JP2020102302A - 金属端子、及び、端子付き電線 - Google Patents

金属端子、及び、端子付き電線 Download PDF

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Abstract

【課題】適正な導通性能を確保することができる金属端子、及び、端子付き電線を提供することを目的とする。【解決手段】端子付き電線100の金属端子1は、筒状接触部11、及び、内方突出部14を有する端子本体10と、端子挿入空間部11a内に軸線方向Xに沿ってスライド移動可能に設けられ、突き当て部21、弾性接触片22、及び、連結部23を有する接点部品20とを備え、接点部品20は、端子挿入空間部11a内において、軸線方向Xに対して連結部23が内方突出部14の挿入口11f側に位置し弾性接触片22の接点部22aが相手端子から離間して位置する待機位置と、相手端子の先端が突き当て部21に突き当てられ連結部23が内方突出部14と当接して弾性変形し接点部22aが相手端子と接点を形成する接触位置とにスライド移動可能であることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、金属端子、及び、端子付き電線に関する。
車両のワイヤハーネス等に適用される従来の金属端子として、例えば、特許文献1には、筒状接続部と、複数の弾性接触片と、弾性吸収部とを備える雌端子が開示されている。筒状接続部は、雄端子が内部に挿抜される。複数の弾性接触片は、筒状接続部内に配され、筒状接続部内に挿入された雄端子を両側から弾性的に挟持可能な接点部を有する。弾性吸収部は、筒状接続部と接点部との間に設けられ、雄端子の挿抜方向に弾性変形可能である。
特開2018−41541号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の金属端子は、例えば、雄端子の挿抜を多数回繰り返した際でも確実に適正な導通性能を確保することができる構成の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正な導通性能を確保することができる金属端子、及び、端子付き電線を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る金属端子は、筒状に形成され挿入口を介して内部の端子挿入空間部に軸線方向に沿って相手端子が挿入される筒状接触部、及び、前記筒状接触部に設けられ前記端子挿入空間部側に突出して形成される内方突出部を有する端子本体と、前記端子挿入空間部内に前記軸線方向に沿ってスライド移動可能に設けられ、前記軸線方向に沿って前記相手端子の先端を突き当て可能な突き当て部、前記軸線方向に対して前記突き当て部の前記挿入口側に位置し前記相手端子との接点を形成する接点部が設けられ前記軸線方向と交差する交差方向に対して弾性変形可能である弾性接触片、及び、前記軸線方向に対して前記突き当て部と前記弾性接触片との間に介在し当該突き当て部と当該弾性接触片とを連結する連結部を有する接点部品とを備え、前記接点部品は、前記端子挿入空間部内において、前記軸線方向に対して前記連結部が前記内方突出部の前記挿入口側に位置し前記接点部が前記相手端子から離間して位置する待機位置と、前記相手端子の先端が前記突き当て部に突き当てられ前記連結部が前記内方突出部と当接して弾性変形し前記接点部が前記相手端子と接点を形成する接触位置とにスライド移動可能であることを特徴とする。
また、上記金属端子では、前記内方突出部、前記弾性接触片、及び、前記連結部は、それぞれ、前記交差方向に沿って対向して一対で設けられ、前記接点部品は、前記接触位置では、一対の前記弾性接触片が一対の前記内方突出部によって前記交差方向に沿って前記相手端子側に押圧され一対の前記接点部を介して当該相手端子を挟持するものとすることができる。
また、上記金属端子では、前記端子本体は、前記筒状接触部の前記端子挿入空間部側に突出して形成され、前記軸線方向に対して前記接点部品の前記挿入口側に位置し当該接点部品と当接する脱落防止部を有するものとすることができる。
また、上記金属端子では、前記内方突出部は、前記軸線方向の前記挿入口側の端部に、前記接点部品の前記待機位置側から前記接触位置側へのスライド移動を案内する傾斜面を有するものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線は、電線と、前記電線の端末に設けられる金属端子とを備え、前記金属端子は、筒状に形成され挿入口を介して内部の端子挿入空間部に軸線方向に沿って相手端子が挿入される筒状接触部、及び、前記筒状接触部に設けられ前記端子挿入空間部側に突出して形成される内方突出部を有する端子本体と、前記端子挿入空間部内に前記軸線方向に沿ってスライド移動可能に設けられ、前記軸線方向に沿って前記相手端子の先端を突き当て可能な突き当て部、前記軸線方向に対して前記突き当て部の前記挿入口側に位置し前記相手端子との接点を形成する接点部が設けられ前記軸線方向と交差する交差方向に対して弾性変形可能である弾性接触片、及び、前記軸線方向に対して前記突き当て部と前記弾性接触片との間に介在し当該突き当て部と当該弾性接触片とを連結する連結部を有する接点部品とを備え、前記接点部品は、前記端子挿入空間部内において、前記軸線方向に対して前記連結部が前記内方突出部の前記挿入口側に位置し前記接点部が前記相手端子から離間して位置する待機位置と、前記相手端子の先端が前記突き当て部に突き当てられ前記連結部が前記内方突出部と当接して弾性変形し前記接点部が前記相手端子と接点を形成する接触位置とにスライド移動可能であることを特徴とする。
本発明に係る金属端子、及び、端子付き電線は、端子本体の端子挿入空間部内に接点部品が軸線方向に沿って待機位置と接触位置とにスライド移動可能に設けられる。接点部品は、待機位置では、軸線方向に対して連結部が端子本体の内方突出部の挿入口側に位置し、弾性接触片の接点部が相手端子から離間して位置する。一方、接点部品は、接触位置では、相手端子の先端が突き当て部に突き当てられ連結部が内方突出部と当接して弾性変形し、弾性接触片の接点部が相手端子と接点を形成する。この構成により、金属端子は、弾性接触片の接点部の摩耗を抑制することができる。この結果、金属端子、及び、端子付き電線は、適正な導通性能を確保することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る端子付き電線の概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態に係る金属端子の概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る金属端子の概略構成を表す正面図である。 図4は、実施形態に係る金属端子の概略構成を表す断面斜視図である。 図5は、実施形態に係る金属端子の脱落防止部を含む部分斜視図である。 図6は、実施形態に係る金属端子の動作を説明する部分断面図である。 図7は、実施形態に係る金属端子の動作を説明する部分断面図である。 図8は、実施形態に係る金属端子の動作を説明する部分断面図である。 図9は、実施形態に係る金属端子の動作を説明する部分断面図である。 図10は、実施形態に係る金属端子の動作を説明する部分断面図である。 図11は、実施形態に係る金属端子の動作を説明する部分断面図である。 図12は、実施形態に係る金属端子の動作を説明する部分断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
なお、以下で説明する図1は、電線の一部を二点鎖線で省略して図示し、他図は、電線の図示自体を省略している。また、図1は、相手端子の一部を二点鎖線で省略して図示している。また、以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「軸線方向X」といい、第2方向を「幅方向Y」といい、第3方向を「高さ方向Z」という。ここでは、軸線方向Xと幅方向Yと高さ方向Zとは、相互に略直交する。軸線方向Xは、典型的には、金属端子が設けられる電線の延在方向に相当し、金属端子と相手端子との挿抜方向に相当する。幅方向Yと高さ方向Zとは、軸線方向Xと交差する交差方向に相当する。また、以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。
[実施形態]
図1に示す端子付き電線100は、例えば、車両等に使用されるワイヤハーネス等に適用されるものである。ここで、ワイヤハーネスは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる電線Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の電線Wを各機器に接続するようにしたものである。本実施形態の端子付き電線100は、電線Wと、電線Wの端末に設けられる金属端子1とを備える。電線Wは、例えば、導電性を有する線状の導体部W1と、当該導体部W1の外側を覆う絶縁性の絶縁被覆部W2とを含んで構成される。導体部W1は、導電性の金属、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の素線を複数束ねた芯線である。導体部W1は、複数の素線を撚り合わせた撚り芯線であってもよい。絶縁被覆部W2は、導体部W1の外周側を被覆する電線被覆である。絶縁被覆部W2は、例えば、絶縁性の樹脂材料(PPやPVC、架橋PE等。耐摩耗性や耐薬品性、耐熱性等に配慮して適宜選定される。)等を押出成形することによって形成される。電線Wは、少なくとも導体部W1の一方の端末において、絶縁被覆部W2が剥ぎ取られており、当該導体部W1の一方の端末が絶縁被覆部W2から露出しており、当該露出している導体部W1の端末に金属端子1が設けられる。金属端子1は、電線Wの導体部(芯線)W1と導通されるものである。金属端子1は、例えば、コネクタ等に保持される。なお、本実施形態の金属端子1は、電線Wの端末に圧着される圧着端子であるがこれに限られない。
そして、本実施形態の金属端子1は、図2に示すように、筒状接触部11内に接点部品20を内蔵し、金属端子1と電気的に接続される相手端子Tによって、接点部品20をスライド移動させながら接点部品20の接点部22aを当該相手端子Tと接触させるものである。この構成により、金属端子1は、相手端子Tの挿抜に伴う接点部22aの摩耗を抑制し、適正な導通性能を確保することができる構成を実現している。以下、各図を参照して金属端子1の構成について詳細に説明する。
具体的には、金属端子1は、図1、図2、図3、図4に示すように、端子本体10と、接点部品20とを備える。端子本体10と接点部品20とは、別体で形成される。
端子本体10は、電線Wが電気的に接続され、相手端子Tが挿抜される部分である。端子本体10は、接点部品20を保持する部分でもある。端子本体10は、筒状接触部11、連結部12、電線接続部13、及び、内方突出部14を有する。筒状接触部11、連結部12、電線接続部13、及び、内方突出部14は、全体が一体で導電性を有する金属、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等によって構成され、端子金具を構成する。端子本体10は、例えば、筒状接触部11、連結部12、電線接続部13、内方突出部14等の各部に対応した形状に打ち抜かれた一枚の板金をプレス及び折り曲げ成形することにより各部が立体的に一体で形成される。端子本体10は、軸線方向Xに沿って一方側から他方側に向かって、筒状接触部11、連結部12、電線接続部13の順で並んで相互に連結され、内方突出部14が筒状接触部11に形成される。
筒状接触部11は、導電性を有する相手端子Tと電気的に接続される部分である。筒状接触部11は、雌型の端子形状に形成され、雄型の端子形状に形成され相手端子Tと電気的に接続される。具体的には、筒状接触部11は、中心軸線が軸線方向Xに沿う筒状に形成される。本実施形態の筒状接触部11は、略矩形筒状に形成された中空の箱部を構成する。筒状接触部11は、軸線方向Xに沿って延在し、軸線方向Xの一方側が開口して後述する挿入口11fを形成し、他方側に連結部12を介して電線接続部13が連結される。
筒状接触部11は、内部の空間部が端子挿入空間部11aを構成する。端子挿入空間部11aは、相手端子Tが挿抜される空間部である。ここで、相手端子Tは、中心軸線が軸線方向Xに沿う略矩形柱状に形成された雄タブ部TBを有し、当該雄タブ部TBが端子挿入空間部11aに挿入される。筒状接触部11は、4つの壁部11b、11c、11d、11eを有し、端子挿入空間部11aは、当該4つの壁部11b、11c、11d、11eによって形成される。4つの壁部11b、11c、11d、11eは、一体となって略矩形筒状の箱部を形成する。壁部11bと壁部11dとは、板厚方向が高さ方向Zに沿う略矩形板状に形成され、軸線方向Xに沿って延在する。そして、壁部11bと壁部11dとは、高さ方向Zに沿って間隔をあけて対向する。壁部11cと壁部11eとは、板厚方向が幅方向Yに沿う略矩形板状に形成され、軸線方向Xに沿って延在する。そして、壁部11cと壁部11eとは、幅方向Yに沿って間隔をあけて対向する。端子挿入空間部11aは、高さ方向Zが壁部11bと壁部11dとによって区画され、幅方向Yが壁部11cと壁部11eとによって区画されることで、筒状接触部11の内部に軸線方向Xに沿って延在して形成される。筒状接触部11は、軸線方向Xの一方の端部に形成された挿入口11fを介して内部の端子挿入空間部11aに軸線方向Xに沿って相手端子Tの雄タブ部TBが挿入される。
連結部12は、筒状接触部11と電線接続部13との間に介在し、当該筒状接触部11と当該電線接続部13とを連結する部分である。端子本体10は、筒状接触部11と電線接続部13とが連結部12を介して電気的に接続され、当該電線接続部13を介して筒状接触部11と電線Wの導体部W1とが電気的に接続され導通される。
電線接続部13は、端子本体10と電線Wの端末の導体部W1とを電気的に接続する部分である。本実施形態の電線接続部13は、電線Wの導体部W1に加締められて圧着される電線圧着部を構成する。電線接続部13は、導体圧着部15と中間部16と被覆圧着部17とを含んで構成される。電線接続部13は、軸線方向Xに沿って筒状接触部11側から反対側に向かって、導体圧着部15、中間部16、被覆圧着部17の順で並んで相互に連結される。導体圧着部15は、電線接続部13において軸線方向Xの一端側、ここでは、筒状接触部11側に設けられ電線Wの導体部W1に対して加締められ圧着される部分である。さらに言えば、導体圧着部15は、導体部W1に対して加締められ圧着されることで、当該導体部W1と電気的に接続される部分である。導体圧着部15は、基部18、及び、当該基部18から幅方向Yの両側にそれぞれ帯状に延びて形成された一対のバレル片(加締片)部15aによって、電線Wの導体部W1の外側を包んで当該導体部W1に対して加締められ圧着される。ここでは、基部18は、軸線方向Xに沿って延在し導体圧着部15、中間部16、被覆圧着部17のそれぞれの一部を構成する。基部18は、軸線方向Xの一方側に連結部12を介して筒状接触部11が連結される。中間部16は、導体圧着部15と被覆圧着部17との間に介在し、当該導体圧着部15と当該被覆圧着部17とを連結する部分である。被覆圧着部17は、電線接続部13において軸線方向Xの他端側、ここでは、筒状接触部11側とは反対側に設けられ電線Wの絶縁被覆部W2に対して加締められ圧着される部分である。被覆圧着部17は、上記基部18、及び、当該基部18から幅方向Yの両側にそれぞれ帯状に延びて形成された一対のバレル片(加締片)部17aによって、電線Wの絶縁被覆部W2の外側を包んで当該絶縁被覆部W2に対して加締められ圧着される。
なお、本実施形態の電線接続部13は、導体圧着部15の各バレル片部15aと被覆圧着部17の各バレル片部17aとの間に中間部16が介在することで各バレル片部15aと各バレル片部17aとが分断されたいわゆる別体バレル型の圧着部を構成する。また、電線接続部13は、導体圧着部15の一対のバレル片部15a同士が互いに重なり合わず(オーバーラップせず)、いわゆるBクリンプと称する加締め圧着がなされるものとして図示している。しかしながら、電線接続部13の形式は、これらに限らない。電線接続部13は、導体圧着部15、中間部16、被覆圧着部17において、一対のバレル片部が軸線方向Xに沿って連続し一体化されたいわゆる一体バレル型の圧着部を構成してもよい。また、電線接続部13は、一対のバレル片部15a同士が互いに重なり合って(オーバーラップして)加締め圧着がなされるものであってもよい。また、電線接続部13は、そもそも電線圧着部でなくてもよく、圧着以外の形式、例えば、溶着、締結等の形式で電線Wに対して電気的に接続されるものであってもよい。
内方突出部14は、端子挿入空間部11a内に設けられる接点部品20の一部を、当該端子挿入空間部11aに挿入された相手端子Tの雄タブ部TB側に押圧する部分である。内方突出部14は、接点部品20と接触して当該接点部品20との接点を形成し導通される導通接触部を構成する部分でもある。内方突出部14は、筒状接触部11に設けられ、端子挿入空間部11a側に向けて突出して形成される。本実施形態の内方突出部14は、筒状接触部11の壁部11b、11dに一対で形成される(図4参照)。すなわち、内方突出部14は、筒状接触部11の壁部11b、11dにそれぞれ1つずつ形成される。一対の内方突出部14は、高さ方向Zに沿って対向して位置する。各内方突出部14は、端子挿入空間部11a側に向けて突出し、端子挿入空間部11a側とは反対側が窪んで形成される。つまり、各内方突出部14は、壁部11b、11dにおいて、端子挿入空間部11a側の内面が凸部状に形成され、端子挿入空間部11a側とは反対側の外面が凹部状に形成される。各内方突出部14は、幅方向Yに対して、壁部11b、11dの略中央部に形成される。各内方突出部14は、軸線方向Xに沿って直線状に延在して形成される。この構成により、端子挿入空間部11aは、内方突出部14の部分における高さ方向Zに沿った長さ(高さ)H1(図4、図8等参照)が内方突出部14の挿入口11f側の部分における高さ方向Zに沿った長さ(高さ)H2(図4、図8等参照)より短い(狭い)構造となっている。
また、本実施形態の各内方突出部14は、軸線方向Xの挿入口11f側の端部に傾斜面14a(図4等参照)を有する。傾斜面14aは、後述する接点部品20の待機位置側から接触位置側へのスライド移動を案内するガイド面である。各傾斜面14aは、軸線方向Xに沿って挿入口11f側から反対側に向かうにしたがって、高さ方向Zに沿った相互の間隔が徐々に狭くなるような傾斜方向で形成される。言い換えれば、各傾斜面14aは、軸線方向Xに沿って挿入口11f側から反対側に向かうにしたがって、高さ方向Zに沿った端子挿入空間部11a側への突出量が徐々に大きくなるような傾斜方向で形成される。なお、本実施形態の各内方突出部14は、軸線方向Xの挿入口11f側とは反対側の端部にも傾斜面が形成されている。
接点部品20は、端子本体10の端子挿入空間部11a内に軸線方向Xに沿ってスライド移動可能に設けられ、相手端子Tとの接点を形成する部分である。接点部品20は、突き当て部21、弾性接触片22、及び、連結部23を有する。突き当て部21、弾性接触片22、及び、連結部23は、全体が一体で導電性を有する金属、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等によって構成される。接点部品20は、例えば、突き当て部21、弾性接触片22、及び、連結部23等の各部に対応した形状に打ち抜かれた一枚の板金をプレス及び折り曲げ成形することにより各部が立体的に一体で形成される。本実施形態の接点部品20は、弾性接触片22、及び、連結部23がそれぞれ高さ方向Zに沿って対向して一対で設けられ、全体として略Uの字型形状(略コの字型形状)に形成される。
突き当て部21は、軸線方向Xに沿って相手端子Tの雄タブ部TBの先端Ta(図1参照)を突き当て可能な部分である。突き当て部21は、板厚方向が軸線方向Xに沿う略矩形板状に形成され、高さ方向Zに沿って延在する。
弾性接触片22は、軸線方向Xに対して突き当て部21の挿入口11f側に位置し相手端子Tとの接点を形成する接点部22aが設けられ、高さ方向Zに対して弾性変形可能に形成される部分である。弾性接触片22は、上述したように、高さ方向Zに沿って対向して一対で設けられる。各弾性接触片22は、板厚方向が高さ方向Zに沿う略矩形板状に形成され、軸線方向Xに沿って延在する。各弾性接触片22は、それぞれ軸線方向Xの挿入口11f側の端部が連結部23に連結され支持される。つまり、各弾性接触片22は、軸線方向Xの挿入口11f側の端部である基端部が連結部23に連結されて支持され、軸線方向Xの挿入口11f側とは反対側の端部である先端部が自由端となる。これにより、各弾性接触片22は、連結部23に対して、高さ方向Zに沿って弾性変形可能に片持ち状に支持される。
そして、各弾性接触片22は、それぞれ接点部22aが形成される。各接点部22aは、相手端子Tと接触して当該相手端子Tとの接点を形成し導通される導通接触部を構成する部分でもある。各接点部22aは、それぞれ、軸線方向X、及び、幅方向Yに対して、弾性接触片22の略中央部に形成される。各接点部22aは、各弾性接触片22から端子挿入空間部11aの内方側に向けて突出する突起部として形成される。言い換えれば、一対の接点部22aは、各弾性接触片22から高さ方向Zに沿って相互に接近する方向に突出して形成される。ここでは、各接点部22aは、略半球状のインデントとして形成される。
連結部23は、軸線方向Xに対して突き当て部21と弾性接触片22との間に介在し当該突き当て部21と当該弾性接触片22とを連結する部分である。連結部23は、上述したように、高さ方向Zに沿って対向して一対で設けられる。各連結部23は、板厚方向が高さ方向Zに沿う略矩形板状に形成され、軸線方向Xに沿って延在する。一方の連結部23は、一方の弾性接触片22の軸線方向Xの挿入口11f側の端部と突き当て部21の高さ方向Zの一方の端部との間に介在し相互に連結される。他方の連結部23は、他方の弾性接触片22の軸線方向Xの挿入口11f側の端部と突き当て部21の高さ方向Zの他方の端部との間に介在し相互に連結される。つまり、各弾性接触片22は、軸線方向Xの挿入口11f側とは反対側の端部である基端部が突き当て部21に連結されて支持され、軸線方向Xの弾性接触片22側の端部である先端部が自由端となる。これにより、各連結部23は、突き当て部21に対して、高さ方向Zに沿って弾性変形可能に片持ち状に支持される。一対の連結部23は、高さ方向Zに対して一対の弾性接触片22を挟んで、当該一対の弾性接触片22の外側に位置する。言い換えれば、一対の弾性接触片22は、高さ方向Zに対して一対の連結部23の内側に挟まれて位置する。
また、本実施形態の各連結部23は、それぞれ段付き部23aを有して形成されている(図2、図4等参照)。一対の連結部23は、高さ方向Zに沿った間隔が当該段付き部23aにて変化するように形成される。一対の連結部23は、軸線方向Xに対して段付き部23aの挿入口11f側の部分の当該間隔が相対的に広く、段付き部23aの挿入口11f側のとは反対側の部分の当該間隔が相対的に狭くなっている。段付き部23aは、各連結部23において、当該間隔が相対的に広い部分と当該間隔が相対的に狭い部分とを繋ぐように段状に形成される。各段付き部23aは、典型的には、上述した内方突出部14の各傾斜面14aに概ね沿うように段状に形成される。
上記のように構成される接点部品20は、端子挿入空間部11a内に軸線方向Xに沿ってスライド移動可能に保持される。接点部品20は、突き当て部21が高さ方向Zに沿い、一対の弾性接触片22、及び、一対の連結部23が軸線方向Xに対して当該突き当て部21の挿入口11f側に位置し、かつ、それぞれ高さ方向Zに沿って対向する位置関係で端子挿入空間部11a内に保持される。
なお、本実施形態の端子本体10は、上記のように端子挿入空間部11a内に接点部品20を保持した状態で、当該接点部品20が端子挿入空間部11aから脱落することを防止するための脱落防止部19を有する。脱落防止部19は、図3、図4、図5に示すように、筒状接触部11の端子挿入空間部11a側に向けて突出して形成される部分である。本実施形態の脱落防止部19は、筒状接触部11の壁部11b、11dに一対で形成される。すなわち、脱落防止部19は、筒状接触部11の壁部11b、11dにそれぞれ1つずつ形成される。一対の脱落防止部19は、高さ方向Zに沿って対向して位置する。各脱落防止部19は、端子挿入空間部11a側に向けて突出し、端子挿入空間部11a側とは反対側が窪んで形成される。つまり、各脱落防止部19は、壁部11b、11dにおいて、端子挿入空間部11a側の内面が凸部状に形成され、端子挿入空間部11a側とは反対側の外面が凹部状に形成される。各脱落防止部19は、軸線方向Xに対して、各内方突出部14の挿入口11f側で、かつ、幅方向Yに対して壁部11b、11dの略中央部に形成される。各脱落防止部19は、軸線方向Xに対して各内方突出部14と間隔をあけて挿入口11fの近傍に設けられる。軸線方向Xに沿った各脱落防止部19と各内方突出部14との間隔は、各脱落防止部19と各内方突出部14との間に接点部品20の各弾性接触片22、各連結部23が収まる程度の広さとされている。またここでは、各脱落防止部19は、略半円錐形状に形成される。各脱落防止部19は、軸線方向Xに対して、頂点19a(図5参照)が挿入口11f側に位置し、底面19b(図5参照)が各内方突出部14側に位置するような位置関係で形成される。この構成により、各脱落防止部19は、軸線方向Xに対して、端子挿入空間部11a内に保持された接点部品20の挿入口11f側に位置し、各内方突出部14側の底面19bが当該接点部品20と当接可能に構成される。各脱落防止部19は、典型的には、接点部品20において、弾性接触片22と連結部23との連結部分に形成される折り返し部と当接する。
そして、本実施形態の接点部品20は、上記のように端子挿入空間部11a内に保持された状態で、軸線方向Xに沿ってスライド移動することで、内方突出部14に対して相対移動することができる。これにより、接点部品20は、端子挿入空間部11a内において、内方突出部14との相対的な位置関係に応じて定まる待機位置(図4、図6、図7、図11、図12等参照)と接触位置(図8、図9、図10等参照)とにスライド移動可能である。
端子挿入空間部11a内における接点部品20の待機位置は、図4、図6、図7、図11、図12に示すように、軸線方向Xに対して連結部23が各内方突出部14の挿入口11f側に位置し接点部22aが相手端子Tから離間して位置する位置である。より詳細には、当該待機位置は、端子挿入空間部11aの待機空間部11A内の位置である。待機空間部11Aは、端子挿入空間部11aにおいて、軸線方向Xに対して挿入口11fと各内方突出部14との間に挟まれて位置する空間部である。ここでは、待機空間部11Aは、端子挿入空間部11aにおいて、軸線方向Xに対して各脱落防止部19と各内方突出部14との間に挟まれて位置する。上述した端子挿入空間部11aの長さH2(図4、図8等参照)は、当該待機空間部11Aの高さ方向Zに沿った長さに相当する。接点部品20は、待機位置では、当該待機空間部11A内に位置し、接点部22aが相手端子Tの雄タブ部TBから離間した状態となる。
一方、端子挿入空間部11a内における接点部品20の接触位置は、図8、図9、図10に示すように、相手端子Tの先端Taが突き当て部21に突き当てられ各連結部23が各内方突出部と当接して弾性変形し接点部22aが相手端子Tと接点を形成する位置である。より詳細には、当該接触位置は、端子挿入空間部11aの接触空間部11B内の位置である。接触空間部11Bは、端子挿入空間部11aにおいて、高さ方向Zに対して一対の内方突出部14の間に挟まれて位置する空間部である。ここでは、接触空間部11Bは、軸線方向Xに対して待機空間部11Aの奥側、すなわち、挿入口11f側とは反対側に当該待機空間部11Aと連続して位置する。上述した端子挿入空間部11aの長さH1(図4、図8等参照)は、当該接触空間部11Bの高さ方向Zに沿った長さに相当する。接点部品20は、接触位置では、当該接触空間部11B内に位置し、接点部22aが相手端子Tの雄タブ部TBと接触し接点を形成した状態となる。
上記のように構成される金属端子1は、相手端子Tと接続される前の状態においては、図6に示すように、接点部品20が待機空間部11A内の待機位置に位置する。この状態から、金属端子1は、相手端子Tの雄タブ部TBが挿入口11fを介して軸線方向Xに沿って端子挿入空間部11aに挿入されると、図7に示すように、雄タブ部TBの先端Taが接点部品20の突き当て部21の挿入口11f側の面に当接し突き当てられる。この状態では、接点部品20は、待機位置に位置し、弾性接触片22の接点部22aが未だ雄タブ部TBから離間して位置している。なお、接点部品20は、当該待機位置では、弾性接触片22の接点部22a以外の部位(具体的には、接点部22aより突き当て部21側に位置する部位)が雄タブ部TBと接触した状態となっている。
そして、金属端子1は、相手端子Tの雄タブ部TBが図7の状態からさらに軸線方向Xの奥側に挿入されると、図8に示すように、突き当て部21に突き当てられた雄タブ部TBと共に接点部品20も軸線方向Xの奥側にスライド移動する。すなわち、接点部品20は、雄タブ部TBと共に各内方突出部14側、言い換えれば、一対の内方突出部14の間の接触空間部11B側にスライド移動する。ここで、端子挿入空間部11aは、上述したように、接触空間部11Bにおける高さ方向Zに沿った長さH1が待機空間部11Aにおける高さ方向Zに沿った長さH2より短い構造となっている(H1<H2)。このため、接点部品20は、このスライド移動に伴って、各連結部23の段付き部23aがそれぞれ各内方突出部14の傾斜面14aに当接、摺動し、当該傾斜面14aによって各連結部23が雄タブ部TB側に押圧される。この結果、接点部品20は、各連結部23が高さ方向Zに沿って雄タブ部TB側に弾性変形すると共に、各弾性接触片22も各連結部23の弾性変形に伴って高さ方向Zに沿って雄タブ部TB側に弾性変形する。そして、金属端子1は、接点部品20が接触空間部11B内の接触位置に至ると、接点部品20の各弾性接触片22の接点部22aが雄タブ部TBと接触し接点を形成する。これにより、金属端子1は、各接点部22aを介して接点部品20と雄タブ部TBとが導通される。また、金属端子1は、各内方突出部14を介して接点部品20と端子本体10とが導通されている。この結果、金属端子1は、端子本体10と相手端子Tとが電気的に接続され、電線Wと相手端子Tとを導通接続することができる。
そして、金属端子1は、相手端子Tの雄タブ部TBが図8の状態からさらに軸線方向Xの奥側に挿入されると、図9に示すように、接点部品20が接触空間部11B内の接触位置にてさらに奥側に押し込まれる。これにより、接点部品20は、当該接触位置では、一対の弾性接触片22が一対の内方突出部14によって高さ方向Zに沿って相手端子Tの雄タブ部TB側に押圧され一対の接点部22aを介して当該雄タブ部TBを挟持するようになる。
一方、金属端子1は、接点部品20の一対の接点部22aを介して雄タブ部TBを挟持した状態から、図10に示すように、相手端子Tの雄タブ部TBが端子挿入空間部11aから引き抜かれる場合、下記のような動作となる。この場合、金属端子1は、この状態では、内方突出部14と接点部品20との間に生じる摩擦力より、雄タブ部TBに対する接点部品20の保持力の方が未だ大きい状態にある。このため、金属端子1は、雄タブ部TBの軸線方向Xに沿った引き抜き移動に追従して接点部品20も挿入口11f側にスライド移動する。つまり、接点部品20は、図11に示すように、雄タブ部TBと共に軸線方向Xに沿って接触位置(接触空間部11B)側から待機位置(待機空間部11A)側にスライド移動する。
ここで、端子挿入空間部11aは、上述したように、待機空間部11Aにおける高さ方向Zに沿った長さH2が接触空間部11Bにおける高さ方向Zに沿った長さH1より長い構造となっている(H2>H1)。このため、接点部品20は、このスライド移動に伴って待機空間部11Aに至ると、一対の接点部22aを介して雄タブ部TBを挟持する力が相対的に小さくなり、最終的に待機空間部11A内の待機位置で雄タブ部TBから離脱することとなる。そして、金属端子1は、図12に示すように、雄タブ部TBが端子挿入空間部11aから完全に引き抜かれた状態では、上述のように、接点部品20が再び待機空間部11A内の待機位置に位置した状態となる。
以上で説明した金属端子1、端子付き電線100は、端子本体10の端子挿入空間部11a内に接点部品20が軸線方向Xに沿って待機位置と接触位置とにスライド移動可能に設けられる。接点部品20は、待機位置では、軸線方向Xに対して連結部23が端子本体10の内方突出部14の挿入口11f側に位置し、弾性接触片22の接点部22aが相手端子Tから離間して位置する。一方、接点部品20は、接触位置では、相手端子Tの先端Taが突き当て部21に突き当てられ連結部23が内方突出部14と当接して弾性変形し、弾性接触片22の接点部22aが相手端子Tと接点を形成する。この構成により、金属端子1は、例えば、端子挿入空間部11aに対して相手端子Tの挿抜が多数回繰り返された場合であっても、弾性接触片22の接点部22aの摩耗を抑制することができる。この結果、金属端子1、端子付き電線100は、適正な導通性能を確保することができ、接続信頼性の低下を抑制することができる。
より具体的には、以上で説明した金属端子1、端子付き電線100は、接点部品20の接触位置では、一対の弾性接触片22が一対の内方突出部14によって高さ方向Zに沿って相手端子T側に押圧され一対の接点部22aを介して当該相手端子Tを挟持する。この構成により、金属端子1、端子付き電線100は、接点部品20と相手端子Tとの導通をより確実に確保することができるので、より適正な導通性能を確保することができる。
また、以上で説明した金属端子1、端子付き電線100は、筒状接触部11の端子挿入空間部11a側に突出して形成された脱落防止部19が端子挿入空間部11a内の接点部品20と当接する。この構成により、金属端子1、端子付き電線100は、端子挿入空間部11a内に接点部品20を保持した状態で、当該接点部品20が端子挿入空間部11aから脱落することを防止することができるので、この点でも適正な導通性能を確保することができる。
また、以上で説明した金属端子1、端子付き電線100は、各内方突出部14が軸線方向Xの挿入口11f側の端部に傾斜面14aを有する。この構成により、金属端子1、端子付き電線100は、端子挿入空間部11aに相手端子Tが挿入され、接点部品20が待機位置側から接触位置側へスライド移動する際に、当該接点部品20のスライド移動を傾斜面14aによって円滑に案内することができる。この結果、金属端子1、端子付き電線100は、相手端子Tを端子挿入空間部11aに挿入する際に要する挿入力の増大を抑制した上で、上記のように適正な導通性能を確保することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る金属端子、及び、端子付き電線は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、筒状接触部11は、略矩形筒状(略矩形箱状)に形成されるものとして説明したがこれに限らない。筒状接触部11は、例えば、略円筒状に形成されてもよい。この場合、筒状接触部11の内部に収容される接点部品20も同様に略円筒状に形成され、これらの形状に応じて内方突出部14、弾性接触片22、連結部23等も適宜形成されればよい。
また、以上の説明では、内方突出部14、弾性接触片22、及び、連結部23は、それぞれ、交差方向としての高さ方向Zに沿って対向して一対で設けられるものとして説明したがこれに限らない。内方突出部14、弾性接触片22、及び、連結部23は、例えば、それぞれ、交差方向としての幅方向Yに沿って対向して一対で設けられてもよい。また、内方突出部14、弾性接触片22、及び、連結部23は、そもそも一対で設けられていなくてもよく、それぞれ相互に対応する位置に少なくとも1つが設けられていればよい。
また、以上の説明では、各接点部22aは、略半球状のインデントとして形成されるものとして説明したがこれに限らない。
以上の説明では、端子本体10は、脱落防止部19を有するものとして説明したがこれに限らない。また、以上の説明では、各内方突出部14は、傾斜面14aを有するものとして説明したがこれに限らない。
1 金属端子
10 端子本体
11 筒状接触部
11A 待機空間部
11B 接触空間部
11a 端子挿入空間部
11f 挿入口
14 内方突出部
14a 傾斜面
19 脱落防止部
20 接点部品
21 突き当て部
22 弾性接触片
22a 接点部
23 連結部
23a 段付き部
100 端子付き電線
T 相手端子
Ta 先端
W 電線
X 軸線方向
Y 幅方向
Z 高さ方向(交差方向)

Claims (5)

  1. 筒状に形成され挿入口を介して内部の端子挿入空間部に軸線方向に沿って相手端子が挿入される筒状接触部、及び、前記筒状接触部に設けられ前記端子挿入空間部側に突出して形成される内方突出部を有する端子本体と、
    前記端子挿入空間部内に前記軸線方向に沿ってスライド移動可能に設けられ、前記軸線方向に沿って前記相手端子の先端を突き当て可能な突き当て部、前記軸線方向に対して前記突き当て部の前記挿入口側に位置し前記相手端子との接点を形成する接点部が設けられ前記軸線方向と交差する交差方向に対して弾性変形可能である弾性接触片、及び、前記軸線方向に対して前記突き当て部と前記弾性接触片との間に介在し当該突き当て部と当該弾性接触片とを連結する連結部を有する接点部品とを備え、
    前記接点部品は、前記端子挿入空間部内において、前記軸線方向に対して前記連結部が前記内方突出部の前記挿入口側に位置し前記接点部が前記相手端子から離間して位置する待機位置と、前記相手端子の先端が前記突き当て部に突き当てられ前記連結部が前記内方突出部と当接して弾性変形し前記接点部が前記相手端子と接点を形成する接触位置とにスライド移動可能であることを特徴とする、
    金属端子。
  2. 前記内方突出部、前記弾性接触片、及び、前記連結部は、それぞれ、前記交差方向に沿って対向して一対で設けられ、
    前記接点部品は、前記接触位置では、一対の前記弾性接触片が一対の前記内方突出部によって前記交差方向に沿って前記相手端子側に押圧され一対の前記接点部を介して当該相手端子を挟持する、
    請求項1に記載の金属端子。
  3. 前記端子本体は、前記筒状接触部の前記端子挿入空間部側に突出して形成され、前記軸線方向に対して前記接点部品の前記挿入口側に位置し当該接点部品と当接する脱落防止部を有する、
    請求項1又は請求項2に記載の金属端子。
  4. 前記内方突出部は、前記軸線方向の前記挿入口側の端部に、前記接点部品の前記待機位置側から前記接触位置側へのスライド移動を案内する傾斜面を有する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の金属端子。
  5. 電線と、
    前記電線の端末に設けられる金属端子とを備え、
    前記金属端子は、
    筒状に形成され挿入口を介して内部の端子挿入空間部に軸線方向に沿って相手端子が挿入される筒状接触部、及び、前記筒状接触部に設けられ前記端子挿入空間部側に突出して形成される内方突出部を有する端子本体と、
    前記端子挿入空間部内に前記軸線方向に沿ってスライド移動可能に設けられ、前記軸線方向に沿って前記相手端子の先端を突き当て可能な突き当て部、前記軸線方向に対して前記突き当て部の前記挿入口側に位置し前記相手端子との接点を形成する接点部が設けられ前記軸線方向と交差する交差方向に対して弾性変形可能である弾性接触片、及び、前記軸線方向に対して前記突き当て部と前記弾性接触片との間に介在し当該突き当て部と当該弾性接触片とを連結する連結部を有する接点部品とを備え、
    前記接点部品は、前記端子挿入空間部内において、前記軸線方向に対して前記連結部が前記内方突出部の前記挿入口側に位置し前記接点部が前記相手端子から離間して位置する待機位置と、前記相手端子の先端が前記突き当て部に突き当てられ前記連結部が前記内方突出部と当接して弾性変形し前記接点部が前記相手端子と接点を形成する接触位置とにスライド移動可能であることを特徴とする、
    端子付き電線。
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