JP2018013196A - 車両用駆動装置 - Google Patents

車両用駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018013196A
JP2018013196A JP2016143789A JP2016143789A JP2018013196A JP 2018013196 A JP2018013196 A JP 2018013196A JP 2016143789 A JP2016143789 A JP 2016143789A JP 2016143789 A JP2016143789 A JP 2016143789A JP 2018013196 A JP2018013196 A JP 2018013196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
engine
electric motor
rotating element
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016143789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6558318B2 (ja
Inventor
英彦 番匠谷
Hidehiko BANSHOYA
英彦 番匠谷
田端 淳
Atsushi Tabata
淳 田端
金田 俊樹
Toshiki Kaneda
俊樹 金田
達也 今村
Tatsuya Imamura
達也 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016143789A priority Critical patent/JP6558318B2/ja
Publication of JP2018013196A publication Critical patent/JP2018013196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6558318B2 publication Critical patent/JP6558318B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

【課題】車両用駆動装置を小型化させる車両用駆動装置を提供する。【解決手段】エンジン10に接続された入力軸32の回転軸線C方向に、エンジン12と、ブレーキB1と、クラッチC1およびクラッチCSと、変速機構34と、第1電動機MG1と、差動機構36と、第2電動機MG2とが順に同軸に配置されている。このため、クラッチC1とブレーキB1とクラッチCSとを入力軸32の回転軸線C方向においてエンジン12と変速機構34との間にまとめて配置させられるので、例えばクラッチC1およびブレーキB1とクラッチCSとを変速機構34を挟んで配置するものに比較して、車両用駆動装置10においてクラッチC1、ブレーキB1、クラッチCSへの第1油路42a、第2油路42b、第3油路42cのバルブボデー40からの距離が短くなって取り回しがし易くなり、車両用駆動装置10を小型化することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、第1回転要素と第2回転要素と第3回転要素とを有する差動機構と、第4回転要素と第5回転要素と第6回転要素とを有する動力伝達機構と、前記第4回転要素、前記第5回転要素および前記第6回転要素のうちのいずれか2つの回転要素の間を選択的に連結する第1係合部と、前記第4回転要素を非回転部材に選択的に連結する第2係合部と、前記第1回転要素と前記第5回転要素との間を選択的に連結する第3係合部と、を備える車両用駆動装置において、車両用駆動装置を小型化させる技術に関するものである。
機関と接続されその機関の回転を伝達する動力伝達機構と、その動力伝達機構と駆動輪とを接続する差動機構と、動力伝達機構を変速させる切替装置とを備える車両用駆動装置が知られている。例えば、特許文献1の図12に記載された車両用駆動装置がそれである。上記特許文献1の図12において、前記差動機構は、前記動力伝達機構の出力要素に接続されたキャリヤと、第1電動機に接続されたサンギヤと、第2電動機および駆動輪に動力伝達可能に接続されたリングギヤとを有し、前記動力伝達機構は、前記差動機構のキャリヤに接続されたリングギヤと、前記機関に接続されたキャリヤと、サンギヤとを有し、前記切替装置は、前記動力伝達機構におけるサンギヤとキャリヤとを選択的に連結する第1係合部と、前記動力伝達機構のサンギヤを非回転部材に選択的に連結させてそのサンギヤの回転を止める第2係合部とを有している。このため、前記切替装置おいて前記第1係合部と前記第2係合部とが係合或いは解放されることにより前記動力伝達機構における変速段が形成されるようになっている。
国際公開第2013/114594号
ところで、上記特許文献1の図12の車両用駆動装置において、例えば燃費向上のために、前記機関が接続された前記動力伝達機構のキャリヤと、前記第1電動機が接続された前記差動機構のサンギヤとを選択的に連結する第3係合部を設けることが考えられる。このような構成によれば、前記切替装置で前記第1係合部と前記第2係合部とを解放状態とし、且つ前記第3係合部を係合状態にすることによって、前記機関(エンジン)の動力により前記第1電動機で発電を行い、その第1電動機で発電した電力で前記第2電動機を駆動するシリーズ走行が可能になる。しかしながら、前記車両用駆動装置では、前記第1係合部、前記第2係合部、前記第3係合部の3つの係合部を油圧制御するために、それら係合部にそれぞれ油路を接続する必要があるため、それらの油路の配置によっては、前記車両用駆動装置が大型化してしまうという問題があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、車両用駆動装置を小型化させる車両用駆動装置を提供することにある。
