JP2016012044A - 楽曲検索システム - Google Patents

Abstract

【課題】 利用者がジャンル検索を行う際に、検索を行う利用者属性情報に応じて、カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定して、利用者が所望するカラオケ楽曲を容易に検索可能とする。【解決手段】 各利用者の属性情報を利用者ＩＤと対応付けて記録管理する利用者別属性情報管理手段２３０、各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを利用者属性情報と対応付けて管理する楽曲属性情報管理手段２４０、システムログインした利用者の利用者ＩＤに対応させて、利用者別属性情報管理手段２３０で記憶管理されている利用者属性情報を取得するログイン利用者属性情報取得手段２７、取得した利用者属性情報に対応させて、楽曲属性情報管理手段２４０で管理されている各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定する音楽ジャンル決定手段１２ｂ、決定した音楽ジャンルを用いて各カラオケ楽曲のジャンル検索を行わせる楽曲検索手段１２ａを備える。【選択図】図１

Description

本発明は楽曲検索システムに関するものであり、詳しくは、利用者がジャンル検索を行う際に、当該検索を行う利用者の年齢、性別、出身地、歌唱場所等の属性情報に応じて、カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定して、当該音楽ジャンルを用いてジャンル検索を行うことができるようにしたシステムに関するものである。

カラオケ演奏装置の利用者が歌唱を所望するカラオケ楽曲を検索する方法として、かつては、楽曲検索用の目次本を参照して、曲名や歌手名等で項目分けされたカラオケ楽曲を探し出し、当該カラオケ楽曲の予約番号をカラオケリモコン装置に入力することにより、楽曲予約を行う方法が存在した。しかし、現在では、種々の検索条件に基づいて楽曲検索を行うことが可能なカラオケリモコン装置やスマートフォン等の携帯情報端末を用いて、歌唱を所望するカラオケ楽曲を検索する方法が一般的となっている。

楽曲検索用のカラオケリモコン装置や携帯情報端末を用いた検索システムでは、予めカラオケ楽曲毎に唯一の音楽ジャンルが設定されている。例えば、各カラオケ楽曲には、ＪＰＯＰ、演歌、アニメ等の音楽ジャンルが設定されており、所望の音楽ジャンルを指定することにより楽曲検索を行うことができる。また、各利用者の利用者ＩＤと各利用者の性別や年齢等の属性情報とを紐付けして管理することができ、当該属性情報を用いて楽曲検索を行うことができるシステムも開発されている。

このような技術を用いた楽曲検索システムとして、特許文献１には、システムログインした利用者の年齢、性別、出身地に基づいて、楽曲ランキングを検索する技術が開示されている。また、特許文献２には、グループでシステムログインした各利用者の属性情報に基づいて、お勧め楽曲を表示する技術が開示されている。また、特許文献３には、利用者の年齢別に音楽ジャンルを管理するジャンルテーブルを備え、当該ジャンルテーブルに基づいて、システムログインした利用者の年齢層に合致する音楽ジャンルのカラオケ楽曲を提示する技術が開示されている。

特開２００６−９９０００号公報 特開２００６−１７８２４６号公報 特開２００６−１８９４９０号公報

しかしながら、予めカラオケ楽曲毎に設定された音楽ジャンルは、利用者が認識している音楽ジャンルと異なる場合がある。例えば、２０代の女性が演歌として認識しているカラオケ楽曲が、６０代の男性では歌謡曲として認識しているような場合である。また、地方や地域によって、利用者が認識している音楽ジャンルが異なる場合もあり、例えば、沖縄地方の利用者が沖縄民謡として認識しているカラオケ楽曲が、関東地方の利用者にはＪＰＯＰとして認識されている場合等である。

上述したように、従来の音楽ジャンルの決定方法では、各カラオケ楽曲に対して唯一の音楽ジャンルを設定しているため、利用者の属性に応じて音楽ジャンルの認識が異なっている場合には、ジャンル検索において、利用者が認識している音楽ジャンルを指定した場合に、必ずしも所望のカラオケ楽曲を検索できるとは限らなかった。

