JP2500378Y2 - 方向制御弁 - Google Patents

方向制御弁

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JP2500378Y2
JP2500378Y2 JP4304693U JP4304693U JP2500378Y2 JP 2500378 Y2 JP2500378 Y2 JP 2500378Y2 JP 4304693 U JP4304693 U JP 4304693U JP 4304693 U JP4304693 U JP 4304693U JP 2500378 Y2 JP2500378 Y2 JP 2500378Y2
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tank
supply
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/021Valves for interconnecting the fluid chambers of an actuator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、方向制御弁に係り、
特に再生機能および排油絞り機能を備えた方向制御弁に
関する。
【0002】
【従来の技術】排出油を再生して使用する再生回路を備
えた方向制御弁としては例えば特公昭46−1505
9号(ハイドレコ型)および特公昭41−10446号
(ハスコ型)に記載のものが知られている。そこで、前
者(ハイドレコ型)の方向制御弁は、図3に示すように
構成される。
【0003】図において、参照符号50はハウジング
のプランジャ孔52内に往復動可能に挿嵌されたプラン
ジャを示し、このプランジャ50は前記孔52内におい
て中立位置から左右つの作動位置を往復移動すること
により、負荷の上下動並びに停止を行うべく、油圧シリ
ンダ70を作動するよう構成されている。
【0004】しかるに、前記プランジャ50の軸方向に
油室54、56、58、60、62、64、66が
右から順に配設されている。そして中立時にバイパス
路が形成される油室58、60、62の両側は、油圧
リンダ70の両側の室70a70bにそれぞれ接続さ
れる油室64、56およびタンク68と接続される油室
54、66で囲まれている。
【0005】また、プランジャ50の中央には一対の
環状外周溝72、73が形成されると共に、これらの間
にはランド78およびその両端部79、80が形成され
ている。
【0006】従って、プランジャ50が中立位置にある
状態では、油圧シリンダ70の各室に連通するそれぞれ
の油室56、64はランド79、80により他の油室
から分離遮断される。
【0007】一方、プランジャ50内に形成された軸孔
内には、右端から逆止弁112および制御弁114から
なる一対のポペット弁と、バイパス弁98、荷重落下防
止逆止弁92が配設され、これらの弁はてばね弾力で
付勢されている。
【0008】そして、プランジャ50が、図示のように
右行した際には、プランジャ50の軸孔中央に配設され
たバイパス弁98の頭部側軸孔内に、シリンダ70の
ッド側室70bの圧油が流入し、この圧油の作用力でバ
イパス弁98が開放した時に、前記圧油の一部が供給油
路99側に流出するように構成されている。
【0009】さらに、プランジャ50の左側軸孔内に配
設された逆止弁62の頭部側軸孔82内には、前記供給
油路99と連通する油路88が、プランジャ50の側面
に形成され、この供給油路99からの圧油の作用力で逆
止弁92が開放した時に油圧シリンダ70のヘッド側
室70aに流出する油路90が前記プランジャ50の
側面に形成される。
【0010】次に、前記構成からなる方向制御弁の動作
につき説明する。
【0011】すなわち、図示したプランジャ50の位置
において、油圧ポンプ128から吐出される供給油圧
油室62、油路88、逆止弁92、油路90および
油室64を流過して油圧シリンダ70のヘッド側室70
aに供給され、またロッド側室70bからの流出油は、
油室56、油路94、106を流過してそれぞれ軸孔8
4と104に供給される。
【0012】また逆止弁112はこの頭部120に
作用する圧力が、これを開放するように作用する。しか
し、油路108はプランジャ孔52の壁で遮断されて
いるため、前記作用圧が制御弁114を開放するように
働くが、ばね122の付勢力より高い圧力になるまで
制御弁114を開放できず逆止弁112も開放し
ない。
【0013】に、制御弁114が開放すると閉鎖状
態の逆止弁112をクラッキングしてこの逆止弁11
2を開放する。これにより油路94を流過して軸孔1
04に流入する戻り流は逆止弁112、制御弁11
4、油路110および油室54を流過してタンク68に
流出する。
【0014】これに対して、過大荷重が油圧シリンダ7
