JP2015198933A - 医療用処置具把持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】医療用処置具の把持と、前記多関節体の作動とを同時に制御できる医療用処置具把持具を提供する。
【解決手段】医療用処置具把持具100は、多数の連結子31が連結された多関節体30と、医療用処理具44を把持する把持部40と、医療用処置具44の着脱操作を行う操作部と、各連結子31に挿通されて一端が多関節体30の先端部に固定されたワイヤ36と、ワイヤ36の他端に接続されるワイヤ操作手段50とを備える。ワイヤ操作手段50によるワイヤ36への第1の張力の付与と解放とを制御するスイッチ46を備え、スイッチ46は医療用処置具44の着脱操作に連動して第1の張力の付与と解放とを制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉗子、内視鏡等の医療用処置具を所望の姿勢に把持可能な医療用処置具把持具に関する。
従来、内視鏡下手術において、内視鏡を所望の姿勢に把持する内視鏡把持具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記従来の内視鏡把持具は、多数の連結子が互いに係合されて連結され、前記連結子にワイヤが挿通された多関節体の先端に設けられている。前記多関節体は、前記ワイヤに張力を付与し、前記各連結子を密着させて多関節体の動きを抑制することにより、前記内視鏡把持具に把持された前記内視鏡を所望の姿勢とすることができる。
また、前記多関節体は、前記ワイヤの張力を解放し、前記各連結子の密着を弛緩させて前記多関節体の動きの抑制を解除することにより、前記内視鏡の姿勢を変えることができる。
この従来の内視鏡保持具では、多関節体の動きを制御するときは、多関節体の基端部に設けられたワイヤ調整ネジを締めて多関節体の動きを抑制し、当該ワイヤ調整ネジを緩めて多関節体の動きの抑制を解除する。
また、内視鏡の把持及び解除は、多関節体の先端部に設けられた固定フックの固定用ネジを締めて内視鏡を固定し、当該固定用フックを緩めて内視鏡の把持の解除を行う。
実用新案登録第3081670号公報
このように、前記従来の内視鏡把持具は、前記多関節体の操作と前記内視鏡の把持の操作とを、それぞれ独立に行う必要がある。
従って、内視鏡を把持したままその位置を変更しようとするときは、多関節体の動きの抑制を解除するために、多関節体の基端部まで手を伸ばしてワイヤ調整ネジを緩める必要がある。
さらに、ワイヤ調整ネジを緩めすぎると、多関節体の姿勢が崩れてしまうため、術者が他方の手で内視鏡を保持するか、補助者に内視鏡を保持してもらう必要がある。
また、内視鏡に代えて他の処置具に交換する際に、多関節体の先端部の固定ネジを操作する必要があるが、処置具を交換すると多くの場合にその向きや位置を変更する必要に迫られる。この場合は、さらに多関節体の基端部の調整ネジを操作する必要がある。
このように、従来の内視鏡保持具は、実際の手術の際には操作が煩雑であり、術者以外の補助者を必要とする場合もあるため不便であった。
本発明は、かかる不都合を解消して、術者が操作しやすく、処置具の姿勢を容易に所望の姿勢とすることができる医療用処置具把持具を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、多数の連結子が互いに係合されて連結された多関節体と、前記多関節体の先端に設けられ医療用処置具を着脱自在に把持する把持部と、前記把持部による前記医療用処置具の着脱操作を行う操作部と、前記各連結子に挿通されて一端が前記多関節体の先端部に固定されたワイヤと、前記ワイヤの他端に着脱自在に接続されるワイヤ操作手段とを備え、前記ワイヤ操作手段によって前記ワイヤに第1の張力を付与することにより前記各連結子を密着させて多関節体の動きを抑制可能であり、前記第1の張力を解放することにより前記各連結子の密着を弛緩させて前記多関節体の動きの抑制を解除可能である医療用処置具把持具であって、前記第1の張力の付与と解放とを制御するスイッチを備え、前記スイッチは前記操作部による前記医療用処置具の着脱操作に連動して前記第1の張力の付与と解放とを制御することを特徴とする。
本発明の医療用処置具把持具は、多数の連結子が互いに係合されて連結された多関節体の先端に設けられた把持部により、医療用処理具を着脱自在に把持することができる。
一方、多関節体は先端部に固定されたワイヤが各連結子に挿通されており、ワイヤ操作手段により、ワイヤに第1の張力を付与することにより各連結子を密着させて多関節体の動きを抑制することができる。また、前記ワイヤ操作手段により、前記第1の張力を解放することにより前記各連結子の密着を弛緩させて前記多関節体の動きの抑制を解除することができる。
