JP2024042260A - シート搬送装置及び画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像読取装置、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 原稿の異常搬送の誤検知を低減することが可能なシート搬送装置及びこれを備える画像読取装置、画像形成装置を提供する。【解決手段】 画像読取装置100は、原稿が積載される原稿トレイ105と、原稿トレイから原稿を搬送するピックアップローラ107と、ピックアップローラによって搬送される原稿を一枚ずつ分離して搬送する原稿分離部150と、搬送される原稿の速度を検知するトラッキングセンサ111と、原稿分離部150の駆動を制御するCPU202と、を備える。CPU202は、原稿の幅方向における速度が第1の速度以上となってから所定時間が経過するまでの間に、原稿の幅方向における速度が第2の速度以下になった場合は、原稿の給送を継続する。【選択図】 図12

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置及びこれを備える画像読取装置、画像形成装置に関する。
従来、原稿の画像を読み取る画像読取装置が搭載された複写機等の画像形成装置が知られている。画像読取装置は、自動原稿搬送装置(Auto Document Feeder、以下ADFという)によって原稿を搬送しながら画像を読み取ることが可能なものがある。原稿を1枚ずつに分離するADFは、ステイプル等で綴じられた原稿を搬送することができず、このような異常原稿が原稿トレイにセットされた場合には、搬送を停止することが望ましい。特許文献1は、原稿の所定時間当たりの移動量(速度)を検知するトラッキングセンサを用いて、異常原稿を検知する画像読取装置を開示している。
特開2019-26393号公報
ところで、ユーザーが原稿を原稿トレイにセットする際に、幅方向における原稿の中心が原稿トレイの中心からずれた状態でセットされることがある。このような状態でADFが原稿の搬送を開始すると、原稿が停止している状態から移動し始める際に、搬送方向に対して原稿が旋回する場合がある。これにより、ステイプルされた原稿が搬送されたものとトラッキングセンサによって誤検知されることがあった。
そこで、本発明は、原稿の異常搬送の誤検知を低減することが可能なシート搬送装置及びこれを備える画像読取装置、画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、シートが積載される積載手段と、前記積載手段に積載されたシートを一枚ずつ分離して給送する分離給送手段と、前記分離給送手段により給送されるシートの速度を検知する速度検知手段と、前記分離給送手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記速度検知手段により検知されたシートの給送方向に対して直交する幅方向における速度が第1の速度以上となってから所定時間が経過するまでの間に、シートの前記幅方向における速度が前記第1の速度より小さい第2の速度以下にならない場合は、前記分離給送手段によるシートの給送を停止し、前記速度検知手段により検知されたシートの前記幅方向における速度が前記第1の速度以上となってから前記所定時間が経過するまでの間に、シートの前記幅方向における速度が前記第2の速度以下になった場合は、前記分離給送手段によるシートの給送を継続する、ことを特徴とするシート搬送装置である。
本発明によれば、原稿の異常搬送の誤検知を低減することが可能なシート搬送装置及びこれを備える画像読取装置、画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の断面図。 制御部のブロック図。 原稿の移動量を検知するトラッキングセンサの断面図。 ピックアップローラ及び原稿分離部による原稿の搬送動作を示す平面図。 トラッキングセンサによって取得された原稿位置を示す画像データを示す図。 正常原稿搬送時のトラッキングセンサの出力値の推移を示す図。 ステイプルされた原稿束を示す図。 ピックアップローラ及び原稿分離部による原稿束の搬送動作を示す平面図。 ステイプルされた原稿束の搬送時のトラッキングセンサの出力値の推移を示す図。 ピックアップローラ及び原稿分離部による原稿の搬送動作を示す平面図。 ラフセットされた原稿束の搬送時のトラッキングセンサの出力値の推移を示す図。 異常搬送を停止する停止制御動作を示す流れ図。
