JP2016138764A - 半導体素子試験装置及びクリーニングシート - Google Patents

半導体素子試験装置及びクリーニングシート Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで、確実にコンタクトピンに付着している異物を除去することのできる半導体素子試験装置を提供する。【解決手段】テスタと、ハンドラと、前記テスタに設けられた試験ソケットと、前記試験ソケットに設けられたコンタクトピンと、前記ハンドラに設けられ、半導体素子を吸着する吸着面を含み、前記半導体素子を搬送するクランパと、前記クランパに設けられ、前記吸着面を覆うクリーニングシートと、を含み、前記クリーニングシートは、基材の上の一部又は全部に研磨層が設けられており、前記吸着面に対し移動させることができるものであって、前記半導体素子は、前記吸着面に前記クリーニングシートを介して吸着させるものであって、前記コンタクトピンのクリーニングは、前記クランパにより、前記クリーニングシートの前記研磨層を前記コンタクトピンに接触させることにより行うことを特徴とする半導体素子試験装置により上記課題を解決する。【選択図】 図6

Description

本発明は、半導体素子試験装置及びクリーニングシートに関するものである。
パッケージングされた半導体素子における電気的な特性の試験を行う試験装置として、テスタとハンドラからなる半導体素子試験装置がある。この半導体素子試験装置を用いて半導体素子の電気的特性の試験を行う際には、テスタに接続されているテストヘッドの試験ソケットに、半導体素子を設置して試験を行う。具体的には、ハンドラのクランパにより半導体素子を吸着し、試験ソケットの上まで搬送した後、半導体素子の電極端子を試験ソケット内のコンタクトピンと接触するように押しつけた状態で、半導体素子の電気的な特性の試験を行う。
ところで、半導体素子のパッケージがボールグリッドアレイの場合、電極端子は半田により形成されているため、半導体素子の電気的特性の試験を行うと、ソケットのコンタクトピンに、半導体素子における電極端子の半田等の異物が付着する場合がある。コンタクトピンに半田等の異物が付着すると、導通不良となり正確な試験が行うことができなくなるため、半導体素子の試験を所定の回数行った後、コンタクトピンをクリーニングすることが行われている。
特開2006−153673号公報
図1に基づき半導体素子の搬送及び試験、試験ソケットにおけるコンタクトピンのクリーニングについて説明する。
図1(a)に示されるように、半導体素子910は、ハンドラにおけるクランパ920により吸着されて搬送される。クランパ920には、中央部分に吸着穴921が設けられており、半導体素子910の電極端子911が設けられている側とは反対側の面をクランパ920の吸着面920aに接触させ、吸着穴921の内部の圧力を負圧にすることにより半導体素子910を吸着する。クランパ920に吸着された半導体素子910は、試験ボード940に搭載されている試験ソケット930の上まで搬送される。
この後、図1(b)に示すように、試験ソケット930内におけるコンタクトピン950と半導体素子910の電極端子911とが接触するように押しつけた状態で、試験ボード940を介して半導体素子910の試験を行う。半導体素子910の試験を行った後は、半導体素子910は、クランパ920により試験ソケット930より外され、所定の収納位置に収納される。この後、次に試験される半導体素子910が、同様に、クランパ920に吸着されて搬送され、試験ソケット930に押さえ付けられて試験が行われる。半導体素子910の試験においては、このような試験が繰り返し行われるが、このような試験を繰り返すことにより、試験ソケット930におけるコンタクトピン950には、半導体素子910における電極端子911の半田等の異物が付着する場合がある。
コンタクトピン950に半田等の異物が付着すると、半導体素子910の試験が正確に行われない場合があるため、通常は、半導体素子910を所定の回数試験した後、コンタクトピン950のクリーニングが行われている。具体的には、図2(a)に示すように、クリーニングデバイス960をクランパ920に吸着させて、クリーニングデバイス960によりコンタクトピン950のクリーニングが行われている。クリーニングデバイス960は、基材部961の一方の面に研磨層962が設けられている構造のものである。クリーニングデバイス960によるコンタクトピン950のクリーニングは、クリーニングデバイス960の基材部961の他方の面をクランパ920に吸着して、研磨層962をコンタクトピン950に押さえ付けることにより行われる。基材部961は、半導体素子910のパッケージと略同じ大きさで形成されている。クランパ920は、半導体素子910の試験が所定の回数行われると、自動でクリーニングデバイス960の基材部961の他方の面を吸着し、コンタクトピン950のクリーニングを行うことを繰り返す。
