JP2015194903A - 外部精度管理システム - Google Patents

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昌弘 石塚
Masahiro Ishizuka
昌弘 石塚
幸恵 石原
Yukie Ishihara
幸恵 石原
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Abstract

【課題】オンライン外部精度管理システムを提供する。
【解決手段】インターネットを利用して2つ以上のカテゴリーの測定値を処理する外部精度管理システムにおいて、専用のログイン画面を表示させる表示手段と、検査データを入力する入力手段と、入力された検査データを演算する演算手段と、演算されたデータに特定のデータ処理を施すデータ処理手段と、データ処理が施されたデータを出力する出力手段、が測定カテゴリー毎に独立していることを特徴とする外部精度管理システムを提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、臨床検査データの精度管理に関するものであり、特にインターネットを利用したオンラインの外部精度管理に関するものである。
生化学検査や免疫血清検査などでは、測定値の信頼性を確認するために精度管理が行われている。一般に、精度管理には、内部精度管理と外部精度管理(サーベイとも称される)との2種類がある。内部精度管理の目的は、病院や検査センターなど、あるひとつの施設内における測定値の精密度や正確度を既知濃度の試料を用いて確認することである。さらに、実施頻度は、基本的に測定毎の高い頻度で精度が管理されている。
一方、外部精度管理は、測定値の施設間差を確認するために検査薬の製造メーカーあるいは地域の医師会や技師会等が主体となって実施される。その実施頻度は一年に1回から数回程度であり、内部精度管理に比べると実施回数は少ない。
精度管理は多数のデータを統計処理するルーチンワークであるため、早い時期からコンピュータが利用されてきた。例えば、複数の測定項目について統計処理を行い、結果を記録/表示するような内部精度管理プログラムを内蔵した自動分析装置は周知である。
また、インターネットの普及に伴って、近年では精度管理処理そのものを外部で実施するサービスも出てきている。具体的には自動分析装置と外部の精度管理サーバーを通信回線で接続し、データや統計処理結果を送受信するものである。ただし、病院や検査センターの自動分析装置が接続されたネットワークは、通常、患者の個人情報保護の観点から外部のネットワークから切り離されている。したがって、精度管理用データの通信用に専用回線を準備する必要がある。通信用に専用回線を導入することはコストがかかるが、実施頻度が高い内部精度管理ではあまり問題にならない。しかし、年に数回しか実施しない外部精度管理においては、専用回線を導入は採算性の点で大きな問題となる。
例えば、特許文献1や特許文献2では、複数の方法で精度管理をする方法が開示されている。
特開2007−248088号公報 特許第4746471号
外部精度管理においては、処理の迅速化・効率化が課題であるが、実施頻度が低いために専用の通信回線の利用は採算性の面で問題がある。
同様に精度管理システムの構築にあたっても、実施頻度の点からできるだけ低コストでのシステム構築が求められている。すなわち、精度管理の集計作業において複数のカテゴリーのデータを取り扱うにあたって、ユーザーの選択に応じた画面を表示したり、内部で処理を分岐させたりすることは、システムを複雑化させて開発コストの上昇を招くことになる。
本発明は以下の発明からなる。
(1)インターネットを利用して2つ以上のカテゴリーの測定値を処理する外部精度管理システムにおいて、専用のログイン画面を表示させる表示手段と、検査データを入力する入力手段と、入力された検査データを演算する演算手段と、演算されたデータに特定のデータ処理を施すデータ処理手段と、データ処理が施されたデータを出力する出力手段、が測定カテゴリー毎に独立していることを特徴とする外部精度管理システムを提供する。
