JP2023074839A - 室内機 - Google Patents

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Shion Hisamatsu
梓 金森
Azusa Kanamori
恵介 三苫
Keisuke Mitoma
智充 山口
Tomomitsu Yamaguchi
友司 森
Yuji Mori
裕介 土井
Yusuke Doi
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

【課題】ケーシングに対するアームの着脱が容易であるとともに、インレットパネルを閉じた際に美観を損なうことがない室内機を提供する。【解決手段】前面、及び、該前面に開口するとともに後方に向かうに従って上方に向かって凹むホルダ収容部を有するケーシングと、ホルダ収容部に前面側から挿入されているとともに、ホルダ収容部内に着脱可能に固定されたアームホルダと、ホルダ収容部に前面側から挿入されて、一端がアームホルダにケーシングの幅方向に延びる軸線回りに回動可能に保持されたアームと、アームの他端に固定されたインレットパネルと、を備え、アームは、インレットパネルがケーシングの前面に重なるように配置されているとともにホルダ収容部の開口を覆う閉塞位置と、インレットパネルが閉塞位置から前方及び上方に移動してケーシングの前面を開放する開放位置と、の間で軸線回りに回動可能とされている室内機。【選択図】図1

Description

本開示は、室内機に関する。
例えば特許文献1には、室内機のケーシングの開口部にパネル(インレットパネル)を開閉自在に取り付けるためのパネルの取付構造が開示されている。このパネルの取付構造では、回転の中心をケーシングの外側に位置させた第2アームがケーシング内の第1アームに対してスライドすることにより、当該第2アームに設けられたインレットパネルが開閉する。
これにより、インレットパネル開閉の際にアームが動くのに必要とされる切欠き部(食い切り)が外部に露出してしまうことを回避し、インレットパネルを閉じた際に室内機の美観を損なわないようにしている。
特開平7-260193号公報
ところで、室内機を組み立てる際には、インレットパネルが設けられるアームをケーシングに簡易に取り付けすることができる技術が望まれる。一方、室内機をメンテナンスする際には、アームをケーシングから簡易に取外すことができる技術が望まれる。
即ち、ケーシングに対するアームの着脱が容易であるとともに、インレットパネルを閉じた際に美観を損なうことがない室内機が望まれる。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、ケーシングに対するアームの着脱が容易であるとともに、インレットパネルを閉じた際に美観を損なうことがない室内機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る室内機は、前面、及び、該前面に開口するとともに後方に向かうに従って上方に向かって凹むホルダ収容部を有するケーシングと、前記ホルダ収容部に前記前面側から挿入されているとともに、前記ホルダ収容部内に着脱可能に固定されたアームホルダと、前記ホルダ収容部に前記前面側から挿入されて、一端が前記アームホルダに前記ケーシングの幅方向に延びる軸線回りに回動可能に保持されたアームと、前記アームの他端に固定されたインレットパネルと、を備え、前記アームは、前記インレットパネルが前記ケーシングの前面に重なるように配置されているとともに前記ホルダ収容部の開口を覆う閉塞位置と、前記インレットパネルが前記閉塞位置から前方及び上方に移動して前記ケーシングの前面を開放する開放位置と、の間で前記軸線回りに回動可能とされている。
本開示によれば、ケーシングに対するアームの着脱が容易であるとともに、インレットパネルを閉じた際に美観を損なうことがない室内機を提供することができる。
本開示の実施形態に係る室内機の概略構成を示す斜視図である。 本開示の実施形態に係るホルダ収容部を前方側から見た際の様子を示す図である。 図2のIII-III線方向の部分断面図である。 本開示の実施形態に係るアームホルダを示す図である。 本開示の実施形態に係るアームが閉塞位置に位置する状態を示す図である。 本開示の実施形態に係るアームが開放位置に位置する状態を示す図である。
以下、本開示の実施形態に係る室内機を図面に基づき説明する。
(室内機)
室内機は、室内に設けられるとともに、室外に設けられた室外機とやり取りする冷媒を室内の空気と熱交換させることで室内の空気を調和する装置である。室内機と室外機とで空気調和装置が構成されている。
図1に示すように、室内機100は、ケーシング1と、ファン2と、熱交換器3と、フィルタ部4と、制御部5と、アームホルダ6と、ボルト7と、アーム8と、インレットパネル9と、を備えている。
(ケーシング)
ケーシング1は、複数のパネルによって構成されており、室内の壁面Wに設置される。ケーシング1は、室内機100の外殻を成している。ケーシング1は、各種の機器を収容するとともに室内の空気を流通させるための空間を内側に画成する。ケーシング1は、背面パネル10と、ボトムパネル20と、天面パネル30と、一対の側面パネル40と、フロントパネル50と、接続パネル70と、フラップ73と、を有している。
背面パネル10は、室内の壁面Wに据付板等(図示省略)を介して固定されるパネルである。背面パネル10は、壁面Wに沿うように広がるとともに、該壁面Wと対向する背面11を有している。本実施形態では、背面パネル10の背面11と壁面Wとが対向する方向を、「設置方向Di」と称する。したがって、設置方向Diは、壁面Wに対して垂直な方向である。