(画像形成装置)
まず、図1を用いて、記録媒体(以下、シートという)に画像を形成する画像形成装置1について説明する。図1は、画像形成装置1の断面図である。画像形成装置1は、画像形成装置本体10と、画像形成装置本体10の上部に設けられた画像読取装置100とを備えている。画像形成装置本体10は、シートが収納されるカセット11と、カセット11から搬送されたシートに画像を形成する画像形成部12と、画像形成されたシートが排出される排出トレイ13とを備える。画像形成手段としての画像形成部12は、電子写真方式によるプリントエンジンとして構成され、レーザ書き込み部、電子写真プロセス部、定着部等(不図示)を内蔵している。画像形成装置本体10には、カセット11に載置されたシートを一枚ずつ分離して給送する給送ローラ等(不図示)が内蔵されており、画像形成部12にシートを供給する。なお、本実施形態における画像形成部12は、電子写真方式によるプリントエンジンとして構成されるが、インクジェット方式等の他の方式であってもよい。
画像読取装置100は、原稿の画像を読み取るリーダー101と、原稿であるシートを搬送するシート搬送装置としてのADF103とを備える。ADF103には、開閉カバー102が設けられている。原稿搬送でジャムが発生した場合に、ユーザーは開閉カバー102を開いて原稿104を取り除くことができる。原稿104は、積載手段としての原稿トレイ105に積載される。ADF103は、原稿を給送するピックアップローラ107と、給送ローラ109及び分離ローラ110により構成される原稿分離部150(シート分離部)と、を備える。ピックアップローラ107及び原稿分離部150は、分離給送手段の一例である。
原稿トレイ105に載置された原稿104は、ピックアップローラ107により、原稿分離部150へ給送される。図1に示すように、ADF103にはピックアップローラ107に対向するように分離パッド134が配置されている。分離パッド134は、原稿104が束になって原稿分離部150へ給送されるのを抑制する。シート検知手段としての分離前センサ108は、原稿104が原稿分離部150に到達したことを検知する。これは、原稿104が所定の搬送速度で搬送されるので、原稿104の先端部が分離前センサ108に到達してから所定時間経過後に原稿分離部150に到達することが予測可能だからである。原稿分離部150では、ピックアップローラ107の下流において、給送ローラ109と分離ローラ110が互いに対向して配置され、ニップを形成している。原稿分離部150は、ピックアップローラ107によって給送される原稿104の重送を防止するように、原稿104を一枚ずつに分離して搬送する。
ピックアップローラ107は、原稿トレイ105に載置された原稿束の最上紙を給送する。ピックアップローラ107と原稿分離部150の間に速度検知手段としてのトラッキングセンサ111が配置されている。ピックアップローラ107によって給送された原稿104は、原稿の移動量を検知するトラッキングセンサ111によって、原稿104の給送方向および給送方向と直交する方向の移動量を検知される。トラッキングセンサ111は、給送方向におけるピックアップローラ107と給送ローラ109の間の検知位置において、所定時間間隔で原稿の移動量(移動速度)を検知する。トラッキングセンサ111は、レーザ光を原稿104の表面に照射した際の反射光を撮像素子に受光することで得られる画像を所定のサンプリング周期でサンプリングし、原稿104の表面の移動量を検知する追跡型の光学センサである。なお、トラッキングセンサ111は所定時間当たりの原稿104の移動量を出力するが、本実施形態において、所定時間当たりの原稿104の移動量を出力することは、即ち速度を検出していることとする。
分離前センサ108は、ピックアップローラ107と原稿分離部150との間の搬送路に設けられ、かつ、原稿の給送方向CDにおいてトラッキングセンサ111の上流に配置されている。
