JP2023104580A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】後方衝突時のヘッドレストへの着席者の頭部の潜り込みを抑制できる乗物用シートを提供する。【解決手段】本開示の一態様は、ヘッドレストと、ヘッドレストを支持すると共に、管材又は棒材で構成されたヘッドレストフレームとを備える乗物用シートである。ヘッドレストフレームは、シート幅方向に互いに離れて配置された第1ステー及び第2ステーと、第1ステーの上端と第2ステーの上端とをシート幅方向に連結する接続部と、を有する。第1ステー及び第2ステーは、それぞれ、シート幅方向から視て上端から下方かつシート前方に延伸する頭部支持部と、頭部支持部の下端から下方に延伸する脚部と、を有する。接続部は、上方に凸となるように中心軸全体が湾曲している。【選択図】図2

Description

本開示は、乗物用シートに関する。
乗物用シートにおいて、ヘッドレストは、管材又は棒材によって構成されたヘッドレストフレームによって支えられている(特許文献1参照)。ヘッドレストフレームは、2本の鉛直方向に延伸するステーと、これらのステーを上端にて連結する接続部とを有する。
特許第6575408号
従来のヘッドレストフレームでは、上端の接続部がシート幅方向に延伸しているため、乗物の後方に衝突が発生した時に着席者の頭部がヘッドレストに潜り込みやすい。その結果、頭部の潜り込み後に生じる着席者のシートバックへの沈み込みに伴って、着席者の顎が後方に引かれるおそれがある。
従来のヘッドレストフレームにおいて、このような後方衝突時の着席者の顎の挙動を防ぐには、ヘッドレストの内部に頭部の潜り込みを防ぐ樹脂板等をインサート成形等によって配置する必要がある。そのため、乗物用シートのコストが大きくなる。
本開示の一局面は、後方衝突時のヘッドレストへの着席者の頭部の潜り込みを抑制できる乗物用シートを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、シートクッション(2)及びシートバック(3)と、ヘッドレスト(4)と、ヘッドレスト(4)を支持すると共に、管材又は棒材で構成されたヘッドレストフレーム(6)と、を備える乗物用シート(1)である。ヘッドレストフレーム(6)は、シート幅方向に互いに離れて配置された第1ステー(61)及び第2ステー(62)と、第1ステー(61)の上端(61A)と第2ステー(62)の上端(62A)とをシート幅方向に連結する接続部(63)と、を有する。
第1ステー(61)及び第2ステー(62)は、それぞれ、シート幅方向から視て上端(61A,62A)から下方かつシート前方に延伸する頭部支持部(611,621)と、頭部支持部(611,621)の下端から下方に延伸する脚部(612,622)と、を有する。接続部(63)は、上方に凸となるように中心軸全体が湾曲している。
このような構成によれば、接続部(63)の中心軸全体が湾曲している、つまり、接続部(63)が湾曲部分のみで構成されることで、接続部(63)の内側への着席者の頭部の沈み込みが抑制される。その結果、樹脂板等の当て部材を設けることなく、ヘッドレスト(4)への着席者の頭部の潜り込みを抑制できる。
本開示の一態様では、第1ステー(61)の頭部支持部(611)の中心軸と第2ステー(62)の頭部支持部(621)の中心軸とのシート幅方向の距離は、下方に向かうに連れて大きくなってもよい。このような構成によれば、乗物における後方衝突時に着席者の頭部をシート前方に誘導しやすくできる。その結果、ヘッドレスト(4)への着席者の頭部の潜り込み抑制効果を促進できる。
本開示の一態様では、頭部支持部(611,621)は、シート幅方向から視て上端(61A,62A)から下方に延伸する上方部(611A,621A)と、シート幅方向から視て上方部(611A,621A)の下端から下方かつシート前方に延伸する下方部(611B,621B)と、を有してもよい。第1ステー(61)の下方部(611B)の中心軸と第2ステー(62)の下方部(621B)の中心軸との鉛直方向に沿ったシート幅方向の距離の変化量は、第1ステー(61)の上方部(611A)の中心軸と第2ステー(62)の上方部(621A)の中心軸との鉛直方向に沿ったシート幅方向の距離の変化量よりも大きくてもよい。このような構成によれば、第1ステー(61)及び第2ステー(62)の剛性を高めることができる。
