JP2018156051A - レーザ走査装置 - Google Patents

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Masaki Furuyama
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Abstract

【課題】信頼性の高いレーザ走査装置を提供する。【解決手段】レーザ走査装置は、レーザ光を発光する光源11と、光源11から出射されたレーザ光を部分的に透過させる液晶素子と、液晶素子を透過したレーザ光を屈折させる光学素子13と、対象物によって反射されたレーザ光を検知する受光素子とを含む。前記液晶素子は、透過状態及び遮光状態の一つにそれぞれが設定可能な複数の領域を有し、前記光源から出射されたレーザ光のうち前記複数の領域の少なくとも1つに入射するレーザ光を透過させる。【選択図】図6

Description

本発明は、車両に搭載されるレーザ走査装置に係り、例えば、赤外線レーザを用いたレーザ走査装置に関する。
車両の自動運転、又は車両の運転支援を行う機器が盛んに開発されている。また、車両などに搭載されるLIDAR(Light Detection and Ranging)が知られている。LIDARは、レーザ光(例えば、波長λ=905nm)を用いて車両前方のある範囲を走査し、この走査範囲にある対象物からの反射光を検出することによって、対象物の検出、及び車両から対象物までの距離を測定する。
LIDARの走査方式には、例えば、ポリゴンミラー、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー、又はガルバノミラーを用いる方式が用いられている。しかし、これらの方式では、レーザ走査装置が高コスト化、大型化する傾向にある。このため、レーザ走査装置の低コスト化、小型化が望まれている。
米国特許第8,982,313号明細書
本発明は、信頼性の高いレーザ走査装置を提供する。
本発明の一態様に係るレーザ走査装置は、レーザ光を発光する光源と、前記光源から出射されたレーザ光を部分的に透過させる液晶素子と、前記液晶素子を透過したレーザ光を屈折させる光学素子と、対象物によって反射されたレーザ光を検知する受光素子とを具備する。
本発明の一態様に係るレーザ走査装置は、レーザ光を発光する光源と、前記光源から出射されたレーザ光を放射する第1光学素子と、対象物によって反射されたレーザ光を集光する第2光学素子と、前記第2光学素子を透過したレーザ光を部分的に透過させる液晶素子と、前記液晶素子を透過したレーザ光を検知する受光素子とを具備する。
本発明によれば、信頼性の高いレーザ走査装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るレーザ走査装置のブロック図。 液晶素子及び輻射素子の平面図。 図2のA−A´線に沿った液晶素子及び輻射素子の断面図。 レーザ走査装置の基本動作を説明する概略図。 レーザ走査装置によるレーザ光の波形を説明する図。 液晶素子の動作を説明する断面図。 輻射素子の一例を説明する概略断面図。 輻射素子の一例を説明する概略断面図。 輻射素子の一例を説明する概略断面図。 輻射素子の一例を説明する概略断面図。 輻射素子の一例を説明する概略断面図。 輻射素子の一例を説明する概略断面図。 輻射素子の一例を説明する概略断面図。 本発明の第2実施形態に係るレーザ走査装置のブロック図。 光源及び輻射素子の断面図。 液晶素子及び集光素子の平面図。 図16のA−A´線に沿った液晶素子及び集光素子の断面図。 液晶素子の動作を説明する断面図。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
[第1実施形態]
[1] レーザ走査装置の構成
図1は、本発明の第1実施形態に係るレーザ走査装置10のブロック図である。
レーザ走査装置10は、LIDAR(Light Detection and Ranging)とも呼ばれる。LIDARは、レーザ光を用いて例えば車両前方のある範囲を走査し、この走査範囲にある対象物によって反射されたレーザ光を検出する。そして、LIDARは、送信したレーザ光と受信したレーザ光とを用いて、対象物の検出、及び車両から対象物までの距離を測定する。
レーザ走査装置10は、車両の前側(例えば、フロントバンパー、又はフロントグリル)、車両の後ろ側(例えば、リアバンパー、又はリアグリル)、及び/又は、車両の側方(例えば、フロントバンパーの側方)に配置される。また、レーザ走査装置10は、ルーフやボンネット等、車両の上部に配置されてもよい。
