JP2019164751A - 無人移動ユニットおよび巡回点検システム - Google Patents

無人移動ユニットおよび巡回点検システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019164751A
JP2019164751A JP2018210646A JP2018210646A JP2019164751A JP 2019164751 A JP2019164751 A JP 2019164751A JP 2018210646 A JP2018210646 A JP 2018210646A JP 2018210646 A JP2018210646 A JP 2018210646A JP 2019164751 A JP2019164751 A JP 2019164751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
water treatment
unmanned
unit
inspection system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018210646A
Other languages
English (en)
Inventor
義尚 岸根
Yoshinao Kishine
義尚 岸根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to PCT/JP2019/009033 priority Critical patent/WO2019176710A1/ja
Priority to TW108108477A priority patent/TW201939186A/zh
Publication of JP2019164751A publication Critical patent/JP2019164751A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

【課題】水処理現場内の機器を高頻度かつ低コストに巡回点検する。【解決手段】巡回点検システムは、複数の機器が設置された水処理現場を無人移動ユニットに巡回点検させる巡回点検システムであって、巡回点検計画に沿って自律移動する自律移動手段と、検知データ及び/又は観測データを取得するデータ取得手段と、取得データを無線送信する送信手段と、を備えた無人移動ユニットと、前記無人移動ユニットから無線送信された取得データを受信して解析し、解析データを得るデータ解析装置と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ドローン等の無人移動ユニットを用いて水処理現場内の巡回点検を行う巡回点検システム及び巡回点検に用いる無人移動ユニットに関する。
水処理プラントには、多様な機器(設備)が多数備えられており、それら機器の管理が必要になる。各機器には運転状態を検知するセンサが設置されており、センサの測定結果に基づいて、適正な運転が行われるように制御される。水処理設備や、水処理プラントの付帯設備、あるいは水処理薬品を使用する産業プラントや産業設備(ボイラ、冷却塔も含む)についても運転状態を検知するセンサの測定結果に基づいて制御される。また、作業員の五感情報(視認による水漏れ塔の発見、不良の発見、異臭確認による処理不良の発見)によるトラブル防止や早期対応がなされてきた。
従来、このような水処理現場内を人員が巡視し、センサの測定値を目視確認して保守点検作業等を行っていた。しかし、水処理現場内を巡回点検するには多大な人的コストがかかり、センサ測定値を高頻度に確認することができなかった。また、人員が確認し易い箇所にセンサ(センサの測定値を表示するモニタ)を設置することが困難な場合もあった。
各機器にオンライン計器を設置し、測定結果をSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)等の監視制御装置で収集することが行われている。しかし、オンライン計器は高価であり、水処理現場内の多数の機器にそれぞれオンライン計器を設置する場合、多大なコストがかかっていた。
特許第5627550号明細書
本発明は、水処理現場内の機器を高頻度かつ低コストに巡回点検できる巡回点検システム及び無人移動ユニットを提供することを目的とする。
本発明による無人移動ユニットは、複数の機器が設置された水処理現場を巡回点検する無人移動ユニットであって、巡回点検計画に沿って自律移動する自律移動手段と、検知データ及び/又は観測データを取得するデータ取得手段と、取得データをデータ解析装置へ無線送信する送信手段と、を備えるものである。
本発明の一態様による無人移動ユニットにおいて、前記自律移動手段が自律飛行するものである。
本発明の一態様による無人移動ユニットにおいて、前記データ取得手段が下記(a1)〜(a7)のいずれか2つ以上である。
(a1)機器に取り付けられたセンサの表示画面を撮影して画像データを得るものである。
(a2)機器の大気開放部からの内部外観を撮影して画像データを得るものである。
