JP2023134152A - 放電装置および電気集塵機 - Google Patents

放電装置および電気集塵機 Download PDF

Info

Publication number
JP2023134152A
JP2023134152A JP2022039516A JP2022039516A JP2023134152A JP 2023134152 A JP2023134152 A JP 2023134152A JP 2022039516 A JP2022039516 A JP 2022039516A JP 2022039516 A JP2022039516 A JP 2022039516A JP 2023134152 A JP2023134152 A JP 2023134152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
covering
section
counter electrode
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022039516A
Other languages
English (en)
Inventor
健太郎 永吉
Kentaro Nagayoshi
優介 野崎
Yusuke Nozaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2022039516A priority Critical patent/JP2023134152A/ja
Publication of JP2023134152A publication Critical patent/JP2023134152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

Figure 2023134152000001
【課題】簡便な構成で荷電効率を高めることができる放電装置および電気集塵機を提供する。
【解決手段】放電装置は、放電電極(310)と、放電電極(310)に対向して配置される対向電極(320)と、放電電極(310)に電圧を印加する電圧印加部と、を備える。対向電極(320)は、板状の導電体で形成される導電部(321)と、絶縁体で形成され、導電部(321)の表面を被覆する被覆部(322)と、を有する。被覆部(322)は、第1被覆部(323)と第2被覆部(324)とを有する。導電部(321)は、第1被覆部(323)で被覆される第1主面(321a)と、第2被覆部(324)で被覆される第2主面(321b)と、側面(321c)とを有する。側面(321c)の少なくとも一部には、露出する露出面(321c1)が形成される。
【選択図】図10

Description

本発明は、放電装置および電気集塵機に関する。
従来、電気集塵機の一例として、放電電極と、この放電電極と対で配置される対向電極とを有する放電装置を備えており、かかる放電装置における対向電極の表面を絶縁体で被覆したものが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
国際公開第2001/064349号 特開2020-146605号公報
本願の発明者らは、絶縁体で被覆した対向電極を用いた場合、放電電極に印加する電圧を所定の範囲の電圧にすると、対向電極側からパルス性の放電が断続的に生じることを見出した(特許文献2を参照)。
この従来技術では、対向電極の表面全体を樹脂製の絶縁被膜で覆うことから、対向電極を簡便に形成することができる一方で、荷電効率を高めるという点では更なる改善の余地があった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、簡便な構成で荷電効率を高めることができる放電装置および電気集塵機を提供することを目的とする。
本願の開示する放電装置の一態様は、放電電極と、前記放電電極に対向して配置される対向電極と、前記放電電極に電圧を印加する電圧印加部と、を備える。前記対向電極は、板状の導電体で形成される導電部と、絶縁体で形成され、前記導電部の表面を被覆する被覆部と、を有する。前記被覆部は、第1被覆部と第2被覆部とを有する。前記導電部は、前記第1被覆部で被覆される第1主面と、前記第2被覆部で被覆される第2主面と、側面とを有する。前記側面の少なくとも一部には、露出する露出面が形成される。
本開示によれば、簡便な構成で荷電効率を高めることができる。
図1は、実施形態に係る放電装置、および同放電装置を備える電気集塵機が設けられる空気清浄機の概略構成図である。 図2は、実施形態に係る電気集塵機の構成図である。 図3は、実施形態に係る荷電部の放電電極および対向電極を示す模式図である。 図4は、実施形態に係る荷電部における放電電流の波形を示す図である。 図5は、実施形態に係る荷電部における対向電極の絶縁破壊により印加電圧とは逆極性のパルス電流が発生する過程を示す説明図である。 図6は、実施形態の荷電部を通風方向から見た概略図である。 図7は、実施形態の荷電部を通風方向に垂直な側方から見た概略図である。 図8は、実施形態に係る荷電部の放電電極および対向電極を示す上面図である。 図9は、実施形態の荷電部の放電電極および対向電極を通風方向から見た側面図である。 図10は、図8に示すA-A線の矢視断面図である。 図11は、実施形態の変形例1に係る荷電部の放電電極および対向電極を示す断面図である。 図12は、実施形態の変形例2に係る荷電部の放電電極および対向電極を示す断面図である。