レーザ走査装置10は、光源11、液晶素子12、輻射素子13、受光素子14、パルスタイミング制御部15、出射角制御部16、距離演算部17、及び主制御部18を備える。
光源11は、液晶素子12に向けて、レーザ光を発生(発光)する。レーザ光としては、例えば、赤外線レーザ光(例えば波長λ=905nm)が用いられる。また、光源11は、所定の周波数を有するパルス信号としてレーザ光を発生する。
液晶素子12は、光源11から出射されたレーザ光を受ける。液晶素子12は、マトリクス状に区分けされた複数の領域を備える。液晶素子12は、複数の領域の少なくとも1つに入射したレーザ光を透過させる。換言すると、液晶素子12は、光源11から出射されたレーザ光を部分的かつ選択的に透過させる。これにより、液晶素子12は、後述する輻射素子13と協同して、対象物2に向けて照射するレーザ光の方向を任意に設定できる。液晶素子12の具体的な構成については後述する。
輻射素子13は、基本的な機能として、自身に入射したレーザ光を所定の広がりを持って放射する。具体的には、輻射素子13は、液晶素子12を部分的に透過したレーザ光を屈折させ、レーザ光の出射角を大きくさせる。一例として、輻射素子13は、平凹レンズで構成される。輻射素子13の具体的な構成については後述する。
受光素子(検出回路)14は、対象物2によって反射されたレーザ光を検出する。受光素子14は、例えば赤外線センサから構成される。赤外線センサは、フォトダイオードやCMOS(complementary metal oxide semiconductor)フォトセンサを含む。その他、受光素子14として赤外線カメラを用いてもよい。
パルスタイミング制御部15は、光源11の動作を制御する。光源11は、パルス信号としてレーザ光(すなわち、パルス状のレーザ光)を発光する。パルスタイミング制御部15は、レーザ光に含まれるパルスのタイミングを制御する。パルスのタイミングには、パルス信号の周期、パルス信号の周波数、及びパルス幅が含まれる。
出射角制御部16は、液晶素子12に複数の電圧を印加し、液晶素子12が備える複数の領域のうち、レーザ光を透過する領域(透過領域)と、レーザ光を遮光する領域(遮光領域)とを制御する。輻射素子13の光学特性が決定された時点で、液晶素子12の複数の領域にそれぞれ対応した輻射素子13の複数の屈折角は、予め算出できる。よって、液晶素子12の複数の領域をそれぞれ透過したレーザ光の出射角も予め算出できる。この情報は、例えばテーブルとして、主制御部18に含まれるメモリに格納される。よって、出射角制御部16は、液晶素子12の透過領域を選択することで、輻射素子13から出射されるレーザ光の出射角を設定及び認識できる。
距離演算部17は、送信されたレーザ光のタイミング情報をパルスタイミング制御部15から受け、出射角の情報を出射角制御部16から受け、受信されたレーザ光のタイミング情報及び光強度の情報を受光素子14から受ける。距離演算部17は、これらの情報を用いて、車両から対象物までの距離を算出する。具体的には、距離演算部17は、出射角の情報などを用いて、直線距離、水平距離、及び垂直距離を算出する。また、距離演算部17は、出射角の情報などを用いて、対象物の相対座標を算出する。距離演算部17によって算出された距離及び/又は相対座標は、例えばデータDOUTとして外部に出力可能である。
主制御部18は、レーザ走査装置10の全体動作を統括的に制御する。
[2] 液晶素子12及び輻射素子13の構成
次に、液晶素子12及び輻射素子13の構成について説明する。図2は、液晶素子12及び輻射素子13の平面図である。図3は、図2のA−A´線に沿った液晶素子12及び輻射素子13の断面図である。
液晶素子12は、透過型かつシャッター方式の液晶パネルである。液晶素子12は、対向配置された基板20、21と、基板20、21間に挟持された液晶層22とを備える。基板20、21の各々は、透明基板(例えば、ガラス基板、又はプラスチック基板)から構成される。基板20は、光源11に対向配置され、光源11からのレーザ光は、基板20側から液晶層22に入射する。
液晶層22は、基板20、21間に充填される。具体的には、液晶層22は、基板20、21と、シール材23とによって包囲された領域内に封入される。シール材23は、例えば、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、又は紫外線・熱併用型硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいて基板20及び/又は基板21に塗布された後、紫外線照射、又は加熱等により硬化させられる。
