JP2023000656A - 配線モジュール - Google Patents

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Abstract

Figure 2023000656000001
【課題】配線部材が溝に保持された配線モジュールにおいて、大きな音の発生を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】配線モジュール30は、溝44が形成されたベース部材40と、前記溝44に収まる配線部材50と、前記溝44の開口部を覆って前記溝44からの前記配線部材50の抜けを抑制するカバー部材60と、を備える。前記カバー部材60は、前記溝44の前記開口部を覆うカバー本体62と、前記カバー本体62から前記溝44の一方側方に延出する第1延出部66と、前記カバー本体62から前記溝44の他方側方に延出する第2延出部68とを有する。前記溝44の内部において、前記配線部材50が前記溝44の前記一方側方の側に寄っている。前記カバー本体60には、前記溝44の前記他方側方の側において前記溝44の内部に入り込む突出部62が設けられている。
【選択図】図2

Description

本開示は、配線モジュールに関する。
特許文献1は、ボックス状部材に組込まれる組込部品と、組込部品に保持された配線部材とを備える配線部材一体型組込部品を開示している。特許文献1に記載の配線部材一体型組込部品において、配線部材は、組込部品に形成された溝に保持されている。
国際公開第2019/187334号
溝が配線部材よりも大きい場合、車両の振動などによって配線部材が溝の内部を移動し、溝の壁などに衝突すると、音が発生し得る。当該音が大きくなると、車両の乗員に聞こえてしまう恐れがある。
そこで、配線部材が溝に保持された配線モジュールにおいて、大きな音の発生を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
本開示の配線モジュールは、溝が形成されたベース部材と、前記溝に収まる配線部材と、前記溝の開口部を覆って前記溝からの前記配線部材の抜けを抑制するカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記溝の前記開口部を覆うカバー本体と、前記カバー本体から前記溝の一方側方に延出する第1延出部と、前記カバー本体から前記溝の他方側方に延出する第2延出部とを有し、前記第1延出部が、前記ベース部材のうち前記溝の前記一方側方に位置する第1側縁部と融着され、前記第2延出部が、前記ベース部材のうち前記溝の前記他方側方に位置する第2側縁部と融着され、前記溝の内部において、前記配線部材が前記第1側縁部の側に寄っており、前記カバー本体には、前記第2側縁部の側において前記溝の内部に入り込む突出部が設けられている、配線モジュールである。
本開示によれば、配線部材が溝に保持された配線モジュールにおいて、大きな音の発生を抑制することができる。
図1は実施形態1にかかるドア用配線モジュール及びこれが組み込まれるドアパネルを示す平面図である。 図2は図1のII-II線に沿った断面図である。 図3はカバー部材がベース部材に固定される様子を示す模式図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の配線モジュールは、次の通りである。
(1)溝が形成されたベース部材と、前記溝に収まる配線部材と、前記溝の開口部を覆って前記溝からの前記配線部材の抜けを抑制するカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記溝の前記開口部を覆うカバー本体と、前記カバー本体から前記溝の一方側方に延出する第1延出部と、前記カバー本体から前記溝の他方側方に延出する第2延出部とを有し、前記第1延出部が、前記ベース部材のうち前記溝の前記一方側方に位置する第1側縁部と融着され、前記第2延出部が、前記ベース部材のうち前記溝の前記他方側方に位置する第2側縁部と融着され、前記溝の内部において、前記配線部材が前記第1側縁部の側に寄っており、前記カバー本体には、前記第2側縁部の側において前記溝の内部に入り込む突出部が設けられている、配線モジュールである。溝の内部において、配線部材が第1側縁部の側に寄っており、カバー本体には、第2側縁部の側に溝の内部に入り込む突出部が設けられていることによって、溝の内部空間が狭められる。これにより、溝の内部において配線部材が移動できるスペースが小さくなり、配線部材と溝の内面とが衝突しにくくなる。また、衝突したとしても、配線部材が移動できるスペースが小さい分、衝突時の配線部材のエネルギーが小さくなる。これらより、配線部材が溝に保持された配線モジュールにおいて、大きな音の発生を抑制することができる。
