JP2019093550A - 画像形成装置、外部装置およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、外部装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像を読み取った読取結果に基づいて画像の良否判定を行う際に、画像の異常ありの後の動作を適正に設定することを可能にする。【解決手段】記録媒体に画像を形成する画像形成部と、ジョブに基づいて前記画像形成部でジョブの出力を実行させる制御部を有し、前記制御部は、さらに、記録媒体の画像を読み取った読取結果を取得して画像の良否判定を行うことができ、前記判定において異常ありの判定がされた場合に画像形成を停止または継続するかの動作を、予め所定の条件に応じて選択して設定することを可能にする。【選択図】図3

Description

この発明は、記録媒体の画像を読み取った読取結果によって画像の良否判定を行うことができる画像形成装置、外部装置およびプログラムに関するものである。
複写機、プリンター、複合機などの画像形成装置の分野では、用紙の画像を読み取った画像読取データを用いて、画像の異常や画質調整の判定を行うヤレ自動検出機能を有する装置が知られている。例えば、読取画像と印刷用の画像データなどの正解画像とを比較して、正解画像と一致するか判定することによって、汚れや色ずれ、位置ずれ等の異常判定をしたり、故障診断機能によりスジの情報などを検出して機械の故障部分を診断したりすることが行われている。また、用紙の挿入紙や断裁代などに調整用画像を印刷し、これを読み取って画質の調整を行う装置が知られており、調整用画像を読み取る場合にも、調整不能などによって異常を判定することができる。これらの動作において異常があった場合をヤレといい、異常があった用紙はヤレ紙と称されている。
ヤレ自動検出機能において、ヤレを自動検出した後の動作として、以下のような例がある。
1.印刷を即断する(特許文献1など)
特許文献1では、出力物に形成された画像を読み取り、比較画像データと出力画像データとを比較して同一か否かを判別し、同一でないと判別した場合、ジョブデータに基づくプリント出力に関する動作を停止させる
2.ヤレ紙の排紙位置をシフトまたは挿入紙を入れて、続けて印刷する(特許文献2など)
特許文献2では、検品の結果、印刷結果が正常でないと判断された箇所を明示するための挿入紙を効率よく設定する。
3.他排紙トレイ(サブトレイなど)へ続けて印刷する(特許文献3など)
特許文献3では、ジョブ処理で綴じ処理が指定されていても、検品処理で正常でないと判定されるシートに対する綴じ処理を実行することなく、第1の排紙先に排紙し、かつ、前記正常な画像でないと検品したシートより後に給紙するシートを第2の排紙先に排紙する。
4.サーバーを介して他の画像形成装置へ印刷の続きを指示する(特許文献4、5など)
特許文献4では、複数の画像形成装置または複数の情報処理装置と通信するサーバー装置において、シートに印刷された画像を検品して算出した検品情報を各画像形成装置から取得し、検品レベルに適応した画像形成装置に当該印刷ジョブを割り振る。
特許文献5では、複数画像形成装置と通信するサーバー装置において、ヤレ紙が発生した際の再印刷指示を別画像形成装置へ指示する。
特開2012−161974号公報 特開2012−236343号公報 特開2012−236281号公報 特開2015−230688号公報 特開2015−230700号公報
特許文献1では、厳密な検品が必要で、ヤレがある場合即断して確認したい場合に有効である。
特許文献2、3では、即断する環境ではなく、出力後に確認する環境に適しており、出力後に確認+差し替えを行えるようにする場合に有効である。
特許文献4、5では、複数の画像形成装置を接続している場合に有効である。但し、単一画像処理装置のときは実施できない。
上記のように実際にヤレを検知した後の動作は複数あるが、最も効率のいい動作はユーザーの状況によって異なる。
特にユーザーの環境、ジョブの種類、ジョブの印刷総枚数や残枚数、検出したヤレ情報によって異なる。
例えば、ユーザーによっては即断してヤレ紙を確認する、または取りあえず全て出力後に確認するような作業環境が望ましい。ジョブの種類によっては即断して厳密に確認作業を即必要とするべき場合もあり、そのような必要がない場合もある。
また、残枚数があとわずかでヤレを検知した場合にはジョブを止めることなく取りあえず出力したいと考える場合があり、総枚数が多いジョブであると頻繁に即断されるとわずらわしいので、取りあえず全て出力してから確認したいと考える場合もある。
また、明らかに色出力不良のヤレの場合は即断停止して確認作業が必要になるが、スジやホタル等のヤレの場合は用紙特有の問題もあるので、ユーザーによっては即断せず最後まで出力した後で確認したいと考える場合もある。
以上のように、ヤレ検出時に特定の動作のみを行うものとすると、却って生産性が低下したり、不都合になったりする場合がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、条件に応じて画像の異常ありの場合にユーザーが望むような適切な動作を行うことを可能にする画像形成装置、外部装置およびプログラムを提供することを可能にする。
上記課題を解決するため、本願発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
ジョブに基づいて前記画像形成部でジョブの出力を実行させる制御部を有し、
前記制御部は、さらに、記録媒体の画像を読み取った読取結果を取得して画像の良否判定を行うことができ、前記判定において異常ありの判定がされた場合に画像形成を停止または継続するかの動作を、予め所定の条件に応じて、選択して設定することを可能にする。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記設定を、ジョブの出力開始前、出力開始時またはジョブ出力中に行うことを可能にする。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記所定の条件がジョブ単位である。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記設定をジョブ情報に紐付け、ジョブ情報に紐付けた前記設定を変更可能にする。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記所定の条件が、ジョブの複数部数印刷であり、
