JP2018166173A - プリント配線板の製造方法、および保護フィルム - Google Patents

プリント配線板の製造方法、および保護フィルム Download PDF

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田 文 彦 松
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Abstract

【課題】樹脂残渣を除去するプラズマ処理工程において、エッチング効率の低下を防止するとともに金属箔張積層板に貼着される絶縁樹脂フィルムを保護する。【解決手段】実施形態に係るプリント配線板の製造方法は、絶縁ベース基材1および金属箔2を有する片面金属箔張積層板3と、絶縁樹脂フィルム4および金属薄膜5を有する保護フィルム6とを用意する工程と、保護フィルム6を片面金属箔張積層板3に貼り合わせる工程と、保護フィルム6の所定箇所にレーザ光を照射することにより有底ビアホール7を形成する工程と、プラズマエッチングにより樹脂残渣1xを除去する工程と、有底ビアホール7の底面の裏面処理膜8および金属薄膜5をウェットエッチングにより除去する工程と、印刷手法を用いて有底ビアホール7内に導電ペースト9を充填する工程と、絶縁ベース基材1から絶縁樹脂フィルム4を剥離する工程とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板の製造方法、および保護フィルムに関し、より詳しくは、導電ペーストによって層間接続を行うプリント配線板の製造方法、および当該プリント配線板の製造方法において用いられる保護フィルムに関する。
電子機器の小型化・高機能化の進展に伴い、プリント配線板に対して高密度化の要求が高まっている。この要求に応えるため、多層化したプリント配線板が開発されている。また、高密度化の一環として、特許文献1には混成多層回路基板が記載されている。この混成多層回路基板は、2つの多層回路基板(硬質回路基板)と、これら多層回路基板間を接続するフレキシブルプリント配線板(またはフレキシブルフラットケーブル)とを有するものである。これらの配線板は、スマートフォン等の携帯通信機器や、ノートパソコン、デジタルカメラ、ゲーム機などの小型電子機器を中心に広く用いられている。
近年、電子機器が扱う情報量が急速に増加しているため、電子機器内の信号の伝送速度はますます高速化する傾向にある。パソコンの場合、2010年から2011年にかけて伝送速度が6Gbpsの伝送規格へ移行し、2013年には伝送速度が10Gbpsの規格も策定されている。このような状況下、伝送線路における信号損失(伝送損失)を考慮することがますます重要になっている。
フレキシブルプリント配線板(FPC)では、伝送損失を低減するために、誘電率および誘電正接(tanδ)の低い液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)が絶縁ベース基材として適用され始めている。しかしながら、液晶ポリマーは、厚さ方向の熱膨張係数が従来のポリイミド等の絶縁材料に比べて大きく、層間接続路として従来一般的に用いられるめっきスルーホールとの熱膨張係数の差が大きい。このため、液晶ポリマーからなる絶縁ベース基材を厚くした場合、温度サイクル等に対する信頼性を十分に確保できないおそれがある。
特許文献2および特許文献3には、液晶ポリマーを絶縁ベース基材としたフレキシブルプリント配線板において、めっきスルーホールではなく、導電ペーストを用いた導電ビアを層間接続路に適用することが記載されている。
また、特許文献4には、導電ビアを有するプリント配線板の製造方法が記載されている。この方法では、粘着性の絶縁樹脂フィルムを金属箔張積層板に貼着し、レーザ加工で形成された有底ビアホールに導電ペーストを充填した後、絶縁樹脂フィルムを剥離することで導電ペーストの一部を絶縁ベース基材から突出させて配線基材を作製する。その後、導電ペーストの突出部同士が当接するように2枚の配線基材を積層する。この方法によれば、3つの配線層を有するプリント配線板を2枚の配線基材で製造することができ、プリント配線板の製造に必要な材料を削減し、製造工程も簡略化することが可能である。
特許第2631287号 特開2011−66293号公報 特開2007−96121号公報 特開2015−61058号公報
しかしながら、特許文献4の場合、いくつかの課題がある。これらの課題について説明する前に、比較例に係るプリント配線板の製造方法を図13および図14を参照して説明する。
まず、図13(a)に示すように、片面金属箔張積層板103を用意する。この片面金属箔張積層板103は、絶縁ベース基材101と、絶縁ベース基材101の片面に形成された金属箔102とを有する。絶縁ベース基材101は、主面101aと、主面101aと反対側の主面101bとを有する。絶縁ベース基材101は、液晶ポリマーからなり、その厚さは100μmである。金属箔102は、銅箔であり、その厚さは12μmである。
次に、図13(b)に示すように、金属箔102をフォトファブリケーション手法によりパターニングして、受けランド102aおよび配線102bを形成する。
次に、図13(c)に示すように、片面に微粘着材(図示せず)が形成された絶縁樹脂フィルム104を片面金属箔張積層板103の主面101aに貼り合わせる。
次に、図14(a)に示すように、絶縁樹脂フィルム104の所定箇所にレーザ光を照射することにより、底面に受けランド102aが露出した有底ビアホール105を形成する。この後、有底ビアホール105の内部に存在する樹脂残渣(図示せず)をプラズマエッチングにより除去する。このプラズマエッチングにより、絶縁樹脂フィルム104の表面がエッチングされ凹凸が生じる(図14(b)参照)。