液晶層22を構成する液晶材料は、基板20、21間に印加された電圧(電界)に応じて液晶分子の配向が操作されて光学特性が変化する。本実施形態の液晶素子12は、例えば、TN(Twisted Nematic)モードである。すなわち、液晶層22として正の誘電率異方性を有するポジ型(P型)のネマティック液晶が用いられ、電圧を印加しない時に液晶分子の長軸(ダイレクタ)が概略水平方向に配向し、かつ厚さ方向に沿って(基板20から基板21に向かって)液晶分子の長軸が概略90度(又は60度〜120度の範囲で)ねじれて配向する。そして、電圧を印加した時に液晶分子の長軸が概略垂直方向に向く。液晶層の初期配向は、液晶層22を挟むようにして基板20、21にそれぞれ設けられた2つの配向膜(図示せず)によって制御される。
なお、TNモード以外の液晶の駆動方式を用いてもよい。例えば、液晶の駆動方式として、ネガ型(N型)のネマティック液晶を用いた垂直配向(VA:Vertical Alignment)モードを用いてもよい。VAモードでは、電圧を印加しない時に液晶分子の長軸が概略垂直方向に配向し、電圧を印加した時に液晶分子の長軸が水平方向に向かって傾く。さらに、他の液晶の駆動方式として、ポジ型(P型)のネマティック液晶を用いたホモジニアスモードを用いてもよい。ホモジニアスモードでは、電圧を印加しない時に液晶分子の長軸が概略水平方向に配向し、電圧を印加した時に液晶分子の長軸が垂直方向に向かって傾く。
また、偏光板でのエネルギー損失を抑えるために、液晶素子12として、高分子分散型液晶(PDLC:Polymer Dispersed Liquid Crystal)、又はポリマーネットワーク型液晶(PNLC:Polymer Network Liquid Crystal)を用いてもよい。PDLC又はPNLCは、偏光板が不要で、透過状態と散乱状態とを実現できる。
基板20の液晶層22側には、それぞれがY方向に延びる複数の電極24が設けられる。図2には、5本の電極24−1〜24−5を一例として示している。電極24の数は、2本以上であれば任意の数に設定可能である。電極24−1〜24−5は、互いに電気的に分離されており、個別に電圧制御が可能である。複数の電極24の間隔は、液晶素子の小型化の観点からはより小さい方が望ましく、例えば、製造工程に起因する最小加工寸法に設定される。電極24は、透明電極から構成され、透明電極としては、例えばITO(インジウム錫酸化物)が用いられる。電極24は、その一端がシール材23より外側に引き出されており、この引き出された部分が出射角制御部16に電気的に接続される。
基板21の液晶層22側には、それぞれがX方向に延びる複数の電極25が設けられる。図2には、5本の電極25−1〜25−5を一例として示している。電極25の数は、2本以上であれば任意の数に設定可能である。電極25−1〜25−5は、互いに電気的に分離されており、個別に電圧制御が可能である。電極25は、透明電極から構成され、透明電極としては、例えばITOが用いられる。電極25は、その一端がシール材23より外側に引き出されており、この引き出された部分が出射角制御部16に電気的に接続される。
図2から理解されるように、液晶素子12は、パッシブマトリクス方式(単純マトリクス方式)であり、また、ドットマトリクス方式である。すなわち、液晶素子12は、ドットマトリクスのパターンを有する。液晶素子12は、1つの電極24と1つの電極25とが交差する1つのドット毎に、液晶配向を制御できる。電極24と電極25との1つの交差領域は、図2の例では概略正方形であり、この交差領域は、光の位相を制御する単位となる。
偏光板26、27は、基板20、21を挟むように配置される。偏光板(直線偏光子)26、27の各々は、光の進行方向に直交する平面内において、互いに直交する透過軸及び吸収軸を有する。偏光板26、27の各々は、ランダムな方向の振動面を有する光のうち、透過軸に平行な振動面を有する直線偏光(直線偏光した光成分)を透過し、吸収軸に平行な振動面を有する直線偏光(直線偏光した光成分)を吸収する。偏光板26、27は、互いの吸収軸が平行になるように、すなわち平行ニコル状態で配置される。
なお、前述した偏光板を規定する角度は、所望の動作を実現可能な誤差、及び製造工程に起因する誤差を含むものとする。例えば、前述した直交は、90度±5度の範囲を含むものとし、平行は、±5度の範囲を含むものとする。
偏光板27の基板21と反対側には、輻射素子13が設けられる。前述したように、輻射素子13は、例えば平凹レンズで構成される。輻射素子13の外形は、四角形に限定されず、円であってもよい。
