JP2020123259A - 自動運転プログラム評価システム、及び自動運転プログラム評価方法 - Google Patents

自動運転プログラム評価システム、及び自動運転プログラム評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想的に実行された自動運転を客観的に評価する自動運転プログラム評価システム、及び自動運転プログラム評価方法を提供する。【解決手段】自動運転プログラム評価システム20は、所定の条件における自動車の運転の内容を数値で評価するための評価基準の情報である評価基準情報210を記憶する。自動運転プログラム評価システムは、また、所定の条件における自動車の運転の内容を決定する自動運転プログラム170の実行結果として出力された、自動車の運転の履歴を含む情報である実行ログ300を受信する。自動運転プログラム評価システムは、受信した実行ログ及び評価基準情報に基づき、所定の条件における自動車の運転の評価を数値で示す評価結果情報230を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、自動運転プログラム評価システム、及び自動運転プログラム評価方法に関する。
自動運転車(自律走行自動車)の開発において、自動運転技術の中核となる自動運転プログラムの改良が進んでいる。自動運転プログラムの性能は自動運転の安全性に直結するため、その性能の向上を図ることは自動運転車の普及の点からも非常に重要である。そのため、自動運転プログラムの性能を検証する試験が広く行われている。しかしながら、実際に自動車を路上等を走行させて自動運転プログラムの試験をする場合、膨大な走行画像や空間データを取得しなければならない。また、このような試験方法では、天候等の不確定要素による影響を考慮するのが困難である。
そこで、非特許文献1に示すように、自動車の自動運転プログラムと自動車の周囲の様々な環境の振る舞いをモデル化した仮想環境(いわゆるシミュレータ)が提供されている。
https://ipg-automotive.com/products-services/simulation-software/carmaker/(2019年1月21日閲覧)
しかし、このような仮想環境で自動運転を実行することは可能となっている一方、そのような仮想的な自動運転が適切であったか否かを客観的に評価する手法はほとんど開発されていない。そのため、仮想環境の利点が充分に活かされていないといえる。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、仮想的に実行された自動運転を客観的かつ定量的に評価することが可能な、自動運転プログラム評価システム、及び自動運転プログラム評価方法を提供することにある。
以上の課題を解決するための本発明の一つは、自動運転プログラム評価システムであって、プロセッサ及びメモリを備え、所定の条件における所定の自動車の運転の内容を所定の数値で評価するための評価基準の情報である評価基準情報を記憶する評価基準情報記憶部と、前記所定の条件における前記所定の自動車の運転の内容を決定する所定のプログラムの実行結果として出力された、当該自動車の運転の履歴を含む情報である実行ログを、所定の情報処理システムから受信する実行ログ受信部と、受信した実行ログ及び前記評価基準情報に基づき、前記所定の条件における前記所定の自動車の運転の評価を所定の数値で示す評価結果情報を生成する評価結果情報生成部と、を備える。
本発明によれば、仮想的に実行された自動運転を客観的かつ定量的に評価することができる。
図1は、第1実施形態における自動運転プログラム開発システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実行ログ300のデータ構成の一例を示す図である。 図3は、実行ログ300のデータ構成の他の一例を示す図である。 図4は、評価基準情報210の一例を示す図である。 図5は、自動運転プログラム開発システム1を構成する各情報処理装置が備えるハードウェアの一例を説明する図である。 図6は、プログラム開発支援処理における各処理の典型的な流れを示すフロー図である。 図7は、シナリオ情報生成処理の一例を説明するフロー図である。 図8は、パラメータ情報213を情報処理言語(XML)の処理部に変換した例を示す図である。 図9は、評価結果詳細情報250の一例を示す図である。 図10は、評価結果詳細情報250の他の一例を示す図である。 図11は、評価結果情報生成処理により生成される評価結果概要情報270のデータ項目の一例を示す図である。 図12は、シナリオ情報150に係るシナリオの評価結果情報210の比較を行った画面1000の一例を説明する図である。 図13は、シナリオ情報150に係るシナリオの評価結果情報210の比較を行った画面1000の一例を説明する図である。 図14は、同一の自動運転プログラム170に基づく各評価結果情報210の比較を行った画面の一例を説明する図である。 図15は、異なる種類の自動運転プログラム170に基づく各評価結果情報210の比較を行った画面の一例である。 図16は、第2実施形態に係るプログラム開発支援処理の一例を示すフロー図である。 図17は、付帯画像195の表示の一例を示す図である。
以下、各実施形態の自動運転プログラム評価システムについて図面を参照しつつ説明する。
[[第1実施形態]]
<<自動運転プログラム開発システムの構成>>
図1は、第1実施形態における自動運転プログラム開発システムの構成の一例を示す図である。自動運転プログラム開発システム1は、自動車の自動運転プログラムを用いた仮想的な自動運転システム(自動運転シミュレータ)である自動運転プログラム実行システム10と、自動運転プログラム実行システム10による自動運転の内容を評価する自動運転プログラム評価システム20とを含んで構成されている。
