JP2023163736A - ワーク分離供給装置およびワーク分離供給方法 - Google Patents

ワーク分離供給装置およびワーク分離供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のワークを高速で分離し次工程に順次供給可能なワーク分離供給装置を提供する。【解決手段】串部20は、複数のワーク10を軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能である。プッシャ30は、串部20に保持されたワーク10を串部20の先端側へ押し出し可能である。シュート40は、プッシャ30により串部20の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワーク10を案内可能である。コンベヤ50は、シュート40により案内されたワーク10を次工程に搬送し供給可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、ワーク分離供給装置およびワーク分離供給方法に関する。
従来、ワークを分離して次工程に供給するためのワーク分離供給装置が知られている。例えば、特許文献1のワーク分離供給装置は、整列され自由落下するワークを案内するシュート、最初に落下したワークを受け止めるワーク受けレバー、第1のワークの次に落下した第2のワークをシュート内で保持するワークストッパー、第1のワークを次工程へ移動させるチャック等を備えている。
特開昭62-9849号公報
特許文献1のワーク分離供給装置では、ワークストッパーで第2のワークを保持した状態で、シュート、ワークストッパーおよび第2のワークを鉛直方向上側に持ち上げ、この状態でチャックにより第1のワークを次工程へ移動させ、その後、シュート、ワークストッパーおよび第2のワークを元の位置に戻すサイクルを繰り返している。そのため、複数のワークを高速で分離し次工程に順次供給するのが困難になるおそれがある。
本発明の目的は、複数のワークを高速で分離し次工程に順次供給可能なワーク分離供給装置およびワーク分離供給方法を提供することにある。
本発明の第1の態様は、軸方向に連なる複数の環状のワークを分離し、次工程に供給するワーク分離供給装置であって、串部とプッシャとシュートとコンベヤとを備える。串部は、複数のワークを軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能である。プッシャは、串部に保持されたワークを串部の先端側へ押し出し可能である。シュートは、プッシャにより串部の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワークを案内可能である。コンベヤは、シュートにより案内されたワークを次工程に搬送し供給可能である。
本態様では、軸方向に連なったまま串部に保持された複数のワークをプッシャにより押し出すことにより、ワークを1つずつ分離してコンベヤに導き、順次、次工程に供給することができる。そのため、複数のワークを高速で分離し次工程に順次供給可能である。
本発明の第2の態様は、軸方向に連なる複数の環状のワークを分離し、次工程に供給するワーク分離供給装置であって、第1串部と第1プッシャと第1シュートと第2串部と第2プッシャと第2シュートとコンベヤとロボットと制御部とを備える。第1串部は、複数のワークを軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能である。第1プッシャは、第1串部に保持されたワークを第1串部の先端側へ押し出し可能である。第1シュートは、第1プッシャにより第1串部の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワークを案内可能である。
第2串部は、複数のワークを軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能である。第2プッシャは、第2串部に保持されたワークを第2串部の先端側へ押し出し可能である。第2シュートは、第2プッシャにより第2串部の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワークを案内可能である。
コンベヤは、第1シュートまたは第2シュートにより案内されたワークを次工程に搬送し供給可能である。ロボットは、複数のワークを軸方向に連なったまま保持しつつ第1串部または第2串部に串刺し可能である。制御部は、ロボット、第1プッシャおよび第2プッシャの作動を制御可能である。