輻射素子13は、液晶素子12と透過したレーザ光を屈折させるとともに、レーザ光をより広範囲に(所定の放射角で)出射する。輻射素子13から放射されるレーザ光の拡がり(放射角、又は立体角)は、レーザ走査装置10の走査範囲となる。放射角とは、1次元で見た場合における出射光の広がり角を意味する。3次元で見た場合、放射の様子は、立体角で表現される。
輻射素子13は、レーザ光を所定の放射角で放射する機能を有していれば、様々な光学素子を用いることができる。輻射素子13と液晶素子12との固定方法は、任意に設計可能である。輻射素子13が液晶素子12と接する場合は、透明な接着材を用いて互いを接着してもよい。輻射素子13と液晶素子12とは、間隔を空けて配置してもよい。この場合は、例えば、輻射素子13及び液晶素子12は、これらを支持する部材(図示せず)によって所定の位置に固定される。
なお、液晶素子12として、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)方式を用いた透過型液晶パネル(透過型LCOS)を用いてもよい。透過型LCOSを用いることで、電極を微細加工することが可能となり、より小型の液晶素子12を実現できる。透過型LCOSでは、シリコン基板(又は透明基板上に形成されたシリコン層)が用いられる。シリコン基板は、バンドギャップとの関係で、特定の波長以上の波長を有する光(赤外線を含む)を透過するため、LCOSを透過型液晶パネルとして使用することができる。LCOSを使用することにより、電極のサイズがより小さい液晶パネルとすることができるため、さらに小型化することが可能となる。また、液晶分子の移動度が高いため、レーザ光を高速で走査することが可能となる。
[3] レーザ走査装置10の動作
[3−1] レーザ走査装置10の基本動作
まず、レーザ走査装置10の基本動作について説明する。図4は、レーザ走査装置10の基本動作を説明する概略図である。なお、図4では、レーザ走査装置10は、車両1の前側に設けられ、レーザ走査装置10が車両1の前方を水平方向に走査する態様を一例として示している。
レーザ走査装置10に含まれる液晶素子12及び輻射素子13は、角度αの範囲でレーザ光を送信する。受光素子14は、対象物2によって反射されたレーザ光を検出する。想定する対象物までの距離L、距離Lにおける走査範囲Rとする。例えば、角度α=10度、距離L=10mである場合は、走査範囲R=1.7mであり、角度α=10度、距離L=50mである場合は、走査範囲R=8.7mである。角度α、距離L、及び走査範囲Rは、レーザ走査装置10に求められる仕様に応じて任意に設計可能である。
図5は、レーザ走査装置10によるレーザ光の波形を説明する図である。図5の上側が送信の波形、下側が受信の波形である。図5の横軸が時間であり、図5の縦軸が強度(光強度)である。
光源11は、パルス信号からなるレーザ光を出射する。すなわち、光源11は、時分割でレーザ光を出射する。パルスタイミング制御部15は、光源11の動作を制御し、レーザ光の周期、及びパルス幅を制御する。レーザ走査装置10は、パルス信号としてレーザ光を送信する。
パルス信号の周期P、パルス幅Wとする。1つのパルスを送信してから、このパルスが対象物で反射されたパルスを受信するまでの時間である遅れ量Δ、光の速度Cとする。遅れ量Δは、“Δ=2L/C”で算出される。距離演算部17は、遅れ量Δを用いて、車両1から対象物2までの距離を算出する。
例えば、パルス幅W=10nsec、周期P=10μsec(すなわち、周波数f=100kHz)であるものとする。遅れ量Δ=67nsecの場合、距離L=10mが算出される。このような動作により、対象物が検出でき、また、対象物までの距離が算出できる。
[3−2] 液晶素子12の動作
次に、液晶素子12の動作について説明する。出射角制御部16は、液晶素子12を駆動するために、液晶素子12に含まれる電極24−1〜24−5、及び電極25−1〜25−5に複数の電圧を印加する。
図6は、液晶素子12の動作を説明する断面図である。光源11は、液晶素子12のうちシール材23で囲まれた液晶領域にレーザ光を出射する。
出射角制御部16は、液晶素子12の複数の領域(ドット)のうち例えば1つのドットを透過状態にする。すなわち、出射角制御部16は、透過状態にしたい1つのドットを形成する1本の電極24と1本の電極25との間に所定の実効電圧V1を印加する。実効電圧V1は、交流電圧である。実効電圧V1は、液晶分子を垂直に配向させることが可能な電圧であり、液晶の閾値電圧以上の電圧である。
図6の例では、出射角制御部16は、電極24−2と電極25−3との間に実効電圧V1を印加する。これにより、電極24−2と電極25−3とが交差するドットでは、液晶層に電界が印加され、液晶層が概略垂直配向になる(オン状態となる)。よって、オン状態のドットは、透過状態となる。すなわち、偏光板26を透過したレーザ光は、液晶層で振動方向が回転せず、偏光板27を透過する。