0のロッド側室70bを縮小する方向に作用すると、ピ
ストン71はポンプ128が空間を保持する流量より高
速で下降しようとし、供給圧力は徐々に減少する。この
場合、逆止弁112で戻り路内に生じると共に逆止
112の頭部120に作用する背圧は同時にバイパ
ス弁98にも作用し、バイパス弁98を座面から離反さ
て再生路を開放するようにする。
【0015】この結果、戻し流の一部は油路94、軸
孔84、バイパス弁98、油路96、環状外周溝72お
よび油室58を流過して供給油路99に送流される。
この流路を流過する流体は、油圧ポンプ128から供給
される流量を補い、かつ油圧シリンダ70のヘッド側室
70aを常に圧油で満たすことができる。
【0016】次に、後者(ハスコ型)の方向制御弁は、
例えば図4に示すように構成される。すなわち、図4に
おいて、参照符号119は弁体51内の貫通孔内に中
立位置からつの作動位置に対し、往復方向に摺動可能
に挿嵌されたスプールを示す。このスプール119は、
いずれか一方に移動すると中央油路67、69は閉塞
され、油圧ポンプ65から供給される圧油はいずれか
一方の引込み油路74、76に流出る。
【0017】この引込み油路74、76は、油圧シリン
ダ70の各室70a、70bに連結口55、57を介し
て接続され、この場合圧油の流入は供給油路75と
V字型連絡油路81とによって与えられる。
【0018】このV字型連絡油路81の各先端部は
プール119貫通孔とその中央で交差して連通する一
対の中央油路67、69の外側に配設された一対の周溝
83、91にそれぞれ連通すると共に、この連絡油路8
1は弁体51の中央を通過する供給油路75と背圧逆
止弁85を介して連通している。
【0019】さらに前記一対の周溝83、91のスプ
ール119の長手方向外側には周溝86、87配設
、この周溝86、87は前記油路74、76とそれぞ
れ連通させる。
【0020】一方、弁体51の中央にはタンク68と
連通する流出油路103設けこの流出油路103は
リリーフ弁130を介してその両端に延在するU字型帰
還油路89に連通させる。そして、このU字型帰還油路
89の両脚部93、95はスプール119と前記一対
の周溝86、87と隣接する長手方向両外側においてそ
れぞれ交差る。この場合、前記流出油路103と帰還
油路89との連通はリリーフ弁130を介して行われ
る。
【0021】さらに、前記帰還油路89の両脚部93、
95は弁体51の油圧シリンダ70との連結口55、
57側に前記引込み油路74、76と平行に延在し、ス
プール119を通過した延長油路101、102を備え
ている。
【0022】この延長油路101、102は、前記リリ
ーフ弁130と同一構造の空洞抑制弁105、107お
よびバイパス97、100を介して、引込み油路74、
76とそれぞれ連通している。
【0023】従って、引込み油路74、76のうち
ずれかの圧油が帰還油路89中の圧油より低下した
(例えば、引込み油路74、76中に空洞が発生しよう
とする傾向にある時)、この引込み油路74、76と連
通する空洞抑制弁105、107のポペット弁は前記
帰還油路89中の高圧油が環状肩部に及ぼす力に応じて
弁座から離れ、これにより帰還油はバイパス97、10
0を流過して引込み油路74、76へ流出する。これに
より引込み油路74、76とU字型帰還油路89との
間に一定圧力差を保持するような位置にポペット弁は
保持される。この作用下において、ポペット弁は、引込
み油路74、76中の圧力減少ると、一層弁座か
ら離れなければならない。このようにして、油路が最も
必要とするの高流量が与えられる。
【0024】さらに、排油絞り機能を備えた方向制御弁
としては図5(a)および図5(b)に示すものが知
られている。
【0025】すなわち、図5(a)は、油圧シリンダロ
ッド上に垂直に負荷Wが作用した場合の自重落下速度を
規制するため、油圧シリンダ70のヘッド側室70aか
ら流出する排油を絞るべく方向制御弁132に逆止弁
付絞り装置133を設けたものである。
【0026】また、図5(b)はスプール溝端部13
4にスプール軸方向に向けて開口面積が変化するメー
タリングノッチ135を設けてピストンのストローク
エンド近傍で、スプールの移動によりメータリングノッ
チの開口面積を縮小して、油圧シリンダ70のヘッド側
室70aからの排油を絞る絞り機能をたせたものであ
る。
【0027】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、近年に
おいて油圧装置の駆動圧力は非常に高圧になってきて
おり、前述した従来の再生回路における図3に示すハイ
ドレコ型の方向制御弁においては、スプール内部に2
重、3重のポペット弁を装備しているため内部通路を
充分確保した場合には、スプール強度に不安があり、
強度を重視すれば内部通路が確保できないのみなら