原稿104は、第一搬送ローラ112と第二搬送ローラ113によって搬送された後、第一レジストレーションローラ114と第三搬送ローラ115によって原稿104の斜行が補正される。その後、原稿104は、第二レジストレーションローラ116、第四搬送ローラ117、第五搬送ローラ118及び第六搬送ローラ119によって搬送される。搬送された原稿104は、光源125、126によって光を照射され、その反射光が第一ミラー127、第二ミラー128、第三ミラー129を介して、結像レンズ130に導かれる。導かれた光は結像レンズ130によって収束され、CCDなどの撮像素子をライン上に配置したラインセンサ131に結像される。結像された光信号は、ラインセンサ131により電気信号に変換され、信号処理基板132によってデジタル信号に変換されることで、画像データを得る。その後、原稿104は第七搬送ローラ120、第八搬送ローラ121へ搬送され、原稿排出ローラ122と第九搬送ローラ123によって、排出トレイ124へ排出される。なお、リーダー101は本実施形態における読取手段として機能し、画像形成装置本体10の画像形成部12は、リーダー101が読み取った原稿104の画像に基づいて、シートに画像を形成することが可能である。
幅規制板133は、原稿104の幅方向に移動できるようになっており、搬送を開始した際に原稿104が斜行しないように、ユーザーによって原稿104の端部が幅規制板133に当接するようにセットされる。
図2は、制御部160のブロック図である。制御部160は、画像読取装置100を制御する制御手段としてのCPU202を有する。CPU202は、操作部201、原稿セット検知センサ106、搬送モータ203、分離前センサ108、トラッキングセンサ111、ROM141及びRAM142に電気的に接続されている。原稿セット検知センサ106は、原稿トレイ105に設けられ、原稿が原稿トレイ105に載置(セット)されたか否かを検知する。ユーザーが操作部201に設けられたコピーボタンを押下すると、操作部201から読取開始指示(スキャンジョブ開始指示)がCPU202へ出力される。CPU202は、読取開始指示を受け付ける受付手段として機能する。操作部201は、不図示のディスプレイを有し、ユーザーに情報を通知する通知手段として機能する。
CPU202は、読取開始指示を受け付けると、原稿104が原稿トレイ105に載置されているか否かを原稿セット検知センサ106によって検知する。原稿104が原稿トレイ105に載置されている場合、CPU202は、搬送モータ203によってピックアップローラ107を駆動して原稿104の搬送を開始する。原稿が分離前センサ108に到達すると、トラッキングセンサ111は、原稿104の移動量を検知するため所定周期で継続的にサンプリングを開始する。原稿104は、所定の搬送速度で搬送されるので、原稿104の先端部が分離前センサ108に到達してから所定時間経過後に原稿104の先端部がトラッキングセンサ111を通過することが予測可能である。そこで、分離前センサ108がオンになってから、所定時間経過後のトラッキングセンサ111のサンプリング値を有効とし、所定時間経過後にトラッキングセンサ111のサンプリングを停止するようCPU202で制御する。
次に、図3を用いて、ステイプルされていない原稿束を搬送した際の紙搬送制御とトラッキングセンサ111の出力信号の関係について説明する。図3は、原稿104の移動量を検知するトラッキングセンサ111の断面図である。
図3(a)は、原稿104が原稿分離部150に到達する前の時刻t1でのトラッキングセンサ111と原稿104及び原稿308の位置関係を示す図である。原稿束から1枚目の原稿104及び2枚目の原稿308が、ピックアップローラ107と分離パッド134から原稿分離部150へ給送方向CDに搬送される。
図3(b)は、原稿104が原稿分離部150に到達した(時刻t2)後のトラッキングセンサ111と原稿104及び原稿308の位置関係を示す図である。原稿104は、時刻t2(t1<t2)において、原稿分離部150に到達する。図3(b)において、矢印306は給送ローラ109の回転方向を示し、矢印307は分離ローラ110の回転方向を示す。給送ローラ109は、最上位の原稿104を給送方向CDに搬送するよう回転する。分離ローラ110は、最上位の原稿104の下の原稿308を上流に押し戻す方向(給送方向CDと反対の方向)に搬送するように回転する。これによって、最上位の原稿104は、2枚目の原稿308から分離され、最上位の原稿104のみが給送方向CDに搬送される。
トラッキングセンサ111は、レーザ発光部301、コリメータレンズ302、結像レンズ303及び受光センサ304を有する。レーザ発光部301から照射されたコヒーレント光305は、コリメータレンズ302を介して原稿104へ照射される。原稿104によって反射された反射光は、結像レンズ303を介して受光センサ304に入射する。受光センサ304は、2次元配列された複数の画素を有する。受光センサ304は、各画素に入射された光量を電気信号へ変換(光電変換)し、画像データを出力する。
