JP2017082396A - ドライバ特定システム、電子キー - Google Patents

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Abstract

【課題】精度よくドライバを特定することができるドライバ特定システム、およびドライバ特定システムに用いられる電子キーを提供する。
【解決手段】スマートキー3は、スマートキー3に生じる振動を検出する振動センサ36を備え、スマートフォンは、スマートフォンに生じる振動を検出する電話機側振動センサを備え、ドライバ特定システムは、振動センサ36が検出した振動と電話機側振動センサが検出した振動に同一性があるか否かを判定し、同一性があると判定した場合にはスマートフォンはドライバが携帯していると判定する同一性判定部372と、車両を運転する可能性がある者を登録者として記憶し、スマートフォンを登録者に対応付けて記憶する記憶部と、同一性判定部372がスマートフォンはドライバが携帯していると判定した場合に、記憶部に記憶されている登録者からスマートフォンに対応する登録者をドライバに特定するドライバ特定部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子キーを備えたドライバ特定システム、および、この電子キーに関する。
車両に備えられた車載機と、車両ドアを施解錠する際に車載機と無線通信する電子キーとを備えたシステムが知られている。また、この電子キーと通信をして、電子キーに対応付けられた設定値を読み出して、シート位置、ステアリング位置、ミラー角度などを自動で調整するシステムも知られている(たとえば特許文献1)。
特開平9−123924号公報
一台の車両を運転する可能性がある人が複数人存在する場合も多い。たとえば、家族で一台の車両を共有している場合などである。複数人が一台の車両を運転する可能性がある場合、1つの電子キーを複数人が使用することになる場合も多い。
適切なシート位置、ステアリング位置、ミラー角度などはドライバごとに異なる。そのため、特許文献1のように、電子キーに応じてシート位置、ステアリング位置、ミラー角度などを調整してしまうと、実際のドライバに応じた適切なシート位置、ステアリング位置、ミラー角度などにならない可能性がある。
ここで、近年は、スマートフォンなどの携帯電話機を個人ごとに所有することが一般的になっており、携帯電話機は、1台の携帯電話機を複数人が使用することはほとんどない。また、携帯電話機は、スマートフォンと呼ばれる多機能型携帯電話機に代表されるように、近距離通信が可能なものが多い。そこで、電子キーによるドライバ特定に、携帯電話機と直接あるいは間接的に車載機が通信してドライバを特定することも考えられる。
しかし、1台の車両にドライバ以外の同乗者が搭乗し、その同乗者も携帯電話機を携帯していると、狭い範囲に、ドライバが携帯する可能性がある携帯電話機が複数台存在する場合も生じる。車両またはその付近に複数台の携帯電話機が存在している場合、今回は運転をしない者を、ドライバとして誤って特定してしまう可能性がある。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、精度よくドライバを特定することができるドライバ特定システム、およびドライバ特定システムに用いられる電子キーを提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための本発明は、車両のドアを施解錠する際に車両に搭載された車載機(2)と通信する電子キー(3)と、携帯電話機(4)とを備え、車両を運転するドライバを特定するドライバ特定システムであって、電子キーは、この電子キーに生じる振動を検出するキー側振動センサ(36)を備え、携帯電話機は、この携帯電話機に生じる振動を検出する電話機側振動センサ(45)を備え、ドライバ特定システムは、キー側振動センサが検出した振動と、電話機側振動センサが検出した振動に同一性があるか否かを判定し、同一性があると判定した場合には、携帯電話機はドライバが携帯している携帯電話機であると判定する同一性判定部(372)と、車両を運転する可能性がある複数の者を登録者として記憶し、かつ、登録者がそれぞれ所有する携帯電話機を登録者に対応付けて記憶する記憶部(25)と、同一性判定部が、携帯電話機はドライバが携帯している携帯電話機であると判定した場合に、記憶部に記憶されている登録者から、携帯電話機に対応する登録者をドライバに特定するドライバ特定部(261)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、電子キーに生じる振動と、携帯電話機に生じる振動との同一性を判定する同一性判定部を備える。電子キーと携帯電話機とが同じ者に携帯されている場合、電子キーに生じる振動と、携帯電話機に生じる振動とは同一性があると考えられる。そこで、振動に同一性があると判定した場合に、携帯電話機はドライバが携帯していると判定する。ドライバ特定部は、記憶部に記憶されている登録者から、ドライバが携帯していると判定した携帯電話機に対応する登録者をドライバに特定する。電子キーを携帯している者が携帯している携帯電話機は、ドライバが所有している携帯電話機である可能性が高い。したがって、このようにすることで、精度よくドライバを特定することができる。