(2)(1)の配線モジュールにおいて、前記溝の深さが前記第2側縁部の側から前記第1側縁部の側に向けて深くなるように、前記溝の底面が傾斜していてもよい。これにより、配線部材が第1側縁部の側に寄った状態になりやすい。
(3)(1)又は(2)の配線モジュールにおいて、前記突出部が前記溝の底面と融着されていてもよい。これにより、突出部が溝の内部に入り込んだ状態が維持されやすい。
(4)(1)から(3)のいずれか1つの配線モジュールにおいて、前記第2延出部と前記第2側縁部との融着強度が、前記第1延出部と前記第1側縁部との融着強度よりも高くてもよい。例えば、第2延出部と第2側縁部との融着部分に加えられるエネルギーが、第1延出部と第1側縁部との融着部分に加えられるエネルギーよりも大きいことによって、第2延出部と第2側縁部との融着強度が、第1延出部と第1側縁部との融着強度よりも大きくなる。この際、第2延出部と第2側縁部との融着部分に加えられるエネルギーが大きいことによって、第2延出部と第2側縁部との融着時にカバー部材が熱変形して突出部が設けられることができる。
(5)(4)の配線モジュールにおいて、前記突出部における外面に、内面の凸形状に応じた凹部が形成されていてもよい。これにより、融着前のカバー部材として、平板などの簡易な形状を有する部材を用いることができる。
(6)(1)から(5)のいずれか1つの配線モジュールにおいて、1つの前記溝に複数の前記配線部材が収められていてもよい。1つの溝に複数の配線部材が収められている場合、1つの溝に1つの配線部材が収められている場合と比べて、溝と配線部材との隙間が大きくなりやすい。この場合でも、配線部材が溝に保持された配線モジュールにおいて、大きな音の発生を抑制することができる。
(7)(1)から(6)のいずれか1つの配線モジュールにおいて、前記ベース部材は、前記第1側縁部及び前記第2側縁部が鉛直方向に沿って並ぶように車両に配置されてもよい。これにより、配線モジュールが車両において縦振動が生じやすい位置に配置される場合でも、縦振動に起因する大きな音の発生を抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線モジュールの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態1にかかる配線モジュールについて説明する。図1は実施形態1にかかる配線モジュール30及びこれが組み込まれるドアパネル20を示す平面図である。図2は図1のII-II線に沿った断面図である。図3はカバー部材60がベース部材40に固定される様子を示す模式図である。
本例の配線モジュールは、車両におけるドア10に組み込まれるものとして説明される。まず、車両におけるドア10の概要について説明する。ドア10は、全体として偏平な形状に形成されており、車両において車室内と車室外とを仕切るように開閉可能に設けられる部分である。ドア10は、運転席側ドア、助手席側ドア、後部座席用ドアである場合等が想定される。ドア10は、ドアパネル20と、意匠トリムと、配線モジュール30と、を備える。
ドアパネル20は、アウターパネル21と、インナーパネル22とを備える。アウターパネル21は、ドア10のうち車両外側に面する部分に設けられ、ボディ本体と共に車両の外観を構成する部分である。インナーパネル22は、アウターパネル21の車室側に設けられている。インナーパネル22は、側板部23と主板部25とを有する。側板部23はアウターパネル21から車室内側に突出する部分である。主板部25は側板部23に連なり、アウターパネル21と間隔をあけつつ、アウターパネル21に沿って広がる部分である。アウターパネル21と主板部25と側板部23との間には、空間が形成される。当該空間には、ドア10に設けられるドア機器が配置されたり、窓ガラスが収容されたりする。インナーパネル22の主板部25には、サービスホール26が設けられている。作業者は、インナーパネル22の外側からサービスホール26を通じてアウターパネル21とインナーパネル22との間の空間にアクセスできる。
意匠トリムは、ドア10のうち車室内側に面する部分に設けられ、車両の内観を構成する部分である。意匠トリムには例えば、インナーハンドル、車載機器の操作部等が取付けられる。配線モジュール30のうちドア10に組み込まれる部分は、意匠トリムと、アウターパネル21との間に配置される。
配線モジュール30は、ベース部材40と、配線部材50と、カバー部材60とを備える。