図4は、ピックアップローラ107及び原稿分離部150による原稿104の搬送動作を示す平面図である。図4(a)は、原稿104が図3(a)に示す位置にあるときの平面図である。図4(a)は、ピックアップローラ107によって分離パッド134を通過してトラッキングセンサ111の下へ搬送された最上位(1枚目)の原稿104及び2枚目の原稿308を示している。原稿104及び原稿308は、斜行しないように、原稿104及び原稿308の両側部が幅規制板133によって規制され、ピックアップローラ107によって給送方向CDに搬送される。図4(b)は、原稿104が図3(b)に示す位置にあるときの平面図である。原稿104及び原稿308が原稿分離部150へ搬送されると、図4(b)に示すように、1枚目の原稿104は給送ローラ109によって給送方向CDに搬送され、2枚目の原稿308は分離ローラ110によって原稿トレイ105上に残される。
図5は、トラッキングセンサ111によって取得された原稿位置を示す画像データを示す図である。図5(a)は、原稿104が図4(a)に示す位置にあるとき(時刻t1)にトラッキングセンサ111によって取得されたスペックルパターンの画像データの一例である。図5(b)は、原稿104が図4(b)に示す位置にあるとき(時刻t2、t1<t2)にトラッキングセンサ111によって取得されたスペックルパターンの画像データの一例である。本実施形態では、一例として、トラッキングセンサ111は、8画素×8画素の画像データを取得する。画像データは、複数の画素が2次元配列された受光センサ304の受光量を2値化したものである。黒塗りの画素は、受光量が2値化閾値より小さいことを示す。白塗りの画素は、受光量が2値化閾値以上であることを示す。
図5(a)と図5(b)を比較すると、図5(b)に示す黒塗りの画素が図5(a)と比較して給送方向CDにずれていることがわかる。図5(a)及び図5(b)において、原稿104は、給送方向CDで示すように右から左へ搬送される。図5(a)及び図5(b)から、原稿104は、図3(a)に示す位置から図3(b)に示す位置へ移動する間にトラッキングセンサ111に対して画像データの5画素分だけ給送方向CDに移動したことがわかる。トラッキングセンサ111は、所定時間間隔でスペックルパターンの画像データを取得する。トラッキングセンサ111は、所定時間間隔内に画像データの黒塗りの画素が給送方向CDに移動した移動量を出力値(カウント値)として出力する。トラッキングセンサ111から出力される出力値(カウント値)に基づいて、給送方向CDにおける原稿104の移動量(移動速度)を測定することができる。なお、トラッキングセンサ111は所定時間における原稿の移動量を出力するが、本実施形態において、所定時間における原稿の移動量を出力することは、原稿の速度を検出しているものとする。
(原稿の正常搬送)
図6は、正常原稿搬送時のトラッキングセンサ111の出力値の推移を示す図である。図6は、原稿104が給送方向CDに所定の移動速度で正常に搬送されたときのトラッキングセンサ111の出力値の推移を示している。図6において、横軸は時間(ミリ秒)を表し、縦軸はトラッキングセンサ111の出力値(カウント値)を表す。本実施形態において、トラッキングセンサ111の出力値は、画像データの黒塗りの画素が給送方向CDに移動した移動量をカウント値として表している。図6は、給送方向CDにおける原稿104の移動量601の推移と、給送方向CDに直交する主走査方向MS(幅方向)における原稿104の移動量602の推移とを示している。原稿104が所定の移動速度で正常に搬送されている場合、給送方向CDにおける原稿104の移動量601は、搬送開始から2ミリ秒(ms)後、一定の値で推移する。本実施形態では、給送方向CDにおける原稿104の移動量が1ms毎におよそ6000カウントで推移している例を示している。一方、原稿104は、主走査方向MSにほとんど移動しないので、主走査方向MSにおける原稿104の移動量602は、ほぼゼロに近い値で推移する。
(ステイプルされた原稿束の搬送)
次に、ステイプルされた原稿束200が搬送されたときの搬送動作とトラッキングセンサ111の出力値の関係を説明する。図7は、ステイプルされた原稿束200を示す図である。本実施形態では、一例として、図7に示すように原稿104と原稿308が上部左角でステイプル701によって綴じられた原稿束200が搬送される。
