JP2023170687A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】インフラ事業の契約者に対する不動産取引の案内業務の効率化を図る。【解決手段】インフラ事業の契約者の属性情報に対する条件により、属性情報に係る契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又はサービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定部14と、判定部14による判定結果を、契約者を特定する契約者番号と対応付けて保持する保持部15と、閉栓依頼を行う契約者の契約者番号を受け付けた場合、契約者番号に対応付けられる判定部14の判定結果を案内する案内部16と、を備えることを特徴とする管理サーバ10である。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
環境問題や資源有効活用への意識の高まりにより不動産の新築偏重の傾向が見直されつつある中で、中古マンション等の中古住宅市場が活性化されている。
例えば特許文献1には、ネットワークに接続されて不動産の買取を支援する不動産買取システムとして、ネットワークに接続され、不動産情報やユーザ情報の送受信を行うネットワーク通信手段と、ネットワーク通信手段で受信した不動産の物件情報を登録する物件登録手段と、物件登録手段で登録された物件情報からネットワーク上に提供する物件提供情報を準備する物件提供手段と、を備え、ネットワーク通信手段は、物件提供手段で準備された物件提供情報を、ネットワークを介して開示する技術が記載されている。
特開2002-024596号公報
ここで、近年では、中古物件を仲介業者経由で売買する個人間取引の他、中古物件を仲介業者が買い取ってリフォームやリノベーションにより資産価値を高めた上で新築よりも割安な価格で再販する買取再販ビジネスがある。かかる買取再販ビジネスでは、従前からの仲介ビジネス同様に中古物件を大量に仕入れることが事業継続性の点で重要である。
売却を検討している中古物件の所有者においては、一般的には、ビラ、DM(Direct Mail)、TVコマーシャル、街での看板、などを介して知った不動産業者(仲介業者、買取再販業者問わず)に所有者自身が連絡をし、自ら売却の意思を伝えるが、不動産業者から所有者へのアプローチ方法は前述のように限られており、受動的に待ち受けることになる。すなわち、売却意思のある所有者を不動産業者が特定することは難しく、特定できないと中古物件を大量に安定的に仕入れることは難しい。
その一方で、例えば自社の契約者に対し一律に中古物件の不動産取引の案内を行う場合、契約者の数に対する不動産の売却を考えている契約者の割合が高くないと、案内業務を効率的に行うことが困難になってしまう。
本発明の目的は、このような課題を解決することであり、具体的には、インフラ事業の契約者に対する不動産取引の案内業務の効率化を図ることにある。
かかる目的のもと、本発明は、インフラ事業の契約者の属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る当該契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を、前記契約者を特定する特定情報と対応付けて保持する保持手段と、人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う前記契約者の前記特定情報を受け付けた場合、当該特定情報に対応付けられる前記判定手段の前記判定結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
また、上記の目的を達成する他の本発明は、インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得手段と、前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を通知する通知手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
さらに、上記の目的を達成する他の本発明は、インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得手段と、前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じた前記案内を制御する案内制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
ここで、前記属性情報に対する条件は、前記契約者の住所により特定される建物及び/又は当該契約者の契約に関する条件である、ことを特徴とすることができる。すなわち、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記契約の年数が予め定められている値以上であることを示す情報が含まれていることである、ことを特徴とすることができる。また、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記建物の築年数が予め定められている値以上であることを示す情報が含まれていることである、ことを特徴とすることができる。さらに、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、分譲マンションの建物であることを特定する情報が含まれている、ことを特徴とすることができる。さらにまた、前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、部屋の広さ及び/又は間取りを示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができ、前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、最寄り駅を示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができ、前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、前記最寄り駅からの距離を直接的又は間接的に示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができ、前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、過去の不動産取引に関する情報が含まれている、ことを特徴とすることができる。
ここで、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記契約者の契約に関する条件として、前記インフラ事業の契約の複数の種類を示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができる。また、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、エネルギー使用傾向に変化があり当該変化は減少であることを示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができる。さらに、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記契約者以外の者から当該契約者を特定する特定情報を受け付けた場合であって当該者と当該契約者との関係を示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができる。
また、前記属性情報に対する条件は、前記インフラ事業を行う事業者側が前記建物の居住者との過去に遡った直近の接点以降の期間を示す情報が含まれていることである、ことを特徴とすることができ、前記属性情報に対する条件は、前記インフラ事業による提供に関して用いられる機器が前記建物の居住部に設置された時期以降の期間を示す情報が含まれていることである、ことを特徴とすることができ、さらに、前記属性情報に対する条件は、前記建物が所在するエリアにおける人及び/又は世帯に関する統計情報が含まれることである、ことを特徴とすることができる。
上記の目的を達成する他の本発明は、情報処理装置に、インフラ事業の契約者の属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る当該契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、前記判定機能による判定結果を、前記契約者を特定する特定情報と対応付けて保持する保持機能と、人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う前記契約者の前記特定情報を受け付けた場合、当該特定情報に対応付けられる前記判定機能の前記判定結果を出力する出力機能と、を実現させるプログラムである。
また、上記の目的を達成する他の本発明は、情報処理装置に、インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得機能と、前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、前記判定機能による判定結果を通知する通知機能と、を実現させるプログラムである。
さらに、上記の目的を達成する他の本発明は、情報処理装置に、インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得機能と、前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、前記判定機能による判定結果に応じた前記案内を制御する案内制御機能と、を実現させるプログラムである。
本発明によれば、インフラ事業の契約者に対する不動産取引の案内業務の効率化を図ることができる。