(a3)機器の付帯配管を撮影して画像データを得るものである。
(a4)制御盤の赤外画像を撮影して画像データを得るものである。
(a5)指定場所における周囲音を集音して音声データを得るものである。
(a6)指定場所における特定種別のガスの有無を検知して検知データを得るものである。
(a7)移動経路の周辺の人を識別して撮影して画像データを得るものである。
本発明の一態様による無人移動ユニットにおいて、前記水処理現場は、水処理プラント、水処理設備、水処理プラントの付帯設備、水処理薬剤を使用する産業プラント、及び産業設備のいずれかである。
本発明による巡回点検システムは、複数の機器が設置された水処理現場を無人移動ユニットに巡回点検させる巡回点検システムであって、巡回点検計画に沿って自律移動する自律移動手段と、検知データ及び/又は観測データを取得するデータ取得手段と、取得データを無線送信する送信手段と、を備えた無人移動ユニットと、前記無人移動ユニットから無線送信された取得データを受信して解析し、解析データを得るデータ解析装置と、を備えるものである。
本発明の一態様による巡回点検システムにおいて、前記無人移動ユニットは、前記自律移動手段が自律飛行するものである無人飛行ユニットである。
本発明の一態様による巡回点検システムにおいて、前記データ取得手段が下記(a1)〜(a7)のいずれか2つ以上であることを特徴とする巡回点検システム。
(a1)機器に取り付けられたセンサの表示画面を撮影して画像データを得るものである。
(a2)機器の大気開放部からの内部外観を撮影して画像データを得るものである。
(a3)機器の付帯配管を撮影して画像データを得るものである。
(a4)制御盤の赤外画像を撮影して画像データを得るものである。
(a5)指定場所における周囲音を集音して音声データを得るものである。
(a6)指定場所における特定種別のガスの有無を検知して検知データを得るものである。
(a7)移動経路の周辺の人を識別して撮影して画像データを得るものである。
本発明の一態様による巡回点検システムにおいて、前記データ解析装置が、前記データ取得手段の前記(a1)〜(a7)にそれぞれ対応する下記(b1)〜(b7)であることを特徴とする巡回点検システム。
(b1)センサの表示値を取得するものである。
(b2)反応槽水面の発泡発生有無、スカム発生有無、汚泥界面の高さ、槽内水の色のいずれかを判定するものである。
(b3)配管からの水漏れの有無を判定するものである。
(b4)制御盤の発熱の有無を判定するものである。
(b5)指定機器の異音発生有無を判定するものである。
(b6)指定機器からの異臭有無、人体毒性ガスの発生有無、処理不良と相関あるガスの発生有無のいずれかを判定するものである。
(b7)人の身体トラブル有無を判定するものである。
本発明の一態様による巡回点検システムにおいて、前記水処理現場は、水処理プラント、水処理設備、水処理プラントの付帯設備、水処理薬剤を使用する産業プラント、及び産業設備のいずれかである。
本発明の一態様による巡回点検システムにおいて、前記無人移動ユニットは、前記自律移動手段が自律飛行するものである無人飛行ユニットであり、該無人飛行ユニットが空中静止可能なマルチコプターである。
本発明の一態様による巡回点検システムにおいて、前記巡回点検計画が、三次元移動経路、及びデータ取得手段の実行位置を含む。
本発明の一態様による巡回点検システムにおいて、前記巡回点検計画が、巡回点検開始時刻、データ取得手段の実行時刻のいずれか1つ以上をさらに含む。
本発明の一態様による巡回点検システムにおいて、前記自律移動手段が移動進路に障害物を認識した際に障害物を避ける障害物回避機能を有する。
本発明によれば、水処理現場内の機器を高頻度かつ低コストに巡回点検できる。
本発明の実施形態に係る巡回点検システムの概略図である。 ドローンによる計器撮影を示す図である。 管理装置の機能ブロック図である。 (a)(b)は無人移動ユニットの例を示す図である。 (a)(b)は無人移動ユニットの例を示す図である。 無人移動ユニットの例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る巡回点検システムの概略図である。巡回点検システムは、水処理プラント(造水プラント、下水処理場など)、水処理設備、水処理プラントの付帯設備、水処理薬剤を使用する産業プラント(製紙プロセスプラント、鉄鋼プロセスプラントなど)、産業設備(ボイラ、冷却塔など)等、複数の機器4が設置された水処理現場P内をドローン(無人移動ユニット)1が飛行・巡回するものである。ドローン1は、空中静止可能なマルチコプターであり、例えば離陸、推進に4つの回転翼を用いるクワッドコプターである。
ドローン1は、GPS(Global Positioning System)等のGNSS(Global Navigation Satellite System)からの電波によって自己位置を特定し、巡回点検計画に沿った三次元の飛行ルート(移動経路)Rを自律飛行(自律移動)する自律移動手段を備える。GNSSからの電波と共に、ドローン1の前後左右にセンサを設置し、飛行進路(移動進路)に障害物を認識した際に、障害物を自ら避けて飛行するようにしてもよい。静止衛星で構成された準天頂衛星システムからの信号を併用して、測位精度を向上させてもよい。