図8は、ピックアップローラ107及び原稿分離部150による原稿束200の搬送動作を示す平面図である。図8(a)は、ピックアップローラ107によって分離パッド134を通過してトラッキングセンサ111の下へ搬送された、1枚目の原稿104と2枚目の原稿308がステイプル701で綴じられた原稿束200を示す図である。この時点では、ステイプル701で綴じられた1枚目の原稿104と2枚目の原稿308は十分に分離されず、給送方向CDに沿ってほぼまっすぐに搬送される。
図8(b)は、原稿分離部150へ搬送された原稿束200を示す図である。1枚目の原稿104は給送ローラ109によって給送方向CDへ搬送されるが、2枚目の原稿308は分離ローラ110によって給送方向CDと反対の方向へ搬送される。このように、原稿分離部150は、1枚目の原稿104と2枚目の原稿308を分離しようとする。しかし、1枚目の原稿104と2枚目の原稿308がステイプル701によって綴じられているので、1枚目の原稿104は、給送方向CDにまっすぐに進むことができず旋回する。原稿束200が更に搬送されると、原稿束200がジャムして画像読取装置100が停止される。
図9は、ステイプルされた原稿束200の搬送時のトラッキングセンサ111の出力値の推移を示す図である。図9は、トラッキングセンサ111がステイプルされた原稿束200のうちの1枚目の原稿104の表面を検知したときのトラッキングセンサ111の出力値の推移を示している。図9において、横軸は時間(ミリ秒)を表し、縦軸はトラッキングセンサ111の出力値(カウント値)を表す。図9は、給送方向CDにおける1枚目の原稿104の移動量901の推移と、給送方向CDに直交する主走査方向MSにおける1枚目の原稿104の移動量902の推移を示している。
図8(a)に示すように、原稿束200がピックアップローラ107によって搬送されて分離パッド134を通過してトラッキングセンサ111に到達した時点では、1枚目の原稿104は旋回せずに給送方向CDに沿ってまっすぐに進む。したがって、搬送開始直後は、給送方向CDの移動量901は増加し、主走査方向MSの移動量902は小さい。その後、図8(b)に示すように、1枚目の原稿104が原稿分離部150に到達すると、1枚目の原稿104は、徐々に旋回しながら搬送される。これによって、1枚目の原稿104は、主走査方向MSにも移動し始める。したがって、搬送開始からしばらくすると、給送方向CDの移動量901は徐々に減少し、主走査方向MSの移動量902は徐々に大きくなる。
図9に示すように、給送方向CDの移動量901は、搬送開始直後に徐々に増加し、その後徐々に減少する。一方、主走査方向MSの移動量902は、搬送開始直後はゼロ近傍で推移し、その後徐々に増加する。原稿束200は、幅規制板133によって幅方向に規制されているので、その後は、1枚目の原稿104の旋回が抑制され、給送方向CDの移動量901及び主走査方向MSの移動量902は、ともに徐々に減少する。
(ラフセットされた原稿の搬送)
次に、ラフセットされた原稿104が搬送されたときの搬送動作とトラッキングセンサ111の出力値の関係を説明する。本実施形態におけるラフセットとは、ユーザーが原稿104を幅規制板133による幅方向の規制を行わずに原稿トレイ105にセットした場合を指す。
図10は、ピックアップローラ107及び原稿分離部150によるラフセットされた原稿104の搬送動作を示す平面図である。図10(a)は、ピックアップローラ107によって分離パッド134を通過してトラッキングセンサ111の下へ搬送された原稿104を示す図である。図10(a)に示すように、幅規制板133による原稿104の幅方向の規制がない場合、原稿104を原稿トレイ105の中心に合わせてセットすることが難しくなる。その結果、ユーザーの置き方によっては、原稿104が原稿トレイ105の主走査方向MSの中心からずれてしまう。ピックアップローラ107は原稿トレイ105に対して主走査方向MSの中心に配置されているため、ピックアップローラ107は原稿104の主走査中心からずれた位置に接した状態で搬送することになり、原稿104は斜行してしまう。
図10(b)は、原稿分離部150へ搬送された原稿104を示す図である。図10(b)に示されるように、ラフセットされた原稿104が原稿分離部150に到達すると、原稿104は給送ローラ109によって給送方向CDに引っ張られる形で搬送される。これにより、原稿104の斜行が抑制され、給送方向CDにまっすぐ搬送されるようになる。つまり、ラフセットされた原稿104は、ピックアップローラ107による給送開始直後は旋回しながら搬送されるが、原稿分離部150した後は原稿分離部150のニップにより旋回が抑制され、給送方向CDに沿って搬送される。