前記制御部は、部数区切りで停止するか、最終ページまで出力するかを選択して設定することを可能にする。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記設定で継続する動作の選択がされている場合、ジョブ出力中に動作切り替えを設定可能にする。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記所定の条件がジョブの中断である。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、ジョブの中断後、ジョブの継続が選択されると、前記設定の切り替えを可能にする。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記所定の条件は、ジョブの所定の残り枚数である。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記所定の残り枚数の設定を可能にする。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記所定の条件は、ジョブの所定の総枚数である。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記所定の総枚数の設定を可能にする。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記所定の条件が、画像異常の種類である。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、画像異常の種類毎に前記設定を行うことを可能にする。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記設定において「継続する」が選択されている場合に、記録媒体の同一箇所に同一の異常情報を含むことが所定の頻度で発生した場合、強制的に即断停止する。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、強制的に即断停止する所定の頻度の閾値を設定可能にする。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、記録媒体の画像を読み取る画像読取部を備えることを。
他の画像形成装置の発明は、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記判定において異常ありの判定がされた場合に画像形成を停止するか継続するかの動作に関し、予め、機械設定により共通設定するか、所定の条件に応じて選択して設定するかを選択可能にする。
上記課題を解決するため本発明の外部装置のうち第1の形態は、ジョブに基づいて画像形成部でジョブの出力を実行する画像形成装置に接続される外部装置であって、
前記画像形成装置に対し前記画像形成部に対する動作を指示可能な外部装置制御部を有し、
前記外部装置制御部は、記録媒体の画像を読み取った読取結果を取得して画像の良否判定を行うことができ、前記判定において異常ありの判定がされた場合に、所定の条件に応じて画像形成を停止または継続するかの動作制御を、予め選択して設定することを可能にする。
上記課題を解決するため本発明のプログラムのうち第1の形態は、ジョブに基づいて画像形成部で実行されるジョブの出力を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
記録媒体の画像を読み取った読取結果を取得して画像の良否判定を行い、前記判定において異常ありの判定がされた場合に画像形成を停止または継続するかの動作制御を、予め、所定の条件に応じて、選択して設定することを可能にするように前記制御部で実行させる。
以上説明したように、本発明によれば、読取結果に基づく判定で画像の異常がある場合、所定の条件に応じて動作をどのように行うかを設定することを可能にし、例えばユーザーが望む動作を行うことが可能になる効果がある。
本発明の一実施形態における画像形成装置の機械的な概略を示す図である。 同じく、制御ブロックを示す図である。 同じく、ヤレ検知後の動作設定画面の例を示す図である。 同じく、ジョブ毎にヤレ検知後の動作設定を行う手順を説明するフローチャートである。 同じく、ジョブ毎にヤレ検知後の動作設定を行う動作設定画面を示す図である。 同じく、ジョブ毎のヤレ検知後の動作設定を一括に設定する手順を示すフローチャートである。 同じく、ジョブ毎のヤレ検知後の動作設定を一括に設定する動作選択設定画面を示す図である。 他の実施形態において、ジョブ毎の動作選択設定をジョブ情報に紐付けて設定する設定画面を示す図である。 他の実施形態において、ジョブを中断した際に表示される動作設定画面を示す図である。 同じく、ジョブの中断後、継続が選択された際に表示される動作設定画面を示す図である。 同じく、ジョブの中断後、継続が選択された際に動作の設定が行われる手順を示す図である。 他の実施形態において、ヤレ検知後の共通設定、ヤレ検知後のジョブの残り枚数に応じた設定、ジョブの総枚数に応じた設定を可能にする動作設定画面を示す図である。 他の実施形態において、ヤレ検知後の共通設定、ヤレ検知時のヤレ情報に応じたヤレ検知後の動作の設定、ヤレ検知後の継続の際に、連続ヤレ情報が続く際の即断停止の設定を可能にする動作設定画面を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
画像形成装置1は、図1に示すように、前段側に装置本体10を備え、装置本体10の後段に中継装置20が位置し、中継装置の後段に読取装置30が位置している。各装置および装置本体は機械的および電気的に接続されており、装置および本体間での通信および用紙の搬送が可能となっている。
装置本体10は、筺体の下部側には、用紙を収納する給紙部12が備えられている。給紙部12は、収納された用紙を搬送路13に供給する。用紙は、本発明の記録媒体に相当する。