(2)測定カテゴリー毎に異なるログインパスワードが配布されることを特徴とする(1)の外部精度管理システム。
(3)測定カテゴリー毎に異なるログインIDおよびログインパスワートが配布されることを特徴とする(1)の外部精度管理システム。
(4)外部精度管理の実施時期が重なり合わないことによって独立していることを特徴とする(1)の外部精度管理システム。
本発明の一態様によれば、測定カテゴリー毎に独立したシステム構成とすることで、開発コストや運用コストを抑えることができる。
本発明の別の一態様によれば、病院の検査部門や検査センターでは、測定カテゴリー毎に担当者が異なることや、外部精度管理の実施頻度が低いことを考慮すると、ユーザーの入力負担を減らすことができる。
本発明の更に別の一態様によれば、複数の担当者がログインIDとログインパスワードを共有することもないので、高いセキュリティを確保することができる。すなわち、測定カテゴリー毎に独立したログインIDとログインパスワードを使用するので、他のユーザーが、測定カテゴリーの違う情報を誤って入力したり閲覧したりすることはできない。よって、本発明のシステムは、高いセキュリティを確保することができる。
本発明の他の目的、特徴及び利点は添付図面に関する以下の本発明の実施例の記載から明らかになるであろう。
本発明の一実施例による外部精度管理システムの全体構成図を示す。 本発明の一実施例による外部精度管理システムの機能ブロック図を示す。 本発明の一実施例による外部精度管理のデータ処理を説明するためフローチャートを示す。 本発明の一実施例によるログイン時の表示画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例によるデータ入力画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例によるデータ出力画面(精度管理報告)の一例を示すヒストグラムの図である。 本発明の一実施例によるデータ出力画面(精度管理報告)の一例を示すツインプロット図である。 本発明の一実施例によるデータ出力画面(精度管理報告)の一例を示す結果管理図である。
図1は、本発明の一実施例による外部精度管理システム1の全体構成図を示す。特に、図1(a)は、外部精度管理システム1が、インターネットを介したサーバ・クライアントシステムの例を示す。外部精度管理システム1は、ひとつの外部精度管理サーバー100と、ネットワーク110と、ひとつ若しくは複数の端末120(120−1、120−2、...、120−m(mは自然数))を備える。外部精度管理サーバー100は、ネットワーク110を介して端末120と接続されている。
なお、本実施例において、ネットワーク110は、いわゆる汎用のインターネットの例を用いて説明するが、別の実施例として、専用の回線を用いてもよい(図示省略)。
図1(a)では、1台の外部精度管理サーバーを用いた例を説明したが、別の実施例として、図1(b)のように、複数の外部精度管理サーバー(100−1、100−2、...、100−n(nは自然数))を用いてもよい。また、ある1台の端末と外部精度管理サーバーとの間で、接続を確立してデータを送受信する際には、データを暗号化してもよい。この場合において、通信上のセキュリティを更に高めるために、異なる外部精度管理サーバーとデータを送受信する際には、異なる暗号化を用いてもよい。
以下、ユーザーが端末でデータを手入力する例を説明するが、別の実施例として、端末の代わりに、測定機器を直接外部のネットワーク110に接続する構成により、外部精度管理サーバーとデータ通信をしてもよい。
図2(a)(b)(c)は、それぞれ、本発明の一実施例による外部精度管理システム1を、機能ブロック図で示す。図2(a)は、便潜血検査の外部精度管理システムの例を示し、図2(b)は、尿検査の外部精度管理システムの例を示し、図2(c)は、免疫血清検査の外部精度管理システムの例を示す。
なお、以下の説明においては、外部精度管理サーバー100が1台の場合の実施例を示す。