自動運転プログラム実行システム10は、1又は複数の情報処理装置により構成されている。自動運転プログラム実行システム10は、指定された自動運転プログラムを、仮想的な所定の条件(例えば、仮想的な道路、標識、歩行者、天候等に関する条件)の下で実行させることで自動車の仮想的な自動運転を当該情報処理装置上で実行する。
自動運転プログラム評価システム20は、1又は複数の情報処理装置により構成されている。自動運転プログラム評価システム20は、自動運転プログラム実行システム10が実行した自動運転を、予め記憶された所定の評価基準に従って評価し、その結果を、自動運転プログラム及び自動車の開発者等のユーザ(以下、単にユーザという)に対して提示する。
自動運転プログラム実行システム10と自動運転プログラム評価システム20の間は、通信ネットワーク5によって通信可能に接続されている。通信ネットワーク5は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、専
用線等の有線又は無線の通信ネットワークであってもよいし、両システムにおける装置間を直接に接続する所定の通信線であってもよい。また、自動運転プログラム実行システム10及び自動運転プログラム評価システム20内における各情報処理装置の間も、同様の通信ネットワークで接続される。
次に、自動運転プログラム実行システム10の構成について説明する。
<自動運転プログラム実行システム>
自動運転プログラム実行システム10は、図1に示すように、地図情報110、外界認識情報130、シナリオ情報150、及び、1又は複数の自動運転プログラム170を記憶している。
地図情報110は、道路、施設、交通信号機、道路標識、又は地形等の、静的な物体の形状や位置を特定する情報である。
外界認識情報130は、自動運転を行う自動車(具体的には、自動運転プログラム170)が認識しうる対象物の情報である。すなわち、外界認識情報130は、自動運転を行う自動車に搭載される各種センサやカメラが取得するデータ又は画像の情報に対応している。外界認識情報130は、例えば、地図情報110に記憶されている静的な物体の画像の他、人、動物、走行物、道路上の物体、といった動きのある物体の画像又は動画の情報を含む。外界認識情報130は、自動車の各種センサやカメラが実際に取得したデータ又は画像を使用してもよいし、ユーザが任意に作成したデータ又は画像であってもよい。
シナリオ情報150は、自動車の運転条件を規定する情報である。シナリオ情報150は、例えば、人、動物、又は走行物(自動車、自転車等)の動きの情報、道路上の物体の存在、交通信号機の存在及びその動作、道路標識の存在及びその内容といった、自動車の運転の条件を規定する、様々な物体の情報を含む。
また、シナリオ情報150は、例えば、天候(天気、気温、湿度、風向、風速等)、時間帯(朝、昼、薄暮、薄明、夜等)、道路の路面状態(湿度、乾燥、湿潤、水たまり、舗装、非舗装等)、走行経路(道路の傾斜、道路の方向(直進/カーブ/連続カーブ等))、道路の種類(一般道、高速道路、海上橋等)といった、自動車の運転の条件を規定する、外的環境(コンディション)の情報を含む。
また、シナリオ情報150は、自動車が、自身の制御対象装置(例えば、アクセル、ブレーキ、ウィンカー、ライト等)に対してどのようなタイミングでどのような制御を行ってどのような経路を走行するかといった、自動車の運転の条件を規定する、自動車の動作の情報を含む。
なお、後述するように本実施形態では、シナリオ情報150は、自動運転プログラム評価システム20が生成するものとする。シナリオ情報150は、所定の情報処理言語によって記述される。本実施形態では、シナリオ情報150は、XML(eXtensible Markup Language)により記述されるものとするが、それ以外の記述方法であってもよい。
自動運転プログラム170は、シナリオ情報150が規定する条件にしたがって自動車を走行させる。具体的には、自動運転プログラム170は、当該自動車がシナリオ情報150が規定する経路を走行するように、当該自動車の各制御対象装置に対する制御信号を
生成し、当該自動車の制御対象装置を仮想的に動作させる。この場合、自動運転プログラム170は、シナリオ情報150に対応した外界認識情報130に基づき、自身の自動車、他の自動車、及び歩行者等の動きを、機械学習等により構築された人工知能(AI: Artificial Intelligence)により予測し、その予測結果に基づき制御信号を生成し、生成し
た制御信号により制御対象装置を制御する。このように、自動運転プログラム170は、制御対象装置に対する制御信号を生成することで、自動車の自動運転を実現する。
なお、本実施形態では、自動運転プログラム170として、自動車の各個体に応じて作成された異なる複数のプログラムが予め記憶されているものとする。また、自動運転プログラム170として、開発者(メーカ等)ごとに異なる複数のプログラムが予め記憶されているものとする。
次に、自動運転プログラム実行システム10は、自動運転プログラム実行部101、実行ログ生成部103、及び運転状況表示部105の各機能を備える。
自動運転プログラム実行部101は、ユーザにより選択された自動運転プログラム170を実行する。
実行ログ生成部103は、自動運転プログラム実行部101が実行した運転の内容を示すデータを、実行ログ300に出力する。実行ログ300は、運転における各時点(又は時刻)と、その時点における自動車の運転の内容とを対応付けて記録したデータである。
ここで、実行ログ300の具体例を説明する。
<実行ログ>