実施形態のドライバ特定システム1の構成を示す図である。 図1の車載機2の構成を示すブロック図である。 図1のスマートキー3の構成を示すブロック図である。 図1のスマートフォン4の構成を示すブロック図である。 車載機2の制御部26が実行する処理を示すフローチャートである。 スマートキー3の制御部37が実行する処理を示すフローチャートである。 スマートフォン4の制御部46が実行する処理を示すフローチャートである。 振動センサ36、45が検出する振動信号を例示する図である。 図5〜図7の処理が実行された場合のシーケンス図である。 変形例1における同一性判定部による振動の同一性の判定方法を説明する図である。 変形例3における同一性判定部による振動の同一性の判定方法を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のドライバ特定システム1は、車載機2、スマートキー3、スマートフォン4を備えている。また、図1には、2台のスマートフォン4a、4bを示している。これらを区別しないときは、スマートフォン4と記述する。スマートフォン4は、2台である必要はなく、3台以上でもよいし、また、1台でもよい。これらのうち、スマートキー3は請求項の電子キーに相当し、スマートフォン4は請求項の携帯電話機に相当する。
車載機2とスマートキー3は、メカニカルキーを使用せずに車両5のドアを施解錠できる車両ドア施開錠システムに使用されるものであり、車載機2とスマートキー3は、互いに無線通信を行う。また、スマートキー3とスマートフォン4も互いに無線通信を行う。
[車載機2の構成]
図2に示すように、車載機2は、送信信号作成部21、LF変調部22、RF復調部23、受信データ解析部24、記憶部25、制御部26を備える。
送信信号作成部21は、スマートキー3に送信する信号を作成する。この信号は、たとえば、スマートキー3に応答を要求するリクエスト信号である。LF変調部22は、送信信号作成部21が作成したリクエスト信号などの信号を、LF帯(たとえば135kHz)の搬送波で変調して車両5の外部へ送信する。周知のように、LF変調部22で変調された信号を受信できる範囲は、車両5の周囲の1m程度である。スマートキー3がリクエスト信号を受信すると、RF帯の電波でレスポンス信号を返信する。
RF復調部23は、請求項の車載機側受信部に相当しており、スマートキー3が送信した信号を受信して復調する。受信データ解析部24は、RF復調部23が復調した信号を解析する。具体的には、復調した信号が、スマートキー3が送信した信号であって、かつ、その信号にIDコードが含まれており、そのIDコードが、記憶部25に登録されているIDコードと一致するか否か(つまり、照合成立か否か)を判定する。また、受信データ解析部24は、RF復調部23が復調した信号が、ドライバが携帯しているスマートフォン4を特定した信号(以下、スマートフォン特定信号)である場合には、その信号を制御部26に出力する。このスマートフォン特定信号は請求項の携帯電話機特定信号に相当する。
記憶部25は、書き込み可能な不揮発性の記憶部であり、車両5を運転する可能性がある者が登録者として記憶されている。また、登録者がそれぞれ所有するスマートフォン4が、登録者に対応付けて記憶されている。さらに、一部または全部の登録者に対して、運転席のシート位置、ミラー角度も、登録者に対応付けて記憶されている。登録者の追加および削除、登録者に対応するスマートフォン4の記憶および削除、登録者に対応するシート位置、ミラー角度の記憶および削除は、所定の操作により、ユーザが随時行うことができる。
制御部26は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータであり、CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMなどの実体的な記録媒体に記憶されているプログラムを実行する。これにより、制御部26は、ドライバ特定部261として機能するとともに、送信信号作成部21に送信信号の作成を指示する機能、ドアロックECU6に車両5のドアをロック、アンロックする指示を出力する機能を実現する。また、これらの機能を実行すると、プログラムに対応する方法が実行される。送信信号作成部21、受信データ解析部24も、この制御部26が実行するようにしてもよい。なお、制御部26が実行するこれらの機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
ドライバ特定部261は、RF復調部23から受信データ解析部24を介して取得した信号がスマートフォン特定信号である場合、記憶部25に記憶されているスマートフォン4から、スマートフォン特定信号により特定されるスマートフォン4を決定する。そして、決定したスマートフォン4に対応する登録者を車両5のドライバであると特定する。
そして、特定したドライバに対応するシート位置が記憶部25に記憶されている場合には、シート位置を、ドライバに対応するシート位置に調整することを指示する信号をシートECU7に出力する。また、特定したドライバに対するミラー角度が記憶部25に記憶されている場合には、ミラー角度を、特定したドライバに対応するミラー角度に調整することを指示する信号をミラーECU8に出力する。なお、制御部26と、ドアロックECU6、シートECU7、ミラーECU8は、図2に示すように、直接、互いに接続されていてもよいが、車内LANを介して互いに接続されていてもよい。
