JP2019071016A - 評価プログラム、装置、及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】概算のコストを算出するためのコストロジックにおいて、算出結果の信頼性低下につながる要因を評価することを目的とする。【解決手段】算出部12が、複数の国又は地域の各々に対して提供されるサービスについて、複数の国又は地域の各々で共通に定められる共通パラメータと、複数の国又は地域の各々について個別に定められる個別パラメータとを含むコストロジックに基づいて、概算コストを算出し、検出部14が、複数の国又は地域の各々で正式に算出された正式コストに対する概算コストの増減の程度を示す複数の国又は地域毎の変動率の分布の態様に応じて、共通パラメータ、個別パラメータ、コストロジックの構成、又はサービスの提供形態の異常を検出する。【選択図】図1

Description

開示の技術は、評価プログラム、評価装置、及び評価方法に関する。
サービスの提供に関する商談において、商談の初期で、コスト算出のシステムを利用して、概算のコストの見積が作成され、その後、詳細な条件などに基づいて、正式なコストの見積が作成される場合がある。
例えば、コンピュータ等の製品の修理を行う保守センタとユーザとの間における修理の依頼及び受け付けと、修理の進捗状況の登録及び閲覧を行うシステムが提案されている。このシステムでは、サーバは修理状況データベースの当該製品修理番号をもつデータに、概略の修理見積もり費用等が書き込まれる。そして、製品の故障の状態をチェックし、故障の原因の調査を行い、判明した内容が故障原因として記述され、最終決定した正式な見積もり費用を算出する。
また、サービスのコスト算出に関する技術として、例えば、運用作業項目、運用要件、サービスレベルを格納する運用要件DBと、運用要件DBの内容を画面表示し設計項目を入力する手段とを備える運用設計支援システムが提案されている。このシステムは、さらに、入力した設計項目をもとに、コストの算出、設計ドキュメントの作成を行うデータ処理手段を備える。
特開2002−352026号公報 特開2009−75961号公報
サービスのグローバル化に伴い、各国の拠点を介して、サービスの提供が行われる場合がある。このようなサービスの概算のコストを算出するシステムとして、同一のサービスについて、各国共通の標準化されたサービス内容についてのコストを算出するためのコストロジックを用いるシステムが考えられる。このようなシステムを利用して概算のコストを算出する際に、例えば商談初期などでは、コストの見積のために必要な情報が不足している場合がある。このような場合、コストロジックに含まれるパラメータのうち、不足している情報に関連するパラメータについては、予め定めたデフォルト値などを使用することが考えられる。
そして、概算のコストを算出する際に使用されたデフォルト値などと、正式なコストを算出する際に使用される値とに相違がある場合には、概算のコストと正式なコストとの間に差が生じることになる。
また、サービスが提供される国の特性によっては、その国で要求されるサービスが標準化されたサービス内容に合致しないために、概算のコストと正式なコストとの間に差が生じる場合もある。例えば、標準化されたサービスより高い品質を要求する国では、要求されるサービス内容が標準化されたサービス内容と同じでも、対応工数が概算のコスト算出時に使用した値よりも増加するなどして、正式なコストは概算のコストよりも高くなる。逆に、サービスの品質よりも低コストを要求する国では、対応工数が概算のコスト算出時に使用した値よりも減少するため、正式なコストは概算のコストよりも低くなる。また、標準化されたサービスに追加サービスを要求する国では、正式なコストは概算のコストよりも高くなり、標準化されたサービスに含まれる一部サービスの削除を要求する国では、正式なコストは概算のコストよりも低くなる。
上記のような理由により生じる、概算のコストと正式なコストとの差を考慮して、概算コストを精度良く算出できることが望ましい。
開示の技術は、一つの側面として、概算のコストを算出するためのコストロジックにおいて、算出結果の信頼性低下につながる要因を評価することを目的とする。
開示の技術は、一つの態様として、複数の国又は地域の各々に対して提供されるサービスについて、コストロジックに基づいて概算コストを算出する。コストロジックは、前記複数の国又は地域の各々で共通に定められる共通パラメータと、前記複数の国又は地域の各々について個別に定められる個別パラメータとを含む。また、開示の技術は、概算コストに対する前記複数の国又は地域の各々で正式に算出された正式コストの増減の程度を示す変動率を、前記複数の国又は地域毎に算出する。そして、開示の技術は、前記複数の国又は地域毎の変動率の分布の態様に応じて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、前記コストロジック、又は前記サービスの提供形態の異常を検出する。
開示の技術は、一つの側面として、概算のコストを算出するためのコストロジックにおいて、算出結果の信頼性低下につながる要因を評価することができる、という効果を有する。
本実施形態に係る評価装置の機能ブロック図である。 コストロジックデータベース(DB)の一例を示す図である。 算出式のパラメータに対応付けられる固定値及び変動値を決定するための情報を説明するための図である。 変動率DBの一例を示す図である。 概算コストDBの一例を示す図である。 正式コストDBの一例を示す図である。 概算コストテーブルの一例を示す図である。 各国の条件別変動率の分布の態様の一例を説明するための図である。 各国の条件別変動率の分布の態様の一例を説明するための図である。 各国の条件別変動率の分布の態様の一例を説明するための図である。 各国の条件別変動率の分布の態様の一例を説明するための図である。 本実施形態に係る評価装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 概算コスト算出処理の一例を示すフローチャートである。 平均変動率更新処理の一例を示すフローチャートである。 評価処理の一例を示すフローチャートである。 各国の条件別変動率の分布の一例を説明するための図である。 各国の条件別変動率の分布の一例を説明するための図である。 共通パラメータと個別パラメータとの関連を説明するための図である。 共通パラメータと個別パラメータとの関連付けの定義を説明するための図である。 算出式の他の例を説明するための図である。 共通パラメータと個別パラメータとの関連付けの定義を説明するための図である。 算出式の他の例を説明するための図である。 共通パラメータと個別パラメータとの関連付けの定義を説明するための図である。