図2は、実行ログ300のデータ構成の一例を示す図である。この実行ログ300(以下、実行ログAという)は、地図情報110に停止禁止区域を設定し、シナリオ情報150に、自動車がこの停止禁止区域を含む所定の経路を走行又は停止するシナリオを設定した場合のログデータである。この実行ログ300は、自動車が走行を開始してからの経過時間301と、経過時間301が示すタイミングにおいて自動車が停止禁止区域に停止していた場合の、その停止位置303とをそれぞれデータ項目として備えている。
図3は、実行ログ300の他の一例を示す図である。この実行ログ300(以下、実行ログBという)は、地図情報110にカーブを有する所定の道路を設定し、シナリオ情報130に、自動車がこの道路を高速で走行するシナリオを設定した場合のログデータである。この実行ログ300は、自動車が走行を開始してからの経過時間321と、経過時間321が示すタイミングにおける自動車の横方向(進行方向に対する側方方向)の加速度323とをそれぞれデータ項目として備えている。
図1に戻り、運転状況表示部105は、自動運転プログラム170による自動運転を視覚的に再現する。すなわち、運転状況表示部105は、前記所定のプログラム(自動運転プログラム170)の実行プロセスを、前記所定の条件における前記所定の自動車の運転の状況を示した画像(以下、運転シミュレーション画像190という)により表示する。
具体的には、運転状況表示部105は、自動運転プログラム実行部101が算出したデータに基づき、地図情報110、外界認識情報130、及びシナリオ情報150が示す自動車の運転状況を示す画像又は動画の情報を生成して表示する。
また、運転状況表示部105は、第2実施形態で説明するように、付帯画像195を表示する。付帯画像195は、運転シミュレーション画像190に重ねて表示される画像である。なお、付帯画像195は、自動運転プログラム評価システム20が生成する。
<自動運転プログラム評価システム>
次に、自動運転プログラム評価システム20の構成について説明する。
まず、自動運転プログラム評価システム20は、所定の条件における所定の自動車の運転の内容を所定の数値で評価するための評価基準の情報である評価基準情報210を記憶する。この評価基準は、複数の項目に対する基準を含んでいる。自動運転プログラム実行システム10が生成した実行ログ300が示す運転の内容は、この評価基準情報210における評価基準の項目のいずれかと対応する。
ここで、評価基準情報210の具体例を説明する。
<評価基準情報>
図4は、評価基準情報210の一例を示す図である。評価基準情報210は、自動車の運転の内容を評価する基準を規定した所定の法規の内容を記録した法規情報211と、法規情報211をパラメータ化した情報であるパラメータ情報213とを含んで構成されている。
本実施形態では、この法規情報211は、道路交通法等に基づき規定されている、運転免許技能試験に係る採点基準(「運転免許技能試験実施基準」)とする。運転免許技能試験実施基準は、運転の技能に関する複数の項目(減点細目)のそれぞれに対して、所定の減点数を規定している。減点細目に違反した運転を行った場合には、対応する減点数分の点数が減点される。なお、法規情報211は、どのような法令等に基づく情報であってもよく、また、所定の業界によるガイドラインに基づくものであってもよい。すなわち、法規情報211は、客観的な評価基準を定めたものであればその形式は問わない。
法規情報211は、運転の評価の対象(減点細目)である項目215と、その項目215の規定内容217と、その規定内容217に違反した運転を行った場合の減点数219とを規定している。他方、パラメータ情報213は、法規情報211の項目215に対応して設定されたパラメータ値である識別子221と、法規情報211の規定内容217を数値、数式、又は条件式等により数的に表現したデータであるパラメータ群223と、法規情報211の減点数219に対応して設定された減点パラメータ225とを含んで構成されている。本実施形態では、減点数219(減点パラメータ225)は、「−5」、「−10」、「−20」の3種類のいずれかであり、客観的かつ定量的な自動運転プログラムの評価が行えるようになっている。
図4の例では、法規情報211において、「速度速すぎ(大)」という減点細目に関し、「カーブでおおむね0.4G以上の横加速度を生じた場合に違反とする」と規定され、これに違反した場合には「20点」減点すると規定されている。これに対応して、パラメータ情報213には、識別子「1」において、「自動車のカーブ進入時の初速が20km/h〜120km/h(Step 10km/h)であり、カーブ半径が15m〜1000m(Step10m)」を満たさない場合に
「−20」する、と設定されている。
図1に戻り、自動運転プログラム評価システム20は、シナリオ情報生成部201、シナリオ情報送信部203、実行ログ受信部205、評価結果情報生成部207、付帯画像情報送信部208、及び評価結果情報表示部209の各機能を備える。
シナリオ情報生成部201は、評価基準情報210から抽出された、自動車の運転の内容を規定した部分に基づき、自動車の運転の条件を示す情報であるシナリオ情報150を生成する。
シナリオ情報送信部203は、生成したシナリオ情報150を自動運転プログラム実行システム10に送信する。
実行ログ受信部205は、自動運転プログラム実行システム10から、実行ログ300を受信する。すなわち、実行ログ受信部205は、所定の条件における所定の自動車の運転の内容を決定する所定のプログラム(自動運転プログラム170)の実行結果として出力された、当該自動車の運転の履歴を含む情報である実行ログ300を、所定の情報処理システム(自動運転プログラム実行システム10)から受信する。