ここで、本発明の医療用処置具把持具では、前記多関節体により前記把持部を所望の姿勢とすると共に、前記把持部に前記医療用処理具を把持させることができる。
このとき、本発明の医療用処置具把持具によれば、前記スイッチにより、前記操作部による前記医療用処置具の着脱操作に連動して前記第1の張力の付与と解放とを制御することができる。従って、前記医療用処置具の把持と、前記多関節体の作動とを同時に制御することができる。
本発明の医療用処置具把持具は、前記スイッチが押された後、所定の猶予時間の後に前記第1の張力の解放を行うことが好ましい。本発明の医療用処置具把持具では、このようにすることにより、意図せずに前記スイッチに接触し、押したときであっても、前記第1の張力が解放されることがなく、前記多関節体の姿勢が変化することを防止することができる。
また、本発明の医療用処置具把持具は、前記スイッチにより前記第1の張力が解放されたときに、前記ワイヤの張力を前記第1の張力より弱い第2の張力に保持する張力保持手段を備えることが好ましい。
本発明の医療用処置具把持具は、前記張力保持手段を備えることにより、前記スイッチにより前記第1の張力が解放されたときに、前記多関節体の姿勢が急激に変化することを防止しつつ、容易に任意の姿勢に変化させることができる。
また、本発明の医療用処置具把持具において、前記多関節体は、前記ワイヤ操作手段に対して着脱自在の基端部を備え、前記基端部が前記ワイヤ操作手段に装着されたときに、前記スイッチと前記ワイヤ操作手段とを電気的に接続する接続手段を備えることが好ましい。
本発明の医療用処置具把持具は、前記多関節体の前記基端部が前記ワイヤ操作手段に装着されると同時に、前記接続手段により前記スイッチと前記ワイヤ操作手段とが電気的に接続される。従って、前記多関節体の前記基端部を前記ワイヤ操作手段に装着するだけで、自動的に前記スイッチによる前記ワイヤ操作手段の制御が可能になる。
またこのとき、本発明の医療用処置具把持具において、前記基端部は前記ワイヤ操作手段に設けられた穴部に挿入され、該穴部内で挿入方向と直交する方向に回転させることにより該穴部に係合される第1の係合部材と、前記第1の係合部材が前記穴部に係合されたときに前記ワイヤ操作手段に設けられた1対の電極端子に接触する1対の電極板とを備え、前記1対の電極板は所定の抵抗を有する抵抗体により接続されており、前記1対の電極端子に前記1対の電極板が接触したことを検知して前記張力保持手段を作動させることが好ましい。
本発明の医療用処置具把持具によれば、前記基端部の第1の係合部材を前記ワイヤ操作手段に設けられた穴部に挿入し、該穴部内で挿入方向と直交する方向、例えば該穴部に垂直に挿入したときには水平方向に回転させる。このようにすることにより、第1の係合部材が前記穴部に係合され、前記多関節体が前記ワイヤ操作手段に簡単且つ確実に装着される。
またこのとき、本発明の医療用処置具把持具において、前記基端部は前記ワイヤ操作手段に設けられた係止部材に係合される第2の係合部材と、前記第2の係合部材が前記係止部材に係合されたときに前記ワイヤ操作手段に設けられた1対の電極端子に接触する1対の電極板を備え、前記1対の電極板は所定の抵抗を有する抵抗体により接続されており、前記1対の電極端子に前記1対の電極板が接触したことを検知して前記張力保持手段を作動させることが好ましい。
本発明の医療用処置具把持具によれば、前記基端部の第2の係合部材が前記ワイヤ操作手段に設けられた係止部材に係合されることにより、前記多関節体が前記ワイヤ操作手段に装着される。
本発明の医療用処置具把持具によれば、前記多関節体が前記第1の係合部材又は前記第2の係合部材により前記ワイヤ操作手段に装着されると、前記基端部に備えられた前記1対の電極板が前記ワイヤ操作手段に設けられた1対の電極端子に接触することにより、前記スイッチと前記ワイヤ操作手段とが電気的に接続される。
また、前記1対の電極板は所定の抵抗を有する抵抗体により接続されていることにより、前記1対の電極端子に前記1対の電極板が接触すると、両電極板間に微小電流が流れる。そこで、本発明の医療用処置具把持具は、前記微小電流を検知して前記張力保持手段を作動させることにより、前記ワイヤ操作手段に装着された前記多関節体の姿勢を容易に制御することができる。
本発明の医療用処置具把持具において、前記把持部は、前記医療用処置具を所定の角度に固定する複数の溝部を備えることが好ましい。当該構成によれば、処置具を複数の溝部のいずれかに嵌合させることによって、その角度を容易に変化させることができ、さらにその角度を容易に維持することができる。