設置方向Diの両側のうち、壁面Wから遠ざかる方向である一方側を「前方側Dif」と称し、その反対の側を「後方側Dib」と称する。背面11は、前方側Dif(前方)から見た際の水平方向のうち、壁面Wと平行な方向を長手方向とする長方形状を成している。
ボトムパネル20は、背面パネル10における下方側の端縁に接続されるとともに、壁面Wに交差する方向に広がるパネルである。本実施形態におけるボトムパネル20は、水平方向に広がっており、背面パネル10から起立するように該背面パネル10に一体に接続されている。ボトムパネル20は、水平方向に広がるとともに、下方側を向く底面21を有している。底面21は、背面11の広がる方向に対して垂直な方向に広がっている。
天面パネル30は、背面パネル10における下方側とは反対の側である上方側の端縁に接続されるとともに、壁面Wに交差する方向に広がるパネルである。本実施形態における天面パネル30は、水平方向に広がっており、背面パネル10から起立するように該背面パネル10に一体に接続されている。
即ち、天面パネル30は、ボトムパネル20よりも上方側で、ボトムパネル20の広がる方向と平行に広がっている。ボトムパネル20と天面パネル30とは、互いに離間した位置で対向している。
天面パネル30は、水平方向に広がるとともに、上方側を向く天面31を有している。天面31は、背面11の広がる方向に対して垂直な方向に広がっている。本実施形態では、天面31における、前方側Difの端縁(辺)がケーシング1の前縁1aとされている。前縁1aは、ケーシング1中で最も上方に位置している。
本実施形態では、ボトムパネル20と天面パネル30とが対向する方向を、「上下方向Dv」と称する。上下方向Dvの両側のうち、ボトムパネル20から天面パネル30に向かう方向である一方側を、単に「上方側Dvu」と称し、その反対の他方側を、単に「下方側Dvd」と称する。したがって、上下方向Dvは、重力方向に一致している。
本実施形態におけるボトムパネル20の底面21は、下方側Dvd(下方)から見た際の水平方向のうち、壁面Wと平行な方向を長手方向とする長方形状を成している。本実施形態における天面パネル30の天面31は、上方側Dvu(上方)から見た際の水平方向のうち、壁面Wと平行な方向を長手方向とする長方形状を成している。
天面パネル30には、室内の空気を吸い込むための複数の吸込口32が形成されている。即ち、天面パネル30は、複数の吸込口32を有している。複数の吸込口32は、水平方向で等間隔に配列されている。各吸込口32は、天面パネル30を上下方向Dvに貫通している。各吸込口32は、上方側Dvuからみて、矩形状(長方形状)を成している。
側面パネル40は、背面パネル10、ボトムパネル20、及び天面パネル30における長手方向に延びる端縁を互いに接続するパネルである。本実施形態では、この長手方向に一致する方向を、「幅方向Dw」と称する。したがって、幅方向Dwは、設置方向Di及び上下方向Dvのいずれに対しても垂直な方向である。
幅方向Dwの両側のうち、上方側Dvuから天面パネル30、背面パネル10、ボトムパネル20が並ぶように前方側Difから背面パネル10を見た際に右側を、単に「一方側Dwr」と称し、その反対の側を単に「他方側Dwl」と称する。
一対の側面パネル40のうちの一方の側面パネル40は、背面パネル10、ボトムパネル20、及び天面パネル30における一方側Dwrの端縁同士を接続するとともに、一方側Dwrを向く側面41を有している。
一対の側面パネル40のうちの他方の側面パネル40は、背面パネル10、ボトムパネル20、及び天面パネル30における他方側Dwlの端縁同士を接続するとともに、他方側Dwlを向く側面41を有している。
したがって、一対の側面パネル40は、これら背面パネル10、ボトムパネル20、及び天面パネル30を幅方向Dwで挟むように配置されている。各側面41は、背面11、底面21、及び天面31が広がる方向のいずれに対しても垂直な方向に広がっている。
フロントパネル50は、背面パネル10よりも前方側Difに配置されるとともに、天面パネル30及び一対の側面パネル40における前方側Difの端縁を互いに接続している。フロントパネル50は、背面パネル10の広がる方向と平行に広がっている。フロントパネル50は、壁面Wに沿う方向に広がるとともに、前方側Difを向く前面51を有している。
フロントパネル50には、一対の前面開口53と、一対のホルダ収容部52と、が形成されている。即ち、フロントパネル50は、一対の前面開口53と、一対のホルダ収容部52と、を有している。一対の前面開口53は、幅方向Dwで互いに隣接するように配置されている。前方側Difから見た際の各前面開口53は、幅方向Dwを長手方向とする長方形状を成している。
一対のホルダ収容部52は、幅方向Dwに配列されている。一対のホルダ収容部52のうちの一方のホルダ収容部52は、幅方向Dwで互いに隣接する一対の前面開口53のうち、一方側Dwrに配置された前面開口53よりも一方側Dwrに配置されている。
一対のホルダ収容部52のうちの他方のホルダ収容部52は、幅方向Dwで隣接する一対の前面開口53のうち、他方側Dwlに配置された前面開口53よりも他方側Dwlに配置されている。ホルダ収容部52の詳細な構成については後述する。
接続パネル70は、フロントパネル50よりも下方側Dvdに配置されるとともに、ボトムパネル20及び一対の側面パネル40における前方側Difの端縁、並びに、フロントパネル50における下方側Dvdの端縁を互いに接続するパネルである。
接続パネル70は、ボトムパネル20における前方側Difの端縁から、フロントパネル50の下方側Dvdの端縁に向かうに連れて前方側Difを向く湾曲面を成す接続面71を有している。