[スマートキー3の構成]
図3に示すように、スマートキー3は、LF復調部31、受信データ解析部32、送信信号作成部33、RF変調部34、BLE通信部35、振動センサ36、制御部37を備えている。スマートキー3の構成は、BLE通信部35、振動センサ36、および、制御部37のうちBLE通信部35、振動センサ36を利用する制御以外は、公知のスマートキーと同じである。
LF復調部31は、車載機2から送信されたリクエスト信号を復調するための構成であり、LF帯の電波を受信し、その電波を復調して、リクエスト信号を取り出す。このLF復調部31は、請求項のキー側受信部に相当する。
受信データ解析部32は、LF復調部31が復調した信号を解析して、その信号がリクエスト信号であるか否かを判定する。また、リクエスト信号であると判定した場合には、リクエスト信号を受信したことを意味する信号を制御部37に出力する。
送信信号作成部33は、制御部37から送信信号の作成を指示する信号を取得した場合に、その指示に基づいて定まる信号を作成し、作成した信号をRF変調部34に出力する。作成する信号は、たとえば、リクエスト信号に応答して送信するレスポンス信号である。また、送信信号作成部33は、請求項の送信処理部としても機能しており、制御部37が備える同一性判定部372が特定したスマートフォン4を示すスマートフォン特定信号を作成して、その信号もRF変調部34に出力する。
RF変調部34は、送信信号作成部33が作成したリクエスト信号などの信号をRF帯の搬送波(たとえ315MHz)で変調して送信する。このRF変調部34は請求項の第2キー側送信部に相当する。
BLE通信部35は、Bluetooth Low Energy(Bluetoothは登録商標)の規格に即して信号を送受信する通信部である。以下、Bluetooth Low EnergyをBLEと略記する。スマートフォン4にも振動センサ45が備えられており、BLE通信部35は、スマートフォン4に、振動の計測開始を指示する計測開始信号を送信する。また、BLE通信部35は、スマートフォン4の振動センサ45が計測した振動信号を受信する。このBLE通信部35が、請求項のキー側送信部、第1キー側送信部および振動信号受信部に相当する。
振動センサ36は、スマートキー3に生じる振動を検出するセンサであり、本実施形態では、加速度センサである。この振動センサ36は、請求項のキー側振動センサに相当する。
制御部37は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータであり、CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMなどの実体的な記録媒体に記憶されているプログラムを実行する。これにより、制御部37は、振動計測部371および同一性判定部372として機能するとともに、送信信号作成部33に送信信号の作成を指示する機能、BLE通信部35を制御する機能を実現する。また、これらの機能を実行すると、プログラムに対応する方法が実行される。受信データ解析部32、送信信号作成部33も、この制御部37が実行するようにしてもよい。なお、制御部37が実行するこれらの機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
振動計測部371は、受信データ解析部32がリクエスト信号を受信したと判定した場合に、振動センサ36による振動計測を開始し、振動センサ36が検出したデータ収集期間分の振動信号を制御部37が備えるRAMなどの所定のメモリに記憶する。データ収集期間は、リクエスト信号を受信してから、ドライバがドアハンドルを握ってドアを開ける動作をするまでの時間よりも短くなるように設定されることが好ましい。たとえば、データ収集期間は、数百ミリ秒から1秒の間に設定される。この振動計測部371は請求項のキー側振動計測部に相当する。
同一性判定部372は、このスマートキー3が備える振動センサ36が検出した振動と、スマートフォン4から受信した振動信号が表す振動に同一性があるか否かを判定する。振動の同一性を判定する方法は、図8を用いて後述する。振動に同一性があると判定した場合には、ドライバが携帯しているスマートフォン4は、スマートキー3に生じる振動との間に同一性があると判定したスマートフォン4であると特定する。ドライバがスマートフォン4とスマートキー3とを携帯していれば、スマートキー3に生じる振動とスマートフォン4に生じる振動には同一性があるはずだからである。同一性判定部372がスマートフォン4を特定した場合、前述のように、特定したスマートフォン4を示すスマートフォン特定信号が送信信号作成部33で作成され、そのスマートフォン特定信号がRF変調部34から車載機2へ送信される。
[スマートフォン4の構成]
図4に示すように、スマートフォン4は、BLEモジュール41、表示部42、振動部43、スピーカー44、振動センサ45、制御部46を備える。これらのうち、制御部46が実行する機能以外は、公知のスマートフォンと同じ構成である。