以下、図面を参照して開示の技術に係る実施形態の一例を詳細に説明する。本実施形態では、複数の国又は地域の各々に対して提供されるサービスについて、標準化されたサービスに基づく概算コストを算出するためのコストロジックを評価する場合について説明する。以下では、国と地域とをまとめて単に「国」という。
図1に示すように、本実施形態に係る評価装置10は、機能的には、算出部12と、検出部14と、報知部16と、受付部18とを含む。また、評価装置10の所定の記憶領域には、コストロジックデータベース(DB)22と、変動率DB24と、概算コストDB26と、正式コストDB28とが記憶される。なお、算出部12は、開示の技術の算出部の一例であり、検出部14は、開示の技術の検出部の一例であり、報知部16は、開示の技術の報知部の一例であり、受付部18は、開示の技術の受付部の一例である。
算出部12は、概算コストを算出するための入力情報を受け付けた場合、受け付けた入力情報と、コストロジックDB22と、変動率DB24とに基づいて、概算コストを算出する。
ここで、コストロジックDB22には、サービスの種別毎に、標準化されたサービスの概算コストを算出するための各種情報が記憶される。図2に、コストロジックDB22の一例を示す。図2の例では、サービスの種別毎に、サービスAのコストロジック23A、サービスBのコストロジック23B、サービスCのコストロジック23C、・・・が記憶されている。以下、コストロジック23A、23B、23C、・・・を区別なく説明する場合には、「コストロジック23」と表記する。なお、サービスの種別(図2の例では「サービスA」、「サービスB」、「サービスC」)は、例えば、サポートデスクの運用、データセンタの運用等である。
また、各コストロジック23には、概算コストを算出するための算出式、及び算出式の詳細を示す算出式内訳が含まれる。算出式は、案件毎に異なる入力パラメータ、複数の国で共通に定められる共通パラメータ、及び複数の国の各々について個別に定められる個別パラメータを含む。図2では、二重線の枠で示す「件数/月」が入力パラメータの一例である。また、実線の枠で示す「作業時間/件」、「1人当たりの作業可能時間/月」、及び「人数調整」が共通パラメータの一例である。また、破線の枠で示す「単金」が個別パラメータの一例である。算出式内訳は、各パラメータの値を算出するための詳細パラメータを含む。また、算出式に含まれる共通パラメータ及び個別パラメータの各々には、概算コストを算出する際に使用される値、又は値を決定するための情報が対応付けられている。
図3の例では、共通パラメータ「作業時間/件」には、「作業時間/件」の各詳細パラメータの値として使用される値が定められたテーブル31が対応付けられている。共通パラメータ「1人当たりの作業可能時間/月」には、「1人当たりの作業可能時間/月」の値として使用されるデフォルト値32が対応付けられている。共通パラメータ「人数調整」には、「人数調整」の値を決定するためのロジック33が対応付けられている。個別パラメータ「単金」には、サービスを行う拠点を示す「デリバリ担当」、及びサービスに使用される「言語」毎に、「単金」の各詳細パラメータの値として使用される値が定められた単金テーブル34が対応付けられている。「作業時間/件」及び「1人当たりの作業可能時間/月」の各々の値は、テーブル31及びデフォルト値32の各々が示す固定値である。「人数調整」及び「単金」の各々の値は、ロジック33及び単金テーブル34の各々に基づいて決定される変動値である。
変動率DB24には、国毎の平均変動率が記憶される。変動率とは、コストロジック23に基づいて算出された概算コストに対する、複数の国の各々で正式に算出された正式コストの増減の程度を示す値である。平均変動率とは、複数の案件の各々について算出された国毎の変動率の平均である。図4に、変動率DB24の一例を示す。
算出部12は、具体的には、サービスの種別を示す情報と、サービスが提供される国と、概算コストの算出式で用いる入力パラメータの値と、算出式で用いる共通パラメータ及び個別パラメータの変動値を決定するための情報とを含む入力情報を受け付ける。変動値を決定するための情報とは、例えば、図3の例では、「単金」の各詳細パラメータの値を決定するための「デリバリ担当」及び「言語」の情報や、「人数調整」の値を決定するためのサービスレベルの値等である。
算出部12は、入力情報に含まれるサービスの種別を示す情報に基づいて、コストロジックDB22から、該当のサービスの種別についてのコストロジック23を取得する。また、算出部12は、変動値を決定するための情報に基づいて、コストロジック23に含まれる算出式において、値が変動値であるパラメータの値を決定する。そして、算出部12は、算出式の各パラメータに、入力情報に含まれる入力パラメータの値、固定値、及び決定した変動値の各々を代入して、概算コストを算出する。さらに、算出部12は、変動率DB24から、入力情報に含まれる国に対応付けられた平均変動率を取得し、算出した概算コストに乗算して、最終的な概算コストを算出する。
算出部12は、平均変動率を乗算する前の概算コストに、案件の識別情報である案件番号を付与して、概算コストDB26に記憶する。図5に、概算コストDB26の一例を示す。また、算出部12は、最終的な概算コストを、表示装置に表示するなどして出力する。
また、算出部12は、正式コスト情報を受け付けた場合、受け付けた正式コスト情報を正式コストDB28に記憶する。正式コスト情報は、対象案件についての正式コストが算出された場合に、評価装置10へ入力される。なお、正式コストは、どのようなツールを用いて算出されたコストであってもよい。