ベース部材40は、サービスホール26を覆う。ベース部材40は、サービスホール26と同じ程度又はサービスホール26よりも大きく広がる偏平な樹脂部品である。ベース部材40は、当該サービスホール26を塞ぐように取付けられる。本例のベース部材40は、サービスホールカバー又はインナートリムなどとも呼ばれる。ベース部材40がインナーパネル22のサービスホール26に取付けられた状態で、ネジ止、係止構造、接着等によって当該取付状態が保持される。例えば、ベース部材40の周辺部のうちインナーパネル22に重なる部分がインナーパネル22に接着されれば、それらの間の隙間を可及的に塞ぐことができる。
ベース部材40は、アウターパネル21とインナーパネル22との間の空間の車室内側を仕切る。当該空間には、雨水環境に曝される窓ガラスが収容され、また、当該空間の上方には、窓ガラスが出入りするスリット状の開口が形成されている。このため、当該空間は、水が浸入する可能性がある空間である。また、当該空間は、外部空間と繋がる可能性のある空間であるため、外部からの風切り音等が侵入する恐れがある空間でもある。そこで、ベース部材40は、インナーパネル22と共に、車室空間と外部空間とをより完全に仕切る部材として設けられているとよい。より具体的には、ベース部材40は、ベース本体41と枠部42とフランジ部43とを含む。例えばベース部材40は、ポリプロピレン(PP)などの樹脂によって金型成型された部品であり、曲げ困難な剛性を有する。
ベース本体41は、サービスホール26よりもわずかに小さい程度の大きさで板状に広がる部分である。枠部42は、ベース本体41の外縁からベース本体41の一方主面41a側(車室内側)に突出するように形成されている。フランジ部43は枠部42の外縁から外周側に張り出すように形成されている。枠部42は、フランジ部43からベース本体41に向けて順次高さ寸法が低くなる傾斜面状に形成されているとよい。ベース部材40がインナーパネル22のサービスホール26の所定位置に取付けられた状態で、ベース本体41がサービスホール26の内側(主板部25よりもアウターパネル21側)に配設され、フランジ部43がサービスホール26の外側(主板部25よりも車室内側)に配設され、枠部42が両者をつないでいる。これにより、ベース本体41の開口縁部とサービスホール26の周縁部との間が、枠部42及びフランジ部43によって塞がれる。
ベース部材40の主面(ベース本体41の主面41a)には、溝44が形成されている。ここでは溝44は、ベース部材40のうち車室内側を向く主面41aに形成されている。溝44は、ベース部材40のうち車室外側を向く主面41bに形成されていてもよい。溝44は主面41a、41bの両方に形成されていてもよい。
1つの溝44に複数の配線部材50が収められている。溝44は、複数の配線部材50がまとめて収まることが可能な大きさに形成されている。溝44は偏平に形成されて、深さ寸法よりも幅寸法が大きくなっている。溝44の深さ寸法は配線部材50の直径(複数の配線部材50に太さの異なるものが含まれる場合、最大の配線部材50の直径)よりも大きいとよい。溝44の深さ寸法は配線部材50が2段以上に積み重なって収まることが可能に、配線部材50の直径(複数の配線部材50に太さの異なるものが含まれる場合、最小の配線部材50の直径)の2倍よりも大きいとよい。溝44としては、複数の配線部材50が分かれて収まることが可能な大きさの溝が複数並列状に形成されていてもよい。例えば、配線部材50が一本ずつ収まる大きさの溝が複数並列状に形成されていてもよい。
溝44の開口部は、カバー部材60によって覆われる。カバー部材60はベース部材40のうち溝44の両側にそれぞれ固定される。ベース部材40のうち溝44の一方側方が第1側縁部46とされ、他方側方が第2側縁部48とされる。溝44の深さが第2側縁部48の側から第1側縁部46の側に向けて深くなるように、溝44の底面45が傾斜している。溝44の横断面は、台形状である。溝44の横断面は、台形状以外の形状であってもよい。例えば、溝の底面45と第2側縁部48と直接連なるように、溝の横断面が三角形状であってもよい。
ベース部材40には配線部材50を通す挿通孔49が形成されている。配線部材50は当該挿通孔49を通じてベース部材40を貫通する。挿通孔49は、ベース部材40のうちベース本体41又は枠部42に形成されると良い。ここでは挿通孔49は枠部42に形成されている。特にここでは挿通孔49は枠部42のうち溝44の端部の位置に形成されている。これにより、溝44に収まる配線部材50が挿通孔49を通じてベース部材40を貫通できる。