接続パネル70には、天面パネル30の吸込口32から吸い込まれた空気を吹き出すための吹出口72が形成されている。即ち、接続パネル70は、吹出口72を有している。前方側Dif、又は下方側Dvdから見た際の吹出口72は、幅方向Dwを長手方向とする矩形(長方形状)に形成されている。本実施形態における吹出口72は、接続面71の湾曲に沿うように広がっている。
フラップ73は、接続パネル70の吹出口72に設けられるとともに、吹出口72から吹き出される空気の方向を転向させる。フラップ73は、前方側Difから吹出口72を覆う状態と、吹出口72を覆わない状態とに遷移可能とされている。
フラップ73は、例えば、接続パネル70に設けられるとともに幅方向Dwに延びる回動軸線(図示省略)を中心とする回動軸(図示省略)によって、該回動軸線回りに回動可能に支持されている。フラップ73の回動量は、例えば、外部から入力される入力信号に基づいて制御されている。
以上説明した、ケーシング1を構成する各要素によって各種の機器を収容するとともに室内の空気を流通させるための空間が形成されている。説明の便宜上、本実施形態では、この空間を、「収容空間R」と称する。
(ファン)
ファン2は、ケーシング1内に室内の空気を導入可能なクロスフローファンである。ファン2は、収容空間R内で幅方向Dwに延在している。ファン2は、幅方向Dwに延びる回転軸線(図示省略)を中心として、該回転軸線回りに回転可能に背面パネル10に保持されている。
ファン2は、収容空間R内で回転することで、天面パネル30の吸込口32から空気を吸引するとともに、吸引した空気をボトムパネル20の吹出口72から吹き出す。ファン2の回転数は、例えば、外部から入力される入力信号に基づいて制御されている。
(熱交換器)
熱交換器3は、ファン2によって収容空間R内に導入された空気と冷媒とを熱交換させる。即ち、熱交換器3は、収容空間R内に導入された空気を冷やす、又は暖める。熱交換器3は、内部を冷媒が流通する伝熱管、及びこの伝熱管が幅方向Dwで挿通された複数のフィン等によって構成されている。熱交換器3は、例えば、収容空間R内でファン2を上方側Dvuから取り囲むように設けられている。
(フィルタ部)
フィルタ部4は、天面パネル30の吸込口32から吸い込まれた空気の中に含まれるダスト等の不純物を取り除く。フィルタ部4は、収容空間R内における熱交換器3よりも上方側Dvuに配置されている。即ち、フィルタ部4は、ケーシング1と熱交換器3との間に配置されている。したがって、フィルタ部4は、ダスト等の不純物が除去された空気を熱交換器3に供給する。
(制御部)
制御部5は、フラップ73の回動量や、ファン2の回転等を制御する装置である。制御部5は、フラップ73及びファン2と、有線又は無線によって接続されている。制御部5は、収容空間R内に設けられており、ファン2、熱交換器3、及びフィルタ部4よりも一方側Dwrに配置されている。
制御部5は、例えば室内機100がケーシング1に設けられたセンサ(図示省略)を備えている場合に、当該センサが取得した感知情報に基づいて入力信号を生成する。制御部5は、生成した入力信号をフラップ73やファン2に送信する。
ここで、フロントパネル50が有する一対のホルダ収容部52の構成を説明する。前方側Difからフロントパネル50を見た際の一対のホルダ収容部52は、左右対称の関係で配置されている。
以下、フロントパネル50が有する一対のホルダ収容部52のうち、一方側Dwrに配置されたホルダ収容部52について説明する。他方側Dwlに配置されたホルダ収容部52については、説明を省略する。
(ホルダ収容部)
ホルダ収容部52は、フロントパネル50の前面51、及び、該前面51に開口するとともに後方側Dibに向かうに従って上方側Dvuに向かって凹む凹所である。図2及び図3に示すように、ホルダ収容部52は、ホルダ支持部520と、第一係合部521と、側壁部524と、を有している。
ホルダ収容部52は、前面51における開口50aを含む。本実施形態における開口50aは、前方側Difから見て矩形状(長方形状)を成している。開口50aの長手方向は、上下方向Dvに一致している。
(ホルダ支持部)
ホルダ支持部520は、開口50aにおける下方側Dvdの端縁から後方側Dibに向かうに従って上方側Dvuに延びている。ホルダ支持部520は、基端面520aと、締結面520bと、上面520cと、支持面520dと、を有している。基端面520aは、前面51の開口50aにおける下方側Dvdの端縁に接続されるとともに、該前面51に対して上方側Dvuを向くように傾斜する面である。
締結面520bは、基端面520aにおける後方側Dibの端縁に接続されるとともに、該端縁から上方側Dvuに向かって立ち上がるように広がる面である。したがって、締結面520bは、前方側Difを向いている。
ホルダ支持部520には、締結面520bに開口するとともに、この締結面520bから後方側Dibに向かって凹む締結穴520eが形成されている。締結穴520eは、ボルト7を締結可能なねじ山である。
上面520cは、締結面520bにおける上方側Dvuの端縁に接続されるとともに、該端縁から水平方向に広がる面である。支持面520dは、上面520cにおける後方側Dibの端縁に接続されるとともに、該上面520cに対して前方側Difを向くように傾斜する面である。本実施形態における支持面520dは、仮想的な水平面(上面520cが広がる方向)に対して、例えば40~50°傾斜するように形成されている。
(第一係合部)
第一係合部521は、ホルダ支持部520における後方側Dibの端縁から上方側Dvuに向かって延びている。第一係合部521は、可撓性を有する材料で形成されている。第一係合部521は、第一基部522と、第一爪部523と、を有している。第一基部522は、ホルダ支持部520における後方側Dibの端縁から上方に向かって延びる平板状を成す部材である。