外部精度管理サーバー100(100−1、100−2、...)は、ログイン入力部210(210−1、210−2、...)と、記憶領域230(230−1、230−2、...)と、演算部240(240−1、240−2、...)と、データ出力部260(260−1、260−2、...)を備える。記憶領域230は、入力データ蓄積部220(220−1、220−2、...)と処理後データ蓄積部250(250−1、250−2、...)を備える。
端末120(120−1、120−2、...)の具体的な構成は省略するが、例えば、インターネットに接続でき、ウェブブラウザなどのアプリケーションが使用できる汎用のパーソナルコンピュータを用いてもよい。さらに、端末120は、ネットワーク110を介して、外部精度管理サーバー100に接続されている。
端末120は、外部精度管理サーバーのログイン入力部210を介して、専用のログイン画面を表示して、ユーザーに対して、ログインを促す処理を実施する。このとき、ログイン入力部210からログインIDおよびログインパスワードが入力されると、端末は、当該測定カテゴリーに対応した外部精度管理サーバーに接続する処理を実施する。ここで、ログインIDおよびログインパスワードは、外部精度管理サーバーを介して測定カテゴリーに対応している。
ログイン入力部210は、端末120から送信されてきたログインIDとログインパスワードに基づいてユーザーを認証する処理を実施する。なお、認証が成功したか否かを、外部精度管理サーバーがログイン入力部200に知らせてもよい。
ここで、測定カテゴリーとは、例えば、生化学検査、免疫学的検査、細菌学的検査のような検査分野に基づくカテゴリーや、血液(血清)、尿、喀痰、便のような検体種別に基づくカテゴリーなどを意味する。
ログイン処理部210が、端末のログイン入力部200から入力されたログインIDやログインパスワードに基づいて、ユーザーを認証した後、外部精度管理サーバー100は、当該外部精度管理サーバーが担当する検査専用(測定カテゴリー)のデータ処理を実施することができる。
外部精度管理サーバーが測定カテゴリー毎に複数あるときは、ユーザーは、担当する測定カテゴリーの外部精度管理システムを選択した上で、ログインを実施する。
記憶領域230の入力データ蓄積部220は、端末120から入力された個々のデータを取得し、蓄積する。
演算部240は、蓄積された入力データを入力データ蓄積部220から受けとり、測定カテゴリーに応じた前処理を実施する。ここで、前処理とは、例えば、1回の測定で得られた複数のデータの平均値を計算したり、標準偏差を計算したりすることである。さらに、個々の入力データが、許容範囲内にあるか否かを判定してもよい。前処理の詳細は、図3を使って、後述する。
前処理された入力データは、演算部240から記憶領域230の処理後データ蓄積部250へ送信されるのではなく、記憶領域230の別の部分(例えば、入力データ蓄積部220とは異なる部分)に再度蓄積させてもよい。そして、所定のデータ(計算結果)が所定の数(所定の測定回数)だけ揃ったときに、一群のデータとして、入力データ蓄積部220から演算部240へ送信する構成でもよい。
演算部240は、入力データ蓄積部220から、前処理された一群のデータを受信すると、これらの一群のデータを基に、特定の計算処理(例えば、統計処理)を実施する。
データ後処理部250は、演算部240から受信したデータ(計算処理結果)に基づいて、ヒストグラムやTwinPlotなどのグラフや表などを作成するための処理を実施する。
データ出力部260は、データ後処理部からのデータに基づいて表示データを作成する。
端末120が、http(hyper text tranfer protocol)でアクセスすることにより、当該データ出力部260で処理が施された表示データを端末120のウェブブラウザ上で表示させることができる。
本実施例において、図2(a)(b)(c)の違いは、各検査専用(測定カテゴリー毎)の記憶領域230を有していることである。すなわち、図2(a)における便潜血検査専用の記憶領域、図2(b)における尿検査専用の記憶領域、図2(c)における免疫血清検査専用の検査領域の違いである。本実施例においては、記憶領域230に、測定カテゴリー毎のデータが蓄積されることを説明したが、さらに、記憶領域230に、測定カテゴリー毎に必要となる計算プログラムや数値などが記憶されており、必要に応じて演算部240に読み込み可能なように構成されていてもよい。