一方で、出射角制御部16は、電極24−2、及び電極25−3以外の電極、すなわち、電極24−1、24−3〜24−5、及び電極25−1、25−2、25−4、25−5に0Vを印加する。或いは、出射角制御部16は、電極24−1、24−3〜24−5、及び電極25−1、25−2、25−4、25−5に所定の共通電圧を印加する。すなわち、液晶層を挟んで対向する2つの電極に印加される電圧が同じであればよい。
これにより、電極24−1、24−3〜24−5と、電極25−1、25−2、25−4、25−5とが交差する複数のドットでは、液晶層に電界が印加されず、液晶層がねじれ配向を維持する(オフ状態となる)。よって、オフ状態のドットは、遮光状態となる。すなわち、偏光板26を透過したレーザ光は、液晶層で振動方向が90度回転し、偏光板27で遮蔽される。図6には、オン状態及びオフ状態において、液晶分子を上から見た様子を概略的に図示している。
液晶素子12を透過したレーザ光は、輻射素子13によって屈折され、所定の出射角θで輻射素子13から出射する。このように、出射角制御部16は、所定の方向に限定して、レーザ光を出射することができる。また、マトリクス状に配置された複数のドットのうち特定の1つのドットを選択、すなわち透過状態にすることで、対象物を2次元で走査することができる。
また、走査範囲(角度α)は、輻射素子13の屈折率及び曲率半径(焦点距離)、すなわち屈折角を調整することで、任意に設定可能である。
[4] 輻射素子13の構成例
次に、輻射素子13の構成例について説明する。輻射素子13は、レーザ光を屈折させることができれば、前述した構成以外であってもよい。図7乃至図13は、輻射素子13の構成例を説明する概略断面図である。
図7では、輻射素子13は、両凸レンズで構成される。輻射素子13として両凸レンズを用いた場合、液晶素子12を透過したレーザ光は、輻射素子13によって両凸レンズの中央側に屈折するとともに、所定の出射角で輻射素子13から出射する。換言すると、両凸レンズは、レーザ光を一旦焦点にて集光した後、放射するように機能する。
図8では、輻射素子13は、平凸レンズで構成される。平凸レンズの平面は、液晶素子12に向き合うように配置される。
図9では、輻射素子13は、平凸レンズで構成される。平凸レンズの凸面は、液晶素子12に向き合うように配置される。
図10では、輻射素子13は、両凹レンズで構成される。両凹レンズは、平凹レンズに比べて、走査範囲を大きくできる。
図11では、輻射素子13は、平凹レンズで構成される平凹レンズの平面は、液晶素子12に向き合うように配置される。
図12では、輻射素子13は、平凹レンズで構成される平凹レンズの凹面は、液晶素子12に向き合うように配置される。
図13では、輻射素子13は、回折格子(透過型回折格子)で構成される。図13の構成例では、輻射素子13としての回折格子は、光源11と液晶素子12との間に配置される。回折格子は、光源11からのレーザ光を受け、このレーザ光を放射する。回折格子を透過したレーザ光は、液晶素子12を部分的に透過する。
なお、輻射素子13としては、上記説明した構成例以外に、シリンドリカルレンズ、フレネルレンズ、又は屈折率分布レンズなどを用いてもよい。
このように、輻射素子13として様々が光学素子を用いることができ、また、使用する光学素子に応じて、走査角を調整することができる。
なお、液晶素子12と輻射素子13とを固定する構成は、特に限定されず、任意に設計可能である。
[5] 第1実施形態の効果
以上詳述したように第1本実施形態では、レーザ走査装置10は、レーザ光を発光する光源11と、光源11から出射されたレーザ光を部分的に透過させる液晶素子12と、液晶素子12を透過したレーザ光を屈折させる光学素子(輻射素子)13と、対象物によって反射されたレーザ光を検知する受光素子14とを備えている。また、液晶素子12は、透過状態及び遮光状態の1つにそれぞれが設定可能な複数の領域を有し、光源11から出射されたレーザ光のうち複数の領域の少なくとも1つに入射するレーザ光を透過させる。
従って第1実施形態によれば、所定の走査範囲のうち特定の方向に絞ってレーザ光を出射することができる。そして、特定の方向に送信したレーザ光が対象物によって反射されたか否かを検出することで、特定の方向に対象物が存在するか否かを判定でき、さらに、対象物が存在した場合に、対象物までの距離を算出することができる。
また、1種類の実効電圧を用意し、この実効電圧を液晶素子12が備える電極に印加することで、レーザ光の出射角を制御することができる。ひいては、簡単な電圧制御で、レーザ光を走査させることができる。