例えば、実行ログ受信部205は、所定のプログラム(自動運転プログラム170)の実行結果として出力された、所定の条件における第1の実行ログ300と、当該所定の条件における所定のプログラム(自動運転プログラム170)に対して所定の修正が施されたプログラム(バージョンアップした自動運転プログラム170)の実行結果として出力された第2の実行ログ300とを受信する。
また、例えば、実行ログ受信部205は、第1の所定のプログラム(第1の自動運転プログラム170)の実行結果として出力された、所定の条件における第1の実行ログ300と、当該所定の条件における第1のプログラムと異なる第2の所定のプログラム(第2の自動運転プログラム170)の実行結果として出力された第2の実行ログ300とを受信する。
また、例えば、実行ログ受信部205は、シナリオ情報生成部201が生成したシナリオ情報150に基づき実行された所定のプログラム(自動運転プログラム170)の実行結果として出力された実行ログ300を、所定の情報処理システム(自動運転プログラム実行システム10)から受信する。
評価結果情報生成部207は、実行ログ受信部205が受信した実行ログ300及び評価基準情報210に基づき、所定の条件における所定の自動車の運転の評価を所定の数値で示す評価結果情報230を生成する。
例えば、評価結果情報生成部207は、第1の実行ログ300に基づく第1の評価結果情報230及び第2の実行ログ300に基づく第2の評価結果情報230を生成する。
また、評価結果情報生成部207は、シナリオ情報生成部201が生成したシナリオ情報150、実行ログ受信部205が受信した実行ログ300、及び評価基準情報210に基づき、評価結果情報230を生成する。
なお、評価結果情報230は、評価基準の項目ごとの評価結果に関する情報である評価結果詳細情報250と、評価基準の全項目の評価結果を総括した情報である評価結果概要情報270とを含む。これらの詳細は後述する。
付帯画像情報送信部208は、情報処理システム(自動運転プログラム実行システム10)が表示した画像(運転シミュレーション画像190)に付帯して表示される、評価結果情報230の内容を示す画像情報(付帯画像195)を、その情報処理システム(自動運転プログラム実行システム10)に送信する。
評価結果情報表示部209は、評価結果情報生成部207が生成した評価結果情報250を表示する。
例えば、評価結果情報表示部209は、第1の評価結果情報230及び第2の評価結果
情報230を、評価基準の所定の数値により比較して表示する。
ここで、図5は、自動運転プログラム開発システム1を構成する各情報処理装置が備えるハードウェアの一例を説明する図である。各情報処理装置は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ51と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の主記憶装置52と、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置53と、キーボード、マウス、タッチパネルなどからなる入
力装置54と、モニタ(ディスプレイ)等からなる、画面表示を行う出力装置55と、各装置と通信を行う通信装置56とを備える。
自動運転プログラム実行システム10及び自動運転プログラム評価システム20の各機能は、各情報処理装置のハードウェアにより、もしくは、それぞれプロセッサ51が、主記憶装置52や補助記憶装置53に記憶されている各プログラムを読み出して実行することにより実現される。
また、これらのプログラムは、例えば、二次記憶デバイスや不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSDなどの記憶デバイス、又は、ICカード、SDカード、DVDなどの、情報処理装置で読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納される。
<<自動運転プログラム開発システムによる処理>>
次に、自動運転プログラム開発システム1が行う処理(プログラム開発支援処理)について説明する。
<プログラム開発支援処理>
図6は、プログラム開発支援処理における各処理の典型的な流れを示すフロー図である。まず、自動運転プログラム評価システム20は、シナリオ情報150を生成するシナリオ情報生成処理を実行し(s51)、生成したシナリオ情報150を記憶すると共に、生成したシナリオ情報150を自動運転プログラム実行システム10に送信する(s52)。
自動運転プログラム実行システム10は、受信したシナリオ情報150を記憶する(s11)。そして、自動運転プログラム実行システム10は、このシナリオ情報150、及び自動運転プログラム170等に基づき、仮想的な自動運転を実行する自動運転実行処理を実行する(s13−s17)。
すなわち、まず、自動運転プログラム実行システム10は、処理を実行する自動運転プログラム170を選択する(s13)。具体的には、例えば、自動運転プログラム実行システム10は、ユーザから、複数の自動運転プログラム170のうち一つの選択を受け付ける。
自動運転プログラム実行システム10は、地図情報110、外界認識情報130、及びシナリオ情報150を読み込む(s15)。なお、シナリオ情報150が複数ある場合には、例えば、自動運転プログラム実行システム10は、ユーザから、複数のシナリオ情報150のうち一つの選択を受け付ける。
自動運転プログラム実行システム10は、シナリオ情報150に規定する自動車の仮想的な運転を、地図情報110及び外界認識情報130を入力した自動運転プログラム170による処理により、当該シナリオ情報150に係るシナリオが終了するまで実行する(s17)。具体的には、自動運転プログラム実行システム10は、シナリオ情報150に規定する自動車の運転を実行する際は、s13で選択した自動運転プログラム170に従