BLEモジュール41は、BLE制御部411と、通信部412を備える。このBLEモジュール41は請求項の電話機側受信部に相当する。BLE制御部411は、通信部412を制御する。通信部412は、BLE制御部411に制御されることにより、BLEの通信規格に即して信号を送受信する。
表示部42には、スマートキー3と通信したことなどが表示される。振動部43は、電話着信時やメール受信時にスマートフォン4を振動させる。スピーカー44は、通話時に通話相手の音声を出力したり、スマートフォン4が実行する種々のアプリケーションにより定まる種々の音を出力したりする。
振動センサ45は、スマートフォン4に生じる振動を検出するセンサであり、本実施形態では、加速度センサである。この振動センサ45は、請求項の電話機側振動センサに相当する。
制御部46は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータであり、CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMなどの実体的な記録媒体に記憶されているプログラムを実行する。これにより、制御部46は、振動計測部461として機能する。また、この機能を実行すると、プログラムに対応する方法が実行される。
また、制御部46とBLE制御部411は相互に通信可能に接続されており、制御部46は、BLE制御部411に、スマートキー3のBLE通信部35と接続していないときはアドバタイズモードを指示する。アドバタイズモードでは、BLEモジュール41の通信部412は周期的にアドバタイズ信号を送信する。また、制御部46は、BLE制御部411に振動計測部461による振動計測結果を出力して、その振動計測結果を送信する指示を出力する。
一方、BLE制御部411は、通信部412がスマートキー3から受信した振動計測開始を指示する計測開始信号を制御部46に出力する。なお、制御部46が実行するこれらの機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
振動計測部461は、制御部46が計測開始信号を取得した場合に振動センサ45による振動計測を開始し、振動センサ45が検出したデータ収集期間分の振動信号を制御部46が備えるRAMなどの所定のメモリに記憶する。データ収集期間は、スマートキー3の制御部37が備える振動計測部371が振動信号を記憶するデータ収集期間と同じである。この振動計測部461は請求項の電話機側振動計測部に相当する。
[車載機2の制御部26の処理]
車載機2の制御部26は、図5に示す処理を周期的に実行する。ステップS1では、送信信号作成部21に、リクエスト信号を作成させてLF変調部22に出力させる。これにより、LF帯の電波でリクエスト信号が車両5の周囲に送信される。このリクエスト信号をスマートキー3が受信した場合には、レスポンス信号がスマートキー3から送信される。
そこで、ステップS2では、レスポンス信号を受信したか否かを判断する。この判断は、受信データ解析部24から、レスポンス信号を受信したと判定したことを示す信号を取得したか否かで行う。ステップS2の判断がNOであればステップS1へ戻り、YESであればステップS3に進む。
ステップS3では、レスポンス信号を受信してからの経過時間を計測する。ステップS4では、レスポンス信号を受信してから、予め設定された待機時間が経過したか否かを判断する。この待機時間は、スマートキー3およびスマートフォン4がデータ収集期間分の振動信号を記憶して、スマートキー3の同一性判定部372が判定結果を出すまで待機するための時間である。ステップS4の判断がNOであればステップS3に戻り待機を継続し、YESであればステップS5に進む。
ステップS5では、送信信号作成部21に指示して、ドライバが携帯するスマートフォン4を特定した結果を要求する信号である特定結果要求信号を作成させる。これにより、LF帯の電波で特定結果要求信号が車両5の周囲に送信される。この特定結果要求信号は、レスポンス信号を送信したスマートキー3により受信される。特定結果要求信号を受信したスマートキー3は、RF帯の電波で、スマートフォン特定信号を送信する。
そこで、ステップS6では、スマートキー3が送信するスマートフォン特定信号を受信する。具体的には、RF復調部23がRF帯の電波を復調することでスマートフォン特定信号を抽出し、そのスマートフォン特定信号を受信データ解析部24を介して制御部26が取得する。
ステップS7、S8は、ドライバ特定部261が実行する処理である。ステップS7では、スマートフォン特定信号からスマートフォン4を特定し、さらに、特定したスマートフォン4に対応する登録者を、記憶部25に記憶されている登録者とスマートフォン4との対応関係から決定する。そして、決定した登録者を今回のドライバであると特定する。
ステップS8では、ステップS7で特定したドライバに対応するシート位置、ミラー角度が記憶部25に記憶されている場合に、ドライバに対応するシート位置、ミラー角度に調整することを、シートECU7、ミラーECU8に指示する。
[スマートキー3の制御部37の処理]