図11は、ラフセットされた原稿104の搬送時のトラッキングセンサ111の出力値の推移を示す図である。図11において、横軸は時間(ミリ秒)を表し、縦軸はトラッキングセンサ111の出力値(カウント値)を表す。図11は、給送方向CDにおける原稿104の移動量1101の推移と、給送方向CDに直交する主走査方向MSにおける原稿104の移動量1102の推移を示している。
図10(a)に示すように、ピックアップローラ107による給送開始直後において原稿104は斜行(旋回)することから、給送方向CDの移動量1101及び主走査方向MSの移動量1102はともに増加する。その後、図10(b)に示すように、原稿104が原稿分離部150に到達すると、原稿104は給送ローラ109によって給送方向に引っ張られる形で搬送されるため、原稿104の斜行が収束する。これにより、図11で示されるように、原稿104の主走査方向MSの移動量1102は急速に減少する。
上述したように、ステイプルされた原稿束200が給送される際は、1枚目の原稿104はステイプル701によって留められているため、徐々に1枚目の原稿104の旋回が収まることから、主走査方向MSの移動量902は徐々に減少する。一方、ラフセットされた原稿104が給送される際は、原稿104が原稿分離部150に到達した時点で斜行が抑制されるため、主走査方向MSの移動量1102の減少が大きい傾向にある。したがって、主走査方向MSにおける移動量の減少速度に基づいて、ステイプルされた原稿束200とラフセットされた原稿104との区別を行うことができる。そこで本実施形態において、CPU202は、給送される原稿104の主走査方向MSの速度が所定の速度を超えてから所定時間以内に別の速度以下になったか否かを判断する。そして、所定時間以内に主走査方向MSの速度が十分に小さくなった場合は、CPU202は原稿がラフセットされたものだと判断する。一方で、所定時間以内に主走査方向MSの速度が十分に小さくならない場合は、CPU202は原稿がステイプルされたものだと判断する。
(停止制御動作)
図12は、異常搬送を停止する停止制御動作を示す流れ図である。CPU202は、ROM141(記憶部)に保存されたプログラムに従って停止制御動作を実行する。CPU202は、停止制御動作に必要なデータをRAM142(記憶部)から読み出したり書き込んだりする。
CPU202は、操作部201によりユーザーからの読取開始指示を受け付けると(S201)、原稿セット検知センサ106の検知結果に基づいて、原稿トレイ105に原稿があるか否かを検知する(S202)。原稿トレイ105に原稿がないと判断された場合(S202でNO)、CPU202は、圧板スキャンジョブを実行する(S203)。圧板スキャンジョブは、プラテンガラス(不図示)に載置された原稿を読み取る動作であり、ここでは、説明を省略する。原稿トレイ105にあると判断された場合(S202でYES)、CPU202は、トラッキングセンサ111を動作可能(イネーブル)にする(S204)。CPU202は、原稿を搬送するためにADF103に設けられた搬送モータ203の駆動を開始する(S205)。
その後、CPU202は、原稿が分離前センサ108に到達したか否かを、所定時間の間、監視する。具体的には、分離前センサ108がオンになったか否かを判断する(S206)。分離前センサ108がオンでない場合(S206でNO)、CPU202は、第一の所定時間が経過したか否かを判断する(S207)。第一の所定時間が経過した場合(S207でYES)、CPU202は、第一の所定時間が経過しても原稿が分離前センサ108に到達しなかったので原稿が搬送できていないと判断し、原稿がジャムした(原稿給紙ジャム)と判断する(S208)。そして、CPU202は、搬送モータ203を停止する。第一の所定時間が経過していない場合(S207でNO)、CPU202は、処理をS206へ戻す。第一の所定時間内に原稿が分離前センサ108に到達すると(S206でYES)、CPU202は、トラッキングセンサ111のサンプリングを開始する(S209)。