第1発明の要旨とするところは、(a)機関に接続された入力軸と、(b)第1電動機に接続された第1回転要素と、第2回転要素と、第2電動機および駆動輪に動力伝達可能に接続された第3回転要素とを有する差動機構と、(c)第4回転要素と、前記入力軸に接続された第5回転要素と、前記第2回転要素に接続された第6回転要素とを有する動力伝達機構と、(d)前記第4回転要素、前記第5回転要素および前記第6回転要素のうちのいずれか2つの回転要素の間を選択的に連結する第1係合部と、(e)前記第4回転要素を非回転部材に選択的に連結する第2係合部と、(f)前記第1回転要素と前記第5回転要素との間を選択的に連結する第3係合部と、を備える車両用駆動装置であって、(g)前記入力軸の軸方向に、前記機関と、前記第2係合部と、前記第1係合部および前記第3係合部と、前記動力伝達機構と、前記第1電動機と、前記差動機構と、前記第2電動機とが順に同軸に配置されており、(h)前記第1係合部及び前記第3係合部は、前記入力軸に垂直な方向において少なくとも一部が重なるように配置されていることにある。
第1発明によれば、前記入力軸の軸方向に、前記機関と、前記第2係合部と、前記第1係合部および前記第3係合部と、前記動力伝達機構と、前記第1電動機と、前記差動機構と、前記第2電動機とが順に同軸に配置されている。このため、前記第1係合部と前記第2係合部と前記第3係合部とを前記入力軸の軸方向において前記機関と前記動力伝達機構との間にまとめて配置させられるので、例えば前記第1係合部および前記第2係合部と前記第3係合部とを前記動力伝達機構を挟んで配置するものに比較して、前記車両用駆動装置において前記第1係合部、前記第2係合部、前記第3係合部への油路のバルブボデーからの距離が短くなって取り回しがし易くなり、前記車両用駆動装置を小型化することができる。また、前記第1係合部及び前記第3係合部は、前記入力軸に垂直な方向において少なくとも一部が重なるように配置されているので、前記車両用駆動装置における前記入力軸の軸方向の大きさを好適に小型化することができる。
本発明が適用される車両用駆動装置の走行に関わる各部の概略構成を説明する図であると共に、その各部を制御する為の制御系統の要部を説明する図である。 エンジン走行とモータ走行との切替制御に用いる駆動力源切替マップの一例を示す図である。 各走行モードにおける各係合装置の各作動状態を示す図表である。 単駆動EVモード時の共線図である。 両駆動EVモード時の共線図である。 HV走行モードのシリーズパラレルローモード時の共線図である。 HV走行モードのシリーズパラレルハイモード時の共線図である。 HV走行モードのシリーズモード時の共線図である。 HV走行モードのパラレルローモード時の共線図である。 HV走行モードのパラレルハイモード時の共線図である。
好適には、前記第3係合部は、前記第1係合部に隣接して配置されている。このため、バルブボデーから前記第1係合部および前記第3係合部への油路の取り回しがし易くなる。
また、好適には、前記第3係合部は、前記第1電動機に隣接して配置されている。このため、前記車両用駆動装置において前記第1係合部、前記第2係合部、前記第3係合部への油路のバルブボデーからの距離が短くなって取り回しがし易くなる。
また、好適には、前記動力伝達機構は、シングルピニオン型の遊星歯車装置から構成されているので、前記車両用駆動装置を好適に小型化することができる。
また、好適には、前記第1電動機は、前記入力軸の軸方向において、前記動力伝達機構と前記差動機構との間に配置されている。このため、前記車両用駆動装置において前記第1係合部、前記第2係合部、前記第3係合部への油路のバルブボデーからの距離が短くなって取り回しがし易くなる。
また、好適には、前記第2電動機は、前記入力軸の軸方向において前記差動機構よりも前記機関側とは反対側に配置されている。このため、前記車両用駆動装置において前記第1係合部、前記第2係合部、前記第3係合部への油路のバルブボデーからの距離が短くなって取り回しがし易くなる。
以下、本発明の一実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される車両駆動装置10の走行に関わる各部の概略構成を説明する図であると共に、その各部を制御する為の制御系統の要部を説明する図である。図1において、車両用駆動装置10は、走行用の駆動力源となり得る、エンジン(機関)12、第1電動機MG1、及び第2電動機MG2と、動力伝達装置14と、図示しない駆動輪とを備えるハイブリッド型式の駆動装置である。
エンジン12は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等、所定の燃料を燃焼させて動力を出力させる公知の内燃機関である。このエンジン12は、後述する電子制御装置80によってスロットル開度或いは吸入空気量、燃料供給量、点火時期等の運転状態が制御されることにより、エンジントルクTeが制御される。
第1電動機MG1及び第2電動機MG2は、駆動トルクを発生させる電動機(モータ)としての機能及び発電機(ジェネレータ)としての機能を有する所謂モータジェネレータである。第1電動機MG1及び第2電動機MG2は、インバータ部や平滑コンデンサなどを有する電力制御ユニット18を介してバッテリユニット20に接続されており、後述する電子制御装置80によって電力制御ユニット18が制御されることにより、第1電動機MG1及び第2電動機MG2の各々の出力トルク(力行トルク又は回生トルク)であるMG1トルクTmg1及びMG2トルクTmg2が制御される。なお、第1電動機MG1には、図1に示すように、車体に取り付けられた非回転部材であるケース22内に固定された円筒状のステータ24aと、ステータ24aの内側に所定の間隙を隔てて中心部に円筒状のロータ回転軸24bが一体的に固定された円筒状のロータ24cとが備えられており、第2電動機MG2には、ケース22内に固定された円筒状のステータ26aと、ステータ26aの内側に所定の間隙を隔てて中心部に円筒状のロータ回転軸26bが一体的に固定された円筒状のロータ26cとが備えられている。