以下に、本願の開示する放電装置および電気集塵機の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態によって、本願の開示する放電装置および電気集塵機が限定されるものではない。
また、以下の説明による構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。なお、実施形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ符号を付して説明する。
また、以下の実施形態では、開示の技術に係る放電装置を、空気清浄機が備える電気集塵機に適用した場合を示した。しかし、これに限られず、開示の技術に係る放電装置は、たとえば、荷電によりイオンを発生させることのできる各種装置にも適用することができる。
<空気清浄機の構成>
最初に、実施形態に係る空気清浄機1の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る放電装置、および同放電装置を備える電気集塵機2が設けられる空気清浄機1の概略構成図である。
図1に示すように、空気清浄機1は、空気を清浄化するための装置類を収納する筐体10を備える。かかる筐体10は、たとえば、合成樹脂材で直方体状に形成される。筐体10には、室内の空気を吸引する吸込口11と、清浄化された空気を室内に吹き出す吹出口12とが形成される。
また、筐体10内には、プレフィルタ14と、複数の電気集塵機2と、脱臭フィルタ5とが設けられる。電気集塵機2は、集塵装置の一例である。プレフィルタ14は、吸引された空気から大きな塵埃を除去する。複数の電気集塵機2は、プレフィルタ14を通過した空気中の塵埃を静電気力によって集塵する。脱臭フィルタ5は、電気集塵機2を通過した空気を脱臭処理する。
プレフィルタ14は、たとえば、糸状のPET(polyethylene terephthalate)材を編みこんだ網目構造を有し、図示しない樹脂枠で保持される。プレフィルタ14は、筐体10の内部に吸い込まれた空気に含まれている比較的大きな塵埃を捕集する。
複数の電気集塵機2は、それぞれ荷電部3と集塵部4とを備える。荷電部3は、放電装置の一例であり、通過する空気中に含まれる塵埃などの微粒子を帯電させる。集塵部4は、荷電部3で帯電された微粒子を静電気力により捕集する。
なお、本実施形態においては、3つの電気集塵機2が筐体10内に配置されているが、配置される数は何ら限定されない。
脱臭フィルタ5は、プレフィルタ14および電気集塵機2で塵埃が除かれた空気から、触媒フィルタによって、たとえばアンモニアやメチルメルカプタンなどの臭気成分やホルムアルデヒドなどの有害成分を取り除く脱臭処理を行う。
また、筐体10内には、ファン6と、ファンモータ61と、制御基板7と、埃センサ13と、操作表示基板15とが設けられる。ファン6は、脱臭フィルタ5の下流側に配置される。ファンモータ61は、ファン6を回転させる。
制御基板7は、空気清浄機1を制御する。埃センサ13は、吸込口11から吸引された空気の塵埃濃度を検出する。操作表示基板15は、たとえば、運転開始操作、運転停止操作などを行う。
また、筐体10には、各電気集塵機2の各集塵部4に電力を供給する単一の集塵部用の定電圧高圧電源部(以下、「集塵部用高圧電源40」と呼称する。)が配置される。
一方で、荷電部3に電力を供給する荷電部用の定電流高圧電源部(以下、「荷電部用高圧電源30」と呼称する。)は、3つの荷電部3にそれぞれ配置される。かかる荷電部用高圧電源30は、電圧印加部の一例である。
このような構成を有する空気清浄機1は、ファンモータ61により駆動されるファン6の回転により、矢印f(以下、通風方向fとも呼称する。)で示すように、吸込口11から室内空気を吸引し、プレフィルタ14、電気集塵機2および脱臭フィルタ5を通過させながら空気を清浄し、清浄された空気を吹出口12から室内に吹き出す。
なお、空気清浄機1の風量設定は、操作表示基板15の操作に基づいて手動で風量を切り換えることができるが、たとえば、埃センサ13の検出信号に基づいて、適切な風量に自動で切り換わる自動風量モード設定を設けることもできる。
<電気集塵機の構成>
つづいて、実施形態に係る放電装置を備える電気集塵機2の構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、実施形態に係る電気集塵機2の構成図である。
図2に示すように、電気集塵機2は、荷電部3と、集塵部4とを備える。荷電部3は、放電電極310と、対向電極320とを有する。
放電電極310は、ワイヤ状の電極である。対向電極320は、放電電極310と異なる極性を有する平板状の電極である。そして、荷電部3では、複数の放電電極310および複数の対向電極320が、所定の間隔をあけて交互に配置されている。