図6に、正式コストDB28の一例を示す。図6の例では、各行が1つの正式コスト情報に相当する。各正式コスト情報は、対象案件の「案件番号」、サービスの種別を示す「サービス」、「国」、「正式コスト」、及び「条件」の情報を含む。「条件」は、デリバリ担当、言語、正式コストを算出する際に使用した値等である。
算出部12は、概算コストDB26から、受け付けた正式コスト情報と同一の案件番号に対応付けられた概算コストを取得し、対象案件の変動率を算出する。算出部12は、例えば、「正式コスト/概算コスト」により、対象案件の変動率を算出することができる。そして、算出部12は、変動率DB24において、正式コスト情報に含まれる国に対応付けられた平均変動率を、算出した対象案件の変動率を用いて更新する。具体的には、算出部12は、同一の国の変動率について、新たに算出された対象案件の変動率を含む複数の算出済みの変動率の平均を算出し、変動率DB24の平均変動率を更新する。なお、新たに算出された対象案件の変動率が所定範囲(例えば、正式コストの±5%の範囲)を超える場合、その対象案件の変動率は異常値であるとみなして、平均変動率の更新には用いないようにしてもよい。
検出部14は、コストロジック23の評価指示を受け付けた場合、所定単位当たりのコスト(概算コスト及び正式コスト)に基づいて、国毎に各条件についての変動率(以下、「条件別変動率」という)を算出する。所定単位当たりのコストとは、ボリュームなどの案件毎に異なる要素の影響を除外したコストである。例えば、サービスの種別がサービスデスクの場合、案件毎のボリュームである件数/月を除外したインシデント1件当たりのコストが、所定単位当たりのコストとなる。
具体的には、算出部12は、評価対象のコストロジック23から、所定単位当たりの概算コストを算出した概算コストテーブルを作成する。より具体的には、算出部12は、コストロジック23の算出式に含まれる各パラメータに対応付けられた固定値及び変動値の組み合わせ毎に、所定単位当たりの概算コストを算出する。例えば、図3の例の場合、単金テーブル34の各レコードの値を、個別パラメータ「単金」の各詳細パラメータの値として採用することができる。また、共通パラメータ「人数調整」に対応付けられたロジック33の「サービスレベルに応じて1加算」に対応させて、例えば、サービスレベルが3段階の場合には、+1、+2、+3のそれぞれの値を採用することができる。
算出部12は、これらの採用可能な変動値と、個別パラメータ「作業時間/件」及び「1人当たりの作業可能時間/月」に対応付けられた固定値との組み合わせ毎に、所定単位当たりの概算コストを算出する。なお、図3の例の場合、案件毎に異なる入力パラメータ「件数/月」を除外した算出式により算出される概算コストが、所定単位当たりの概算コストとなる。算出部12は、算出した所定単位当たりの概算コストと、各パラメータに代入した値などの条件と、対象の国とを対応付けて、概算コストテーブルを作成する。図7に、概算コストテーブル35の一例を示す。図7の例では、「条件」は、同等の条件に同じ番号を付して表している。なお、同等の条件とは、各パラメータの値が同一又は類似する条件である。パラメータの値が類似するか否かは、条件同士の値の差が所定範囲内か否かで判定することができる。同等の条件で算出された所定単位当たりの概算コストが複数存在する場合には、所定単位当たりの概算コストの平均を「所定単位当たりの概算コスト」欄に記憶すればよい。
また、算出部12は、正式コストDB28に記憶された、評価対象のコストロジック23に対応するサービスについての正式コスト情報を抽出し、抽出した各正式コスト情報から、所定単位当たりの正式コストを算出する。具体的には、算出部12は、正式コスト情報の「正式コスト」の値から、「条件」に含まれる入力パラメータの値を除外することで、所定単位当たりの正式コストを算出する。例えば、算出式において、入力パラメータの項が他の項に乗算されている場合は、正式コストを入力パラメータの値で除算し、除算されている場合は、正式コストに入力パラメータの値を乗算することで入力パラメータの値を除外する。また、算出式において、入力パラメータの項が他の項に加算されている場合は、正式コストから入力パラメータの値を減算し、減算されている場合は、正式コストに入力パラメータの値を加算することで入力パラメータの値を除外する。図3の例では、入力パラメータ「件数/月」は、他の項に乗算されているため、算出部12は、「正式コスト」の値を「件数/月」の値で除算して、所定単位当たりの正式コストを算出する。
算出部12は、算出した所定単位当たりの正式コストと、各パラメータに代入した値などの条件と、対象の国とを対応付けて、正式コストテーブルに記憶する。正式コストテーブル36のデータ構造は、図7に示す概算コストテーブル35と同様である。
算出部12は、概算コストテーブル35及び正式コストテーブル36の各々から、国毎に、「条件」が一致する所定単位当たりの概算コストと所定単位当たりの正式コストとを取得する。そして、算出部12は、例えば、「所定単位当たりの正式コスト/所定単位当たりの概算コスト」により、国毎かつ条件毎に条件別変動率を算出する。
検出部14は、算出部12で算出された国毎の条件別変動率の分布の態様に応じて、評価対象のコストロジック23を評価する。具体的には、算出部12は、条件別変動率が異常値を示す場合、コストロジック23に含まれる共通パラメータ、個別パラメータ、コストロジック23の構成、又はサービスの提供形態のいずれに異常が存在するかを検出する。
より具体的には、検出部14は、図8に示すように、条件別変動率が変動許容範囲の上限値を超え、かつ条件別変動率が増加傾向の国の数が、国の総数に対する所定割合(例えば、50%)以上の場合、共通パラメータに異常があることを検出する。同様に、検出部14は、条件別変動率が所定の変動許容範囲の下限値を超え、かつ条件別変動率が減少傾向の国の数が、国の総数に対する所定割合以上の場合、共通パラメータに異常があることを検出する。共通パラメータの異常とは、例えば、共通パラメータに対応付けられた固定値、又は変動値を決定するための情報が適切な値ではない場合である。