本開示の一態様では、頭部支持部(611,621)は、上端(61A,62A)から下方に延伸する上方部(611A,621A)と、シート幅方向から視て上方部(611A,621A)の下端から下方かつシート前方に延伸する下方部(611B,621B)と、を有してもよい。第1ステー(61)の上方部(611A)の中心軸と第2ステー(62)の上方部(621A)の中心軸とは、平行であってもよい。第1ステー(61)の下方部(611B)の中心軸と第2ステー(62)の下方部(621B)の中心軸とのシート幅方向の距離は、下方に向かうに連れて大きくなってもよい。このような構成によれば、乗物の後方衝突時における着席者の頭部の第1ステー(61)と第2ステー(62)との間への入り込みを抑制できる。その結果、ヘッドレスト(4)への着席者の頭部の潜り込み抑制効果を促進できる。
本開示の一態様では、接続部(63)の中心軸の曲率半径は一定であってもよい。このような構成によれば、接続部(63)のシート幅方向の寸法を最小とすることができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
図1は、実施形態における乗物用シートを示す模式的な斜視図である。 図2は、図1の乗物用シートにおけるヘッドレスト及びヘッドレストフレームを示す模式的な斜視図である。 図3Aは、図2のヘッドレストフレームの模式的な正面図であり、図3Bは、図2のヘッドレストフレームの模式的な側面図である。 図4Aは、図2とは異なる実施形態におけるヘッドレストフレームの模式的な正面図であり、図4Bは、図4Aのヘッドレストフレームの模式的な側面図である。 図5Aは、図2とは異なる実施形態におけるヘッドレストフレームの模式的な正面図であり、図5Bは、図5Aのヘッドレストフレームの模式的な側面図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す乗物用シート1は、シートクッション2と、シートバック3と、ヘッドレスト4と、バックフレーム5と、ヘッドレストフレーム6(図2参照)とを備える。
シートクッション2は、着席者の臀部を支持するための部位である。シートバック3は、着席者の背部を支持するための部位である。ヘッドレスト4は、着席者の頭部を支持するための部位である。バックフレーム5は、シートバック3を支持している。
乗物用シート1は、乗用車の座席シートとして使用される。なお、以下の説明及び各図面における方向は、乗物用シート1を乗物(つまり乗用車)に組み付けた状態における方向を意味する。本実施形態では、シート幅方向は、乗物の左右方向に一致し、シート前方は、乗物の前方に一致する。
<ヘッドレストフレーム>
図2に示すように、ヘッドレストフレーム6は、ヘッドレスト4を支持している。ヘッドレストフレーム6は、複数の箇所で曲げられた1本の管材又は棒材で構成されている。本実施形態では、ヘッドレストフレーム6は、軸方向に沿って外径が変化しない(つまり外径が一定の)円筒で構成されている。
ヘッドレストフレーム6は、ヘッドレスト4のシート幅方向における中心軸を含む対称面に関して、面対称(つまり左右対称)である。ヘッドレストフレーム6は、第1ステー61と、第2ステー62と、接続部63とを有する。
<ステー>
第1ステー61及び第2ステー62は、それぞれ、少なくともシート前方から視て鉛直方向に延伸する部位である。
第1ステー61及び第2ステー62は、シート幅方向に対向するように、シート幅方向に互いに離れて配置されている。第1ステー61は、第2ステー62に対し右側に配置されている。
(第1ステー)
図3A及び図3Bに示すように、第1ステー61は、第1頭部支持部611と、第1脚部612とを有する。
第1頭部支持部611は、第1ステー61の上端61A(つまり接続部63との境界)を含む部位である。第1頭部支持部611は、ヘッドレスト4の内部に配置される。第1頭部支持部611は、シート幅方向から視て第1ステー61の上端61Aから下方かつシート前方に延伸している。
具体的には、第1頭部支持部611は、第1上方部611Aと、第1下方部611Bとを有する。第1上方部611Aは、シート幅方向から視て第1ステー61の上端61Aから下方に延伸する部位である。
シート前方から視て(図3A参照)、第1上方部611Aは、下方に向かうに連れてヘッドレスト4のシート幅方向における中心軸から遠ざかる方向に延伸している。また、シート幅方向から視て(図3B参照)、第1上方部611Aは、略鉛直方向に延伸している。つまり、第1上方部611Aは、上端61Aから右下方に向かって延伸している。