集塵部4は、平板電極を多数枚平行に配列し、隣り合う電極間に高電圧が印加されるよう電気的に接続した構造を有する。本実施形態では、集塵部4を構成する2種類の電極のうち、放電電極310と同極性の電極を「高圧電極410」と呼称し、対向電極320と同極性の電極を「捕集電極420」と呼称する。
荷電部3の放電電極310には、荷電部用高圧電源30によって高電圧が印加される。荷電部用高圧電源30は、電源50から電源部55を介して電力が供給され、制御基板7(図1参照)に搭載される制御部70により荷電部スイッチ301、302、303を介して駆動および制御される。荷電部3の対向電極320は、接地(アース)されている。
集塵部4の高圧電極410には、集塵部用高圧電源40によって高電圧が印加される。集塵部用高圧電源40は、電源50から電源部55を介して電力が供給され、制御基板7に搭載される制御部70により集塵部スイッチ401を介して駆動および制御される。集塵部4の捕集電極420は、接地(アース)されている。
荷電部用高圧電源30は、電気集塵機2が内蔵する荷電部3の個数と同じ数(ここでは3個)が設けられており、各電気集塵機2の荷電部3と1対1に対応して接続される。集塵部用高圧電源40は、電気集塵機2が内蔵する集塵部4の個数にかかわらず1つであり、すべての集塵部4が並列に接続される。なお、荷電部用高圧電源30の数や集塵部用高圧電源40の数は特に限定されない。
<荷電部の構成>
つづいて、実施形態に係る荷電部3の構成について、図3~図10を参照しながら説明する。図3は、実施形態に係る荷電部3の放電電極310および対向電極320を示す模式図である。
放電電極310は、ワイヤ状に形成されており、図3においてはワイヤ状に形成される放電電極310の断面が見えている。なお、放電電極310は、少なくとも一部が細い、または鋭利な形状であればよく、ワイヤ状に換えて、たとえばニードル状であっても構わない。
一方で、対向電極320は、平板状に形成されており、導電部321と被覆部322とを有する。導電部321は、板状の導電体で形成され、たとえば、SUS304等のステンレスや、アルミニウムなどで形成される。
本実施形態では、導電部321の外表面として、第1主面321aと、第1主面321aとは反対側の第2主面321bと、第1主面321aと第2主面321bを繋ぐ側面321cとを備える。
被覆部322は、絶縁体で形成され、導電部321の第1主面321aおよび第2主面321bを被覆する。また、被覆部322は、第1主面321aを被覆する板状の第1被覆部323と、第2主面321bを被覆する板状の第2被覆部324とを有する。
第1被覆部323および第2被覆部324は、たとえば、有機物を含む絶縁体で形成される。第1被覆部323および第2被覆部324は、たとえば、有機物を含んだ絶縁材料(たとえば、塩化ビニル樹脂やフッ素樹脂などの樹脂)で形成される。
第1被覆部323および第2被覆部324の体積抵抗率は、10(Ω・cm)以上であるとよく、10(Ω・cm)以上であることが望ましい。第1被覆部323および第2被覆部324の厚みは、たとえば、0.5(mm)程度である。
なお、第1被覆部323および第2被覆部324は、有機物を含む絶縁体で形成される場合に限られず、たとえば、無機物(たとえば、アルミナなどのセラミック)を含む絶縁体で形成されてもよい。
一方で、被覆部322は、導電部321における側面321cの少なくとも一部を被覆しない。すなわち、対向電極320は、導電部321における側面321cの少なくとも一部に、かかる側面321cが露出する露出部326を有する。
このような構成を有する対向電極320は、放電電極310との間での放電電流を抑制することができ、それにともないオゾンの発生も抑制することができる。
図4は、実施形態に係る荷電部3における放電電流の波形を示す図である。図4に示すように、放電電流の値が小さい多数の連続的なパルスに混ざって、放電電流の値が大きい断続的なパルスが現れていることが分かる。
放電電流の値が小さな連続的なパルスは、放電電極310付近から発生している、放電電極310への印加電圧と同極性(実施形態では正極性)の電荷による放電を示し、いわゆるバーストパルスコロナ放電によるものである。
一方で、放電電流の値が大きなパルスは、対向電極320付近から発生している、放電電極310への印加電圧とは逆極性(実施形態では負極性)の電荷による放電を示す。
この実験結果から、対向電極320の導電部321を被覆部322で被覆して、限られた範囲の直流の電圧を放電電極310に印加した場合、対向電極320付近から放電電極310に印加した電圧とは逆極性の電荷によるパルス性の放電電流が断続的に発生することが分かった。
ここで、対向電極320からパルス性の断続的な放電電流が発生するメカニズムについて説明する。図5は、実施形態に係る荷電部3における対向電極320での絶縁破壊により印加電圧とは逆極性のパルス電流が発生する過程を示す説明図である。
図5の(a)に示すように、たとえば放電電極310に、所定の大きさの正の直流電圧を印加すると、コロナ放電により、放電電極310付近からプラスイオン(正極性のイオン)が発生し、対向電極320の側へ引き寄せられる。
すると、図5の(b)に示すように、対向電極320の被覆部322の表面にプラスイオンが蓄積されていく。この際、対向電極320の導電部321における被覆部322近傍には電子が偏在することになり、被覆部322の表面と導電部321における被覆部322近傍との間に電位差(電圧)が生じる。