図2に示すように、ドローン1には、撮影装置10(データ取得手段(a1)〜(a4)、(a7)に対応)が取り付けられている。基地Bを出発したドローン1は、所定のルートRを飛行しながら複数の機器4を巡回し、例えば各機器4に設置されたセンサ40(センサ表示画面)を撮影する((a1)に対応するデータ取得)。ドローン1に、音声を収集するマイクロフォンが設けられていてもよい(データ取得手段(a5)に対応)。
また、ドローン1に特定ガスを検知するガス検知センサが設けられていてもよい(データ取得手段(a6)に対応)。
ドローン1は、撮影装置10で撮影した画像データ等の取得データを、現場解析機2や中継器3等の無線アクセスポイントを経由して監視室Mに設置された監視制御装置5へ送信する。ドローン1は、データ取得の都度、取得データ(画像データ、音声データ、検知データ)を送信してもよいし、所定のタイミングで取得データを送信してもよい。あるいはまた、基地Bに帰還した後に、ドローン1のメモリに格納されている取得データを監視制御装置5へ転送してもよい。
このような巡回点検システムが複数の水処理現場Pに設置されている場合、監視センタCの中央監視装置6で、各水処理現場Pの監視制御装置5からデータを収集し、管理してもよい。
監視制御装置5は、監視制御装置5の全体を制御する中央処理装置(CPU)、記憶部、通信部等を備えるコンピュータであり、CPUが記憶部に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを読み出して実行することにより、図3に示すように、画像取得部51、音声取得部52、画像解析部53、判定部54、音声解析部55、ガス検知情報取得部56、ガス検知情報解析部57(これら51〜57がデータ解析装置を構成)、飛行ルート設定部58及びドローン制御部59の機能を実現する。
飛行ルート設定部58は、水処理現場P内の各機器4に設置されたセンサ40の撮影位置、及びセンサ40間の移動経路を示す三次元の飛行ルートRを含む巡回点検計画を設定する。ドローン制御部59は、設定された巡回点検計画に沿って自動的に飛行ルートRを飛行し、撮影位置で撮影を行うように、ドローン1を制御する。巡回点検計画は、巡回点検開始時刻及び/又は撮影処理等データ取得の実行時刻をさらに含んでいてもよい。
画像取得部51は、ドローン1が撮影装置10を用いてセンサ40を撮影した画像データを取得する。
音声取得部52は、ドローン1がマイクロフォンを用いて集音した音声データを取得する。
画像解析部53は、画像取得部51がドローン1から取得した画像データを解析し、センサ40の表示値を取得する。
判定部54は、画像解析により取得されたセンサ表示値が、所定範囲内に収まっているか否かを判定する。
音声解析部55は、音声取得部52がドローン1から取得した音声データを解析し、機器4の異常(異常予兆)を検知する。例えば、音声データから、モータ等の回転機の異常を検知する。音声解析部55は、回転機の異常を検知するための機械学習を行った学習済みの学習器に、取得した音声データを入力することで、回転機の運転状態を示す情報を当該学習器から取得する。
画像解析部53により取得されたセンサ表示値、判定部54による判定結果、音声解析部55による検知結果等は、監視制御装置5のディスプレイに表示される。監視員は、表示された情報から水処理現場Pの運転状況を確認できる。
このように、本実施形態によれば、ドローン1が水処理現場P内を巡回し、複数の機器4に設置されたセンサ40を撮影する。水処理現場P内を巡視する人員が不要となるため、24時間、高頻度に水処理現場P内を巡回できる。また、人員が目視し難い箇所にセンサ40が設置されている場合でも、ドローン1により容易にセンサ40を撮影することができる。また、高価なオンライン計器を設置することなく、センサ表示値を取得することができる。
ドローン1は、赤外線カメラを搭載していてもよい。監視制御装置5は、撮影装置10で撮影した画像と、赤外線カメラで撮影した画像とに基づいて、漏水、火災、人員の転倒等の事故・災害の検知を行ってもよい。
上記実施形態では、ドローン1が所定のルートRを飛行する例について説明したが、運転員の任意の指示による経路を飛行してもよい。飛行ルート設定部58が、判定部54によりセンサ表示値が所定範囲内に収まっていないと判定された機器4を含む飛行ルートを設定し、ドローン制御部59が、この飛行ルートを飛行するようにドローン1を制御してもよい。ドローン1は、この機器4のセンサ表示画面や、機器4の外観等を撮影する。
また、機器4にオンライン計器が設置されている場合、オンライン計器の異常値情報に基づいて、このオンライン計器が取り付けられている機器4を含む経路を飛行し、機器4の外観等を撮影してもよい。
上記実施形態では、監視制御装置5で運転状態の監視や異常検知を行う例について説明したが、監視センタCの中央監視装置6でこれらの処理を行ってもよい。ドローン1によって取得された画像データや音声データを、インターネット等のネットワークを介して中央監視装置6へ送信してもよい。