なお、本発明としては、記録媒体の材質は紙に限定されるものではなく、布やプラスチックなどからなる記録媒体を用いることができる。
装置本体10の内部には、搬送路13が設けられており、給紙部12から供給される用紙を下流側に搬送する。
搬送路13の中途には、画像形成部110が設けられている。画像形成部110は、各色用に、感光体11aを有している。各色用の感光体11aの周囲には、反時計回りの方向の順に、帯電部11b、露光部11c、現像部11d、およびクリーニング部11eが設けられている。感光体11aは、現像部11dとクリーニング部11eとの間で中間転写ベルト11fに接触している。
なお、図では、1つの色用に備えられた感光体、帯電部、露光部、現像部について符号を付しているが、他の色用においても同様の構造を有しており、中間転写ベルトに沿って備えられている。各色としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックなどを挙げることができる。
中間転写ベルト11fは、二次転写部11gにおいて搬送路13上の用紙に接触することができる。搬送路13において二次転写部11gの搬送方向下流側の位置に定着器11hが備えられている。
画像形成部110において用紙に画像を形成する場合、感光体11aの表面を帯電部11bによって帯電した後に、露光部11cによって感光体11aの表面に、画像データに応じた潜像を形成する。その後、形成された潜像を現像部11dによって現像してトナー像とする。感光体11a上のトナー像は、中間転写ベルト11fに転写される。これらの動作は他色用の感光体11a上においても同様に行われ、各色のトナー像が重ねて中間転写ベルト11fに転写される。中間転写ベルト11f上のトナー像は、二次転写部11gにおいて用紙に転写され、転写された用紙の画像は定着器11hにより加熱されて定着される。
定着器11hの下流側では、搬送路13から反転搬送路13aが分岐している。反転搬送路13aには待避経路13bが設けられており、反転部に送り込まれた用紙の先後が変わって表裏面が反転する。反転搬送路13aの下流側は、画像形成部110よりも上流側の位置で搬送路13に合流している。
用紙の裏面へ画像を形成する場合は、定着器11hを経た用紙が反転搬送路13aに導入され、待避経路13bに送られて用紙の先後を入れ替えて用紙の表裏が反転された状態で搬送路13の上流側に環流され、画像形成部110において用紙の裏面側に画像形成が行われる。
用紙の表裏の反転のみを行う場合は、用紙を反転搬送路13aに導入し、表裏が反転された状態でそのまま定着器11hの下流側の搬送路13に搬送する。
用紙の表裏の反転または裏面への画像形成を行わない場合は、用紙を反転搬送路13aに送ることなくそのままストレートで搬送する。
装置本体10は、筐体の上部に、情報の表示および操作入力の受付を行う操作部140を備えている。操作部140は、各種の操作画面を表示可能なタッチパネル式のLCDを有しており、LCDは表示部141として機能する。
装置本体10の筐体の上部には、さらに、自動原稿給送部(ADF)135を備えている。自動原稿給送部(ADF)135は、セットされた原稿を自動で給送することができ、給送される原稿はスキャナー部130のCCDによって読み取りが行われる。
また、装置本体10の上部にはプラテンガラス137が備えられており、原稿の読み取りは、プラテンガラス上に原稿をセットすることによっても行うことができる。
なお、スキャナー部130は、原稿を読み込むために用いられるが、出力された印刷部の画像を読み込むものに使用することができる。この場合、スキャナー部130は本発明の画像読取部に相当する。
搬送路13は、後段の中継装置20の搬送路23に接続されており、装置本体10から排出される用紙は中継装置20の搬送路23に搬送される。中継装置20では、搬送路23は後段の読取装置30の搬送路33に接続されており、中継装置20を経た用紙は、搬送路23を介して後段の読取装置30に導入される。
装置本体10には、画像形成装置1全体の制御を行う画像制御部100を有している。画像制御部100は、CPUやCPUで動作するプログラム、各種の設定パラメータやワークエリアなどとなる記憶部などによって構成されている。画像制御部100では、後述する画像読取部の読取結果を取得して画像の良否判定を行うことができる。さらには、異常ありの判定がされた場合に、画像形成を停止するか継続するかの動作を、予め所定の条件に応じて選択して設定することを可能にする。
読取装置30は、搬送路33の途中に、用紙の上面の画像を読み取る画像読取部32が備えられている。画像読取部32は、搬送路33で送られる用紙の上面の画像を読み取る。
画像読取部32は、例えば、CMOSセンサーやCCDセンサー等のラインセンサーにより構成することができ、測色計を用いるものであってもよい。
搬送路33は、画像読取部32の下流側で反転搬送路34が分岐しており、反転搬送路34の途中には、待避搬送路34Aが分岐している。反転搬送路34は、待避搬送路34Aの分岐位置よりも下流側で画像読取部32の上流側となる位置で搬送路33に接続されている。
用紙の裏面側の読み取りを行う場合は、画像読取部32を過ぎた位置で反転搬送路34に用紙を導入し、待避搬送路34Aに一端用紙を送った後、用紙の先後を入れ替えた状態で反転搬送路34の下流側に用紙を搬送する。反転搬送路34を経た用紙は、用紙の表裏が反転した状態で搬送路33に環流し、先に画像を読み取った面と反対側の用紙面において画像の読み取りを行うことができる。これら一連の動作によって用紙の表裏の画像を読み込むことができる。
また、用紙の表裏反転を行わず、搬送路33の上下に少なくとも二つの画像読取部を設けることで、搬送路33を搬送される用紙の表裏面の画像を読み取ることを可能にしてもよい。複数の画像読取部を備える場合、種類の異なるものを設置するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、読取装置30内に画像読取部32が設けられているものとしているが、画像読取部の位置は読取装置30に設けられているものに限定されず、例えば装置本体10や中継装置20内に画像読取部が設けられていてもよい。