トラッキングセンサ111は、サンプリング開始(検知開始)後、所定時間間隔ごとに給送方向CDの移動量を表す出力値及び主走査方向MSの移動量を表す出力値のサンプリングを行う。CPU202は、給送方向CDの出力値が第一の閾値(第3の速度)以上であるか否かを判断する(S210)。ここで、第一の閾値は、例えばピックアップローラ107の回転速度(周速)の0.8倍の速度である。トラッキングセンサ111の給送方向CDの出力値が第一の閾値以上でない場合(S210でNO)、CPU202は、第二の所定時間が経過したか否かを判断する(S211)。第二の所定時間が経過した場合(S211でYES)、CPU202は、第二の所定時間が経過しても原稿が所定の距離だけ搬送されていないと判断し、原稿がジャムした(原稿給紙ジャム)と判断する(S212)。そして、CPU202は、搬送モータ203を停止する。第二の所定時間が経過していない場合(S211でNO)、CPU202は、処理をS210へ戻す。第二の所定時間内にトラッキングセンサ111の給送方向CDの出力値が第一の閾値以上になった場合(S210でYES)、検知開始後に原稿が所定の距離以上搬送されたと判断されるので、CPU202は、処理をS213へ進める。
CPU202は、トラッキングセンサ111の主走査方向MSの出力値が第二の閾値(第1の速度)以上であるか否かを判断する(S213)。主走査方向MSの出力値が第二の閾値以上ではない場合(S213のNO)、CPU202は、第三の所定時間が経過したか否かを判断する(S214)。第三の所定時間が経過した場合(S214のYES)、CPU202は処理をS215に進める。第三の所定時間が経過していない場合(S214のNO)、CPU202は処理をS213へ戻す。
S213において、主走査方向MSの出力値が第二の閾値以上である場合(S213のYES)、CPU202はトラッキングセンサ111の主走査方向MSの出力値が第四の所定時間以内に第三の閾値(第2の速度)以下になったか否かを判定する(S216)。ここで、第三の閾値は、上述した第2の閾値よりも小さい値に設定される。上述したように、ステイプルされた原稿束200が給送される際は、主走査方向MSの移動量902は徐々に減少する。そのため、主走査方向MSの出力値が第四の所定時間以内に第三の閾値以下にならなかった場合(S216のNO)、CPU202はステイプルされた原稿束200が搬送されたと判断し(S217)、搬送モータ203を停止する(S218)。なお、S216において、CPU202は、S213で主走査方向MSの出力値が第二の閾値以上となってからの時間が第四の所定時間経過までの間で判断する。また、S217において、CPU202はステイプル原稿が検知されたことを示す通知を操作部201に表示する。
一方、ラフセットされた原稿104が給送される際は、原稿104が原稿分離部150に到達した時点で斜行が抑制されるため、主走査方向MSの移動量1102の減少が大きい傾向にある。そのため、主走査方向MSの出力値が第四の所定時間以内に第三の閾値以下になった場合(S216のYES)、CPU202はステイプルされていない(ラフセットされた)原稿104が搬送されたと判断して、処理をS215に進める。
S215において、CPU202は、原稿104が分離前センサ108を抜けるまで第五の所定時間の経過を待つ。具体的には、CPU202は、分離前センサ108がオフになったか否かを判断する(S215)。分離前センサ108がオフでない場合(S215でNO)、CPU202は、第五の所定時間が経過したか否かを判断する(S219)。第五の所定時間が経過していない場合(S219でNO)、CPU202は、処理をS215へ戻す。第五の所定時間が経過した場合(S219でYES)、第五の所定時間が経過しても原稿104が分離前センサ108上に存在するので原稿104が搬送路に滞留したと判断し、原稿がジャムした(原稿給紙ジャム)と判断する(S220)。そして、CPU202は、搬送モータ203の駆動を停止する。
分離前センサ108が第五の所定時間内にオフになった場合(S215でYES)、CPU202は、原稿トレイ105に次の原稿があるか否かを判断する(S221)。原稿トレイ105に原稿がある場合(S221でYES)、CPU202は、処理をS206へ戻す。CPU202は、次の原稿がステイプルされた原稿束200であるか否かの検知を続ける。原稿トレイ105に原稿がないと判断された場合(S221でNO)、CPU202は、原稿トレイ105に積載された原稿がすべて搬送されたと判断し、搬送モータ203の駆動を停止する(S218)。CPU202は、停止制御動作を終了する。