本態様では、串部、プッシャおよびシュートを2つずつ備え、複数のワークを軸方向に連なったまま保持しつつ2つの串部に串刺しするロボット、ならびに、ロボットおよび2つのプッシャの作動を制御する制御部を備える。
そのため、制御部によりロボットおよび2つのプッシャの作動を制御することにより、2つの串部にそれぞれ保持された複数のワークを連続的に押し出すことができる。これにより、より一層効率的に、複数のワークを高速で分離し次工程に順次供給可能である。
本発明の第3の態様は、軸方向に連なる複数の環状のワークを分離し、次工程に供給するワーク分離供給方法であって、串刺しステップと押し出しステップと案内ステップと供給ステップとを含む。串刺しステップでは、複数のワークを軸方向に連なったまま保持しつつ串部に串刺しする。押し出しステップでは、串部に保持されたワークを串部の先端側へ押し出す。案内ステップでは、串部の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワークをシュートにより案内する。供給ステップでは、シュートにより案内されたワークをコンベヤにより次工程に搬送し供給する。
本態様では、軸方向に連なったまま串部に保持された複数のワークを押し出しステップで押し出すことにより、ワークを1つずつ分離してコンベヤに導き、順次、次工程に供給することができる。そのため、複数のワークを高速で分離し次工程に順次供給可能である。
一実施形態によるワーク分離供給装置を示す斜視図。 一実施形態によるワーク分離供給装置の一部を示す斜視図。 一実施形態によるワーク分離供給装置が箱からワークを取り出す様子を示す斜視図。 一実施形態によるワーク分離供給装置がワークを串部に串刺しする様子を示す斜視図。 一実施形態によるワーク分離供給装置がワークを串部に串刺しする様子を示す斜視図。 一実施形態によるワーク分離供給装置がワークを串部に串刺しする様子を示す斜視図。 一実施形態によるワーク分離供給装置がワークを押し出す様子を示す斜視図。 ワーク分離供給方法のステップを示すフローチャート。 比較形態によるワーク分離供給装置を示す斜視図。 比較形態によるワーク分離供給装置が箱からワークを取り出す様子を示す斜視図。 比較形態によるワーク分離供給装置がワークをコンベヤに置く様子を示す斜視図。 比較形態によるワーク分離供給装置が箱から別のワークを取り出す様子を示す斜視図。 箱の中のワークを取出して次工程に供給するのに要する時間について説明するための図であって、(A)は比較形態についての図、(B)は一実施形態についての図。
以下、実施形態によるワーク分離供給装置およびワーク分離供給方法を図面に基づき説明する。
(一実施形態)
一実施形態によるワーク分離供給装置を図1、2に示す。
ワーク分離供給装置1は、軸方向に連なる複数の環状のワーク10を分離し、次工程に供給する装置である。ここで、ワーク10は、例えば車両用エアコンのマグネットクラッチに取り付けられるプーリであって、鉄系の金属により環状に形成されている。ワーク分離供給装置1は、軸方向に連なるようにして箱4に収容された複数のワーク10を1つずつ分離し、次工程に供給する。
<1>ワーク分離供給装置1は、串部20、プッシャ30、シュート40、コンベヤ50等を備える。串部20は、複数のワーク10を軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能である。プッシャ30は、串部20に保持されたワーク10を串部20の先端側へ押し出し可能である。シュート40は、プッシャ30により串部20の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワーク10を案内可能である。コンベヤ50は、シュート40により案内されたワーク10を次工程に搬送し供給可能である。
<2>ワーク分離供給装置1は、串部20を複数備え、複数の串部20に対応するようプッシャ30を複数備え、複数の串部20に対応するようシュート40を複数備える。
より具体的には、ワーク分離供給装置1は、串部20、プッシャ30、シュート40をそれぞれ2つずつ備えている。2つの串部20の一方を第1串部21とし、他方を第2串部22とする。2つのプッシャ30の一方を第1プッシャ31とし、他方を第2プッシャ32とする。2つのシュート40の一方を第1シュート41とし、他方を第2シュート42とする。