次に、図14(b)に示すように、有底ビアホール105の底面に露出した受けランド102aの裏面処理膜(バリアメタル膜)(図示せず)をウェットエッチングにより除去する。この裏面処理膜は、金属箔102の裏面(すなわち、絶縁ベース基材101と接する側の面)に形成された処理膜のことであり、金属箔102と絶縁ベース基材101との密着性を向上させる等の目的で、片面金属箔張積層板103の製造時に設けられた膜である。
次に、図14(c)に示すように、スクリーン印刷等の印刷手法を用いて、有底ビアホール105内に導電ペースト106を充填する。その後、絶縁ベース基材101から絶縁樹脂フィルム104を剥離する。これにより、有底ビアホール105に充填された導電ペースト106の一部を絶縁ベース基材101から突出させる。導電ペースト106の突出量(飛び出し量)は、絶縁樹脂フィルム104の厚さにより規定される。
上記工程を経て導電ペースト106の一部が絶縁ベース基材101から突出した配線基材が得られるが、以下に説明する課題がある。
まず、有底ビアホール105内の樹脂残渣をプラズマエッチングにより除去する工程(プラズマ処理工程)において、片面金属箔張積層板103の上面が、穿孔部分を除き、全面にわたって絶縁樹脂フィルム104で被覆されている。このため、絶縁樹脂フィルム104の表面(樹脂面)により、ラジカルが著しく失活する。その結果、エッチングレートが大幅に低下し、プリント配線板の製造効率が大幅に低下するという課題がある。
また、プラズマ処理工程において絶縁樹脂フィルム104の表面がエッチングされて凹凸が発生するため、有底ビアホール内に導電ペーストを充填する工程(印刷工程)において導電ペーストが絶縁樹脂フィルム104の表面に残り易くなる。その結果、導電ペーストの収率が低下するという課題がある。
さらに、プラズマ処理工程において絶縁樹脂フィルム104がエッチングされて厚みにばらつきが発生するため、導電ペースト106の飛び出し量が不均一になるという課題もある。
本発明は、上記の技術的認識に基づいてなされたものであり、その目的は、樹脂残渣を除去するプラズマ処理工程において、エッチング効率の低下を防止できるとともに金属箔張積層板に貼着される絶縁樹脂フィルムを保護することができるプリント配線板の製造方法および保護フィルムを提供することである。
本発明に係るプリント配線板の製造方法は、
第1の主面、および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する絶縁ベース基材と、前記第2の主面に形成された金属箔とを有する金属箔張積層板を用意する工程と、
第3の主面、および前記第3の主面と反対側の第4の主面を有する絶縁樹脂フィルムと、前記第3の主面に形成された金属薄膜とを有する保護フィルムを用意する工程と、
前記第1の主面と前記第4の主面が対向するように前記保護フィルムを前記金属箔張積層板に貼り合わせる貼着工程と、
前記保護フィルムの所定箇所にレーザ光を照射することにより、底面に前記金属箔が露出した有底ビアホールを形成するレーザ加工工程と、
前記有底ビアホールの内部に存在する樹脂残渣をプラズマエッチングにより除去するプラズマ処理工程と、
前記有底ビアホールの底面に露出した前記金属箔の裏面処理膜および前記金属薄膜をウェットエッチングにより除去するソフトエッチング工程と、
印刷手法を用いて、前記有底ビアホール内に導電ペーストを充填する工程と、
前記絶縁樹脂フィルムを剥離する剥離工程と、
を備えることを特徴とする。
また、前記プリント配線板の製造方法において、
前記金属薄膜は、前記レーザ加工工程において前記レーザ光により貫通され、かつ前記プラズマ処理工程において前記絶縁樹脂フィルムがプラズマエッチングされない厚さを有してもよい。
また、前記プリント配線板の製造方法において、
前記金属薄膜の厚さは0.08μm以上0.12μm以下であってもよい。
また、前記プリント配線板の製造方法において、
前記金属薄膜は、銅、アルミニウムまたはニッケルからなるようにしてもよい。
また、前記プリント配線板の製造方法において、
前記金属薄膜は、前記金属箔と同じ材料からなるようにしてもよい。
また、前記プリント配線板の製造方法において、
前記貼着工程において、前記保護フィルムは、前記絶縁樹脂フィルムの前記第4の主面に形成された微粘着材により、前記金属箔張積層板に張り合わされるようにしてもよい。
また、前記プリント配線板の製造方法において、
前記貼着工程において、前記保護フィルムは、前記絶縁ベース基材の前記第1の主面に形成された接着剤層により、前記金属箔張積層板に張り合わされるようにしてもよい。
また、前記プリント配線板の製造方法において、
前記金属箔張積層板として、前記絶縁ベース基材の前記第1の主面に形成された第2の金属箔をさらに有する両面金属箔張積層板を用意し、
前記貼着工程の前に、
前記第2の金属箔をパターニングして穿孔加工用マスクを形成する工程と、
前記絶縁ベース基材の前記第1の主面に形成され、前記パターニングされた前記第2の金属箔を埋設する接着剤層を形成する工程と、をさらに備え、
前記貼着工程において、前記絶縁樹脂フィルムが前記接着剤層に接着するように前記保護フィルムを前記接着剤層上に積層するようにしてもよい。
また、前記プリント配線板の製造方法において、
前記剥離工程により得られる、前記導電ペーストの突出部を有する第1および第2の配線基材を、前記突出部同士が当接するように積層する工程と、
前記積層された第1の配線基材および第2の配線基材を加熱して一体化する工程と、をさらに備えてもよい。
本発明に係る保護フィルムは、
第1の主面、および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する絶縁ベース基材と、前記第2の主面に形成された金属箔とを有する金属箔張積層板に貼り合わせられる保護フィルムであって、
第3の主面、および前記第3の主面と反対側の第4の主面を有する絶縁樹脂フィルムと、前記第3の主面に形成された金属薄膜とを有し、
微粘着材または接着材層を介して前記第4の主面が前記第1の主面に対向するように張り合わされることを特徴とする。