なお、変動許容範囲は、国毎の平均変動率±所定値(例えば、平均変動率の5%)とすることができる。また、条件別変動率が1以上の場合は、条件別変動率は増加傾向であり、条件別変動率が1未満の場合は、条件別変動率は減少傾向であるとする。図8では、条件別変動率が増加傾向の国を上に凸の三角で表し、条件別変動率が減少傾向の国を下に凸の三角で表している。以下の図9〜図11、図16、及び図17についても同様である。
また、検出部14は、条件別変動率が変動許容範囲を超えている国の数が、国の総数に対する所定割合(例えば、50%)以上で、かつ条件別変動率の増減の傾向が同一傾向の場合、コストロジック23の構成に異常があることを検出する。なお、増減の傾向が同一傾向とは、例えば、図9に示すように、条件別変動率が変動許容範囲の上限値を超えている場合には、条件別変動率が増加傾向であり、条件別変動率が変動許容範囲の下限値を超えている場合には、条件別変動率が減少傾向であることである。条件別変動率の分布がこのような態様を示す場合、コストロジック23の構成に異常がある可能性がある。コストロジック23の構成の異常とは、例えば、コストロジック23に含まれる算出式にパラメータの過不足がある場合や、算出式が不適切な場合などである。
また、検出部14は、図10に示すように、条件別変動率が変動許容範囲を超えている国の数が、国の総数に対する所定割合(例えば、50%)未満の場合、条件別変動率が変動許容範囲を超えている国の個別パラメータに異常があることを検出する。個別パラメータの異常とは、例えば、個別パラメータに対応付けられた固定値、又は変動値を決定するための情報が適切な値ではない場合である。
また、検出部14は、図11に示すように、条件別変動率が変動許容範囲の上限値を超えている国に、条件別変動率が減少傾向の国が存在する場合、サービスの提供形態の異常を検出する。同様に、検出部14は、条件別変動率が変動許容範囲の下限値を超えている国に、条件別変動率が増加傾向の国が存在する場合、サービスの提供形態の異常を検出する。サービスの提供形態の異常とは、例えば、物価や人件費等に起因して、正式コスト算出時において、デリバリ拠点が概算コスト算出時から変更されている場合や、標準化されたサービスとは大きく異なるサービス内容になっている場合などである。
報知部16は、検出部14で検出された異常を評価結果として報知する。例えば、報知部16は、評価装置10が備える表示装置に、検出部14により共通パラメータ、個別パラメータ、コストロジック23の構成、又はサービスの提供形態のいずれかに異常がある可能性を示すメッセージを表示することができる。
受付部18は、報知部16による報知に応じて、共通パラメータ、個別パラメータ、及びコストロジック23の構成の少なくとも1つについての変更を示す変更情報を受け付ける。受付部18は、受け付けた変更情報に基づいて、コストロジックDB22に含まれるコストロジック23を更新する。
評価装置10は、例えば図12に示すコンピュータ50で実現することができる。コンピュータ50は、Central Processing Unit(CPU)51と、一時記憶領域としてのメモリ52と、不揮発性の記憶部53とを備える。また、コンピュータ50は、入力装置、表示装置等の入出力装置54と、記憶媒体59に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するRead/Write(R/W)部55と、インターネット等のネットワークに接続される通信Interface(I/F)56を備える。CPU51、メモリ52、記憶部53、入出力装置54、R/W部55、及び通信I/F56は、バス57を介して互いに接続される。
記憶部53は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部53には、コンピュータ50を、評価装置10として機能させるための評価プログラム60が記憶される。評価プログラム60は、算出プロセス62と、検出プロセス64と、報知プロセス66と、受付プロセス68とを有する。また、記憶部53は、コストロジックDB22、変動率DB24、概算コストDB26、及び正式コストDB28の各々を構成する情報が記憶される情報記憶領域70を有する。
CPU51は、評価プログラム60を記憶部53から読み出してメモリ52に展開し、評価プログラム60が有するプロセスを順次実行する。CPU51は、算出プロセス62を実行することで、図1に示す算出部12として動作する。また、CPU51は、検出プロセス64を実行することで、図1に示す検出部14として動作する。また、CPU51は、報知プロセス66を実行することで、図1に示す報知部16として動作する。また、CPU51は、受付プロセス68を実行することで、図1に示す受付部18として動作する。また、CPU51は、情報記憶領域70から情報を読み出して、メモリ52にコストロジックDB22、変動率DB24、概算コストDB26、及び正式コストDB28の各々を展開する。これにより、評価プログラム60を実行したコンピュータ50が、評価装置10として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU51はハードウェアである。
なお、評価プログラム60により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る評価装置10の作用について説明する。概算コストを算出するための入力情報が評価装置10へ入力され、概算コストの算出が指示されると、評価装置10において、図13に示す概算コスト算出処理が実行される。また、正式コスト情報が評価装置10へ入力されると、評価装置10において、図14に示す平均変動率更新処理が実行される。また、評価対象のコストロジック23を指定した評価指示が評価装置10へ入力されると、評価装置10において、図15に示す評価処理が実行される。概算コスト算出処理、平均変動率更新処理、及び評価処理は、開示の技術の評価方法の一例である。以下、概算コスト算出処理、平均変動率更新処理、及び評価処理の各処理について詳述する。
まず、図13を参照して、概算コスト算出処理について説明する。
ステップS11で、算出部12が、評価装置10に入力された入力情報を受け付ける。入力情報には、サービスの種別を示す情報と、サービスが提供される国と、概算コストの算出式で用いる入力パラメータの値と、算出式で用いる共通パラメータ及び個別パラメータの変動値を決定するための情報とが含まれる。