さらに電荷が蓄積すると、電位差が大きくなり、一定の電位差に達すると空気層の絶縁破壊が生じ、図5の(c)に示すように、対向電極320における導電部321の内部から電子が高速で飛び出す現象が生じる。
この際、対向電極320内に凹溝形状の露出部326が存在すると、かかる凹溝327(図10参照)内の空気層と凹溝327に面する被覆部322との界面を通って、凹溝327の内部を貫通する放電を生じる。
すなわち、被覆部322の表面への電荷の蓄積により対向電極320からパルス性の放電電流が断続的に発生する現象が生じる。この場合の放電の状態は、電荷が溜まる被覆部322および凹溝327により形成される電気的抵抗が適切な場合に断続的なパルス性の放電になると考えられる。
以上のことから、対向電極320に露出部326が存在することによって、対向電極320における空気層の絶縁破壊を生じやすくし、パルス性の放電電流を安定的に発生させることができる。また、凹溝327の底面に露出部326が形成されることによって、被覆部322に電荷が十分に蓄積する前に放電が生じてしまうのを抑えられ、被覆部322に蓄積した電荷によるパルス性の放電を安定的に発生させることができる。
絶縁破壊によって対向電極320付近から高速で飛び出した電子は、大きなエネルギーをもっているため、空気中に多く存在する窒素分子(N)に次々と衝突していく。そして、各窒素分子(N)への衝突時に、高速の電子が窒素分子(N)から電子を弾き飛ばす。
電子を失った窒素分子(N)は正イオン(N )となって対向電極320の方に引き付けられる。なお、正イオン(N )は不安定であるため、近くの水分子から電子を奪い、安定した窒素分子(N)に戻る。
一方、窒素分子(N)から弾き飛ばされた電子は、図5の(d)に示すように、近くの酸素分子(O)と結びつく。電子と結びついて生じたマイナスイオン(O )は、電界に沿って放電電極310に引き付けられる。かかるマイナスイオンが、塵埃などの微粒子を負の極性に帯電させることになる。
このように、本実施形態では、放電電極310に第1の極性(たとえば「正」)の電圧を印加して、放電電極310近傍でコロナ放電を生じさせる。すると、放電電極310付近から第1の極性のイオンが発生するとともに、対向電極320の被覆部322での絶縁破壊を生じることによって、対向電極320から大きな放電電流をともなうパルス性の放電が断続的に発生する。
これにより、対向電極320の側では第2の極性(たとえば「負」)のイオンが大量に発生することになる。
上述した実験などから考察されるに、荷電部3の対向電極320付近から発生させたイオンを用いることによって、従来の装置に比べて塵埃への荷電量や荷電効率(放電装置が消費する電力に対する得られた荷電量)を向上させることができる電気集塵機2の提供が可能となる。しかも、オゾンの発生も抑制することが期待できる。
図6および図7は、実施形態の荷電部3の構成の一例を示す概略図である。図6は、実施形態の荷電部3を通風方向f(図7参照)から見た概略図である。図7は、実施形態の荷電部3を通風方向fに垂直な側方から見た概略図である。
実施形態の放電電極310には、たとえば、図6および図7に示すように、直径Φが0.12(mm)、有効長が100(mm)のタングステン製の複数(図では4本)のワイヤを用いることができる。
この複数のワイヤは、互いに平行となるように配置されるとともに、長手方向(図7において紙面に垂直な方向)が通風方向f(図7における左右方向)に対して垂直となるよう配置される。
また、対向電極320の導電部321には、たとえば、通風方向fに沿った幅wが10(mm)、ワイヤ状の放電電極310に平行な長手方向の長さlが100(mm)、板厚tが0.5(mm)のステンレス製の直方体状の板状体を用いることができる。また、被覆部322には、たとえば、0.5(mm)の厚みのABS樹脂製の板状体を用いることができる。
対向電極320は、導電部321である1枚の板状体を、被覆部322である2枚の板状体で厚み方向の両側から挟んだ構造とすることができる。そして、2つの対向電極320の間に、上述の放電電極310がそれぞれ位置するように、各対向電極320が互いに平行に配置される。また、隣り合う放電電極310と対向電極320との距離は、たとえば、5.5(mm)である。
また、対向電極320の露出部326は、導電部321を挟む2枚の被覆部322同士の間に生じる凹溝327(図10参照)によって形成されている。対向電極320に形成される凹溝327の寸法は、たとえば、図7において対向電極320の厚み方向に平行な幅(=導電部321の板厚t)が0.5(mm)、通風方向fに平行な深さdが1.5(mm)である。
図8は、実施形態に係る荷電部3の放電電極310および対向電極320を示す上面図であり、図9は、実施形態の荷電部3の放電電極310および対向電極320を通風方向fから見た側面図である。また、図10は、図8に示すA-A線の矢視断面図である。
図8などに示すように、実施形態に係る対向電極320は、直方体状の導電部321を有する。かかる導電部321は、平面視において、主面(第1主面321aおよび第2主面321b)における長手方向(以下、単に「長手方向」とも記載する。)が放電電極310の延伸方向と平行である。