また、前記保護フィルムにおいて、
前記金属薄膜は、
前記保護フィルムの所定箇所にレーザ光を照射することにより、底面に前記金属箔が露出した有底ビアホールを形成するレーザ加工工程において、前記レーザ光により容易に貫通され、
前記有底ビアホールの内部に存在する樹脂残渣をプラズマエッチングにより除去するプラズマ処理工程において、前記絶縁樹脂フィルムがプラズマエッチングされず、かつ
前記有底ビアホールの底面に露出した前記金属箔の裏面処理膜をウェットエッチングにより除去するソフトエッチング工程において除去される、
厚さを有してもよい。
また、前記保護フィルムにおいて、
前記金属薄膜の厚さは0.08μm以上0.12μm以下であってもよい。
本発明では、絶縁樹脂フィルムと、この絶縁樹脂フィルムの主面に形成された金属薄膜とを有する保護フィルムを金属箔張積層板に貼り合わせ、レーザ加工で有底ビアホールを形成した後、有底ビアホール内の樹脂残渣を除去するプラズマ処理工程を行う。プラズマ処理工程において、絶縁樹脂フィルムの表面が金属薄膜で被覆されているため、絶縁樹脂フィルムによるラジカルの失活を防止できる。よって、プラズマエッチングによるエッチングレートの低下を防止できる。
また、プラズマ処理工程において、絶縁樹脂フィルムは、金属薄膜により保護されており、エッチングされず平坦性が維持される。よって、有底ビアホールに導電ペーストを充填する印刷工程において導電ペーストの収率の低下を防止できるとともに、導電ペーストの飛び出し量を均一にすることができる。
上記のように、本発明によれば、樹脂残渣を除去するプラズマ処理工程において、エッチング効率の低下を防止できるとともに金属箔張積層板に貼着される絶縁樹脂フィルムを保護することができる。
第1の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するための工程断面図である。 図2に続く、第1の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するための工程断面図である。 図3に続く、第1の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するための工程断面図である。 プラズマエッチング量および金属薄膜の貫通可否の実験結果をまとめた図である。 第2の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するための工程断面図である。 図7に続く、第2の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するための工程断面図である。 図8に続く、第2の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するための工程断面図である。 第3の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するための工程断面図である。 図11に続く、第3の実施形態に係るプリント配線板の製造方法を説明するための工程断面図である。 比較例に係るプリント配線板の製造方法を説明するための工程断面図である。 図13に続く、比較例に係るプリント配線板の製造方法を説明するための工程断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るプリント配線板の製造方法について、図1のフローチャートに沿って説明する。本実施形態は、片面金属箔張積層板を出発材料とする。
まず、片面金属箔張積層板3および保護フィルム6を用意する(ステップS11)。図2(a)に示すように、片面金属箔張積層板3は、絶縁ベース基材1と、絶縁ベース基材1の片面に形成された金属箔2(第1の金属箔)とを有する。絶縁ベース基材1は、主面1a(第1の主面)、および主面1aと反対側の主面1b(第2の主面)を有する。本実施形態では、主面1aは絶縁ベース基材1の上面であり、主面1bは絶縁ベース基材1の下面である。
絶縁ベース基材1は、例えば液晶ポリマー(LCP)等からなる絶縁フィルムであり、その厚さは例えば100μmである。なお、絶縁ベース基材1は、可撓性を有するものであってもよいし、可撓性を有しないものであってもよい。例えば、絶縁ベース基材1は、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート等のフレキシブルプリント配線板に使用される絶縁樹脂フィルムであってもよいし、あるいはガラスエポキシのような硬質の絶縁樹脂からなるものであってもよい。
金属箔2は、絶縁ベース基材1の主面1bに形成されている。金属箔2は、例えば銅箔であり、その厚さは例えば12μmである。なお、金属箔2は、銅以外の金属(銀、アルミニウムなど)からなるものでもよい。
図2(b)に示すように、保護フィルム6は、可撓性の絶縁樹脂フィルム4と、この絶縁樹脂フィルム4の片面に形成された金属薄膜5とを有する。
絶縁樹脂フィルム4は、主面4a(第3の主面)、および主面4aと反対側の主面4b(第4の主面)を有する。本実施形態では、主面4aは絶縁樹脂フィルム4の上面であり、主面4bは絶縁樹脂フィルム4の下面である。
絶縁樹脂フィルム4は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)からなり、その厚さは例えば20μmである。なお、絶縁樹脂フィルム4は、ポリイミド、ポリアミド、ポリエチレンナフタレート(PEN)等、他の絶縁材料から構成されてもよい。
絶縁樹脂フィルム4の厚さは、導電ペーストの飛び出し量(後述の突出部9aの高さ)を規定する。この飛び出し量が大きすぎると、プリント配線板の平坦度が損なわれる。一方、飛び出し量が小さすぎると、層間接続の信頼性を十分に確保できない。このようなことを考慮すると、絶縁樹脂フィルム4の厚さは、好ましくは20±10μmの範囲にあり、より好ましくは20±5μmの範囲にある。