以上のように、CPU202は、原稿の幅方向における速度が第二の閾値以上(第1の速度以上)となってから第四の所定時間が経過するまでの間に、原稿の主走査方向における速度が第三の閾値以下(第2の速度以下)にならない場合は、原稿の給送を停止する。そして、原稿の幅方向における速度が第二の閾値以上(第1の速度以上)となってから第四の所定時間が経過するまでの間に、原稿の主走査方向における速度が第3の閾値以下(第2速度以下)になった場合は、原稿の給送を継続する。以上の制御により、原稿104がラフセットされた場合に、CPU202がステイプルされた原稿束200が搬送されたと誤検知することを低減することができる。
なお、本実施形態におけるピックアップローラ107は、原稿トレイ105の幅方向における中央に配置されているが、ピックアップローラ107は原稿トレイ105の中央からずれた位置に配置されていてもよい。このような場合、たとえ原稿104が原稿トレイ105の中央にセットされた場合でも、給送時に斜行する虞がある。しかしながら、図12に示す制御により、ピックアップローラ107が原稿トレイ105の中央からずれた位置に配置された場合であっても、トラッキングセンサ111による異常原稿の誤検知を抑制することができる。
100 原稿読取装置
105 原稿トレイ
107 ピックアップローラ
111 トラッキングセンサ
150 原稿分離部
202 CPU

Claims (7)

  1. シートが積載される積載手段と、
    前記積載手段に積載されたシートを一枚ずつ分離して給送する分離給送手段と、
    前記分離給送手段により給送されるシートの速度を検知する速度検知手段と、
    前記分離給送手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記速度検知手段により検知されたシートの給送方向に対して直交する幅方向における速度が第1の速度以上となってから所定時間が経過するまでの間に、シートの前記幅方向における速度が前記第1の速度より小さい第2の速度以下にならない場合は、前記分離給送手段によるシートの給送を停止し、
    前記速度検知手段により検知されたシートの前記幅方向における速度が前記第1の速度以上となってから前記所定時間が経過するまでの間に、シートの前記幅方向における速度が前記第2の速度以下になった場合は、前記分離給送手段によるシートの給送を継続する、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記制御手段は、前記速度検知手段によって検知されたシートの前記給送方向における速度が第3の速度以上になった場合に、前記幅方向における前記シートの速度と前記第1の速度との比較を開始する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. シートを検知するシート検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記シート検知手段の検知結果に基づいて、前記速度検知手段によるシートの速度の検知を開始する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 前記分離給送手段は、前記積載手段に積載されたシートを給送するピックアップローラと、前記ピックアップローラの下流の位置において前記ピックアップローラにより給送されたシートを分離するシート分離部と、を含み、
    前記シート検知手段は、前記ピックアップローラと前記シート分離部との間で且つ前記速度検知手段の検知位置の上流の位置でシートを検知する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. ユーザーに情報を通知する通知手段を備え、
    前記制御手段は、前記速度検知手段により検知されたシートの前記幅方向における速度が前記第1の速度以上となってから前記所定時間が経過するまでの間に、シートの前記幅方向における速度が前記第2の速度以下にならない場合は、前記分離給送手段によるシートの給送を停止するとともに、ステイプルされたシートが給送されたことを示す情報を前記通知手段により通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送されるシートの画像を読み取る読取手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項6に記載の画像読取装置と、
    前記読取手段により読み取られたシートの画像に基づいて、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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