第1の実施形態に係る案内支援システムの全体構成例を示す図である。 管理サーバ及び端末のハードウェア構成例を示す図である。 管理サーバの機能構成例を示す図である。 案内支援を説明するフローチャートである。 絞り込み条件を説明する図である。 電話受付の場合に事業者の端末に出力表示される画面例を示す図であり、(a)は、電話オペレータ用閉栓依頼の受付画面の一例を示し、(b)は、受付画面の他の例を部分的に示し、(c)は、受付画面の別の例を部分的に示す。 Web受付の場合に使用者の端末に出力表示される画面例を示す図であり、(a)は、閉栓申込みのWeb受付画面(1/n)を示し、(b)は、閉栓申込みのWeb受付画面(2/n)の一例を示す。 Web受付の場合に使用者の端末に出力表示される画面例を示す図であり、(a)は、受付画面(2/n)の他の例を示し、(b)は、受付画面(2/n)の別の他の例を示す。 第2の実施の形態に係る案内支援を説明するフローチャートである。 第3の実施の形態に係る案内支援を説明するフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態の案内支援システムの構成>
図1は、第1の実施形態に係る案内支援システム1の全体構成例を示す図である。
第1の実施形態に係る案内支援システム1は、インフラ事業を行う事業者がインフラ事業の契約者ないし顧客からの申し込みや問い合わせ対応等の依頼を受け付けたときに、当該顧客に対する案内の要否及びその程度についての情報を提供することにより当該案内を支援するシステムである。
ここにいう顧客に対する案内は、空き家になることに伴い提供可能なサービスの案内であり、例えば、空き家になる乃至空き家になったと推定される住居用建物についての不動産取引の案内である。
なお、空き家と推定される不動産には、現在の居住者が引っ越しする予定がある場合のほか、すでに引っ越ししている場合も含まれる。
また、ここにいうインフラ事業とは、産業や生活を支える基盤としての事業をいい、電力やガス等のエネルギーインフラ事業が含まれる。エネルギーインフラ事業の契約や使用状況の変化は、空き家推定に有用な情報である。また、ここにいうインフラ事業に、空き家推定に有用な可能性がある他のインフラ事業を含ませることができる。インフラ事業の分類には様々なものがあるが、例えば、上下水道や放送受信のほか、電話網及び通信網の通信インフラ等の生活インフラ事業を挙げることができる。したがって、空き家推定に、ガス閉栓依頼等のガスや電気、水道の使用停止連絡の情報を用いることが考えられる。また、インターネットプロバイダ又は固定電話の使用停止の情報を用いることが考えられる。さらに、携帯電話やNHK(日本放送協会)、有料放送サービスに対する移転連絡の情報を用いることが考えられる。
また、宅配を含めた物流という社会インフラも挙げることができる。したがって、空き家推定に、宅配の不在情報を用いることが考えられる。
案内支援システム1は、管理サーバ10と、端末20と、端末30を備える。管理サーバ10と端末20、および管理サーバ10と端末30とは、ネットワーク60を介して接続されている。
端末20は、インフラ事業に関する消費者ないし利用者、使用者(以下、使用者という)の装置であり、電話機T20と共に住居用建物内にある。
端末30は、インフラ事業の供給者ないし提供者、事業者(以下、事業者という)の装置である。事業者には、使用者の電話機T20と通話するための電話機T30がある。
案内支援システム1の管理サーバ10は、事業者が保有管理する装置であり、事業者と契約している顧客の情報(顧客情報)である顧客の属性情報を取得し、蓄積する。また、管理サーバ10は、中古マンション等の中古住宅の情報を取得し、また、中古住宅におけるガスや電力、水道、電話、通信等の契約の情報を取得する。より詳細には、上述した中古住宅の情報は、住宅情報等のデータベースにより取得してもよく、インターネット等で公開されている情報から自動取得ないし手動での取得をしてもよい。
ここにいう中古住宅は、現在住居者がいる居住用建物であり、新築時から居住者がいない居住用建物は含まれない。さらに説明すると、中古住宅は、現在の住居者が新築当時から居住している場合の他、現居住者の前に前居住者がいた場合も含まれる。
そして、管理サーバ10は、取得した情報を基に、現在又は近い将来、空き家の可能性が高い不動産を推定した情報を取得する。かかる推定は、上述したインフラ事業の契約や使用状況の変化の情報等の情報を用いた絞り込み処理により行われる。かかる絞り込み処理に用いられる情報である絞り込み情報は、使用者の端末20から直接取得してもよく、使用者の端末20に入力された情報の一部又は全部を事業者の端末30を介して取得してもよく、また、使用者から端末20を介さずに電話等で事業者に通知された情報の一部又は全部を事業者の端末30から直接取得してもよい。
また、管理サーバ10は、絞り込み処理により取得した推定の情報を含む情報を端末20又は端末30に出力する。
管理サーバ10は、例えば、コンピュータにより実現される。管理サーバ10は、単一のコンピュータにより構成しても良いし、複数のコンピュータによる分散処理により実現しても良い。管理サーバ10は、情報処理装置の一例である。
端末20は、上述したように、インフラ事業の使用者の装置であり、例えば、PC(Personal Computer)等により実現される。
端末30は、上述したように、インフラ事業の事業者の装置であり、例えば、PC等により実現される。事業者としては、例えば、ガスを供給するガス事業者や、電力を供給する電力事業者である。
なお、第1の実施の形態では、管理サーバ10と端末30とが互いに異なる装置である構成例を採用するが、これに限られず、管理サーバ10と端末30が同じ装置である構成例を採用してもよい。
また、管理サーバ10と端末20との接続、および管理サーバ10と端末30との接続に用いられるネットワーク60は、データの送受信が可能であれば、その種類は特に限定されず、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等として良い。データ通信に用いられる通信回線は、有線であっても無線であっても良い。また、複数のネットワーク60や通信回線を介して各装置を接続する構成としても良い。
<ハードウェア構成例>
図2は、管理サーバ10及び端末20~30のハードウェア構成例を示す図である。
同図に示すように、管理サーバ10、使用者の端末20及び事業者の端末30の各々は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)100aと、主記憶手段であるメモリ100cとを備える。また、各装置は、外部デバイスとして、磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)100g、ネットワークインターフェイス100f、表示機構100d、音声機構100h、キーボードやマウス等の入力デバイス100i等を備える。
メモリ100cおよび表示機構100dは、システムコントローラ100bを介してCPU100aに接続されている。また、ネットワークインターフェイス100f、磁気ディスク装置100g、音声機構100hおよび入力デバイス100iは、I/Oコントローラ100eを介してシステムコントローラ100bと接続されている。各構成要素は、システムバスや入出力バスなどの各種のバスによって接続される。
磁気ディスク装置100gには、各機能を実現するためのプログラムが格納されている。そして、このプログラムがメモリ100cにロードされ、このプログラムに基づく処理がCPU100aにより実行されることで、各種の機能が実現される。
ここで、顧客の属性情報を用いて中古物件の不動産取引の案内を行う際、顧客情報として多くのガス契約者がある場合、ガス契約者に対し一律に不動産取引の案内を行うことは、契約者の数に対する不動産の売却を考えている契約者の割合が高くないと想定されるため、効率的に成約獲得を行うことが困難になってしまう。
その一方で、ガス契約者に対して不動産取引の営業を行うために事業者が連絡をとろうとする場合、ガス契約者にアプローチするタイミング次第で営業を行うことが困難になり得る。
そこで、第1の実施の形態では、ガス契約者の属性情報に対する条件により不動産取引に関する案内の有無やその程度を判定し判定結果を保持する構成、及び、閉栓依頼を受け付ける際に、受け付けたガス契約者の判定結果を出力する構成を採用することで、不動産取引を案内すると判定されたガス契約者に対してより確実に不動産取引の案内を行うことができると共に、不動産取引の案内を行う際、判定結果に含まれる案内の程度に応じて行うことにより、案内の効率化を計ることができる。
また、閉栓依頼の情報を案内に関する判定に用いることで、現在又は近い将来において空き家の可能性が高いと推定された物件が顕在化される前の段階で、不動産取引の案内を行う顧客であるかどうかを判定できる。さらに説明すると、閉栓依頼の情報等を基に行う不動産取引の営業は、売却物件情報に対して今までとは異なる手法でアプローチすることを可能にするものであり、売却物件情報が不特定者に知られる前の段階で物件の所有者に対する不動産取引の営業を可能にする。
このように、第1の実施の形態に係る案内支援システム1は、インフラ事業の契約者がインフラ事業を行う事業者に対して申し込みや問い合わせ等の連絡を行う場合に、当該契約者に対する案内の要否及びその程度についての情報を出力するシステムである。そして、インフラ事業を行う事業者側とインフラ事業の契約者側との間でのコンタクトの際に、案内の有無及び案内の程度を示す情報を出力することで、インフラ事業の契約者に対する不動産取引の案内業務の効率化を図っている。
以下、具体的に説明する。
<管理サーバの機能構成>
次に、管理サーバ10の機能構成について説明する。
図3は、管理サーバ10の機能構成例を示す図である。
管理サーバ10は、送受信部11と、取得部12と、絞り込み処理部13と、判定部14と、保持部15と、案内部16と、を備える。