配線部材50は、ドア機器と車体に設けられた車体機器とを接続してドア機器に電力を供給したり、ドア機器と車体機器との間で信号を送ったりする。配線部材50は、電線52を含んでもよい。電線52としては、導体で構成された芯線の周囲に被覆層が形成された被覆電線を用いることができる。芯線は、単芯線であってもよいし、撚り合せ線であってもよい。電線52の種類は特に限定されるものではなく、単線、複合電線などが含まれてもよい。単線は、導電路が一つの電線である。複合電線は、導電路が複数の電線である。複合電線としては、例えば、ツイスト線又は複合ケーブルなどのように、単線が複数組み合わさって形成されたものであってもよい。配線部材50は、光ファイバーケーブルなどを含んでもよい。配線部材50の数は、ドア機器の数などに応じて設定される。通常、配線部材50は、複数設けられる。
複数の配線部材50の経路はドア10の仕様に応じて適宜設定される。例えば、回転軸が車両の高さ方向に沿う一般的なヒンジドアの場合、ヒンジドアに組付けられる複数の配線部材50は、通常、ドアヒンジに近い位置で車体と接続されており、ドアヒンジ側からドアヒンジとは反対側に向う際に分岐して各種ドア機器に接続される。
より詳細には、複数の配線部材50の一端部は、束ねられた状態で、ドア10の一部分(図1に示す例ではドアヒンジ側の側板部23)を経由して当該ドア10から延出し、車体内に導かれ、共通コネクタC1等を介して車体機器、又は車体機器から延びる配線部材の端部に設けられた中継コネクタに接続されることが想定される。かかる車体機器は特に限定されるものではないが、例えば、電子制御ユニット(ECU)又はバッテリなどが想定される。複数の配線部材50のうちドア10と車体との間に延びる部分には、通常、グロメットGが取付けられる。図1に示す例では、グロメットGは側板部23に形成された貫通孔に挿入係止される、いわゆる貫通タイプのグロメットである。これにより、当該貫通孔を通じた水の浸入が抑制される。グロメットGは側板部23及び主板部25の交わる縁部に形成された凹部に嵌る、いわゆる貫通レスタイプのグロメットであってもよい。複数の配線部材50は、一端部から他端部に向かう途中でグロメットGから延び出て、分岐しつつ各接続先となるドア機器に向けて延びる。複数の配線部材50の他端部には、接続先となるドア機器に応じたコネクタC2、C3が取付けられている。各コネクタC2、C3は、例えばドア機器側のコネクタC4、C5と接続される。図1及び図2では、2つのドア機器側のコネクタC4、C5と、コネクタC2、C3を介してコネクタC4、C5に接続される電線52A、52Bが例示されている。コネクタC4は例えばドア10をロック及びアンロックするためのアクチュエータ用のコネクタである。コネクタC5は例えばフットライト用のコネクタである。
図1及び図2では、配線モジュール30において、コネクタC1-C3とこれに接続される電線52A、52B以外のコネクタ及び配線部材の記載は省略されている。もちろん、配線モジュール30は、コネクタC1-C3以外のコネクタを含んでいてもよいし、電線52A、52B以外の配線部材を含んでいてもよい。
電線52A、52Bは、グロメットGが設けられた部分からコネクタC2、C3に向かう途中に、挿通孔49を通ってベース部材40を貫通して、ベース部材40よりも車室内側に移る。電線52A、52Bは、グロメットGが設けられた部分からコネクタC2、C3に向かう途中に、インナーパネル22のうちサービスホール26以外の孔を貫通して、インナーパネル22よりも車室内側に移ってもよい。
電線52のうちグロメットGとベース部材40との間を延びる区間は、結束部材によって束ねられた束線部分とされてもよい。図1に示す例では、複数の電線52は粘着テープTがらせん状に巻かれて結束されている。結束部材は、結束バンド、柔軟シート又はコルゲートチューブなどであってもよい。結束部材は、複数の電線52を曲げ可能に結束していると良い。
電線52のうちベース部材40に沿って延びる区間は、ベース部材40よりも車室内側に配置される。また電線52のうちベース部材40に沿って延びる区間は、ベース部材40に経路規制される。電線52が経路規制されるとは、電線52の経路が所定の経路に維持されることを言う。
電線52のうちベース部材40に沿って延びる区間が、溝44に収容されている。溝44は、ベース部材40に対する電線52の経路に沿って形成されている。ここでは、溝44として、3つの溝44A、44B、44Cが形成されている。溝44Aは、ベース部材40の前部から後部に向けて車両前後方向に沿って形成されている。ベース部材40を車室側から観察すると、溝44Aは、車両前後方向に沿って延在する直線状に形成されている。溝44B、44Cは、溝44Aの端部から分岐する。溝44Bは、車両前後方向に沿って延在する直線状に形成されている。溝44Cは、車両高さ方向に沿って延在する直線状に形成されている。各溝44はカバー本体の主面41a上において直線状に延びている必要はなく、カバー本体の主面41a上において曲がって延びていてもよい。