動力伝達装置14は、エンジン12と図示しない駆動輪との間の動力伝達経路に備えられており、ケース22内に第1電動機MG1及び第2電動機MG2と共に収容されている。動力伝達装置14は、例えば、第1動力伝達部28と、第2動力伝達部30と、図示しないディファレンシャル装置、そのディファレンシャル装置に連結された車軸等とを備えている。
第1動力伝達部28は、第1動力伝達部28の入力回転部材である入力軸32と同軸心に配置されており、例えば、変速機構(動力伝達機構)34と、差動機構36と、クラッチ(第1係合部)C1と、ブレーキ(第2係合部)B1等とを備えている。なお、第1動力伝達部28の入力軸32のエンジン12側の軸端部には、エンジン12のクランク軸が動力伝達可能に接続されている。
変速機構34は、第1サンギヤS1、第1ピニオンギヤP1、第1ピニオンギヤP1を自転及び公転可能に支持する第1キャリヤCA1、第1ピニオンギヤP1を介して第1サンギヤS1と噛み合う第1リングギヤR1を有する公知のシングルピニオン型の遊星歯車装置から構成されており、差動作用を生じる差動機構として機能する。変速機構34は、差動機構36よりもエンジン12側に配置された入力側差動機構である。第1キャリヤCA1は、入力軸32に一体的に連結され、その入力軸32を介してエンジン12に動力伝達可能に接続された第5回転要素RE5であり、変速機構34の入力回転部材として機能する。第1サンギヤS1は、ブレーキB1を介してケース22に選択的に連結する第4回転要素RE4である。第1リングギヤR1は、中間軸38を介して差動機構36の入力回転部材(すなわち第2キャリヤCA2)に動力伝達可能に接続された第6回転要素RE6であり、変速機構34の出力回転部材として機能する。なお、クラッチC1は、第1サンギヤS1である第4回転要素と第1キャリヤCA1である第5回転要素との間を選択的に連結するものであり、それら第1サンギヤS1と第1キャリヤCA1は、クラッチC1を介して選択的に動力伝達可能に接続される。また、ブレーキB1は、第1サンギヤS1である第4回転要素を非回転部材であるケース22に選択的に連結するものである。
図1に示すように第1動力伝達部28において、中間軸38は第1電動機MG1の内周部を挿通すなわち第1電動機MG1の円筒状のロータ回転軸23c内を挿通しており、中間軸51は入力軸42の回転軸線Cと同心に回転可能にケース22に支持されている。
クラッチC1及びブレーキB1は、好適には何れも湿式の摩擦係合装置であり、油圧アクチュエータによって係合制御される多板型の油圧式摩擦係合装置である。このクラッチC1及びブレーキB1は、車両用駆動装置10に備えられたバルブボデー40に形成された油圧制御回路が後述する電子制御装置80によって制御されることにより、その油圧制御回路から各々供給される油圧(例えばC1油圧Pc1、B1油圧Pb1)に応じて作動状態(係合や解放などの状態)が制御される。なお、図1に示すように、クラッチC1とバルブボデー40との間には、バルブボデー40内に形成された油圧制御回路から供給される油圧をクラッチC1へ導く第1油路42aが形成されており、ブレーキB1とバルブボデー40との間には、バルブボデー40内に形成された油圧制御回路から供給される油圧をブレーキB1へ導く第2油路42bが形成されている。
クラッチC1及びブレーキB1が共に解放された状態においては、遊星歯車装置である変速機構34の差動が許容される。よって、この状態では、第1サンギヤS1にてエンジントルクTeの反力トルクが取れない為、変速機構34は機械的な動力伝達が不能な中立状態(ニュートラル状態)とされる。又、クラッチC1が係合され且つブレーキB1が解放された状態においては、変速機構34は各回転要素が一体回転させられる。よって、この状態では、エンジン12の回転は等速で第1リングギヤR1から第2キャリヤCA2へ伝達される。一方で、クラッチC1が解放され且つブレーキB1が係合された状態においては、変速機構34は第1サンギヤS1の回転が止められ、第1リングギヤR1の回転が第1キャリヤCA1の回転よりも増速される。よって、この状態では、エンジン12の回転は増速されて第1リングギヤR1から出力される。このように、変速機構34は、直結状態(ギヤ比=1.0)となるローギヤと、オーバードライブ状態(例えばギヤ比=0.7)となるハイギヤとに切り替えられる2段の有段変速機として機能する。クラッチC1は、係合によって変速機構34の第1のギヤ段としてのローギヤを形成する第1係合装置であり、ブレーキB1は、係合によって変速機構34の第2のギヤ段としてのハイギヤを形成する第2係合装置である。よって、クラッチC1及びブレーキB1のうちの一方が係合された状態では、変速機構34は、上記第1,第2のギヤ段の何れかが形成された、機械的な動力伝達が可能な非中立状態とされる。又、クラッチC1及びブレーキB1が共に係合された状態においては、変速機構34は各回転要素の回転が止められる。よって、この状態では、変速機構34の出力回転部材である第1リングギヤR1の回転が停止されることで、差動機構36の入力回転部材である第2キャリヤCA2の回転が停止させられる。