なお、本実施例の機能ブロック図で示した個々の処理については、サーバーの中に設けられた(1つ又は複数の)プロセッサーによって実行されてもよく、機能ブロックに設けられたプロセッサーによって実行されてもよい。
図3は、本発明の一実施例による外部精度管理のデータ処理を説明するためフローチャートである。
図4は、本発明の一実施例によるログイン時の表示画面の一例を示す図である。
図5は、本発明の一実施例によるデータ入力画面の一例を示す図である。
以下、図3、4、5を参照しながら、本実施例における外部精度管理におけるデータ処理を説明する。
S310において、端末は、例えば図4(a)のような画面を表示して、ユーザーにログインIDとログインパスワードの入力を促す。ユーザーは、測定カテゴリー毎に独立したログインIDとログインパスワードを入力してログインをする。
S320において、外部精度管理サーバーは、端末経由で入力されたログインIDとログインパスワードを認証する。
1つの外部精度管理サーバーが、複数の測定カテゴリーを実施する場合には、その認証したIDに基づいて、測定カテゴリーを決定する。このときに、決定した測定カテゴリーを、外部精度管理サーバーから、当該端末へ知らせてもよい。
検査の現場では、検査の測定カテゴリー毎に担当者が異なることが多いので、ログインIDとログインパスワードは、測定カテゴリー毎に異なるものをそれぞれ個別に割り当ててもよい。別の実施例として、ひとつのログインIDに、測定カテゴリー毎に異なるログインパスワードを割り当ててもよい。ログインIDやパスワードを管理する管理人から見れば、複数のログインIDを割り当てるよりも簡便であり、ユーザーから見れば、複数のログインIDを管理する必要がないので、ユーザーの利便性が向上する。
ここで、ユーザーは、希望する処理の測定カテゴリーに応じたログインIDやログインパスワードを用いて、ログインをすることにより、ユーザーが希望する処理の測定カテゴリー(便潜血検査、尿検査、免疫血清検査、微生物の薬剤感受性検査など)を選択することができる。すなわち、ログインをしてから、ユーザーが希望する測定カテゴリーを選択する構成ではないので、ログインしてからデータの入力・処理・出力まで一貫した操作が実現できることになる。よって、ユーザーの使い勝手が向上するだけでなく、高いセキュリティ(安全性)も確保することができる。
以下、後述する説明においては、便潜血検査、尿検査、免疫血清検査を用いた実施例を説明する。
S330において、端末は、図5(a)で示すように、測定カテゴリーに応じた入力項目を表示する。
ここで、入力項目とは、例えば、試薬の名称、測定装置、測定結果などである。図5(a)においては、試料の種類に応じて、複数の入力画面を用意してもよい。試料の種類とは、例えば、高い値がでる試料(高濃度試料)や低い値がでる試料(低濃度試料)である。精度管理において測定する試料は、各測定項目の測定範囲に応じて濃度の異なる試料が複数作製される。通常2〜3段階の濃度の試料を測定して精度管理を実施することが多い。
S330の別の実施例として、図5(b)で示すように、例えば、CSV(Comma Separated Value)形式のように、カンマで区切りながら、必要となるデータをそのまま入力するような構成でもよい。
また、入力画面の任意入力項目として、意見・要望欄のような項目をもうけてもよい。
S340において、測定カテゴリーに応じた前処理を実施する。例えば、1回の測定で得られた複数のデータの平均値を計算したり、標準偏差を計算したりする。
外部精度管理は、測定値が操作されることを防ぐためにブラインドで実施される。すなわち、配布される試料の設定値は実施施設側に知らされない。S350において、前処理を実施したことにより得られた計算結果(平均値や標準偏差など)が、設定された範囲内にあるか否かを判断する。ここで、試料の設定値は、配布する前の測定により、平均値や標準偏差が予め決定されている。