ところで、上述したクリーニング方法では、コンタクトピン950のクリーニングを行うことにより、クリーニングデバイス960の研磨層962にコンタクトピン950に付着していた半田等の異物が付着する場合がある。クリーニングにおいては、コンタクトピン950は、クリーニングデバイス960の研磨層962の略同じ部分が接触する。このため、コンタクトピン950のクリーニングを繰り返し行った場合には、研磨層962において半田等の異物が付着している部分が、クリーニングされるコンタクトピン950と接触する場合がある。この場合、クリーニングを行っても、研磨層962に付着している半田等の異物に邪魔され、コンタクトピン950に付着している半田等の異物が除去できない場合や、研磨層962に付着している半田等の異物がコンタクトピン950に付着する場合がある。従って、クリーニングデバイス960を用いてクリーニングを行っても、コンタクトピン950に異物が付着している状態のままであるため、半導体素子910の正確な試験を行うことができない場合がある。尚、コンタクトピン950のクリーニングを行う度に、新たなクリーニングデバイス960に交換すれば、コンタクトピン950のクリーニングを行うことが可能となるが、この場合、半導体素子の試験のコストが高くなるため好ましくない。
よって、低コストで、確実にコンタクトピンに付着している異物を除去することが可能な半導体素子試験装置が求められている。
本実施の形態の一観点によれば、テスタと、ハンドラと、前記テスタに設けられた試験ソケットと、前記試験ソケットに設けられたコンタクトピンと、前記ハンドラに設けられ、半導体素子を吸着する吸着面を含み、前記半導体素子を搬送するクランパと、前記クランパに設けられ、前記吸着面を覆うクリーニングシートと、を含み、前記クリーニングシートは、基材の上の一部又は全部に研磨層が設けられており、前記吸着面に対し移動させることができるものであって、前記半導体素子は、前記吸着面に前記クリーニングシートを介して吸着させるものであって、前記コンタクトピンのクリーニングは、前記クランパにより、前記クリーニングシートの前記研磨層を前記コンタクトピンに接触させることにより行うことを特徴とする。
開示の半導体素子試験装置によれば、低コストで、確実にコンタクトピンに付着している異物を除去することができる。
半導体素子試験装置におけるハンドラのクランパの説明図(1) 半導体素子試験装置におけるハンドラのクランパの説明図(2) 第1の実施の形態における半導体素子試験装置の構造図 試験ソケットの上面図 試験ソケットの断面図 第1の実施の形態における半導体素子試験装置のハンドラの説明図 第1の実施の形態におけるクリーニングシートの構造図 半導体素子試験装置により試験される半導体素子の説明図 クリーニングシートの研磨層の説明図 第1の実施の形態における半導体素子試験装置の制御方法のフローチャート 第1の実施の形態における半導体素子試験装置の制御方法の工程図(1) 第1の実施の形態における半導体素子試験装置の制御方法の工程図(2) 第2の実施の形態におけるクリーニングシートの構造図 第3の実施の形態におけるクリーニングシートの構造図 第4の実施の形態における半導体素子試験装置によるクリーニングの説明図
実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態における半導体素子試験装置について説明する。本実施の形態における半導体素子試験装置は、図3に示されるように、テスタ10とハンドラ20とを有している。テスタ10とハンドラ20とはケーブル16により接続されており、テスタ10において行われた試験の結果は、ハンドラ20に伝送される。テスタ10は、テスタ本体部11、テストヘッド12、試験ボード13、試験ソケット14等を有している。テスタ本体部11とテストヘッド12とはケーブル17により接続されており、試験ボード13はテストヘッド12の上に設置されており、試験ソケット14は試験ボード13の上に設置されている。