このように、ジャンル検索において目的のカラオケ楽曲を検索できなかった場合には、他の音楽ジャンルを指定して再度ジャンル検索を行ったり、検索項目を変更して、歌手名や曲名等で検索を行ったりしなければならず、検索に手間がかかるため、カラオケの楽しさを十分に味わうことができない場合もあった。

本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、利用者がジャンル検索を行う際に、当該検索を行う利用者の年齢、性別、出身地、歌唱場所等の属性情報に応じて、カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定することにより、利用者が所望するカラオケ楽曲を容易に検索することが可能な楽曲検索システムを提供することを目的とする。

本発明の楽曲検索システムは、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を有している。すなわち、本発明の楽曲検索システムは、利用者がジャンル検索を行う際に、当該利用者の属性情報に応じて、カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定可能な楽曲検索システムであって、利用者ＩＤ取得手段と、利用者別属性情報管理手段と、楽曲属性情報管理手段と、ログイン利用者属性情報取得手段と、音楽ジャンル決定手段と、楽曲検索手段とを備えたことを特徴とするものである。

利用者ＩＤ取得手段は、利用者がシステムログインした際に、当該利用者の利用者ＩＤを取得するための手段である。利用者別属性情報管理手段は、各利用者の属性情報を利用者ＩＤと対応付けて記録し管理するための手段である。楽曲属性情報管理手段は、各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを利用者の属性情報と対応付けて管理するための手段である。ログイン利用者属性情報取得手段は、システムログインした利用者の利用者ＩＤに対応させて、利用者別属性情報管理手段により記憶され管理されている利用者の属性情報を取得するための手段である。音楽ジャンル決定手段は、取得した利用者属性情報に対応させて、楽曲属性情報管理手段により管理されている各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定するための手段である。楽曲検索手段は、決定した音楽ジャンルを用いて各カラオケ楽曲のジャンル検索を行わせるための手段である。

また、上述した構成からなる楽曲検索システムにおいて、楽曲属性情報管理手段は、楽曲毎に、利用者の属性情報と音楽ジャンルとを対応付けた楽曲別属性情報管理テーブルにて、各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを管理することが可能である。

また、上述した構成からなる楽曲検索システムにおいて、楽曲属性情報管理手段は、利用者の属性毎に、各カラオケ楽曲の楽曲ＩＤと音楽ジャンルとを対応付けた属性別楽曲ジャンル管理テーブルにて、各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを管理することが可能である。

また、上述した構成からなる楽曲検索システムにおいて、音楽ジャンル決定手段は、システムログインした利用者毎に、当該利用者の属性情報にそれぞれ対応した音楽ジャンルを、当該利用者がジャンル検索を行う際の各カラオケ楽曲の音楽ジャンルとして決定することが可能である。

本発明の楽曲検索システムでは、利用者がジャンル検索を行う際に、当該利用者の属性情報（年齢、性別、出身地、歌唱場所等）に応じて、カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定して、当該音楽ジャンルを用いてジャンル検索を行うことができる。すなわち、ジャンル検索を行う利用者が認識する音楽ジャンルと、予め設定された音楽ジャンルとが異なる可能性が極めて低くなり、他の音楽ジャンルを指定して再度ジャンル検索を行ったり、検索項目を変更して、歌手名や曲名等で検索を行ったりする必要がなくなる。したがって、ジャンル検索において、利用者が所望するカラオケ楽曲を容易に検索することができるので、カラオケの楽しさを十分に味わうことが可能となる。

本発明の実施形態に係る楽曲検索システムの概略構成を示すブロック図。 利用者ＩＤ管理テーブルの構成を示す説明図。 楽曲別属性情報管理テーブルの構成を示す説明図。 属性別楽曲ジャンル管理テーブルの構成を示す説明図。

図面を参照して、本発明の楽曲検索システムの実施形態について説明する。図１〜図４は本発明の実施形態に係る楽曲検索システムを説明するもので、図１は楽曲検索システムの概略構成を示すブロック図、図２は利用者ＩＤ管理テーブルの構成を示す説明図、図３は楽曲別属性情報管理テーブルの構成を示す説明図、図４は属性別楽曲ジャンル管理テーブルの構成を示す説明図である。