第1下方部611Bは、シート幅方向から視て第1上方部611Aの下端から下方かつシート前方に延伸する部位である。つまり、第1頭部支持部611は、第1上方部611Aと第1下方部611Bとの接続点において湾曲している。
シート前方から視て(図3A参照)、第1下方部611Bは、下方に向かうに連れてヘッドレスト4のシート幅方向における中心軸から遠ざかる方向に延伸している。第1下方部611Bの中心軸が鉛直方向と成す角度(つまり鉛直方向に対する傾き)は、第1上方部611Aの中心軸が鉛直方向と成す角度よりも大きい。
また、シート幅方向から視て(図3B参照)、第1下方部611Bは、下方に向かうに連れてシート前方に突出する方向に延伸している。つまり、第1下方部611Bは、第1上方部611Aの下端から右下方かつシート前方に向かって延伸している。
第1脚部612は、第1頭部支持部611の下端(つまり第1下方部611Bの下端)から下方に延伸する部位である。第1脚部612は、略鉛直方向に延伸している。第1脚部612は、第1ステー61の下端を含んでいる。第1脚部612の中心軸は直線状である。
(第2ステー)
第2ステー62は、第2頭部支持部621と、第2脚部622とを有する。
第2頭部支持部621は、第1ステー61の第1頭部支持部611と左右対称の形状を有する。つまり、第2頭部支持部621は、シート幅方向から視て第2ステー62の上端62Aから下方かつシート前方に延伸する。
また、第2頭部支持部621は、シート幅方向から視て上端62Aから下方に延伸する第2上方部621Aと、シート幅方向から視て第2上方部621Aの下端から下方かつシート前方に延伸する第2下方部621Bとを有する。
第2上方部621Aは、上端62Aから左下方に向かって延伸している。第2下方部621Bは、第2上方部621Aの下端から左下方かつシート前方に向かって延伸している。第2下方部621Bの中心軸が鉛直方向と成す角度(つまり鉛直方向に対する傾き)は、第2上方部621Aの中心軸が鉛直方向と成す角度よりも大きい。
第2脚部622は、第2頭部支持部621の下端(つまり第2下方部621Bの下端)から下方に延伸する部位である。第2脚部622は、略鉛直方向に延伸している。第2脚部622は、第2ステー62の下端を含んでいる。第2脚部622の中心軸は直線状である。
(第1ステーと第2ステーとの関係)
上述した第1ステー61の第1頭部支持部611の形状及び第2ステー62の第2頭部支持部621の形状に起因して、第1頭部支持部611の中心軸と第2ステー62の第2頭部支持部621の中心軸とのシート幅方向の距離は、下方に向かうに連れて大きくなっている。
また、第1ステー61の第1下方部611Bの中心軸と第2ステー62の第2下方部621Bの中心軸との鉛直方向に沿ったシート幅方向の距離の変化量は、第1ステー61の第1上方部611Aの中心軸と第2ステー62の第2上方部621Aの中心軸との鉛直方向に沿ったシート幅方向の距離の変化量よりも大きい。
つまり、シート前方から視て、第1下方部611Bの中心軸と第2下方部621Bの中心軸とが成す角度θ2は、第1上方部611Aの中心軸と第2上方部621Aの中心軸とが成す角度θ1よりも大きい。
<接続部>
接続部63は、第1ステー61の上端61Aと第2ステー62の上端62Aとをシート幅方向に連結する部位である。
接続部63は、上方に凸となるように中心軸全体が湾曲している。つまり、接続部63は、中心軸が直線状となるストレート部を有しない。また、接続部63の中心軸の曲率半径は一定である。つまり、接続部63の中心軸は、半径が一定の円弧を描く様に湾曲している。
なお、接続部63の中心軸は、シート前後方向と略直交しており、シート前後方向には湾曲していない。また、接続部63の中心軸が描く円弧の長さは、同径円の円周の1/4以上であり、好ましくは、同径円の円周の略1/2である。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)接続部63の中心軸全体が湾曲している、つまり、接続部63が湾曲部分のみで構成されることで、接続部63の内側への着席者の頭部の沈み込みが抑制される。その結果、樹脂板等の当て部材を設けることなく、ヘッドレスト4への着席者の頭部の潜り込みを抑制できる。