電線52A、52Bは、ベース部材40上の分岐部において、1つの幹線部から2つの枝線部に分岐する。幹線部は電線52A、52Bが並行する部分である。2つの枝線部は電線52A、52Bが単独で延びる部分である。幹線部が溝44Aに収まり、2つの枝線部が溝44B、44Cにそれぞれ収まる。溝44A、44Bは、ドア10の後部に組込まれるドア機器、例えば、ドアロック及びアンロック用アクチュエータに接続される電線52Aを保持するのに用いることができる。溝44A、44Cは、ドア10の下部に組込まれるドア機器、例えば、フットライトに接続される電線52Bを保持するのに用いることができる。断面図における各溝44の大きさは収容する配線部材50に応じた大きさに形成されていてもよい。幹線部を収容する溝44Aの断面図における大きさは、枝線部を収容する溝44B、44Cの断面図における大きさよりも大きく形成されてもよい。
複数の電線52は、互いにフリーな状態で溝44内に収まる。互いにフリーな状態とは、複数の電線52が結束部材で結束されていない状態を言う。複数の電線52は、溝44内において、1本1本がばらけた状態にある。複数の電線52のうちベース部材40上に配置される区間は、溝44に収容されると共にカバー部材60に覆われることによって結束された状態となっている。複数の電線52は、結束部材によって結束された状態で溝44内に収まっていてもよい。
カバー部材60は、溝44の開口部を覆って溝44からの配線部材50の抜けを抑制する。カバー部材60は、ベース部材40に固定される。カバー部材60は、例えば板状に形成されて、溝44の上部に溝44を跨ぐように配置される。カバー部材60は、カバー本体62、第1延出部66及び第2延出部68を有する。カバー本体62は、カバー部材60のうち溝44を覆う部分である。第1延出部66は、カバー部材60のうちカバー本体62から溝44の一方側方に延出する部分である。第2延出部68は、カバー部材60のうちカバー本体62から溝44の他方側方に延出する部分である。第1延出部66は第1側縁部46に固定されている。第2延出部68は第2側縁部48に固定されている。
カバー部材60は、例えば、硬質PVC(ポリ塩化ビニル)又はPPなどの硬質樹脂製である。カバー部材60は、溝44に収まる配線部材50によってカバー本体62が溝44の外側に向けて押されても広がらない程度の剛性を有する。これにより、配線部材50の収容空間が大きくなることが抑制される。配線部材50の収容空間は、ベース部材40とカバー部材60とに囲まれる空間である。配線部材50の収容空間は、溝44の内部空間を含む。
溝44の内部において、配線部材50が第1側縁部46の側に寄っている。溝44の内部において、第2側縁部48の側に配線部材50が配置されないスペースが生じている。第2側縁部48の側において、カバー本体62の一部が溝44の内部に入り込んで、当該スペースを埋めている。カバー本体62のうち第2側縁部48の側において溝44の内部に入り込む部分は突出部63とされる。カバー本体62には突出部63が設けられている。突出部63は、溝44の底面45まで達している。
ベース部材40とカバー部材60とは融着されて固定されている。ベース部材40とカバー部材60Bとは、同系の樹脂製であることが好ましい。例えば、ベース部材40とカバー部材60Bとは、PPなどの熱可塑性樹脂を主成分として形成されることができる。第1延出部66と第1側縁部46とが融着されている。第2延出部68と第2側縁部48とが融着されている。突出部63と、溝44の底面45とが融着されている。図2において、第1延出部66と第1側縁部46との融着部分WP1、第2延出部68と第2側縁部48との融着部分WP2、及び突出部63と溝44の底面45との融着部分WP3が仮想線によって示されている。
突出部63は、熱変形部である。第2延出部68と第2側縁部48との融着時に、カバー本体62が熱変形して突出部63が設けられる。このときカバー本体62のうち、第2側縁部48の側が大きく変形するように、第2側縁部48の側に大きなエネルギーが加えられる。これにより、第2延出部68と第2側縁部48との融着強度が、第1延出部66と第1側縁部46との融着強度よりも高くなっている。
また、本例では、平板状の部材が変形して、突出部63が設けられる。このため、突出部63における外面に、内面の凸形状に応じた凹部64が形成されている。