また、輻射素子13の屈折率及び曲率半径(焦点距離)を変えることで、走査範囲を変えることができる。
また、液晶素子12及び輻射素子13を用いて、レーザ光の出射角を制御できる。これにより、レーザ走査装置10を小型化及び低コスト化することが可能である。
また、本実施形態のレーザ走査装置10は、機械的な構成部品がなく、かつ機械的な可動部がない。これにより、レーザ走査装置10の信頼性を向上できる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、送信側において、レーザ光を広範囲に放射させ、受信側において、マトリクス状に配置された複数の領域のうち少なくとも1つを透過状態にしてレーザ光を受信するようにしている。そして、透過状態にした領域に応じて、対象物によって反射されたレーザ光の入射角を検知するようにしている。
[1] レーザ走査装置の構成
図14は、本発明の第2実施形態に係るレーザ走査装置10のブロック図である。レーザ走査装置10は、光源11、輻射素子13、集光素子30、液晶素子12、受光素子14、パルスタイミング制御部15、入射角制御部31、距離演算部17、及び主制御部18を備える。
輻射素子13は、光源11からのレーザ光を屈折させるとともに、レーザ光をより広範囲に(所定の放射角で)放射する。一例として、輻射素子13は、平凹レンズで構成される。
図15は、光源11及び輻射素子13の断面図である。輻射素子13は、平凹レンズで構成され、平凹レンズの平面側が光源11と向き合っている。輻射素子13は、光源11からのレーザ光をより広範囲に放射する。輻射素子13から放射されたレーザ光の拡がり(放射角、又は立体角)は、レーザ走査装置10の走査範囲となる。輻射素子13は、レーザ光を放射する機能を有していれば、様々な光学素子を用いることができる。輻射素子13は、両凸レンズ、平凸レンズ、両凹レンズ、回折格子、シリンドリカルレンズ、フレネルレンズ、又は屈折率分布レンズなどを用いてもよい。すなわち、輻射素子13は、第1実施形態で説明した輻射素子と同じ構成例が適用される。
集光素子30は、対象物によって反射されたレーザ光を屈折させるとともに、液晶素子12に向けてレーザ光を集光する。また、集光素子30は、液晶素子12に概略垂直にレーザ光が入射するように、その屈折角が設定される。
液晶素子12は、集光素子30によって屈折されたレーザ光を受ける。液晶素子12の配置される位置は第1実施形態と異なるが、液晶素子12の構成は、第1実施形態と同じである。すなわち、液晶素子12は、マトリクス状に区分けされた複数の領域を備える。液晶素子12は、複数の領域の少なくとも1つを透過状態にし、この透過状態の領域にレーザ光が入射した場合に、このレーザ光を透過させる。換言すると、液晶素子12は、集光素子30からのレーザ光を部分的かつ選択的に透過させる。透過状態である領域に応じて、レーザ光の入射角が特定できるため、対象物が存在する方向を特定できる。液晶素子12の具体的な構成については後述する。
受光素子14は、液晶素子12を透過したレーザ光を検出する。
入射角制御部31は、液晶素子12に複数の電圧を印加し、液晶素子12が備える複数の領域のうち、レーザ光を透過する領域(透過領域)と、レーザ光を遮光する領域(遮光領域)とを制御する。入射角制御部31は、集光素子30の光学特性に応じて、集光素子30による屈折角を予め認識できる。また、入射角制御部31は、集光素子30による屈折角に応じて、液晶素子12の複数の領域をそれぞれ透過したレーザ光の入射角を予め認識できる。この情報は、例えばテーブルとして、主制御部18に含まれるメモリに格納される。よって、入射角制御部31は、液晶素子12の透過領域を選択することで、対象物によって反射されたレーザ光の入射角を認識できる。
その他の構成は、第1実施形態と同じである。
[2] 液晶素子12及び集光素子30の構成
次に、液晶素子12及び集光素子30の構成について説明する。図16は、液晶素子12及び集光素子30の平面図である。図17は、図16のA−A´線に沿った液晶素子12及び集光素子30の断面図である。
液晶素子12は、第1実施形態と同様に、基板20、21、液晶層22、シール材23、複数の電極24(電極24−1〜24−5)、複数の電極25(電極25−1〜25−5)、及び偏光板26、27を備える。
偏光板27の基板21と反対側には、集光素子30が設けられる。前述したように、集光素子30は、例えば平凹レンズで構成される。集光素子30の外形は、四角形に限定されず、円であってもよい。
