納可能なので、作業場所への移動も速やかにでき、保守
作業にかける人手と時間を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の斜視図、第2図は本考案のか
き上げ装置を示す図で、同図(a)は下面側から見た
図、同図(b)は動作を説明する図、同図(c)は収納
を説明する図、第3図はかき均らし装置を示す図で、同
図(a)は使用時の前方より見た図、同図(b)は使用
しない時の図、第4図は締固め装置を示す図で、同図
(a)は使用時の前方より見た図、同図(b)は使用し
ない時の図、第5図は操作盤の正面図である。 1……軌道用台車、2……車体、7……発電器、8……
操作盤、9……油圧ユニット、10……タワー、11,12,13
……電動チェーンブロック、14,15,16……チェーン、1
7,18……油圧シリンダ、20……かき上げ装置、22,23…
…スプロケットギヤ、24……チェーン、26……かき上げ
ツメ、40……かき均らし装置、41……排石板、50……締
固め装置、51,52……鉄板、53,54……バイブレータ。

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動されるかき上げツメを有し、道床
    のり面の砕石をかき上げるかき上げ手段と、かき上げら
    れた砕石をかき均らすかき均らし手段と、かき均らされ
    た道床の肩およびのり面の砕石を締固める締固め手段
    と、これらの装置を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする道床砕石整理および締固め装置。
  2. 【請求項2】前記かき上げ手段、かき均らし手段および
    締固め手段は、使用しない時には車両限界内に収納可能
    に軌道用台車に取り付けられていることを特徴とする請
    求項1記載の道床砕石整理および締固め装置。
  3. 【請求項3】前記かき上げ手段は、2つのスプロケット
    ギヤ間にかけられ、複数のかき上げつめが設けられたチ
    ェーンからなり、該チェーンの回動面を道床のり面に対
    して進行方向前側に傾斜させたことを特徴とする請求項
    1記載の道床砕石整理および締固め装置。
  4. 【請求項4】前記かき均らし手段の排石板は軌道用台車
    の進行方向に対して斜めに設けられるとともに、軌道面
    に対する高さを調節可能であることを特徴とする請求項
    1記載の道床砕石整理および締固め装置。
  5. 【請求項5】前記締固め手段は位置調整用摺動手段を有
    するとともに、道床肩に当接する金属板と、道床のり面
    に当接する金属板の背面に、それぞれバイブレータを有
    することを特徴とする請求項1記載の道床砕石整理およ
    び締固め装置。
JP10384190U 1990-10-02 1990-10-02 道床砕石整理および締固め装置 Expired - Lifetime JP2502303Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10384190U JP2502303Y2 (ja) 1990-10-02 1990-10-02 道床砕石整理および締固め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10384190U JP2502303Y2 (ja) 1990-10-02 1990-10-02 道床砕石整理および締固め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0461106U JPH0461106U (ja) 1992-05-26
JP2502303Y2 true JP2502303Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=31848870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10384190U Expired - Lifetime JP2502303Y2 (ja) 1990-10-02 1990-10-02 道床砕石整理および締固め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2502303Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4502872B2 (ja) * 2005-04-26 2010-07-14 十三 松井 軌道と道路両用作業車
CN110029542A (zh) * 2019-05-29 2019-07-19 昆明学院 一种链斗排石多功能自动化装置
CN110258206A (zh) * 2019-06-12 2019-09-20 内蒙古工业大学 一种清理铁路轨枕下石砟的小型设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0461106U (ja) 1992-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SU1279537A3 (ru) Устройство дл подбивки шпал и выправки пути дл путевой машины со смонтированной на ходовых тележках рамой
PL172920B1 (en) Method of compacting an aggregate bed and tamping machine therefor
JP3793263B2 (ja) 軌框のバラスト道床下盤の整復法と装置
CA1109734A (en) Track tamper
JP2502303Y2 (ja) 道床砕石整理および締固め装置
JP3267787B2 (ja) 道床バラスト更新機械
HU214815B (hu) Berendezés alapozóelem, előnyösen cölöp beveréséhez
JPH09177009A (ja) 鉄道線路の突き固め機械の突き固めユニット
CN217460576U (zh) 一种挡墙施工机器人
RU2070950C1 (ru) Устройство для подбивки шпал рельсового пути и разравнивания его щебня
JPH035503A (ja) プラウ装置を含む連続前進型軌道締固め機械
US3621785A (en) Ballast spreader and compactor
JPH055003B2 (ja)
JPS6143483B2 (ja)
RU164437U1 (ru) Выправочно-подбивочно-отделочная машина
JP2943086B2 (ja) 道床連続掘削機
RU164429U1 (ru) Выправочно-подбивочно-отделочная машина
US4384530A (en) On-track, off-track track maintenance machine
JP3140713B2 (ja) 道床コンパクタ
US2865601A (en) Means for removing underground street railways and their appurtenant structures
JP3158082B2 (ja) バラスト整理機
CN117248398A (zh) 一种用于双块式无砟轨道道床板混凝土施工的振捣装置
JP3268133B2 (ja) 道床整形機械
JPS5922001B2 (ja) 軌道の枕木の下のバラストを固める装置と枕木の下の中央部分のバラスト用のバラスト除去装置とを併せ備えた可動の軌道補修機
CN114737452A (zh) 一种煤矿用轨模式混凝土摊铺机