本例では、カバー部材60は、ベース部材40に融着される際に変形することが想定される。以下では、取付状態となる前のカバー部材60について、取付状態におけるカバー部材60と区別が必要な場合、符号Bを追加して、カバー部材60Bと称することがある。図3には、取付前の状態にあるカバー部材60Bが示されている。カバー部材60Bとして図3に示すような両面が平坦な平板状部材が用いられる。第1側縁部46の取付面及び第2側縁部48の取付面は、平坦である。
配線部材50が溝44に収容された後に、図3に示すように、融着装置80によって、ベース部材40とカバー部材60とが融着される。図3に示す例では、配線部材50が溝44に収められた後に、第1延出部66及び第2延出部68が、第1側縁部46及び第2側縁部48に融着される例が示されている。もっとも、配線部材50が溝44に収容される前に第1延出部66が第1側縁部46に融着されており、配線部材50が溝44に収容された後に、第2延出部68が第2側縁部48に融着されてもよい。この場合、第1延出部66が第1側縁部46に融着されると共に第2延出部68が第2側縁部48に融着されていない状態で、配線部材50が第2延出部68と第2側縁部48との間から溝44内に入れられてもよい。
融着装置80は、特に限定されるものではなく、例えば、加熱融着装置又は超音波融着装置などであってもよい。融着装置80は、ベース部材40とカバー部材60とをプレスしつつ融着するものであってもよい。融着部分WP1、WP2にかかるエネルギーは、加熱温度(ホーンの出力)、加熱時間(ホーンの作動時間)、加熱領域、プレスの力などによって決まる。加熱温度(ホーンの出力)が高く、加熱時間(ホーンの作動時間)が長く、加熱領域が大きく、プレスの力が大きい方が、融着部分WP1、WP2にかかるエネルギーが大きくなる。例えば、融着部分WP2において、これらの条件のうち少なくとも1つが、融着部分WP1よりも高く設定されることによって、融着部分WP2にかかるエネルギーが、融着部分WP1にかかるエネルギーよりも大きくなる。
平板状のカバー部材60Bが融着時のエネルギーを受けて塑性変形して、突出部63及び凹部64の形状を有するカバー部材60とされる。このとき、平板状のカバー部材60Bが融着時のエネルギーを受けて塑性変形して、溝44の底面45まで達していてもよく、さらに溝44の底面45と融着してもよい。なお平板状のカバー部材60Bが融着時のエネルギーを受けて塑性変形して、配線部材50と接し得る。この際、カバー部材60Bは配線部材50と融着されてもよいし、されなくてもよい。また第2側縁部48が融着時に第1側縁部46と比べて大きなエネルギーを受けることによって、溝44の底面45側に向けて傾斜するように変形していてもよい。
図1に示す例では、各溝44の長手方向に沿った一端部及び他端部の位置にカバー部材60が設けられる。もっとも、ベース部材40において、カバー部材60が設けられる位置は特に限定されるものではなく、適宜設定可能である。例えば、短尺な溝に対して、カバー部材60が1箇所のみに設けられていてもよい。また例えば、長尺な溝に対して、カバー部材60が溝の長手方向に沿った一端部及び他端部の位置に加えて、その間の位置にも設けられていてもよい。
ベース部材40は、第1側縁部46及び第2側縁部48が鉛直方向に沿って並ぶように車両に配置される。この場合、配線部材50が、自重によって、第1側縁部46及び第2側縁部48のうち鉛直下方に位置する方に寄る。これにより、配線部材50と第1側縁部46及び第2側縁部48のうち鉛直上方に位置する方との隙間が大きくなる。特に、溝44は幅方向の寸法が深さ方向の寸法よりも大きいため、配線部材50と第1側縁部46及び第2側縁部48のうち鉛直上方に位置する方との隙間が大きくなる。車両において、ドア10などの縦振動が生じやすい部分に配線モジュール30が配置されると、溝44において大きな隙間があく方向と振動方向とが一致する。このため、突出部63が設けられていない場合、振動時に配線部材50と溝44の内面とが衝突し、大きな音が生じやすくなる。
これに対して本開示では、突出部63が設けられていることによって、振動方向にあく配線部材50と溝44の内面との隙間が突出部63によって塞がれることができ、振動時に配線部材50と溝44の内面とが衝突しにくくなると共に、衝突したとしても大きな音が生じにくくなる。
本例では、第1側縁部46は、車両において、第2側縁部48よりも鉛直下側に位置する。これにより、配線部材50が溝44の内面であって底面45と第1側縁部46とを結ぶ面に支持されることができる。これにより、配線部材50が第1側縁部46の側に寄った状態に保たれやすい。また配線部材50の上方に突出部63が位置するため、車両において、第2側縁部48が第1側縁部46よりも鉛直上側に位置する場合と比べて、最も鉛直上側の配線部材50の上に動けるスペースがあったとしても、動ける範囲が限られる。さらに本例では、溝44の底面45が傾斜面であることによって、鉛直上側に行くほど溝44の深さが浅くなる。この点からしても、最も鉛直上側の配線部材50の上に動けるスペースがあったとしても、動ける範囲が限られる。これにより、振動時に配線部材50と溝44の内面とが衝突しにくくなると共に、衝突したとしても大きな音が生じにくくなる。