次に、ステップS12で、算出部12が、入力情報に含まれるサービスの種別を示す情報に基づいて、コストロジックDB22から、対象のサービスの種別についてのコストロジック23を取得する。また、算出部12が、変動率DB24から、入力情報に含まれる国に対応付けられた平均変動率を取得する。
次に、ステップS13で、算出部12が、入力情報に含まれる変動値を決定するための情報に基づいて、コストロジック23に含まれる算出式において、値が変動値であるパラメータの値を決定する。そして、算出部12が、算出式の各パラメータに、入力情報に含まれる入力パラメータの値、固定値、及び決定した変動値の各々を代入して概算コストを算出し、算出した概算コストに案件番号を付与して、概算コストDB26に記憶する。さらに、算出部12が、変動率DB24から取得した平均変動率を、算出した概算コストに乗算して、最終的な概算コストを算出し、最終的な概算コストを表示装置に表示し、概算コスト算出処理は終了する。
次に、図14を参照して、平均変動率更新処理について説明する。
ステップS21で、算出部12が、評価装置10に入力された正式コスト情報を受け付け、受け付けた正式コスト情報を正式コストDB28に記憶する。正式コスト情報には、対象案件の案件番号と、サービスを提供する国と、正式コストと、デリバリ担当、言語、正式コストを算出する際に使用した値等の条件とが含まれる。
次に、ステップS22で、算出部12が、概算コストDB26から、受け付けた正式コスト情報と同一の案件番号に対応付けられた概算コストを取得する。次に、ステップS23で、算出部12が、正式コスト情報に含まれる正式コストと、取得した概算コストに基づいて、「正式コスト/概算コスト」により、対象案件の変動率を算出する。
次に、ステップS24で、算出部12が、上記ステップS23で算出した対象案件の変動率が正常か否かを判定する。例えば、算出部12は、算出された対象案件の変動率が、所定範囲(例えば、正式コストの±5%の範囲)を超える場合、その対象案件の変動率は異常であると判定する。対象案件の変動率が正常の場合には、処理はステップS25へ移行する。
ステップS25では、算出部12が、変動率DB24に記憶されている平均変動率のうち、上記ステップS21で受け付けた正式コスト情報に含まれる国と同一の国の平均変動率を読み出す。そして、算出部12は、読み出した平均変動率の算出に使用されている過去に算出済みの複数の変動率と、新たに算出された対象案件の変動率との合計を、案件数で除算して、対象の国の平均変動率を算出し、変動率DB24の平均変動率を更新する。そして、平均変動率更新処理は終了する。
上記ステップS24で、対象案件の変動率が異常と判定される場合には、平均変動率を更新することなく、平均変動率更新処理は終了する。
次に、図15を参照して、評価処理について説明する。
ステップS31で、算出部12が、評価対象のコストロジック23から、条件毎かつ国毎に所定単位当たりの概算コストを算出する。そして、算出部12は、算出した所定単位当たりの概算コストと、条件と、国とを対応付けて、概算コストテーブル35を作成する。
次に、ステップS32で、算出部12が、正式コストDB28に記憶された、評価対象のコストロジック23に対応するサービスについての正式コスト情報を抽出し、抽出した各正式コスト情報から、条件毎かつ国毎に所定単位当たりの正式コストを算出する。そして、算出部12は、算出した所定単位当たりの正式コストと、条件と、国とを対応付けて、正式コストテーブル36を作成する。
次に、ステップS33で、算出部12が、概算コストテーブル35及び正式コストテーブル36の各々から、国毎に、「条件」が一致する所定単位当たりの概算コストと所定単位当たりの正式コストとを取得する。そして、算出部12は、例えば、「所定単位当たりの正式コスト/所定単位当たりの概算コスト」により、国毎かつ条件毎に条件別変動率を算出する。
次に、検出部14は、上記ステップS33で算出された各国の条件別変動率について、条件毎に、以下のステップS34〜S42の処理を実行する。なお、全ての条件についての条件別変動率を処理対象とする場合に限らず、着目する条件についての各国の条件別変動率を用いて、以下のステップS34〜S42の処理を実行してもよい。
ステップS34では、検出部14が、上記ステップS33で算出された各国の条件別変動率に、異常値を示す条件別変動率が含まれるか否かを判定する。例えば、検出部14は、いずれかの条件別変動率が、所定範囲(例えば、正式コストの±5%の範囲)を超える場合、その条件別変動率は異常であると判定する。異常値を示す条件別変動率が含まれる場合には、処理はステップS35へ移行する。
ステップS35では、検出部14が、変動許容範囲外に条件別変動率の増減傾向が逆傾向の国が存在するか否かを判定する。条件別変動率が変動許容範囲の上限値を超えている国に、条件別変動率が減少傾向の国が存在する場合、又は、条件別変動率が変動許容範囲の下限値を超えている国に、条件別変動率が増加傾向の国が存在する場合、肯定判定となる。肯定判定の場合、処理はステップS36へ移行し、検出部14が、サービスの提供形態の異常を検出する。一方、否定判定の場合、処理はステップS37へ移行する。
ステップS37では、検出部14が、条件別変動率が変動許容範囲を超えている国の数が、国の総数に対する所定割合(例えば、50%)未満か否かを判定する。肯定判定の場合、処理はステップS38へ移行し、検出部14が、条件別変動率が変動許容範囲を超えている国の個別パラメータに異常があることを検出する。一方、否定判定の場合、処理はステップS39へ移行する。
ステップS39では、検出部14が、変動許容範囲を超えている条件別変動率の増減の傾向が同一傾向か否かを判定する。肯定判定の場合、処理はステップS40へ移行し、検出部14が、共通パラメータが異常であることを検出する。一方、否定判定の場合、処理はステップS41へ移行し、検出部14が、コストロジック23の構成に異常があることを検出する。
次に、ステップS42で、報知部16が、上記ステップS36、S38、S40、又はS41で検出部14により検出された異常を評価結果として報知する。