また、図4及び図5に示されるように、試験ソケット14には、不図示の半導体素子の電極端子に対応したコンタクトピン15が複数設置されている。具体的には、試験ソケット14は、ソケットベース14aと、ソケットベース14aの上に設置されるパッケージガイド14bとを有している。複数のコンタクトピン15は、ソケットベース14a内に入れられており、上からパッケージガイド14bが載せられている。尚、試験ソケット14に半導体素子が設置され、半導体素子の試験が行われる状態においては、コンタクトピン15の一方の端部は、半導体素子における電極端子と接触し、他方の端部は、試験ボード13における不図示の電極端子と接触する。よって、半導体素子の電気的特性の試験を行う際には、コンタクトピン15を介し、半導体素子における電極端子と試験ボード13における電極端子とが電気的に接続される。
図6に示されるように、ハンドラ20には、クランパ30、カメラ60、画像処理部61、制御部62等を有している。クランパ30には、半導体素子を吸着するための吸着穴31が設けられている。本実施の形態においては、クランパ30の吸着面30aに接するようにクリーニングシート50が設置されている。画像処理部61によりカメラ60によって撮像された画像処理が行われ、制御部62によりハンドラ20の全体の制御が行われる。
クリーニングシート50は、長細いテープ状で形成されており、クリーニングシート50の一方が供給ローラ41に巻かれており、クリーニングシート50の他方が収納ローラ42に巻かれている。供給ローラ41と収納ローラ42との間には、回転ローラ43、44、45、46が設けられており、クリーニングシート50は、供給ローラ41と収納ローラ42との間の中央部分において、クランパ30の吸着面30aと接している。図6(b)に示されるように、収納ローラ42は、ギア40aを介しモータ40と接続されており、モータ40を回転させることにより、収納ローラ42を回転させて、クリーニングシート50を巻き取ることができる。これにより、クリーニングシート50を、クランパ30の吸着面30aに対し、クリーニングシート50の長手方向となる一方の方向に移動させることができる。尚、図6(a)は、クランパ30の断面を含む図であり、図6(b)は、図6(a)とは、異なる方向から見た側面図である。
次に、図7に基づきクリーニングシート50について説明する。図7(a)はクリーニングシート50の上面図であり、図7(b)は側面図である。クリーニングシート50は、幅Wが10〜100mmのテープ状に細長く形成されたフィルム基材51の上に、研磨層52が形成されている研磨領域53と研磨層52が形成されていない吸着領域54とが交互に設けられている。吸着領域54には、クランパ30における吸着穴31の大きさに対応した貫通穴55が設けられている。研磨領域53における長手方向の長さLaは10〜100mmであり、吸着領域54における長手方向の長さLbは10〜100mmである。クリーニングシート50は、クランパ30に設置されている状態においては、研磨層52が形成されている一方の面とは反対の他方の面が、クランパ30の吸着面30aに接しおり、クランパ30の吸着面30aを覆っている。
尚、クリーニングシート50の幅W、研磨領域53における長さLa、吸着領域54における長さLbは、試験の対象となる半導体素子の大きさに対応して形成されている。また、LaとLbとの関係は、Lb≧Laである。図8は、本実施の形態における半導体素子試験装置により試験される半導体素子の一例として、ボールグリッドアレイのパッケージの半導体素子80を示す。図8(a)はボールグリッドアレイのパッケージの半導体素子80の上面図であり、図8(b)は側面図であり、図8(c)は底面図である。この半導体素子80の底面には半田ボールにより形成された電極端子81が複数設けられており、電極端子81が設けられている面とは、反対側の上面80aが、クランパ30の吸着面となる。この半導体素子80は、一方の辺の長さがW、他方の辺の長さがLaの四角形で形成されている。
クリーニングシート50における研磨領域53は、図9(a)に示すように、フィルム基材51の上の研磨層52が、シリコンベースに研磨粒子52aを含んだものにより形成されていてもよい。研磨粒子52aは、例えば、粒径が1〜10μmの炭化珪素や酸化アルミニウムの微粒子により形成されていてもよい。また、研磨領域53は、図9(b)に示すように、フィルム基材51の上の研磨層52が、研磨粒子52bの付着している植毛52cがフィルム基材51に植えられている構造のものであってもよい。研磨粒子52bは、例えば、粒径が3〜5μmの炭化珪素や酸化アルミニウムの微粒子により形成されていてもよい。クリーニングシート50のフィルム基材51は厚さが約200μmで形成されており、フィルム基材51に研磨層52が形成されているクリーニングシート50の厚さは約500μmとなるように形成されている。