本発明の医療用処置具把持具において、前記把持部は、前記医療用処置具を所定の角度に固定する複数の突起部を備えることが好ましい。当該構成によれば、処置具を複数の突起部のどの位置に把持させるかによって、その角度を容易に変化させることができる。
また、本発明の医療用処置具把持具において、前記把持部は、柱状の医療用処置具をその軸を中心として回動自在に把持する複数のローラを備えることが好ましい。本発明の医療用処置具把持具は、前記把持部が前記複数のローラを備えることにより、柱状の医療用処置具を把持部に把持した状態で、前記医療用処置具の姿勢を変えることなくその軸を中心に回動させることができる。これは、例えば円柱状の内視鏡の使用時に、カメラの位置を変更するために内視鏡を軸周りに回転する場合等に特に好適である。
本発明の医療用処置具把持具を示す概略斜視図。 Aは図1に示す多関節体の第1の実施形態の正面図、BはAの縦断面図、CはAに示す多関節体を構成する連結子の断面図、DはAに示す多関節体の先端に冠着される冠着部材の断面図。 Aは図1に示す多関節体の第2の実施形態の正面図、BはAの縦断面図、CはAに示す多関節体を構成する連結子の断面図、DはAに示す多関節体の連結子に配設される入れ子部材の断面図。 Aは図1に示す多関節体の第3の実施形態の正面図、BはAの縦断面図、CはAに示す多関節体を構成する第1の連結子の断面図、DはAに示す多関節体を構成する第2の連結子の断面図。 Aは図1に示す把持部の第1の実施形態の縦断面図、BはAの平面図、CはAに示す把持部の第1の使用形態を示す平面図、DはAに示す把持部の第2の使用形態を示す平面図。 Aは図1に示す把持部の第2の実施形態の斜視図、BはAの側面図。 Aは図1に示す把持部の第3の実施形態の斜視図、BはAに示す把持部に医療用処置具を把持した状態を示す模式的断面図。 多関節体の基端部とワイヤ操作手段との第1の実施形態の構成を示す模式的断面図。 図7に示す多関節体の基端部をワイヤ操作手段に装着した状態を示す模式的断面図。 多関節体の基端部とワイヤ操作手段との第2の実施形態の構成を示す模式的断面図。 図9に示す多関節体の基端部をワイヤ操作手段に装着した状態を示す模式的断面図。 図1に示す医療用処置具把持具の使用状態を示す正面図。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
図1に示すように、本実施形態の医療用処置具把持具1は、手術台等の基台に着脱自在に固定される基体100と、基体100に基端部が設置されるスタンド200と、スタンド200の先端部に設置される多関節体300と、多関節体300の先端部に設けられる把持部400とから構成されている。
スタンド200は、複数のリンク体が例えばボールジョイントにより互いに回動自在に連結されている。
多関節体300は、多数の連結子301が互いに係合されて連結され、連結子301の内部は空洞となっていて、ワイヤ((図示せず))が挿通されている。前記ワイヤは、一端が多関節体300の先端部に固定され、他端にはワイヤ操作手段500が着脱自在に接続される。
本実施形態においては、医療用処置具把持具1の各部材は、前記ワイヤ、或いは軸等の一部の部品を除いて合成樹脂を用いて形成されており、単回使用のいわゆるディスポーザブルの処置具となっている。
多関節体300は、ワイヤ操作手段500が前記ワイヤに張力を付与して各連結子301を密着させることによりその動きが抑制され、前記張力を解放して各連結子301の密着を弛緩させることにより前記動きの抑制が解除される。
多関節体300は、その第1の実施形態として、例えば図2A及び図2Bに示すように、多数の連結子301aが互いに係合されて連結されることにより形成されており、先端部に冠着部材302が冠着される一方、基端部には後述するようにワイヤ操作手段500に係合される係合部材303が備えられている。
連結子301aは、図2Cに示すように、先端部に形成された球状部304と、基端部に形成された中空のテーパー状部305とからなり、球状部304の先端面からテーパー状部305の中空部に連通する貫通孔306を備えている。また、テーパー状部305の内面には、長さ方向に沿って複数のスリット307が設けられている。
連結子301aは、球状部304の球状凸面がテーパー状部305の球状凹面(中空部)に嵌着されて係合されることにより連結される。貫通孔306には、図示しないワイヤが挿通される。
また、多関節体300の最先端の連結子301aは、球状部304の球状凸面に冠着部材302が冠着される。冠着部材302は、図2Dに示すように、略円錐台形状であり、内部に球状部304の球状凸面が嵌合される球状凹面308を備えている。