読取装置30には、画像の読み取りなど、読取装置30全体の制御を行う読取制御部300を有している。読取制御部300は、CPUやCPUで動作するプログラム、各種の設定パラメータやワークエリアなどとなる記憶部などによって構成されている。
画像読取部32で取得した読み取りデータは、読取結果として読取装置30に備えられている読取制御部300を介して画像制御部100に送られる。画像の良否判定や各種の調整に用いられる。読取装置30から排出される用紙は、排紙トレイ35に排紙される。
なお、この実施形態では、画像の良否判定は、画像制御部100で行うものとして説明したが、読取結果を、読取制御部300で画像の良否判定を行ってもよい。良否判定の結果は装置本体の画像制御部に送られ、画像制御部において画像形成動作の制御を行うことができる。異常ありの判定がされた場合に画像形成を停止するか継続するかの動作を、予め所定の条件に応じて選択して設定する動作については、読取装置30で行ってもよく、装置本体10において行ってもよい。この場合には、読取制御部300と画像制御部100とが協働して本発明の制御部として機能する。
また、読取制御部300で画像の良否判定を行い、異常ありの判定がされた場合に画像形成を停止するか継続するかの動作を、予め所定の条件に応じて選択してその設定を読取装置30で行う場合、読取装置30は、本発明の外部装置に相当し、読取制御部300は本発明の外部装置制御部に相当する。この例では読取制御部300は、装置本体10に対し、画像形成の動作について前記設定に基づいて制御指令を行う。
なお、本発明の画像形成装置1の構成は、上記構成に限定されず、他の装置をさらに備えるものであってもよい。例えば、装置本体10の前段に用紙を給紙する給紙装置が備えられていてもよく、読取装置30の後段に後処理装置が備えられていてもよい。また、装置本体10のみによって画像形成装置1を構成し、中継装置20と読取装置30とともに画像形成システムを構成するものとしてもよい。また、中継装置20を有していない構成としてもよい。
次に、画像形成装置1および周辺の装置の制御ブロックを図2に基づいて説明する。
図2に示すように、画像形成装置1は、装置本体10において、画像制御部100、記憶部101、画像生成部108、画像処理部109、画像形成部110、履歴保存部120、操作部140、表示部141、通信部160を備えている。
読取装置30では、画像読取部32、読取制御部300を備えている。
また、画像形成装置に接続される装置として、外部装置4を有しており、外部装置4には、記憶部40と外部装置制御部400とを有している。外部装置4は、通信部160に接続されたネットワーク3によって接続されている。接続は、ネットワークではなく、通信ケーブルなどでもよく、接続は有線、無線を問わない。
画像制御部100は、前述したように、CPUと、作業領域であるRAMなどを備えて構成され、記憶部101から各種プログラムを読み出して実行することにより、画像形成部など画像形成装置の各部を制御する。記憶部101には、画像制御部100により読み取り可能であり、プログラムや、プログラムの実行時に用いられる設定ファイル、画像データなどを記憶しており、画像メモリや不揮発メモリ、HDDなどが備えられている。記憶部101が画像制御部100に含まれるものであってもよい。画像読取部32により生成された読取画像データを読取結果として取得して、用紙上に形成された画像が異常か正常かの良否を判定することができる。
画像制御部100の制御では、画像生成部108やスキャナー部130により生成され、記憶部101に保持されたRIP画像データなどの原画像を、画像処理部109により画像処理して、画像処理後の印刷画像データに基づいて、画像形成部110により用紙上に画像を形成する。
操作部140は、ユーザーの操作に応じた操作信号を生成し、画像制御部100に出力する。操作部140としては、キーパッド、表示部141と一体に構成されたタッチパネル等を用いることができる。
表示部141は、画像制御部100の指示に従って操作画面等を表示する。表示部141としては、LCD、OELD(Organic Electro Luminescence Display)などを用いることができる。表示部141では、読取結果であるスキャン画像や画像の異常判定後の動作を設定する動作設定画面などを表示することができる。
通信部160は、ネットワーク上の外部装置、例えばユーザー端末、サーバー、他の画像形成装置等と通信可能にする。
通信部160は、ユーザー端末からネットワークを介して、画像を形成する指示内容がページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたベクトルデータなどを受信することができ、また、画像形成装置を管理する管理装置から制御信号を受信するようにしてもよい。
画像生成部108は、通信部160により受信したベクトルデータをラスタライズ処理し、ビットマップ形式の原画像データを生成する。原画像データは、上記したようにスキャナー部130による原稿読取によっても取得できる。原画像データは、各画素がC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の4色の画素値を有する。画素値は画像の濃淡を表すデータ値であり、例えば8bitのデータ値は0〜255階調の濃淡を表す。
画像処理部109は、記憶部101などから原画像データを読み出して、画像の回転、拡大、縮小、ページ番号の付加、ページ集約等のレイアウト処理、細線化処理、濃度補正処理、疑似的に中間調を再現する中間調処理等の各種画像処理を施す。
画像形成部110は、画像処理部109により画像処理された原画像データの各画素の4色の画素値に応じて、C、M、Y及びKの4色からなる画像を用紙上に形成する。
画像形成部110は、図1に示すように、4つの書込みユニット、中間転写ベルト11f、二次転写部11g、定着器11hを備えている。
4つの書込みユニットは、中間転写ベルト11fのベルト面に沿って直列(タンデム)に配置され、C、M、Y及びKの各色の画像を形成する。各書込みユニットは形成する画像の色が異なるだけで構成は同じであり、図1に示すように、感光体11a、帯電部11b、露光部11c、現像部11d、クリーニング部11eを備えている。