図2に示すように、第1串部21、第2串部22は、例えば円柱状に形成され、互いに平行となるよう設けられている。第1串部21、第2串部22は、鉛直方向に対し垂直、すなわち水平方向に沿うよう設けられている。
第1プッシャ31は、第1串部21の基端部に設けられ、第1串部21の基端部と先端部との間で、第1串部21の軸方向に沿って往復移動可能に設けられている。第2プッシャ32は、第2串部22の基端部に設けられ、第2串部22の基端部と先端部との間で、第2串部22の軸方向に沿って往復移動可能に設けられている。
シュート40は、上シュート401、中シュート402、下シュート403を有している。第1シュート41の上シュート401は、平面部が傾斜するようにして、第1串部21の先端部の鉛直方向下側に設けられている。下シュート403は、平面部が傾斜するようにして、上シュート401に対し第1串部21とは反対側に設けられている。中シュート402は、上シュート401と下シュート403との間に設けられている。ここで、上シュート401の平面部の水平面に対する傾斜角度は、下シュート403の平面部の水平面に対する傾斜角度より大きい。ここで、鉛直方向から見たとき、第1串部21、第1シュート41の上シュート401、中シュート402、下シュート403は、直線状に配置されている。第2シュート42の上シュート401、中シュート402、下シュート403も第1シュート41と同様の構成のため、説明を省略する。
コンベヤ50は、第1シュート41および第2シュート42に対し第1串部21および第2串部22とは反対側に設けられている。コンベヤ50は、レール51、プレート52等を有している。レール51は、第1シュート41および第2シュート42の下シュート403に対応する位置から、少なくとも次工程の作業場まで延びるよう設けられている。プレート52は、複数枚が環状に連結されており、例えばチェーン等により駆動され、レール51の上側および下側をレール51に沿って移動する。
本実施形態では、ワーク分離供給装置1は、補助板部80をさらに備えている。補助板部80は、2つ設けられている。2つの補助板部80の一方を第1補助板部81とし、他方を第2補助板部82とする。第1補助板部81は、第1串部21の先端部から軸方向に所定距離離れた位置と、第1串部21と第2串部22との間の空間に対応する位置との間を水平方向に往復移動可能に設けられている。第2補助板部82は、第2串部22の先端部から軸方向に所定距離離れた位置と、第2串部22と第1串部21との間の空間に対応する位置との間を水平方向に往復移動可能に設けられている。
<3>ワーク分離供給装置1は、ロボット60、制御部70をさらに備える。ロボット60は、複数のワーク10を軸方向に連なったまま保持しつつ串部20に串刺し可能である。制御部70は、ロボット60およびプッシャ30の作動を制御可能である。制御部は、複数のワーク10を軸方向に連なったまま保持しつつ串部20に串刺しするようロボット60の作動を制御した後、串部20に保持されたワーク10を串部20の先端側へ押し出すようプッシャ30の作動を制御する。
より具体的には、ロボット60は、例えば垂直多関節ロボットであり、腕部61、保持部62等を有している(図1、3参照)。ロボット60は、串部20の周囲において、腕部61を自在に動かすことができる。保持部62は、腕部61の先端に設けられている。保持部62は、図示しない電磁石を有している。そのため、保持部62は、軸方向に連なった複数のワーク10をまとめて吸着保持可能である。本実施形態では、保持部62は、軸方向に連なった5つのワーク10をまとめて吸着保持可能である(図3参照)。
制御部70は、コントローラとしてのコンピュータであって、記憶しているプログラムに従って、ロボット60およびプッシャ30の作動を制御可能である。本実施形態では、制御部70は、コンベヤ50および補助板部80の作動も制御可能である。
次に、ワーク分離供給装置1の作動例について説明する。
図1に示すように、軸方向に連なった5つのワーク10が2組、すなわち合計10個のワーク10を収容した箱4が、実箱レーン2を流れ、ワーク分離供給装置1の近傍まで運ばれてくる。制御部70は、箱4に収容された5つのワーク10を軸方向に連なったまま保持部62で吸着保持し、箱4から取り出すようロボット60を制御する(図3参照)。
続いて、制御部70は、保持部62で保持された5つのワーク10を第1串部21に串刺しするようロボット60を制御する(図4~6参照)。このとき、第1補助板部81は、第1串部21と第2串部22との間の空間に対応する位置にある。つまり、第1補助板部81は、第1串部21の先端部に対向する位置にない。そのため、第1補助板部81が、ロボット60による第1串部21へのワーク10の串刺しの動作を妨げることはない。