したがって、第一基部522は、支持面520dよりも上方で該支持面520dの広がる方向に対して交差する方向に延びている。第一基部522は、支持面520dにおける後方側Dibの端縁に接続されるとともに、該端縁から上方側Dvuに向かって立ち上がるように広がる前方面522aを有している。前方面522aは、前方側Difを向くとともに、支持面520dに接続されている。
第一爪部523は、第一基部522における上方側Dvuの端縁から上方側Dvuに向かうに従って前方側Difに延びる平板状を成す部材である。したがって、第一爪部523は、支持面520dよりも上方で該支持面520dの広がる方向に対して交差する方向に延びている。
本実施形態における第一爪部523は、支持面520dが広がる方向に対して垂直な方向に広がるとともに前方面522aに接続されている第一面523aと、該第一面523aとは反対の側を向く抑え面523bと、を有している。
(側壁部)
側壁部524は、開口50aにおける他方側Dwlの端縁、ホルダ支持部520、及び第一係合部521のそれぞれを互いに接続するように広がっている。側壁部は、可撓性を有する材料で形成されている。
側壁部524は、幅方向Dwに対して垂直な方向に広がるとともに、ホルダ支持部520及び第一係合部521よりも他方側Dwlで一方側Dwrを向く側壁面524aを有している。
(アームホルダ)
アームホルダ6は、ホルダ収容部52に前面51側から挿入されるとともに、ホルダ収容部52内に着脱可能に固定される部材である。図1及び図4に示すように、アームホルダ6は、保持部60と、第二係合部61と、固定部62と、を有している。
(保持部)
保持部60は、本体部600と、該本体部600に形成されたアーム挿入部601と、を有している。本体部600は、ホルダ収容部52に挿入された際に、支持面520d上に載置される部材である、本体部600は、アームホルダ6における本体部分に相当する。
ここで、本体部600がホルダ収容部52に挿入される方向を、「挿入方向Ds」と称する。挿入方向Dsは、ホルダ支持部520が延びる方向に一致する方向である。挿入方向Dsの両側のうち、前面51から遠ざかる方向である一方側を「奥側Dsb」と称し、その反対の側を「手前側Dsf」と称する。
本体部600は、一方側Dwrを向く第一ホルダ面600aと、第一ホルダ面600aとは反対の側の他方側Dwlを向く第二ホルダ面600bと、これら第一ホルダ面600a及び第二ホルダ面600bを接続するとともに手前側Dsfを向く第三ホルダ面600cと、を有している。第二ホルダ面600bは、本体部600がホルダ収容部52に挿入された際に、側壁部524の側壁面524aと対向するとともに接触する。
以下、保持部60がホルダ収容部52に挿入されて、本体部600が支持面520d上に載置された際の、アームホルダ6が有する各要素(保持部60のアーム挿入部601、第二係合部61、固定部62)の構成を説明する。
図4に示すように、アーム挿入部601は、本体部600の第一ホルダ面600aから他方側Dwlに向かって凹むように形成されている溝である。アーム挿入部601は、前方側Difからホルダ収容部52に挿入されるアーム8(図1参照)を案内するとともに、回動可能に保持する。アーム挿入部601は、案内部602と、軸受部603と、を有している。
案内部602は、手前側Dsfから挿入されるアーム8を奥側Dsbに案内する。案内部602は、第一案内面602aと、第二案内面602bと、第一突き当たり面602cと、を有している。
第一案内面602aは、前面51から離れる方向に延びるとともにホルダ支持部520の支持面520dと対向する面である。第二案内面602bは、第一案内面602aに沿うように延びるとともに、第一案内面602aと対向する面である。
第一突き当たり面602cは、これら第一案内面602a及び第二案内面602bを互いに接続するとともに、第一案内面602a及び第二案内面602bよりも他方側Dwlで一方側Dwrを向く面である。
第一案内面602a、第二案内面602b、及び第一突き当たり面602cにおける手前側Dsfの端縁は、本体部600における第三ホルダ面600cに到っている。したがって、溝としての案内部602は、第三ホルダ面600cで開口している。
軸受部603は、これら第一案内面602a、第二案内面602b、及び第一突き当たり面602cのそれぞれにおける奥側Dsbの端縁に後方側Dibから接続されるとともに、案内部602に案内されたアーム8を保持する。軸受部603は、軸受面603cと、第一接続面603aと、第二接続面603bと、第二突き当たり面603dと、を有している。
軸受面603cは、一方側Dwrから見た際に後方側Dibに向かって凹む半円筒内周面である。第一接続面603aは、第一案内面602aと軸受面603cとを接続するとともに下方側Dvdを向く面である。第二接続面603bは、第二案内面602bと軸受面603cとを接続するとともに上方側Dvuを向く面である。
第二突き当たり面603dは、これら第一接続面603a、第二接続面603b、及び軸受面603cを互いに接続するとともに、これら第一案内面602a、第二案内面602b、及び軸受面603cよりも他方側Dwlで一方側Dwrを向く面である。
したがって、案内部602の第一案内面602a、第二案内面602b、及び第一突き当たり面602c、並びに、軸受部603の軸受面603c、第一接続面603a、第二接続面603b、及び第二突き当たり面603dによって、溝としてのアーム挿入部601の内面が構成されている。本実施形態における軸受部603は、ホルダ収容部52の開口50aよりも上方側Dvuに位置している。
(第二係合部)
第二係合部61は、奥側Dsbに向かって保持部60の本体部600から一体に延びるとともに、第一係合部521と係合可能な部材である。第二係合部61は、第二基部610と、第二爪部611と、を有している。