上記実施形態では、ドローン1が機器に取り付けられたセンサの表示画面を撮影して画像データを取得したり、指定場所における周囲音を集音して音声データを取得したりする例について説明したが、他の検知データ及び/又は観測データを取得するものであってもよい。
例えば、ドローン1は、機器(例えば反応槽)の大気開放部からの内部外観を撮影して画像データを取得してもよい。この場合、監視制御装置5は、データ解析を行い、反応槽水面の発泡発生有無、スカム発生有無、汚泥界面の高さ、槽内水の色のいずれかを判定する。
ドローン1は、機器の付帯配管を撮影して画像データを取得してもよい。この場合、監視制御装置5は、データ解析を行い、配管からの水漏れの有無を判定する。
ドローン1は、制御盤の赤外画像を撮影して画像データを取得してもよい。この場合、監視制御装置5は、データ解析を行い、制御盤の発熱の有無を判定する。
ドローン1は、指定場所における特定種別のガスの有無を検知して検知データを取得してもよい。この場合、監視制御装置5のガス検知情報取得部56及びガス検知情報解析部57が、データの取得、解析を行い、指定機器からの異臭有無、人体毒性ガスの発生有無、処理不良を示唆するガス発生有無のいずれかを判定する。このとき、ガスの種類、濃度、発生場所等に基づいて、影響度を判定することもできる。
ドローン1は、飛行経路の周辺の人を識別して撮影して画像データを取得してもよい。この場合、監視制御装置5は、データ解析を行い、人の身体トラブル有無を判定する。つまり、急病や作業上の事故等で倒れている人の有無を判定する。
ドローン1は、上述の検知データ及び観測データのうち、2つ以上のデータを取得するものであることが好ましい。
上記実施形態では無人移動ユニットとして自律飛行する自律移動手段を備えるドローンを例に挙げて説明したが、他の自律移動手段を備える無人移動ユニットを使用することもできるし、2種以上の無人移動ユニットを組み合わせて使用することもできる。他の無人移動ユニットとしては例えば以下のものが挙げられる。
例えば、無人移動ユニットとして、図4(a)(b)に示すような地上走行体7を使用することができる。地上走行体7は、本体部70と、本体部70を支持するタイヤ71と、タイヤ71を回転させる駆動手段(図示略)とを備え、自律走行する。
本体部70は、地上走行体7のコントローラとして機能するコンピュータ72と、撮影装置73とを有する。撮影装置73は、伸縮部材74の先端に取り付けられている。撮影対象の高さに応じて伸縮部材74が伸びて撮影装置73が撮影を行う。走行中は、伸縮部材74を縮めておくことが好ましい。
コンピュータ72は、撮影装置73が撮影した画像からセンサ表示値を取得し、取得したデータを、現場解析機2や中継器3等の無線アクセスポイントを経由して監視制御装置5へ送信する。
例えば、水処理現場P内において、地面(床面)に特殊塗料で移動経路を描いておく。地上走行体7は、特殊塗料を検知し、移動経路に沿って正確に走行する。
地上走行体7は、地上を走行するため、低速での走行が可能である。また、ドローン1よりも積載重量を大きくすることが可能である。
無人移動ユニットとして、図5(a)(b)に示すようなレール走行体8を使用することができる。レール走行体8は、本体部80と、本体部80を支持するタイヤ81と、タイヤ81を回転させる駆動手段(図示略)とを備え、自律走行する。
本体部80は、レール走行体8のコントローラとして機能するコンピュータ82と、撮影装置83とを有する。撮影装置83は、伸縮部材84の先端に取り付けられている。撮影対象の高さに応じて伸縮部材84が伸びて撮影装置83が撮影を行う。走行中は、伸縮部材84を縮めておくことが好ましい。
コンピュータ82は、撮影装置83が撮影した画像からセンサ表示値を取得し、取得したデータを、現場解析機2や中継器3等の無線アクセスポイントを経由して監視制御装置5へ送信する。
例えば、水処理現場P内において、天井や装置フレームなどからレール86が吊り下げて固定され、レール走行体8はレール86上を走行する。レール86を高所に設置することで、レール走行体8と地上にいる作業員との接触を防止できる。また、高所の計器を容易に撮影できる。
レール走行体8は跨座式でもよいが、本体部80の大きさや重量を考慮すると、図示するような懸垂式が好ましい。
無人移動ユニットとして、図6に示すような蛇型ロボット体9を使用することができる。蛇型ロボット体9は、多数の関節91が直列に連結された蛇腹体部と、蛇腹体部を配管Pや装置フレームなどに螺旋状に巻きつけて伸び縮みしてうねりながら推進させる駆動手段(図示略)とを備え、自律走行する。例えば、各関節91は、屈曲及び伸縮の3自由度動作が可能である。
蛇腹体部にはコンピュータが設けられており、蛇腹体部の先端には撮影装置93が取り付けられている。コンピュータは、撮影装置93が撮影した画像からセンサSの表示値を取得し、取得したデータを、現場解析機2や中継器3等の無線アクセスポイントを経由して監視制御装置5へ送信する。