＜楽曲検索システムの概要＞
本発明の実施形態に係る楽曲検索システムは、図１に示すように、カラオケ演奏装置１０を含むカラオケシステムに組み込まれて機能するシステムであって、利用者ＩＤ取得手段（カードリーダ１２ｆ）と、利用者別属性情報管理手段２３０と、楽曲属性情報管理手段２４０と、ログイン利用者属性情報取得手段２７と、音楽ジャンル決定手段１２ｂと、楽曲検索手段１２ａとを備えている。本実施形態において、各手段は、カラオケ演奏装置１０又は管理サーバ２００の機能として実現するが、いずれの手段をカラオケ演奏装置１０又は管理サーバ２００の機能として実現するかは、適宜選択することができる。

以下の説明において、プログラムとは、ＲＡＭ等に記憶され、ＣＰＵ等のハードウェアで実行されることにより、その機能を発揮するソフトウェアだけではなく、同等の機能を発揮することが可能な論理回路も含む概念である。

＜カラオケ演奏装置＞
本発明の実施形態に係る楽曲検索システムを適用するカラオケ演奏装置１０は、図１に示すように、カラオケ本体１１、カラオケリモコン装置１２、マイクロホン１３、スピーカ１４、表示装置１５、ミキシングアンプ１６を備えている。また、カラオケ演奏装置１０は、ルータ５０及びインターネット、専用電話回線、一般電話回線、無線通信回線等のデータ通信回線６０を介して、管理サーバ２００とネットワーク接続されている。

＜管理サーバ＞
管理サーバ２００は、複数のカラオケ演奏装置１０を総合的に管理するためのサーバで、インターネット、専用電話回線、一般電話回線、無線通信回線等のデータ通信回線６０を介して、カラオケ演奏装置１０と接続されている。また、図示しないが、管理サーバ２００は、データ通信回線及び通信基地局を介して、利用者が所持する携帯情報端末とデータ通信を行うことができるように構成してもよい。

管理サーバ２００は、図１に示すように、サーバとして機能するための主要な機器として、ＣＰＵ等を含む管理制御手段２１０、通信制御手段２２０、データ記憶手段２５０を備えている。また、本実施形態の管理サーバ２００は、楽曲検索システム１００を実現するための手段として、利用者別属性情報管理手段２３０、楽曲属性情報管理手段２４０を備えており、楽曲属性情報管理手段２４０にて管理する管理テーブルとして、楽曲別属性情報管理テーブル２５０ｂ又は属性別楽曲ジャンル管理テーブル２５０ｃを備えている。さらに、利用者の属性情報を管理するための管理テーブルとして、利用者ＩＤ管理テーブル２５０ａを備えている。

＜利用者別属性情報管理手段＞
利用者別属性情報管理手段２３０は、各利用者の属性情報を利用者ＩＤと対応付けて記録して管理するためのプログラムからなる。本実施形態において、各利用者の属性情報は、利用者ＩＤ管理テーブル２５０ａとして管理されている。この利用者ＩＤ管理テーブル２５０ａは、図２に示すように、利用者毎に、氏名（ニックネームを含む）、利用者ＩＤ、性別、生年月日、年齢、出身地、現住地等のデータを紐付けしたもので、これらのデータのうちの一部のみを含んでいてもよいし、他のデータを含んでいてもよい。

＜楽曲属性情報管理手段＞
楽曲属性情報管理手段２４０は、各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを利用者の属性情報と対応付けて管理するためのプログラムからなる。利用者の属性情報と音楽ジャンルとの対応付けは、楽曲別属性情報管理テーブル２５０ｂ又は属性別楽曲ジャンル管理テーブル２５０ｃにて行われる。

＜楽曲別属性情報管理テーブル＞
楽曲別属性情報管理テーブル２５０ｂは、図３に示すように、楽曲毎に、利用者の属性情報と音楽ジャンルとを対応付けたテーブルである。図３に示す例では、楽曲Ａについて、利用者の属性情報である年齢と性別に応じて、音楽ジャンルが設定されている。