<効果等>
溝44の内部において、配線部材50が第1側縁部46の側に寄っており、カバー本体62には、第2側縁部48の側に溝44の内部に入り込む突出部63が設けられていることによって、溝44の内部空間が狭められる。これにより、溝44の内部において配線部材50が移動できるスペースが小さくなり、配線部材50と溝44の内面とが衝突しにくくなる。また、衝突したとしても、配線部材50が移動できるスペースが小さい分、衝突時の配線部材50のエネルギーが小さくなる。これらより、配線部材50が溝44に保持された配線モジュール30において、大きな音の発生を抑制することができる。
また、溝44の深さが第2側縁部48の側から第1側縁部46の側に向けて深くなるように、溝44の底面45が傾斜している。これにより、配線部材50が第1側縁部46の側に寄った状態になりやすい。
また、突出部63が溝44の底面45と融着されている。これにより、突出部63が溝44の内部に入り込んだ状態が維持されやすい。
また、第2延出部68と第2側縁部48との融着強度が、第1延出部66と第1側縁部46との融着強度よりも高い。例えば、第2延出部68と第2側縁部48との融着部分WP2に加えられるエネルギーが、第1延出部66と第1側縁部46との融着部分WP1に加えられるエネルギーよりも大きいことによって、第2延出部68と第2側縁部48との融着強度が、第1延出部66と第1側縁部46との融着強度よりも大きくなる。この際、第2延出部68と第2側縁部48との融着部分WP2に加えられるエネルギーが大きいことによって、第2延出部68と第2側縁部48との融着時にカバー部材60Bが熱変形して突出部63が設けられることができる。
また、突出部63における外面に、内面の凸形状に応じた凹部64が形成されている。これにより、融着前のカバー部材60Bとして、平板などの簡易な形状を有する部材を用いることができる。
また、1つの溝44に複数の配線部材50が収められている。この場合、例えば、溝44における1つの配線部材50あたりの収容スペースの大きさが一定であれば、複数の配線部材50が動いて集まることによって、溝44と配線部材50との間に生ずる連続した隙間は、1つの溝に1つの配線部材が収められている場合と比べて、大きくなりやすい。この場合でも、配線部材50が溝44に保持された配線モジュール30において、溝44の内部に入り込む突出部63によって大きな音の発生を抑制することができる。
また、ベース部材40は、第1側縁部46及び第2側縁部48が鉛直方向に沿って並ぶように車両に配置される。これにより、配線モジュール30が車両において縦振動が生じやすい位置に配置される場合でも、縦振動に起因する大きな音の発生を抑制することができる。
[付記]
これまで、配線モジュール30がドア10に組み込まれるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。配線モジュール30は、車両において、ドア10以外の部位に組込まれてもよい。この場合、ベース部材40は、組み込まれる位置に応じた部材が用いられるとよい。例えば、配線モジュールはインストルメントパネルに組込まれてもよい。この場合、ベース部材はインストルメントパネルであってもよい。
またこれまで、溝44の深さが第2側縁部48の側から第1側縁部46の側に向けて深くなるように、溝44の底面45が傾斜しているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、溝の深さが第2側縁部48の側から第1側縁部46の側に向けて一様となるように、溝の底面が平坦であってもよい。
またこれまで、突出部63が溝44の底面45と融着されているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。突出部63が溝44の底面45と融着されていなくてもよい。この場合、突出部63は、溝44の底面45に達していてもよいし、達していなくてもよい。
またこれまで、第2延出部68と第2側縁部48との融着強度が、第1延出部66と第1側縁部46との融着強度よりも高いものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。第2延出部68と第2側縁部48との融着強度が、第1延出部66と第1側縁部46との融着強度と同じか、それよりも低くてもよい。また突出部63は、第2延出部68と第2側縁部48との融着時に設けられなくてもよい。突出部63は固定前のカバー部材60Bに予め形成されていてもよい。