ず、スプール内部の加工形状が複雑となる難点を有して
いた。
【0028】また、その他にも種々の型式のものが知ら
れている大半のものがスプールの内部を使用してい
るため前記同様の難点を有してい
【0029】さらに、図4に示すハスコ型の方向制御弁
においては、記のような問題回避されるが、スプ
ール中立時において、アクチュエータの負荷防止弁が
在ししかもメインタンクと負荷防止弁との通路間に逆
止弁が存在するため、作用しない難点を有する。
【0030】一方、従来の排油絞り機能を備えた方向制
御弁として、図5(a)に示すように、方向制御弁の外
部に逆止弁付き絞り装置を設けたものは、設置スペー
スを必要とし、また自由流れ時の通路確保のため逆止
の構成が大きくなり装置全体が大形化する難点を有
してい
【0031】そして、また図5(b)に示すように、ス
プールにメータリングノッチを刻設して、その開口面積
をスプールの移動により変化させて排油を絞る絞り機
能をたせた方向制御弁においては、省スペース化およ
低価格化ることができる利点を有しているが、使
用されるアクチュエータの自重落下速度に合わせること
により、スプールがそれぞれ専用的になり、メータリン
グノッチの形状により多種のスプールを製作しなければ
らなくなる等の難点を有する
【0032】そこで、本考案の目的は、簡単な構成から
なり、再生回路形成時においてのスプール強度を充分
保持し得ると共に、スプール中立時においても負荷防止
弁の機能を損なうことなく再生回路を形成することがで
き、しかも排油絞り時には最少限必要とされる部品の交
のみで対応でき、内部構造を簡略化して製造並びに調
整の簡便な方向制御弁を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本考案に係る方向制御弁は、ケーシング(10)
に一対の給排油路(14、16)と、この給排油路の内
側に設けられた供給油路(18)と、前記給排油路の外
側に設けられたタンク油路(20、22)と、前記各油
路を開閉するスプール(12)とからなり、このスプー
ルの動きに応じて前記給排油路(14、16)と連通す
る給排油ポート(17、19)から流体を給排するよう
に構成した方向制御弁において、前記一対の給排油ポー
ト(17、19)の一方と連通する給排油路(16)と
タンク油路(22)との間にサブタンク室(28)を設
け、このサブタンク室(28)の一部に対して背圧弁
(32)を設けて、前記サブタンク室と前記タンク油路
(22)とを連通するよう構成すると共に、前記供給油
路(18)と連通するスプール(12)の一端内部にチ
ェック弁(30)を設けて、前記供給油路(18)と前
記サブタンク室(28)とを連通するように構成するこ
とを特徴とする。
【0034】また、本考案に係る方向制御弁は、ケーシ
ング(10)内に一対の給排油路(14、16)と、こ
の給排油路の内側に設けられた供給油路(18)と、前
記給排油路の外側に設けられたタンク油路(20、2
2)と、前記各油路を開閉するスプール(12)とから
なり、このスプールの動きに応じて前記給排油路(1
4、16)と連通する給排油ポート(17、19)から
流体を給排するように構成した方向制御弁において、
記一対の給排油ポート(17、19)の一方と連通する
給排油路(16)とタンク油路(22)との間にサブタ
ンク室(28)を設け、このサブタンク室(28)の一
部に対して絞り弁(40)を設けて、前記サブタンク室
と前記タンク油路(22)とを連通するよう構成すると
共に、前記供給油路(18)と連通するスプール(1
2)の一端内部にチェック弁(30)を設けて、前記供
給油路(18)と前記サブタンク室(28)とを連通す
るように構成することを特徴とする
【0035】
【作用】本考案に係る方向制御弁によれば、スプールに
よる負荷の落下操作時における落下速度は負荷の重量
により落下速度が決定され、油圧シリンダの圧力側の油
量が不足した場合、給排油口から排出された流体はサブ
タンク室に排出され、油圧シリンダの圧力側が負圧とな
った場合、チェック弁の開放によりサブタンク室から供
給油路、給排油路を経て油圧シリンダの圧力側に不足流
体が補充される。また、前記供給油が充足され、供給油
路の圧力が背圧弁の設定圧力より昇圧すると、チェック
弁は閉塞しサブタンク室内の流体は背圧弁をしてタ
ンク油路に排出される。これにより、再生機能ならびに
排油絞り機能生じさせることができる。
【0036】次に、本考案に係る方向制御弁の実施例に
つき添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。な
お、説明の便宜上図3ないし図5に示す従来の構造と
同一の構成部分については、同一参照符号を付し
詳細な説明省略する。図1は、本考案に係る方向制
御弁の一実施例を示す断面図である。図1において、