送受信部11は、ネットワーク60(図1参照)を介して使用者の端末20および事業者の端末30と接続するためのネットワークインターフェイスである。これにより、管理サーバ10は、端末20~30とデータ交換を行う。
取得部12は、絞り込み処理部13による絞り込み処理を行うのに必要な情報を取得する。すなわち、取得部12は、事業者の端末30(図1参照)から顧客の属性情報を、ネットワーク60(同図参照)を介して取得する。また、取得部12は、閉栓依頼の顧客を特定する情報を、端末30からネットワーク60を介して取得する。
また、取得部12は、ネットワーク60を介して後述の分譲マンションリストを取得する。さらに、取得部12は、後述の絞り込み条件(図5参照)を取得する。
このように、取得部12は、使用者の情報である母集団を基に案内に関する判定を行う処理に必要な情報を取得する。ここにいう母集団は、インフラ事業の契約に関する情報を取得可能な顧客の情報により特定される顧客群である。母集団には、契約者の氏名や住所(住居表示)等の属性情報が含まれる。また、母集団は、全契約者の場合の他、全契約者のうち予め定められている区域の契約者に限ってもよい。
絞り込み処理部13は、後述の絞り込み条件(図5参照)等を用いた母集団のデータ分析を行う。絞り込み条件は、複数の絞り込み情報を用いて母集団をどのように絞り込むかを示す条件であり、詳細は後述する。
判定部14は、事前に設定された複数の絞り込み条件の各々について絞り込み処理部13が行った絞り込み処理の結果を基に、案内の有無及び案内の程度を判定する。すなわち、母集団の顧客から絞り込まれた顧客について、不動産取引の案内を行うかどうかという案内の有無を判定し、また、不動産取引の案内を行う顧客の各々について、案内の程度も判定する。案内の程度は、例えば空き家になる可能性の高低という観点で判定することができ、空き家になる可能性が高い顧客に対しては、詳細な案内をするように判定し、空き家になる可能性が相対的に低い顧客に対しては、簡易な説明をするにように判定する。
なお、判定部14は、上述の案内の有無と案内の程度を判定する場合のほか、案内の有無のみを判定する場合や案内の程度のみを判定する場合でもよい。
また、判定部14は、母集団の顧客の一部について案内の有無及び/又は案内の程度を判定するようにしてもよい。
また、判定部14は、最小単位の顧客について案内の有無及び/又は案内の程度を判定するようにしてもよい。すなわち、閉栓依頼をする顧客について案内の有無及び/又は案内の程度を判定するようにしてもよい。
付言すると、案内の有無及び/又は案内の程度を示す情報は、例えば中古分譲マンションにおける分譲単位である部屋を示す情報が含まれ、不動産取引の営業先の候補である。
保持部15は、取得部12により取得した情報を保持し、また、判定部14による判定結果すなわち案内に関する情報を保持する。ここにいう案内に関する情報は、不動産取引の案内を行う顧客を示す情報や、そのような顧客に対して案内をどの程度詳しく説明するかを示す情報が含まれるが、上述したように、いずれか一方のみであってもよい。
なお、保持部15は、管理サーバ10のメモリ100cないし磁気ディスク装置100g(図2参照)により構成することができる。
案内部16は、判定部14による判定結果として、閉栓依頼の顧客に対して不動産取引の案内を行うかどうかという情報、及び案内を行うとされる場合にどの程度の案内を行うかという情報を案内する。出力先は、事業者の端末30(図1参照)であり、ネットワーク60(同図参照)を介して行われる。
ここで、管理サーバ10の判定部14は、判定手段の一例であり、判定機能の一例である。保持部15は保持手段の一例であり、保持機能の一例である。案内部16は出力手段の一例であり、出力機能の一例である。
また、管理サーバ10の取得部12は、取得手段の一例であり、取得機能の一例である。案内部16は、通知手段の一例であり、通知機能の一例である。
また、管理サーバ10の案内部16は、案内制御手段の一例であり、案内制御機能の一例である。
なお、「不動産取引の営業」は、不動産仲介の営業や不動産買取の営業が含まれる概念である。すなわち、「不動産取引の営業」は、所有者が売却しようとする不動産を不動産業者が買い取る不動産買取の場合と、不動産の買い手を不動産業者が見つける不動産仲介の場合が含まれる。第1の実施の形態は、中古物件の所有者が自ら不動産業者に売却の意思を伝える前の段階で所有者にアプローチするためのシステムであるところ、かかる観点から、不動産買取の場合と不動産仲介の場合に大きな差異がないことから、不動産買取の場合について以下説明し、不動産仲介の場合の説明を省略する。
また、中古物件は、住居用建物としての分譲マンション等の集合住宅のほか、分譲一戸建てであるが、以下の説明は、分譲マンションの場合である。
図4は、案内支援を説明するフローチャートであり、インフラ事業がガス事業である場合の処理例である。なお、ガス事業者は、電力の供給を行うことができるものとする。
同図に示すように、事業者が保有する顧客の属性情報を、管理サーバ10の取得部12(図3参照)がネットワーク60(図1参照)を介して事業者の端末30(同図参照)から取得する(ステップ101)。かかる顧客の属性情報としては、事業者が保有するエネルギー消費の小売りの情報、例えばガスの小売り情報のほか、電力の小売り情報が含まれる。
さらに説明すると、顧客の属性情報は、事業者が保有する全顧客のうち閉栓依頼顧客リストにある顧客の属性情報としてもよく、また、閉栓依頼顧客リストとは関係なく全顧客の属性情報とする場合のほか、例えば営業地区ごとに分けられた顧客の属性情報とする場合でもよい。なお、ここにいう営業地区は、例えば分譲マンションが比較的多い地区に限ってもよい。
管理サーバ10の取得部12(図3参照)が、インターネット等からの分譲マンションの情報、例えばマンション名ないし建物名や、所在地、築年ないし築年月、階数等の情報を含む分譲マンションの情報である分譲マンションリストを取得する(ステップ102)。
そして、分譲マンションリスト及び顧客の属性情報を用いて絞り込み処理部13(図3参照)が絞り込み処理を行うことで、案内に関する判定を行う(ステップ103)。
かかる絞り込み処理では、例えば、顧客の属性情報から住所等が分譲マンションリストに存在する物件であることで絞り込むことが考えられる。また、分譲マンションリストの築年数の情報から、築年数が予め定められている値以上であることで絞り込んだり、顧客の属性情報からエネルギー契約年数が一定以上であることで絞り込んだりすることも考えられる。詳細は後述する。
ステップ103における案内に関する判定は、顧客の居住用建物が現在又は近い将来空き家になる可能性が高いかどうかの判断であり、具体的には、上述したように、空き家になることに伴い提供可能なサービスの案内を行うかどうかの案内の有無及び/又は案内を行う際の案内の程度である。例えば、空き家になる可能性が高い場合には、案内の程度は詳細な説明とされ、空き家になる可能性が低い場合には、案内の程度は簡易な説明とされる。
上述した案内に関する判定は、顧客の属性情報に含まれる顧客のすべてに対して行われ、判定結果が管理サーバ10の保持部15(図3参照)に保存される(ステップ104)。
なお、顧客の属性情報や分譲マンションリストが更新されると、更新部分又は全体に対して案内に関する判定が行われ(ステップ103参照)、保持部15に保持される判定結果が更新される。
このように、第1の実施の形態では、複数の顧客に対して閉栓依頼を受け付ける前の段階で事前に判定しておき、判定結果を保存する。
その後、使用者が電話機T20(図1参照)により事業者の電話機T30(同図参照)にガス閉栓依頼ないし閉栓の申込みを行った場合、事業者側の電話オペレータにより受け付けた内容が事業者の端末30(同図参照)に入力される(電話受付)。また、使用者が端末20(同図参照)により事業者のWebサイトでガス閉栓依頼を行った場合、閉栓依頼で入力された内容が事業者の端末30に受け付けられる(Web受付)。
なお、ここにいう電話オペレータは、コールセンターやカスタマーセンター等の電話による顧客対応の窓口業務を行う部署の者であるが、人工知能のロボットによる顧客対応を行う場合でもよい。
入力された内容は、事業者の端末30(図1参照)からネットワーク60(同図参照)を介して管理サーバ10(同図参照)に送信される。こうして、ガス閉栓依頼が管理サーバ10の送受信部11(図3参照)に受け付けられ(ステップ105)、取得部12(同図参照)が閉栓依頼の情報を取得する。
なお、入力された内容としては、契約者番号や氏名、住所、連絡先、閉栓希望日等の情報を含む閉栓依頼の情報である。
保持部15により保持されている判定結果の中から、受け付けた顧客に対する判定結果を特定し、出力する(ステップ106)。かかる出力は、電話受付の場合には、事業者の端末30(図1参照)の画面に表示され(後述の図6参照)、Web受付の場合には、使用者の端末20(図1参照)の画面に表示される(後述の図7参照)。
なお、Web受付の場合、判定結果を事業者の端末30に出力するようにしてもよい。
電話受付の場合、電話オペレータは、端末30の画面を見ながら顧客からの閉栓依頼の電話に対応する。また、Web受付の場合、顧客は、端末20の画面を見ながら閉栓依頼受付完了画面に遷移するまで操作する。このため、電話受付の場合の出力画面と、Web受付の場合の出力画面とは互いに異なる。詳細は後述する。
なお、上述したステップ106において電話受付の場合に画面への出力を説明したが、これに限られず、画面への出力と共にまたはこれに代えて不図示のプリンターへの出力を行い、印刷物を作成してもよい。
上述した電話受付は、電話閉栓である。また、上述したWeb受付は、Webでの申し込みによる閉栓の場合である。
ここにいう閉栓依頼は、ガスの使用停止のためのガスの閉栓依頼の場合を説明するが、これに限られず、インフラ事業に含まれるライフライン、例えば電力や水道の使用停止のための依頼の場合を含んでもよい。