連結子301aによれば、貫通孔306に挿通されたワイヤに張力が付与されると、冠着部材302と最先端の連結子301aが密着され、さらに最先端以降の複数の連結子301aがそれぞれ隣接する連結子301aと密着する。隣接する連結子301a同士では、一方の連結子301aの球状部304が他方の連結子301aのテーパー状部305に密着するが、このときテーパー状部305は内面に設けられたスリット307が縮まることにより球状部304の球状凸面を確実に保持することができる。
また、多関節体300は、その第2の実施形態として、図3A及び図3Bに示すように、多数の連結子301bが互いに係合されて連結されることにより形成されていてもよい。
連結子301bは、図3Cに示すように、両端に球状凹面を有する球状椀部309、310を備え、球状椀部309、310の間が小径の連結部311で連結されたダルマ形状を備えている。連結部311は、球状椀部309、310の球状凹面に連通する貫通孔312を備え、貫通孔312にワイヤが挿通される。
球状椀部309は隣接する連結子301bの球状椀部310を覆う形状であり、球状椀部310には長さ方向に沿って複数、例えば6条のスリット313が形成されている。また、球状椀部310の内部には、入れ子部材314が配設される。入れ子部材314は、図3Dに示すように、中空の略円錐台形状を備えている。
連結子301bによれば、貫通孔312に挿通されたワイヤに張力が付与されると、複数の連結子301bがそれぞれ隣接する連結子301bと密着し、一方の連結子301bの球状椀部309が他方の連結子301bの球状椀部310を覆うように密着する。このとき球状椀部310の内部には入れ子部材314が配設されているので、球状椀部310は入れ子部材314に押圧されてスリット313が外方に押し広げられることとなり、連結子301bの球状椀部309の球状凹面に圧接される。従って、一方の連結子301bの球状椀部309が他方の連結子301bの球状椀部310を確実に保持することができる。
また、多関節体300は、その第3の実施形態として、図4A及び図4Bに示すように、多数の連結子301cが互いにビーズ部材315を介して係合されて連結されることにより形成されていてもよい。
連結子301cは、図4Cに示すように、両端に球状凹面316を有する円筒状体であり、球状凹面316に連通する貫通孔317を備え、貫通孔317にワイヤが挿通される。また、球状凹面316は表面にゴム等からなる弾性体層318を備えている。一方ビーズ部材315は、図4Dに示すように、球状凹面316に嵌合される球状であり、直径方向に貫通する貫通孔319を備え、貫通孔319にワイヤが挿通される。
連結子301cによれば、ビーズ部材315を介して係合されたときに、貫通孔317、319に挿通されたワイヤに張力が付与されると、複数の連結子301cがそれぞれ隣接する連結子301cとの間に介在するビーズ部材315と密着する。このとき、連結子301cの球状凹面316の表面には弾性体層318が形成されているので、多関節体300は弾性体層318の弾性により加圧力が付与された方向に撓むことができ、加圧力が除去されると原状に復帰することができる。
把持部400は、その第1の実施形態として、図5A及び図5Bに示すように、多関節体300の先端に接続される把持部本体401と、把持部本体401の中央部に軸402を介して軸支される挟み部403とからなる。挟み部403は軸402に介装されたバネ(図示せず)により、先端部が把持部本体401方向に付勢されている。
把持部400は、軸402に対し挟み部403の多関節体300側が操作部404となっており、把持部本体401の多関節体300側及び操作部404を手指で摘み、先端部を開閉することにより、医療用処置具405を着脱自在に把持することができる。医療用処置具405としては、例えば、鉗子、内視鏡等を挙げることができる。
把持部本体401の先端部には長さ方向に沿ってスリット406が形成されており、多関節体300側の端部にはスリット406に対し所定の角度で合流する凹溝407、408が形成されており、凹溝407、408とスリット406とによりY字が形成されている。一方、挟み部403の把持部本体401に対向する面には、スリット406に対し所定の角度を成して凹溝407、408に連接する凹溝409、410が形成されている。また、把持部本体401の挟み部403に対向する面にも凹溝409、410に対向する凹溝(図示せず)が形成されている。
図5A及び図5Bに示す把持部400に医療用処置具405を把持させるときには、まず、図5Cに示すように、医療用処置具405をスリット406にセットする。そして、この状態から、所望により医療用処置具405の基端側を凹溝407又は凹溝408のいずれかに嵌合させる。このようにすると、図5Dに示すように、医療用処置具405の先端側は基端側の動きに対応して、凹溝407、408に連接する凹溝409、410のいずれかに嵌合される。