って、自動車の制御(各構成装置の制御)を行う。
なお、この際、自動運転プログラム実行システム10は、運転シミュレーション画像190を表示する。また、自動運転プログラム実行システム10は、実行ログ300を蓄積する。
自動運転プログラム実行システム10は、自動運転実行処理を終了すると、その実行結果である実行ログ300を自動運転プログラム評価システム20に送信する(s19)。
自動運転プログラム評価システム20は、実行ログ300を受信すると、受信した実行ログ300、及び評価基準情報210等に基づき、評価結果情報230を生成する評価結果情報生成処理を実行する(s53)。
具体的には、例えば、自動運転プログラム評価システム20は、実行ログ300から、各時点における運転の内容(例えば、実行ログAの停止位置303、実行ログBの加速度323)を取得し、取得した運転の内容に対応する、評価基準情報210の項目215を特定する。そして、自動運転プログラム評価システム20は、その項目215に対応する、パラメータ情報213のパラメータ群223を取得し、取得したパラメータ群223が規定する条件を、前記の運転内容が満たしているか否か(OK/NG)を判定する。当該運転内容がパラメータ群223が規定する条件を満たしていない場合、自動運転プログラム評価システム20は、前記で特定した項目215に対応する減点数219の分だけ、その項目215に係る評価点数を減算する。自動運転プログラム評価システム20は、このような判定を実行ログ300における全ての時点について行い、その結果(例えば、評価基準の各項目に係る評価点数)を、評価結果情報230として生成する。
自動運転プログラム評価システム20は、生成した評価結果情報230に基づき、自動運転プログラム170の評価を示す画面を表示する評価結果画面表示処理を実行する(s55)。なお、自動運転プログラム実行システム10が、自動運転プログラム170の評価を示す画面を表示してもよい。以上でプログラム開発支援処理は終了する。
ここで、プログラム開発支援処理における各処理の詳細を説明する。
<シナリオ情報生成処理>
まず、図7は、シナリオ情報生成処理の一例を説明するフロー図である。まず、自動運転プログラム評価システム20は、シナリオ情報150の生成に必要な、評価基準の項目を選択する(s101)。具体的には、例えば、自動運転プログラム評価システム20は、ユーザから、評価基準情報210における法規情報211の項目215の入力を受け付ける。
そして、自動運転プログラム評価システム20は、s101で選択した項目215に対応するパラメータ情報213のパラメータ群223を読み込む(s103)。そして、自動運転プログラム評価システム20は、読み込んだパラメータ情報213を、情報処理言語の処理部に変換する(s105)。
ここで、図8は、パラメータ情報213を情報処理言語(XML)の処理部に変換した例を示す図である。この例では、カーブに進入する際の評価基準を満たしている初速151を設定した自動車の走行シナリオの処理部153と、評価基準を満たすようなカーブ半径155を有するカーブを自動車が走行する走行シナリオの処理部157とがXMLによって生成されている。
図7に戻り、自動運転プログラム評価システム20は、シナリオ情報150の生成に必
要な評価基準の項目215が他にあるか否かを判定する(s107)。具体的には、例えば、自動運転プログラム評価システム20は、ユーザから、評価基準の他の項目215の入力を受け付ける。
シナリオ情報150の生成に必要な評価基準の項目215が他にある場合は(s107:YES)、自動運転プログラム評価システム20は、s101以降の処理を繰り返し、シナリオ情報150の生成に必要な評価基準の項目215が他にない場合は(s107:NO)、自動運転プログラム評価システム20は、これまでに生成した各処理部を結合することにより、シナリオ情報150の生成を完了する(s109)。
次に、評価結果情報生成処理の詳細を説明する。
<評価結果情報生成処理>
評価結果情報生成処理は、前記のように、評価結果情報230として、評価結果詳細情報250及び評価結果概要情報270を表示する。
図9は、評価結果詳細情報250の一例を示す図である。この評価結果詳細情報250は、実行ログAに対応して生成された情報であり、実行ログAと同様の経過時間251及び停止位置253と、停止位置253が示す位置に自動車が停止していることが判断基準を満たしているか否かを示す情報が設定される判定結果255とをそれぞれ項目として備えている。
図10は、評価結果詳細情報250の他の一例を示す図である。この評価結果詳細情報250は、実行ログBに対応して生成された情報であり、実行ログBと同様の経過時間251及び加速度257と、加速度257でカーブを走行することが第1の危険度を超えているか否か(小さな危険が生じているか否か)についての判定結果が設定される第1判定結果258と、加速度257でカーブを走行することが第2の危険度を超えているか否か(大きな危険が生じているか否か)についての判定結果が設定される第2判定結果259とをそれぞれ項目として備えている。
続いて、図11は、評価結果情報生成処理により生成される評価結果概要情報270のデータ項目の一例を示す図である。この評価結果概要情報270は、シナリオ情報150に係るシナリオ271ごとに生成され、そのシナリオ271の運転における右左折、進行方向、車線、他物体との衝突、ランプ又はライトの使用、停止時間、速度制限の超過といった項目についての評価(数値で表される)の情報272を含んでいる。
次に、評価結果画面表示処理の詳細を説明する。
<評価結果画面表示処理>