なお、閉栓依頼には、引っ越しの場合のほか、しばらくの間留守にする長期不在等の場合も含まれるが、いずれの場合も閉栓により供給が停止され、契約が解約される。
付言すると、閉栓依頼後に開栓依頼があった場合、契約者が同じであるかどうかにかかわらず、新たな顧客番号が付与され、顧客の属性情報が更新される。
顧客の属性情報は、インフラ事業の契約者の属性情報の一例である。閉栓依頼を行う顧客を特定する情報及び分譲マンションリスト、並びに絞り込み条件(図5参照)は、インフラ事業の契約者の属性情報に対する条件の一例である。
不動産取引は、空き家になることに伴い提供可能なサービスの一例である。後述する契約者番号(例えば図6参照)又は契約者の氏名は、契約者を特定する特定情報の一例である。
閉栓依頼は、人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡の一例である。
分譲マンションリスト及び絞り込み条件は、契約者の住所により特定される建物及び/又は当該契約者の契約に関する条件の一例である。絞り込み条件は、契約の年数が予め定められている値以上であることを示す情報の一例であり、建物の築年数が予め定められている値以上であることを示す情報の一例である。分譲マンションリストは、分譲マンションの建物であることを特定する情報の一例である。
ここで、ステップ103の案内に関する判定における絞り込み処理の際の絞り込み条件について説明する。
図5は、絞り込み条件を説明する図であり、その一例を示す。絞り込み条件は、属性情報に対する条件の一例である。
かかる絞り込み条件としては、例えば築年数や、Web閉栓/電話閉栓の別、契約期間等の情報またはこれらの組み合わせが用いられる。
ここにいう築年数は、竣工からある程度の年数が経った物件に絞られ、竣工して間もない築浅の物件が除外される。
築年数が数年である築浅物件は、資産価値が新築の場合に比べてさほど落ちていないこと及び売却物件としての数が多くないことから、買取や仲介の不動産業者間の競争が厳しい。その一方で、ある程度の年数が経った中古物件については、標準仕様でリフォームすることで資産価値をより高めることができる。また、築年数により、新耐震基準であるか否かの区別や、アスベスト不使用の建物特性等をある程度反映させることが可能であり、リフォーム時の作業負担を軽減することができる。なお、新耐震基準は、建築確認の日付が1981年6月1日以降の建物に対して適用されていることから、新耐震基準の適用の有無の観点で、築年数の上限値を設定することができる。
絞り込み条件におけるWeb閉栓/電話閉栓の別は、閉栓依頼の方法であり、Web閉栓と電話閉栓を区別することで、出力(ステップ106参照)の際の内容を決定することができる。
なお、Web閉栓の場合は、一般的に比較的若い世代の割合が高いことが推定され、電話閉栓の場合は、一般的に比較的高齢者の割合が高いことが推定される。
また、Web閉栓の場合は、ネット情報の収集に長けている割合が高いと推定されることから、例えば、ガス事業者が不動産取引の営業についてネットで広告を行っておく場合に営業効率が高いグループであると考えられる。また、電話閉栓の顧客に対して不動産取引の電話営業を行う場合に、ビジネスの親和性が高いと考えられる。
契約期間を絞り込み条件に含むのは、賃貸の場合は契約更新時またはその契約更新の少し前というタイミングで引っ越してエネルギー契約を解約するという傾向があり、エネルギーの契約年数は賃貸マンションの居住者の方が分譲マンションの居住者の場合よりも短い可能性が高いことから、エネルギー契約年数が短い顧客を除外することで、実需案件の割合を高めるためである。
ここにいう契約期間は、ガスの契約の場合のほか、ガス以外の例えば電力の契約を含んでもよい。電力の自由化により、ガス事業者であってもガスと電力の両方を契約していたり電力だけを契約していたりする顧客の属性情報を有することによる。
図5を用いて具体的に説明する。
図5の(1)~(2)は、築年数と契約期間を組み合わせて絞り込み条件としている。すなわち、(1)の場合は、「築年15年以上かつ契約期間3年以上」であり、(2)の場合は、「築年10年以上かつ契約期間3年以上」である。これにより、物件の資産価値をより高めることが可能な比較的築年数のある分譲マンションが含まれる可能性の高いグループに絞り込みすることができる。なお、図5にはないが、分譲マンションリストを用いて母集団から絞り込むことから、分譲マンションリストを、属性情報に対する条件として把握できる。
上述の(1)~(2)は、「Web閉栓」と「電話閉栓」という閉栓依頼方法を含んでいないことから、いずれの場合にも用いることができる絞り込み条件である。
なお、上述の(1)~(2)における契約期間は、ガスの契約期間であり、電力の契約期間をも含む後述の例えば(10)~(11)とは異なる。
付言すると、分譲マンションには、購入者ないしその関係者が居住するいわゆる実需の場合と、購入者ないしその関係者が居住せず貸し出すいわゆる投資の場合が含まれるが、実需に絞り込むことは困難である。
図5の(3)~(6)では、築年数、契約期間及び閉栓依頼方法を組み合わせて絞り込み条件としている。すなわち、「契約期間3年以上」とした上で、築年が「5年以上」と「15年以上」、閉栓依頼方法を「Web閉栓」と「電話閉栓」とした場合の4つの組み合わせが上述の(3)~(6)である。
さらに説明すると、上述の(3)~(4)の「築年15年以上かつ契約期間3年以上」の場合は、新築時から入居している居住者の場合の他、その後の売買等により居住者が変わった新たな居住者の場合も含まれ得る。
その一方で、上述の(5)~(6)の「築年5年以上かつ契約期間3年以上」の場合は、上述の(3)~(4)に比べて、新築時から入居している居住者の割合が高くなる。また、分譲マンションは、築年が10年超よりも10年以内に売りに出される傾向があると仮定したとき、上述の(5)~(6)の場合は築年5年以上であることから、閉栓依頼の情報と組み合わせることで、現在入居している分譲マンションを売りに出そうと考えている顧客の割合が上述の(3)~(4)よりも高くなることが期待できる。
図5の(7)~(8)は、「築年5年以上かつ契約期間4年以上」を、閉栓依頼方法が「Web閉栓」の場合と「電話閉栓」の場合とに分けている。築年と契約期間の差が上述の(5)~(6)の場合よりも小さいことから、新築時から入居している居住者の割合がさらに高くなる。人生で不動産の売買を経験する回数は一般的に多くないことから、上述の(7)~(8)の場合は、不動産の売買を経験したことがなく初めてである割合が、上述の(5)~(6)の場合よりも高いと考えられる。
図5の(9)は、「Web閉栓」の場合で「築年15年以上かつ契約期間5年以上」であり、上述の(3)よりも契約期間の閾値が2年長い。これにより、上述の(3)の場合よりも賃貸マンションの居住者が除外され、実需案件の割合を高めることが期待される。また、上述の(9)では「Web閉栓」を条件とすることから、上述したように、ネット広告の効果が高いことが考えられる。
図5の(10)~(11)は、「築年5年以上かつ契約期間3年以上」の顧客のうち、その契約が電力契約である顧客を、閉栓依頼方法が「Web閉栓」の場合と「電話閉栓」の場合とに分けている。
上述の(10)~(11)は、電力契約に限定しているが、ガス事業者の顧客情報を基にしていることから、ガス契約のみならず、電力自由化により電力契約を行っている顧客である可能性が高いことが想定される。一般的に、ガス事業者にガス及び電力の契約を行っている顧客は、いずれか一方のみの契約を行っている顧客に比べて、ガス事業者に対して高い信頼性を持っていることが推定され、ガス事業者の名前を用いた不動産取引の電話営業を行う際に、関心をもって最後まで説明を聞いてもらえる割合が高いことが期待できる。
さらに説明すると、上述の(10)~(11)の築年数や契約期間は、上述の(5)~(6)と同じであることから、上述の(5)と(10)、又は上述の(6)と(11)をそれぞれ組み合わせることで、ガス契約のみの顧客や、ガスと電力の双方を契約している顧客、電力契約のみの顧客をリスト化することが可能である。なお、電力契約のみの顧客の場合は、オール電化の物件である可能性が高いと考えられる。
図5の(12)~(13)は、「築年2年以上かつ契約期間2年以上」を、閉栓依頼方法が「Web閉栓」の場合と「電話閉栓」の場合とに分けている。築年と契約期間が同じであることから、上述の(7)~(8)よりも、新築時から入居している居住者の割合がさらに高くなる。
図5の(14)~(15)は、「契約期間2年未満の電力契約者」を、閉栓依頼方法が「Web閉栓」の場合と「電話閉栓」の場合とに分けている。上述の(14)~(15)は、築年数を含んでいない点及び電力契約者である点で、ガス契約者である上述の(12)~(13)とは異なることから、観点が異なる条件で絞り込みを行うことができる。
図5の(16)~(17)は、「築年12年以上かつ契約期間3年以上」を、閉栓依頼方法が「Web閉栓」の場合と「電話閉栓」の場合とに分けている。築年15年以上である上述の(3)~(4)の場合よりも母集団に対するヒット件数が多くなる。
上述したように、第1の実施の形態では、顧客の属性情報の各顧客について、図5の(1)~(17)の絞り込み条件を用いて、絞り込み処理部13(図3参照)が絞り込み処理を行い、絞り込み処理の結果を基に、案内に関する判定を判定部14(同図参照)が行う。
なお、かかる案内に関する判定は、上述したように、閉栓依頼方法が「Web閉栓」であるか「電話閉栓」であるかにより、上述の(3)~(17)の絞り込み条件は変わる。
ここで、案内に関する判定の具体例について説明する。
判定の具体例1としては、例えば、上述の(1)~(17)の少なくともいずれか一つの絞り込み条件により絞り込まれた顧客に対しては、空き家になることに伴い提供可能なサービスの案内を行うという「案内:有」という判定結果にし、それ以外の顧客に対しては、かかる案内を行わないという「案内:無」という判定結果にすることが考えられる。