従って、凹溝407、409又は凹溝408、410により、医療用処置具405をスリット406に対して確実に所定の角度に保持することができる。
また、把持部400は、その第2の実施形態として、図6A及び図6Bに示すように、挟み部403の把持部本体401に対向する面に、複数の突起部411が形成されている。本実施形態では、挟み部403の平面上に6個の半球状の突起を設けている。
一方、把持部本体401の挟み部403に対抗する面には、図6A及び図6Bに示すように突起は設けておらず、シリコーン樹脂からなる被覆膜を設けて医療用処置具405の滑り止めとしている。これにより、把持部400に把持される医療用処置具405は、挟み部403の突起と把持部本体401の被覆膜によって確実に保持される。
また、把持部400は、図6Bに示すように、挟み部403の操作部404外面にワイヤ操作手段500による張力の付与又は解除を制御する制御スイッチ412を備えており、制御スイッチ412には多関節体300内に挿通される導線413が接続されている。制御スイッチ412は、本実施形態では解放時が「開」となり、押された際に「閉」となる。
また、把持部400は、その第3の実施形態として、図7Aに示すように、多関節体300の先端に接続される操作部414と、操作部414の先端に開閉自在に設けられた半円筒状のクリップ部材415、416とを備えている。また、操作部414には、クリップ部材415、416の開閉スイッチ417と、ワイヤ操作手段500による張力の付与又は解除を制御する制御スイッチ418とを備えている。制御スイッチ418は、図示しない導線により多関節体300に接続されており、図6Bに示すスイッチ412と同一の機能を備えている。
また、クリップ部材415、416はその内面に、長さ方向に延在する複数のローラ419を備えている。ローラ419は、例えばシリコーン樹脂等からなるものを用いることができる。このローラ419は、自身の軸を中心として回転自在にクリップ部材415、416に保持されている。
図7Aに示す把持部400によれば、開閉スイッチ417を操作してクリップ部材415、416を開閉することにより、図7Bに示すように、内視鏡等のような円柱状の側面を有する医療用処置具405をクリップ部材415、416により着脱自在に把持することができる。このとき、把持部400はクリップ部材415、416の内面に複数のローラ419を備えているので、医療用処置具405をクリップ部材415、416に把持させたまま回動させることができる。
なお、把持部400では、術者は開閉スイッチ417と制御スイッチ418とを同時に押すことができるような配置となっている。
また、把持部400は、開閉スイッチ417を別個に設けず、制御スイッチ418によりクリップ部材415、416の開閉と、ワイヤの張力の調整とを同時に行えるようにしてもよい。この場合、例えば、制御スイッチ418は深さを変えて2段階に作動するようにし、浅く1段階目まで押されたときにはワイヤ操作手段500による前記第1の張力を解除し、深く2段階目まで押されたときにはクリップ部材415、416の開閉を行う構成とすることができる。
多関節体300の基端部320は、その第1の実施形態として図8に示すように、一方に連結子301が接続され、連結子301と反対側にロッド321と、ロッド321より小径の頸部322とを介して、角棒形状の係合部材323が接続されている。係合部材323は、一方の側面では頸部322と同一の幅を備えているが、ロッド321及び頸部322の長さ方向に対し直交する方向に90°回転させた側面では、図8に仮想線示するように、頸部322より幅が大きくなって逆T字状を呈するようになっている。
基端部320には、連結子301の内部に挿通されているワイヤ(図示せず)の端部が係止されており、底面にはロッド321を挟んで1対の電極板324が設けられている。電極板324は図示しない導線により、制御スイッチ412又は制御スイッチ418に接続される一方、所定の抵抗を有する図示しない抵抗体により互いに接続されている。
多関節体300の基端部320の第1の実施形態に対応するワイヤ操作手段500は、ハウジング501内にロッド321が挿通可能な第1の接続孔部502と、接続孔部502の下方で係合部材323が挿入可能な断面視長方形の第2の接続孔部503とを備え、接続孔部503はその底部で係合部材323が回転可能な大径の空洞部504に連通している。なお、図8では第2の接続孔部503は、係合部材323の側面が頸部322と同一の幅を備える状態で、係合部材323が挿入可能な側面を示している。また、ハウジング501の上面には、1対の電極端子505が電極板324と接触可能な位置に設けられている。