また、導電部321は、平面視において、主面(第1主面321aおよび第2主面321b)における短手方向(以下、単に「短手方向」とも記載する。)は、放電電極310の延伸方向と直交している。
また、図10に示すように、導電部321は、第1主面321a(または第2主面321b)の中央部が放電電極310に最も近くなるように配置される。言い換えれば、放電電極310は、導電部321の側面321cのうち長手方向に沿う一対の側面321cと放電電極310との距離が、第1主面321a(または第2主面321b)の中央部と放電電極310との距離に比べて大きくなるように配置される。また、放電電極310は、導電部321の露出部326である一対の側面321cと、放電電極310との距離が一定になるように配置されている。
ここで、実施形態では、図10に示すように、板状の導電部321が板状の第1被覆部323および第2被覆部324に挟まれて対向電極320が形成される。これにより、実施形態では、対向電極320を簡便に形成することができる。
さらに、実施形態では、導電体を一対の絶縁体で挟むサンドイッチ構造によって対向電極320を構成することで、導電部321の側面321cに露出する露出面321c1を形成することができる。これにより、図5に示した対向電極320における導電部321の内部から電子が高速で飛び出す現象を効率よく発生させるための露出部326を、簡便な構成で形成することができる。
したがって、実施形態によれば、簡便な構成で荷電部3の荷電効率を高めることができる。
また、実施形態では、対向電極320に、導電部321の露出面321c1を底面とする凹溝327が形成されてもよい。かかる凹溝327は、導電部321の露出面321c1と、第1被覆部323において導電部321の第1主面321aに対向する面323aと、第2被覆部324において導電部321の第2主面321bに対向する面324aとによって形成される。
これにより、露出部326を凹溝327に形成する場合において、断続的な放電を安定して実現するために必要となる凹溝327の深さdを確保することができる。すなわち、深さdの凹溝327の底面に露出部326が形成されることによって、被覆部322に電荷が十分に蓄積する前に放電が生じてしまうのを抑えられ、被覆部322に蓄積した電荷によるパルス性の放電を安定的に発生させることができる。したがって、実施形態によれば、荷電部3を安定して動作させることができる。
また、実施形態では、露出面321c1が、複数の側面321cのうち、長手方向に沿う側面321cに形成されてもよい。これにより、露出面321c1を放電電極310に対向させずに配置でき、また放電電極310に対して露出面321c1を遠い位置に配置することができるため、荷電部3の荷電効率をさらに高めることができる。かかる効果の詳細について以下に説明する。
荷電部3の荷電効率は、荷電量に比例し、放電電極310と対向電極320との間に流れる電流値に反比例する。この電流値は、対向電極320から単位時間当たりに放出されるイオンの数に凡そ比例する。
また、露出部326に形成される電界の電界強度に応じて、露出する露出面321c1から放出されるイオンの速度が異なってくる。そして、露出部326に形成される電界の電界強度(すなわち、放出されるイオンの速度)は、露出部326と放電電極310との距離が大きくなるに連れて減少する。
たとえば、図7に示した構成では、露出部326に形成される電界の電界強度が、導電部321において放電電極310の直下に位置する部位に形成される電界の電界強度に対して、おおよそ半分程度となる。
そして、放電電極310と対向電極320との間に流れる電流値が同じであったとしても、露出面321c1を放電電極310に対向させずに遠い位置に配置して露出部326に形成される電界の電界強度を小さくすることで、放出されるイオンの速度を遅くすることができる。これにより、空間に多くの(すなわち、空間密度の高い)イオンを漂わせることができ、空間を通過する空気中に含まれる微粒子を空間密度の高いイオンによって効率的に帯電(荷電)することができる。
ここまで説明したように、実施形態では、露出部326が複数の側面321cのうちの長手方向に沿う側面321cに形成されることで、放電電極310に対して、露出面321c1を対向させず遠い位置に配置できる。これにより、実施形態では、露出面321c1が放電電極310に対向して近接するように配置される場合に比べ、放電電極310と対向電極320との間に流れる電流値が同じ場合でも、イオンの空間密度を高めることができる。したがって、実施形態によれば、荷電部3の荷電効率を高めることができる。
また、露出面321c1が、複数の側面321cのうち、長手方向に沿う側面321cに形成されることで、導電部321の長手方向に沿って十分な面積の露出部326を設けることができる。これにより、露出面321c1の長手方向での位置によって放電の頻度がばらつくのを抑制でき、対向電極320(導電部321)の長手方向での位置によらずに安定した放電を生じさせることができる。
また、実施形態では、図9などに示すように、被覆部322が、上述の第1被覆部323および第2被覆部324に加えて、第3被覆部325を有してもよい。かかる第3被覆部325は、絶縁体で構成される。第3被覆部325には、たとえば絶縁テープなどを用いることができる。