そして、上述の(1)~(17)のいずれか複数(例えば2つ)の絞り込み条件により絞り込まれた顧客に対しては、「案内:有」のほかに、案内の程度として、詳しくしっかりと説明するという「程度:詳細」という判定結果にする。その一方で、「案内:有」の顧客であってそれ以外の顧客に対しては、案内の程度として、さらりと簡易に説明するという「程度:簡易」という判定結果にすることが考えられる。
判定の具体例2としては、上述の(1)~(17)のうち予め定められている複数の絞り込み条件を用い、少なくともいずれか一つで絞り込まれた顧客に対しては、「案内:有」という判定結果にし、それ以外の顧客に対しては、「案内:無」という判定結果にすることが考えられる。
そして、予め定められている複数の絞り込み条件のすべてで絞り込まれた顧客に対しては、「程度:詳細」という判定結果にし、それ以外の顧客に対しては、「程度:簡易」という判定結果にすることが考えられる。
判定の具体例3を説明する。上述の(1)~(17)の絞り込み条件では、築年数が長く、かつ、契約期間も長い顧客に対しては、「案内:有」及び「程度:詳細」となる傾向がある。その一方で、Web閉栓の場合の上述の(9)では、築年数が長く、かつ、契約期間も長い顧客が絞り込まれる。したがって、Web閉栓の場合に、上述の(9)で絞り込まれた顧客に対しては、「程度:詳細」という判定結果にし、上述の(9)以外で絞り込まれた顧客に対しては、「程度:簡易」という判定結果にすることが考えられる。
付言すると、上述の(9)に、上述した新耐震基準の適用の有無の観点で、築年数の上限値を追加することが考えられる。
なお、上述した各種の具体例において、築年数と契約期間の閾値が同じである例えば上述の(1)と(3)又は(4)との絞り込みは、かかる絞り込みの結果をもって複数の絞り込み条件により絞り込まれた顧客とはしない判定がなされる。すなわち、例外的な処理が行われる場合がある。
また、上述の(1)~(17)の各々に対し重み付けをしてその合計値を求め、合計値が閾値よりも大きい顧客に対しては、「程度:詳細」という判定結果にし、それ以外の顧客に対しては、「程度:簡易」という判定結果にすることが考えられる。
上述した絞り込み条件は、図5に示す場合のほか、種々のものが考えられる。例えば、各種営業活動や定期点検(電気設備点検・ガス定期保安点検)や機器修理といった事業者が建物居住者との過去最終接点から現在までの期間(事業者側が建物の居住者との過去に遡った直近の接点以降の期間の一例)による絞り込み条件である。また、各種機器(電気・ガス・通信事業者が販売または提供し、宅内に設置されているもの(例えば終端装置・ガス警報器))など最終設置から現在までの期間(設置された時期以降の期間の一例)による絞り込み条件である。
さらに、例えば、国内の人及び世帯の実態把握のために行われる国勢調査による人口流出率等の人口変動の統計情報のほか、各年代の数や世帯構成の割合等の統計情報(人及び/又は世帯に関する統計情報の一例)を用いた、建物の所在するエリアによる絞り込み条件である。なお、かかる統計情報は、複数の調査時期による統計の比較による同一エリアにおける変動に着目してもよく、単一の調査時期の統計におけるエリアの比較による相違に着目してもよい。
また、分譲マンションリストに、部屋の広さ及び/又は間取りを示す情報が含まれている場合に、部屋の広さ(m)や間取り情報から流通性の高い物件かどうか判断し、優先したフラグ立てや絞り込みに使用してもよい。例えば、実需として人気の高い50m~80mの場合優先したフラグ立てを行い、その一方で、30m以下のワンルームなどは優先度を落とした絞り込みとすることが考えられる。
また、分譲マンションリストに、最寄り駅を示す情報や最寄り駅からの距離を直接的又は間接的に示す情報である住所情報、例えば徒歩分数情報が含まれている場合に、最寄り駅名や徒歩分数情報から流通性の高い物件かどうか判断し、フラグ立てや絞り込みに使用してもよい。例えば、横浜駅には複数路線があり最寄り駅として人気であるので、優先したフラグ立て、絞り込みを行うことが考えられる。また、例えば、最寄り駅徒歩25分はバスを使用して移動することになり(バス圏)、流通性が低いと想定されることから、優先度を落とした絞り込みとすることが考えられる。
さらに、分譲マンションリストに、過去の不動産取引に関する情報が含まれている場合、過去の不動産取引データ(外部情報含む)から、成約価格(又は坪単価)から一件当たりの利幅が大きい、つまりは営業効率が高い物件を特定してもよい。
また、顧客の属性情報に、契約者の契約に関する条件として、エネルギー業者との契約情報・その他確認できるサービスの契約情報(インフラ事業の契約の複数の種類を示す情報の一例)が含まれている場合、契約情報の種類や数などから優先したフラグ立てや絞り込みをしてもよい。例えば、ガスに加えて、電気の契約がある(あった)顧客は、そのエネルギー会社に対して高いロイヤリティを持っているため営業効率が高い可能性があると考えられることから、優先フラグや絞込みを行うことが考えられる。そのほか、エネルギー業者の展開する付帯サービスを契約している場合も同様に行うことが考えられる。
また、顧客の属性情報に、過去のエネルギー使用状況が含まれている場合、過去のエネルギー使用状況によって、エネルギー停止の事由を推定し、優先したフラグ立てや絞り込みをしてもよい。例えば、エネルギー使用停止タイミングより数か月前からエネルギー使用量が極端に少ない場合は、住戸居住者が何らかの理由で住まなくなり、相続されたパターンであることを推定し、優先したフラグ立て・絞り込みを行ってもよい。言い換えると、エネルギー使用傾向に変化がある場合であってその変化が使用量の減少である場合に、売却案件になる可能性があるとして、優先したフラグ立てや絞り込みを行うことが考えられる。
さらに、顧客の属性情報に、契約者と申し込み者の関係が異なる場合などエネルギー契約者とエネルギー停止申込者の関係性を示す情報が含まれる場合、特に名字が同一で関係性が子などの場合、相続された建物である可能性が高いことから、優先したフラグ立て、絞り込みを行ってもよい。言い換えると、契約者以外の者から例えばガス閉栓依頼を受け付けた場合に、その者が契約者の親族である等の例えば家族関係を有する場合に、相続された案件の可能性があるとして、優先したフラグ立てや絞り込みを行うことが考えられる。ここにいう親族とは、6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族をいう。
上述した優先フラグ立ての場合すなわち、分譲マンションの間取り情報や住所情報、過去の不動産取引データによる場合には、営業効率が良いとして、「程度:詳細」とすることが考えられる。
また、契約情報の種類や数などから優先したフラグ立て、エネルギー使用停止タイミングより数か月前からエネルギー使用量が極端に少ない場合の優先したフラグ立て、契約者に代わってその子供からガス閉栓依頼等があった場合の優先したフラグ立ての場合、「程度:詳細」とすることが考えられる。
図6は、電話受付の場合に事業者の端末30(図1参照)に出力表示される画面例を示す図であり、(a)は、電話オペレータ用閉栓依頼の受付画面の一例を示し、(b)は、受付画面の他の例を部分的に示し、(c)は、受付画面の別の例を部分的に示す。すなわち、(b)及び(c)は、(a)の領域42のみを示す。なお、図6における閉栓依頼は、ガスの使用停止の意味で用いているが、これに限られず、電気の使用停止などの他のインフラに対するものについても同様である。
図6(a)に示す受付画面40は、顧客情報を表示する領域41と、領域41の下に位置し、案内に関する情報を表示する領域42と、を有する。
受付画面40の領域41には、上から順に「閉栓依頼のお客さま情報」の表示と、契約者番号を入力する入力領域41aと、入力領域41aに入力された契約者番号に対応付けられている「氏名」及び「住所」を表示する領域と、がある。ここにいう契約者番号ないし氏名は、上述したように、契約者を特定する特定情報の一例である。
図6(a)に示す例では、電話対応中の電話オペレータが電話機T30(図1参照)で顧客から聞き取った契約者番号「○○○○○」が入力領域41aに入力された状況である。すると、領域41には、契約者番号「○○○○○」に対応する「氏名」として「□□□ □□」、及び「住所」として「△△△県△△△市△△区△△1-1-1」が表示される。
領域41に表示される「氏名」及び「住所」は、電話オペレータが顧客の本人確認を行うためのものであり、電話オペレータは、顧客が伝える氏名と住所が表示のものと一致するかどうかで本人確認する。
受付画面40の領域42には、上から順に「空き家になることに伴い提供可能なサービスの案内」の表示と、領域41の契約者番号「○○○○○」の顧客に対する判定結果を示す領域43と、がある。判定結果を示す領域43は、案内するかどうかを示す表示43aと、案内する場合の案内の程度を示す表示43bと、が含まれている。
図6(a)では、判定結果を示す領域43の表示43aが「案内の有無:有」であり、表示43bが「案内の程度:詳細」である。したがって、電話オペレータは、本人確認後に、判定結果を示す領域43の表示43a、43bを参照し、通話中の顧客に対して、空き家になることに伴い提供可能なサービスをしっかり説明する。
例えば、当社では、不動産の買取ないし仲介のサービスを提供していることを説明した上で、不動産の売却を考えているかという質問や、本サービスに興味があるかという質問などをしながら、本サービスによる顧客のメリットを説明したり顧客からの疑問に答えたりする。さらに、顧客の希望により、パンフレット等の資料を自宅に送付したり営業担当を訪問させるアポイントメントをとったりする。
図6(b)では、判定結果を示す領域43の表示43aが「案内の有無:有」であり、表示43bが「案内の程度:簡易」である。電話オペレータは、通話中の顧客に対して、空き家になることに伴い提供可能なサービスをさらりと説明する。
例えば、当社では不動産の買取ないし仲介のサービスを提供していることを説明し、興味があればお問合せしてほしいことを伝える程度にとどめる。