計算結果が所定の範囲内にあるときには、演算処理S360へ計算結果を送信する。ここで、計算結果を、演算処理S360へ直接送信するのではなく、記憶領域に蓄積しておき、所定のデータ(計算結果)が所定の数(所定の測定回数)だけ揃ったときに、一群のデータとして、演算処理S360へ送信する構成でもよい。これは、外部精度管理では、同じ測定を複数回実施するからである。
一方、計算結果が所定の範囲外のときには、演算処理S360へ計算結果を送信せずに、入力データにエラーがあること(測定機器が異常であること)を、管理者に知らせるなどのエラー処理を実施する(S400)。さらに、S400では、外部精度管理システムの管理者(例えば、試料を提供する企業)には、入力データの内容も知らせて、当該管理者が、その入力されたデータが本当に異常かどうかを確かめられるような構成でもよい。
S360において、前処理された一群のデータを受信すると、これらの一群のデータを基に、所定の計算処理(統計処理など)を実施する。
S390において、特定の計算処理の結果、所定の範囲内にあるか否かを判定する。計算結果が所定の範囲内にあるときには、後処理S380へ計算結果を送信する。一方、計算結果が所定の範囲外にあるときには、後処理380へ計算結果を送信せずに、入力データにエラーがあること(外部精度管理の機器が異常であること)を、管理者に知らせる。さらに、管理者には、演算部で実施した統計処理などの計算結果も知らせて、当該管理者が、その入力されたデータや統計処理された計算結果が本当に異常かどうかを確かめられるような構成でもよい。
なお、S350では、1回の測定で得られた個々のデータに異常があるか否かを判定しており、S370は、複数回の測定で得られた一群のデータに異常があるか否かを判定している。
S390において、一群のデータをウェブブラウザなどで表示できる出力形式に変換して、端末から要求があったときには、要求された内容に基づくデータを出力して、終了する(S410)。
次に、本発明の一実施例における測定カテゴリー毎のデータ処理の一例を示す。
測定カテゴリーが便潜血検査の場合を説明する。ログイン画面からログインすると、測定カテゴリーが便潜血検査のときに必要となる入力データ項目が表示される。ここでは、試薬や装置情報の入力が求められる。ユーザーは、指定されたデータ項目に沿って、データを入力する。
次に、便潜血検査の測定結果を入力する。例えば、ヘモグロビンの高濃度試料を三重測定したデータを2日分入力する(n=6)。低濃度試料のデータについても同様に入力する。
これらのデータの入力が終了すると、確認画面が表示されてもよい。ユーザーは、入力されたデータに誤りがないことを確認して、保存ボタンを押し、送信ボタンを押す。この操作により、入力されたデータは外部精度管理サーバーへ送信されることにより、特定のデータ処理が施される。
外部精度管理サーバーは、ユーザーからのデータを受信すると、特定のデータ処理をおこなう。ここでは、例えば、統計一覧やヒストグラム、さらに、施設管理グラフを作成するにあたって、必要なデータ処理をおこなう。
外部精度管理サーバーは、図1に示すように、複数の端末(ユーザー)とインターネットを介して接続されている。全て若しくは予め決められた(ひとつまたは複数の)端末からデータを収集した場合に、または、所定の締め切り時間を過ぎた場合に、全てのデータを処理してもよい。その場合において、その集計結果が完成したときに、個々の端末(ユーザー)に知らせて、個々の端末(ユーザ)は、ウェブブラウザで集計結果を閲覧できるような構成でもよい。
次に、測定カテゴリーが尿検査の場合を説明する。ログイン画面からログインすると、測定カテゴリーが尿検査のときに必要となるデータ入力項目が表示される。ここでは、試薬や装置情報の入力が求められる。ユーザーは、指定されたデータ入力項目に沿って、データを入力する。
次に、尿検査の測定結果を入力する。ここでは、3項目(例えば、蛋白、ブドウ糖、潜血)を各1回入力する。さらに、当該データを2濃度分入力する。
これらのデータの入力が終了すると、確認画面が表示されてもよい。ユーザーは、入力されたデータに誤りがないことを確認して、保存ボタンを押し、送信ボタンを押す。この操作により、入力されたデータは外部精度管理サーバーへ送信されることにより、特定のデータ処理が施される。