集光素子30の入射角は、輻射素子13の出射角と概略同じであることが望ましい。集光素子30の屈折率及び曲率半径は、上記条件を満たすように設定され、屈折率及び曲率半径の組み合わせは任意に設計可能である。例えば、集光素子30は、輻射素子13と同じ光学素子で構成される。検出感度を高めるためには、集光素子30の面積は、なるべく大きいことが望ましい。液晶素子12のサイズは、集光素子30のサイズと概略同じに設定される。
なお、集光素子30の入射角は、輻射素子13の出射角と完全に同じでなくてもよく、多少の差は許容される。集光素子30の入射角と輻射素子13の出射角とが異なる場合は、液晶素子12を透過するレーザ光が液晶素子12(液晶素子12の基板面)に対して垂直にならない。しかし、液晶素子12を透過するレーザ光が液晶素子12に対して垂直でなくても、透過状態のドットを透過できる範囲でレーザ光が傾いているのであれば、本実施形態の機能を実現できる。
集光素子30としては、平凹レンズ、両凸レンズ、平凸レンズ、両凹レンズ、回折格子、シリンドリカルレンズ、フレネルレンズ、又は屈折率分布レンズなどを用いてもよい。例えば、集光素子30として平凹レンズを用いた場合、液晶素子12と向き合う面は、平面側であってもよいし、凹面側であってもよい。その他の光学素子についても、同様である。
[3] 液晶素子12の動作
次に、液晶素子12の動作について説明する。入射角制御部31は、液晶素子12を駆動するために、液晶素子12に含まれる電極24−1〜24−5、及び電極25−1〜25−5に複数の電圧を印加する。
図18は、液晶素子12の動作を説明する断面図である。集光素子30は、対象物によって反射されたレーザ光を屈折させ、レーザ光が液晶素子12に対して概略垂直に入射するように、液晶素子12に集光する。
入射角制御部31は、液晶素子12の複数の領域(ドット)のうち例えば1つのドットを透過状態にする。すなわち、入射角制御部31は、透過状態にしたい1つのドットを形成する1本の電極24と1本の電極25との間に所定の実効電圧V1を印加する。
図18の例では、入射角制御部31は、電極24−2と電極25−3との間に実効電圧V1を印加する。これにより、電極24−2と電極25−3とが交差するドットでは、液晶層に電界が印加され、液晶層が概略垂直配向になる(オン状態となる)。よって、オン状態のドットは、透過状態となる。すなわち、偏光板27を透過したレーザ光は、液晶層で振動方向が回転せず、偏光板26を透過する。
一方で、入射角制御部31は、電極24−2、及び電極25−3以外の電極、すなわち、電極24−1、24−3〜24−5、及び電極25−1、25−2、25−4、25−5に0Vを印加する。或いは、入射角制御部31は、電極24−1、24−3〜24−5、及び電極25−1、25−2、25−4、25−5に所定の共通電圧を印加する。
これにより、電極24−1、24−3〜24−5と、電極25−1、25−2、25−4、25−5とが交差する複数のドットでは、液晶層に電界が印加されず、液晶層がねじれ配向を維持する(オフ状態となる)。よって、オフ状態のドットは、遮光状態となる。すなわち、偏光板27を透過したレーザ光は、液晶層で振動方向が90度回転し、偏光板26で遮蔽される。
入射角制御部31は、透過状態にしたドットに対応する入射角θを算出できる。よって、受光素子14がレーザ光を検知した場合、主制御部18は、透過状態のドットに対応する入射角の方向に対象物が存在することを認識できる。一方で、受光素子14がレーザ光を検知しなかった場合、主制御部18は、透過状態のドットに対応する入射角の方向に対象物が存在しないことを認識できる。
また、入射角制御部31は、透過状態のドットを順次変更することで、実質的に、対象物を2次元で走査することができる。走査範囲(角度α)は、輻射素子13及び集光素子30の屈折率及び曲率半径(焦点距離)、すなわち屈折角を調整することで、任意に設定可能である。
[4] 第2実施形態の効果
以上詳述したように第2実施形態では、レーザ走査装置10は、レーザ光を発光する光源11と、光源11から出射されたレーザ光を放射する第1光学素子(輻射素子)13と、対象物によって反射されたレーザ光を集光する第2光学素子(集光素子)30と、集光素子30を透過したレーザ光を部分的に透過させる液晶素子12と、液晶素子12を透過したレーザ光を検知する受光素子14とを備えている。また、液晶素子12は、透過状態及び遮光状態の1つにそれぞれが設定可能な複数の領域を有し、集光素子30を透過したレーザ光のうち複数の領域の少なくとも1つに入射するレーザ光を透過させる。