スマートキー3の制御部37は、図6に示す処理を周期的に実行する。ステップS11では、リクエスト信号を待ち受ける。ステップS12では、リクエスト信号を受信したか否かを判断する。この判断がNOであればステップS11へ戻り、YESであればステップS13に進む。
ステップS13では、レスポンス信号を送信信号作成部33に作成させる。これにより、RF変調部34でRF帯の電波に変調されたレスポンス信号が送信される。
ステップS14では、振動計測を開始するとともに、BLE通信部35による通信を開始する。振動計測を開始後、振動計測を終了するまでは、逐次、振動センサ36が検出した振動信号を所定のメモリに記憶する。
ステップS15では、スマートフォン4が送信するアドバタイズ信号を待ち受ける。ステップS16では、アドバタイズ信号を受信したか否かを判断する。この判断がNOであればステップS15へ戻り、YESであればステップS17へ進む。
ステップS17では、アドバタイズ信号を受信したことにより存在を検出したスマートフォン4と接続する。ステップS18では、接続したスマートフォン4に、計測開始信号をBLE通信部35から送信させる。
ステップS19では、アドバタイズ信号を受信したすべてのスマートフォン4と接続して、アドバタイズ信号を受信したすべてのスマートフォン4に対して計測開始信号を送信したか否かを判断する。この判断がNOであればステップS17に戻り、YESであればステップS20へ進む。
ステップS20では、ステップS19の判断がYESになった後の経過時間を計測する。ステップS21では、データ収集期間が経過したか否かを判断する。この判断がNOであればステップS20へ戻り、YESであればステップS22へ進む。
ステップS22では、ステップS13で開始した振動計測を終了する。このステップS22と前述したステップS14は、振動計測部371が実行する処理である。ステップS23では、再び、BLE通信部35による通信を開始し、ステップS24では、スマートフォン4が送信するアドバタイズ信号を待ち受ける。ステップS25では、アドバタイズ信号を受信したか否かを判断する。この判断がNOであればステップS24へ戻り、YESであればステップS26へ進む。
ステップS26では、アドバタイズ信号を受信したことにより存在を検出したスマートフォン4と接続する。ステップS27では、接続したスマートフォン4から振動計測結果を取得する。この振動計測結果は、スマートフォン4が計測開始信号を受信してからデータ収集期間に振動センサ45が検出した振動信号である。
ステップS28は、同一性判定部372が実行する処理であり、同一性判定処理を実行する。本実施形態では、この同一性判定処理を、データ収集期間内に収集した振動信号から定まる歩数の比較により行う。具体的には、ステップS27で取得した振動計測結果から、データ収集期間内にスマートフォン4を携帯している者が歩いた歩数を決定する。また、スマートキー3の振動センサ36が検出した振動信号が表す波形から、データ収集期間内にスマートキー3を携帯している者が歩いた歩数も決定する。
図8は振動信号を例示する図であり、歩数は、本実施形態では、データ収集期間内の振動信号に存在するピークの数を計数することにより決定する。図8には、振動信号のピークを破線の丸印で示している。
データ収集期間内にスマートフォン4の振動センサ45が検出した振動信号が表す波形から定まる歩数と、データ収集期間内にスマートキー3の振動センサ36が検出した振動信号が表す波形から定まる歩数とを比較する。両者の差が誤差と言える程度の差であれば、振動に同一性があると判定する。なお、両者の差に代えて比を用いて振動の同一性を判定してもよい。
ステップS29では、アドバタイズ信号を受信したすべてのスマートフォン4と接続して、アドバタイズ信号を受信したすべてのスマートフォン4から振動計測結果を取得したか否かを判断する。この判断がNOであればステップS26に戻り、YESであればステップS30へ進む。
ステップS30では、車載機2の制御部26がステップS5を実行してLF電波で送信する特定結果要求信号を待ち受ける。ステップS31では、その特定結果要求信号を受信したか否かを判断する。この判断がNOであればステップS30に戻り、YESであればステップS32に進む。
ステップS32では、ステップS26からステップS29の繰り返しにより、振動に同一性があると判定したスマートフォン4を特定したスマートフォン特定信号を、送信信号作成部33に作成させる。これにより、RF帯の電波でスマートフォン特定信号が車載機2に送信される。このステップS32で送信したスマートフォン特定信号は、前述したステップS6で車載機2に受信される。
[スマートフォン4の制御部46の処理]
スマートフォン4の制御部46は、図7に示す処理を周期的に実行する。ステップS41では、アドバタイズ信号を送信する。このアドバタイズ信号をスマートキー3が受信した場合、スマートフォン4に対して接続するための信号を送信する。この信号をスマートフォン4のBLEモジュール41が受信した後、接続のための所定の通信や処理が行われると、スマートフォン4とスマートキー3とはBLE通信により接続される。
ステップS42では、BLE通信によりスマートフォン4とスマートキー3が接続するための処理が行われ、スマートフォン4とスマートキー3とが接続した状態にあるか否かを判断する。この判断がNOであればステップS41に戻り、YESであればステップS43に進む。