差動機構36は、第2サンギヤS2、第2ピニオンギヤP2、第2ピニオンギヤP2を自転及び公転可能に支持する第2キャリヤCA2、第2ピニオンギヤP2を介して第2サンギヤS2と噛み合う第2リングギヤR2を有する公知のシングルピニオン型の遊星歯車装置であり、差動作用を生じる差動機構として機能する。差動機構36は、変速機構34よりもエンジン12側とは反対側に配置された出力側差動機構である。第2サンギヤS2は、第1電動機MG1のロータ回転軸24bに一体的に接続されており、第1電動機MG1が動力伝達可能に連結された反力要素としての第1回転要素RE1である。第2キャリヤCA2は、中間軸38を介して変速機構34の出力回転部材(すなわち第1リングギヤR1)に連結された入力要素としての第2回転要素RE2であり、差動機構36の入力回転部材として機能する。第2リングギヤR2は、後述する出力軸44に一体的に連結されており、第2電動機MG2および図示しない駆動輪に間接的に動力伝達可能に接続された出力要素としての第3回転要素RE3であり、差動機構36の出力回転部材として機能する。なお、上記出力軸44は、入力軸42の回転軸線Cと同心に回転可能にケース22に支持されている。すなわち、入力軸32、中間軸38、出力軸44は、回転軸線C上にそれぞれ配置されている。
図1に示すように、第1キャリヤCA1と第2サンギヤS2との間の動力伝達経路には、クラッチ(第3係合部)CSが設けられており、クラッチCSは、第1キャリヤCA1と第2サンギヤS2との間を選択的に連結するものである。つまり、クラッチCSは、第1キャリヤCA1に動力伝達可能に接続されたエンジン12と、第2サンギヤS2に動力伝達可能に接続された第1電動機MG1とを選択的に連結する第3係合装置である。なお、クラッチCSと第2サンギヤS2すなわち第1電動機MG1のロータ回転軸24bとの間の動力伝達経路には、伝達部材46が備えられており、エンジン12の回転は入力軸42を介して変速機構34の第1キャリヤCA1に伝達され、その第1キャリヤCA1に伝わった回転は、クラッチCSを介して伝達部材46に伝達される。すなわち、クラッチCSは、伝達部材46を介して第1電動機MG1に隣接して配置されている。
クラッチCSは、好適には湿式の摩擦係合装置であり、油圧アクチュエータによって係合制御される多板型の油圧式摩擦係合装置である。このクラッチCSは、後述する電子制御装置80によってバルブボデー40内に形成された油圧制御回路が制御されることにより、その油圧制御回路から供給される油圧(例えばCS油圧Pcs)に応じて作動状態(係合や解放などの状態)が制御される。クラッチCSとバルブボデー40との間には、バルブボデー40内に形成された油圧制御回路から供給される油圧をクラッチCSへ導く第3油路42cが形成されている。
クラッチCSが解放された状態においては、遊星歯車装置である差動機構36の差動が許容される。よって、この状態では、差動機構36は、第2キャリヤCA2に入力される動力を第1電動機MG1及び第2リングギヤR2へ分配する動力分配機構として機能することが可能である。すなわち、差動機構36において、第2リングギヤR2へ分配される機械的な動力伝達に加え、第1電動機MG1に分配された動力で第1電動機MG1が発電され、その発電された電力が蓄電されたりその電力で第2電動機MG2が駆動される。これにより、差動機構36は、後述する電子制御装置80によって電力制御ユニット18が制御されて第1電動機MG1の運転状態が制御されることによりギヤ比(変速比)を制御する公知の電気式差動部(電気式無段変速機)として機能する。又、クラッチCSが係合された状態においては、エンジン12と第1電動機MG1とが連結される為、エンジン12の動力によって第1電動機MG1にて発電を行い、その発電した電力を蓄電したりその電力で第2電動機MG2を駆動することが可能である。
図1に示すように、クラッチCSは、クラッチC1の外周側に隣接して配置されており、クラッチC1及びクラッチCSは、例えば、入力軸32に垂直な方向において一部若しくは全部が重なるようにすなわち少なくとも一部が重なるように配置されている。また、図1に示すように、クラッチC1およびブレーキB1は、入力軸32の回転軸線C方向においてエンジン12と変速機構34との間に配置されており、クラッチC1は、入力軸32の回転軸線C方向においてブレーキB1よりもエンジン12側とは反対側に配置されている。つまり、クラッチC1とブレーキB1とクラッチCSとが入力軸32の回転軸線C方向においてエンジン12と変速機構34との間にまとめて配置されている。また、図1に示すように、第1電動機MG1は、入力軸32の回転軸線C方向において変速機構34と差動機構36との間に配置されており、第2電動機MG2は、入力軸32の回転軸線C方向において差動機構36よりもエンジン12側とは反対側に配置されている。すなわち、図1に示すように、車両用駆動装置10では、入力軸32の回転軸線C方向に、エンジン12と、ブレーキB1と、クラッチC1およびクラッチCSと、変速機構34と、第1電動機MG1と、差動機構36と、第2電動機MG2とが順に同軸に配置されている。
このように構成された第1動力伝達部28においては、エンジン12の動力や第1電動機MG1の動力は出力軸44へ伝達される。従って、エンジン12及び第1電動機MG1は、第1動力伝達部28を介して図示しない駆動輪に動力伝達可能に連結される。又、変速機構34は、オーバードライブであるので、第1電動機MG1の高トルク化が抑制される。
第2動力伝達部30は、第2電動機MG2の回転を減速して出力軸44へ伝達する減速機構48を備えており、第2電動機MG2の動力は、例えば減速機構48および出力軸44等を介して図示しない駆動輪に伝達されるようになっている。減速機構48は、第3サンギヤS3、第3ピニオンギヤP3、第3ピニオンギヤP3を自転及び公転可能に支持する第3キャリヤCA3、第3ピニオンギヤP3を介して第3サンギヤS3と噛み合う第3リングギヤR3を有する公知のシングルピニオン型の遊星歯車装置から構成されている。第3キャリヤCA3は出力軸44に一体的に連結され、第3リングギヤR3はケース22に一体的に連結され、第3サンギヤS3は第2電動機MG2のロータ回転軸26bに一体的に連結されている。