多関節体300の基端部320の第1の実施形態によれば、対応するワイヤ操作手段500に対し、図8に矢示するように、係合部材323が第1の接続孔部502及び第2の接続孔部503を介して空洞部504まで挿入される。そして、この状態で、係合部材323をロッド321及び頸部322の長さ方向に対し直交する方向に90°回転させると、図9に示すように、係合部材323が第2の接続孔部503の底部に係合される。
また、電極板324が電極端子505に接続され、制御スイッチ412又は制御スイッチ418とワイヤ操作手段500とが電気的に接続される。このとき、1対の電極板324を接続する抵抗体には微小電流が流れるので、図示しない制御手段が前記微小電流を検知することにより、基端部320に係止されたワイヤを駆動し、多関節体300に張力が付与される。
また、多関節体300の基端部320は、その第2の実施形態として図10に示すように、中空円筒状であり、ロッド321と、ロッド321より小径の頸部322を介して、先端部ほど小径の円錐台形状の係合部材325が接続されている。
ロッド321及び頸部322は互いに連通する中空部326、327を備えており、中空部326は基端部320の中空部328に連通し、中空部328はさらに連結子301内部の貫通孔(図示せず)に連通している。
また、中空部327は係合部材325の先端に開口する穴部329に連通しており、連結子301内部の空洞部に挿通されるワイヤ330は、中空部328、326、327を介して穴部329内まで延在している。穴部329は中空部327より大径であって、穴部329と中空部327との間に形成される段差に、ワイヤ330の端部に設けられた係止部331が係止される。
基端部320のロッド321側の端面には、ロッド321を挟んで1対の電極板332が設けられており、電極板332は基端部320内部で、制御スイッチ412、418から伸びる導線333に接続されている。また、1対の電極板332は、基端部320内部で所定の抵抗を有する抵抗体334により互いに接続されている。
多関節体300の基端部320の第2の実施形態に対応するワイヤ操作手段500は、ハウジング506内に設けられたエアシリンダ507を備え、エアシリンダ507のロッド508の先端に設けられた基台509に軸支された1対の係止部材510を備えている。エアシリンダ507は、図示しない制御装置により作動が制御される。
ハウジング506は、基台509の上方に多関節体300の係合部材325が挿入される貫通孔511を備えており、係止部材510は貫通孔511の下方に設けられる。1対の係止部材510は、先端に係合部材325を係止する爪部512が互いに対向するように設けられており、軸513に介装される図示しないバネにより、爪部512が対向する方向にそれぞれ付勢されている。
また、係止部材510は、軸513に対して爪部512と反対側に延びるレバー514を前記バネの付勢力に抗して互いに近接する方向に移動させることにより、1対の爪部512による係止部材510の係止を解除することができる。
なお、図10及び図11では、ハウジング506の手前側の板部材を取り除いた形の図にしており、レバー514はハウジング506の外部にあるが、その他の部材はハウジング506の内部に収納されている。
また、ハウジング506には1対の電極端子515が埋設されており、電極端子515は貫通孔511の両側の電極板332に接触可能な位置にその先端部が露出されている。電極端子515は導線516により前記制御装置に接続されている。
多関節体300の基端部320の第2の実施形態によれば、図11に示すように、対応するワイヤ操作手段500に対し、多関節体300の係合部材325をハウジング506の貫通孔511に挿入することにより、多関節体300の基端部320をワイヤ操作手段500に装着する。
このとき、係合部材325を貫通孔511に挿入すると、前記円錐台形状の係合部材325により爪部512が一旦前記バネの付勢力に抗して押し拡げられるが、係合部材325が爪部512の下方まで挿入されると爪部512が前記バネの付勢力により頸部322に係止される。
同時に、基端部320のロッド321側の端面が、ハウジング506の貫通孔511を備える端面に当接され、1対の電極板332が1対の電極端子515に接触し、制御スイッチ412、418とワイヤ操作手段500とが電気的に接続される。このとき、1対の電極板332を接続する抵抗体334には微小電流が流れるので、前記制御手段は前記微小電流を検知して、エアシリンダ507を作動させ、ロッド508を僅かに後退させることによりワイヤ330を駆動し、多関節体300に張力が付与される。
次に、本実施形態の医療用処置具把持具1の作動について説明する。