次に、ステップS43で、受付部18が、共通パラメータ、個別パラメータ、及びコストロジック23の構成の少なくとも1つについての変更を示す変更情報を受け付ける。例えば、各国の条件別変動率の分布が図10に示すような態様の場合、ステップS38で、条件別変動率が変動許容範囲を超えている国の個別パラメータに異常があることが検出される。この場合、図16に示すように、条件別変動率が変動許容範囲を超えている国の条件別変動率が変動許容範囲に収まるような個別パラメータの変更情報が受け付けられることが想定される。
次に、ステップS43で、受付部18が、受け付けた変更情報に基づいて、コストロジックDB22に記憶されたコストロジック23を更新する。そして、評価処理は終了する。
一方、ステップS34で否定判定となった場合いは、上記ステップS35〜S44の処理を実行することなく、評価処理は終了する。
なお、評価結果は評価装置10の所定の記憶領域に一旦記憶しておき、任意のタイミングで確認可能にしてもよい。この場合、変更情報も任意のタイミングで受け付ければよい。
以上説明したように、本実施形態に係る評価装置10は、標準化されたサービスに基づいて算出される概算コストに対する正式コストの増減の程度を示す各国の変動率の分布の態様に応じて、コストロジックのどこに異常があるかを検出する。したがって、本実施形態に係る評価装置10によれば、概算コストの算出結果の信頼性低下につながる要因を評価することができる。
また、本実施形態に係る評価装置10によれば、検出された異常に応じて受け付けられる変更情報に基づいて、コストロジックDB22が更新され、この更新されたコストロジックDB22に基づいて、概算コスト算出処理(図14)が実行される。これにより、算出される概算コストの信頼性を向上させることができる。
なお、上記実施形態において、評価処理が実行されてコストロジックDB22が更新された後に、再度、各国の条件別変動率分布に基づいて、変更情報を受け付けるようにしてもよい。例えば、各国の条件別変動率の分布が図8に示すような態様の場合、評価処理(図15)のステップS40で、共通パラメータに異常があることが検出される。この異常を示す評価結果に応じて、共通パラメータの変更情報が受け付けられ、各国の条件別変動率の分布が図17に示すように変更されたとする。この場合、条件別変動率が変動許容範囲を超えている国の個別パラメータの見直しを促す評価結果を報知するようにすればよい。
また、図18に一例を示すように、共通パラメータと個別パラメータとは、概算コストの算出において、相互に関連する場合がある。このような場合に、共通パラメータについての変更情報を受け付けた場合には、その共通パラメータに関連する個別パラメータについても見直しを促す評価結果を報知するようにしてもよい。同様に、個別パラメータについての変更情報を受け付けた場合には、その個別パラメータに関連する共通パラメータについても見直しを促す評価結果を報知するようにしてもよい。
この処理を実現するためには、例えば、図19に示すように、共通パラメータと個別パラメータとで関連する詳細パラメータを定義しておく。そして、共通パラメータ又は個別パラメータの変更情報を受け付けた場合に、例えば、図18に示すような画面を表示して、関連する個別パラメータ又は共通パラメータを提示すると共に、該当のパラメータの見直しを促すメッセージを表示するようにするとよい。
また、上記実施形態では、コストロジックに含まれる概算コストの算出式が1つの場合について説明したが、図20に示すように、算出式は複数に分割されていてもよい。このような場合にも、例えば、図21に示すように、共通パラメータと個別パラメータとの関連を定義しておくことができる。
さらに、図22に示すように、複数の算出式の各々に共通のパラメータが含まれる場合がある。図22の例では、共通パラメータ「人数調整」は、概算コスト(人件費)の算出式と、概算コスト(立上げ費)の算出式とで同じ値が用いられるが、関連する個別パラメータはそれぞれ異なるとする。この場合にも、例えば、図23に示すように、共通パラメータと個別パラメータとの関連を定義しておくことができる。図23の例では、2つの算出式に含まれる共通パラメータ「人数調整」を1つの行で表している。
また、上記実施形態では、評価プログラム60が記憶部53に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係るプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の国又は地域の各々に対して提供されるサービスについて、前記複数の国又は地域の各々で共通に定められる共通パラメータと、前記複数の国又は地域の各々について個別に定められる個別パラメータとを含むコストロジックに基づいて算出される概算コストに対する、前記複数の国又は地域の各々で正式に算出された正式コストの増減の程度を示す変動率を、前記複数の国又は地域毎に算出し、
前記複数の国又は地域毎の変動率の分布の態様に応じて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、前記コストロジックの構成、又は前記サービスの提供形態の異常を検出する
ことを含む処理をコンピュータに実行させるための評価プログラム。
(付記2)
前記変動率が所定の上限値を超え、かつ前記変動率が増加傾向の国又は地域の割合が所定値以上の場合、又は、前記変動率が所定の下限値を超え、かつ前記変動率が減少傾向の国又は地域の割合が所定値以上の場合、前記共通パラメータの異常を検出する付記1に記載の評価プログラム。
(付記3)
前記変動率が所定の許容範囲を超えている国又は地域の割合が所定値以上で、かつ前記許容範囲の上限値を超える前記変動率が増加傾向、及び前記許容範囲の下限値を超える前記変動率が減少傾向の場合、前記コストロジックの構成の異常を検出する付記1又は付記2に記載の評価プログラム。
(付記4)
前記変動率が所定の許容範囲を超えている国又は地域の割合が所定値未満の場合、前記変動率が所定の許容範囲を超えている国又は地域の前記個別パラメータの異常を検出する付記1〜付記3のいずれか1項に記載の評価プログラム。
(付記5)
前記変動率が所定の上限値を超えている国又は地域のうち、前記変動率が減少傾向の国又は地域が存在する場合、又は、前記変動率が所定の下限値を超えている国又は地域のうち、前記変動率が増加傾向の国又は地域が存在する場合、前記サービスの提供形態の異常を検出する付記1〜付記4のいずれか1項に記載の評価プログラム。
(付記6)
検出された異常を報知し、
前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、及び前記コストロジックの構成の少なくとも1つについての変更を受け付ける
ことをさらに含む処理を前記コンピュータに実行させるための付記1〜付記5のいずれか1項に記載の評価プログラム。
(付記7)
受け付けた前記変更に基づいて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、又は前記コストロジックの構成を更新することをさらに含む処理を前記コンピュータに実行させるための付記6に記載の評価プログラム。
(付記8)
前記共通パラメータの変更を受け付けた場合、前記共通パラメータと関連する前記個別パラメータを報知すると共に、報知した前記個別パラメータの変更を受け付け、前記個別パラメータの変更を受け付けた場合、前記個別パラメータと関連する前記共通パラメータを報知すると共に、報知した前記共通パラメータの変更を受け付けることをさらに含む処理を前記コンピュータに実行させるための付記6又は付記7に記載の評価プログラム。
(付記9)
前記複数の国又は地域の各々について前記概算コストを算出する際に、過去に得られた前記国又は地域の変動率を前記コストロジックに基づいて算出された概算コストに反映する付記1〜付記8のいずれか1項に記載の評価プログラム。
(付記10)
複数の国又は地域の各々に対して提供されるサービスについて、前記複数の国又は地域の各々で共通に定められる共通パラメータと、前記複数の国又は地域の各々について個別に定められる個別パラメータとを含むコストロジックに基づいて算出される概算コストに対する、前記複数の国又は地域の各々で正式に算出された正式コストの増減の程度を示す変動率を、前記複数の国又は地域毎に算出する算出部と、
前記複数の国又は地域毎の変動率の分布の態様に応じて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、前記コストロジックの構成、又は前記サービスの提供形態の異常を検出する検出部と、
を含む評価装置。
(付記11)
前記検出部は、前記変動率が所定の上限値を超え、かつ前記変動率が増加傾向の国又は地域の割合が所定値以上の場合、又は、前記変動率が所定の下限値を超え、かつ前記変動率が減少傾向の国又は地域の割合が所定値以上の場合、前記共通パラメータの異常を検出する付記10に記載の評価装置。
(付記12)
前記検出部は、前記変動率が所定の許容範囲を超えている国又は地域の割合が所定値以上で、かつ前記許容範囲の上限値を超える前記変動率が増加傾向、及び前記許容範囲の下限値を超える前記変動率が減少傾向の場合、前記コストロジックの構成の異常を検出する付記10又は付記11に記載の評価装置。
(付記13)
前記検出部は、前記変動率が所定の許容範囲を超えている国又は地域の割合が所定値未満の場合、前記変動率が所定の許容範囲を超えている国又は地域の前記個別パラメータの異常を検出する付記10〜付記12のいずれか1項に記載の評価装置。
(付記14)
前記検出部は、前記変動率が所定の上限値を超えている国又は地域のうち、前記変動率が減少傾向の国又は地域が存在する場合、又は、前記変動率が所定の下限値を超えている国又は地域のうち、前記変動率が増加傾向の国又は地域が存在する場合、前記サービスの提供形態の異常を検出する付記10〜付記13のいずれか1項に記載の評価装置。
(付記15)
前記検出部により検出された異常を報知する報知部と、
前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、及び前記コストロジックの構成の少なくとも1つについての変更を受け付ける受付部と、
をさらに含む付記10〜付記14のいずれか1項に記載の評価装置。
(付記16)
前記受付部は、受け付けた前記変更に基づいて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、又は前記コストロジックの構成を更新する付記15に記載の評価装置。
(付記17)
前記報知部は、前記受付部により前記共通パラメータの変更が受け付けられた場合、前記共通パラメータと関連する前記個別パラメータを報知し、前記受付部により前記個別パラメータの変更が受け付けられた場合、前記個別パラメータと関連する前記共通パラメータを報知し、
前記受付部は、前記報知部により前記個別パラメータが報知された場合、報知された前記個別パラメータの変更を受け付け、前記報知部により前記共通パラメータが報知された場合、報知された前記共通パラメータの変更を受け付ける
付記15又は付記16に記載の評価装置。
(付記18)
前記算出部は、前記複数の国又は地域の各々について前記概算コストを算出する際に、過去に得られた前記国又は地域の変動率を前記コストロジックに基づいて算出された概算コストに反映する付記10〜付記17のいずれか1項に記載の評価装置。
(付記19)
複数の国又は地域の各々に対して提供されるサービスについて、前記複数の国又は地域の各々で共通に定められる共通パラメータと、前記複数の国又は地域の各々について個別に定められる個別パラメータとを含むコストロジックに基づいて算出される概算コストに対する、前記複数の国又は地域の各々で正式に算出された正式コストの増減の程度を示す変動率を、前記複数の国又は地域毎に算出し、
前記複数の国又は地域毎の変動率の分布の態様に応じて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、前記コストロジックの構成、又は前記サービスの提供形態の異常を検出する
ことを含む処理をコンピュータが実行する評価方法。
(付記20)
複数の国又は地域の各々に対して提供されるサービスについて、前記複数の国又は地域の各々で共通に定められる共通パラメータと、前記複数の国又は地域の各々について個別に定められる個別パラメータとを含むコストロジックに基づいて算出される概算コストに対する、前記複数の国又は地域の各々で正式に算出された正式コストの増減の程度を示す変動率を、前記複数の国又は地域毎に算出し、
前記複数の国又は地域毎の変動率の分布の態様に応じて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、前記コストロジックの構成、又は前記サービスの提供形態の異常を検出する
ことを含む処理をコンピュータに実行させるための評価プログラムを記憶した記憶媒体。
10 評価装置
12 算出部
14 検出部
16 報知部
18 受付部
22 コストロジックデータベース(DB)
23 コストロジック
24 変動率DB
26 概算コストDB
28 正式コストDB
35 概算コストテーブル
36 正式コストテーブル
50 コンピュータ
51 CPU
52 メモリ
53 記憶部
59 記憶媒体
60 評価プログラム

Claims (11)

  1. 複数の国又は地域の各々に対して提供されるサービスについて、前記複数の国又は地域の各々で共通に定められる共通パラメータと、前記複数の国又は地域の各々について個別に定められる個別パラメータとを含むコストロジックに基づいて算出される概算コストに対する、前記複数の国又は地域の各々で正式に算出された正式コストの増減の程度を示す変動率を、前記複数の国又は地域毎に算出し、
    前記複数の国又は地域毎の変動率の分布の態様に応じて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、前記コストロジックの構成、又は前記サービスの提供形態の異常を検出する
    ことを含む処理をコンピュータに実行させるための評価プログラム。
  2. 前記変動率が所定の上限値を超え、かつ前記変動率が増加傾向の国又は地域の割合が所定値以上の場合、又は、前記変動率が所定の下限値を超え、かつ前記変動率が減少傾向の国又は地域の割合が所定値以上の場合、前記共通パラメータの異常を検出する請求項1に記載の評価プログラム。
  3. 前記変動率が所定の許容範囲を超えている国又は地域の割合が所定値以上で、かつ前記許容範囲の上限値を超える前記変動率が増加傾向、及び前記許容範囲の下限値を超える前記変動率が減少傾向の場合、前記コストロジックの構成の異常を検出する請求項1又は請求項2に記載の評価プログラム。
  4. 前記変動率が所定の許容範囲を超えている国又は地域の割合が所定値未満の場合、前記変動率が所定の許容範囲を超えている国又は地域の前記個別パラメータの異常を検出する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の評価プログラム。
  5. 前記変動率が所定の上限値を超えている国又は地域のうち、前記変動率が減少傾向の国又は地域が存在する場合、又は、前記変動率が所定の下限値を超えている国又は地域のうち、前記変動率が増加傾向の国又は地域が存在する場合、前記サービスの提供形態の異常を検出する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の評価プログラム。
  6. 検出された異常を報知し、
    前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、及び前記コストロジックの構成の少なくとも1つについての変更を受け付ける
    ことをさらに含む処理を前記コンピュータに実行させるための請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の評価プログラム。
  7. 受け付けた前記変更に基づいて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、又は前記コストロジックの構成を更新することをさらに含む処理を前記コンピュータに実行させるための請求項6に記載の評価プログラム。
  8. 前記共通パラメータの変更を受け付けた場合、前記共通パラメータと関連する前記個別パラメータを報知すると共に、報知した前記個別パラメータの変更を受け付け、前記個別パラメータの変更を受け付けた場合、前記個別パラメータと関連する前記共通パラメータを報知すると共に、報知した前記共通パラメータの変更を受け付けることをさらに含む処理を前記コンピュータに実行させるための請求項6又は請求項7に記載の評価プログラム。
  9. 前記複数の国又は地域の各々について前記概算コストを算出する際に、過去に得られた前記国又は地域の変動率を前記コストロジックに基づいて算出された概算コストに反映する請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の評価プログラム。
  10. 複数の国又は地域の各々に対して提供されるサービスについて、前記複数の国又は地域の各々で共通に定められる共通パラメータと、前記複数の国又は地域の各々について個別に定められる個別パラメータとを含むコストロジックに基づいて算出される概算コストに対する、前記複数の国又は地域の各々で正式に算出された正式コストの増減の程度を示す変動率を、前記複数の国又は地域毎に算出する算出部と、
    前記複数の国又は地域毎の変動率の分布の態様に応じて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、前記コストロジックの構成、又は前記サービスの提供形態の異常を検出する検出部と、
    を含む評価装置。
  11. 複数の国又は地域の各々に対して提供されるサービスについて、前記複数の国又は地域の各々で共通に定められる共通パラメータと、前記複数の国又は地域の各々について個別に定められる個別パラメータとを含むコストロジックに基づいて算出される概算コストに対する、前記複数の国又は地域の各々で正式に算出された正式コストの増減の程度を示す変動率を、前記複数の国又は地域毎に算出し、
    前記複数の国又は地域毎の変動率の分布の態様に応じて、前記共通パラメータ、前記個別パラメータ、前記コストロジックの構成、又は前記サービスの提供形態の異常を検出する
    ことを含む処理をコンピュータが実行する評価方法。
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