このように構成された動力伝達装置14は、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)方式の車両に好適に用いられる。又、動力伝達装置14では、エンジン12の動力や第1電動機MG1の動力や第2電動機MG2の動力は、出力軸44へ伝達され、その出力軸44から、図示しないディファレンシャル装置、車軸等を順次介して駆動輪へ伝達される。なお、動力伝達装置14では、第1動力伝達部28と、第2動力伝達部30とが入力軸32の回転軸線C方向において同軸に配置されている。
車両用駆動装置10は、走行に関わる各部を制御する制御装置を含む電子制御装置80を備えている。電子制御装置80は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両用駆動装置10の各種制御を実行する。例えば、電子制御装置80は、エンジン12、第1電動機MG1、及び第2電動機MG2の各出力制御、後述する走行モードの切替制御等を実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用、電動機制御用、油圧制御用等に分けて構成される。
電子制御装置80には、車両用駆動装置10に設けられた各種センサ等(例えばエンジン回転速度センサ60、出力回転速度センサ62、レゾルバ等のMG1回転速度センサ64、レゾルバ等のMG2回転速度センサ66、アクセル開度センサ68、シフトポジションセンサ70、バッテリセンサ72など)による検出値に基づく各種信号(例えばエンジン回転速度Ne(rpm)、車速Vに対応する出力軸44の回転速度である出力回転速度Nout(rpm)、MG1回転速度Nmg1(rpm)、MG2回転速度Nmg2(rpm)、アクセル開度θacc(%)、シフトレバーの操作位置Psh、バッテリユニット20のバッテリ温度THbat(℃)やバッテリ充放電電流Ibat(A)やバッテリ電圧Vbat(V)など)が供給される。又、電子制御装置80からは、車両用駆動装置10に備えられた各装置(例えばエンジン12、電力制御ユニット18、バルブボデー40に形成された油圧制御回路など)に各種指令信号(例えばエンジン制御指令信号Se、電動機制御指令信号Sm、油圧制御指令信号Spなど)が供給される。
電子制御装置80は、車両用駆動装置10における各種制御の為の制御機能を実現する為に、ハイブリッド制御手段すなわちハイブリッド制御部82、及び動力伝達切替手段すなわち動力伝達切替部84を備えている。
ハイブリッド制御部82は、電子スロットル弁を開閉制御し、燃料噴射量や噴射時期を制御し、点火時期を制御するエンジン制御指令信号Seを出力して、エンジントルクTeの目標トルクが得られるようにエンジン12の出力制御を実行する。又、ハイブリッド制御部82は、第1電動機MG1や第2電動機MG2の作動を制御する電動機制御指令信号Smを電力制御ユニット18へ出力して、MG1トルクTmg1やMG2トルクTmg2の目標トルクが得られるように第1電動機MG1や第2電動機MG2の出力制御を実行する。
ハイブリッド制御部82は、走行モードとして、モータ走行モード(EV走行モード)或いはハイブリッド走行モード(HV走行モード)を走行状態に応じて選択的に成立させる。EV走行モードは、エンジン12の運転を停止させると共に、第1電動機MG1及び第2電動機MG2のうちの少なくとも一方の電動機を走行用の駆動力源として走行するモータ走行(EV走行)を可能とする制御様式である。HV走行モードは、少なくともエンジン12を走行用の駆動力源として走行する(すなわちエンジン12の動力を駆動輪へ伝達して走行する)エンジン走行を可能とする制御様式である。
また、ハイブリッド制御部82は、車速Vと要求駆動トルクとを変数としてエンジン走行領域とモータ走行領域(単駆動領域、両駆動領域)との境界線を有する予め実験的に或いは設計的に求められて記憶された(すなわち予め定められた)図2に示すような関係(駆動力源切替マップ)に車速V及び要求駆動トルクを適用することで、走行状態がモータ走行領域とエンジン走行領域との何れにあるかを判断する。ハイブリッド制御部82は、モータ走行領域にあると判断した場合には、EV走行モードを成立させる一方で、エンジン走行領域にあると判断した場合には、HV走行モードを成立させる。尚、ハイブリッド制御部82は、走行状態がモータ走行領域にあるときであっても、バッテリ温度THbatが低かったり充電容量SOCが低かったりしてバッテリユニット20から出力可能な電力が制限されている場合、又はエンジン12の暖機が必要な場合などには、エンジン12を運転するようにHV走行モードを成立させる。
動力伝達切替部84は、ハイブリッド制御部82により成立させられた走行モードに基づいて、クラッチC1、ブレーキB1、及びクラッチCSの各係合作動(作動状態)を制御する。動力伝達切替部84は、ハイブリッド制御部82により成立させられた走行モードにて走行する為の動力伝達が可能となるように、クラッチC1、ブレーキB1、及びクラッチCSを各々係合及び/又は解放させる複数種類の指令信号である油圧制御指令信号Spをバルブボデー40内に設けられた複数の電磁制御弁へそれぞれ出力する。