従って第2実施形態によれば、所定の走査範囲のうち特定の方向に絞ってレーザ光を入射させる(透過させる)ことができる。そして、特定の方向においてレーザ光が対象物によって反射されたか否かを検出することで、特定の方向に対象物が存在するか否かを判定でき、さらに、対象物が存在した場合に、対象物までの距離を算出することができる。
また、輻射素子13及び集光素子30の屈折率及び曲率半径(焦点距離)を変えることで、走査範囲を変えることができる。その他の効果は、第1実施形態と同じである。
なお、上記各実施形態では、2次元で走査する構成例を示したが、1次元で走査するようにしてもよい。この場合は、X方向に並んだ複数を領域を持つように液晶素子12を構成することで実現できる。
上記各実施形態では、液晶素子12は、単純マトリクス方式で構成されているが、他の構造(電極構造)を適用してもよい。液晶素子12は、マトリスク状に配置されて複数の領域のうち1つを透過状態、他を遮光状態に設定可能である液晶素子、すなわち、任意の光シャッター方式を有する液晶素子を用いることができる。例えば、複数の領域の各々に対応する矩形の電極をスイッチング素子(例えば、TFT(Thin Film Transistor))で駆動する液晶素子を用いてもよい。
上記各実施形態では、レーザ走査装置が扱うレーザ光として赤外線レーザを用いている。しかし、これに限定されず、本実施形態に係るレーザ走査装置は、赤外線以外の光にも適用可能である。
上記実施形態では、車両に搭載されるレーザ走査装置について説明している。しかし、これに限定されず、レーザ光を走査する機能を有する様々な電子機器に適用できる。
本明細書において、「平行」とは、完全に平行であることが好ましいが、必ずしも厳密に平行である必要はなく、本発明の効果に鑑みて実質的に平行と同視できるものを含み、また、製造プロセス上発生しうる誤差を含んでいてもよい。また、「垂直」とは、必ずしも厳密に垂直である必要はなく、本発明の効果に鑑みて実質的に垂直と同視できるものを含み、また、製造プロセス上発生しうる誤差を含んでいてもよい。
本明細書において、板やフィルムは、その部材を例示した表現であり、その構成に限定されるものではない。例えば、偏光板は、板状の部材に限定されるものではなく、明細書で記載した機能を有するフィルムやその他の部材であってもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
10…レーザ走査装置、11…光源、12…液晶素子、13…輻射素子、14…受光素子、15…パルスタイミング制御部、16…出射角制御部、17…距離演算部、18…主制御部、20,21…基板、22…液晶層、23…シール材、24,25…電極、26,27…偏光板、30…集光素子、31…入射角制御部

Claims (6)

  1. レーザ光を発光する光源と、
    前記光源から出射されたレーザ光を部分的に透過させる液晶素子と、
    前記液晶素子を透過したレーザ光を屈折させる光学素子と、
    対象物によって反射されたレーザ光を検知する受光素子と
    を具備するレーザ走査装置。
  2. 前記液晶素子は、透過状態及び遮光状態の1つにそれぞれが設定可能な複数の領域を有し、前記光源から出射されたレーザ光のうち前記複数の領域の少なくとも1つに入射するレーザ光を透過させる
    請求項1に記載のレーザ走査装置。
  3. レーザ光を発光する光源と、
    前記光源から出射されたレーザ光を放射する第1光学素子と、
    対象物によって反射されたレーザ光を集光する第2光学素子と、
    前記第2光学素子を透過したレーザ光を部分的に透過させる液晶素子と、
    前記液晶素子を透過したレーザ光を検知する受光素子と
    を具備するレーザ走査装置。
  4. 前記液晶素子は、透過状態及び遮光状態の1つにそれぞれが設定可能な複数の領域を有し、前記第2光学素子を透過したレーザ光のうち前記複数の領域の少なくとも1つに入射するレーザ光を透過させる
    請求項3に記載のレーザ走査装置。
  5. 前記液晶素子は、パッシブマトリクス方式を有する
    請求項1乃至4のいずれかに記載のレーザ走査装置。
  6. 前記液晶素子は、
    第1及び第2基板と、
    前記第1及び第2基板間に充填された液晶層と、
    前記第1基板上に設けられ、それぞれが第1方向に延在する複数の第1電極と、
    前記第2基板上に設けられ、それぞれが前記第1方向と交差する第2方向に延在する複数の第2電極と、
    前記第1及び第2基板を挟むように設けられた第1及び第2偏光板と
    を含む
    請求項1乃至5のいずれかに記載のレーザ走査装置。
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