(1b)第1頭部支持部611の中心軸と第2頭部支持部621の中心軸とのシート幅方向の距離が下方に向かうに連れて大きくなることで、乗物における後方衝突時に着席者の頭部をシート前方に誘導しやすくできる。その結果、ヘッドレスト4への着席者の頭部の潜り込み抑制効果を促進できる。
(1c)第1下方部611Bの中心軸と第2下方部621Bの中心軸との鉛直方向に沿ったシート幅方向の距離の変化量が、第1上方部611Aの中心軸と第2上方部621Aの中心軸との鉛直方向に沿ったシート幅方向の距離の変化量よりも大きいことで、第1ステー61及び第2ステー62の剛性を高めることができる。
(1d)接続部63の中心軸の曲率半径が一定であることで、接続部63のシート幅方向の寸法を最小とすることができる。
[2.第2実施形態]
[2-1.構成]
図4A及び図4Bに示すヘッドレストフレーム6Aは、図2のヘッドレストフレーム6に替えて、図1の乗物用シート1に用いられる。ヘッドレストフレーム6Aは、第1頭部支持部611及び第2頭部支持部621の形状が異なる点を除いて、図2のヘッドレストフレーム6と同じ構成を有する。
ヘッドレストフレーム6Aにおける第1頭部支持部611の中心軸は、シート前方から視て(図4A参照)、鉛直方向に対する傾きが一定である。つまり、第1頭部支持部611の第1下方部611Bの中心軸が鉛直方向と成す角度は、第1頭部支持部611の第1上方部611Aの中心軸が鉛直方向と成す角度と同じである。したがって、シート前方から視た第1頭部支持部611の中心軸は、湾曲していない直線状である。
ヘッドレストフレーム6Aにおける第2頭部支持部621の中心軸も、シート前方から視て、鉛直方向に対する傾きが一定である。つまり、第2頭部支持部621の第2下方部621Bの中心軸が鉛直方向と成す角度は、第2頭部支持部621の第2上方部621Aの中心軸が鉛直方向と成す角度と同じである。したがって、シート前方から視た第2頭部支持部621の中心軸は、湾曲していない直線状である。
なお、シート幅方向から視た第1頭部支持部611及び第2頭部支持部621の形状は、図2のヘッドレストフレーム6と同様である。つまり、第1上方部611Aは、第1ステー61の上端61Aから右下方に延伸している。第2上方部621Aは、第2ステー62の上端62Aから左下方に延伸している。
また、第1下方部611Bは、第1上方部611Aの下端から右下方かつシート前方に向かって延伸している。第2下方部621Bは、第2上方部621Aの下端から左下方かつシート前方に向かって延伸している。
[2-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2a)ヘッドレストフレーム6Aの第1頭部支持部611の中心軸及び第2頭部支持部621の中心軸それぞれが、シート前方から視て直線状とされることで、ヘッドレストフレーム6Aの成形が容易となる。
[3.第3実施形態]
[3-1.構成]
図5A及び図5Bに示すヘッドレストフレーム6Bは、図2のヘッドレストフレーム6に替えて、図1の乗物用シート1に用いられる。ヘッドレストフレーム6Bは、第1頭部支持部611及び第2頭部支持部621の形状が異なる点を除いて、図2のヘッドレストフレーム6と同じ構成を有する。
ヘッドレストフレーム6Bにおける第1頭部支持部611の第1上方部611A及び第2頭部支持部621の第2上方部621Aは、それぞれ、第1ステー61の上端61A又は第2ステー62の上端62Aから下方に延伸している。
また、第1上方部611Aの中心軸と第2上方部621Aの中心軸とは平行である。換言すれば、第1上方部611Aの中心軸と第2上方部621Aの中心軸とのシート幅方向の距離は、鉛直方向に沿って一定である。つまり、第1上方部611Aの中心軸及び第2上方部621Aの中心軸は、鉛直方向と略平行である。
一方、ヘッドレストフレーム6Bにおける第1頭部支持部611の第1下方部611B及び第2頭部支持部621の第2下方部621Bそれぞれの形状は、図2のヘッドレストフレーム6と同様である。つまり、第1下方部611B及び第2下方部621Bは、シート幅方向から視て第1上方部611A又は第2上方部621Aの下端から下方かつシート前方に延伸している。
具体的には、第1下方部611Bは、第1上方部611Aの下端から右下方かつシート前方に向かって延伸している。第2下方部621Bは、第2上方部621Aの下端から左下方かつシート前方に向かって延伸している。したがって、第1下方部611Bの中心軸と第2下方部621Bの中心軸とのシート幅方向の距離は、下方に向かうに連れて大きくなっている。