評価結果画面表示処理は、複数回実行された自動運転実行処理の結果に基づき、生成された各評価結果情報230の内容を比較して表示する。例えば、評価結果画面表示処理は、各シナリオ情報150に係るシナリオの評価結果情報230の表示、同一の自動運転プログラム170に基づく各評価結果情報230の比較(同一のプログラムのバージョン毎の比較)の表示、異なる種類の自動運転プログラム170に基づく各評価結果情報230の比較(プログラムの開発メーカーによる比較)の表示を行った画面を表示する。以下、これらの画面について説明する。
(シナリオ間の比較画面)
図12、13は、シナリオ情報150に係るシナリオの評価結果情報230の比較を行った画面1000の一例を説明する図である。この画面1000は、自動運転プログラム170の実行に際して使用されたシナリオ情報150を表示するシナリオ表示欄1001、シナリオ表示欄1001に係るシナリオにおいて自動車が違反をした(基準を満たさな
かった)評価基準の項目とその内容を表示する違反項目表示欄1003、違反項目表示欄1003に係る項目における減点数の合計を表示する減点表示欄1005、違反項目表示欄1003に係る違反があった回数を表示する回数表示欄1007、及び、違反項目表示欄1003に係る違反があった場所を表示する発生箇所表示欄1009の各表示欄を有する。また、この画面1000は、全項目の減点数の合計(評価点数)を表示する評価点数表示欄1011を備える。
具体的には、図12は、「交差道路における車両等の通行の妨害となる場所で停車しないこと」という、減点数20点の評価基準に対して、11回の違反があったことを示している。
また、図13は、「0.3G以上0.4G未満の横加速度が生じないこと」という、減点数20点の評価基準に対して7回の違反があり、「0.4G以上の横加速度が生じないこと」という、減点数20点の評価基準に対しては違反がなかったことを示している。
(バージョンアップによる性能の確認画面)
図14は、同一の自動運転プログラム170に基づく各評価結果情報230の比較を行った画面の一例を説明する図である。この画面1200は、自動運転プログラム170のバージョンを表示するバージョン表示欄1201と、バージョン表示欄1201に係るバージョンで自動運転実行処理を行った場合の、全評価基準における減点数の平均値を表示する全項目平均点数表示欄1203とを備える。すなわち、この画面1200は、所定の自動運転プログラム170に対して所定の修正を施した、すなわちバージョンアップした新たな自動運転プログラム170の性能の向上を確認するための画面である。
(プログラムの開発メーカーによる比較画面)
図15は、異なる種類の自動運転プログラム170に基づく各評価結果情報230の比較を行った画面の一例である。この画面1300は、自動運転プログラム170の種類を表示するプログラム種類表示欄1301と、プログラム種類表示欄1301に係る自動運転プログラム170で自動運転実行処理を行った場合の、全評価基準における減点数の平均値を表示する全項目平均点数表示欄1303とを備える。すなわち、この画面1300は、メーカー毎に異なる各自動運転プログラム170の性能を比較するための画面である。
以上のように、本実施形態の自動運転プログラム評価システム20は、所定の条件における所定の自動車の運転の内容を決定する自動運転プログラム170の実行結果として出力された、当該自動車の運転の履歴を含む情報である実行ログ300を、自動運転プログラム実行システム10から受信し、受信した実行ログ300及び、所定の条件における所定の自動車の運転の内容を所定の数値で評価するための評価基準の情報である評価基準情報210に基づき、所定の条件における所定の自動車の運転の評価を所定の数値で示す評価結果情報230を生成するので、自動運転プログラム170の性能を、数値による評価基準である評価基準情報210により判定することができる。
このように、本実施形態の自動運転プログラム評価システム20によれば、仮想的に実行された自動運転を客観的かつ定量的に評価することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、プログラム開発支援処理において、自動運転プログラム実行システム10が、シナリオ情報150に規定する自動運転プログラム170による自動車の運転処理を、当該シナリオ情報150に係るシナリオが終了するまで実行し、その実行後に実行ログ300を自動運転プログラム評価システム20に送信していた。
これに対して、第2実施形態では、自動運転プログラム実行システム10が、シナリオ情報150に規定する自動車の運転処理を行っている最中に、随時、実行ログ300を自動運転プログラム評価システム20に送信する。以下、本実施形態におけるプログラム開発支援処理について説明する。
<プログラム開発支援処理>
図16は、第2実施形態に係るプログラム開発支援処理の一例を示すフロー図である。まず、自動運転プログラム評価システム20が行うシナリオ情報生成処理(s51)、自動運転プログラム実行システム10が行うシナリオ情報150の記憶、自動運転プログラム170の選択、及び地図情報110等の読み込み(s11−s15)は第1実施形態と同様である。
その後、自動運転プログラム実行システム1は、地図情報110及び外界認識情報130に基づき、自動運転プログラム170による自動車の運転を、所定の条件が満たされるまで実行する(s21)。具体的には、例えば、自動運転プログラム実行システム10は、予め設定された時間の長さだけ自動運転プログラム170を実行する。また、例えば、自動運転プログラム実行システム10は、自動車が予め設定された所定の箇所に到着するまで自動運転プログラム170を実行する。そして、自動運転プログラム実行システム10は、この際、第1実施形態と同様に、実行ログ300を蓄積する。また、この際、自動運転プログラム実行システム10は、運転シミュレーション画像190(例えば、自動車の走行の様子、及び地図情報110)を動画により表示している。