続いて、制御部70は、第1補助板部81が、第1串部21の先端部から軸方向に所定距離離れた位置に移動するよう第1補助板部81を制御する。続いて、制御部70は、第1プッシャ31が、第1串部21に保持されたワーク10を第1串部21の先端側へ押し出すよう第1プッシャ31を制御する。
第1プッシャ31が、軸方向に連なった5つのワーク10を第1串部21の先端側へ押し出すと、ワーク10は、第1補助板部81に当たり、1つずつ分離して第1シュート41に落下する(図7参照)。
第1シュート41に落下したワーク10は、第1シュート41を滑り、コンベヤ50へ案内される。コンベヤ50へ案内されたワーク10は、コンベヤ50により次工程に供給される。
続いて、制御部70は、箱4に収容された残りの5つのワーク10を軸方向に連なったまま保持部62で吸着保持し、箱4から取り出すようロボット60を制御する。
続いて、制御部70は、保持部62で保持された5つのワーク10を第2串部22に串刺しするようロボット60を制御する。このとき、第2補助板部82は、第2串部22と第1串部21との間の空間に対応する位置にある。そのため、第2補助板部82が、ロボット60による第2串部22へのワーク10の串刺しの動作を妨げることはない。
続いて、制御部70は、第2補助板部82が、第2串部22の先端部から軸方向に所定距離離れた位置に移動するよう第2補助板部82を制御する。続いて、制御部70は、第2プッシャ32が、第2串部22に保持されたワーク10を第2串部22の先端側へ押し出すよう第2プッシャ32を制御する。
第2プッシャ32が、軸方向に連なった5つのワーク10を第2串部22の先端側へ押し出すと、ワーク10は、第2補助板部82に当たり、1つずつ分離して第2シュート42に落下する。
第2シュート42に落下したワーク10は、第2シュート42を滑り、コンベヤ50へ案内される。コンベヤ50へ案内されたワーク10は、コンベヤ50により次工程に供給される。
空になった箱4は、空箱レーン3を流れる(図1参照)。
次に、ワーク分離供給方法について説明する。
本実施形態のワーク分離供給方法は、軸方向に連なる複数の環状のワーク10を分離し、次工程に供給するワーク分離供給方法であって、串刺しステップS101と押し出しステップS102と案内ステップS103と供給ステップS104とを含む。串刺しステップS101では、複数のワーク10を軸方向に連なったまま保持しつつ串部20に串刺しする。押し出しステップS102では、串部20に保持されたワーク10を串部20の先端側へ押し出す。案内ステップS103では、串部20の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワーク10をシュート40により案内する。供給ステップS104では、シュート40により案内されたワーク10をコンベヤ50により次工程に搬送し供給する(図8参照)。
次に、比較形態のワーク分離供給装置について説明する。
図9に示すように、比較形態のワーク分離供給装置5は、コンベヤ91、ロボット92等を備える。コンベヤ91は、例えばベルトコンベヤであり、実箱レーン2の近傍から次工程の作業場所まで延びるよう設けられている。
ロボット92は、例えば垂直多関節ロボットであり、腕部93、保持部94等を有している(図9、10参照)。ロボット92は、図示しない制御部によって作動が制御される。ロボット92は、コンベヤ91の周囲において、腕部93を自在に動かすことができる。保持部94は、腕部93の先端に設けられている。保持部94は、図示しない電磁石を有している。そのため、保持部94は、ワーク10を吸着保持可能である。比較形態では、保持部94は、一度に1つのワーク10を吸着保持可能である(図10、11参照)。
次に、比較形態のワーク分離供給装置5の作動例について説明する。
図9に示すように、軸方向に連なった5つのワーク10が2組、すなわち合計10個のワーク10を収容した箱4が、実箱レーン2を流れ、ワーク分離供給装置5の近傍まで運ばれてくる。制御部は、箱4に収容された10個のワーク10のうちの1つを保持部94で吸着保持し、箱4から取り出すようロボット92を制御する(図10参照)。
続いて、制御部は、保持部94で保持された1つのワーク10をコンベヤ91に置くようロボット92を制御する(図11参照)。
続いて、制御部は、箱4に収容された残り9個のワーク10のうちの1つを保持部94で吸着保持し、箱4から取り出すようロボット92を制御する(図12参照)。