照符号10はケーシングを示し、このケーシング10内
にスプール12が摺動可能に挿嵌され、一対の給排油路
14、16と、この給排油路14、16に接続された給
排油ポート17、19と、前記給排油路14、16の内
側に配設された逆U字形の供給油路18と、その外側に
タンク23に接続されたタンク油路20、22とがそれ
ぞれ配設されている。さらに、供給油路18の中央に
、油圧ポンプ25に連通するバイパス通路24が配設
され、このバイパス通路24と供給油路18とはチェッ
ク弁27を介して接続されている。前記供給油路18と
バイパス通路24との間にはタンク23に連通する一
対のバイパス通路21、26がそれぞれ配設されてい
る。
【0037】このように構成することにより、油圧ポン
プ25からの圧油はバイパス通路24よりチェック弁
27を介して供給路18に供給されると共にスプー
ル12中立時はバイパス通路21または26を流過し
てタンク23に還流る。
【0038】さらに、一対の給排油ポート17、19の
内の一方の給排油ポート19とタンク油路22の間に
サブタンク室28、このサブタンク室28と
供給路18とはスプール12内に組込まれたチェッ
ク弁38を介して接続されている。
【0039】そして、サブタンク室28はタンク油路
22にも背圧弁32を介して接続されている。また、参
照符号34、36はオーバーロードリリーフ弁と負圧
防止弁とを一体化させた公知のアクチュエータ保護機能
部材であり、前記給排油路14、16とタンク油路22
との間に配設されている。一対の給排油ポート17、1
9はそれぞれ油圧シリンダ70に接続され、この油圧
シリンダ70への圧油の供給により負荷Wの昇降作用
を行うことができる。
【0040】以上の構成からなる方向制御弁は次のよ
うな動作を行う。すなわち、図1において、スプール1
2を右方向に移動操作して負荷Wを降下させた場合、
負荷Wの重量により落下速度が決定される。しかしなが
ら、例えば油圧ポンプ25の吐出油全量が送油された場
合において油圧シリンダ70のヘッド側室70aの
油量が不足することがある。
【0041】このような場合、本考案の再生回路は、ロ
ッド側室70bから排出される流体を給排油ポート19
からサブタンク室28を介してタンク23に排出するよ
うにしてこれを補うようにしたものである。
【0042】すなわち、前述のように、油圧シリンダ7
0のヘッド側室70aが負圧になった場合、チェック弁
38が開放しサブタンク室28から供給油路18、給
排油路14を経て油圧シリンダ70のヘッド側室70
不足流体が補充される。また、供給油が充分満足さ
れ、供給油路18の圧力が背圧弁32の設定圧力より高
くなるとチェック弁38は閉し、サブタンク室28
の流体は背圧弁32を流過してタンク油路22に排出
される。
【0043】スプール12中立時に何等かの作用に
より油圧シリンダ70のいずれかの室に負圧が生じて
も、タンク油路22と給排油路20との間に設けられて
いる負圧防止弁34、36により、これを防止すること
ができる。
【0044】また、再生回路を形成する場合、背圧弁3
を設けてサブタンク室28に背圧を持たせる構成を
明したが、例えば図2に略示するように絞り弁40ま
たは可変絞り弁等の手段を使用することも充分可能であ
る。
【0045】すなわち図2に示すように、負荷Wによ
る落下速度を減速させるため、絞り弁40を、サブタン
ク室28とタンク油路22との間に外部から螺着した
構成とすることができる。この場合、落下速度の変更
絞り弁40の交換により行うことができ、最少単位
の部品の交換のみで対応できる。さらに、絞りの調整を
行うには、例えば絞り弁40の回転動作による絞り弁
の進退動作で、絞り開口孔42の面積を可変にすべ
く、絞り弁40の内部にばねでフロートするスプールを
組込んでもよく、調整方式に変更することは容易に可能
である。
【0046】以上、本考案の好適な実施例について説明
したが、本考案の要旨であるサブタンク一対の給
排油路の片側に設けた場合について説明したが、これを
両側に設けても良く、油圧シリンダの下方に吊下してあ
る負荷を、逆に押し上げるように油圧シリンダの向きを
変えて使用する場合は、それぞれのサブタンクが有効
に機能し、方向制御弁の構造は前述の実施例に限定され
ることなく、本考案の精神を逸脱しない範囲内において
種々の設計変更をなし得ることは勿論である。
【0047】
【考案の効果】前述した実施例から明らかなように、本
考案方向制御弁によれば、一対の給排油路の一方の油
路とタンク油路との間にサブタンク室を設け、給排油口
側から排油口側にスプールを切換え操作した際、排油が
前記サブタンク室から給排油路に通油するよう構成する
ことにより、スプール強度および内部通路のスペース
を充分確保することができ、かつスプール中立時の負
荷防止弁の機能を損なうことのない再生回路構成する
ことができると共に、排油絞り機能を必要最少単位の部