金属薄膜5は、主面4aに形成されている。金属薄膜5は、例えば銅蒸着膜である。なお、金属薄膜5は、銅以外の金属、例えばアルミニウム、ニッケルからなるものでもよい。また、金属薄膜5は、蒸着以外の方法、例えばスパッタリング、無電界めっきにより形成された薄膜であってもよい。
金属薄膜5は、後述のレーザ加工工程においてレーザ光により容易に貫通される厚さを有する。ここで、「金属薄膜5が貫通される」とは、レーザ光の照射位置において金属薄膜5が全厚にわたって除去されることを意味する。
また、金属薄膜5は、後述のプラズマ処理工程において絶縁樹脂フィルム4がプラズマエッチングされない厚さを有する。ここで、「絶縁樹脂フィルム4がプラズマエッチングされない」とは、絶縁樹脂フィルム4の主面4aが金属薄膜5で被覆された状態が維持され、絶縁樹脂フィルム4が露出しないことを意味している。また、金属薄膜5は、後述のソフトエッチング工程において除去される厚さを有する。
第1の実施形態では、絶縁樹脂フィルム4の主面4bには、微粘着材(図示せず)が形成されている。この微粘着材の厚さは、例えば10μmである。微粘着材は、後述の剥離工程において保護フィルム6を片面金属箔張積層板3から剥離することが可能な程度の弱い粘着力を有する。
次に、図2(c)に示すように、片面金属箔張積層板3の金属箔2をフォトファブリケーション手法によりパターニングして受けランド2aを形成する(ステップS12)。受けランド2aの径は、例えばφ250μm程度にする。なお、本工程において配線2bを形成してもよい。また、本工程は、後述の貼着工程、レーザ加工工程、プラズマ処理工程、ソフトエッチング工程、印刷工程、剥離工程または加熱工程を行った後に行ってもよい。
次に、図2(d)および図3(a)に示すように、片面金属箔張積層板3に保護フィルム6を貼り合わせる(貼着工程、ステップS13)。より詳しくは、絶縁ベース基材1の主面1aと保護フィルム6の主面4bが対向するように保護フィルム6を片面金属箔張積層板3に貼り合わせる。本工程において、保護フィルム6は、絶縁樹脂フィルム4の主面4bに形成された微粘着材により、片面金属箔張積層板3に張り合わされる。
次に、図3(b)に示すように、保護フィルム6の所定箇所にレーザ光を照射することにより、底面に受けランド2aが露出した有底ビアホール7を形成する(レーザ加工工程、ステップS14)。有底ビアホール7の径は、例えばφ150〜200μmである。本工程で用いるレーザは、例えば炭酸ガスレーザまたはUV−YAGレーザである。
次に、図3(b)および図3(c)に示すように、有底ビアホール7の内部に存在する樹脂残渣1xをプラズマエッチングにより除去する(プラズマ処理工程、ステップS15)。樹脂残渣1xは、図3(b)の拡大図に示すように、有底ビアホール7の底面に露出した受けランド2aの裏面処理膜(バリアメタル膜)8の微細な凹部の中や、絶縁ベース基材1と受けランド2aとの境界付近等に存在する。なお、本工程のプラズマエッチングにより樹脂残渣を除去する処理は、デスミア処理とも呼ばれる。
裏面処理膜8は、金属箔2の裏面(すなわち、絶縁ベース基材1と接する側の面)に形成された処理膜のことであり、金属箔2と絶縁ベース基材1との密着性を向上させる等の目的で、片面金属箔張積層板3の製造時に設けられた膜である。例えば、裏面処理膜8はNi/Cr膜である。
次に、図4(a)に示すように、有底ビアホール7の底面に露出した受けランド2aの裏面処理膜8、および金属薄膜5をウェットエッチングにより除去する(ソフトエッチング工程、ステップS16)。本工程では、裏面処理膜8だけでなく、保護フィルム6の金属薄膜5も除去される。
次に、図4(b)に示すように、印刷手法を用いて、有底ビアホール7内に導電ペースト9を充填する(印刷工程、ステップS17)。本工程では、例えばスクリーン印刷の手法が用いられる。本工程では、保護フィルム6は、印刷マスクとして機能する。導電ペースト9は、ペースト状の熱硬化性樹脂である樹脂バインダーに、銅粒子や銀粒子等の金属粒子を分散させたものである。
なお、印刷工程では、エアボイドの混入を防止する観点から、真空環境下で導電ペーストの印刷を行うことが好ましい。例えば、スクリーン印刷用の真空印刷機を用いることが好ましい。これにより、印刷中にボイド(導電ペーストで充填されない領域)が発生しても、真空状態の解放時に大気圧により当該ボイドは押し潰されて消失するため、エアボイドの発生を防止することができる。
前述のようにソフトエッチング工程において金属薄膜5が除去されているため、印刷工程において、金属薄膜5を構成する金属成分が異物として導電ペーストに混入することを防止できる。
次に、図4(c)に示すように、絶縁ベース基材1から絶縁樹脂フィルム4を剥離する(剥離工程、ステップS18)。これにより、有底ビアホール7に充填された導電ペースト9の一部を突出部9aとして絶縁ベース基材1から突出させる。
上記工程を経て、図4(c)に示す配線基材10が得られる。
上述のように、プラズマ処理工程において絶縁樹脂フィルム4は金属薄膜5により被覆されているため、絶縁樹脂フィルム4によるラジカルの失活を防止できる。このため、プラズマエッチングによるエッチングレートの低下を防止することができる。
また、プラズマ処理工程において絶縁樹脂フィルム4は金属薄膜5により被覆されている。このため、絶縁樹脂フィルム4の主面4aがプラズマエッチングによりエッチングされることが防止され、絶縁樹脂フィルム4の主面4aの平坦性が維持される。したがって、印刷工程において導電ペーストが絶縁樹脂フィルム4に残ることが抑制され、導電ペーストの収率の低下を防止することができる。
また、プラズマ処理工程において絶縁樹脂フィルム4が金属薄膜5により保護されるため、絶縁樹脂フィルム4の厚さが均一に維持される。よって、導電ペースト9の飛び出し量(突出部9aの高さ)を均一にすることができる。