続いて、制御部は、保持部94で保持された1つのワーク10をコンベヤ91に置くようロボット92を制御する。
以降、ロボット92は、同様の作動を繰り返し、箱4の中で軸方向に連なったワーク10を1つずつ分離し、コンベヤ91に置いていく。
空になった箱4は、空箱レーン3を流れる(図9参照)。
このように、比較形態のワーク分離供給装置5では、箱4の中で軸方向に連なったワーク10を1つずつ分離しながら取り出すため(図13(A)参照)、箱4の中の全てのワーク10を取出して次工程に供給するのに非常に多くの時間を要するおそれがある。例えば、1つのワーク10を箱4から取り出しコンベヤ91に置くのに要するサイクルタイムは、1つ当たり約7.5秒である。
また、ワーク10の重量が比較的重いため、ロボット92の動作を高速化してサイクルタイムの短縮を図るのは、動作時間およびロボット92の負荷の面で困難である。
一方、本実施形態のワーク分離供給装置1では、箱4の中で軸方向に連なったワーク10を5つまとめて取り出し、その後、軸方向に連なったワーク10をプッシャ30で押し出すことにより1つずつ分離して次工程に供給するため(図13(B)参照)、箱4の中の全てのワーク10を取出して次工程に供給するのに要する時間を大幅に短縮できる。例えば、5つのワーク10をまとめて箱4から取り出しコンベヤ50に置くのに要するサイクルタイムは、1つ当たり約2.0秒である。
以上説明したように、<1>本実施形態では、串部20は、複数のワーク10を軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能である。プッシャ30は、串部20に保持されたワーク10を串部20の先端側へ押し出し可能である。シュート40は、プッシャ30により串部20の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワーク10を案内可能である。コンベヤ50は、シュート40により案内されたワーク10を次工程に搬送し供給可能である。
本実施形態では、軸方向に連なったまま串部20に保持された複数のワーク10をプッシャ30により押し出すことにより、ワーク10を1つずつ分離してコンベヤ50に導き、順次、次工程に供給することができる。そのため、複数のワーク10を高速で分離し次工程に順次供給可能である。
また、<2>本実施形態では、ワーク分離供給装置1は、串部20を複数備え、複数の串部20に対応するようプッシャ30を複数備え、複数の串部20に対応するようシュート40を複数備える。
また、<3>本実施形態のワーク分離供給装置1は、ロボット60、制御部70をさらに備える。ロボット60は、複数のワーク10を軸方向に連なったまま保持しつつ串部20に串刺し可能である。制御部70は、ロボット60およびプッシャ30の作動を制御可能である。制御部は、複数のワーク10を軸方向に連なったまま保持しつつ串部20に串刺しするようロボット60の作動を制御した後、串部20に保持されたワーク10を串部20の先端側へ押し出すようプッシャ30の作動を制御する。
また、<4>本実施形態では、第1串部21は、複数のワーク10を軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能である。第1プッシャ31は、第1串部21に保持されたワーク10を第1串部21の先端側へ押し出し可能である。第1シュート41は、第1プッシャ31により第1串部21の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワーク10を案内可能である。
第2串部22は、複数のワーク10を軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能である。第2プッシャ32は、第2串部22に保持されたワーク10を第2串部22の先端側へ押し出し可能である。第2シュート42は、第2プッシャ32により第2串部22の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワーク10を案内可能である。
コンベヤ50は、第1シュート41または第2シュート42により案内されたワーク10を次工程に搬送し供給可能である。ロボット60は、複数のワーク10を軸方向に連なったまま保持しつつ第1串部21または第2串部22に串刺し可能である。制御部70は、ロボット60、第1プッシャ31および第2プッシャ32の作動を制御可能である。