外部精度管理サーバーは、ユーザーからのデータを受信すると、特定のデータ処理をおこなう。ここでは、例えば、期待値一覧やヒストグラムを作成するにあたって、必要なデータ処理をおこなう。
これ以外は、上述した測定カテゴリー便潜血検査の実施例と同様であるので、説明を省略する。
測定カテゴリーが免疫血清検査の場合を説明する。ログイン画面からログインすると、測定カテゴリーが免疫血清検査のときに必要となる入力データ項目が表示される。ここでは、試薬や装置情報の入力が求められる。ユーザーは、指定されたデータ項目に沿って、データを入力する。なお、試薬を使用する際には、単一ロットのものを使用するのが好ましい。
次に、免疫血清検査の測定結果を入力する。ここでは、任意の項目(例えば、IgG、IgA、IgM、C3、C4、CRP、ASO、RF、β―M、α―M、FER、IgE、Cys―G、PGI、PGIIなどの15項目)を各々三重測定行い、その平均値を入力データとする。さらに、当該データを2濃度分入力する。
これらのデータの入力が終了すると、確認画面が表示されてもよい。ユーザーは、入力されたデータに誤りがないことを確認して、保存ボタンを押し、送信ボタンを押す。この操作により、入力されたデータは外部精度管理サーバーへ送信されることにより、特定のデータ処理が施される。
外部精度管理サーバーは、ユーザーからのデータを受信すると、特定のデータ処理をおこなう。ここでは、例えば、統計一覧やツインプロットを作成するにあたって、必要なデータ処理をおこなう。
これ以外は、上述した測定カテゴリー便潜血検査、尿検査の実施例と同様であるので、説明を省略する。
本実施例の外部精度管理において、外部精度管理サーバーが1台の場合は、測定カテゴリーに応じた処理が行えるように構成されている。すなわち、外部精度管理サーバーは、測定カテゴリーの要求を端末から受け取ると、外部精度管理サーバー側のデータ処理時に必要となるデータ、計算式、プログラムなどを、必要に応じて、外部精度管理サーバーの記憶部(図示せず)などから読み込み、入力データ処理部220、演算部230、データ後処理部240などに送るように構成されている。
上述した構成は、測定カテゴリーの数よりも外部精度管理サーバーの数が少ないときも適用可能である。すなわち、外部精度管理サーバーにおける外部精度管理の実施時期が重なり合わず独立しているので、測定カテゴリーの数よりも少ない数の外部精度管理サーバーであっても、個々の外部精度管理サーバーのアイドリング期間を少なくすることができ、効率よく外部精度管理をおこなうことができる。
例えば、あるネットワークに1つの外部精度管理サーバーと複数の端末が接続された外部精度管理システムにおいて、特定の期間だけ特定の測定カテゴリーの外部精度管理を実施してもよい。例えば、1年のうちで、1月から4月までは便潜血検査の外部精度管理を、5月から8月までは尿検査の外部精度管理を、9月から12月までは免疫血清検査の外部精度管理を、それぞれ独立に実施するような場合である。
このように、ひとつの施設等において、個々の測定カテゴリーの外部精度管理は、年に1回程度(多くとも年に数回)実施されればよい。このように、互いに異なる外部精度管理の実施時期が重なり合わないように外部精度管理システムを構成してもよい。
本実施例では、ユーザーが端末からログインをして、外部精度管理サーバーが特定の処理を実施することによって、データ処理の結果が端末に表示される例を説明したが、例えば、ユーザーが、過去の測定結果を確認したい場合や、外部精度管理サーバーでの入力データの処理に時間を要する場合などは、ログイン入力部からログインが成功した直後に、過去の測定結果が閲覧できるような画面を表示させておき、この画面から任意の年度(実施回)を選択することにより、その選択された測定結果を表示するような構成でもよい。
図6は、本発明の一実施例によるデータ出力画面(精度管理報告)の一例を示す図である。精度管理報告とは、ひとつまたは複数の端末から送信されたデータを集計したり特定の処理をしたりすることによって得られた結果に基づくグラフなどである。