蛇型ロボット体9は、装置間の狭い隙間や、段差のある設置現場においても移動可能である。蛇型ロボット体9は、装置上を直接移動するため、地上にいる作業員との接触を防止できる。また、高所の計器を容易に撮影できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明における画像とは静止画であってもよいし、動画(静止画動画含む)であってもよい。
本発明は、定例の巡回点検の他、処理不良などの運転トラブルの発生時に原因究明のために用いることや、火災や地震等の災害が発生した際の水処理現場の状況把握に用いることもできる。
1 ドローン
2 現場解析機
3 中継器
4 機器
5 監視制御装置
6 中央監視装置
7 地上走行体
8 レール走行体
9 蛇型ロボット体
10 撮影装置
40 センサ

Claims (13)

  1. 複数の機器が設置された水処理現場を巡回点検する無人移動ユニットであって、
    巡回点検計画に沿って自律移動する自律移動手段と、
    検知データ及び/又は観測データを取得するデータ取得手段と、
    取得データをデータ解析装置へ無線送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする無人移動ユニット。
  2. 請求項1において、前記自律移動手段が自律飛行するものであることを特徴とする無人移動ユニット。
  3. 請求項1または2において、前記データ取得手段が下記(a1)〜(a7)のいずれか2つ以上であることを特徴とする無人移動ユニット。
    (a1)機器に取り付けられたセンサの表示画面を撮影して画像データを得るものである。
    (a2)機器の大気開放部からの内部外観を撮影して画像データを得るものである。
    (a3)機器の付帯配管を撮影して画像データを得るものである。
    (a4)制御盤の赤外画像を撮影して画像データを得るものである。
    (a5)指定場所における周囲音を集音して音声データを得るものである。
    (a6)指定場所における特定種別のガスの有無を検知して検知データを得るものである。
    (a7)移動経路の周辺の人を識別して撮影して画像データを得るものである。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記水処理現場は、水処理プラント、水処理設備、水処理プラントの付帯設備、水処理薬剤を使用する産業プラント、及び産業設備のいずれかであることを特徴とする無人移動ユニット。
  5. 複数の機器が設置された水処理現場を無人移動ユニットに巡回点検させる巡回点検システムであって、
    巡回点検計画に沿って自律移動する自律移動手段と、検知データ及び/又は観測データを取得するデータ取得手段と、取得データを無線送信する送信手段と、を備えた無人移動ユニットと、
    前記無人移動ユニットから無線送信された取得データを受信して解析し、解析データを得るデータ解析装置と、
    を備える巡回点検システム。
  6. 請求項5において、前記無人移動ユニットは、前記自律移動手段が自律飛行するものである無人飛行ユニットであることを特徴とする巡回点検システム。
  7. 請求項5または6において、前記データ取得手段が下記(a1)〜(a7)のいずれか2つ以上であることを特徴とする巡回点検システム。
    (a1)機器に取り付けられたセンサの表示画面を撮影して画像データを得るものである。
    (a2)機器の大気開放部からの内部外観を撮影して画像データを得るものである。
    (a3)機器の付帯配管を撮影して画像データを得るものである。
    (a4)制御盤の赤外画像を撮影して画像データを得るものである。
    (a5)指定場所における周囲音を集音して音声データを得るものである。
    (a6)指定場所における特定種別のガスの有無を検知して検知データを得るものである。
    (a7)移動経路の周辺の人を識別して撮影して画像データを得るものである。
  8. 請求項7において、前記データ解析装置が、前記データ取得手段の前記(a1)〜(a7)にそれぞれ対応する下記(b1)〜(b7)であることを特徴とする巡回点検システム。
    (b1)センサの表示値を取得するものである。
    (b2)反応槽水面の発泡発生有無、スカム発生有無、汚泥界面の高さ、槽内水の色のいずれかを判定するものである。
    (b3)配管からの水漏れの有無を判定するものである。
    (b4)制御盤の発熱の有無を判定するものである。
    (b5)指定機器の異音発生有無を判定するものである。
    (b6)指定機器からの異臭有無、人体毒性ガスの発生有無、処理不良と相関あるガスの発生有無のいずれかを判定するものである。
    (b7)人の身体トラブル有無を判定するものである。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項において、前記水処理現場は、水処理プラント、水処理設備、水処理プラントの付帯設備、水処理薬剤を使用する産業プラント、及び産業設備のいずれかであることを特徴とする巡回点検システム。
  10. 請求項5〜9のいずれか1項において、前記無人移動ユニットは、前記自律移動手段が自律飛行するものである無人飛行ユニットであり、該無人飛行ユニットが空中静止可能なマルチコプターであることを特徴とする巡回点検システム。