画像形成時、各書込みユニットでは、帯電部11bにより感光体11aを帯電させた後、原画像データに基づいて露光部11cにより静電潜像を形成する。現像部によりトナー等の色材を供給して現像すると、感光体11a上に画像が形成される。
4つの書込みユニットの感光体11a上にそれぞれ形成した画像を、中間転写ベルト11f上に順次重ねて転写(1次転写)する。これにより、中間転写ベルト11f上には各色からなる画像が形成される。1次転写後、クリーニング部11eにより感光体11a上に残留する色材を除去する。
画像形成部110では、給紙部12から用紙を給紙して搬送路13で搬送し、二次転写部11gにより中間転写ベルト11fから用紙上に画像を転写(二次転写)した後、用紙を定着器11hにより加熱および加圧して、画像の定着処理を施す。
用紙の両面に画像を形成する場合は、反転搬送路13a、待避経路13bに用紙を搬送してその表裏を反転した後、再度、二次転写部11gへ用紙を搬送する。
履歴保存部120では、画像読取部32により生成された読取結果を用いて履歴情報を保存する。履歴情報は、画像形成の実施のエビデンスであり、画像形成により得られた印刷物の検品、確認等にも利用することができる。
履歴保存部120では、少なくとも1つの異常が検出された場合、各異常が検出されたことを示す情報を生成することができる。履歴情報は、この実施形態では、履歴保存部120に保存するが、通信部160を介して読取装置やユーザー端末やサーバー等のネットワーク上の外部装置4に送信し、当該外部装置4の記憶装置に保存してもよい。
読取装置30は、読取制御部300で制御される画像読取部32を有している。
画像形成部110において画像が形成された用紙面を読み取り、ビットマップ形式の読取画像データを生成する。画像読取部32としては、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を用いたラインセンサー、エリアセンサー、デジタルカメラ等を用いることができる。
画像制御部100は、前述したように、画像読取部32により生成された読取画像データを読取結果として取得して、用紙上に形成された画像が異常か正常かの良否を判定することができる。この画像制御部100が行う検査は、CPUにより検査用のプログラムを読み込み、実行するソフトウェア処理により、実現することができる。
例えば、画像制御部100は、読取画像データを原画像データや検品済みの正常画像データと比較し、その差分が許容範囲を超える画像領域を異常と判定することができる。または、画像制御部100は、原画像データと読取画像データの1又は複数の特徴点とその特徴量を決定し、決定した特徴量から判別分析法により類似すると判別した特徴点が位置する画像領域を異常と判定することもできる。特徴量としては、特に限定されず、勾配方向ヒストグラム、スピードアップロバスト特性 、局所2値パターン、Haarウェーブレット、カラーヒストグラム等が挙げられる。また、判別分析法としても特に限定されず、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン等が挙げられる。
画像制御部100では、前記したように画像の読取結果に基づいて画像の良否判定を行うことができ、画像制御部100は本発明の制御部に相当し、画像制御部100で実行されるプログラムには、本発明のプログラムが含まれている。
画像制御部100は、異常の種類とそのレベルを判定することもできる。異常の種類としては、用紙上に形成された画像の色出力不足、画像中のスジ、しわ、画像の誤り、消失等の欠陥、トナー散り等の汚れ、色ずれ、ホタル、画像位置ズレ等がある。
例えば、画像の特徴量は異常の種類が同じであると類似してくるため、画像制御部100は、異常と判定した特徴点の特徴量と、あらかじめ求めておいたスジやトナー散り等の各種類の異常の特徴量との類似性を判別することにより、異常の種類を判定することができる。
また、画像制御部100は、正常画像データとの差や、異常と判定された領域が大きいほど、異常が視認されやすくなるため、これらの大きさによって、異常のレベルを決定することができる。
画像制御部100では画像の良否判定に基づいて画像の良否の表示や動作選択などを行うが、前述したように読取制御部で画像の良否判定や判定で異常ありとされた場合の動作設定などを行えるようにしてもよく、読取制御部で画像の良否を行い、画像制御部において判定で異常ありとされた場合の動作設定を行うようにしてもよい。
通信部160では、ネットワーク3を介して外部装置4に接続されている。外部装置4としては、ユーザー端末や、画像形成装置1を管理する管理装置などを用いることができ、両方が備えられていてもよい。
外部装置4では、画像データを画像形成装置1に送信したり、画像形成装置1を管理するための制御を行ったりするものであってもよい。
外部装置4では、記憶部40と、外部装置制御部400とを有している。記憶部40では、画像データや設定パラメータなどを格納することができる。外部装置制御部400は、CPUやCPUで動作するプログラム、作業領域となるRAMなどによって構成されている。
外部装置4では、外部装置制御部400において画像読取部で読み取った読取結果を取得して、画像の良否判定、画像異常後の動作設定および画像形成装置に対する制御指示を行うものとしてもよい。画像の良否判定を行う正解画像などは、記憶部40に格納されているものを用いてもよく、また、画像形成装置や他の端末などから取得するものであってもよい。画像異常後の動作設定は、図示しない外部装置4の表示部で表示してもよく、また、画像形成装置などの他の装置に表示情報を送信して、他の装置で表示を行うように制御するものであってもよい。また、画像の良否判定の結果、画像異常時の動作設定を画像形成装置などで作成させるものとしてもよい。その場合、外部装置制御部400と、画像制御部100とは協働して本発明の制御部として機能する。
次に、画像の良否判定において、異常ありの判定がされた場合に、画像形成を即断停止するか継続するかの動作を、予め選択して設定する設定画面を図3に示す。
設定画面は、操作部140や、読取装置30および外部装置4に備える図示しない表示部に操作可能に表示することができる。
当該画面は、ジョブの出力前、出力開始時、ジョブの出力中に表示して設定することができる。