第3被覆部325は、導電部321の表面のうち、放電電極310の延伸方向と垂直な側面321c(すなわち、短手方向に沿う側面321c)を被覆する。
これにより、放電電極310の延伸方向と垂直な側面321cは被覆面321c2となり、露出面321c1が、複数の側面321cのうち導電部321の長手方向に沿う側面321cのみに形成される。
そして、短手方向に沿う側面321cを被覆面321c2とすることで、長手方向に沿う側面321cよりも放電電極310の近くに位置し、電界強度が強い短手方向に沿う側面321cから、意図しない放電が生じることを抑制することができる。
さらに、導電部321の側面のうち、放電電極310の延伸方向と平行な側面(長手方向に沿う側面321c)を、露出面321c1とする(つまり、放電電極310との距離が一定である、長手方向に沿う側面321cのみを露出面321c1とする)ことで、かかる露出面321c1の全体から略均等に放電を生じさせることができる。
したがって、実施形態によれば、荷電効率をより高めることができるとともに、荷電部3を安定して動作させることができる。
<各種変形例>
つづいて、実施形態に係る各種変形例について、図11および図12を参照しながら説明する。図11は、実施形態の変形例1に係る荷電部3の放電電極310および対向電極320を示す断面図であり、実施形態の図10に対応する図である。
図11に示すように、変形例1では、導電部321の長手方向に沿う側面321cと、第1被覆部323の長手方向に沿う側面323bと、第2被覆部324の長手方向に沿う側面324bとが略面一に配置される。これにより、変形例1では、露出部326に凹溝327(図10参照)が形成されない。
変形例1においても、導電体を一対の絶縁体で挟むサンドイッチ構造によって対向電極320を構成することで、導電部321の側面321cに露出する露出面321c1を形成することができる。そのため、対向電極320における導電部321の内部から電子が高速で飛び出す現象を、効率よく発生させることができる。したがって、変形例1によれば、荷電部3の荷電効率を高める露出部326を簡便な構成で形成することができる。
また、図11に示す変形例1においても、放電電極310に対して露出面321c1を対向させずに遠い位置に配置することができるため、図10に示す実施形態と同様に、放電電極310と対向電極320との間に流れる電流値が同じ場合でも、イオンの空間密度を高めることができる。したがって、変形例1によれば、荷電部3の荷電効率を高めることができる。
図12は、実施形態の変形例2に係る荷電部3の放電電極310および対向電極320を示す断面図であり、実施形態の図10に対応する図である。
図12に示すように、変形例2では、導電部321の長手方向に沿う一対の側面321cのうち、通風方向fの上流側に位置する側面321cが、第4被覆部328によって覆われる。
かかる第4被覆部328は、被覆部322に含まれ、絶縁体で構成される。第4被覆部328には、たとえば絶縁テープなどを用いることができる。
変形例2においても、導電体を一対の絶縁体で挟むサンドイッチ構造によって対向電極320を構成することで、導電部321の側面321cに露出する露出面321c1を形成することができる。そのため、対向電極320における導電部321の内部から電子が高速で飛び出す現象を、効率よく発生させることができる。したがって、変形例2によれば、荷電部3の荷電効率を高める露出部326を簡便な構成で形成することができる。
また、変形例2では、通風方向fの下流側に位置する露出面321c1を底面とする凹溝327が形成されることで、露出部326において、断続的な放電を安定して実現するために必要となる深さdを確保することができる。したがって、変形例2によれば、荷電部3を安定して動作させることができる。
また、変形例2では、通風方向fの上流側に位置する側面321cが、第4被覆部328によって覆われることで、通過する空気に含まれる塵埃が当該側面321cに付着してしまうのを防止することができる。
また、図12に示す変形例2においても、放電電極310に対して露出面321c1を対向させずに遠い位置に配置することができるため、図10に示す実施形態と同様に、放電電極310と対向電極320との間に流れる電流値が同じ場合でも、イオンの空間密度を高めることができる。したがって、変形例2によれば、荷電部3の荷電効率を高めることができる。
なお、図12の例では、通風方向fの上流側に位置する側面321cのみが第4被覆部328によって覆われる場合について示したが、本開示はかかる例に限られず、通風方向fの下流側に位置する側面321cのみが第4被覆部328によって覆われてもよい。
以上、本願の実施例を図面に基づいて説明したが、あくまでも例示であって、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施すことができる。
たとえば、上記の実施形態では、被覆部322の第1被覆部323、第2被覆部324および第3被覆部325が別体で構成される例について示したが、本開示はかかる例に限られない。