  11. 請求項5〜10のいずれか1項において、前記巡回点検計画が、三次元移動経路、及びデータ取得手段の実行位置を含むことを特徴とする巡回点検システム。
  12. 請求項11において、前記巡回点検計画が、巡回点検開始時刻、データ取得手段の実行時刻のいずれか1つ以上をさらに含むことを特徴とする巡回点検システム。
  13. 請求項5〜12のいずれか1項において、前記自律移動手段が移動進路に障害物を認識した際に障害物を避ける障害物回避機能を有することを特徴とする巡回点検システム。
JP2018210646A 2018-03-14 2018-11-08 無人移動ユニットおよび巡回点検システム Pending JP2019164751A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/009033 WO2019176710A1 (ja) 2018-03-14 2019-03-07 無人移動ユニットおよび巡回点検システム
TW108108477A TW201939186A (zh) 2018-03-14 2019-03-13 無人移動單元以及巡迴點檢系統

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018046838 2018-03-14
JP2018046838 2018-03-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019164751A true JP2019164751A (ja) 2019-09-26

Family

ID=68066160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018210646A Pending JP2019164751A (ja) 2018-03-14 2018-11-08 無人移動ユニットおよび巡回点検システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2019164751A (ja)
TW (1) TW201939186A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019219863A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 オムロン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
CN111627128A (zh) * 2020-06-29 2020-09-04 天津市三特电子有限公司 适用于具有风口结构炉体的巡检方法及其智能巡检***
JP2021071304A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社日立製作所 腐食検知システム
JP6899108B1 (ja) * 2020-11-12 2021-07-07 株式会社センシンロボティクス 計器指示値読取方法及び管理サーバ、計器指示値読取システム、プログラム
CN113359829A (zh) * 2021-06-10 2021-09-07 西安图迹信息科技有限公司 一种基于大数据的无人机电厂智能巡检方法
JP2021149670A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 水ing株式会社 水処理施設の巡回点検方法
JP2021149669A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 水ing株式会社 水処理施設の運転管理方法及び運転管理システム
CN114326778A (zh) * 2020-10-09 2022-04-12 丰田自动车株式会社 控制装置、无人航空机以及方法
CN114526450A (zh) * 2022-02-24 2022-05-24 成都秦川物联网科技股份有限公司 基于物联网的天然气场站报警三维模拟***
CN116038652A (zh) * 2023-01-13 2023-05-02 中南大学 稀土矿原地溶浸采矿注液孔管道巡检机器人及巡检方法
JP7483599B2 (ja) 2020-12-24 2024-05-15 株式会社クボタ 処理設備の監視システム及び飛行体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7353259B2 (ja) * 2020-12-15 2023-09-29 三菱電機株式会社 回転機の監視制御システム

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60218120A (ja) * 1984-04-13 1985-10-31 Toshiba Corp ロボツト
JP3323157B2 (ja) * 1999-07-21 2002-09-09 鹿島建設株式会社 水処理状態監視装置