第二基部610は、本体部600から奥側Dsbに向かって延びる平板状を成す部材である。第二基部610は、支持面520dと対向する対向面610aを有している。対向面610aは、支持面520dが広がる方向に対して平行に広がっている。
第二爪部611は、第二基部610における奥側Dsbの端縁から下方側Dvdに向かうに従って後方側Dibに延びる平板状を成す部材である。本実施形態における第二爪部611は、対向面610aが広がる方向に対して垂直な方向に広がるとともに対向面610aに接続される受け面611bと、該受け面611bとは反対の側を向く第二面611aと、を有している。
したがって、第二爪部611の受け面611b及び第二面611aは、第一係合部521における第一爪部523の第一面523a及び抑え面523bの広がる方向に対して平行に広がっている。第二爪部611の受け面611b及び第二面611aは、挿入方向Dsから見て、第一面523a及び抑え面523bと重なる位置に配置されている。
ここで、本体部600がホルダ収容部52に挿入された際の第一係合部521と第二係合部61との関わり合いに関する態様を説明する。本体部600がホルダ収容部52で奥側Dsbに向かって挿入されると、第二爪部611の第二面611aは、第一爪部523の第一面523aに接触する。
これら第一面523a及び第二面611aが接触する位置からさらに本体部600が奥側Dsbに向かって挿入されると、第一爪部523の第一面523aが第二爪部611の第二面611aから圧力を受ける。この際、第一係合部521は、可撓性を有しているため、第一爪部523、及び第一爪部523に接続された第一基部522が奥側Dsbに向かって撓む。
第一爪部523及び第一基部522の奥側Dsbに向かう撓みによって、第二爪部611の第二面611aは、第一爪部523の第一面523aの端縁を乗り越えることができ、第一爪部523の抑え面523bよりも奥側Dsbに移動する。即ち、第二爪部611が、第一爪部523を手前側Dsfから奥側Dsbに向かって乗り越える。
第一係合部521は、可撓性を有しているため、第二爪部611が第一爪部523を乗り越えると同時に、第一爪部523及び第一基部522の奥側Dsbに向かう撓みは解消されて、これら第一爪部523及び第一基部522が元の位置に戻る。
第一爪部523及び第一基部522が元の位置に戻るとともに、本体部600の奥側Dsbへの挿入を終えると、第一爪部523の抑え面523bと、第二爪部611の受け面611bとが、挿入方向Dsで対向するとともに互いに接触する。
この際、本体部600の自重により、第二係合部61(第二爪部611及び第二基部610)には手前側Dsfに引っ張る力がかかるが、第二爪部611の受け面611bは、第一爪部523の抑え面523bによって抑えつけられることで、この抑え面523bから奥側Dsbに向かう力を受ける。
本体部600の自重に基づく受け面611bから抑え面523bにかかる力と、可撓性を有する第一係合部521を構成する材質に基づく抑え面523bから受け面611bにかかる力とが釣り合うことにより、本体部600は支持面520d上で静止させられる。上記一連の作用によって、第一係合部521と第二係合部61との係合が完了する。
(固定部)
固定部62は、本体部600から一体に延びるとともに、ホルダ支持部520に固定される部材である。固定部62は、自身がホルダ支持部520に固定されることで、本体部600を支持面520d上に位置決めする。
固定部62は、手前側Dsfに向かって本体部600から延びるとともに、開口50aの内側で前面51と面一を成す固定面62aを有している。固定部62には、固定面62aに開口するとともに、この固定面62aから後方側Dibに向かって凹む凹溝62bが形成されている。
さらに、固定部62には、この凹溝62bの溝底面62cに開口するとともに、この溝底面62cから後方側Dibに向かって固定部62を貫通する固定部締結孔62dが形成されている。固定部締結孔62dは、ボルト7を締結可能なねじ山である。
即ち、本実施形態における固定部62には、ボルト7の頭部が固定面62aよりも前方側Difに突出しないようにザグリ加工が施されている。固定部62が有するこの固定部締結孔62dは、ホルダ支持部520が有する締結穴520eと同一の寸法で形成されるとともに、この締結穴520eに対して前方側Difから配置されて、設置方向Diで連なるように重なっている。
前方側Difから連なるこれら固定部締結孔62d及び締結穴520eにボルト7が締結されることによって、固定部62がホルダ支持部520に固定される。即ち、ボルト7は、前方側Difからホルダ支持部520に取り付けられることで、固定部62をホルダ支持部520に固定している。言い換えれば、ボルト7は、前方側Difからケーシング1に取り付けられることで、アームホルダ6をケーシング1に固定している。
(アーム)
アーム8は、ホルダ収容部52に前面51側から挿入されるとともに、一端がアームホルダ6によって幅方向Dwに延びる軸線O回りに回動可能に保持される。図1及び図5に示すように、アーム8は、軸部81と、アーム本体80と、を有している。
(軸部)
軸部81は、幅方向Dwに延在する円柱状を成す部材であり、外周面81aと、一対の端面81bと、を有している。軸部81は、アーム8がホルダ収容部52に挿入された状態で、幅方向Dwに延在する。即ち、幅方向Dwに並ぶ一対の端面81bのうち一方側Dwrの端面81bは、一方側Dwrを向き、一対の端面81bのうち他方側Dwlの端面81bは、他方側Dwlを向く。
軸部81は、幅方向Dwに延在した状態でホルダ収容部52に挿入された後、アームホルダ6における保持部60のアーム挿入部601に挿入される。本実施形態では、説明の便宜上、軸部81を幅方向Dwで二等分するとともに、他方側Dwlに位置する部分を「挿入部82」と称し、一方側Dwrに位置する部分を「非挿入部83」と称する。したがって、アーム挿入部601には、軸部81のうち挿入部82のみが前面51側から挿入される。