図6(c)では、判定結果を示す領域43の表示43aが「案内の有無:無」であり、表示43bが「-」である。電話オペレータは、通話中の顧客に対して、空き家になることに伴い提供可能なサービスを説明しないで、閉栓依頼の受付のみを行う。
このように、判定結果を示す領域43には、案内の有無及び案内の程度が表示されることから、電話オペレータは、領域43の表示に従って電話対応することで、閉栓依頼の電話をかけてきた顧客のうち不動産取引の案内をすべきと判定された顧客に対し、確実に不動産取引の案内を行うことができる。
また、案内を行う場合、例えば空き家可能性の高低という推定結果に応じて判定される案内の程度に従って案内を行うことで、空き家可能性の高い顧客に対してはしっかりとした説明をし、空き家可能性の低い顧客に対してはさらりと説明することで、不動産取引の営業を効率的に行うことができる。
図7及び図8は、Web受付の場合に使用者の端末20(図1参照)に出力表示される画面例を示す図であり、図7(a)は、閉栓申込みのWeb受付画面(1/n)を示す。また、図7(b)は、閉栓申込みのWeb受付画面(2/n)の一例を示し、図8(a)は、受付画面(2/n)の他の例を示し、(b)は、受付画面(2/n)の別の他の例を示す。ここにいう「n」は、2以上の整数である。
図7(a)に示す受付画面50は、「閉栓申込みを受け付けます。」及び「契約者番号を入力してください。」という顧客に対するメッセージと、顧客情報を表示する領域51と、を有する。
受付画面50の領域51には、契約者番号を入力する入力領域51aと、入力領域51aに入力された契約者番号に対応付けられている「氏名」及び「住所」を表示する領域と、がある。図7(a)に示す例は、上述した図6(a)に示す場合と同じ「氏名」及び「住所」の表示がなされている。
使用者は、内容確認し、正しければ、OKボタンを操作する。これにより、図7(b)の画面に進む。
なお、セキュリティのために、予め定められた暗証番号ないしパスワードを入力させる場面を介してもよく、また、図7(a)の画面をログイン操作後に表示するようにしてもよい。暗証番号やログインする際に入力する情報は、契約者を特定する特定情報の一例である。
図7(b)に示す受付画面50には、閉栓希望日についての領域52と、不動産取引サービスの説明を表示する説明表示領域53と、がある。
領域52には、上から順に「閉栓の希望日を入力してください。」という表示と、使用者が閉栓希望日を入力するための領域52aと、がある。図7(b)に示す例では、領域52aは、未入力の空欄である。
説明表示領域53には、上から順に「不動産取引サービスのご案内」の表示と、案内の表示範囲を示すための一点鎖線で囲まれている領域53aと、がある。さらに説明すると、図7(b)に示す一例は、使用者に対する判定結果(図4のステップ106参照)が「案内の有無:有」及び「案内の程度:詳細」の場合であり、案内の文章が長い。このため、案内の内容を示す領域53aには、説明表示領域53内の表記を上下にずらすことで表示されていない部分を表示させるためのスクロールバー53bが表示されている。
図8(a)に示す受付画面50には、閉栓希望日についての領域52と、不動産取引サービスの説明を表示する説明表示領域53と、がある。領域52は、図7(b)に示す場合と同じであり、その説明を省略する。
説明表示領域53には、図7(b)に示す場合と同じく、上から順に「不動産取引サービスのご案内」の表示と、領域53aと、がある。図8(a)に示す他の例は、使用者に対する判定結果(図4のステップ106参照)が「案内の有無:有」及び「案内の程度:簡易」の場合であり、案内の文章が図7(b)の場合に比べて短い。このため、案内の内容を示す領域53aには、図7(b)に表示されているスクロールバー53bが表示されていない。
図8(b)に示す受付画面50には、閉栓希望日についての領域52がある。領域52は、図7(b)に示す場合と同じであり、その説明を省略する。
さらに説明すると、図8(b)に示す別の他の例は、使用者に対する判定結果(図4のステップ106参照)が「案内の有無:無」及び「案内の程度:-」の場合であり、案内の表記が省略される。このため、図8(b)に示す受付画面50には、図7(b)や図8(a)に図示されている説明表示領域53がない。説明表示領域53において説明の長さに差異を持たせている(説明の長短)。
このように、説明表示領域53の領域53aに、Web依頼の顧客のうち不動産取引の案内をすべきと判定された顧客に対し、確実に不動産取引の案内を行うことができる。また、案内を行う場合、案内の程度に応じて案内の内容が変更される。すなわち、引っ越しにより空き家になる可能性が低い顧客に対し、一応は案内するもののその顧客が引っ越し予定のない可能性があることも想定して簡単に説明する。その一方で、引っ越しにより空き家になる可能性が高い顧客に対しては、不動産取引の案内に興味を持つ可能性が高いとして、要点をまとめつつ詳細に説明する。これにより、Web依頼を行う画面において効率的な不動産取引の案内を行うことができる。なお、引っ越しにより空き家になる可能性に着目しているが、それと共に又はそれに代えて顧客の年齢層に応じて案内の程度を判定してもよい。
そして、引っ越しの可能性が極めて低い顧客に対しては、不動産取引の案内を省略することで、顧客の操作に伴う画面確認の負担を軽減することができる。
<第2の実施の形態及び第3の実施の形態>
次に、第2の実施の形態及び第3の実施の形態について説明する。上述の第1の実施の形態では、案内に関する判定(図4のステップ103)を閉栓依頼の受付の前に行っているが、第2の実施の形態及び第3の実施の形態では、案内に関する判定を閉栓依頼の受付があったときに行っている。なお、第2の実施の形態は電話閉栓の場合、第3の実施の形態はWeb閉栓の場合である。
第2の実施の形態及び第3の実施の形態の説明では、上述の第1の実施の形態と同じ事項の説明及び図示を省略ないし簡略化することがある。
図9は、第2の実施の形態に係る案内支援を説明するフローチャートである。
同図に示す場面は、上述した電話閉栓の場合である。すなわち、使用者が電話機T20(図1参照)により事業者の電話機T30(同図参照)にガス閉栓依頼を行った場合であり、事業者側の電話オペレータにより受け付けた内容が、ガス閉栓依頼として、事業者の端末30(同図参照)に入力される(電話受付)。そして、かかるガス閉栓依頼が、管理サーバ10の送受信部11(図3参照)に受け付けられる(ステップ201)。この処理は、第1の実施の形態におけるステップ105(図4参照)に対応するものであり、その詳細な説明を省略する。
閉栓依頼を受け付けた顧客について事業者が保有する属性情報を、管理サーバ10の取得部12(図3参照)がネットワーク60(図1参照)を介して事業者の端末30(同図参照)から取得する(ステップ202)。第1の実施の形態におけるステップ101(図4参照)に対応するものであり、その詳細な説明を省略する。
管理サーバ10の取得部12(図3参照)が分譲マンションリストを取得する(ステップ203)。この処理は、第1の実施の形態におけるステップ102(図4参照)に対応するものであり、その詳細な説明を省略する。
そして、分譲マンションリスト及び受け付けた顧客の属性情報を用いて絞り込み処理部13(図3参照)が絞り込み処理を行うことで、案内に関する判定を行う(ステップ204)。第1の実施の形態におけるステップ103(図4参照)に対応するものであり、その詳細な説明を省略する。
受け付けた顧客に対する案内に関する判定が、案内部16(図3参照)により事業者の端末30(図1参照)の画面に表示されることで判定結果が通知される(ステップ205)。この処理は、第1の実施の形態におけるステップ106(図4参照)に対応するものであり、その詳細な説明を省略する。
このように、第2の実施の形態では、複数の顧客に対して閉栓依頼を受け付ける前の段階で事前判定してその結果を保存する第1の実施の形態とは異なり、閉栓依頼を受け付けるたびに、閉栓依頼を行った顧客について判定を行う都度判定を採用する。このため、一度に判定処理を行わなくても済み、処理負担の軽減を図ることができ、また、第1の実施の形態では必須の構成となる保存部を省略することができる。
<第3の実施の形態>
図10は、第3の実施の形態に係る案内支援を説明するフローチャートである。
同図に示す場面は、上述したWeb閉栓の場合である。すなわち、使用者が端末20(図1参照)により事業者のWebサイトでガス閉栓依頼を行った場合であり、閉栓依頼として入力された内容が事業者の端末30に受け付けられる(Web受付)。そして、かかるガス閉栓依頼が、管理サーバ10の送受信部11(図3参照)に受け付けられる(ステップ301)。この処理は、第1の実施の形態におけるステップ105(図4参照)に対応するものであり、その詳細な説明を省略する。
管理サーバ10の取得部12(図3参照)が、閉栓依頼を受け付けた顧客の属性情報を取得し(ステップ302)、また、分譲マンションリストを取得する(ステップ303)。その後、受け付けた顧客の属性情報及び分譲マンションリストを用いて絞り込み処理部13(図3参照)により案内に関する判定を行う(ステップ304)。そして、受け付けた顧客に対する案内に関する判定が、案内部16(図3参照)により使用者の端末20(図1参照)の画面に表示される。これにより、判定結果に応じた案内の実行が行われる(ステップ305)。
上述のステップ302、303、304、305はそれぞれ、第1の実施の形態におけるステップ101、102、103、106に対応するものであり、その詳細な説明を省略する。
このように、第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同じく、都度判定を採用することから、処理負担の軽減を図ることができ、構成の簡略化をはかることができる。