外部精度管理サーバーで上述したようなデータ処理が終了すると、ユーザーは、外部精度管理サーバーでデータ処理の結果(結果報告書)をウェブブラウザ上で確認することができる。これにより、ユーザーは、迅速に、測定結果を閲覧することができる。
確認報告書の表示例としては、便潜血検査や尿検査のヒストグラム、免疫血清検査のツインプロットなどである。また、過去のデータも表示させながら施設内の傾向を把握できる施設別管理グラフを表示させてもよい。
また、ウェブブラウザ上で確認したデータは、ユーザーの操作により、ダウンロードできる構成でもよい。
特に、図6(a)(b)(c)は、外部精度管理の結果報告書の一例として、便潜血検査に関するグラフを示している。
図6(a)は、ヒストグラムを示しており、全施設の測定値をプロットし、参加施設個別の測定値を特定のプロット(601、602、603、604)で示している。
図6(b)は、ツインプロット(TwinPlot)を示しており、2種類の試料の測定値(左図)または標準偏差からのずれ(右図)をそれぞれXとYにしてプロットしてある。このようにプロットすることにより、複数の測定機器での測定値の傾向を比較することができる。例えば、図6(b)を見ると、ある施設においては、測定機器A(例えば、OCセンサーDIANA:登録商標)は試料Aの測定値のバラツキが大きいとか、測定機器B(例えば、OCセンサーio:登録商標)は試料Aの高値検体の測定値がより高めに測定されていることが理解できる。
図6(c)は、結果管理図を示しており、各施設の過去の測定結果をプロットしている。試料の測定値は毎回少しずつ違うので、百分率で表示している。なお、全施設の平均値が100%になる。例えば、図6(c)を見ると、この施設は第2回のサーベイでは全施設平均よりも10%以上低い測定値であったが、その後は全施設の平均に近い測定値であることがわかる。第8回からは測定機器C(OCセンサーneo:登録商標)を新規に導入して外部精度管理に参加し、第10回からは測定機器Cをもう一台追加していることもわかる。
また、データ処理結果が正常の範囲外であるときには、図6のような出力データを表示させるのではなく、測定データが異常であることを管理者に通知する機能を追加してもよい。例えば、データ処理結果が、期待値(基準範囲)外のデータを受信したときなどである。
さらに、ユーザーに外部精度管理のデータ処理が終了した旨を知らせてもよい。
また、本実施例の外部精度管理システムにおいて、上述したような精度管理報告をする際に、新たな情報を付加してもよい。新たな情報とは、例えば、製品情報、検査情報、疾患情報などである。これにより、ユーザーの利便性が向上する。
上記記載は実施例についてなされたが、本発明はそれに限らず、本発明の精神と添付の請求の範囲の範囲内で種々の変更および修正をすることができることは当業者にとって明らかである。
1 外部精度管理システム
100 外部精度管理サーバー
110 ネットワーク
120 端末
210 ログイン入力部
220 入力データ蓄積部
230 記憶領域
240 演算部
250 処理後データ蓄積部
260 データ出力部

Claims (4)

  1. インターネットを利用して2つ以上のカテゴリーの測定値を処理する外部精度管理システムにおいて、専用のログイン画面を表示させる表示手段と、検査データを入力する入力手段と、入力された検査データを演算する演算手段と、演算されたデータに特定のデータ処理を施すデータ処理手段と、データ処理が施されたデータを出力する出力手段、が測定カテゴリー毎に独立していることを特徴とする外部精度管理システムを提供する。
  2. 測定カテゴリー毎に異なるログインパスワードが配布されることを特徴とする請求項1記載の外部精度管理システム。
  3. 測定カテゴリー毎に異なるログインIDおよびログインパスワートが配布されることを特徴とする請求項1記載の外部精度管理システム。
  4. 外部精度管理の実施時期が重なり合わないことによって独立していることを特徴とする請求項1記載の外部精度管理システム。
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