たとえば、被覆部322の第1被覆部323、第2被覆部324および第3被覆部325が一体で構成されてもよい。この場合、たとえば被覆部322をすべて絶縁テープで構成することで、導電部321の第1主面321aと、第2主面321bと、側面321cの一部とを一体で覆うことができる。
また、上記の実施形態では、導電部321の長手方向に沿う側面321cのみを露出面321c1とする例について示したが、本開示はかかる例に限られない。たとえば、導電部321の短手方向に沿う側面321cのみを露出面321c1としてもよいし、導電部321の長手方向に沿う側面321cおよび短手方向に沿う側面321cを露出面321c1としてもよい。この場合も、荷電効率を高める露出部326を簡便な構成で形成することができる。
上述してきた実施形態より、以下に示す放電装置および電気集塵機2が実現できる。なお、以下の放電装置は、電気集塵機2における荷電部3に相当する。
(1)放電電極310と、放電電極310に対向して配置される対向電極320と、放電電極310に電圧を印加する電圧印加部(荷電部用高圧電源30)と、を備え、対向電極320は、板状の導電体で形成される導電部321と、絶縁体で形成され、導電部321の表面を被覆する被覆部322と、を有し、被覆部322は、第1被覆部323と第2被覆部324とを有し、導電部321は、第1被覆部323で被覆される第1主面321aと、第2被覆部324で被覆される第2主面321bと、側面321cとを有し、側面321cの少なくとも一部には、露出する露出面321c1が形成される放電装置。
かかる構成により、簡便な構成で荷電部3の荷電効率を高めることができる。
(2)上記(1)において、対向電極320には、導電部321の露出面321c1を底面とする凹溝327が形成される放電装置。
かかる構成により、上記(1)の効果に加え、荷電部3を安定して動作させることができる。
(3)上記(2)において、凹溝327は、第1被覆部323において導電部321の第1主面321aに対向する面323aと、第2被覆部324において導電部321の第2主面321bに対向する面324aと、導電部321の露出面321c1とによって形成される放電装置。
かかる構成により、上記(2)の効果に加え、荷電部3を安定して動作させることができる。
(4)上記(1)~(3)のいずれか一つにおいて、露出面321c1は、放電電極310の延伸方向と平行に形成される放電装置。
かかる構成により、上記(1)~(3)のいずれか一つの効果に加え、荷電部3の荷電効率をさらに高めることができる。
(5)上記(1)~(4)のいずれか一つにおいて、導電部321は、複数の側面321cを有する直方体状に形成され、露出面321c1は、複数の側面321cのうち、導電部321の主面における長手方向に沿う側面321cに形成される放電装置。
かかる構成により、上記(1)~(4)のいずれか一つの効果に加え、荷電部3の荷電効率をさらに高めることができる。
(6)上記(1)~(5)のいずれか一つにおいて、導電部321は、複数の側面321cを有する直方体状に形成され、被覆部322は、複数の側面321cのうち、導電部321の主面における短手方向に沿う側面321cを被覆する第3被覆部325を有する放電装置。
かかる構成により、上記(1)~(5)のいずれか一つの効果に加え、荷電部3を安定して動作させることができる。
(7)上記(1)~(6)のいずれか一つの放電装置(荷電部3)と、放電装置(荷電部3)により帯電された空気中の塵埃を捕集する集塵装置(集塵部4)と、を備える電気集塵機2。
かかる構成により、上記(1)~(6)のいずれか一つの効果を奏する電気集塵機2を提供することができる。
上述の実施形態および図示の具体的名称、処理、制御、各種のデータなどについては、一例を示すに過ぎず、適宜変更される場合がある。
また、上述の実施形態のより広範な態様は、上述のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
2 電気集塵機
3 荷電部(放電装置の一例)
4 集塵部(集塵装置の一例)
30 荷電部用高圧電源(電圧印加部の一例)
310 放電電極
320 対向電極
321 導電部
321a 第1主面
321b 第2主面
321c 側面
321c1 露出面
321c2 被覆面
322 被覆部
323 第1被覆部
324 第2被覆部
325 第3被覆部
326 露出部
327 凹溝
328 第4被覆部

Claims (7)

  1. 放電電極と、
    前記放電電極に対向して配置される対向電極と、
    前記放電電極に電圧を印加する電圧印加部と、
    を備え、
    前記対向電極は、
    板状の導電体で形成される導電部と、
    絶縁体で形成され、前記導電部の表面を被覆する被覆部と、
    を有し、
    前記被覆部は、第1被覆部と第2被覆部とを有し、
    前記導電部は、前記第1被覆部で被覆される第1主面と、前記第2被覆部で被覆される第2主面と、側面とを有し、
    前記側面の少なくとも一部には、露出する露出面が形成される
    放電装置。
  2. 前記対向電極には、前記導電部の前記露出面を底面とする凹溝が形成される
    請求項1に記載の放電装置。