ここで、車両用駆動装置10にて実行可能な走行モードについて図3、及び図4−図10を用いて説明する。図3は、各走行モードにおけるクラッチC1、ブレーキB1、及びクラッチCSの各作動状態を示す図表である。図3の図表中の○印は係合装置(C1,B1,CS)の係合を示し、空欄は解放を示し、△印は運転停止状態のエンジン12を連れ回し状態とするエンジンブレーキ(エンブレともいう)の併用時に何れか一方を係合することを示している。又、「G」は電動機(MG1,MG2)を主にジェネレータとして機能させることを示し、「M」は電動機(MG1,MG2)を駆動時には主にモータとして機能させ、回生時には主にジェネレータとして機能させることを示している。図3に示すように、車両駆動装置10は、走行モードとして、EV走行モード及びHV走行モードを選択的に実現することができる。EV走行モードは、単駆動EVモードと両駆動EVモードとの2つのモードを有している。HV走行モードは、シリーズパラレルモードとパラレルモードとシリーズモードとの3つのモードを有している。
図4−図10は、変速機構34及び差動機構36における6つの回転要素すなわち第1回転要素RE1から第6回転要素RE6の回転速度を相対的に表すことができる共線図である。
図4は、単駆動EVモード時の共線図である。単駆動EVモードは、図3に示すように、クラッチC1、ブレーキB1、及びクラッチCSを共に解放した状態で実現される。単駆動EVモードでは、図4に示すように、クラッチC1及びブレーキB1が解放されることで、遊星歯車装置である変速機構34の差動が許容され、変速機構34は中立状態とされる。変速機構34が中立状態とされると、第1リングギヤR1に連結された第2キャリヤCA2にてMG1トルクTmg1の反力トルクが取れない為、差動機構36は中立状態とされる。この状態で、ハイブリッド制御部82は、エンジン12の運転を停止させると共に、第2電動機MG2から走行用のMG2トルクTmg2を出力させる。後進時は、前進時に対して第2電動機MG2を逆回転させる。
図5は、両駆動EVモード時の共線図である。両駆動EVモード(「Ne=0」)は、図3に示すように、クラッチC1及びブレーキB1を係合した状態、且つクラッチCSを解放した状態で実現される。この両駆動EVモードでは、図5に示すように、クラッチC1及びブレーキB1が係合されることで、変速機構34の差動が規制され、第1サンギヤS1の回転が停止させられる。その為、変速機構34は何れの回転要素も回転が停止させられる。これによって、エンジン12はゼロ回転で停止状態とされ、又、第1リングギヤR1に連結された第2キャリヤCA2の回転も停止させられる。第2キャリヤCA2の回転が停止させられると、第2キャリヤCA2にてMG1トルクTmg1の反力トルクが取れる為、MG1トルクTmg1を第2リングギヤR2から機械的に出力させて駆動輪へ伝達することができる。ハイブリッド制御部82は、エンジン12の運転を停止させると共に、第1電動機MG1及び第2電動機MG2から各々走行用のMG1トルクTmg1及びMG2トルクTmg2を出力させる。この両駆動EVモードでは、前進時に対して第1電動機MG1及び第2電動機MG2を共に逆回転させて後進走行することも可能である。
図6は、HV走行モードのロー状態でのシリーズパラレルモード(以下、シリーズパラレルローモードという)時の共線図である。シリーズパラレルローモードは、図3に示すように、クラッチC1を係合した状態、且つブレーキB1及びクラッチCSを解放した状態で実現される。シリーズパラレルローモードでは、図6に示すように、クラッチC1が係合されることで、変速機構34の差動が規制され、変速機構34の回転要素が一体回転させられる。その為、エンジン12の回転は等速で第1リングギヤR1から第2キャリヤCA2へ伝達される。
図7は、HV走行モードのハイ状態でのシリーズパラレルモード(以下、シリーズパラレルハイモードという)時の共線図である。シリーズパラレルハイモードは、図3に示すように、ブレーキB1を係合した状態、且つクラッチC1及びクラッチCSを解放した状態で実現される。シリーズパラレルハイモードでは、図7に示すように、ブレーキB1が係合されることで、第1サンギヤS1の回転が停止させられる。その為、エンジン12の回転は増速されて第1リングギヤR1から第2キャリヤCA2へ伝達される。
図8は、HV走行モードのシリーズモード時の共線図である。シリーズモードは、図3に示すように、クラッチC1及びブレーキB1を共に解放した状態、且つクラッチCSを係合した状態で実現される。シリーズモードでは、図8に示すように、クラッチC1及びブレーキB1が解放されることで、変速機構34の差動が許容され、変速機構34は中立状態とされる。従って、差動機構36は中立状態とされる。加えて、シリーズモードでは、クラッチCSが係合されることで、エンジン12と第1電動機MG1とが連結される。その為、エンジン12を作動させることで第1電動機MG1を回転駆動して発電をすることができる。この際、第1動力伝達部28は中立状態であるので、エンジントルクTeは機械的に駆動輪へ伝達されない。ハイブリッド制御部82は、エンジン12を作動させ、エンジン12の動力によって第1電動機MG1を発電させ、第1電動機MG1の発電電力により第2電動機MG2を駆動して第2電動機MG2から走行用のMG2トルクTmg2を出力させる。シリーズモードでは、前進時に対して第2電動機MG2を逆回転させて後進走行することも可能である。
図9は、HV走行モードのロー状態でのパラレルモード(以下、パラレルローモードという)時の共線図である。パラレルローモードは、図3に示すように、クラッチC1及びクラッチCSを係合した状態、且つブレーキB1を解放した状態で実現される。パラレルローモードでは、図9に示すように、クラッチC1が係合されることで、変速機構34の差動が規制され、変速機構34の回転要素が一体回転させられる。その為、エンジン12の回転は等速で第1リングギヤR1から第2キャリヤCA2へ伝達される。加えて、パラレルローモードでは、クラッチCSが係合されることで、エンジン12と第1電動機MG1とが連結される。