スマートキー3とスマートフォン4が接続した状態では、スマートキー3の制御部37は、ステップS18を実行して計測開始信号を送信する。ステップS43では、この計測開始信号を受信する。ステップS44は振動計測部461が実行する処理であり、振動センサ45による振動計測を行う。ステップS45では、アドバタイズ信号を送信する。ステップS46では、スマートキー3と接続したか否かを判断する。
スマートキー3は、計測開始信号を送信した後、データ収集期間が経過するまでは、BLE通信部35による通信を再開しない。BLE通信部35による通信を再開しない場合には、スマートフォン4とスマートキー3は接続されない。スマートキー3と接続していない場合にはステップS46の判断がNOになる。ステップS46の判断がNOであればステップS44に戻り振動計測を継続する。
スマートキー3は、計測開始信号を送信した後、データ収集期間が経過するまでは、BLE通信部35による通信を再開しないので、データ収集期間が経過するまでステップS46の判断はNOになる。よって、振動計測を開始してからデータ収集期間が経過するまで、スマートフォン4は振動計測を継続し、かつ、定期的にアドバタイズ信号を送信する。
振動計測を開始してからデータ収集期間が経過し、スマートキー3がスマートフォン4と接続するための信号を送信し、その信号をスマートフォン4のBLEモジュール41が受信すると、ステップS46の判断がYESになる。
ステップS46の判断がYESになった場合にはステップS47に進み、振動計測結果を、BLEモジュール41を介してスマートキー3に送信する。ここで送信した振動計測結果は、図6のステップS27でスマートキー3に取得される。
[信号処理の流れ]
図9に、図5から図7に示した処理をシーケンス図により示している。また、この図9は、スマートフォン4a、4bがスマートキー3と通信できる状態にある例である。
時刻t1において、車載機2は、ステップS1を実行してリクエスト信号を送信している。リクエスト信号を受信したスマートキー3は、時刻t2において、ステップS13を実行してレスポンス信号を車載機2に送信する。その後、スマートキー3は、時刻t3においてステップS14を実行して振動計測を開始する。
スマートフォン4a、4bは、アドバタイズ信号を定期的に送信しており、図9の例では、時刻t4においてスマートフォン4bがアドバタイズ信号を送信している。このアドバタイズ信号を受信したスマートキー3は、時刻t5において、ステップS17、S18を実行することで、スマートフォン4bと接続して、計測開始信号をスマートフォン4bに送信する。このとき、スマートフォン4bは、ステップS43において計測開始信号を受信する。計測開始信号を受信したスマートフォン4bは、時刻t6においてステップS44を実行して、振動計測を開始する。
スマートフォン4aは、時刻t7においてアドバタイズ信号を送信している。このアドバタイズ信号を受信したスマートキー3は、時刻t8において、スマートフォン4aと接続して、計測開始信号をスマートフォン4aに送信する。スマートフォン4bは、この計測開始信号を受信する。計測開始信号を受信したスマートフォン4aは、時刻t9から振動計測を開始する。
時刻t10において、スマートキー3は、データ収集期間が経過して、ステップS21の判断がYESになるので、ステップS22を実行して振動計測を終了し、さらに、ステップS23、S24を実行して信号待ち受け状態となる。
スマートフォン4bは、時刻t6以降も周期的にアドバタイズ信号を送信しているが、図9では、アドバタイズ信号を送信する時刻を全部は示していない。時刻t11においてステップS45を実行してスマートフォン4bが送信したアドバタイズ信号は、信号待ち受け状態になったスマートキー3に受信される。
その後、時刻t12において、スマートキー3は、ステップS26を実行することで、スマートフォン4bと接続する。スマートキー3と接続したスマートフォン4bはステップS47を実行して、振動計測結果をスマートキー3に送信し、スマートキー3はステップS27で、その振動結果を受信する。
時刻t13では、振動計測結果を受信したスマートキー3は、ステップS28を実行し、受信した振動計測結果と、自身の振動センサ36が計測した振動計測結果とを用いて同一性判定処理を行う。
時刻t14では、スマートフォン4aがステップS45を実行して送信したアドバタイズ信号がスマートキー3に受信されている。その後、時刻t15において、スマートキー3はスマートフォン4aと接続し、スマートフォン4aは振動計測結果をスマートキー3に送信し、スマートキー3はその振動結果を受信する。
時刻t16では、スマートキー3は、時刻t15で受信した振動計測結果と、自身の振動センサ36が計測した振動計測結果とに同一性があるか否かを判定するために、同一性判定処理を行う。
時刻t17では、車載機2は、待機時間が経過してステップS4の判断がYESになる。そのため、時刻t18で、ステップS5を実行して、スマートキー3にLF帯の電波で特定結果要求信号を送信する。この特定結果要求信号を受信したスマートキー3は、時刻t19においてスマートフォン特定信号を車載機2に送信し、車載機2はこのスマートフォン特定信号を受信する。