上記のように、第1の実施形態によれば、プラズマ処理工程の効率および導電ペーストの収率が低下することを防止できるとともに、導電ペーストの飛び出し量を均一にすることができる。
なお、金属薄膜5と金属箔2は、ソフトエッチング工程において同時に除去できることが好ましく、より好ましくは同じ材料からなる。本実施形態では、金属薄膜5は、金属箔2と同じ銅からなる。これにより、ソフトエッチング工程において異種金属が混在することによる、導電ビア内のコンタミネーションを防止できる。
また、貼着工程において、片面金属箔張積層板3の下面にも保護フィルム6を貼り合わせてもよい。これにより、プラズマ処理工程において、受けランド2aおよび配線2bで被覆されていない絶縁ベース基材1の主面1bがエッチングされることや、主面1bの露出によりプラズマ処理工程の効率が低下することを防止できる。片面金属箔張積層板3の下面を金属板等の治具で覆ってプラズマが主面1bに触れないようにしても同様の効果が得られる。
<金属薄膜の厚さ>
レーザ加工工程およびプラズマ処理工程を考慮して金属薄膜5の厚さはどの程度が好ましいのかについて、実施例に基づいて説明する。
本実施例では、絶縁樹脂フィルム4としてPETフィルムを有し、金属薄膜5としてPETフィルム上に形成された銅蒸着膜を有する、保護フィルム6を用いた。プラズマ処理工程では、OとCFの混合ガスを用いた。レーザ加工工程では、安定加工の観点から、赤外線レーザである炭酸ガスレーザを用いた。具体的には、三菱電機(株)製の炭酸ガスレーザ加工機(ML605GTXIII-5100U2)を用いた。アパーチャー等でビーム径を150μmに調整した。また、パルス幅を10μSec、1パルスあたりのエネルギーを4mJとし、5ショットで1つの有底ビアホール7を形成する加工条件とした。
上記の条件で、金属薄膜5の厚さをパラメータとして、レーザ加工工程およびプラズマ処理工程における加工性について調べた。その結果を図5に示す。図5では、比較のため、12μm厚の銅箔の場合と、金属薄膜5が表面に形成されていないPETフィルム(前述の比較例の場合に相当)の場合の結果も併せて記載している。また、図5中のプラズマエッチング量は、バッチ式のプラズマ装置を用いた場合のエッチング量を示している。
プラズマエッチング量の測定方法は、以下のように行った。まず、PETフィルム上に樹脂フィルムをテープで張りつけ、プラズマエッチングを行った。その後、テープで保護された箇所と、露出した箇所(すなわちテープで被覆されていない箇所)との間の段差をレーザ顕微鏡で測定した。ここでは、レーザ顕微鏡として、株式会社キーエンス製VK−X250を用いた。
また、図5中の銅蒸着膜の厚みは、導体抵抗率から導体厚みを測定する装置(三菱化学株式会社製 MCP−S521)で予め測定した値である。より具体的には、銅蒸着後の樹脂フィルムを300mm□の大きさに切り出し、切り出された樹脂フィルムに対し、縦横それぞれ100mm間隔(合計9点)で銅蒸着膜の厚みを測定し、その平均値を代表値とした。
銅蒸着膜の厚さが0.05μmの場合、レーザ加工工程において銅蒸着膜は貫通したが、プラズマ処理工程におけるエッチング量は1.3μmであった。このエッチング量は、12μm厚の銅箔のエッチング量(1.9μm)に比べて2/3程度である。この理由は、銅蒸着膜が薄すぎるために、プラズマ処理工程の途中で、PETフィルムが銅蒸着膜から露出してプラズマエッチングの効率が低下したためである。
銅蒸着膜の厚さが0.08μmの場合、レーザ加工工程において銅蒸着膜は貫通し、また、プラズマ処理工程におけるエッチング量は2.0μmであった。このエッチング量は、12μm厚の銅箔の場合と同程度である。したがって、銅蒸着膜の厚さが0.08μmあれば、プラズマ処理工程においてPETフィルムがプラズマエッチングされず、エッチング効率の低下を防止できることが分かる。
銅蒸着膜の厚さが0.1μmおよび0.12μmの場合も、レーザ加工工程において銅蒸着膜を貫通することができた。一方、銅蒸着膜の厚さが0.15μmの場合はレーザ加工工程において銅蒸着膜を貫通することができなかった。なお、銅蒸着膜に粗化処理を施すことで、赤外レーザ光の吸収を増加させることができる。これにより数μm厚の銅膜でも貫通させることが可能となるが、製造コストが増大してしまう。
上記の結果から、レーザ加工工程における金属薄膜5の加工性と、プラズマ処理工程における絶縁樹脂フィルム4の保護の観点から、金属薄膜5の厚さは0.08μm以上0.12μm以下であることが好ましいと言える。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るプリント配線板の製造方法について、図6のフローチャートに沿って説明する。本実施形態は、両面金属箔張積層板を出発材料とする。
まず、両面金属箔張積層板24および保護フィルム6を用意する(ステップS21)。図7(a)に示すように、両面金属箔張積層板24は、絶縁ベース基材21、金属箔22(第1の金属箔)および金属箔23(第2の金属箔)を有する。絶縁ベース基材21は、主面21a(第1の主面)、および主面21aと反対側の主面21b(第2の主面)を有する。本実施形態では、主面21aは絶縁ベース基材21の上面であり、主面21bは絶縁ベース基材21の下面である。
絶縁ベース基材21は、例えば液晶ポリマー(LCP)等からなる絶縁フィルムであり、その厚さは例えば100μmである。なお、絶縁ベース基材21は、可撓性を有するものであってもよいし、可撓性を有しないものであってもよい。
金属箔22は、絶縁ベース基材21の主面21bに形成されている。金属箔23は、絶縁ベース基材21の主面21aに形成されている。金属箔22および23は、例えば銅箔であり、その厚さはそれぞれ、例えば12μmである。なお、金属箔22および23は、銅以外の金属(銀、アルミニウムなど)からなるものでもよい。