医療用処置具把持具1の使用に当たっては、まず、多関節体300の基端部320をワイヤ操作手段500に装着する。
このとき、例えば、図10及び図11に示す形態では、1対の電極板332が1対の電極端子515に接触し、1対の電極板332を接続する抵抗体334に微小電流が流れると、前記制御手段が前記微小電流を検知して、エアシリンダ507を作動させ、ロッド508を僅かに後退させる。
このようにすると、爪部512に係止されている係合部材325が僅かにエアシリンダ507方向に移動させられ、ワイヤ330に多関節体300の動きを完全に抑制するよりも小さな張力(第2の張力)が付与される。この結果、基端部320をワイヤ操作手段500に装着する以前は自由であった多関節体300の動きが制限される。
また、把持部400における制御スイッチ412、418が押されていない状態ではスイッチは「閉」となっている。前記制御手段がこれを検知すると、エアシリンダ507を制御して爪部512に係止されている係合部材325を下方に移動させ、ワイヤ330に多関節体300の動きを完全に抑制する張力(第1の張力)を付与する。これにより、多関節体300の動きが抑制され、その姿勢が固定される。
この状態から、術者が多関節体300を所望の位置に移動させたい場合は、操作部404に設けられている制御スイッチ412、418を押す。すると、制御スイッチ412、418が開となり、所定の猶予時間、例えば0.5〜2秒経過後に前記制御手段によりワイヤ330が第2の張力となるように制御される。
この状態では、多関節体300の動きはワイヤ330に対する第2の張力によって多少制限されているが、術者は多関節体300を所望の位置及び姿勢に変更することが可能となる。また同時に、術者は把持部400を多関節体300の軸方向に対して回動させることも可能となる。
このとき、術者の指は把持部400の制御スイッチ412、418を押した状態であり、その指でさらに操作部404を強くつまむと、把持部本体401と挟み部403との間を広げることができ、内視鏡等の医療用処置具405を挟むことができる。
次に、術者が医療用処置具405を所望の位置にセットした後、制御スイッチ412、418から指を離せば、制御スイッチ412、418は閉となる。これにより、前記制御手段は、エアシリンダ507を作動させて爪部512に係止されている係合部材325を下方に移動させ、ワイヤ330に多関節体300の動きを完全に抑制する張力(第1の張力)を付与する。
本実施形態では、把持部400に凹溝407、408、409、410を設け、或いは、挟み部403に6個の突起部411を設けているため、術者は、医療用処置具405の角度を自由に変更できるようになっている。
また、多関節体300が前記本来所望の姿勢に固定された後、姿勢を変更する必要があるときには、術者は制御スイッチ412、418を押す。すると、所定の猶予時間後に前記制御装置によりエアシリンダ507が作動され、ロッド508前進させられてワイヤ330による前記第1の張力が解除されて第2の張力となるので、多関節体300を動かしてその姿勢を変更することができる。
このように、本実施形態では、前記第1の張力が解除されたときにも、前記第2の張力は付与されており、多関節体300の動きは完全に自由にはならないようになっている。よって、術者の意に反して多関節体300が緩むことがない。
また、制御スイッチ412、418が単に押されただけではエアシリンダ507は作動されず、前記所定の猶予時間の後に作動するので、術者が誤って制御スイッチ412、418に触れた場合には前記第1の張力が解除されることがない。
なお、図6A及び図6Bに示す形態では、把持部400において、突起部411を把持部本体401の挟み部403に対向する面に設けてもよく、双方の面に設けてもよい。さらに、把持部本体401と挟み部403とは、互いに対向する面にシリコーン樹脂等の被覆膜により滑り止めを施してもよい。
また、制御スイッチ412、418の他に、同様の機能を有するスイッチを、例えばハウジング506等にさらに設けてもよい。このように、スイッチを複数の箇所に設けることにより、術者の状況に応じていずれのスイッチも利用することができるので、さらに使い勝手がよくなる。
また、本実施形態の医療用処置具把持具1では、前記制御装置が抵抗体334による微少電流を検知したときにワイヤ操作手段500により前記第2の張力を付与するようにしている。
しかし、これに代えて、例えば、基端部320の中空部328にロッド321を係合部材325方向に付勢するスプリング(図示せず)を配置し、ワイヤ操作手段500による前記第1の張力が解除されたときには、前記スプリングにより前記第2の張力が付与されるようにしてもよい。
また、本実施形態の医療用処置具把持具1では、ワイヤ操作手段500にエアシリンダ507を用いているが、電導モータ等を用いてもよい。
また、本実施形態の医療用処置具把持具1は、図12に示すように、スタンド200の先端部に複数の多関節体300を備え、各多関節体300に医療用処置具405を把持させて患者600に処置を施す際に、スタンド200の先端部に位置センサ201を設け、患者600の処置を行う部分との距離を測定するようにしてもよい。このようにするときには、位置センサ201の検知結果に従って、スタンド200の先端部を上下させることにより、医療用処置具405と患者600の処置を行う部分との距離を適切な距離に維持することができる。
1…医療用処置具把持具、 300…多関節体、 301…連結子、 330…ワイヤ、 400…把持部、 405…医療用処置具、 412、418…スイッチ。

Claims (9)

  1. 多数の連結子が互いに係合されて連結された多関節体と、前記多関節体の先端に設けられ医療用処置具を着脱自在に把持する把持部と、前記把持部による前記医療用処置具の着脱操作を行う操作部と、前記各連結子に挿通されて一端が前記多関節体の先端部に固定されたワイヤと、前記ワイヤの他端に着脱自在に接続されるワイヤ操作手段とを備え、
    前記ワイヤ操作手段によって前記ワイヤに第1の張力を付与することにより前記各連結子を密着させて多関節体の動きを抑制可能であり、前記第1の張力を解放することにより前記各連結子の密着を弛緩させて前記多関節体の動きの抑制を解除可能である医療用処置具把持具であって、
    前記第1の張力の付与と解放とを制御するスイッチを備え、前記スイッチは前記操作部による前記医療用処置具の着脱操作に連動して前記第1の張力の付与と解放とを制御することを特徴とする医療用処置具把持具。
  2. 請求項1記載の医療用処置具把持具において、前記スイッチが押された後、所定の猶予時間の後に前記第1の張力の解放を行うことを特徴とする医療用処置具把持具。
  3. 請求項1又は請求項2記載の医療用処置具把持具において、前記スイッチにより前記第1の張力が解放されたときに、前記ワイヤの張力を前記第1の張力より弱い第2の張力に保持する張力保持手段を備えることを特徴とする医療用処置具把持具。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の医療用処置具把持具において、前記多関節体は前記ワイヤ操作手段に着脱自在の基端部を備え、前記基端部が前記ワイヤ操作手段に装着されたときに、前記スイッチと前記ワイヤ操作手段とを電気的に接続する接続手段を備えることを特徴とする医療用処置具把持具。
  5. 請求項4記載の医療用処置具把持具において、前記基端部は前記ワイヤ操作手段に設けられた穴部に挿入され、該穴部内で挿入方向と直交する方向に回転させることにより該穴部に係合される第1の係合部材と、前記第1の係合部材が前記穴部に係合されたときに前記ワイヤ操作手段に設けられた1対の電極端子に接触する1対の電極板とを備え、前記1対の電極板は所定の抵抗を有する抵抗体により接続されており、前記1対の電極端子に前記1対の電極板が接触したことを検知して前記張力保持手段を作動させることを特徴とする医療用処置具把持具。
  6. 請求項4記載の医療用処置具把持具において、前記基端部は前記ワイヤ操作手段に設けられた係止部材に係合される第2の係合部材と、前記第2の係合部材が前記係止部材に係合されたときに前記ワイヤ操作手段に設けられた1対の電極端子に接触する1対の電極板を備え、前記1対の電極板は所定の抵抗を有する抵抗体により接続されており、前記1対の電極端子に前記1対の電極板が接触したことを検知して前記張力保持手段を作動させることを特徴とする医療用処置具把持具。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の医療用処置具把持具において、前記把持部は、前記医療用処置具を所定の角度に固定する複数の溝部を備えることを特徴とする医療用処置具把持具。
  8. 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の医療用処置具把持具において、前記把持部は、前記医療用処置具を所定の角度に固定する複数の突起部を備えることを特徴とする医療用処置具把持具。
  9. 請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の医療用処置具把持具において、前記把持部は、柱状の医療用処置具をその軸を中心として回動自在に把持する複数のローラを備えることを特徴とする医療用処置具把持具。
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