異常後動作設定画面1400は、異常判定(以下、適宜ヤレ検出という)後の動作設定として操作部140に表示することができる。
動作設定では、「印刷を即断停止する」釦1401、「印刷を部数区切りで停止する」釦1402、「印刷を継続する」釦1403、「ジョブ毎に設定する」釦1404が押下可能に表示されている。その他に、画面の右下側にはOK釦1405、キャンセル釦1406が押下可能に表示されている。
「ジョブ毎に設定する」釦1404は、異常発生時に所定条件に応じて選択して設定するものに対応する。「印刷を即断停止する」釦1401、「印刷を継続する」釦1403は、共通設定に対応する。「印刷を部数区切りで停止する」釦1402は、複数部数のジョブ印刷において継続が設定されている場合に、部数区切りで停止するかを設定するものである。この設定がなされていない場合は、最終ページまで印刷が行われる。
なお、設定内容はデフォルトでいずれかの動作設定が定められているものであってもよい。
次に、ジョブ毎に異常判定時の動作設定を印刷開始前に行う手順を図4のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は制御部または外部装置制御部の制御によって実行される。
まず、印刷開始であるかを判定する(ステップs1)。印刷開始でなければ(ステップs1、No)、印刷開始まで待機する。
印刷開始であれば(ステップs1、Yes)、印刷を開始するジョブについて、手順をループする設定をする(ステップs2−ステップs5)。ループ開始の前に、ジョブ数をXとし、処理するジョブの番号をiに設定し、iの初期値を1とする。
ループ内では、印刷ジョブiの設定を選択するポップアップ表示を行い(ステップs3)、印刷ジョブiに対するヤレ検知後の設定入力を受ける(ステップs4)。設定入力が行われると、iに1を加算して同様の処理を繰り返す。iがXになるとループを終了し、印刷を開始し(ステップs6)、その後、処理を終了する。上記手順によってジョブ毎に設定を行うことができる。
次に、複数のジョブにおいて、ジョブ毎に異常発生時の動作設定を行うジョブ毎動作設定画面1410を図5に示す。
ジョブ毎動作設定画面1410では、操作画面上にポップアップ表示され、ジョブの詳細表示部1411とともに、画面の下部側に、「印刷を即断停止する」釦1412、「印刷を部数区切りで停止する」釦1413、「印刷を最後まで継続する」釦1414が押下可能に表示されている。その下方右側には綴じる釦1415が押下可能に表示されている。
このヤレ検知後の設定画面では、ジョブ毎の設定を行うことができる。「印刷を即断停止する」釦1412が押下されて選択されると、このジョブについて異常判定があったときに即断停止する設定となる。
「印刷を部数区切りで停止する」釦1413が押下されて選択されると、継続が選択された上で、部数区切りで停止する動作を行う設定となる。「印刷を最後まで継続する」釦1414が押下されて選択されると、ジョブの最後まで出力が継続される動作を行う設定となる。閉じる釦1415を押下すると、各選択の設定が確定する。
次に、ジョブ毎の設定を行う際に、一括で設定を可能にする手順を図6のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は制御部または外部装置制御部の制御によって実行される。
まず、印刷開始であるかを判定する(ステップs10)。印刷開始でなければ(ステップs10、No)、印刷開始まで待機する。
印刷開始であれば、印刷を開始するジョブの全てについて設定可能とする操作画面をポップアップ表示する(ステップs11)。印刷ジョブ全ての設定がされる入力を受けると(ステップs12)、印刷を開始し(ステップs13)、その後、手順を終了する。
次に、上記手順において表示されるジョブ毎一括動作設定画面1420を示す。
ジョブ毎一括動作設定画面1420では、ジョブ毎の内容を示すジョブリスト1421が表示され、各ジョブ毎に設定可能なヤレ検出の動作設定項目欄1422が設けられている。
動作設定項目欄1422では、各ジョブ毎に「即断停止」釦1423、「部数区切り」釦1424、「全て継続」釦1425が押下可能に設けられている。動作設定項目欄1422では、ジョブ毎に各釦の選択が可能になっている。選択された釦は、濃色表示がされている。この画面の例では、ファイル番号1596、1597のジョブで即断停止が選択され、ファイル番号1598、1599で全て継続が選択され、ファイル番号1600、1601で部数区切りが選択されている。閉じる釦1426を押下すると選択が確定して選択される。なお、閉じる釦1426を押下する際に、選択がされていないジョブがあると、操作を受け付けないようにしてもよく、また、デフォルトでいずれかの動作の選択がされているものしてもよい。閉じる釦1426は、全てのジョブの選択がされている場合に、動作するものとする。
次に、ジョブ情報に紐付けて画像異常時の動作選択を設定する内容について説明する。
図8は、ジョブ情報を設定するためのジョブ情報設定画面1430を示している。
この実施形態では、ジョブ情報設定画面1430において各種のジョブ情報を設定することができ、そのうちの一つでヤレ検出後の動作設定項目1431が設けられている。ヤレ検出後の動作設定項目1431で、動作選定欄1432が操作可能に設けられており、動作可能な内容をリスト表示して選択できるものとしている。この例では、即断停止するが選択されている。その他に、部数区切り停止、最後まで継続などを選択することができる。設定内容はデフォルトでいずれかの動作設定が定められているものであってもよい。
設定後、新規保存釦1433または上書き保存釦1434の押下によってジョブ情報を設定保存して記憶部などに保存することができる。ジョブ情報は、ジョブを印刷する際に呼び出され、ジョブ情報における各種設定が反映されてジョブの出力が行われる。
また、画像形成装置1では、ジョブの出力中にストップ釦などによってジョブの出力を中断することが可能になっているものがある。
図9は、ジョブが中断された際に、その後の動作を設定可能にする動作設定画面1440がポップアップ表示された図であり、それまでに設定されている動作選択の設定を変更することが可能になる。