図9には示していないが、前述したように、スマートフォン特定信号を受信した車載機2は、スマートフォン特定信号からスマートフォン4を特定し、さらに、特定したスマートフォン4から今回のドライバを特定する。
[実施形態の効果]
以上、説明した本実施形態では、スマートキー3に生じる振動と、スマートフォン4に生じる振動との同一性を判定する同一性判定部372を備える。スマートキー3とスマートフォン4とが同じ者に携帯されている場合、スマートキー3に生じる振動と、スマートフォン4に生じる振動とは同一性があると考えられる。そこで、同一性判定部372は、振動に同一性があると判定した場合に、スマートフォン4はドライバが携帯していると判定する。ドライバ特定部261は、記憶部25に記憶されている登録者から、同一性判定部372が、ドライバが携帯していると判定したスマートフォン4に対応する登録者をドライバに特定する。スマートキー3を携帯している者が携帯しているスマートフォン4は、ドライバが所有しているスマートフォン4である可能性が高い。したがって、このようにすることで、精度よくドライバを特定することができる。
また、本実施形態では、スマートキー3およびスマートフォン4は、スマートキー3が、車載機2が送信するリクエスト信号を受信した場合に、振動計測を開始する。これにより、ドライバを特定する必要がある乗車の直前に、振動計測を開始してドライバを特定することができ、不要なときに振動計測を行ってしまい、不要な振動計測による不要な電力消費を抑制できる。
また、本実施形態では、同一性判定部372をスマートキー3が備えているので、この同一性判定部372を車載機2が備えている場合に比較して、振動計測部371が計測した振動計測結果を車載機2に送信する必要がない。よって、通信データ量を少なくすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。なお、以下の説明において、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
<変形例1、2>
前述の実施形態の同一性判定部372は、歩数の同一性を判定しており、歩数は、データ収集期間内の振動信号に存在するピークの数を計数することにより求めていた。これに対して、変形例1では、振動信号が0よりも大きい値から0よりも小さい値になる回数を歩数として計数する。図10には、破線の丸印で、振動信号が0よりも大きい値から0よりも小さい値になる部分を示している。また、変形例2として、歩数を、振動信号が0よりも小さい値から0よりも大きい値になる回数を計数してもよい。
<変形例3>
さらに、同一性判定部は、歩数の同一性を判定するのではなく、データ収集期間内における振動信号の最大ピークに対する他のピークの振幅比を比較して、振動の同一性を判定してもよい。
この場合、同一性判定部は、振動センサ36が検出した振動を表す波形においてデータ収集期間内の最大ピークに対する他のピークの振幅比を算出する。また、振動センサ45が検出した振動を表す波形においてデータ収集期間内の最大ピークに対する他のピークの振幅比も算出する。そして、互いの最大ピークに基づいて定まる互いに対応するピークについて振幅比の大きさを比較することで、振動の同一性を判定する。
図11は、振動信号の一例を示しており、この図11の例ではピークBがデータ収集期間内における最大ピークである。このピークBを基準とすると、ピークAの振幅比は0.6、ピークCの振幅比は0.3、ピークDの振幅比は0.2である。
図11に示す振動信号をスマートキー3の振動センサ36が検出した信号であるとすると、スマートフォン4の振動センサ45が検出した振動信号についても同様に振幅比を算出する。そして、互いの最大ピークに基づいて定まる互いに対応するピークについて、振幅比の大きさを比較する。互いの最大ピークに基づいて定まる互いに対応するピークは、たとえば、ピークAに対応する振動センサ45が検出した振動信号のピークは、振動センサ45が検出した振動信号の最大ピークの1つ前のピークである。
振幅比の大きさの比較は、たとえば、振幅比の大きさの差で行い、各ピークについて振幅比の差が一定値以内であれば振動の同一性があると判定する。
<変形例4>
前述の実施形態では、同一性判定部372をスマートキー3が備えていたが、同一性判定部372を車載機2が備えていてもよいし、スマートフォン4が備えていてもよい。
<変形例5>
また、記憶部25およびドライバ特定部261を、スマートキー3あるいはスマートフォン4が備えていてもよい。この場合には、ドライバ特定部261による特定結果を車載機2に送信することになる。
<変形例6>
前述の実施形態では、携帯電話機としてスマートフォン4を示したが、スマートフォン4に代えて、メカニカルなテンキーを備えた携帯電話機など、スマートフォン4とは呼ばれない携帯電話機を用いることもできる。
1:ドライバ特定システム 2:車載機 3:スマートキー 4:スマートフォン