すなわち、楽曲Ａでは、利用者の属性情報が男性であると、年齢が１０歳未満、１０代、２０代では音楽ジャンルをアニメとし、３０代、４０代、５０代では音楽ジャンルを演歌とし、６０歳以上では音楽ジャンルを歌謡曲とする。一方、利用者の属性情報が女性であると、年齢が１０歳未満、１０代では音楽ジャンルをアニメとし、２０代、３０代、４０代、５０代では音楽ジャンルを演歌とし、６０歳以上では音楽ジャンルを歌謡曲とする。このような楽曲Ａのケースとしては、主に演歌の楽曲を歌唱している歌手がアニメの主題歌等を歌唱している場合であり、現在過去を含めアニメの視聴者である低年齢層から２０代までの利用者は、アニメとして音楽ジャンルを認識しており、３０代から５０代の利用者は、演歌歌手が歌唱している演歌の楽曲と認識しており、６０歳以上の利用者に関しては、演歌という音楽ジャンルを歌唱曲として認識している場合等である。

また、楽曲Ｂについて、利用者の属性情報である出身地方（出身地域）と年齢に応じて、音楽ジャンルが設定されている。すなわち、楽曲Ｂでは、利用者の出身地方（出身地域）が沖縄地方であると、音楽ジャンルを沖縄民謡とし、九州地方、四国地方、中国地方、近畿地方、中部地方、関東地方であると、音楽ジャンルをＪＰＯＰとし、東北地方、北海道地方であると、音楽ジャンルを歌謡曲とする。このような楽曲Ｂのケースとして考えられるのは、沖縄出身の利用者が楽曲Ｂを沖縄民謡として認識している場合であっても、実際に楽曲Ｂを歌唱している歌唱者やグループ、また、楽曲のアレンジにより、他の出身地方の利用者にはＪＰＯＰや歌謡曲と認識されている場合である。

なお、楽曲Ｂにおいても楽曲Ａと同様に、利用者の出身地方に年齢を組み合わせて音楽ジャンルを対応付けてもよく、その場合には出身地方毎に、年齢に音楽ジャンルを対応させたテーブルを用意すればよい。このようにすれば、利用者の複数の属性情報に対応した音楽ジャンルを一つ決定することができる。

＜属性別楽曲ジャンル管理テーブル＞
属性別楽曲ジャンル管理テーブル２５０ｃは、図４に示すように、利用者の属性毎に、各カラオケ楽曲の楽曲ＩＤと音楽ジャンルとを対応付けたテーブルである。図４に示す例では、利用者の属性情報である性別及び年齢に応じて、音楽ジャンルが設定されている。

すなわち、利用者の属性情報が男性、６０歳以上の場合には、楽曲Ａの音楽ジャンルを演歌とし、楽曲Ｃの音楽ジャンルをアニメとし、楽曲ジャンルＢの音楽ジャンルを洋楽とする。また、利用者の属性情報が男性、１０代の場合には、楽曲Ａの音楽ジャンルをアニメとし、楽曲Ｃの音楽ジャンルをアニメとし、楽曲ジャンルＢの音楽ジャンルを洋楽とする。したがって、６１歳の男性がジャンル検索を行う場合に、楽曲Ａの音楽ジャンルは演歌とされ、１５歳の男性がジャンル検索を行う場合に、楽曲Ａの音楽ジャンルはアニメとされる。

＜カラオケリモコン装置＞
カラオケリモコン装置１２は、ユーザインタフェース機能を備えており、ルータ５０及びデータ通信回線６０を介して、カラオケ本体１１との間でデータの送受信を行うようになっている。このカラオケリモコン装置１２は、楽曲検索手段１２ａとして機能するプログラム、音楽ジャンル決定手段１２ｂとして機能するプログラム、楽曲索引データベース１２ｃ、種々のデータを記憶するためのデータ記憶部１２ｄ、データの入出力を行うための入出力表示部１２ｅ、利用者ＩＤ取得手段として機能するカードリーダ１２ｆ等を備えている。このカラオケリモコン装置１２に付帯するスイッチ類や、入出力表示部１２ｅに表示される各種のアイコン等を操作することにより、選曲操作等が行われる。