(半導体素子試験装置の制御)
次に、本実施の形態における半導体素子試験装置を用いた試験及びクリーニング方法について図10に基づき説明する。尚、本実施の形態における半導体素子試験装置を用いた試験及びクリーニング方法は、ハンドラ20における制御部62における制御によりなされる。尚、図11及び図12は、この方法の工程の説明図であるが、便宜上一部省略されている。
最初に、ステップ102(S102)に示されるように、半導体素子の試験回数Nを0に設定する。尚、本実施の形態においては、試験回数Nが所定の回数になる度に、コンタクトピン15のクリーニングが行われる。
次に、ステップ104(S104)に示されるように、クランパ30の吸着面30aがクリーニングシート50の吸着領域54の他方の面と接するように位置合わせを行う。具体的には、図11(a)に示すように、カメラ60の上方までクランパ30を移動させ、カメラ60により、クランパ30の吸着面30aの下より、クランパ30の吸着面30aを覆っているクリーニングシート50を撮像することができる状態にする。この後、モータ40を回転させることにより、収納ローラ42を回転させて、クランパ30の吸着面30aの位置とクリーニングシート50の吸着領域54の位置とが一致するまでクリーニングシート50を移動させる。具体的には、カメラ60によりクランパ30の吸着面30aを覆っているクリーニングシート50を撮像しながら、モータ40を回転させて、クリーニングシート50を移動させる。モータ40を回転させることにより、クランパ30の吸着面30aに対し、クリーニングシート50を移動させるが、クランパ30の吸着面30aの位置とクリーニングシート50の吸着領域54の位置とが一致したらモータ40の回転を停止する。これにより、クランパ30における吸着穴31とクリーニングシート50の吸着領域54における貫通穴55の位置が略一致した状態となる。
次に、ステップ106(S106)に示されるように、クランパ30により半導体素子80を吸着する。具体的には、図11(b)に示されるように、クランパ30における吸着面30aが、クリーニングシート50の吸着領域54に覆われている状態で、半導体素子80を吸着する。尚、この状態においては、クランパ30における吸着穴31とクリーニングシート50の吸着領域54における貫通穴55の位置が略一致している。よって、クランパ30における吸着穴31の内部を負圧にすることにより、クリーニングシート50の吸着領域54において、半導体素子80を吸着することができる。
次に、ステップ108(S108)に示すように、クランパ30に吸着されている半導体素子80を試験ソケット14のコンタクトピン15に押しつけ、試験ボード13による半導体素子80の電気的特性の試験を行う。この状態を図11(c)に示す。試験を行う際には、クランパ30の半導体素子80の吸着は解除されている。
次に、ステップ110(S110)に示すように、試験ソケット14より半導体素子80を取り外す。具体的には、クランパ30の吸着穴31の内部を負圧にして、再びクランパ30に半導体素子80を吸着させた後、クランパ30を上に動かすことにより、試験ソケット14より半導体素子80を取り外す。この後、取り外された半導体素子80は、テスタ10における半導体素子80の試験の結果、即ち、半導体素子80の電気的特性の試験の結果に基づきハンドラ20内の所定の収納場所に収納される。
次に、ステップ112(S112)に示されるように、現在の半導体素子の試験回数Nに1を加え新たな半導体素子の試験回数Nにする。
次に、ステップ114(S114)に示されるように、半導体素子の試験回数Nが所定の回数未満であるか否かが判断される。半導体素子の試験回数Nが所定の回数未満である場合には、ステップ106に移行する。半導体素子の試験回数Nが所定の回数未満ではない場合、即ち、半導体素子の試験回数Nが所定の回数となった場合には、ステップ116に移行する。
次に、ステップ116(S116)に示されるように、クランパ30の吸着面30aがクリーニングシート50の研磨領域53の他方の面と接するように位置合わせを行う。具体的には、図12(a)に示すように、カメラ60の上方までクランパ30を移動させ、カメラ60により、クランパ30の吸着面30aの下より、クランパ30の吸着面30aを覆っているクリーニングシート50を撮像することができる状態にする。この後、モータ40を回転させることにより、収納ローラ42を回転させて、クランパ30の吸着面30aの位置とクリーニングシート50の研磨領域53の位置とが一致するまでクリーニングシート50を移動させる。具体的には、カメラ60によりクランパ30の吸着面30aを覆っているクリーニングシート50を撮像しながら、モータ40を回転させて、クリーニングシート50を移動させる。モータ40を回転させることにより、クランパ30の吸着面30aに対し、クリーニングシート50を移動させるが、クランパ30の吸着面30aの位置とクリーニングシート50の、研磨領域53の位置とが一致したらモータ40の回転を停止する。
次に、ステップ118(S118)に示されるように、試験ソケット14におけるコンタクトピン15のクリーニングを行う。具体的には、図12(b)に示されるように、クランパ30の吸着面30aがクリーニングシート50の研磨領域53に覆われている状態で、クランパ30により試験ソケット14におけるコンタクトピン15を押す。これにより、クランパ30により押されたクリーニングシート50の研磨領域53によりコンタクトピン15が研磨され、コンタクトピン15に付着していた半田等の異物を除去することができる。
次に、ステップ120(S120)に示されるように、半導体素子の試験回数Nを0に設定した後、ステップ104に移行する。
以上により、本実施の形態における半導体素子試験装置を用いた試験及びクリーニングを行うことができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について図13に基づき説明する。本実施の形態におけるクリーニングシート150は、フィルム基材151の上の全面に研磨層152が形成されており、フィルム基材151及び研磨層152を貫通する複数の貫通穴155が設けられている構造のものである。従って、本実施の形態におけるクリーニングシート150は、第1の実施の形態とは異なり、吸着領域は設けられておらず、全面が複数の貫通穴155を有する研磨領域となっている。尚、図13(a)は、本実施の形態におけるクリーニングシート150の上面図であり、図13(b)は断面図である。
クリーニングシート150における貫通穴155は、クランパ30における吸着穴31の径よりも小さな径で形成されており、直径が100μm〜500μmで形成されている。本実施の形態においては、貫通穴155は複数設けられているため、クランパ30の吸着面30aに対するクリーニングシート150の位置が任意の位置であっても、貫通穴155のいずれかと、クランパ30の吸着穴31との位置が一致する。このため、クランパ30の吸着穴31の内部を負圧にすることにより、貫通穴155を介し、半導体素子80を吸着させることができる。本実施の形態においては、クリーニングシート150によるコンタクトピン15のクリーニングを行った後、コンタクトピン15のクリーニングを行った領域分だけクリーニングシート150を移動させて、次のコンタクトピン15のクリーニングを行う。従って、半導体素子80を吸着する際のクリーニングシートの位置合わせが不要となり、試験工程が簡略化されるため、低コストで試験を行うことができる。
また、本実施の形態におけるクリーニングシート150は、研磨領域と吸着領域とを分けることなく、フィルム基材151の上に研磨層152を形成し、これらを貫通する複数の貫通穴155を形成することにより作製することができる。従って、クリーニングシートの製造工程も簡略化されるため、低コストでクリーニングシートを得ることができる。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について図14に基づき説明する。本実施の形態におけるクリーニングシート250は、吸着領域54、第1の研磨領域251、第2の研磨領域252を有している。尚、図14(a)は、本実施の形態におけるクリーニングシート250の上面図であり、図14(b)は断面図である。
本実施の形態においては、第1の研磨層253と第2の研磨層254とは、異なる構造や、異なる材料により形成されている。具体的には、第1の研磨領域251には、第1の研磨層253が形成されており、第2の研磨領域252には、第2の研磨層254が形成されている。第1の研磨層253と第2の研磨層254とは異なる研磨層により形成されており、例えば、第1の研磨層253は、図9(a)に示される構造のものにより形成されており、第2の研磨層254は図9(b)に示される構造のものにより形成されている。