5:車両 6:ドアロックECU 7:シートECU 8:ミラーECU 21:送信信号作成部 22:LF変調部 23:RF復調部 24:受信データ解析部 25:記憶部 26:制御部 31:LF復調部 32:受信データ解析部 33:送信信号作成部 34:RF変調部 35:BLE通信部 36:振動センサ 37:制御部 41:BLEモジュール 42:表示部 43:振動部 44:スピーカー 45:振動センサ 46:制御部 261:ドライバ特定部 371:振動計測部 372:同一性判定部 411:BLE制御部 412:通信部 461:振動計測部

Claims (6)

  1. 車両のドアを施解錠する際に前記車両に搭載された車載機(2)と通信する電子キー(3)と、携帯電話機(4)とを備え、前記車両を運転するドライバを特定するドライバ特定システムであって、
    前記電子キーは、この電子キーに生じる振動を検出するキー側振動センサ(36)を備え、
    前記携帯電話機は、この携帯電話機に生じる振動を検出する電話機側振動センサ(45)を備え、
    前記ドライバ特定システムは、
    前記キー側振動センサが検出した振動と、前記電話機側振動センサが検出した振動に同一性があるか否かを判定し、同一性があると判定した場合には、前記携帯電話機は前記ドライバが携帯している前記携帯電話機であると判定する同一性判定部(372)と、
    前記車両を運転する可能性がある複数の者を登録者として記憶し、かつ、前記登録者がそれぞれ所有する前記携帯電話機を前記登録者に対応付けて記憶する記憶部(25)と、
    前記同一性判定部が、前記携帯電話機は前記ドライバが携帯している前記携帯電話機であると判定した場合に、前記記憶部に記憶されている前記登録者から、前記携帯電話機に対応する前記登録者を前記ドライバに特定するドライバ特定部(261)とを備えることを特徴とするドライバ特定システム。
  2. 請求項1において、
    前記車載機を備え、
    前記車載機は、前記車両の周囲に前記電子キーが存在するか否かを検知するために、前記電子キーに応答を要求するリクエスト信号を逐次送信し、
    前記電子キーは、
    前記車載機が送信する前記リクエスト信号を受信するキー側受信部(31)と、
    前記キー側受信部が前記リクエスト信号を受信したことに基づいて、前記キー側振動センサによる振動検出を開始するキー側振動計測部(371)と、
    振動の計測開始を指示する計測開始信号を前記携帯電話機に送信するキー側送信部(35)とを備え、
    前記携帯電話機は、
    前記キー側送信部が送信した前記計測開始信号を受信する電話機側受信部(41)と、
    前記電話機側受信部が前記計測開始信号を受信したことに基づいて、前記電話機側振動センサによる振動検出を開始する電話機側振動計測部(461)とを備え、
    前記同一性判定部は、前記キー側振動計測部が計測した振動と、前記電話機側振動計測部が計測した振動とに同一性があるか否かを判定することを特徴とするドライバ特定システム。
  3. 請求項2において、
    前記電子キーは、
    前記同一性判定部を備え、
    さらに、前記キー側送信部を第1キー側送信部とし、
    前記車載機に対して前記リクエスト信号に応答するレスポンス信号を送信する第2キー側送信部(34)と、
    前記第2キー側送信部から、前記同一性判定部が判定した、前記ドライバが携帯している前記携帯電話機を特定する信号である携帯電話機特定信号を送信する送信処理部(33)とを備え、
    前記車載機は、
    前記第2キー側送信部が送信した前記携帯電話機特定信号を受信する車載機側受信部(23)と、
    前記記憶部と、前記ドライバ特定部とを備えることを特徴とするドライバ特定システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記同一性判定部は、データ収集期間内に前記キー側振動センサが検出した振動を表す波形から定まる歩数と、前記データ収集期間内に前記電話機側振動センサが検出した振動を表す波形から定まる歩数との比較に基づいて、前記同一性を判定することを特徴とするドライバ特定システム。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記同一性判定部は、
    前記キー側振動センサが検出した振動を表す波形においてデータ収集期間内の最大ピークに対する他のピークの振幅比を算出し、
    前記電話機側振動センサが検出した振動を表す波形においてデータ収集期間内の最大ピークに対する他のピークの振幅比を算出し、
    互いの前記最大ピークに基づいて定まる互いに対応する前記ピークについて前記振幅比の大きさを比較することで、前記同一性を判定することを特徴とするドライバ特定システム。
  6. 車両に搭載された車載機と通信することで前記車両のドアを施解錠する電子キー(3)であって、
    この電子キーに生じる振動を検出するキー側振動センサ(36)と、
    電話機側振動センサを備えた携帯電話機から送信され、前記電話機側振動センサが検出した振動を表す信号を受信する振動信号受信部(35)と、
    前記キー側振動センサが検出した振動と、前記振動信号受信部が受信した、前記電話機側振動センサが検出した振動に同一性があるか否かを判定する同一性判定部(372)とを備えることを特徴とする電子キー。
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