また、第3の実施の形態では、Web閉栓の場合の案内を行うものである点で、電話閉栓である第2の実施の形態と異なる。Web閉栓という電話オペレータを介さない態様でも、顧客の興味のある可能性/興味のない可能性という観点で、表示画面の構成を変更することができ、Web閉栓依頼をする顧客の負担を軽減しつつ、不動産取引の案内を行うことができるようになる。
本発明の実施形態を実現するプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネットなどの通信手段を用いて提供することも可能である。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る管理サーバ10(図3参照)は、ガス事業や電力事業、通信事業等のインフラ事業の契約者の属性情報に対する条件により、属性情報に係る契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又はサービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定部14(同図参照)と、判定部14による判定結果を、契約者を特定する契約者番号と対応付けて保持する保持部15(同図参照)と、閉栓依頼を行う契約者の契約者番号を受け付けた場合、契約者番号に対応付けられる判定部14の判定結果を案内する案内部16(同図参照)と、を備える。
また、第2の実施の形態に係る管理サーバ10(図3参照)は、ガス事業や電力事業、通信事業等のインフラ事業の契約者であって閉栓依頼を行う契約者の属性情報を取得する取得部12(同図参照)と、属性情報に対する条件により、属性情報に係る契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又はサービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定部14(同図参照)と、判定部14による判定結果を通知する案内部16(同図参照)と、を備える。
また、第3の実施の形態に係る管理サーバ10(図3参照)は、インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得部12(同図参照)と、属性情報に対する条件により、属性情報に係る契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又はサービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定部14(同図参照)と、判定部14による判定結果に応じた案内を制御する案内部16(同図参照)と、を備える。
より詳細には、属性情報に対する条件は、契約者の住所により特定される建物及び/又は契約者の契約に関する条件である。また、属性情報に対する条件は、属性情報に、契約の年数が予め定められている値以上であることを示す情報が含まれていることである。さらに、属性情報に対する条件は、属性情報に、建物の築年数が予め定められている値以上であることを示す情報が含まれていることである。また、属性情報に対する条件は、属性情報に、分譲マンションの建物であることを特定する情報が含まれていることである。分譲マンションの建物であることを特定する情報には、部屋の広さ及び/又は間取りを示す情報が含まれている。また、分譲マンションの建物であることを特定する情報には、最寄り駅を示す情報が含まれ、最寄り駅からの距離を直接的又は間接的に示す情報が含まれている。また、分譲マンションの建物であることを特定する情報には、過去の不動産取引に関する情報が含まれている。
また、属性情報に対する条件は、属性情報に、契約者の契約に関する条件として、インフラ事業の契約の複数の種類を示す情報が含まれていることである。また、属性情報に対する条件は、属性情報に、エネルギー使用傾向に変化があり当該変化は減少であることを示す情報が含まれていることである。また、属性情報に対する条件は、属性情報に、契約者以外の者から契約者の特定情報を受け付けた場合であって者と契約者との関係を示す情報が含まれていることである。
また、絞り込み条件は、インフラ事業を行う事業者側が建物の居住者との過去に遡った直近の接点以降の期間を示す情報が含まれていることであり、また、インフラ事業による提供に関して用いられる機器が建物の居住部に設置された時期以降の期間を示す情報が含まれていることであり、さらに、建物が所在するエリアにおける人及び/又は世帯に関する統計情報が含まれることである。
また、第1の実施の形態に係るプログラムは、ガス事業や電力事業、通信事業等のインフラ事業の契約者の属性情報に対する条件により、属性情報に係る契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又はサービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、判定機能による判定結果を、契約者を特定する契約者番号と対応付けて保持する保持機能と、閉栓依頼を行う契約者の契約者番号を受け付けた場合、契約者番号に対応付けられる判定機能の判定結果を案内する案内機能と、を実現させるものである。
また、第2の実施の形態に係るプログラムは、ガス事業や電力事業、通信事業等のインフラ事業の契約者であって閉栓依頼を行う契約者の属性情報を取得する取得機能と、属性情報に対する条件により、属性情報に係る契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又はサービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、判定機能による判定結果を通知する案内機能と、を実現させるものである。
また、第3の実施の形態に係るプログラムは、インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得機能と、属性情報に対する条件により、属性情報に係る契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又はサービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、判定機能による判定結果に応じた案内を制御する案内機能と、を実現させるものである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。上記の実施形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…管理サーバ、12…取得部、13…絞り込み処理部、14…判定部、15…保持部、16…案内部
かかる目的のもと、本発明は、インフラ事業の契約者の属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る当該契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を、前記契約者を特定する特定情報と対応付けて保持する保持手段と、人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う前記契約者の前記特定情報を受け付けた場合、当該特定情報に対応付けられる前記判定手段の前記判定結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
また、上記の目的を達成する他の本発明は、インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得手段と、前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を通知する通知手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
さらに、上記の目的を達成する他の本発明は、インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得手段と、前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じた前記案内を制御する案内制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
ここで、前記属性情報に対する条件は、前記契約者の住所により特定される建物及び/又は当該契約者の契約に関する条件である、ことを特徴とすることができる。すなわち、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記契約の年数が予め定められている値以上であることを示す情報が含まれていることである、ことを特徴とすることができる。また、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記建物の築年数が予め定められている値以上であることを示す情報が含まれていることである、ことを特徴とすることができる。さらに、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、分譲マンションの建物であることを特定する情報が含まれている、ことを特徴とすることができる。さらにまた、前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、部屋の広さ及び/又は間取りを示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができ、前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、最寄り駅を示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができ、前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、前記最寄り駅からの距離を直接的又は間接的に示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができ、前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、過去の不動産取引に関する情報が含まれている、ことを特徴とすることができる。