保護フィルム6は、第1の実施形態で説明したように、絶縁樹脂フィルム4および金属薄膜5を有する。第2の実施形態では、後述のように保護フィルム6は接着剤層25を介して絶縁ベース基材21に接着されるため、絶縁樹脂フィルム4の主面4bに微粘着材が形成されていなくてもよい。なお、微粘着材が片面に形成された保護フィルムを用いてもよい。
次に、図7(b)に示すように、両面金属箔張積層板24の金属箔22および23をフォトファブリケーション手法によりパターニングして、穿孔加工用マスク(コンフォーマルマスク)23a、受けランド22aおよび受けランド23bを形成する(ステップS22)。穿孔加工用マスク23aおよび受けランド23bは、絶縁ベース基材21の主面21aに形成され、受けランド22aは絶縁樹脂フィルム4の主面21bに形成される。図7(b)に示すように、穿孔加工用マスク23aは受けランド22aの上方に形成される。なお、金属箔22のパターニングは、本工程の後(後述の貼着工程、レーザ加工工程、プラズマ処理工程、ソフトエッチング工程、印刷工程、剥離工程または加熱工程を行った後)に別途行ってもよい。
本工程において、配線22bを形成してもよい。受けランド22aおよび23bの径は、例えばφ50μm程度にする。穿孔加工用マスク23aの径は、例えばφ350μm程度にする。
次に、図7(c)に示すように、絶縁ベース基材21上に接着剤層25を形成する(ステップS23)。この接着剤層25は、パターニングされた金属箔23(すなわち、穿孔加工用マスク23aおよび受けランド23b)を埋め込むように、絶縁ベース基材21の主面21aに設けられている。例えば、接着剤層25は、ローフローボンディングシート(例えば15μm厚)を絶縁ベース基材21にラミネートすることにより形成される。ローフローボンディングシートのラミネートは、第3の実施形態で説明する積層工程の際に所要の接着性が残るように、熱硬化温度よりも低い温度で行う。
なお、接着剤層25を形成する前に、パターニングされた金属箔23の粗化処理を行ってもよい。これにより、金属箔23と接着剤層25の接着強度を向上させることができる。
次に、図7(c)に示すように、接着剤層25を介して両面金属箔張積層板24に保護フィルム6を貼り合わせる(貼着工程、ステップS24)。すなわち、絶縁樹脂フィルム4が接着剤層25に接着するように保護フィルム6を接着剤層25上に積層する。より詳しくは、保護フィルム6は、絶縁ベース基材21の主面21aと保護フィルム6の主面4bが対向するように、接着剤層25により両面金属箔張積層板24に貼り合わされる。本工程において、保護フィルム6は、絶縁ベース基材21の主面21aに形成された接着剤層25により両面金属箔張積層板24に張り合わされる。
次に、図8(a)に示すように、保護フィルム6の所定箇所にレーザ光を照射することにより、有底ビアホール26a,26b,26cおよび26dを形成する(レーザ加工工程、ステップS25)。有底ビアホール26aおよび26cは、途中に穿孔加工用マスク23aが露出し、底面に受けランド22aが露出した比較的深いステップ有底ビアホールである。有底ビアホール26bは、底面に受けランド23bが露出した比較的浅い有底ビアホールである。有底ビアホール26dは、底面に受けランド22aが露出した比較的深い有底ビアホールである。本工程で用いるレーザは、例えば炭酸ガスレーザである。
なお、有底ビアホール26a〜26dの径は、第3の実施形態で説明する積層工程での位置合せずれを考慮して、有底ビアホール7の径よりも大きくすることが好ましい。例えば、有底ビアホール26a,26c,26dの径はφ250〜300μmとし、有底ビアホール26bの径はφ200μmとする。
次に、図8(b)に示すように、有底ビアホール26a〜26dの内部に存在する樹脂残渣21xをプラズマエッチングにより除去する(プラズマ処理工程、ステップS26)。樹脂残渣21xは、図8(a)の拡大図に示すように、有底ビアホール26aの底面に露出した受けランド22aの裏面処理膜(バリアメタル膜)8の微細な凹部の中や、絶縁ベース基材21と受けランド22aとの境界付近等に存在する。有底ビアホール26b、26cおよび26dについても同様に樹脂残渣が存在する。
次に、図8(c)に示すように、有底ビアホール26a,26cおよび26dの底面に露出した受けランド22aの裏面処理膜、有底ビアホール26bの底面に露出した受けランド23bの裏面処理膜をウェットエッチングにより除去する(ソフトエッチング工程、ステップS27)。本工程では、金属箔の裏面処理膜だけでなく、保護フィルム6の金属薄膜5も除去される。
次に、図9(a)に示すように、印刷手法を用いて、有底ビアホール26a〜26d内に導電ペースト27を充填する(印刷工程、ステップS28)。本工程では、例えばスクリーン印刷の手法が用いられる。導電ペースト27は、ペースト状の熱硬化性樹脂である樹脂バインダーに金属粒子を分散させたものである。
次に、図9(b)に示すように、接着剤層25から絶縁樹脂フィルム4を剥離する(剥離工程、ステップS29)。これにより、有底ビアホール26a〜26dに充填された導電ペースト27の一部を突出部27aとして接着剤層25から突出させる。
上記工程を経て、図9(b)に示す配線基材30が得られる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、プラズマ処理工程の効率および導電ペーストの収率が低下することを防止できるとともに導電ペースト27の飛び出し量を均一にすることができる。
なお、金属薄膜5の厚さは、第1の実施形態で説明した場合と同様に、0.08μm以上0.12μm以下であることが好ましい。
また、本実施形態では、ステップ形の深い有底ビアホール26a,26cと、浅い有底ビアホール26bと、深い有底ビアホール26dの3種類の有底ビアホールを形成したが、これらの任意の組合せで有底ビアホールを形成してもよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るプリント配線板の製造方法について、図10のフローチャートに沿って説明する。本実施形態では、第1の実施形態で製造された配線基材10と、第2の実施形態で製造された配線基材30とを出発材料として、多層のプリント配線板を製造する。
まず、配線基材10および配線基材30を用意する(ステップS31)。配線基材10は、図4に示すように、剥離工程(第1の実施形態のステップS18)で得られる突出部9aを有する。配線基材30は、図9に示すように、剥離工程(第2の実施形態のステップS29)で得られる突出部27aを有する。
次に、図11に示すように、配線基材10および配線基材30を、突出部9aと突出部27a同士が当接するように位置合わせして積層する(積層工程、ステップS32)。
次に、積層された配線基材10および配線基材30(以下、「積層体」ともいう。)を加熱して一体化する(加熱工程、ステップS33)。具体的には、真空プレス装置または真空ラミネータ装置を用いて、積層体に対して加熱および加圧を行う。例えば、積層体を200℃程度に加熱するとともに、数MPa程度の圧力で加圧する。なお、この温度は液晶ポリマーの軟化温度より50℃以上低い。
真空プレス装置を用いる場合、例えば、上記の加熱・加圧条件で30〜60分程度、積層体を保持する。これにより、接着剤層25の熱硬化、および導電ペースト9,27のバインダー樹脂の熱硬化が完了する。真空ラミネータ装置を用いる場合、加熱・加圧時間は数分程度であり、その終了時点で熱硬化反応は未だ完了していない。このため、真空ラミネータ装置からオーブン装置に積層体を移送し、ポストキュア処理を行う。ポストキュア処理では、例えば、200℃前後の温度で60分程度、積層体を加熱する。これにより、接着剤層25の熱硬化、および導電ペースト9,27のバインダー樹脂の熱硬化が完了する。
なお、200℃程度の加熱により、導電ペースト9,27に含まれる金属粒子同士が金属結合するためには、金属粒子の融点が加熱温度以下であることが好ましい。このような低融点金属として、例えば、In、SnIn、SnBiが挙げられる。導電ペーストの印刷工程(ステップS17,S28)では、これらの低融点金属のいずれかからなる金属粒子を含む導電ペーストを用いることが好ましい。
また、金属箔2,22,23が銅箔である場合には、印刷工程(ステップS17,S28)において、Sn、Zn、Al、Ag、NiもしくはCu、またはこれらの合金からなる金属粒子を含む導電ペーストを用いることが好ましい。これにより、200℃程度の加熱により、導電ペースト9,27に含まれる金属粒子が銅箔と合金層を形成して金属結合する。
上記工程を経て、図12に示すプリント配線板40が得られる。加熱工程の後、必要に応じて、外側に露出した配線層の表面処理、ソルダーレジスト等の形成、および外形加工を行う。
図12に示すように、プリント配線板40は、導電ビア31,32,33,34を備えている。導電ビア31は、受けランド2a、穿孔加工用マスク23aおよび受けランド22aを互いに電気的に接続している。このように導電ビア31は、絶縁ベース基材1の上面に形成された第1の配線層、絶縁ベース基材21の上面に形成された第2の配線層(内層)、絶縁ベース基材21の下面に形成された第3の配線層の全てを互いに電気的に接続する。導電ビア32は第1の配線層と第2の配線層を電気的に接続するものであり、導電ビア33は第2の配線層と第3の配線層を電気的に接続するものであり、導電ビア34は第1の配線層と第3の配線層を電気的に接続するものである。このように、全ての組み合わせの層間接続を得ることができる。
上記のように、2枚の配線基材(配線基材10および配線基材30)を積層することにより、導電ビアで互いに電気的に接続された3つの配線層を有するプリント配線板40が得られる。
よって、第3の実施形態によれば、3つの配線層に対して2枚の配線基材で足りるため、プリント配線板の製造に必要な材料を削減できるとともに、製造工程も簡略化することができる。その結果、製造コストを削減でき、プリント配線板を安価に提供することができる。
さらに、配線基材10,30の導電ペーストの飛び出し量が均一であることから、信頼性の高い層間導電路を有するプリント配線板を製造することができる。
なお、上記のプリント配線板40の製造方法では、配線基材10と配線基材30を積層する積層工程の前に、金属箔2や金属箔22をパターニングして受けランド等の所定のパターンを形成しておいたが、本発明はこれに限らない。例えば、加熱工程の後に金属箔2および22をパターニングしてもよい。
また、3層の配線層を有するプリント配線板について説明したが、本発明は、4層以上の配線層を有するプリント配線板についても適用可能である。
<保護フィルム>
上述したように、保護フィルム6は、絶縁樹脂フィルム4および金属薄膜5を有する金属薄膜付き保護フィルムであって、導電ペーストにより形成される導電ビアを備えるプリント配線板を製造する際に、微粘着材または接着剤により金属箔張積層板に剥離可能に貼着される。金属箔張積層板は、片面金属箔張積層板であってもよいし、あるいは両面金属箔張積層板であってもよい。
金属薄膜5は、前述のように、レーザ加工工程においてレーザ光により容易に貫通され、プラズマ処理工程において絶縁樹脂フィルム4がプラズマエッチングされず、かつソフトエッチング工程において除去される厚さを有する。
保護フィルム6を用いることにより、プラズマ処理工程において、エッチング効率の低下を防止できるとともに金属箔張積層板に貼着される絶縁樹脂フィルムを保護することができる。その結果、プラズマ処理工程の効率および導電ペーストの収率が低下することを防止できるとともに、導電ペースト9の飛び出し量を均一にすることができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1,21,101 絶縁ベース基材
1a,21a,101a,1b,21b,101b 主面
2,22,23,102 金属箔
2a,22a,23b,102a 受けランド