そして、自動運転プログラム実行システム10は、s21で蓄積した実行ログ300を自動運転プログラム評価システム20に送信する(s23)。
自動運転プログラム評価システム20は、実行ログ300を受信すると、第1実施例と同様に、受信した実行ログ300の時間長さに対応した評価結果情報230を生成する評価結果情報生成処理を実行する(s61)。
自動運転プログラム評価システム20は、生成した評価結果情報230に基づき付帯画像195を生成し、生成した付帯画像を送信する(s55)。
自動運転プログラム実行システム10は、受信した付帯画像195を、現在表示している運転シミュレーション画像190の上に重ねて表示する(s25)。
自動運転プログラム実行システム10は、自動運転プログラム170による自動車の運転が終了したか否か(シナリオ情報150に係るシナリオが終了したか否か)を判定する(s27)。運転が終了した場合には(s27:YES)、プログラム開発支援処理は終了し(s29)、運転が終了していない場合には(s27:NO)、自動運転プログラム実行システム10は、s21以降の処理を再び実行する。
ここで、付帯画像195の具体例を説明する。
<付帯画像>
図17は、付帯画像195の表示の一例を示す図である。自動運転プログラム実行システム10がリアルタイム表示している運転シミュレーション画像190の上に、付帯画像195が表示されている。付帯画像195は、いわゆるポップアップ形式の画像であり、違反した評価基準の項目215(減点細目)の表示である減点細目表示部1951、項目215に対応する減点数219の表示である減点数表示部1952、及び、項目215に違反した箇所の表示である違反箇所表示部1953を有する。
以上に説明したように、本実施形態の自動運転プログラム実行システム10は、自動運転プログラム170の実行プロセスを、所定の条件における所定の自動車の運転の状況を示した運転シミュレーション画像190により表示し、自動運転プログラム評価システム20は、自動運転プログラム実行システム10が画像に付帯して表示される、評価結果情報230の内容を示す付帯画像195を、自動運転プログラム実行システム10に送信するので、ユーザは、運転シミュレーション画像190を表示する自動運転プログラム170の実行中に(例えば、リアルタイムに)、自動運転プログラム170の評価結果の情報を容易に確認することができる。これにより、ユーザは、自動運転プログラム170の評価結果を適切なタイミングで知ることができる。
以上の各実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。
例えば、各実施形態では、自動運転プログラム評価システム20は予めシナリオ情報150を生成してこれを自動運転プログラム実行システム10に送信するものとしたが、自動運転プログラム実行システム10が予めシナリオ情報150を生成してこれを自動運転プログラム評価システム20に送信するようにしてもよい。
また、自動運転プログラム実行システム10の機能の一部を自動運転プログラム評価システム20に設けてもよいし、逆に、自動運転プログラム評価システム20の機能の一部を自動運転プログラム実行システム10に設けてもよい
また、第1実施形態のプログラム開発支援処理と第2実施形態のプログラム開発支援処理を組み合わせてもよく、また、各実施形態のプログラム開発支援処理のうち一部の処理を省略してもよい。
以上の本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、各実施形態の自動運転プログラム評価システムにおいては、前記生成した評価結果情報を表示する評価結果情報表示部を備える、としてもよい。
このように、生成した評価結果情報230を表示することで、ユーザは、自動運転プログラム170を客観的に容易に評価することができる。
また、各実施形態の自動運転プログラム評価システムにおいては、前記実行ログ受信部は、前記所定のプログラムの実行結果として出力された、前記所定の条件における第1の実行ログと、当該所定の条件における前記所定のプログラムに対して所定の修正が施されたプログラムの実行結果として出力された第2の実行ログとを受信し、前記評価結果情報生成部は、前記第1の実行ログに基づく第1の評価結果情報及び前記第2の実行ログに基づく第2の評価結果情報を生成し、前記評価結果情報表示部は、前記第1の評価結果情報及び前記第2の評価結果情報を、前記評価基準の所定の数値により比較して表示する、としてもよい。
このように、所定のプログラムの実行結果である第1の実行ログ300及び、所定の修正が施されたプログラムの実行結果である第2の実行ログ300のそれぞれに対する、各評価結果情報230を所定の数値により比較して表示することで、ユーザは、所定の自動運転プログラム170をバージョンアップした場合に、そのプログラムの性能が向上したか否か等を、容易に確認することができる。
また、各実施形態の自動運転プログラム評価システムにおいては、前記実行ログ受信部
は、第1の前記所定のプログラムの実行結果として出力された、前記所定の条件における第1の実行ログと、当該所定の条件における前記第1のプログラムと異なる第2の前記所定のプログラムの実行結果として出力された第2の実行ログとを受信し、前記評価結果情報生成部は、前記第1の実行ログに基づく第1の評価結果情報及び前記第2の実行ログに基づく第2の評価結果情報を生成し、前記評価結果情報表示部は、前記第1の評価結果情報及び前記第2の評価結果情報を、前記評価基準の所定の数値により比較して表示する、としてもよい。