品で構成することができ、スプールおよびケーシングな
どの内部構造が単純となり、部品加工が簡単でかつ組立
て調整も容易となり、製造コストの低廉化達成できる
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る方向制御弁の一実施例を示す断面
図である。
【図2】背圧弁を絞り弁に変更した本考案に係る方向制
御弁の一実施例を示す説明図である。
【図3】従来の再生回路を備えたハイドレコ型方向制御
弁の断面図である。
【図4】従来の再生回路を備えたハスコ型方向制御弁の
断面図である。
【図5】(a)は方向制御弁の外部に逆止弁付き絞り装
置を備えて排油絞り機能を持たせた従来の方向制御弁の
説明図であり、(b)は方向制御弁のスプールにメータ
リングノッチを設けて排油絞り機能を持たせた従来の方
向制御弁の説明図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 12 スプール 14、16 給排油路 17、19 給排油ポート 18 供給油路 20、22 タンク油路 21、26 バイパス通路 23 タンク 24 バイパス通路 25 油圧ポンプ 27 チェック弁 28 サブタンク室 32 背圧弁 34、36 アクチュエータ保護機能部材(負圧防止
弁) 38 再生チェック弁 40 絞り弁 42 絞り開口孔 50 プランジャ 51 弁体 52 プランジャ孔 54、56、58、60、62、64、66 油室 55、57 連結口 65 油圧ポンプ 67、69 中央通路 68 タンク 70 油圧シリンダ 70a ヘッド側室 70b ロッド側室 71 ピストン 72、73 環状外周溝 74、76 引込み油路 75、99 供給油路 78、79、80 ランド 81 V字型連絡油路 82 逆止弁頭部側軸孔 83、86、87、91 周溝 84、104 軸孔 85 背圧逆止弁 88、90、94、96、106、108、110 油
路 89 U字型帰還油路 92 荷重落下防止逆止弁 93、95 U字型帰還油路脚部 97、100 バイパス 98 バイパス弁 101、102 延長油路 103 流出油路 105、107 空洞抑制弁 112 逆止弁 114 制御弁 119 スプール 120 逆止弁頭部 122 ばね 128 油圧ポンプ 130 リリーフ弁 132 方向制御弁 133 逆止弁付き絞り装置 134 スプール溝端部 135 メータリングノッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(10)内に一対の給排油路
    (14、16)と、この給排油路の内側に設けられた供
    給油路(18)と、前記給排油路の外側に設けられたタ
    ンク油路(20、22)と、前記各油路を開閉するスプ
    ール(12)とからなり、このスプールの動きに応じて
    前記給排油路(14、16)と連通する給排油ポート
    (17、19)から流体を給排するように構成した方向
    制御弁において、 前記一対の給排油ポート(17、19)の一方と連通す
    給排油路(16)とタンク油路(22)との間にサブ
    タンク室(28)を設け、このサブタンク室(28)の
    一部に対して背圧弁(32)を設けて、前記サブタンク
    室と前記タンク油路(22)とを連通するよう構成する
    と共に、前記供給油路(18)と連通するスプール(1
    2)の一端内部にチェック弁(30)を設けて、前記供
    給油路(18)と前記サブタンク室(28)とを連通す
    るように構成することを特徴とする方向制御弁。
  2. 【請求項2】 ケーシング(10)内に一対の給排油路
    (14、16)と、この給排油路の内側に設けられた供
    給油路(18)と、前記給排油路の外側に設けられたタ
    ンク油路(20、22)と、前記各油路を開閉するスプ
    ール(12)とからなり、このスプールの動きに応じて
    前記給排油路(14、16)と連通する給排油ポート
    (17、19)から流体を給排するように構成した方向
    制御弁において、 前記一対の給排油ポート(17、19)の一方と連通す
    給排油路(16)とタンク油路(22)との間にサブ
    タンク室(28)を設け、このサブタンク室(28)の
    一部に対して絞り弁(40)を設けて、前記サブタンク
    室と前記タンク油路(22)とを連通するよう構成する
    と共に、前記供給油路(18)と連通するスプール(1
    2)の一端内部にチェック弁(30)を設けて、前記供
    給油路(18)と前記サブタンク室(28)とを連通す
    るように構成することを特徴とする方向制御弁。
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