本実施形態では、串部20、プッシャ30およびシュート40を2つずつ備え、複数のワーク10を軸方向に連なったまま保持しつつ2つの串部20に串刺しするロボット60、ならびに、ロボット60および2つのプッシャ30の作動を制御する制御部70を備える。
そのため、制御部70によりロボット60および2つのプッシャ30の作動を制御することにより、2つの串部20にそれぞれ保持された複数のワーク10を連続的に押し出すことができる。これにより、より一層効率的に、複数のワーク10を高速で分離し次工程に順次供給可能である。
また、<5>本実施形態のワーク分離供給方法は、串刺しステップS101と押し出しステップS102と案内ステップS103と供給ステップS104とを含む。串刺しステップS101では、複数のワーク10を軸方向に連なったまま保持しつつ串部20に串刺しする。押し出しステップS102では、串部20に保持されたワーク10を串部20の先端側へ押し出す。案内ステップS103では、串部20の先端から押し出されて1つずつ分離して落下するワーク10をシュート40により案内する。供給ステップS104では、シュート40により案内されたワーク10をコンベヤ50により次工程に搬送し供給する。
本実施形態では、軸方向に連なったまま串部20に保持された複数のワーク10を押し出しステップS102で押し出すことにより、ワーク10を1つずつ分離してコンベヤ50に導き、順次、次工程に供給することができる。そのため、複数のワーク10を高速で分離し次工程に順次供給可能である。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、
前記制御部は、
複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ前記第1串部に串刺しするよう前記ロボットの作動を制御した後、
前記第1串部に保持された前記ワークを前記第1串部の先端側へ押し出すよう前記第1プッシャの作動を制御し、
複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ前記第2串部に串刺しするよう前記ロボットの作動を制御した後、
前記第2串部に保持された前記ワークを前記第2串部の先端側へ押し出すよう前記第2プッシャの作動を制御する例を示した。
これに対し他の実施形態では、
前記制御部は、
複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ前記第1串部に串刺しするよう前記ロボットの作動を制御した後、
複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ前記第2串部に串刺しするよう前記ロボットの作動を制御し、
前記第1串部に保持された前記ワークを前記第1串部の先端側へ押し出すよう前記第1プッシャの作動を制御した後、
前記第2串部に保持された前記ワークを前記第2串部の先端側へ押し出すよう前記第2プッシャの作動を制御することとしてもよい。
また、他の実施形態では、
前記制御部は、
複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ前記第1串部に串刺しするよう前記ロボットの作動を制御した後、
複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ前記第2串部に串刺しするよう前記ロボットの作動を制御し、
前記第2串部に保持された前記ワークを前記第2串部の先端側へ押し出すよう前記第2プッシャの作動を制御した後、
前記第1串部に保持された前記ワークを前記第1串部の先端側へ押し出すよう前記第1プッシャの作動を制御することとしてもよい。
このように、複数のワークを第1串部または第2串部に串刺しにする順番、および、複数のワークを第1串部または第2串部から押し出す順番は、どのように設定してもよい。
また、他の実施形態では、
前記制御部は、
前記第1串部に保持された前記ワークを前記第1串部の先端側へ押し出すよう前記第1プッシャの作動を制御しながら、
複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ前記第2串部に串刺しするよう前記ロボットの作動を制御することとしてもよい。
この場合、より一層効率的に、複数のワークを高速で分離し次工程に順次供給することができる。
また、他の実施形態では、串部、プッシャ、シュートをそれぞれ1つずつ備えることとしてもよい。また、串部、プッシャ、シュートをそれぞれ3つ以上ずつ備えることとしてもよい。