このように、同一の条件下における、異なる自動運転プログラム170の実行結果である各実行ログ300に対して、各評価結果情報230を所定の数値により比較して表示することで、ユーザは、異なる種類の自動運転プログラム170(例えば、異なる開発元の自動運転プログラム170)を比較してその性能の優劣を容易に確認することができる。
また、各実施形態の自動運転プログラム評価システムにおいては、前記評価基準情報から抽出された、前記自動車の運転の内容を規定した部分に基づき、前記自動車の運転の条件を示す情報であるシナリオ情報を生成するシナリオ情報生成部を備え、前記実行ログ受信部は、前記生成したシナリオ情報に基づき実行された前記所定のプログラムの実行結果として出力された前記実行ログを、前記所定の情報処理システムから受信し、前記評価結果情報生成部は、前記生成したシナリオ情報、前記受信した実行ログ、及び前記評価基準情報に基づき、前記評価結果情報を生成する、としてもよい。
このように、評価基準情報210からシナリオ情報150を作成し、このシナリオ情報150に基づき実行された自動運転プログラム170の実行結果である実行ログ300に基づき評価結果情報230を生成することで、評価基準情報210に即した運転シナリオを生成することができる。これにより、仮想的に実行された自動運転を客観的な基準に基づき適切に評価することができる。
1 自動運転プログラム開発システム、10 自動運転プログラム実行システム、20 自動運転プログラム評価システム、170 自動運転プログラム、300 実行ログ、210 評価基準情報、205 実行ログ受信部、207 評価結果情報生成部、230 評価結果情報

Claims (7)

  1. プロセッサ及びメモリを備え、
    所定の条件における所定の自動車の運転の内容を所定の数値で評価するための評価基準の情報である評価基準情報を記憶する評価基準情報記憶部と、
    前記所定の条件における前記所定の自動車の運転の内容を決定する所定のプログラムの実行結果として出力された、当該自動車の運転の履歴を含む情報である実行ログを、所定の情報処理システムから受信する実行ログ受信部と、
    受信した実行ログ及び前記評価基準情報に基づき、前記所定の条件における前記所定の自動車の運転の評価を所定の数値で示す評価結果情報を生成する評価結果情報生成部と、
    を備える、自動運転プログラム評価システム。
  2. 前記生成した評価結果情報を表示する評価結果情報表示部を備える、請求項1に記載の自動運転プログラム評価システム。
  3. 前記実行ログ受信部は、前記所定のプログラムの実行結果として出力された、前記所定の条件における第1の実行ログと、当該所定の条件における前記所定のプログラムに対して所定の修正が施されたプログラムの実行結果として出力された第2の実行ログとを受信し、
    前記評価結果情報生成部は、前記第1の実行ログに基づく第1の評価結果情報及び前記第2の実行ログに基づく第2の評価結果情報を生成し、
    前記評価結果情報表示部は、前記第1の評価結果情報及び前記第2の評価結果情報を、前記評価基準の所定の数値により比較して表示する、
    請求項2に記載の自動運転プログラム評価システム。
  4. 前記実行ログ受信部は、第1の前記所定のプログラムの実行結果として出力された、前記所定の条件における第1の実行ログと、当該所定の条件における前記第1のプログラムと異なる第2の前記所定のプログラムの実行結果として出力された第2の実行ログとを受信し、
    前記評価結果情報生成部は、前記第1の実行ログに基づく第1の評価結果情報及び前記第2の実行ログに基づく第2の評価結果情報を生成し、
    前記評価結果情報表示部は、前記第1の評価結果情報及び前記第2の評価結果情報を、前記評価基準の所定の数値により比較して表示する、
    請求項2に記載の自動運転プログラム評価システム。
  5. 前記情報処理システムは、前記所定のプログラムの実行プロセスを、前記所定の条件における前記所定の自動車の運転の状況を示した画像により表示する運転状況表示部を備え、
    前記自動運転プログラム評価システムは、前記情報処理システムが表示した前記画像に付帯して表示される、前記評価結果情報の内容を示す画像情報を、前記情報処理システムに送信する付帯画像情報送信部を備える、
    請求項1に記載の自動運転プログラム評価システム。
  6. 前記評価基準情報から抽出された、前記自動車の運転の内容を規定した部分に基づき、前記自動車の運転の条件を示す情報であるシナリオ情報を生成するシナリオ情報生成部を備え、
    前記実行ログ受信部は、前記生成したシナリオ情報に基づき実行された前記所定のプログラムの実行結果として出力された前記実行ログを、前記所定の情報処理システムから受信し、
    前記評価結果情報生成部は、前記生成したシナリオ情報、前記受信した実行ログ、及び
    前記評価基準情報に基づき、前記評価結果情報を生成する、
    請求項1に記載の自動運転プログラム評価システム。
  7. プロセッサ及びメモリを備える自動運転プログラム評価システムが、
    所定の条件における所定の自動車の運転の内容を所定の数値で評価するための評価基準の情報である評価基準情報を記憶する評価基準情報記憶処理と、
    前記所定の条件における前記所定の自動車の運転の内容を決定する所定のプログラムの実行結果として出力された、当該自動車の運転の履歴を含む情報である実行ログを、所定の情報処理システムから受信する実行ログ受信処理と、
    受信した実行ログ及び前記評価基準情報に基づき、前記所定の条件における前記所定の自動車の運転の評価を所定の数値で示す評価結果情報を生成する評価結果情報生成処理と、
    を実行する、自動運転プログラム評価方法。
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