前面51側からホルダ収容部52内に挿入された軸部81は、アーム挿入部601の軸受部603によって軸線O回りに回動可能に保持される。本実施形態における軸線Oは、軸受部603における半円筒内周面としての軸受面603cの中心線(円筒中心線)と一致する。
ここで、軸部81がアーム挿入部601に挿入された際の態様を説明する。軸部81における挿入部82が、アーム挿入部601における案内部602の第一案内面602aと第二案内面602bとの間に挿入されると、挿入部82の外周面81aは、第一案内面602a、又は第二案内面602bに接触する。挿入部82の他方側Dwlを向く端面81bは、第一突き当たり面602cに突き当たる。
軸部81を上方側Dvu、又は後方側Dibへ向かわせる力がかかると、挿入部82の外周面81aが第一案内面602a、又は第二案内面602bに摺接するとともに、他方側Dwlを向く端面81bが第一突き当たり面602cに摺接しながら、軸部81全体が第一案内面602a及び第二案内面602bの延びる方向、即ち奥側Dsbへと案内される。
案内部602によって奥側Dsbに案内された後の挿入部82の外周面81aは、軸受部603の第一接続面603a、又は第二接続面603bに摺接するとともに、他方側Dwlを向く端面81bが第二突き当たり面603dに摺接しながら、これら第一接続面603a及び第二接続面603bによって後方側Dibに案内される。
したがって、案内部602によって奥側Dsbに案内された軸部81全体は、軸受部603の第一接続面603a及び第二接続面603bによって、これら第一接続面603a及び第二接続面603bよりも後方側Dibに位置する後続の軸受面603cに案内される。挿入部82が軸受面603cと接触する位置まで案内されると、軸部81全体は、この軸受面603cによって軸線O回りに回動可能に保持される。
(アーム本体)
アーム本体80は、軸部81に接続されるとともに、軸部81の回動に伴って軸線Oを中心に回動する部材である。具体的には、アーム本体80の一端が軸部81における非挿入部83に固定されている。即ち、アーム本体80は、軸部81と一体に軸線O回りに回動する。
アーム本体80は、軸部81が軸線Oを中心とする位置にある際に、ホルダ収容部52に挿入されている。アーム本体80は、一方側Dwrから見た際に、前方側Difに傾くU字状を成している。なお、軸部81は、アーム本体80が固定された状態で、このアーム本体80とともにホルダ収容部52に挿入される。したがって、軸部81とアーム本体80とが、別々にホルダ収容部52に挿入されることはない。
(インレットパネル)
インレットパネル9は、アーム8の軸線O回りの回動に伴って、前方側Difからフロントパネル50の前面51を覆う状態と、前面51を覆わない状態とに遷移可能なパネルである。インレットパネル9は、アーム本体80の他端に接続されている。
インレットパネル9は、フロントパネル50の前面51を前方側Difから覆うことで、前面51に開口している前面開口53、及びホルダ収容部52の開口50aを閉じる。
ここで、アーム8が回動した際のインレットパネル9の態様を説明する。図5に示すように、アーム8が回動する前は、アーム8の他端に接続されたインレットパネル9が、フロントパネル50の前面51に重なるように配置されて、ホルダ収容部52の開口50aを覆う位置にある。
一方、図6に示すように、アーム8が軸線O回りに回動すると、アーム8の他端に接続されたインレットパネル9が、開口50aを覆う位置から前方側Dif及び上方側Dvuに移動して、前面51を開放する位置に遷移する。本実施形態では、前者の位置(図5)を「閉塞位置」と称し、後者の位置(図6)を「開放位置」と称する。
本実施形態では、インレットパネル9における、上方側Dvuの端縁が前縁9aとされている。インレットパネル9の前縁9aは、インレットパネル9が閉塞位置に位置する際に、ケーシング1の前縁1aよりも下方に位置している。
(作用効果)
実施形態における室内機100によれば、ケーシング1が前面51に開口するとともに後方側Dibに向かうに従って上方側Dvuに向かって凹むホルダ収容部52を有している。そして、ホルダ収容部52に挿入されたアームホルダ6が、ホルダ収容部52内に着脱可能に固定されている。
そして、アームホルダ6に回動可能に保持されたアーム8は、インレットパネル9がホルダ収容部52の開口50aを覆うように前面51を覆う閉塞位置と、閉塞位置から前方及び上方に移動して前面51を開放する開放位置との間を移動可能に回動する。
これにより、インレットパネル9が開放位置に位置する際、例えば、単に後方側Dibに向かうように凹むホルダ収容部52の構成と比較して、アームホルダ6からインレットパネル9に延びるアーム8を、より下方側Dvdに位置させることができる。即ち、ホルダ収容部52の開口50aをより下方側Dvdに位置させることができる。
言い換えれば、前面51における開口50aが上方側Dvuに位置してしまうことを抑制することができる。したがって、インレットパネル9が前面51側を覆う閉塞位置に位置する際、インレットパネル9がホルダ収容部52の開口50aを前方から覆いきることができる。つまり、インレットパネル9を閉じた際に美観を損なうことがない。
また、アームホルダ6をホルダ収容部52内で着脱することで、このアームホルダ6に保持されるアーム8、及びこのアーム8に固定されたインレットパネル9を同時にケーシング1に対して着脱することができる。したがって、ケーシング1に対するアーム8の着脱が容易となる。
また、実施形態における室内機100によれば、インレットパネル9が閉塞位置に位置する際に、インレットパネル9の前縁9aがケーシング1の前縁1aよりも下方に位置している。