本発明は、車両用エアコンのマグネットクラッチに取り付けられるプーリとしてのワークに限らず、環状であれば、どのようなワークにも適用することができる。
このように、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ワーク分離供給装置、10 ワーク、20 串部、21 第1串部(串部)、22 第2串部(串部)、30 プッシャ、31 第1プッシャ(プッシャ)、32 第2プッシャ(プッシャ)、40 シュート、41 第1シュート(シュート)、42 第2シュート(シュート)、50 コンベヤ

Claims (5)

  1. 軸方向に連なる複数の環状のワーク(10)を分離し、次工程に供給するワーク分離供給装置であって、
    複数の前記ワークを軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能な串部(20、21、22)と、
    前記串部に保持された前記ワークを前記串部の先端側へ押し出し可能なプッシャ(30、31、32)と、
    前記プッシャにより前記串部の先端から押し出されて1つずつ分離して落下する前記ワークを案内可能なシュート(40、41、42)と、
    前記シュートにより案内された前記ワークを次工程に搬送し供給可能なコンベヤ(50)と、
    を備えるワーク分離供給装置。
  2. 前記串部を複数備え、
    複数の前記串部に対応するよう前記プッシャを複数備え、
    複数の前記串部に対応するよう前記シュートを複数備える請求項1に記載のワーク分離供給装置。
  3. 複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ前記串部に串刺し可能なロボット(60)と、
    前記ロボットおよび前記プッシャの作動を制御可能な制御部(70)と、をさらに備え、
    前記制御部は、
    複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ前記串部に串刺しするよう前記ロボットの作動を制御した後、
    前記串部に保持された前記ワークを前記串部の先端側へ押し出すよう前記プッシャの作動を制御する請求項1または2に記載のワーク分離供給装置。
  4. 軸方向に連なる複数の環状のワーク(10)を分離し、次工程に供給するワーク分離供給装置であって、
    複数の前記ワークを軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能な第1串部(21)と、
    前記第1串部に保持された前記ワークを前記第1串部の先端側へ押し出し可能な第1プッシャ(31)と、
    前記第1プッシャにより前記第1串部の先端から押し出されて1つずつ分離して落下する前記ワークを案内可能な第1シュート(41)と、
    複数の前記ワークを軸方向に連なったまま串刺しにした状態で保持可能な第2串部(22)と、
    前記第2串部に保持された前記ワークを前記第2串部の先端側へ押し出し可能な第2プッシャ(32)と、
    前記第2プッシャにより前記第2串部の先端から押し出されて1つずつ分離して落下する前記ワークを案内可能な第2シュート(42)と、
    前記第1シュートまたは前記第2シュートにより案内された前記ワークを次工程に搬送し供給可能なコンベヤ(50)と、
    複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ前記第1串部または前記第2串部に串刺し可能なロボット(60)と、
    前記ロボット、前記第1プッシャおよび前記第2プッシャの作動を制御可能な制御部(70)と、
    を備えるワーク分離供給装置。
  5. 軸方向に連なる複数の環状のワーク(10)を分離し、次工程に供給するワーク分離供給方法であって、
    複数の前記ワークを軸方向に連なったまま保持しつつ串部(20)に串刺しする串刺しステップと、
    前記串部に保持された前記ワークを前記串部の先端側へ押し出す押し出しステップと、
    前記串部の先端から押し出されて1つずつ分離して落下する前記ワークをシュート(40)により案内する案内ステップと、
    前記シュートにより案内された前記ワークをコンベヤ(50)により次工程に搬送し供給する供給ステップと、
    を含むワーク分離供給方法。
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