またこれまで、突出部63における外面に、内面の凸形状に応じた凹部64が形成されているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、カバー部材における外面が突出部63における外面も含めて、平坦であってもよい。この場合、カバー部材は、突出部63の位置において、第1延出部66及び第2延出部68の位置と比べて部分的に厚肉に形成されていてもよい。
またこれまで、1つの溝44に複数の配線部材50が収められているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。1つの溝に1つの配線部材50が収められていてもよい。この場合、配線部材50の数に応じた複数の溝が、互いに平行に設けられていてもよい。
またこれまで、ベース部材40は、第1側縁部46及び第2側縁部48が鉛直方向に沿って並ぶように車両に配置されるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。ベース部材40は、第1側縁部46及び第2側縁部48が水平方向に沿って並ぶように車両に配置されてもよい。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
10 ドア
20 ドアパネル
21 アウターパネル
22 インナーパネル
23 側板部
25 主板部
26 サービスホール
30 配線モジュール
40 ベース部材
41 ベース本体
41a、41b 主面
42 枠部
43 フランジ部
44、44A、44B、44C 溝
45 底面
46 第1側縁部
48 第2側縁部
49 挿通孔
50 配線部材
52、52A、52B 電線
60、60B カバー部材
62 カバー本体
63 突出部
64 凹部
66 第1延出部
68 第2延出部
C1、C2、C3、C4、C5 コネクタ
G グロメット
T 粘着テープ
WP1、WP2、WP3 融着部分

Claims (7)

  1. 溝が形成されたベース部材と、
    前記溝に収まる配線部材と、
    前記溝の開口部を覆って前記溝からの前記配線部材の抜けを抑制するカバー部材と、
    を備え、
    前記カバー部材は、前記溝の前記開口部を覆うカバー本体と、前記カバー本体から前記溝の一方側方に延出する第1延出部と、前記カバー本体から前記溝の他方側方に延出する第2延出部とを有し、
    前記第1延出部が、前記ベース部材のうち前記溝の前記一方側方に位置する第1側縁部と融着され、
    前記第2延出部が、前記ベース部材のうち前記溝の前記他方側方に位置する第2側縁部と融着され、
    前記溝の内部において、前記配線部材が前記第1側縁部の側に寄っており、
    前記カバー本体には、前記第2側縁部の側において前記溝の内部に入り込む突出部が設けられている、配線モジュール。
  2. 請求項1に記載の配線モジュールであって、
    前記溝の深さが前記第2側縁部の側から前記第1側縁部の側に向けて深くなるように、前記溝の底面が傾斜している、配線モジュール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線モジュールであって、
    前記突出部が前記溝の底面と融着されている、配線モジュール。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配線モジュールであって、
    前記第2延出部と前記第2側縁部との融着強度が、前記第1延出部と前記第1側縁部との融着強度よりも高い、配線モジュール。
  5. 請求項4に記載の配線モジュールであって、
    前記突出部における外面に、内面の凸形状に応じた凹部が形成されている、配線モジュール。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の配線モジュールであって、
    1つの前記溝に複数の前記配線部材が収められている、配線モジュール。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の配線モジュールであって、
    前記ベース部材は、前記第1側縁部及び前記第2側縁部が鉛直方向に沿って並ぶように車両に配置される、配線モジュール。
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