即ち、ホルダ収容部52の開口50aをより下方側Dvdに位置させることができるため、インレットパネル9の上下方向Dvにおける寸法を小さくするとともに、ホルダ収容部52の開口50aをインレットパネル9が前方から覆うことができる。したがって、インレットパネル9をコンパクト化、及び軽量化することができる。
また、実施形態における室内機100によれば、ボルト7といった簡易な部材を用いて、アームホルダ6をケーシング1に固定することができる。したがって、室内機100の製造に係るコストや工数が増大してしまうことを抑制することができる。
また、実施形態における室内機100によれば、アームホルダ6の保持部60がホルダ収容部52に挿入された際、アームホルダ6の第一係合部521とホルダ収容部52の第二係合部61とが係合する。これにより、保持部60が支持面520d上で静止させられるため、固定部62をホルダ支持部520にボルト7で固定する作業が容易になる。
また、実施形態における室内機100によれば、アームホルダ6における保持部60が、ホルダ収容部52に挿入されたアーム8の軸部81を軸受部603まで案内する案内部602を有している。したがって、ホルダ収容部52内で固定されたアームホルダ6にアーム8を簡易に取り付けることができる。
また、実施形態における室内機100によれば、軸受部603がホルダ収容部52の開口50aよりも上方側Dvuに位置している。即ち、アームホルダ6によって開口50aよりも上方側Dvuでアーム8の軸部81を回転可能に保持することができる。これにより、ケーシング1に直接形成することが難しい構造を、アームホルダ6によって実現することができる。
[その他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成は実施形態の構成に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内での構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本開示は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
なお、実施形態では、第一係合部521が可撓性を有する材料で形成されている構成を説明したが、この構成に限定されることはない。例えば、第一係合部521は可撓性を有する材料で形成されず、第一係合部521に替えて第二係合部61が可撓性を有する材料で形成されてもよい。また、これら第一係合部521及び第二係合部61の両者が可撓性を有する材料で形成されてもよい。
[付記]
実施形態に記載の室内機は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る室内機100は、前面51、及び、該前面51に開口するとともに後方に向かうに従って上方に向かって凹むホルダ収容部52を有するケーシング1と、前記ホルダ収容部52に前記前面51側から挿入されているとともに、前記ホルダ収容部52内に着脱可能に固定されたアームホルダ6と、前記ホルダ収容部52に前記前面51側から挿入されて、一端が前記アームホルダ6に前記ケーシング1の幅方向Dwに延びる軸線O回りに回動可能に保持されたアーム8と、前記アーム8の他端に固定されたインレットパネル9と、を備え、前記アーム8は、前記インレットパネル9が前記ケーシング1の前面51に重なるように配置されているとともに前記ホルダ収容部52の開口50aを覆う閉塞位置と、前記インレットパネル9が前記閉塞位置から前方及び上方に移動して前記ケーシング1の前面51を開放する開放位置と、の間で前記軸線O回りに回動可能とされている。
これにより、インレットパネル9が開放位置に位置する際、アームホルダ6からインレットパネル9に延びるアーム8を、より下方側Dvdに位置させることができる。即ち、ホルダ収容部52の開口50aをより下方側Dvdに位置させることができる。また、アームホルダ6をホルダ収容部52内で着脱することで、このアームホルダ6に保持されるアーム8、及びこのアーム8に固定されたインレットパネル9を同時にケーシング1に対して着脱することができる。
(2)第2の態様に係る室内機100は、(1)の室内機100であって、前記インレットパネル9の前縁9aは、該インレットパネル9が前記閉塞位置に位置する際に、前記ケーシング1の前縁1aよりも下方に位置してもよい。
これにより、インレットパネル9の上下方向Dvにおける寸法を小さくするとともに、ホルダ収容部52の開口50aをインレットパネル9が前方から覆うことができる。
(3)第3の態様に係る室内機100は、(1)又は(2)の室内機100であって、前方から前記ケーシング1に取り付けられることで、前記アームホルダ6を前記ケーシング1に固定するボルト7をさらに備えてもよい。
これにより、ボルト7といった簡易な部材を用いて、アームホルダ6をケーシング1に固定することができる。
(4)第4の態様に係る室内機100は、(3)の室内機100であって、前記ホルダ収容部52は、前記アームホルダ6を下方から支持する支持面520dを有するホルダ支持部520と、前記支持面520dよりも上方で該支持面520dの広がる方向に対して交差する方向に延びるとともに、可撓性を有する第一係合部521と、を有し、前記アームホルダ6は、前記支持面520d上に載置されるとともに、前記アーム8を前記軸線O回りに回動可能に保持する保持部60と、前記保持部60から一体に延びるとともに、前記保持部60が前記ホルダ収容部52に挿入された際に前記第一係合部521と係合可能な第二係合部61と、前記保持部60から一体に延びるとともに、前記ボルト7によって前記ホルダ支持部520に固定される固定部62と、を有してもよい。