[3-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)第1上方部611Aの中心軸と第2上方部621Aの中心軸とが平行であることで、乗物の後方衝突時における着席者の頭部の第1ステー61と第2ステー62との間への入り込みを抑制できる。その結果、ヘッドレスト4への着席者の頭部の潜り込み抑制効果を促進できる。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(4a)上記実施形態の乗物用シートにおいて、接続部の中心軸の曲率半径は必ずしも一定でなくてもよい。例えば、接続部の中心軸において、曲率半径の異なる部分(つまり半径の異なる円弧)が存在してもよい。
(4b)上記実施形態の乗物用シートは、乗用車以外の自動車に用いられるシートや、自動車以外の例えば、鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
(4c)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗物用シート、2…シートクッション、3…シートバック、4…ヘッドレスト、
5…バックフレーム、6,6A,6B…ヘッドレストフレーム、61…第1ステー、
61A…上端、62…第2ステー、62A…上端、63…接続部、
611…第1頭部支持部、611A…第1上方部、611B…第1下方部、
612…第1脚部、621…第2頭部支持部、621A…第2上方部、
621B…第2下方部、622…第2脚部。

Claims (5)

  1. シートクッション及びシートバックと、
    ヘッドレストと、
    前記ヘッドレストを支持すると共に、管材又は棒材で構成されたヘッドレストフレームと、
    を備え、
    前記ヘッドレストフレームは、
    シート幅方向に互いに離れて配置された第1ステー及び第2ステーと、
    前記第1ステーの上端と前記第2ステーの上端とをシート幅方向に連結する接続部と、
    を有し、
    前記第1ステー及び前記第2ステーは、それぞれ、
    シート幅方向から視て前記上端から下方かつシート前方に延伸する頭部支持部と、
    前記頭部支持部の下端から下方に延伸する脚部と、
    を有し、
    前記接続部は、上方に凸となるように中心軸全体が湾曲している、乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記第1ステーの前記頭部支持部の中心軸と前記第2ステーの前記頭部支持部の中心軸とのシート幅方向の距離は、下方に向かうに連れて大きくなる、乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記頭部支持部は、
    シート幅方向から視て前記上端から下方に延伸する上方部と、
    シート幅方向から視て前記上方部の下端から下方かつシート前方に延伸する下方部と、
    を有し、
    前記第1ステーの前記下方部の中心軸と前記第2ステーの前記下方部の中心軸との鉛直方向に沿ったシート幅方向の距離の変化量は、前記第1ステーの前記上方部の中心軸と前記第2ステーの前記上方部の中心軸との鉛直方向に沿ったシート幅方向の距離の変化量よりも大きい、乗物用シート。
  4. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記頭部支持部は、
    前記上端から下方に延伸する上方部と、
    シート幅方向から視て前記上方部の下端から下方かつシート前方に延伸する下方部と、
    を有し、
    前記第1ステーの前記上方部の中心軸と前記第2ステーの前記上方部の中心軸とは、平行であり、
    前記第1ステーの前記下方部の中心軸と前記第2ステーの前記下方部の中心軸とのシート幅方向の距離は、下方に向かうに連れて大きくなる、乗物用シート。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記接続部の中心軸の曲率半径は一定である、乗物用シート。
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