図10は、HV走行モードのハイ状態でのパラレルモード(以下、パラレルハイモードという)時の共線図である。パラレルハイモードは、図3に示すように、ブレーキB1及びクラッチCSを係合した状態、且つクラッチC1を解放した状態で実現される。パラレルハイモードでは、図10に示すように、ブレーキB1が係合されることで、第1サンギヤS1の回転が停止させられる。その為、エンジン12の回転は増速されて第1リングギヤR1から第2キャリヤCA2へ伝達される。加えて、パラレルハイモードでは、クラッチCSが係合されることで、エンジン12と第1電動機MG1とが連結される。
上述のように、本実施例の車両用駆動装置10によれば、入力軸32の回転軸線C方向に、エンジン12と、ブレーキB1と、クラッチC1およびクラッチCSと、変速機構34と、第1電動機MG1と、差動機構36と、第2電動機MG2とが順に同軸に配置されている。このため、クラッチC1とブレーキB1とクラッチCSとを入力軸32の回転軸線C方向においてエンジン12と変速機構34との間にまとめて配置させられるので、例えばクラッチC1およびブレーキB1とクラッチCSとを変速機構34を挟んで配置するものに比較して、車両用駆動装置10においてクラッチC1、ブレーキB1、クラッチCSへの第1油路42a、第2油路42b、第3油路42cのバルブボデー40からの距離が短くなって取り回しがし易くなり、車両用駆動装置10を小型化することができる。また、クラッチC1及びクラッチCSは、入力軸32に垂直な方向において少なくとも一部が重なるように配置されているので、車両用駆動装置10における入力軸32の回転軸線C方向の大きさを好適に小型化することができる。
また、本実施例の車両用駆動装置10によれば、クラッチCSは、クラッチC1に隣接して配置されている。このため、バルブボデー40からクラッチC1およびクラッチCSへの第1油路42a、第3油路42cの取り回しがし易くなる。
また、本実施例の車両用駆動装置10によれば、クラッチCSは、第1電動機MG1に隣接して配置されている。このため、車両用駆動装置10においてクラッチC1、ブレーキB1、クラッチCSへの第1油路42a、第2油路42b、第3油路42cのバルブボデー40からの距離が短くなって取り回しがし易くなる。
また、本実施例の車両用駆動装置10によれば、変速機構34は、シングルピニオン型の遊星歯車装置から構成されているので、車両用駆動装置10を好適に小型化することができる。
また、本実施例の車両用駆動装置10によれば、第1電動機MG1は、入力軸32の回転軸線C方向において、変速機構34と差動機構36との間に配置されている。このため、車両用駆動装置10においてクラッチC1、ブレーキB1、クラッチCSへの第1油路42a、第2油路42b、第3油路42cのバルブボデー40からの距離が短くなって取り回しがし易くなる。
また、本実施例の車両用駆動装置10によれば、第2電動機MG2は、入力軸32の回転軸線C方向において差動機構36よりもエンジン12側とは反対側に配置されている。このため、車両用駆動装置10においてクラッチC1、ブレーキB1、クラッチCSへの第1油路42a、第2油路42b、第3油路42cのバルブボデー40からの距離が短くなって取り回しがし易くなる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
前述した実施例において、クラッチC1は、第4回転要素である第1サンギヤS1と第5回転要素である第1キャリヤCA1との間を選択的に連結していたが、例えば第1サンギヤS1(第4回転要素)、第1キャリヤCA1(第5回転要素)および第1リングギヤR1(第6回転要素)のうちのいずれか2つの回転要素の間を選択的に連結するようにしても良い。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両用駆動装置
12:エンジン(機関)
22:ケース(非回転部材)
32:入力軸
34:変速機構(動力伝達機構)
36:差動機構
B1:ブレーキ(第2係合部)
C1:クラッチ(第1係合部)
CS:クラッチ(第3係合部)
MG1:第1電動機
MG2:第2電動機
RE1(S2):第1回転要素(第2サンギヤ)
RE2(CA2):第2回転要素(第2キャリヤ)
RE3(R2):第3回転要素(第2リングギヤ)
RE4(S1):第4回転要素(第1サンギヤ)
RE5(CA1):第5回転要素(第1キャリヤ)
RE6(R1):第6回転要素(第1リングギヤ)

Claims (1)

  1. 機関に接続された入力軸と、
    第1電動機に接続された第1回転要素と、第2回転要素と、第2電動機および駆動輪に動力伝達可能に接続された第3回転要素とを有する差動機構と、
    第4回転要素と、前記入力軸に接続された第5回転要素と、前記第2回転要素に接続された第6回転要素とを有する動力伝達機構と、
    前記第4回転要素、前記第5回転要素および前記第6回転要素のうちのいずれか2つの回転要素の間を選択的に連結する第1係合部と、
    前記第4回転要素を非回転部材に選択的に連結する第2係合部と、
    前記第1回転要素と前記第5回転要素との間を選択的に連結する第3係合部と、を備える車両用駆動装置であって、
    前記入力軸の軸方向に、前記機関と、前記第2係合部と、前記第1係合部および前記第3係合部と、前記動力伝達機構と、前記第1電動機と、前記差動機構と、前記第2電動機とが順に同軸に配置されており、
    前記第1係合部及び前記第3係合部は、前記入力軸に垂直な方向において少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする車両用駆動装置。