JP2002352367A (ja) * 2001-05-25 2002-12-06 Osaka Gas Co Ltd 異常処置支援方法、異常処置支援システム、中央装置、及びコンピュータプログラム
JP2005265687A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Kurita Water Ind Ltd 状態監視装置
JP2008200770A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Toshiba Corp ロボットおよびその制御方法
JP2016197404A (ja) * 2015-03-25 2016-11-24 横河電機株式会社 産業プラントを監視するシステムおよび方法
JP2016218813A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 株式会社日立製作所 下水管路施設の点検システム
JP2017059955A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 ツネイシホールディングス株式会社 撮像システム及びコンピュータプログラム
JP2017131019A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 中国電力株式会社 送電設備の点検システム
WO2017199940A1 (ja) * 2016-05-16 2017-11-23 株式会社日水コン 管路内壁の調査装置およびコンピュータプログラム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60218120A (ja) * 1984-04-13 1985-10-31 Toshiba Corp ロボツト
JP3323157B2 (ja) * 1999-07-21 2002-09-09 鹿島建設株式会社 水処理状態監視装置
JP2002352367A (ja) * 2001-05-25 2002-12-06 Osaka Gas Co Ltd 異常処置支援方法、異常処置支援システム、中央装置、及びコンピュータプログラム
JP2005265687A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Kurita Water Ind Ltd 状態監視装置
JP2008200770A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Toshiba Corp ロボットおよびその制御方法
JP2016197404A (ja) * 2015-03-25 2016-11-24 横河電機株式会社 産業プラントを監視するシステムおよび方法
JP2016218813A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 株式会社日立製作所 下水管路施設の点検システム
JP2017059955A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 ツネイシホールディングス株式会社 撮像システム及びコンピュータプログラム
JP2017131019A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 中国電力株式会社 送電設備の点検システム
WO2017199940A1 (ja) * 2016-05-16 2017-11-23 株式会社日水コン 管路内壁の調査装置およびコンピュータプログラム

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019219863A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 オムロン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP7006523B2 (ja) 2018-06-19 2022-01-24 オムロン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2021071304A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 株式会社日立製作所 腐食検知システム
JP7287879B2 (ja) 2019-10-29 2023-06-06 株式会社日立製作所 腐食検知システム
JP7451251B2 (ja) 2020-03-19 2024-03-18 水ing株式会社 水処理施設の巡回点検システム、無人移動ユニット及びプログラム
JP2021149670A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 水ing株式会社 水処理施設の巡回点検方法
JP2021149669A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 水ing株式会社 水処理施設の運転管理方法及び運転管理システム