＜楽曲検索手段／楽曲索引データベース＞
楽曲検索手段１２ａは、利用者の指示に基づき、楽曲索引データベース１２ｃを参照して楽曲を検索するためのプログラムからなる。楽曲索引データベース１２ｃは、カラオケ演奏装置１０で演奏に供されるカラオケ楽曲について、その属性情報を記述したデータベースであり、例えば、楽曲番号・曲名・アーティスト名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル・デュエット曲か否かなど、種々の属性情報がこれに含まれている。

＜音楽ジャンル決定手段＞
音楽ジャンル決定手段１２ｂは、取得した利用者属性情報に対応させて、楽曲属性情報管理手段２４０により管理されている各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定するためのプログラムからなる。すなわち、音楽ジャンル決定手段１２ｂは、取得した利用者の属性情報に基づいて、楽曲属性情報管理手段２４０にて管理されている楽曲別属性情報管理テーブル２５０ｂ又は属性別楽曲ジャンル管理テーブル２５０ｃを参照して、各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定する。

なお、本実施形態では、楽曲属性情報管理手段２４０を管理サーバ２００の機能として実現するとともに、楽曲別属性情報管理テーブル２５０ｂ及び属性別楽曲ジャンル管理テーブル２５０ｃを管理サーバ２００のデータ記憶手段２５０に記憶しているが、これらの手段及びデータテーブルをカラオケ本体１１やリモコン装置１２に設け、ログイン利用者属性情報取得手段２７にて取得した利用者の属性情報に応じて、音楽ジャンルを決定してもよい。

上述したように、本実施形態において、音楽ジャンルは、音楽ジャンル決定手段１２ｂの機能により決定される。すなわち、楽曲検索手段１２ａは、利用者の指示に基づき、楽曲索引データベース１２ｃを参照して楽曲を検索するが、この際、音楽ジャンルについては、システムログインしている利用者の属性情報に応じて、音楽ジャンル決定手段１２ｂの機能により決定した音楽ジャンルが利用される。

なお、システムログインしている利用者の属性情報にそれぞれ対応した音楽ジャンルを、当該利用者がジャンル検索を行う際の各カラオケ楽曲の音楽ジャンルとして決定してもよいし、システムログインしている複数の利用者の属性情報にそれぞれ対応したすべての音楽ジャンルの中から所定条件（例えば、数が一番多い等）に基づいて選択した音楽ジャンルを、各利用者がジャンル検索を行う際の各カラオケ楽曲の音楽ジャンルとして決定してもよい。すなわち、同一のカラオケ楽曲について、利用者毎に異なる音楽ジャンルとしてもよいし、システムログインしている利用者に対応するすべての音楽ジャンルのうちの一つとしてもよい。

また、すべてのカラオケ楽曲について音楽ジャンルを決定するのではなく、どんな属性の利用者にとっても共通の音楽ジャンルを持つことが明確なカラオケ楽曲については、上述したような音楽ジャンル決定手段１２ｂにより音楽ジャンルを決定する必要はなく、デフォルトで設定されている音楽ジャンルを用いてもよい。

＜カードリーダ＞
カードリーダ１２ｆは、利用者ＩＤ取得手段として機能する電子機器及びプログラムからなり、各利用者がシステムログインした際に、各利用者の利用者ＩＤを取得する。すなわち、ＩＤカード４０に記憶された利用者ＩＤをカードリーダ１２ｆにより読み取ることにより、利用者ＩＤを取得することができる。また、カラオケリモコン装置１２の入出力表示部１２ｅを用いて入力された利用者ＩＤ及びパスワードに基づいて、利用者ＩＤを取得してもよい。また、利用者が利用者ＩＤを所有していない場合には、カラオケ演奏装置１０を使用する際に、利用者に対して一時的に利用者ＩＤを付与してもよい。

＜マイクロホン＞
マイクロホン１３は、歌唱音声の入力を行うための装置である。マイクロホン１３から入力された歌唱音声信号は、ミキシングアンプ１６により、音楽再生制御手段２８から送出される演奏音声信号とミキシングされると共に増幅され、スピーカ１４へ出力される。また、図示しないが、マイクロホン１３からの音声入力信号をＡ／Ｄコンバータによりデジタル変換し、歌唱採点手段における歌唱採点等に使用してもよい。

＜表示装置＞
表示装置１５は、カラオケ楽曲に関連した背景映像や歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えば、液晶ディスプレイ等により構成される。

＜カラオケ本体＞
カラオケ本体１１は、中央制御手段２１、ＲＯＭ２２、ＲＡＭ２３、ＨＤＤ２４、送受信手段２５、予約楽曲管理手段２６、ログイン利用者属性情報取得手段２７、音楽再生制御手段２８、映像再生制御手段２９を備えている。

＜中央制御手段＞
中央制御手段２１は、カラオケ本体１１を総合的に制御するための手段であり、例えばＣＰＵ及びその周辺機器により構成されており、ＣＰＵ等がＲＯＭ２２等に記憶されたプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。

＜ＲＯＭ／ＲＡＭ＞
ＲＯＭ２２は、カラオケ本体１１を構成する各機器を制御するためのプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、ＲＡＭ２３は、プログラムや各種データを一時的に記憶する一時記憶領域として機能するもので、例えば半導体メモリ等で構成される。本実施形態では、ＲＡＭ２３に、予約楽曲管理テーブル２３ａが記憶されている。

＜ＨＤＤ＞
ＨＤＤ２４は、大容量記憶装置として機能するもので、楽曲データベース２４ａ、映像データベース２４ｂが格納されている。なお、ＨＤＤ２４に替えて、あるいはＨＤＤ２４と共に、データを書き替え可能なＤＶＤ等の大容量記憶手段を用いてもよい。

＜楽曲データベース／映像データベース＞
楽曲データベース２４ａは、演奏制御データ（ＭＩＤＩ規格のデータ）及び歌詞描出データが同期されて構成される演奏データについて、楽曲ＩＤと対応付けてそれぞれ構成されたデータベースである。演奏制御データは、各楽曲の演奏を制御するためのデジタルデータであり、歌詞描出データは演奏に同期した歌詞文字の表示タイミングデータ及び色変わりデータを含んでいる。映像データベース２４ｂは、演奏されるカラオケ楽曲に対応した背景映像を、当該カラオケ楽曲の楽曲ＩＤに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。

＜送受信手段＞
送受信手段２５は、カラオケ本体１１とルータ５０との間におけるデータの送受信を行うための電子機器及びプログラムからなる。

＜予約楽曲管理手段／予約楽曲管理テーブル＞
予約楽曲管理手段２６は、任意の利用者がカラオケ楽曲の予約を行う際に、当該利用者の利用者ＩＤと予約楽曲の楽曲ＩＤとを紐付けして、予約楽曲管理テーブル２３ａにて管理するためのプログラムからなる。すなわち、予約楽曲管理手段２６は予約楽曲管理テーブル２３ａを作成し、この予約楽曲管理テーブル２３ａをＲＡＭ２３に格納して管理する。予約楽曲管理テーブル２３ａは、利用者により楽曲検索手段１２ａの機能を用いて選曲された楽曲ＩＤを演奏順に並べて作成したテーブルである。

＜ログイン利用者属性情報取得手段＞
ログイン利用者属性情報取得手段２７は、システムログインした利用者の利用者ＩＤに対応させて、利用者別属性情報管理手段２３０により記憶され管理されている利用者の属性情報を取得するためのプログラムからなる。すなわち、ログイン利用者属性情報取得手段２７は、システムログインした利用者の利用者ＩＤに基づいて、利用者別属性情報管理手段２３０にて管理されている利用者ＩＤ管理テーブル２５０ａを参照し、当該利用者ＩＤを有する利用者の属性情報を取得する。

＜音楽再生制御手段＞
音楽再生制御手段２８は、楽曲ＩＤに基づいて演奏データから抽出された演奏制御データに基づいて、音源データをデジタル再生するとともにアナログ変換してミキシングアンプ１６に出力するための電子回路である。また、ミキシングアンプ１６は、マイクロホン１３から入力された歌唱者の歌唱音声信号と、音楽再生制御手段２８から送出される演奏音声信号とをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ１４より出力するための装置である。

＜映像再生制御手段＞
映像再生制御手段２９は、カラオケ楽曲の演奏中に、映像データベース２４ｂから抽出した背景映像データと、演奏データに含まれる歌詞描出データに基づいて作成される歌詞文字とを、当該カラオケ楽曲の演奏データに同期させて表示装置１５に出力するための電子回路である。

＜他の実施形態＞
本発明のシステム及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、その利用目的に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。

１００ 楽曲検索システム
１０ カラオケ演奏装置
１１ カラオケ本体
１２ カラオケリモコン装置
１２ａ 楽曲検索手段
１２ｂ 音楽ジャンル決定手段
１２ｃ 楽曲索引データベース
１２ｄ データ記憶部
１２ｅ 入出力表示部
１２ｆ カードリーダ
１３ マイクロホン
１４ スピーカ
１５ 表示装置
１６ ミキシングアンプ
２１ 中央制御手段
２２ ＲＯＭ
２３ ＲＡＭ
２３ａ 予約楽曲管理テーブル
２４ ＨＤＤ
２４ａ 楽曲データベース
２４ｂ 映像データベース
２５ 送受信手段
２６ 予約楽曲管理手段
２７ ログイン利用者属性情報取得手段
２８ 音楽再生制御手段
２９ 映像再生制御手段
４０ ＩＤカード
５０ ルータ
６０ データ通信回線
２００ 管理サーバ
２１０ 管理制御手段
２２０ 通信制御手段
２３０ 利用者別属性情報管理手段
２４０ 楽曲属性情報管理手段
２５０ データ記憶手段
２５０ａ 利用者ＩＤ管理テーブル
２５０ｂ 楽曲別属性情報管理テーブル
２５０ｃ 属性別楽曲ジャンル管理テーブル

Claims (4)

1. 利用者がジャンル検索を行う際に、当該利用者の属性情報に応じて、カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定可能な楽曲検索システムであって、
   利用者がシステムログインした際に、当該利用者の利用者ＩＤを取得する利用者ＩＤ取得手段と、
   前記各利用者の属性情報を前記利用者ＩＤと対応付けて記録し管理する利用者別属性情報管理手段と、
   各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを利用者の属性情報と対応付けて管理する楽曲属性情報管理手段と、
   前記システムログインした利用者の利用者ＩＤに対応させて、前記利用者別属性情報管理手段により記憶され管理されている利用者の属性情報を取得するログイン利用者属性情報取得手段と、
   前記取得した利用者の属性情報に対応させて、前記楽曲属性情報管理手段により管理されている各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを決定する音楽ジャンル決定手段と、
   前記決定した音楽ジャンルを用いて各カラオケ楽曲のジャンル検索を行わせる楽曲検索手段と、
   を備えたことを特徴とする楽曲検索システム。
2. 前記楽曲属性情報管理手段は、楽曲毎に、利用者の属性情報と音楽ジャンルとを対応付けた楽曲別属性情報管理テーブルにて、各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを管理する、
   ことを特徴とする請求項１に記載の楽曲検索システム。
3. 前記楽曲属性情報管理手段は、利用者の属性毎に、各カラオケ楽曲の楽曲ＩＤと音楽ジャンルとを対応付けた属性別楽曲ジャンル管理テーブルにて、各カラオケ楽曲の音楽ジャンルを管理する、
   ことを特徴とする請求項１に記載の楽曲検索システム。
4. 前記音楽ジャンル決定手段は、前記システムログインした利用者毎に、当該利用者の属性情報にそれぞれ対応した音楽ジャンルを、当該利用者がジャンル検索を行う際の各カラオケ楽曲の音楽ジャンルとして決定する、
   ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の楽曲検索システム。

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