JP2016143789A 2016-07-21 2016-07-21 車両用駆動装置 Expired - Fee Related JP6558318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016143789A JP6558318B2 (ja) 2016-07-21 2016-07-21 車両用駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016143789A JP6558318B2 (ja) 2016-07-21 2016-07-21 車両用駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018013196A true JP2018013196A (ja) 2018-01-25
JP6558318B2 JP6558318B2 (ja) 2019-08-14

Family

ID=61020970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016143789A Expired - Fee Related JP6558318B2 (ja) 2016-07-21 2016-07-21 車両用駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6558318B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071699A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の駆動制御装置
WO2013114594A1 (ja) * 2012-02-01 2013-08-08 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両用駆動装置
JP2014162358A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両用駆動装置
JP2015024793A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両用駆動装置
JP5943127B1 (ja) * 2015-07-10 2016-06-29 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071699A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両の駆動制御装置
WO2013114594A1 (ja) * 2012-02-01 2013-08-08 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両用駆動装置
JP2014162358A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Toyota Motor Corp ハイブリッド車両用駆動装置
JP2015024793A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両用駆動装置
JP5943127B1 (ja) * 2015-07-10 2016-06-29 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6558318B2 (ja) 2019-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6801617B2 (ja) 車両の制御装置
JP6114255B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置
JP6024691B2 (ja) ハイブリッド車両用駆動装置の制御装置
CN109720333B (zh) 混合动力车辆的控制装置
JP5884897B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置
CN108621776B (zh) 混合动力车辆用驱动装置
US9604530B2 (en) Drive system for hybrid vehicle
WO2013145095A1 (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置
JP2015024793A (ja) ハイブリッド車両用駆動装置
JP2017178299A (ja) 動力伝達装置
JP6838575B2 (ja) ハイブリッド車両用駆動装置
JP2021187332A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2007030579A (ja) 車両用駆動装置
US11807104B2 (en) Vehicle drive device
JP6604279B2 (ja) 車両用駆動装置
JP6589769B2 (ja) 車両用駆動装置
JP6547700B2 (ja) 車両の制御装置
JP6558318B2 (ja) 車両用駆動装置
CN113753022A (zh) 接合机构的控制装置
JP6421704B2 (ja) 車両の制御装置
JP6915471B2 (ja) 車両用動力伝達装置の制御装置
JP2018001949A (ja) ハイブリッド車両の走行モード切換制御装置
JP6825524B2 (ja) 車両用動力伝達装置の制御装置
JP6825523B2 (ja) 車両用動力伝達装置の制御装置
JP6579058B2 (ja) 車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190701

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6558318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees