JP2019084681A - 化粧シート - Google Patents

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Abstract

【課題】壁紙を含む化粧シートにおいて、見る角度、および光源の方向の変化にも対応して外観が変化し、より複雑な、あるいは自然な意匠性を有する化粧シートを提供することを課題とする。【解決手段】化粧シートは、基材層と、絵柄形成層とからなり、絵柄形成層は、透明樹脂層と絵柄層とからなり、透明樹脂層と絵柄層とは、基材層の平面から、垂直乃至斜め方向に立ち上がって、基材層と平行な絵柄形成層表面にストライプを露出させており、化粧シートを見る角度、および光源の角度によって、基材層からみて垂直乃至斜め上方向に向かって形成された絵柄層が可視であったり、垂直乃至斜め方向に形成された透明樹脂層の断面を通して基材層が可視であったり、あるいはそれらが混じり合ったりして、化粧シート外観が、見る角度、もしくは光源の角度によって変化することを特徴とする、化粧シート。【選択図】図1

Description

本発明は、住宅や建築物の内装に使うことのできる、化粧シートに関するものである。特に光源の方向によって、反射率に変化があり、意匠性に優れる化粧シートに関するものである。
プラスチックフィルムを基材として印刷層を設け、さらに他のフィルムと積層してなる化粧シートは、住宅などの建築物の内、外層材として、また建具、造作材としての建築資材、家具什器類の表面材、車両内装、住設機器、電化製品の表面材、など幅広く使用されている。
また、壁面に用いられる、所謂壁紙は、住宅やマンション、あるいは商業施設、ホテルなどの内装に多く使われ、また「壁」のほか、天井やクローゼットや押入れ、あるいは和室の壁にも使われることが多い。
とくにビニール壁紙は加工しやすく、印刷や発泡、エンボス加工などによって、様々な意匠性を持つ壁紙を提供することができ、施工から仕上げまでの工程が短期間で住むことから、経済性にも優れ、新築のみならずリフォームにも使用されている。
いずれの場合においても、より高度な意匠性を表現しようとする場合、あるいは自然物を表現しようとする場合には、精緻な印刷技術に加えて凹凸の表現も重要な要素となってくる。
凹凸の表現を単に印刷絵柄として影を黒く印刷しただけでは、たとえば光源の方向によっては、不自然な印象を与えることになる。またエンボスなどの手法を用いて、物理的に凹凸表現を加えようとしても、限界がある。
特許文献には凹凸を有する壁紙において、施工性の改善を試みたものは存在するが、施工性にのみ注目したものであって、より高度で凹凸表現も可能な意匠性に注目したものではなかった。
特許第5127656号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、壁紙を含む化粧シートにおいて、見る角度、および光源の方向の変化にも対応して外観が変化し、より複雑な、あるいは自然な意匠性を有する化粧シートを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、 化粧シートであって、
該化粧シートは、基材層と、絵柄形成層とからなり、
該絵柄形成層は、透明樹脂層と絵柄層とからなり、
該透明樹脂層と該絵柄層とは、基材層の平面に対して上方向から見て交互にストライプ
状に形成され、
該透明樹脂層と該絵柄層とは、基材層の平面から、垂直乃至斜め方向に立ち上がって、基材層と平行な絵柄形成層表面にストライプを露出させており、
該化粧シートを見る角度、および光源の角度によって、基材層からみて垂直乃至斜め上方向に向かって形成された絵柄層が可視であったり、
垂直乃至斜め方向に形成された透明樹脂層の断面を通して基材層が可視であったり、
あるいはそれらが混じり合ったりして、
化粧シート外観が、見る角度、もしくは光源の角度によって変化することを特徴とする、化粧シートである。
また、請求項2に記載の発明は、前記基材層表面には、前記絵柄形成層の絵柄層とは別に、絵柄層および着色層、もしくはどちらかが設けてあることを特徴とする請求項1に記載の化粧シートである。
また、請求項3に記載の発明は、前記基材層に対して、透明樹脂層と絵柄層とが垂直乃至斜めに角度をもって形成される絵柄形成層は、化粧シートの部分によってその配置、角度が異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の化粧シートである。
本発明によれば、壁紙を含む化粧シートにおいて、見る角度、および光源の方向の変化にも対応して外観が変化し、より複雑な、あるいは自然な意匠性を有する化粧シートを提供することが可能である。
特に請求項2に記載の発明によれば、壁紙を含む化粧シートにおいて、見る角度、および光源の方向の変化にも対応して外観が変化し、より高度なあるいは自然な意匠性を有する化粧シートにおいて、さらに複雑な外観を呈する化粧シートを提供することが可能である。
特に請求項3に記載の発明によれば、壁紙を含む化粧シートにおいて、見る角度、および光源の方向の変化にも対応して外観が変化し、より高度なあるいは自然な意匠性を有する化粧シートにおいて、さらに複雑で意匠性に富む化粧シートを提供することが可能である。
図1は、本発明に係る化粧シートの一実施態様とその機能を説明するための部分断面模式図である。 図2は、本発明に係る化粧シートの一実施態様と、光源および視点の位置、角度による化粧シートの外観の変化を説明するための部分断面模式図である。 図3は、本発明に係る化粧シートの他の実施態様について、基材層に着色層または別の絵柄層を設ける場合を説明するための部分断面模式図である。 図4は、本発明に係る同一仕様の化粧シートを、四方に配置して、中央に光源および視点を設けた場合、の化粧シートの見え方の違いを説明するための、模式図である。 図5は、本発明に係る化粧シートを、部分的にその層角度、配置する向きを変えて、見え方の変化による効果を利用した、一実施態様を説明するための、平面模式図である。
以下、本発明を図を参照しながら、更に詳しい説明を加える。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって限定されるものである
図1は、本発明に係る化粧シートの一実施態様とその機能を説明するための部分断面模式図である。
本発明による化粧シートは、壁紙を含む化粧シート(100)であって、紙やプラスチックフィルムを基材として、表面に着色あるいは絵柄を設けてなる。すなわち基材層(1)と、絵柄形成層(4)とからなる。また、本発明において、絵柄形成層(4)は、透明樹脂層(3)と絵柄層(2)とからなる。
透明樹脂層(3)と絵柄層(2)とは、基材層(1)の平面に対して上方向から見て交互に配置されており、ストライプ状に形成される。
また、絵柄形成層(4)の断面は図1に示す例では、透明樹脂層(3)と絵柄層(2)とが、基材層(1)の平面から、垂直乃至斜め方向に立ち上がって、基材層(1)と平行な絵柄形成層(4)表面にストライプを露出させている。図1に示す例では、基材層(1)と斜め方向の角度は、層角度(θ)で示されている。
化粧シートは、何らかの光源を有して、化粧シート表面に向かう視点からその絵柄、表面形状が観察されるものであって、図1に示す例において、光源は化粧シート中央部から垂直上方にあり、視点は、視点(21)および視点(22)が示してある。
すなわち、視点(21)からは、矢印(6)の方向が可視であって。絵柄層(2)を
光源からの光によって確認することができる。
あるいは、視点(22)からは、矢印(8)の方向が可視であって、透明樹脂層の断面、および透明樹脂層(3)を通して、基材層(1)の表面を、光源(10)からの光によって確認することができる。
言い換えれば、本発明において化粧シート(100)を見る角度、および光源(10)の化粧シートに対する角度によって、基材層(1)からみて垂直乃至斜め上方向に向かって形成された絵柄層(2)が可視であったり、垂直乃至斜め方向に形成された透明樹脂層(3)の断面を通して基材層(1)の表面が可視であったり、あるいはそれらが混じり合ったりして、化粧シート(100)の外観が、見る角度、もしくは光源の角度によって変化することを示している。
絵柄形成層(4)の絵柄層(2)は、絵柄層、もしくは単色の着色層によって形成することができ、その両方を重ねて形成するのでもよい。
図2は、本発明に係る化粧シートの一実施態様と、光源および視点の位置、角度による化粧シートの外観の変化を説明するための部分断面模式図である。
化粧シート(100)が、基材層(1)の表面に絵柄形成層(4)を有し、透明樹脂層(3)と絵柄層(2)とが、基材層(1)の平面から、層角度(θ)を有して斜め方向に立ち上がっている状態において、光源(10)を(A)〜(C)に変化させ、視点を(a)〜(c)に変化させた場合の、化粧シート(100)の外観の変化をまとめたものが表1である。
Figure 2019084681
表中、見え方の評価は、〇、△、×であって、基準は下記のとおりである。
〇:明瞭に可視である。
△:可視である。
×:視認が困難である。
表1に示す外観の変化の様子から、まず視点を(a)に固定して、光源の位置を(A)から(C)へと変化させる場合には、絵柄層(2)の見え方はいずれも×、すなわち視認が困難な状態である。また基材層(1)の見え方については、光源(10)が視点から遠い(C)である場合に△、すなわち可視である状態であり、光源が(10)が、(A)および(B)である場合には〇、すなわち明瞭に可視である状態である。
これは、光源(10)からの光が絵柄層(2)、あるいは基材層(1)表面に到達して、その反射光が観察者の視点に到達して、化粧シート(100)の見え方を左右することによる。
すなわち、図2から見て取れるとおり、まず視点(a)からは、絵柄層(2)が、基材層(1)の平面から、層角度(θ)を有して斜め方向に立ち上がっているために、視点(a)からの視線とほぼ平行に形成されている状態であって、絵柄層(2)を視認することが困難な状態である。
その反面、透明樹脂層(3)を通して基材層(1)の表面を視認することは容易であって、光源が(A)、または(B)であり、視点が(a)である場合には、〇評価である。
光源が(C)である場合においては、透明樹脂層(3)、および基材層(1)表面への入射光が一部絵柄層(2)によって遮られるために、基材層(1)表面の見え方はやや暗くなって△評価である。ただし、その程度は絵柄層(2)の光透過率がどの程度であるかによっても変化する。
次に視点を(b)に固定して、光源の位置を(A)から(C)へと変化させて化粧シート(100)を観察する場合には、絵柄層(2)の見え方はいずれも△、すなわち可視以上である。
また、透明樹脂層(3)を通して基材層(1)を視認することは容易であって、これも△評価以上であって、視点を(b)に置く場合には、絵柄層(2)も基材層(1)も両方が可視である状態である。
また、視点を(c)に固定して、光源の位置を(A)から(C)へと変化させる場合には、絵柄層の見え方については、光源が視点から遠い(A)である場合に△、すなわち可視である状態であり、(B)および(C)である場合には〇評価、すなわち明瞭に可視である状態である。
一方、基材層の見え方は光源の位置を(A)から(C)へと変化させる場合、いずれも×、すなわち視認が困難な状態である。これはいずれの場合でも、基材層(1)表面に到達した反射光が、視点(c)方向に向かう場合に、絵柄層(2)に遮られる割合が高いことによる。
すなわち、図2から見て取れるとおり、視点(c)からは、絵柄層(2)が、基材層(1)の平面から層角度(θ)を有して斜め方向に立ち上がっているために、視点(c)か
らの視線とは角度を持って形成されている状態であることによって、絵柄層(2)が可視以上の評価となる。
特に光源の位置が(C)である場合には、絵柄層(2)表面での反射光は、視点(c)方向に強くなり、絵柄層(2)は明瞭に可視である状態となる。
その反面、透明樹脂層(3)を通して基材層(1)を視認することは困難であって、光源の位置が(A)から(C)いずれの場合においても×評価である。
このように、本発明による化粧シート(100)は、視点を固定して光源(10)の位置が変化してゆく場合において、その見え方が変化するのであって、これは光源(10)の位置を固定して、視点を変化させる場合においても同様である。
見え方の変化は、光源(10)の位置による明暗や、絵柄形成層(4)が層角度(θ)を有して形成されていることによって起こるのであって、本発明による化粧シート(100)の意匠表現は、より高度なあるいは自然な意匠性を有する化粧シート(100)の実現を可能にする。
図3は、本発明に係る化粧シートの他の実施態様について、基材層に着色層または別の絵柄層を設ける場合を説明するための部分断面模式図である。
本発明において化粧シート(100)を構成する基材層(1)表面には、絵柄形成層(4)の絵柄層(2)とは別に、絵柄層(12)および着色層(11)を設けることができる。絵柄層(12)および着色層(11)はどちらか一方を設けるのでもよい。
図3に示す例においては、視点(21)からは、絵柄層(2)が、明瞭に可視であって、視点(22)からは、基材層(1)表面に設けられた、絵柄層(12)、および着色層(11)が明瞭に可視である。
基材層(1)の表面に絵柄層(12)、着色層(11)を形成する方法については、特段の限定を設けるものではない。たとえば既存の印刷技術によって形成することが可能である。印刷技術を用いる場合にも、印刷の方法、および印刷インキには、とくに制約を設けるものではないが、印刷方法とインキとのマッチング、基材層(1)への印刷適性、色調などの意匠効果、基材層への密着性、化粧シート(100)としての安全性などを考慮すれば適宜選択してよい。
また具体的な印刷方法として、たとえばグラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、フレキソ印刷法、シルクスクリーン印刷法、インクジェット印刷法などを用いることができる。中でもグラビア印刷法は、生産性や絵柄の高精細度において好ましく用いることができる。
被印刷体としての、基材層についても、化粧シートとしての適性を考慮して、合目的であれば適宜選択することができる。たとえば、壁紙用途であれば、紙にプラスチック層を設けた壁紙原紙や、着色したプラスチックシート、あるいはプラスチックフィルム等を基材として印刷加工をすることも可能である。
図4は、本発明に係る同一仕様の化粧シートを、四方に配置して、中央に光源および視点を設けた場合の、化粧シートの見え方の違いを説明するための模式図である。
図4において示す例は、本発明による同一の化粧シート(100)4枚を、同一の向き
で四方に配置して、中央部の光源(10)から光を照射して、光源(10)に近い中央部からの視点で見た際の、化粧シート(100)の見え方について説明するものである。
四方の配置は、配置(30)、配置(40)、配置(50)、配置(60)の4箇所として、図中にはそれぞれに対応する化粧シート(100)の部分断面模式図が添えられている。
配置(30)に置かれた化粧シート(100)を見る場合には、表1において示した、視点を(a)に固定して、光源(10)の位置を(A)とした場合に相当する。したがって、絵柄層(2)の見え方は×、すなわち視認が困難な状態である。逆に基材層(1)の見え方については、可視である状態であり、この場合には〇、すなわち明瞭に可視である状態である。
これは中央の視点からは、絵柄層(2)が基材層(1)の平面から、層角度(θ)を有して斜め方向に立ち上がっているために、中央の視点からの視線とほぼ平行に形成されている状態であって、絵柄層(2)を視認することが困難な状態である。
その反面、透明樹脂層(3)を通して基材層(1)を視認することは容易であって、基材層(1)が明瞭に可視である状態となる。したがって基材層(1)に絵柄が設けてある場合であれば、絵柄層(12)が明瞭に可視となる。
配置(40)に置かれた化粧シートを見る場合には、表1において示した、視点を(c)に固定して、光源(10)の位置を(C)とした場合に相当する。したがって、絵柄層(2)の見え方は〇、すなわち明瞭に可視である状態である。逆に基材層(1)の見え方については、見え方は×評価、すなわち視認が困難である状態である。
これは中央の視点からは、絵柄層(2)が基材層(1)の平面から、層角度(θ)を有して斜め方向に立ち上がっているために、中央の視点からの視線は絵柄層(2)を正面から捉えることができ、明瞭に視認可能である状態である。
その反面、透明樹脂層(3)を通して基材層(1)を視認することは困難であって、基材層(1)の影響をほとんど受けることがなく、絵柄層(2)のみが明瞭に可視である状態となる。
配置(50)、または配置(60)に置かれた化粧シートを見る場合には、表1において示した、視点を(b)に固定して、光源(10)の位置を(B)とした場合に相当する。したがって、絵柄層(2)の見え方は〇、すなわち明瞭に可視である状態である。逆に基材層(1)の見え方についても、見え方は〇評価、すなわち明瞭に可視である状態である。
これは中央の視点からは、絵柄形成層(4)の絵柄層(2)、および透明樹脂層(3)が、基材層(1)の平面から層角度(θ)を有して斜め方向に立ち上がっているために、中央の視点からの視線は絵柄層(2)を正面から捉えることができ、明瞭に視認可能である状態である。
その一方で、中央の視点から透明樹脂層(3)を通して基材層(1)も視認可能であって、基材層(1)に絵柄層(12)、着色層(11)が設けられている場合にはそれらが視認可能であり、絵柄形成層(4)の絵柄層(2)と重複、あるいは混在した見え方になる。
絵柄層(2)と、絵柄層(12)および着色層(11)との重複の強弱、程度は絵柄形成層の厚さと層角度(θ)によって可変である。
図5は、本発明に係る化粧シートを、部分的にその層角度、配置する向きを変えて、見え方の変化による効果を利用した、一実施態様を説明するための、平面模式図である。
図5に示す例において、化粧シート(100)は、縦方向3×横方向3=9区画で構成されている。基材層(1)には、区画全体に基材層(1)表面に連続した絵柄層(12)が設けてある。
絵柄形成層(4)には、3種類あって、区画(70)、区画(80)、区画(90)である。それぞれ、3区画、4区画、2区画、が配置され9区画を構成している。
これら3種類の区画は、絵柄形成層(4)の絵柄層(2)、および層角度(θ)を変化させて、構成することができる。また、層角度(θ)、すなわち基材層(1)の表面の水平と絵柄層(2)の斜め方向の立ち上がり角度は、0度を越えて、垂直までの範囲とすることができる。
この構成によって、化粧シート(100)に見え方は、視点の位置の移動、および光源の位置の変化によって、明るさが、区画ごとに変わって見えたり、また基材層(1)表面の絵柄層(12)、基材形成層(4)の絵柄層(2)のいずれかが可視であったり、あるいはそれらが重なったり、あるいは混じりあって見えたりする複雑な外観とすることができる。
あるいは、基材層(1)表面の絵柄層(12)を2〜9種類の複数の種類とすることによっても、9区画の構成とすることができる。この場合には、それぞれの区画の絵柄形成層(4)との組み合わせで、より複雑な変化が可能な外観とすることができる。
このような、明るさや絵柄の複雑な見え方を使って、光源の位置の変化と、たとえばレンガの壁面のように凹凸を伴った絵柄の明暗の表現を連動させて、陰影の変化を化粧シート上に表現すれば、より自然でリアルな意匠性の表現とすることもできる。
前述のように、本発明において絵柄形成層(4)は、透明樹脂層(3)と絵柄層(2)とからなり、透明樹脂層(3)と該絵柄層(2)とは、基材層(1)の平面に対して上方向から見て交互にストライプ状に形成され、透明樹脂層(3)と絵柄層(2)とは、基材層(1)の平面から、垂直乃至斜め方向に立ち上がって、基材層(1)と平行な絵柄形成層(4)表面にストライプを露出させている。
この形状を形成するための手段は、特段の限定をするものではないが、たとえばインクジェット印刷の手法を繰り返し用いて形成することが可能である。あるいは、3D印刷機等を用いて、3次元方向の傾斜層を実現することが可能である。
このように、本発明によれば、壁紙を含む化粧シートにおいて、見る角度、および光源の方向の変化にも対応して外観が変化し、より複雑な、あるいは自然な意匠性を有する化粧シートを提供することが可能である。
1・・・基材層
2・・・絵柄層
3・・・透明樹脂層
4・・・絵柄形成層
6・・・矢印
8・・・矢印
10・・・光源
11・・・着色層
12・・・絵柄層
21・・・視点
22・・・視点
30・・・配置
40・・・配置
50・・・配置
60・・・配置
70・・・区画
80・・・区画
90・・・区画
100・・・化粧シート
θ・・・層角度

Claims (3)

  1. 化粧シートであって、
    該化粧シートは、基材層と、絵柄形成層とからなり、
    該絵柄形成層は、透明樹脂層と絵柄層とからなり、
    該透明樹脂層と該絵柄層とは、基材層の平面に対して上方向から見て交互にストライプ状に形成され、
    該透明樹脂層と該絵柄層とは、基材層の平面から、垂直乃至斜め方向に立ち上がって、基材層と平行な絵柄形成層表面にストライプを露出させており、
    該化粧シートを見る角度、および光源の角度によって、基材層からみて垂直乃至斜め上方向に向かって形成された絵柄層が可視であったり、
    垂直乃至斜め方向に形成された透明樹脂層の断面を通して基材層が可視であったり、
    あるいはそれらが混じり合ったりして、
    化粧シート外観が、見る角度、もしくは光源の角度によって変化することを特徴とする、化粧シート。
  2. 前記基材層表面には、前記絵柄形成層の絵柄層とは別に、絵柄層および着色層、もしくはどちらかが設けてあることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
  3. 前記基材層に対して、透明樹脂層と絵柄層とが垂直乃至斜めに角度をもって形成される絵柄形成層は、化粧シートの部分によってその配置、角度が異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の化粧シート。
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