本実施の形態においてコンタクトピン15のクリーニングを行う際には、最初に、第1の研磨領域251においてクリーニングを行った後、クリーニングシート250を移動させて、第2の研磨領域252においてクリーニングを行う。本実施の形態においては、異なる研磨層により異なるクリーニングが行われるため、コンタクトピン15に付着している半田等の異物をより確実に除去することができる。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、コンタクトピン15のクリーニングを行う際に、クリーニングシート50をクリーニングシート50の長手方向に移動させるものである。具体的には、図15に示されるように、クランパ30により、クリーニングシート50の研磨領域53をコンタクトピン15に押しつけて、コンタクトピン15と研磨層52とを接触させた状態で、クリーニングシート50を破線矢印Aの方向に移動させる。これにより、コンタクトピン15は、クリーニングシート50の研磨領域53における研磨層52により破線矢印Aに示す方向に擦られ、コンタクトピン15に付着している半田等の異物を除去することができる。本実施の形態においては、第1の実施の形態と比べて、コンタクトピン15に対する研磨層52の移動距離が長いため、より確実なクリーニングを行うことができる。
本実施の形態においては、クリーニングシート50を破線矢印Aに示す方向に移動させるため、クリーニングシート50の研磨領域53の長さLaは、半導体素子80の幅よりも長く形成されている。
本実施の形態においては、図15に示されるように、クリーニングシート50を破線矢印Aに示す方向と破線矢印Aとは反対の破線矢印Bに示す方向に交互に移動させるものであってもよい。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
テスタと、
ハンドラと、
前記テスタに設けられた試験ソケットと、
前記試験ソケットに設けられたコンタクトピンと、
前記ハンドラに設けられ、半導体素子を吸着する吸着面を含み、前記半導体素子を搬送するクランパと、
前記クランパに設けられ、前記吸着面を覆うクリーニングシートと、を含み、
前記クリーニングシートは、基材の上の一部又は全部に研磨層が設けられており、前記吸着面に対し移動させることができるものであって、
前記半導体素子は、前記吸着面に前記クリーニングシートを介して吸着させるものであって、
前記コンタクトピンのクリーニングは、前記クランパにより、前記クリーニングシートの前記研磨層を前記コンタクトピンに接触させることにより行うことを特徴とする半導体素子試験装置。
(付記2)
前記クリーニングシートは、一方向に細長く形成されており、
前記クリーニングシートを移動させる際には、前記一方向に移動させることを特徴とする付記1に記載の半導体素子試験装置。
(付記3)
前記クリーニングシートには、前記半導体素子を吸着する吸着領域と、前記コンタクトピンをクリーニングする研磨領域とが交互に設けられており、
前記研磨領域には、前記基材の上に前記研磨層が設けられており、
前記吸着領域には、前記基材に前記クランパにおける吸着穴に対応する貫通穴が設けられていることを特徴とする付記2に記載の半導体素子試験装置。
(付記4)
前記クリーニングシートは、前記基材の上に前記研磨層が積層されているものに、前記クランパにおける吸着穴よりも小さな貫通穴が複数設けられていることを特徴とする付記2に記載の半導体素子試験装置。
(付記5)
前記研磨領域は、第1の研磨領域と第2の研磨領域とを有しており、
前記基材の上の前記第1の研磨領域に形成された第1の研磨層と、前記第2の研磨領域に形成された第2の研磨層とは、異なることを特徴とする付記3に記載の半導体素子試験装置。
(付記6)
前記クリーニングシートにより、前記コンタクトピンのクリーニングを行った後に、前記クリーニングシートを移動させる制御を行う制御部を有することを特徴とする付記2から5のいずれかに記載の半導体素子試験装置。
(付記7)
前記コンタクトピンのクリーニングは、前記コンタクトピンに前記研磨層を接触させた状態で、前記クリーニングシートを前記一方向に移動させることを特徴とする付記2から6のいずれかに記載の半導体素子試験装置。
(付記8)
前記クリーニングシートの一方は、供給ローラに巻かれており、
前記クリーニングシートの他方は、収納ローラに巻かれており、