動作設定画面では、中止釦1441、継続釦1442、一時停止釦1443、部数区切り停止釦1444が押下可能に表示されている。中止釦1441が押下されて選択されると、ジョブが中止される。継続釦1442が押下されて選択されると、ジョブを継続する。一時停止釦1443が押下されると、ジョブを一時停止する。一時停止釦が押下された際には、再開釦やプリント釦などの操作によってジョブを再開することができる。部数区切り停止釦1444は、部数の区切りでジョブを一時停止する。
なお、上記設定で継続が選択された場合、ヤレ検出後の動作を設定または変更できるようにしてもよい。
図10は、動作設定画面1440で、継続釦1442が押下された際にヤレ動作変更釦が新たに追加された動作設定画面1450を示すものである。この画面においても中止、継続、一時停止、部数区切り停止のために、中止釦1451、継続釦1452、一時停止釦1453、部数区切り停止釦1454が押下可能に表示されている。さらに、ヤレ動作変更釦1455が押下可能に表示されている。ヤレ動作変更釦1455が押下されると、ヤレ動作時の動作を変更することが可能になる。ヤレ動作選定の項目としては、即断停止、継続、部数区切りで停止などが挙げられる。なお、ヤレ動作変更釦やヤレ動作設定釦を、中断が選択された際の設定画面に当初から表示して選択できるものとしてもよい。
次に、上記手順を図11のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は制御部または外部装置制御部の制御によって実行される。
手順の開始に伴って、ストップ釦が押下されたかを判定する(ステップs20)。ステップ釦が押下されていなければ(ステップs20、No)、手順を終了する。
ストップ釦が押下されている場合(ステップs20、Yes)、ヤレ動作変更釦が押下されたかを判定する(ステップs21)。なお、この間に、中断時に表示される操作画面で継続釦が押下されたかの判断を行うものとしてもよい。
ヤレ動作変更釦が押下されていなければ(ステップs21、No)、手順を終了する。
ヤレ動作変更釦が押下されている場合(ステップs21、Yes)、印刷ジョブの設定を選択する操作画面をポップ表示する(ステップs22)。次いで、印刷ジョブの設定が選択されたことを受けると(ステップs23)、印刷を継続し(ステップs24)、その後、手順を終了する。
次に、他の実施形態におけるヤレ検出後の動作設定の選択設定について図12に基づいて説明する。
このヤレ検出後の動作設定画面1460では、ヤレ検出後の印刷動作について、「即時停止する」釦1461と、「継続する」釦1462が設けられており、所定の条件に応じることなく設定するものである、共通設定が可能になっている。
さらに、その下方側に、ヤレ検出時のジョブの所定の残り枚数によって動作を切り替える設定が可能になっている。この機能をオンにするON釦1463と、オフにするOFF釦1464とが設けられており、さらに、所定の残り枚数を設定する残り枚数入力欄1465が設けられている。この入力欄が押下されると、ソフトキーなどによって枚数の入力が可能になる。図では15枚が入力されている。
また、残り枚数に応じた処理として、所定の枚数以下において、継続する、即時停止するが選択可能とされ、さらに所定の枚数以上において、継続する、即時停止するが選択可能になっている。いずれかの項目を選択すると、項目表示の近くにチェックマークが表示される。この例では、所定枚数以下の場合、継続する、が選択されている。
さらに、他の選択項目として、ジョブの総枚数によりヤレ検出後の動作切替えの設定が可能になっている。動作設定画面1460では、ジョブの総枚数によりヤレ検出後の動作切替えの機能をオンにするON釦1470と、オフにするOFF釦1471とが設けられている。この例では、OFF釦1471が選択されている。これらの釦の下方側には、所定の総枚数を設定する総枚数入力欄1472が設けられている。この入力欄が押下されると、ソフトキーなどによって総枚数の入力が可能になる。図では機能がオフのため枚数は入力されていない。また、総枚数に応じた処理として、所定の枚数以下で、継続する、即時停止する、所定の枚数以上で、継続する、即時停止する、のいずれかを選択することができる。いずれかの項目が選択されると、項目表示の近くにチェックマークが表示される。この例では、総枚数に関しては、チェックマークは表示されていない。
なお、画面の下部右側には、OK釦1474とキャンセル釦1475とが押下可能に表示されている。OK釦1474を押下すると設定内容が確定し、画面が遷移する。キャンセル釦1475を押下すると、現画面で設定した内容がキャンセルされ、現画面を表示する前の設定に戻る。
また、ヤレ検知後の動作設定では、所定の条件としてヤレの種類を挙げることができる。ヤレの種類毎に設定を可能にすることで、それぞれのヤレの情報において適切な動作を行うことができる。
図13は、ヤレ情報によるヤレ検出後の動作切替えを行う動作設定画面1480を示すものである。この例では、ヤレ情報としてヤレの種類が用いられている。なお、ヤレ情報として、ヤレのレベルとしてもよく、これらを複合するものとしてもよい。
動作設定画面1480では、図12の動作設定画面と同様に、ヤレ検出後の動作として、所定の条件に応じることなく設定する共通設定として、ON釦1481と、OFF釦1482が設けられている。
ヤレ情報については、ヤレ情報に応じて、それぞれ即時停止釦1490、継続釦1491が押下可能に表示されており、ヤレ情報毎に任意に設定することができる。この例では、ヤレ情報として、色出力不足項目1483、汚れ項目1484、スジ項目1485、ホタル項目1486、画像位置ズレ項目1487が設けられている。なお、ヤレ情報は、検知をするヤレ情報に基づいて設定項目を設けることができるが、重要でない項目については、その他、などとして共通して設定できるようにしてもよい。
この例では、ヤレ検知後に、継続を選択した場合、用紙の同一箇所に連続してヤレが発生する場合、用紙に固有の問題でなく、機械の状況によって発生している可能性があり、即断中止を行うのが望ましいことがある。各ヤレ情報毎に、この機能をオンするON釦1492と、機能をオフにするOFF釦1493がそれぞれ押下可能に設けられている。また、この際に、何枚続くと即断停止するかを設定する連続枚数入力欄1494が各ヤレ情報毎に設けられている。なお、この例では、ヤレ情報毎に連続ヤレ情報の即断判断を行えるようにしたが、共通した設定としてもよい。また、ヤレ情報ではなく、その他の所定の条件において、この機能を適用するようにしてもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲は上記実施形態の説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは、上記実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
4 外部装置
10 装置本体
12 給紙部
30 読取装置
32 画像読取部
40 記憶部
100 画像制御部
101 記憶部
110 画像形成部
130 スキャナー部
140 操作部
141 表示部
160 通信部
300 読取制御部
400 外部装置制御部
1400 異常後動作設定画面
1410 ジョブ毎動作設定画面
1420 ジョブ毎一括動作設定画面
1430 ジョブ情報設定画面
1440 動作設定画面
1450 動作設定画面
1460 ヤレ検出後動作設定画面
1480 動作設定画面

Claims (20)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    ジョブに基づいて前記画像形成部でジョブの出力を実行させる制御部を有し、
    前記制御部は、さらに、記録媒体の画像を読み取った読取結果を取得して画像の良否判定を行うことができ、前記判定において異常ありの判定がされた場合に画像形成を停止または継続するかの動作を、予め所定の条件に応じて、選択して設定することを可能にする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記設定を、ジョブの出力開始前、出力開始時またはジョブ出力中に行うことを可能にする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の条件がジョブ単位である請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記設定をジョブ情報に紐付け、ジョブ情報に紐付けた前記設定を変更可能にする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の条件が、ジョブの複数部数印刷であり、
    前記制御部は、部数区切りで停止するか、最終ページまで出力するかを選択して設定することを可能にする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記設定で継続する動作の選択がされている場合、ジョブ出力中に動作切り替えを設定可能にする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定の条件がジョブの中断である請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、ジョブの中断後、ジョブの継続が選択されると、前記設定の切り替えを可能にする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の条件は、ジョブの所定の残り枚数である請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記所定の残り枚数の設定を可能にする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記所定の条件は、ジョブの所定の総枚数である請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記所定の総枚数の設定を可能にする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記所定の条件が、異常ありの判定がされた際の異常情報である請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、異常の情報毎に前記設定を行うことを可能にする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、前記設定において「継続する」が選択されている場合に、記録媒体の同一箇所に同一の異常情報を含むことが所定の頻度で発生した場合、強制的に即断停止する請求項13または14に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御部は、強制的に即断停止する所定の頻度の閾値を設定可能にする請求項15記載の画像形成装置。
  17. 記録媒体の画像を読み取る画像読取部を備える請求項1〜16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記制御部は、前記判定において異常ありの判定がされた場合に画像形成を停止するか継続するかの動作に関し、予め、機械設定により共通設定するか、所定の条件に応じて選択して設定するかを選択可能にする請求項1〜17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. ジョブに基づいて画像形成部でジョブの出力を実行する画像形成装置に接続される外部装置であって、
    前記画像形成装置に対し前記画像形成部に対する動作を指示可能な外部装置制御部を有し、
    前記外部装置制御部は、記録媒体の画像を読み取った読取結果を取得して画像の良否判定を行うことができ、前記判定において異常ありの判定がされた場合に、所定の条件に応じて画像形成を停止または継続するかの動作制御を、予め選択して設定することを可能にする外部装置。
  20. ジョブに基づいて画像形成部で実行されるジョブの出力を制御する制御部で実行されるプログラムであって、
    記録媒体の画像を読み取った読取結果を取得して画像の良否判定を行い、前記判定において異常ありの判定がされた場合に画像形成を停止または継続するかの動作制御を、予め、所定の条件に応じて、選択して設定することを可能にするように前記制御部で実行させるプログラム。
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