  3. 前記凹溝は、前記第1被覆部において前記導電部の前記第1主面に対向する面と、前記第2被覆部において前記導電部の前記第2主面に対向する面と、前記導電部の前記露出面とによって形成される
    請求項2に記載の放電装置。
  4. 前記露出面は、前記放電電極の延伸方向と平行に形成される
    請求項1~3のいずれか一つに記載の放電装置。
  5. 前記導電部は、複数の側面を有する直方体状に形成され、
    前記露出面は、前記複数の側面のうち、前記導電部の主面における長手方向に沿う前記側面に形成される
    請求項1~4のいずれか一つに記載の放電装置。
  6. 前記導電部は、複数の側面を有する直方体状に形成され、
    前記被覆部は、前記複数の側面のうち、前記導電部の主面における短手方向に沿う前記側面を被覆する第3被覆部を有する
    請求項1~5のいずれか一つに記載の放電装置。
  7. 請求項1~6のいずれか一つに記載の放電装置と、
    前記放電装置により帯電された空気中の塵埃を捕集する集塵装置と、
    を備える電気集塵機。
JP2022039516A 2022-03-14 2022-03-14 放電装置および電気集塵機 Pending JP2023134152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022039516A JP2023134152A (ja) 2022-03-14 2022-03-14 放電装置および電気集塵機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022039516A JP2023134152A (ja) 2022-03-14 2022-03-14 放電装置および電気集塵機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023134152A true JP2023134152A (ja) 2023-09-27

Family

ID=88143703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022039516A Pending JP2023134152A (ja) 2022-03-14 2022-03-14 放電装置および電気集塵機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023134152A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107107074B (zh) 静电除尘器
US4673416A (en) Air cleaning apparatus
US4231766A (en) Two stage electrostatic precipitator with electric field induced airflow
US4689056A (en) Air cleaner using ionic wind
US4643745A (en) Air cleaner using ionic wind
US4976752A (en) Arrangement for generating an electric corona discharge in air
PL149836B1 (en) A device for producing an electric corona discharge in air
US7771671B2 (en) Air conditioner device with partially insulated collector electrode
PL181050B1 (pl) Oddzielacz zdyspergowanych cząstek od powietrza przy wykorzystaniu zjawisk elektrostatycznych
WO1993016807A1 (en) A two-stage electrostatic filter
JP2008296127A (ja) 電気集塵装置
KR20160076452A (ko) 전기 집진기
US20080314251A1 (en) Discharge Device and Air Purification Device
JPH09262499A (ja) 電気集塵器
JP2023134152A (ja) 放電装置および電気集塵機
JPS59209664A (ja) 送風装置
WO2013121669A1 (ja) イオン発生素子及びそれを備えたイオン発生装置
JP2022149974A (ja) 放電装置および電気集塵機
EP3932563A1 (en) Charging device and dust collecting apparatus
JP2004192993A (ja) マイナスイオン発生装置、その製造方法及び空気清浄機、空調機器
JP2023072253A (ja) 放電装置および電気集塵機
JP2022153185A (ja) イオン発生機および電気集塵機
JP7524554B2 (ja) 放電装置および電気集塵装置
JP2020146605A (ja) 荷電装置および電気集塵装置
TW202130419A (zh) 電集塵機