前記収納ローラを回転させることにより、前記クリーニングシートを前記一方向に移動させることを特徴とする付記2から7のいずれかに記載の半導体素子試験装置。
(付記9)
一方向に細長く形成されているクリーニングシートであって、
吸着領域と研磨領域とが交互に設けられており、
前記研磨領域には、基材の上に研磨層が設けられており、
前記吸着領域には、基材に貫通穴が設けられていることを特徴とするクリーニングシート。
(付記10)
一方向に細長く形成されているクリーニングシートであって、
基材の上に研磨層が積層されているものに、複数の貫通穴が設けられていることを特徴とするクリーニングシート。
10 テスタ
11 テスタ本体部
12 テストヘッド
13 試験ボード
14 試験ソケット
14a ソケットベース
14b パッケージガイド
15 コンタクトピン
20 ハンドラ
30 クランパ
30a 吸着面
31 吸着穴
40 モータ
41 供給ローラ
42 収納ローラ
43 回転ローラ
44 回転ローラ
45 回転ローラ
46 回転ローラ
50 クリーニングシート
51 フィルム基材
52 研磨層
53 研磨領域
54 吸着領域
55 貫通穴
60 カメラ
61 画像処理部
62 制御部
80 半導体素子
80a 上面
81 電極端子

Claims (7)

  1. テスタと、
    ハンドラと、
    前記テスタに設けられた試験ソケットと、
    前記試験ソケットに設けられたコンタクトピンと、
    前記ハンドラに設けられ、半導体素子を吸着する吸着面を含み、前記半導体素子を搬送するクランパと、
    前記クランパに設けられ、前記吸着面を覆うクリーニングシートと、を含み、
    前記クリーニングシートは、基材の上の一部又は全部に研磨層が設けられており、前記吸着面に対し移動させることができるものであって、
    前記半導体素子は、前記吸着面に前記クリーニングシートを介して吸着させるものであって、
    前記コンタクトピンのクリーニングは、前記クランパにより、前記クリーニングシートの前記研磨層を前記コンタクトピンに接触させることにより行うことを特徴とする半導体素子試験装置。
  2. 前記クリーニングシートは、一方向に細長く形成されており、
    前記クリーニングシートを移動させる際には、前記一方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子試験装置。
  3. 前記クリーニングシートには、前記半導体素子を吸着する吸着領域と、前記コンタクトピンをクリーニングする研磨領域とが交互に設けられており、
    前記研磨領域には、前記基材の上に前記研磨層が設けられており、
    前記吸着領域には、前記基材に前記クランパにおける吸着穴に対応する貫通穴が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子試験装置。
  4. 前記クリーニングシートは、前記基材の上に前記研磨層が積層されているものに、前記クランパにおける吸着穴よりも小さな貫通穴が複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子試験装置。
  5. 前記クリーニングシートの一方は、供給ローラに巻かれており、
    前記クリーニングシートの他方は、収納ローラに巻かれており、
    前記収納ローラを回転させることにより、前記クリーニングシートを前記一方向に移動させることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の半導体素子試験装置。
  6. 一方向に細長く形成されているクリーニングシートであって、
    吸着領域と研磨領域とが交互に設けられており、
    前記研磨領域には、基材の上に研磨層が設けられており、
    前記吸着領域には、基材に貫通穴が設けられていることを特徴とするクリーニングシート。
  7. 一方向に細長く形成されているクリーニングシートであって、
    基材の上に研磨層が積層されているものに、複数の貫通穴が設けられていることを特徴とするクリーニングシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024082785A1 (zh) * 2022-10-18 2024-04-25 宁德时代新能源科技股份有限公司 涂布模头、涂布装置和涂布方法

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