2b,22b,102b 配線
3,103 片面金属箔張積層板
4,104 絶縁樹脂フィルム
5 金属薄膜
6 保護フィルム
7,26a,26b,26c,26d,105 有底ビアホール
1x,21x 樹脂残渣
8 裏面処理膜
9,27,106 導電ペースト
9a,27a 突出部
10,30 配線基材
23a 穿孔加工用マスク
24 両面金属箔張積層板
25 接着剤層
31,32,33,34 導電ビア
40 プリント配線板

Claims (12)

  1. 第1の主面、および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する絶縁ベース基材と、前記第2の主面に形成された金属箔とを有する金属箔張積層板を用意する工程と、
    第3の主面、および前記第3の主面と反対側の第4の主面を有する絶縁樹脂フィルムと、前記第3の主面に形成された金属薄膜とを有する保護フィルムを用意する工程と、
    前記第1の主面と前記第4の主面が対向するように前記保護フィルムを前記金属箔張積層板に貼り合わせる貼着工程と、
    前記保護フィルムの所定箇所にレーザ光を照射することにより、底面に前記金属箔が露出した有底ビアホールを形成するレーザ加工工程と、
    前記有底ビアホールの内部に存在する樹脂残渣をプラズマエッチングにより除去するプラズマ処理工程と、
    前記有底ビアホールの底面に露出した前記金属箔の裏面処理膜および前記金属薄膜をウェットエッチングにより除去するソフトエッチング工程と、
    印刷手法を用いて、前記有底ビアホール内に導電ペーストを充填する工程と、
    前記絶縁樹脂フィルムを剥離する剥離工程と、
    を備えることを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  2. 前記金属薄膜は、前記レーザ加工工程において前記レーザ光により貫通され、かつ前記プラズマ処理工程において前記絶縁樹脂フィルムがプラズマエッチングされない厚さを有することを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板の製造方法。
  3. 前記金属薄膜の厚さは0.08μm以上0.12μm以下であることを特徴とする請求項2に記載のプリント配線板の製造方法。
  4. 前記金属薄膜は、銅、アルミニウムまたはニッケルからなることを特徴とする請求項2または3に記載のプリント配線板の製造方法。
  5. 前記金属薄膜は、前記金属箔と同じ材料からなることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のプリント配線板の製造方法。
  6. 前記貼着工程において、前記保護フィルムは、前記絶縁樹脂フィルムの前記第4の主面に形成された微粘着材により、前記金属箔張積層板に張り合わされることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプリント配線板の製造方法。
  7. 前記貼着工程において、前記保護フィルムは、前記絶縁ベース基材の前記第1の主面に形成された接着剤層により、前記金属箔張積層板に張り合わされることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプリント配線板の製造方法。
  8. 前記金属箔張積層板として、前記絶縁ベース基材の前記第1の主面に形成された第2の金属箔をさらに有する両面金属箔張積層板を用意し、
    前記貼着工程の前に、
    前記第2の金属箔をパターニングして穿孔加工用マスクを形成する工程と、
    前記絶縁ベース基材の前記第1の主面に形成され、前記パターニングされた前記第2の金属箔を埋設する接着剤層を形成する工程と、をさらに備え、
    前記貼着工程において、前記絶縁樹脂フィルムが前記接着剤層に接着するように前記保護フィルムを前記接着剤層上に積層することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のプリント配線板の製造方法。
  9. 前記剥離工程により得られる、前記導電ペーストの突出部を有する第1および第2の配線基材を、前記突出部同士が当接するように積層する工程と、
    前記積層された第1の配線基材および第2の配線基材を加熱して一体化する工程と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のプリント配線板の製造方法。
  10. 第1の主面、および前記第1の主面と反対側の第2の主面を有する絶縁ベース基材と、前記第2の主面に形成された金属箔とを有する金属箔張積層板に貼り合わせられる保護フィルムであって、
    第3の主面、および前記第3の主面と反対側の第4の主面を有する絶縁樹脂フィルムと、前記第3の主面に形成された金属薄膜とを有し、
    微粘着材または接着材層を介して前記第4の主面が前記第1の主面に対向するように張り合わされることを特徴とする保護フィルム。
  11. 前記金属薄膜は、
    前記保護フィルムの所定箇所にレーザ光を照射することにより、底面に前記金属箔が露出した有底ビアホールを形成するレーザ加工工程において、前記レーザ光により容易に貫通され、
    前記有底ビアホールの内部に存在する樹脂残渣をプラズマエッチングにより除去するプラズマ処理工程において、前記絶縁樹脂フィルムがプラズマエッチングされず、かつ
    前記有底ビアホールの底面に露出した前記金属箔の裏面処理膜をウェットエッチングにより除去するソフトエッチング工程において除去される、
    厚さを有することを特徴とする請求項10に記載の保護フィルム。
  12. 前記金属薄膜の厚さは0.08μm以上0.12μm以下であることを特徴とする請求項11に記載の保護フィルム。
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