JP2501953Y2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP2501953Y2
JP2501953Y2 JP1988066280U JP6628088U JP2501953Y2 JP 2501953 Y2 JP2501953 Y2 JP 2501953Y2 JP 1988066280 U JP1988066280 U JP 1988066280U JP 6628088 U JP6628088 U JP 6628088U JP 2501953 Y2 JP2501953 Y2 JP 2501953Y2
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洋 河合
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の車体構造、とりわけ、車体フロント
ウエスト部のの車幅方向骨格部材であるカウルボックス
のサイド部周りの結合構造に関する。
従来の技術 第6図は従来のカウルボックスサイド部周りの構造を
示すもので、20はカウルボックスを示し、このカウルボ
ックス20はカウルトップパネル21,ダッシュアッパパネ
ル22およびカウルサイドパネル23とで閉断面に形成して
ある。カウルサイドパネル23の外側部には、該カウルサ
イドパネル23の上縁フランジ部とダッシュアッパパネル
22の側縁部とに跨って接合したフードレッジレインフォ
ース24により閉断面部を形成してあり、この閉断面部を
図外のフロントピラーアッパに突き当て結合してカウル
ボックス20のサイド部を閉断面骨格同志の結合として強
度の向上を図っている。
また、前記ダッシュアッパパネル22は、フードレッジ
レインフォース24の下縁フランジおよびフロントピラー
ロアのダッシュサイド部25の上縁フランジで上下方向で
水平に挟持重合して接合してある。この類似構造は、例
えば実公昭60−17414号公報に示されている。
考案が解決しようとする課題 フードレッジレインフォース24,ダッシュアッパパネ
ル22およびダッシュサイド部25を水平に重合して接合し
てあるため、車体フロント部に捩れ荷重が発生すると、
この捩れ荷重が前記接合部に強度的に不利な剥離方向に
作用してしまう。また、ダッシュサイド部25の上縁部は
車外側に向けて水平に曲折成形して、ダッシュアッパパ
ネル22,フードレッジレインフォース24と接合するよう
にしてあるため、フロントピラーロアの前記ダッシュサ
イド部25の成形基部では、この外側に曲折した上縁部が
途切れて、ダッシュアッパパネル22との間に隙間が生じ
てしまい、水密性が損なわれてしまう。
そこで、本考案はカウルボックスサイド部の結合強度
を専用の補強材を用いることなく高めることができ、か
つ、ダッシュアッパパネルとダッシュサイド部との接合
部分に隙間が生じることがなく、品質感,信頼性を向上
することができる自動車の車体構造を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 フロントピラーロアのダッシュサイド部の上縁部をエ
ンジンルーム側に斜状に曲折成形して、該上縁部のダッ
シュアッパパネルと斜め上下方向に重合して接合する一
方、フードレッジレインフォースの外側面をダッシュサ
イド部より外方に膨出させると共にフードリッジレイン
フォースの下縁部を下方に延長し、下縁部の一部を後方
に下がる斜状の縁部として有段成形し、前記斜め上下方
向の重合部より下方のダッシュサイド部に車幅方向に重
合して接合してある。
作用 車体フロント部に捩れ荷重が作用すると、この捩れ荷
重は斜め上下方向に重合して接合したダッシュサイド部
の上縁部とダッシュアッパパネルとの接合部分、および
車幅方向に重合して接合したフードレッジレインフォー
ス下縁部とダッシュサイド部との接合部分に、それぞれ
強度的に有利な剪断方向に作用し、該捩れ荷重に対向す
る。
また、斜状の縁部を含むフードリッジレインフォース
の下縁を下方に延出したことにより、フードレッジ閉断
面とフロントピラー閉断面との連接コーナー部で三角ブ
レースとしての機能を持たせ、強度を高める。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面と共に詳述する。
第1〜5図において、1はカウルボックスを示し、こ
のカウルボックス1はダッシュアッパパネル2,カウルト
ップパネル5,カウルサイドパネル6およびカウルサイド
アッパパネル7とで構成されている。
カウルサイドパネル6はカウルトップパネル5位置よ
りも前方に延設されていて、該延設部をフードレッジア
ッパパネル8の内側に重合して接合してある。また、カ
ウルサイドアッパパネル7も同様に前方に延設され、フ
ードレッジアッパパネル8の上縁フランジ8a上に接合し
てある。
9Aはフロントピラーアッパ9Bの下端部に外嵌して接合
したフロントピラーロアで、ダッシュサイド部10を一体
にプレス成形してある。このダッシュサイド部10はフロ
ントピラーロア9Aの外側面よりもエンジンルーム側にオ
フセットして有段成形してあり、かつ、該ダッシュサイ
ド部10の上縁部には、エンジンルーム側に斜状に曲折し
たフランジ11をフロントピラーロア9A前壁と連続して一
体に形成してある。
一方、前記ダッシュアッパパネル2のカウルサイドパ
ネル6接合部よりも外側に延設した底壁サイド3の前縁
部は、フードレッジアッパパネル8の底壁延設部8A上に
重合して接合してあり、かつ、該底壁サイド3と、その
底壁延設部8Aとの接合部には、前記ダッシュサイド部10
上縁のフランジ11の傾斜角度に見合った斜面12を形成し
てあり、この斜面12をフランジ11上に重合して、ダッシ
ュサイド部10の上縁部とダッシュアッパパネル2とを斜
め上下方向の重合方向として接合してある。
13はフロントピラーアッパ9B,フロントピラーロア9A
の接合部分からカウルサイドパネル6上縁,フードレッ
ジアッパパネル8の上,下縁フランジ8a,8bおよびダッ
シュサイド部10に亘って接合して、カウルボックス1,フ
ロントピラー9に連なって車体前後方向に閉断面部を形
成するフードレッジレインフォースである。
このフードレッジレインフォース13の下縁部は下方に
延出し、下縁部の一部を後方に下がる斜状の縁部Fとし
て有段成形してあり、この下縁部には前記フロントピラ
ーロア9Aのダッシュサイド部10に合わせて、該フードレ
ッジレインフォース13の外側面としての一般面よりもエ
ンジンルーム側にオフセットしたフランジ14を一体に有
段成形してある(したがって、フランジ14から見れば一
般面は外方に膨出している)。そして、このフランジ14
を、前記フランジ11と斜面12の重合部より下方の前記ダ
ッシュサイド部10に車幅方向に重合して接合してある。
尚、15はフードレッジレインフォース13に開設され、
ダッシュアッパパネル2の底壁に形成したドレーン溝4
端を臨設するドレーン孔である。
以上の実施例構造によれば、ダッシュアッパパネル2
の底壁サイド3の斜面12と、ダッシュサイド部10上縁の
フランジ11とを斜め上下方向に重合して接合してあり、
かつ、フードレッジレインフォース13下縁のフランジ14
を、該ダッシュサイド部10に車幅方向に重合して接合し
てあるため、車体フロント部に捩れ荷重が生じた場合、
この捩れ荷重は前記各接合部分に何れも強度的に有利な
剪断方向に作用するため、ダッシュサイド部10と、ダッ
シュアッパパネル2,フードレッジレインフォース13とに
剥離を生じることがなく、該捩れ荷重に十分に対抗する
ことができる。
そして、特にフードレッジレインフォース13は、前述
のようにダッシュサイド部10のフランジ11とダッシュア
ッパパネル2とを斜め上下方向の重合,接合とすること
により、該接合部に邪魔されずに、第3図鎖線で示す従
来のものよりも下方に大きく延設して、該ダッシュサイ
ド部10に重合,接合することができるため、フードレッ
ジ閉断面とフロントピラー閉断面との連接コーナー部で
斜状の縁部Fを斜辺の一部とした三角ブレースとしての
機能を持たせることができて、より一層強度的に有利と
なる。
そして、更に前述のようにフードレッジレインフォー
ス13の下縁部を下方に延長してダッシュサイド部10上縁
のフランジ11とダッシュアッパパネル2の斜面12との接
合部を内側に隠蔽するため、水侵入防止対策も徹底する
ことができる。
尚、上記実施例では、フロントピラーロアのダッシュ
サイド部10及び、フードレッジレインフォース13の下縁
をエンジンルーム側にオフセットして有段成形したが、
両部材ともオフセットせずフロントピラーロアの外側面
と同一面で接続しても良い。
考案の効果 以上のように本考案によれば、ダッシュサイド部の上
縁部とダッシュアッパパネルとを斜め上下方向に重合し
て接合してあると共に、フードレッジレインフォースの
下縁部を該ダッシュサイド部に車幅方向に重合して接合
してあって、これら各接合部分に車体フロント部に発生
する捩れ荷重が強度的に有利な剪断方向に作用するよう
にしてあるため、前記各接合部に剥離を生じることがな
く、該捩れ荷重に十分に対抗させることができる。
また、フードレッジレインフォースの下縁部は後方に
下がる斜状の縁部として有段形成してあり、ダッシュサ
イド部とダッシュアッパパネルとを斜め上下方向の重
合,接合としてあることにより、構造的に無理なく下方
に延設できて、フードレッジ閉断面部とフロントピラー
閉断面部との連接コーナー部で三角ブレースとしての機
能も併有させることができ、したがって、専用の補強材
を用いることなく強度を一段と向上することができる。
そして、フードレッジレインフォースの下縁部を下方
に延長してダッシュサイド部上縁とダッシュアッパパネ
ルとの接合部より下方のダッシュサイド部に車幅方向に
重合して接合することにより、該接合部を隠蔽できるた
め、該接合部からの水侵入防止対策を徹底することもで
きるという実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す透視斜視図、第2図は
同分解斜視図、第3図は第1図の略示的側面図、第4
図,第5図は第3図のIV−IV線,V−V線に沿う断面図、
第6図は従来の構造を示す断面図である。 1…カウルボックス、2…ダッシュアッパパネル、9A…
フロントピラーロア、10…ダッシュサイド部、11…ダッ
シュサイド部の上縁部、13…フードレッジレインフォー
ス、14…フードレッジレインフォースの下縁部、F…縁
部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントピラーロアのダッシュサイド部の
    上縁部をエンジンルーム側に斜状に曲折成形して、該上
    縁部をダッシュアッパパネルと斜め上下方向に重合して
    接合する一方、フードレッジレインフォースの外側面を
    ダッシュサイド部より外方に膨出させると共にフードレ
    ッジレインフォースの下縁部を下方に延長し、下縁部の
    一部を後方に下がる斜状の縁部として有段成形し、前記
    斜め上下方向の重合部より下方のダッシュサイド部に車
    幅方向に重合して接合したことを特徴とする自動車の車
    体構造。
JP1988066280U 1988-05-19 1988-05-19 自動車の車体構造 Expired - Lifetime JP2501953Y2 (ja)

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JPH01168373U JPH01168373U (ja) 1989-11-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100475856B1 (ko) * 2002-07-02 2005-03-10 현대자동차주식회사 자동차의 카울사이드 결합부 보강구조

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JPS58150577U (ja) * 1982-04-02 1983-10-08 三菱自動車工業株式会社 自動車の車体構造

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