JP7422573B2 (ja) 2020-03-19 2024-01-26 水ing株式会社 災害発生時における水処理施設の運転管理方法及び運転管理システム
CN111627128A (zh) * 2020-06-29 2020-09-04 天津市三特电子有限公司 适用于具有风口结构炉体的巡检方法及其智能巡检***
CN111627128B (zh) * 2020-06-29 2024-05-31 天津市三特电子有限公司 适用于具有风口结构炉体的巡检方法及其智能巡检***
CN114326778B (zh) * 2020-10-09 2024-02-23 丰田自动车株式会社 控制装置、无人航空机以及方法
CN114326778A (zh) * 2020-10-09 2022-04-12 丰田自动车株式会社 控制装置、无人航空机以及方法
JP6899108B1 (ja) * 2020-11-12 2021-07-07 株式会社センシンロボティクス 計器指示値読取方法及び管理サーバ、計器指示値読取システム、プログラム
JP2022077942A (ja) * 2020-11-12 2022-05-24 株式会社センシンロボティクス 計器指示値読取方法及び管理サーバ、計器指示値読取システム、プログラム
JP7483599B2 (ja) 2020-12-24 2024-05-15 株式会社クボタ 処理設備の監視システム及び飛行体
CN113359829A (zh) * 2021-06-10 2021-09-07 西安图迹信息科技有限公司 一种基于大数据的无人机电厂智能巡检方法
CN113359829B (zh) * 2021-06-10 2022-12-09 西安图迹信息科技有限公司 一种基于大数据的无人机电厂智能巡检方法
CN114526450A (zh) * 2022-02-24 2022-05-24 成都秦川物联网科技股份有限公司 基于物联网的天然气场站报警三维模拟***
CN116038652A (zh) * 2023-01-13 2023-05-02 中南大学 稀土矿原地溶浸采矿注液孔管道巡检机器人及巡检方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201939186A (zh) 2019-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019164751A (ja) 無人移動ユニットおよび巡回点検システム
WO2019176710A1 (ja) 無人移動ユニットおよび巡回点検システム
US20180329433A1 (en) Self-localized mobile sensor network for autonomous robotic inspection
JP4475632B2 (ja) 無人飛行体を用いた送電線点検システム
KR102553453B1 (ko) 전력설비 감시용 무인 진단장치 및 방법
JP2017154577A (ja) 無人航空機を用いた施設内点検システム
EP2509864A2 (en) Unmanned aerial vehicle
WO2020218066A1 (ja) 検査システム
JP2019036269A (ja) 無人小型飛行体の飛行制御方法、内部空間の状況及びその壁面状況の点検方法
JP2019032684A (ja) 巡視点検システム
US11551345B1 (en) Repetitive video monitoring of industrial equipment by mobile data acquisition units
KR20210010260A (ko) 환경오염 진단을 위한 오염물질 샘플링용 드론
JP2005265710A (ja) 無人飛行体を用いた送電線点検システムおよび方法
JP2020180960A (ja) 検査システムおよび検査用無人飛行体
JP2021149669A (ja) 水処理施設の運転管理方法及び運転管理システム
JP2022037709A (ja) 無人巡視点検装置および無人巡視点検システム
KR101634336B1 (ko) 함정내 손상통제 시스템 및 손상통제 방법
JP6733925B2 (ja) 無人小型飛行体を用いた点検方法及びこれに用いる無人小型飛行体
JP7451251B2 (ja) 水処理施設の巡回点検システム、無人移動ユニット及びプログラム
CN115857536A (zh) 针对车间设备的无人机智能巡检方法、装置、设备及介质
KR102396189B1 (ko) 인프라 시설물의 피해 감시 시스템
KR20210071863A (ko) 플랜트 크랙 진단을 위한 인공지능 드론 플랫폼 시스템
KR20220129791A (ko) 드론을 이용한 환경 오염 관리 시스템
JP2021170283A (ja) 建築物検査装置
JP7273688B2 (ja) 漏水監視システム及び漏水監視方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200728