ここで、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記契約者の契約に関する条件として、前記インフラ事業の契約の複数の種類を示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができる。また、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、エネルギー使用傾向に変化があり当該変化は減少であることを示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができる。さらに、前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記契約者以外の者から当該契約者を特定する特定情報を受け付けた場合であって当該者と当該契約者との関係を示す情報が含まれている、ことを特徴とすることができる。
また、前記属性情報に対する条件は、前記インフラ事業を行う事業者側が前記建物の居住者との過去に遡った直近の接点以降の期間を示す情報が含まれていることである、ことを特徴とすることができ、前記属性情報に対する条件は、前記インフラ事業による提供に関して用いられる機器が前記建物の居住部に設置された時期以降の期間を示す情報が含まれていることである、ことを特徴とすることができ、さらに、前記属性情報に対する条件は、前記建物が所在するエリアにおける人及び/又は世帯に関する統計情報が含まれることである、ことを特徴とすることができる。
上記の目的を達成する他の本発明は、情報処理装置に、インフラ事業の契約者の属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る当該契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、前記判定機能による判定結果を、前記契約者を特定する特定情報と対応付けて保持する保持機能と、人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う前記契約者の前記特定情報を受け付けた場合、当該特定情報に対応付けられる前記判定機能の前記判定結果を出力する出力機能と、を実現させるプログラムである。
また、上記の目的を達成する他の本発明は、情報処理装置に、インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得機能と、前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、前記判定機能による判定結果を通知する通知機能と、を実現させるプログラムである。
さらに、上記の目的を達成する他の本発明は、情報処理装置に、インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得機能と、前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、前記判定機能による判定結果に応じた前記案内を制御する案内制御機能と、を実現させるプログラムである。

Claims (20)

  1. インフラ事業の契約者の属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る当該契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を、前記契約者を特定する特定情報と対応付けて保持する保持手段と、
    人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う前記契約者の前記特定情報を受け付けた場合、当該特定情報に対応付けられる前記判定手段の前記判定結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得手段と、
    前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得手段と、
    前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に応じた前記案内を制御する案内制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記属性情報に対する条件は、前記契約者の住所により特定される建物及び/又は当該契約者の契約に関する条件である、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記契約の年数が予め定められている値以上であることを示す情報が含まれていることである、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記建物の築年数が予め定められている値以上であることを示す情報が含まれていることである、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、分譲マンションの建物であることを特定する情報が含まれている、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、部屋の広さ及び/又は間取りを示す情報が含まれている、ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、最寄り駅を示す情報が含まれている、ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、前記最寄り駅からの距離を直接的又は間接的に示す情報が含まれている、ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記分譲マンションの建物であることを特定する情報には、過去の不動産取引に関する情報が含まれている、ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  12. 前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記契約者の契約に関する条件として、前記インフラ事業の契約の複数の種類を示す情報が含まれている、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  13. 前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、エネルギー使用傾向に変化があり当該変化は減少であることを示す情報が含まれている、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  14. 前記属性情報に対する条件は、当該属性情報に、前記契約者以外の者から当該契約者を特定する特定情報を受け付けた場合であって当該者と当該契約者との関係を示す情報が含まれている、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  15. 前記属性情報に対する条件は、前記インフラ事業を行う事業者側が前記建物の居住者との過去に遡った直近の接点以降の期間を示す情報が含まれていることである、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  16. 前記属性情報に対する条件は、前記インフラ事業による提供に関して用いられる機器が前記建物の居住部に設置された時期以降の期間を示す情報が含まれていることである、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  17. 前記属性情報に対する条件は、前記建物が所在するエリアにおける人及び/又は世帯に関する統計情報が含まれることである、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  18. 情報処理装置に、
    インフラ事業の契約者の属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る当該契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、
    前記判定機能による判定結果を、前記契約者を特定する特定情報と対応付けて保持する保持機能と、
    人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う前記契約者の前記特定情報を受け付けた場合、当該特定情報に対応付けられる前記判定機能の前記判定結果を出力する出力機能と、
    を実現させるプログラム。
  19. 情報処理装置に、
    インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得機能と、
    前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、
    前記判定機能による判定結果を通知する通知機能と、
    を実現させるプログラム。
  20. 情報処理装置に、
    インフラ事業の契約者であって人が住まなくなる空き家になる可能性のある事項の連絡を行う契約者の属性情報を取得する取得機能と、
    前記属性情報に対する条件により、当該属性情報に係る前記契約者に、空き家になることに伴い提供可能なサービスを案内するかどうか及び/又は当該サービスを案内する場合の案内の程度を判定する判定機能と、
    前記判定機能による判定結果に応じた前記案内を制御する案内制御機能と、
    を実現させるプログラム。
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