これにより、保持部60が支持面520d上で静止させられるため、固定部62をホルダ支持部520にボルト7で固定する作業が容易になる。
(5)第5の態様に係る室内機100は、(4)の室内機100であって、前記アーム8は、前記インレットパネル9が固定されるアーム本体80と、前記アーム本体80を前記軸線O回りに回動可能な軸部81と、を有し、前記保持部60は、本体部600と、該本体部600に形成されたアーム挿入部601と、を有し、前記アーム挿入部601は、前記アーム8が前記ホルダ収容部52内に挿入される際に、前記軸部81を前記前面51から離れる方向に案内する案内部602と、前記案内部602によって案内された前記軸部81を前記軸線O回りに回動可能に保持する軸受部603と、を有してもよい。
これにより、ホルダ収容部52内で固定されたアームホルダ6にアーム8を簡易に取り付けることができる。
(6)第6の態様に係る室内機100は、(5)の室内機100であって、前記軸受部603は、前記ホルダ収容部52の開口50aよりも上方に位置してもよい。
これにより、ケーシング1に直接形成することが難しい構造を、アームホルダ6によって実現することができる。
1…ケーシング 1a,9a…前縁 2…ファン 3…熱交換器 4…フィルタ部 5…制御部 6…アームホルダ 7…ボルト 8…アーム 9…インレットパネル 10…背面パネル 11…背面 20…ボトムパネル 21…底面 30…天面パネル 31…天面 32…吸込口 40…側面パネル 41…側面 50…フロントパネル 50a…開口 51…前面 52…ホルダ収容部 53…前面開口 60…保持部 61…第二係合部 62…固定部 62a…固定面 62b…凹溝 62c…溝底面 62d…固定部締結孔 70…接続パネル 71…接続面 72…吹出口 73…フラップ 80…アーム本体 81…軸部 81a…外周面 81b…端面 82…挿入部 83…非挿入部 100…室内機 520…ホルダ支持部 520a…基端面 520b…締結面 520c…上面 520d…支持面 520e…締結穴 521…第一係合部 522…第一基部 522a…前方面 523…第一爪部 523a…第一面 523b…抑え面 524…側壁部 524a…側壁面 600…本体部 600a…第一ホルダ面 600b…第二ホルダ面 600c…第三ホルダ面 601…アーム挿入部 602…案内部 602a…第一案内面 602b…第二案内面 602c…第一突き当たり面 603…軸受部 603a…第一接続面 603b…第二接続面 603c…軸受面 603d…第二突き当たり面 610…第二基部 610a…対向面 611…第二爪部 611a…第二面 611b…受け面 Di…設置方向 Dif…前方側 Dib…後方側 Ds…挿入方向 Dsf…手前側 Dsb…奥側 Dv…上下方向 Dvu…上方側 Dvd…下方側 Dw…幅方向 Dwr…一方側 Dwl…他方側 O…軸線 R…収容空間 W…壁面

Claims (6)

  1. 前面、及び、該前面に開口するとともに後方に向かうに従って上方に向かって凹むホルダ収容部を有するケーシングと、
    前記ホルダ収容部に前記前面側から挿入されているとともに、前記ホルダ収容部内に着脱可能に固定されたアームホルダと、
    前記ホルダ収容部に前記前面側から挿入されて、一端が前記アームホルダに前記ケーシングの幅方向に延びる軸線回りに回動可能に保持されたアームと、
    前記アームの他端に固定されたインレットパネルと、
    を備え、
    前記アームは、
    前記インレットパネルが前記ケーシングの前面に重なるように配置されているとともに前記ホルダ収容部の開口を覆う閉塞位置と、
    前記インレットパネルが前記閉塞位置から前方及び上方に移動して前記ケーシングの前面を開放する開放位置と、
    の間で前記軸線回りに回動可能とされている室内機。
  2. 前記インレットパネルの前縁は、該インレットパネルが前記閉塞位置に位置する際に、前記ケーシングの前縁よりも下方に位置している請求項1に記載の室内機。
  3. 前方から前記ケーシングに取り付けられることで、前記アームホルダを前記ケーシングに固定するボルトをさらに備える請求項1又は2に記載の室内機。
  4. 前記ホルダ収容部は、
    前記アームホルダを下方から支持する支持面を有するホルダ支持部と、
    前記支持面よりも上方で該支持面の広がる方向に対して交差する方向に延びるとともに、可撓性を有する第一係合部と、
    を有し、
    前記アームホルダは、
    前記支持面上に載置されるとともに、前記アームを前記軸線回りに回動可能に保持する保持部と、
    前記保持部から一体に延びるとともに、前記保持部が前記ホルダ収容部に挿入された際に前記第一係合部と係合可能な第二係合部と、
    前記保持部から一体に延びるとともに、前記ボルトによって前記ホルダ支持部に固定される固定部と、
    を有する請求項3に記載の室内機。
  5. 前記アームは、
    前記インレットパネルが固定されるアーム本体と、
    前記アーム本体を前記軸線回りに回動可能な軸部と、
    を有し、
    前記保持部は、
    本体部と、
    該本体部に形成されたアーム挿入部と、
    を有し、
    前記アーム挿入部は、
    前記アームが前記ホルダ収容部内に挿入される際に、前記軸部を前記前面から離れる方向に案内する案内部と、
    前記案内部によって案内された前記軸部を前記軸線回りに回動可能に保持する軸受部と、
    を有する請求項4に記載の室内機。
  6. 前記軸受部は、前記ホルダ収容部の開口よりも上方に位置している請求項5に記載の室内機。
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